JP2000032767A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP2000032767A
JP2000032767A JP10192542A JP19254298A JP2000032767A JP 2000032767 A JP2000032767 A JP 2000032767A JP 10192542 A JP10192542 A JP 10192542A JP 19254298 A JP19254298 A JP 19254298A JP 2000032767 A JP2000032767 A JP 2000032767A
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光幸 木内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ回路に接続した負荷装置の漏洩電
流を検知する漏洩電流検知機能を有するインバータ装置
において、漏電検知時にインバータ回路を停止し電動機
などの負荷装置を停止するとともに、漏洩電流を遮断し
て使用者の感電を防止し安全性を向上する。 【解決手段】 商用電源7と、この商用電源7を整流す
る整流ダイオード5とコンデンサ6を有する整流回路1
5とを電源開閉手段18により接続し、整流回路15に
接続したインバータ回路8の出力に電動機9を接続し、
制御手段17により電源開閉手段18とインバータ回路
8を制御する。制御手段17は、零相変流器1を有する
漏電検知回路3の出力を受けてインバータ回路8を停止
するとともに、電源開閉手段18を遮断するよう構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ回路に
接続した負荷装置の漏洩電流を検知する漏洩電流検知機
能を有するインバータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインバータ装置は、イン
バータ装置とは別に漏電継電器を設けたものと、漏電検
知回路を有するインバータ装置の2種類がある。
【0003】インバータ装置とは別に漏電継電器を設け
たものは、インバータ装置を構成する電動機などの負荷
装置に漏洩電流が発生すると、インバータ装置とは別に
設けた漏電継電器が漏洩電流を検知し、インバータ装置
の動作に関係なく、すぐにインバータ装置に電力を供給
することを停止するよう構成していた。
【0004】また、漏電検知回路を有するインバータ装
置は、漏電検知回路が電動機などの負荷装置に漏洩電流
が発生したことを検知すると、インバータ回路の動作を
停止し、電動機を停止するものであり、図10に示すよ
うに構成していた。以下、その構成について説明する。
【0005】図に示すように、零相変流器1は、通常、
図11に示すように、1次側の2極の巻線に流れる電流
の差に応じて2次側に電圧を出力するものであり、おお
よそ電流差と出力電圧は比例関係である。なお、このと
きの出力電圧は、2次側巻線に並列接続された負荷抵抗
値により変化する。判定部2は、通常コンパレータやワ
ンショットマルチバイブレータなどで構成されており、
零相変流器の出力電圧が所定値より低いときはハイを出
力し、所定値を越えると一定期間ローを出力するもの
で、零相変流器1と判定部2で漏電検知回路3を構成し
ている。
【0006】整流回路4は4個のダイオードにより構成
した整流ダイオード5とコンデンサ6とで構成し、商用
電源7を全波整流し、ほとんど脈動のない直流電源をイ
ンバータ回路8に供給している。インバータ回路8は6
個のスイッチング素子により3相6石で構成されてお
り、このスイッチング素子をオンオフ制御することによ
り電動機9を駆動する。
【0007】また、整流回路4はスイッチング電源10
にも直流電源を供給し、この電源よりスイッチング電源
75は制御手段11に約15Vの直流電源を供給してい
る。制御手段11は、例えばマイクロコンピュータや、
コンパレータなどのICにより構成しおり、漏電検知回
路3が漏電を検知して信号を出力すると、その信号を受
けてインバータ回路8を構成する6個のスイッチング素
子をオフし、電動機9を停止させ、報知手段(図示せ
ず)により異常報知する。
【0008】図12は、従来のインバータ装置の他の例
を示すもので、整流回路12は整流ダイオード5と2個
の直列接続したコンデンサ13、14により、倍電圧整
流回路を構成しており、商用電源7のピーク電圧のおよ
そ倍の電位となる直流電圧をインバータ回路8に供給し
ている。それとともに、低電位側のコンデンサ14より
スイッチング電源10に直流電源を供給している。
【0009】制御手段11は、図10に示す従来例と同
様に、例えばマイクロコンピュータや、コンパレータな
どのICにより構成しおり、漏電検知回路3が漏電を検
知して信号を出力すると、その信号を受けてインバータ
回路8を構成する6個のスイッチング素子をオフし、電
動機9を停止させ、報知手段(図示せず)により異常報
知する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のイン
バータ装置においては、インバータ装置とは別に漏電継
電器を設けたものでは、漏洩電流を検知した場合、漏電
継電器によりインバータ装置が動作しているかどうかに
関わりなく、すぐにインバータ装置に電力を供給するこ
とを停止するため、電動機などの負荷装置を制御する電
子回路に過電圧などが加わり、故障の原因になるという
問題を有していた。
【0011】また、漏電継電器がインバータ装置への電
力供給を停止しても、漏電継電器インバータ装置とは別
に設けているため、漏電継電器の配置箇所がわかりにく
く、サービスマンなどの専門技術者にも、原因がわかり
にくいという問題を有していた。
【0012】また、漏電検知回路を有するインバータ装
置では、漏電検知回路が電動機などの負荷装置に漏洩電
流が発生したことを検知すると、インバータ回路の動作
を停止し、電動機を停止するとともに、異常報知する
が、異常報知をしている間も商用電源とインバータ装置
は接続されており、以下に述べるような場合には漏洩電
流が流れることがある。従って、使用者が不注意により
インバータ装置に触れると、感電するという問題を有す
るものであった。
【0013】図10において、電動機9を構成する3相
巻線がアース接地されると、漏洩電流が流れ、漏電検知
回路3が検知し、制御手段11がインバータ回路8を停
止すると、電動機9のU、V、Wの各入力端子の電位は
商用電源7のアース接地された極と同電位になる。ここ
で、制御手段11は異常報知の動作をしており電力を消
費している。
【0014】そのため、スイッチング電源10を介して
整流回路4より電力を受けることとなり、コンデンサ6
は放電され、コンデンサ6の両端電圧は低下する。その
後、商用電源7の電位がコンデンサ6の両端電圧より大
きいときにコンデンサ6の充電電流が流れるとともに、
以下の経路で漏洩電流が流れる。
【0015】商用電源7のアース接地された極が高電位
である場合は、コンデンサ6の両端電圧が商用電源7の
電位より低くなっているため、アース接地点を経由して
3相巻線に流れ、インバータ回路8の高電位側スイッチ
ング素子を構成している逆接続ダイオードを流れ、コン
デンサ6を流れ、整流ダイオード5を流れて、商用電源
7の低電位側に達する経路を流れる。
【0016】また、逆に商用電源7のアース接地された
極が低電位のときは、整流ダイオード5を経由してコン
デンサ6を流れ、インバータ回路8の低電位側スイッチ
ング素子の逆接続ダイオードを経由して3相巻線を流
れ、アース接地点を経由して商用電源7の低電位側に達
する経路を流れる。
【0017】また、図12に示す従来例では、漏電を検
知しインバータ回路8を停止するが、制御手段11は動
作しており、スイッチング電源10を介して低電位側コ
ンデンサ14より電力を受けているので、低電位側コン
デンサ14の両端電圧は低下する。ここで、商用電源7
の極のうち2つの直列接続されたコンデンサ13、14
の接続点と逆側の極がアース接地されている場合に漏洩
電流は以下の経路を流れる。
【0018】コンデンサ13、14の接続点側が高電位
の場合は、商用電源7より低電位側コンデンサ14を流
れ、インバータ回路8の低電位側スイッチング素子の逆
接続ダイオードを経由して3相巻線を流れ、アース接地
点を経由して商用電源7の低電位側に達する経路を流れ
る。
【0019】また、コンデンサ13、14の接続点側が
低電位の場合は、高電位側コンデンサ13が放電され
ず、電位が低下しないので漏洩電流は流れない。
【0020】以上のように、整流回路4を構成するコン
デンサにスイッチング電源10などの負荷が接続され、
インバータ回路8を停止しても、負荷が電力を消費して
いる場合には、コンデンサの電位が低下するため、コン
デンサに充電するように漏洩電流が流れる。従って、イ
ンバータ回路8を停止するだけでは必ずしも漏洩電流を
止めることはできないものである。
【0021】なお、負荷はスイッチング電源10に限ら
ず、例えばコンデンサの両端電圧を検知する電圧検知回
路など、コンデンサを放電させるものであればよい。
【0022】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、漏電検知時にインバータ回路を停止し電動機などの
負荷装置を停止するとともに、漏洩電流を遮断して使用
者の感電を防止し安全性を向上し、さらに、サービスマ
ンなどの専門の技術者が特定の操作を行うことで容易に
動作復帰ができるようにすることを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、商用電源と、この商用電源を整流する整流
ダイオードとコンデンサを有する整流回路とを電源開閉
手段により接続し、整流回路に接続したインバータ回路
の出力に負荷装置を接続し、制御手段により電源開閉手
段とインバータ回路を制御する。制御手段は、零相変流
器を有する漏電検知回路の出力を受けてインバータ回路
を停止するとともに、電源開閉手段を遮断するよう構成
したものである。
【0024】これにより、漏電検知時にインバータ回路
を停止し電動機などの負荷装置を停止するとともに、漏
洩電流を遮断して使用者の感電を防止できて安全性を向
上することができ、さらにサービスマンなどの専門の技
術者が特定の操作を行うことで容易に動作復帰をするこ
とができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、商用電源と、前記商用電源を整流する整流ダイオー
ドとコンデンサを有する整流回路と、前記商用電源と前
記整流回路を接続する電源開閉手段と、零相変流器を有
する漏電検知回路と、前記整流回路に接続したインバー
タ回路と、前記インバータ回路の出力に接続した負荷装
置と、前記電源開閉手段と前記インバータ回路を制御す
る制御手段とを備え、前記制御手段は、前記漏電検知回
路の出力を受けて前記インバータ回路を停止するととも
に、前記電源開閉手段を遮断するよう構成したものであ
り、負荷装置に漏洩電流が流れた場合に、電源開閉手段
により商用電源と整流回路の接続を遮断し、漏洩電流の
電流経路を遮断することができるので、使用者の感電を
防止できて安全性を向上することができる。また、電源
開閉手段は制御手段により制御されているので、例え
ば、サービスマンなどの専門の技術者が特定の操作を行
うことで、容易に動作復帰を行うことができる。
【0026】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、漏電検知回路が漏洩電流を検知す
ると、制御手段は、前記漏電検知回路の出力を受けてイ
ンバータ回路を停止し、その後電源開閉手段により商用
電源と整流回路の接続を遮断するよう構成したものであ
り、電源開閉手段を遮断する前にインバータ回路を停止
し負荷装置に電流が流れないようにするので、電源開閉
手段を遮断したことにより、インバータ回路に過電圧が
かかることや、負荷装置に流れる電流の回り込みなど
で、インバータ回路が壊れるのを防止することができ
る。
【0027】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、異常を報知する報知手段
と、異常報知を行うよう設定可能な操作部とを備え、制
御手段は、前記操作部により異常報知を行うよう設定し
ている場合は、漏電検知回路が漏洩電流を検知するとイ
ンバータ回路を停止し、前記報知手段により異常を報知
するようにしたものであり、サービスマンなどの専門技
術者が特定の操作を行うことにより、インバータ装置が
漏電異常であることを確認することができる。なお、こ
のときは漏洩電流が流れているが、この設定を専門技術
者のみが行えるようにすることで、使用者が誤って設定
し、感電するのを防止できる。
【0028】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、電源開閉手段は駆動電流を供給す
ると出力接点が閉となる第1のリレーを有し、整流回路
は商用電源を整流するブリッジ接続された4つの整流ダ
イオードと、少なくとも1つのコンデンサと、駆動電流
を供給すると出力接点が閉となる第2のリレーとを有
し、前記第1のリレーは商用電源の一方の端子と整流回
路の一方の入力端子に接続し、前記第2のリレーは前記
コンデンサに直列接続し、制御手段は、漏電検知回路の
出力を受けて、前記第1のリレー、前記第2のリレー、
前記インバータ回路を制御するよう構成したものであ
り、漏洩電流が流れても制御手段によりインバータ回路
を停止し、第1のリレーと第2のリレーの出力接点をオ
フにすることで、漏洩電流の経路を遮断することがで
き、使用者が感電するのを防止できて安全性を向上する
ことができる。
【0029】請求項5に記載の発明は、上記請求項4に
記載の発明において、制御手段は、商用電源と整流回路
を接続する際には、まず第1のリレーの出力接点を閉
じ、所定時間後、第2のリレーの出力接点を閉じるよう
にしたものであり、特にコンデンサが2つあり、直列接
続されている場合においては、コンデンサの充電電流が
過大になるのを防止し、整流回路を構成する部品の最大
定格を越えることで整流回路が故障するのを防止するこ
とができる。
【0030】請求項6に記載の発明は、上記請求項4ま
たは5に記載の発明において、漏電検知回路が漏洩電流
を検知すると、制御手段は、漏電検知回路の出力を受け
てまずインバータ回路を停止し、その後、第1のリレー
と第2のリレーの出力接点をオフにするようにしたもの
であり、第2のリレーの出力接点をオフしたとき、イン
バータ回路を構成するスイッチング素子に過電圧がかか
るのを防止することができるので、インバータ回路の故
障を防止することができるとともに、漏洩電流も遮断す
ることができる。
【0031】請求項7に記載の発明は、上記請求項4に
記載の発明において、制御手段は、商用電源と第1のリ
レーの直列回路に並列接続した商用電源の電圧を検知す
る電圧検知手段を有し、前記電圧検知手段は、商用電源
より供給される電流を一方向に整流するダイオードを有
するとともに、前記ダイオードのカソードを商用電源側
に向けて接続したものであり、ダイオードにより漏洩電
流が電圧検知手段を経由して流れる電流経路を遮断する
ので、漏洩電流が流れることによる電圧検知手段の誤動
作を防止できるとともに、第1のリレーと第2のリレー
をオフして、漏洩電流が流れる経路を遮断できる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0033】(実施例1)図1に示すように、整流回路
15は、商用電源7を整流する整流ダイオード5と、コ
ンデンサ6と、リアクタ16とで構成し、商用電源7を
全波整流し殆ど脈動のない直流電圧に変換し、整流回路
15に接続したインバータ回路8およびスイッチング電
源10に直流電源を供給する。なお、整流回路15はこ
れに限定するものではなく、例えば、2つのコンデンサ
を直列接続して倍電圧整流回路の構成にしてもよい。
【0034】制御手段17はマイクロコンピュータや、
コンパレータなどのICにより構成し、漏電検知回路3
のロー出力により、電源開閉手段18をオフ制御すると
ともに、インバータ回路8もオフ制御している。電源開
閉手段18は、商用電源7と整流回路15とを接続し、
制御手段17により制御される。
【0035】本実施例では、電源開閉手段18は制御手
段17によりオフ制御が可能なメカニカルラッチ方式の
スイッチを使用しているが、特に限定するものではな
く、オンオフ制御可能なリレー、双方向性サイリスタな
どで構成しても構わない。メカニカルラッチ方式のスイ
ッチは、使用者がボタンを押し込むことにより接点を閉
じ、制御手段17が電気的信号を出力することで、スイ
ッチ内部に電磁力を発生させ、ラッチ状態であったボタ
ンを復帰させ、接点を開く構成である。
【0036】本実施例においては、制御手段17が電源
開閉手段18をオフ制御することにより、電源開閉手段
18が商用電源7の両極をオフにすることで電流経路を
遮断し、インバータ回路8への電力供給を停止するが、
電源開閉手段18の構成はこれに限定するものではな
く、例えば1個のリレーを用いて商用電源7のどちらか
一方の極を遮断する構成にしてもよい。
【0037】インバータ回路8は、パワートランジスタ
(IGBT)と逆接続ダイオードに構成された6個のス
イッチング素子により3相6石で構成されている。ただ
し、インバータ回路8を構成するスイッチング素子はこ
れに限定するものではなく、またインバータ回路8の回
路構成についても3相6石に限定するものではなく、例
えば3相3石の構成であっても構わない。
【0038】電動機9は負荷装置を構成し、この電動機
9のU、V、Wの各入力端子は、インバータ回路8のこ
れに対応した出力端子に接続され、インバータ回路8よ
り電力を供給されて回転する。なお、本実施例では、電
動機9は効率を上げるために直流ブラシレスモータとし
ているが、特に限定するものではなく、誘導電動機やス
イッチトリラクタンスモータなどでも構わない。
【0039】給水弁19、排水弁20は、制御手段17
により制御されるフォトサイリスタ21、22により駆
動される。ただし、フォトサイリスタ21、22は限定
されるものではなく、給水弁19、排水弁20を駆動で
きるものであれば、その他の半導体素子であっても構わ
ないし、リレーなどであってもよい。
【0040】操作部23は幾つかのモーメンタリスイッ
チにより構成されており、使用者はスイッチを押すこと
により、制御手段17に信号を出力し、制御手段17は
この出力信号に対応した動作を行う。また、報知手段2
4は、洗濯の残り時間や、動作時間、または前記電気洗
濯機に異常が発生した場合に異常状態を表示部およびブ
ザーにより報知するものである。
【0041】図2は、本実施例の電動機9を備えた電気
洗濯機を示すもので、水受け槽25は、内底部に撹拌翼
26を回転自在に設けた洗濯兼脱水槽27を回転自在に
設け、支持棒28により洗濯機本体29に吊り下げてい
る。減速機構30は、水受け槽25の底部に設け、撹拌
翼26および洗濯兼脱水槽27に動力を伝達するもの
で、この減速機構30の下部に電動機9を設けている。
給水弁19は洗濯兼脱水槽27内に給水するものであ
り、排水弁20は洗濯兼脱水槽27内の洗濯水などを排
水するものである。
【0042】ここで、減速機構30は、遊星ギアを有
し、撹拌翼26を回転駆動する際には、太陽歯車を電動
機9の回転軸によって駆動し、遊星ギアの回転を撹拌翼
26に伝達する構成により、1/6に減速するとともに
電動機9の出力トルクを6倍に変換する。脱水行程など
において洗濯兼脱水槽27を回転する場合には、特に図
示してないが、クラッチ機構により減速機構30を電動
機9の出力軸より切り離し、洗濯兼脱水槽27を減速機
構30なしで電動機9にて直接駆動する。
【0043】以上のように、図2に示した電気洗濯機に
おいては、電動機9が水受け槽25の中心に配設される
ので、水受け槽25の重量バランスが良好となり、バラ
ンスを取るために、重量を増加させる必要がなくなると
いう効果と、ボールベアリングなどの構成要素を減速機
構30の構成要素と共用する効果により電気洗濯機の軽
量化を実現することができる。
【0044】しかし、この電動機9の構成に限定するも
のではなく、例えばベルトにより電動機9の動力を減速
機構30に伝える構成を取るものや、減速機構30を設
けずに洗濯行程においても、直接動力を撹拌翼26に伝
える構成であってもよい。
【0045】上記構成において、漏電検知時の動作につ
いて説明する。図3は漏電検知時の各部の波形である。
図3(a)は零相変流器1の1次側の2極の巻線に流れる
電流の差、すなわち漏洩電流である。なお、漏洩電流は
必ずしも図3(a)のような波形になるわけではなく、負
荷装置の構成によりいろいろな波形になるものである
が、本実施例においては、代表的な漏洩電流波形を用い
て説明することにする。(b)は零相変流器1の出力電圧
波形、(c)は判定部2の出力電圧波形、(d)は制御手段1
7からインバータ回路8へのオンオフ指令、(e)は制御
手段17から電源開閉手段18への開閉指令である。
【0046】電動機9が水につかるなどして漏洩電流が
流れると、図3(a)に示すように、零相変流器1の1次
側の2極の巻線間に電流差が生じ、2次側巻線に(a)の
波形に応じた電圧波形(b)を出力する。判定部2は図3
(b)に示す電圧波形が所定値Vsまたは−Vsを越えた
ところで、一定期間ローを出力する。このとき、1次側
の2極の巻線に流れる電流差はIsまたは−Isになって
いる。
【0047】一般的に漏電検知は、雷サージによる誤動
作などを防止するために、判定部2にカウンタなどを備
えておき、図3(b)に示す電圧波形が所定値を数回越え
た時点で漏電と判定することが多いが、特にこれに限定
するものではない。なお、本実施例においては、図3
(b)に示す電圧波形がが所定値を2回越えたところで、
図3(c)に示すように、判定部2が漏電と判定し、所定
期間Ts1の間ローを出力する。
【0048】制御手段17を構成するマイクロコンピュ
ータは、判定部2のロー出力を検知し、その後所定期間
Ts2の間ロー出力であれば、漏電していると判定し、ま
ずインバータ回路8の動作を停止するように、図3(d)
に示すように、オフ指令を出力する。その後、図3(e)
のように、所定期間Ts3経過した時点で電源開閉手段1
8を遮断し、商用電源7と整流回路15の接続をオープ
ンにする。
【0049】それにより、インバータ回路8、電動機
9、整流回路15、給水弁19、排水弁205への電力
供給を停止するとともに、漏洩電流の経路を遮断し、漏
電を防止する。
【0050】以上のように、電動機9に漏洩電流が流れ
ると、零相変流器1の1次側の2極の巻線に流れる電流
に差が生じ、この電流差に応じて零相変流器1の2次側
に発生する出力電圧を判定部2が検知し、制御手段17
に出力し、制御手段17がこの信号を検知し、電源開閉
手段18をオフすることで、電源開閉手段18を構成し
ているメカニカルラッチ方式のスイッチの接点をオフに
し、その結果、商用電源7の両極がオープンになり、従
来例で述べたような漏洩電流の経路を遮断するので漏電
を防止できる。
【0051】また、メカニカルラッチ方式のスイッチに
より、電源開閉手段18は本実施例の電気洗濯機の電源
スイッチと共用化することが可能となり、電気洗濯機の
待機電力を0Wにできる。
【0052】また、本実施例においては、インバータ回
路8の制御および電源開閉手段18のオフ制御を制御手
段17で行うことにより、インバータ回路8の動作を先
に停止してから電源開閉手段18をオフすることができ
るので、インバータ回路8の動作を停止せずに電源開閉
手段18をオフした場合に、電動機9の回り込み電流な
どによりインバータ回路8に過電流、過電圧などがかか
るのを防止できるので、インバータ回路19の故障を防
止するができる。
【0053】(実施例2)図1に示す制御手段17は、
操作部23により異常報知を行うよう設定している場合
は、漏電検知回路3が漏洩電流を検知するとインバータ
回路8を停止し、報知手段24により異常を報知するに
している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0054】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明する。電動機9が水に接触し、電動機9を構成す
る3相巻線がアース接地され、漏洩電流が図3(a)のよ
うに流れると、図3(b)のように零相変流器1の二次側
巻線に電圧が出力され、判定部2が図3(c)のように所
定期間Ts1の間ローを出力する。漏電検知回路3がロー
を出力すると同時に、ステップ61にて、制御手段17
はこのロー出力を検知して、漏電検知サブルーチンを開
始し、ステップ62において、インバータ回路8の動作
を停止する。
【0055】その後、ステップ63で、漏電検知回路3
のロー出力がTs2の間続いているかを確認し、続いてい
ない場合はステップ64にてノイズと判定し、漏電検知
サブルーチンを終了する。ステップ63において、漏電
検知回路3のロー出力が所定期間Ts2の間続いているこ
と確認した場合は、ステップ65において、操作部23
により漏電異常報知の設定がされているかを確認する。
【0056】漏電異常報知の設定がなされている場合に
は、ステップ66で報知手段24により漏電異常を報知
し、その後ステップ67で電源開閉手段18を遮断し、
漏電電流の経路を遮断する。また、ステップ65におい
て、漏電異常の設定がされていない場合は、ステップ6
8で、図3(e)のように漏電判定から所定時間Ts3経過
したところで電源開閉手段18を遮断し、漏洩電流の経
路を遮断する。
【0057】以上のように、操作部23により漏電の異
常報知を設定することにより、電動機9が漏電している
ことを確認することができる。
【0058】なお、通常は、使用者の感電を防止するた
めに、漏洩電流が流れると、すぐに電流開閉手段18を
遮断し、漏洩電流の経路を遮断していたが、制御手段1
7の電源をコンデンサ6から供給している場合において
は、異常報知を行うことができなかった。したがって、
使用者から見るとどの異常であるかを確認できないもの
であった。
【0059】しかし、サービスマンなどの専門技術者が
操作部23で漏電の異常報知を行うために一般の使用者
が知らない特定の設定をすることにより、電動機9の漏
電を確認でき、使用者の感電を防止するとともに、漏電
の異常報知も可能となる。
【0060】なお、本実施例においては、電動機9が漏
電した場合について述べたが、電気洗濯機のように、給
水弁19、排水弁20などの負荷を備える機器において
は、これらの負荷が漏電することもある。この場合につ
いても、使用者の感電を防止するために、前述したよう
な漏電検知および漏電防止の動作を行うことができる。
【0061】(実施例3)図5に示すように、第1のリ
レー31は、電源開閉手段を構成するもので、商用電源
7の一方の端子と整流回路32の一方の入力端子に接続
している。整流回路32は整流ダイオード5、リアクタ
16、コンデンサ6と第2のリレー33の出力接点の直
列回路により構成し、第2のリレー33の出力接点をオ
ンすることにより、商用電源7を全波整流し、殆ど脈動
のない直流電圧に変換して、この直流電圧をインバータ
回路8に供給する。
【0062】制御手段34はマイクロコンピュータなど
で構成し、漏電検知回路3のロー出力を受けてフォトサ
イリスタ21、22、インバータ回路8をオフし、第1
のリレー31、第2のリレー33の出力接点をオフする
よう構成している。
【0063】上記構成において、電動機9の3相巻線が
アース接地され漏洩電流が流れるときの経路について説
明する。図5の第1のリレー31の出力接点がオフで、
第2のリレー33の出力接点がオンのときについて説明
する。
【0064】第1のリレー31の出力接点がオフする
と、商用電源7から整流回路32に電力は供給されなく
なり、コンデンサ6の電位は低下し、殆ど0Vとなる。
すると、インバータ回路8を構成するスイッチング素子
の逆接続ダイオードが逆バイアスされなくなり、漏洩電
流がアノードからカソードに流れることが可能になる。
【0065】まず、商用電源7の第1のリレー31と接
続されている極がアース接地されている場合について述
べる。
【0066】アース接地された極が高電位の場合は、ア
ース接地点を通じて3相巻線を流れ、インバータ回路8
の高電位側のスイッチング素子の逆接続ダイオードをア
ノードからカソードに向けて流れ、コンデンサ6を経由
して整流ダイオード5を流れ、商用電源7の低電位側に
達する経路で漏洩電流は流れる。
【0067】逆に、アース接地された極が低電位の場合
は、商用電源7の高電位側より整流ダイオード5を経由
してリアクタ16を流れ、コンデンサ6を経由して、イ
ンバータ回路8の低電位側スイッチング素子の逆接続ダ
イオードを流れ、3相巻線を流れて、アース接地点を通
じて商用電源7の低電位側に至る経路で漏洩電流が流れ
る。
【0068】つぎに、商用電源7の第1のリレー31と
接続されていない極がアース接地されている場合は、第
1のリレー31の出力接点をオフしているため漏洩電流
は流れない。
【0069】以上のように、電動機9の3相巻線がアー
ス接地された場合は、漏洩電流は必ず第2のリレー33
の出力接点を経由することになる。従って、漏電検知が
なされた場合は、第2のリレー33の出力接点も第1の
リレー31の出力接点とともにオフすることで漏電を防
止することができる。
【0070】(実施例4)図6に示すように、電源入り
スイッチ35は、操作部23に配設したモーメンタリス
イッチで構成し、抵抗36と直列接続して起動回路37
を構成している。電源開閉手段38は起動回路37と第
1のリレー39の出力接点を並列接続して構成するとと
もに、商用電源7の一方の端子と整流回路40の一方の
入力端子に接続している。
【0071】整流回路40は整流ダイオード5、2個の
コンデンサ41、42の直列回路、第2のリレー43に
より構成しており、第2のリレー43の出力接点はコン
デンサ41の一方の端子と、整流ダイオード5の高電位
側の出力端子に接続している。整流回路40は制御手段
44が第1のリレー39、第2のリレー43の出力接点
をオンすることにより、商用電源7の入力電圧のピーク
値のおよそ2倍の電位となる直流電圧をインバータ回路
8に出力している。
【0072】制御手段44は、マイクロコンピュータ4
5や漏電検知回路3の出力に接続し、漏電検知回路3が
ローを出力すると、ロー出力を保持するRSフリップフ
ロップなどで構成されているラッチ回路46、ラッチ回
路46の出力信号およびマイクロコンピュータ45から
インバータ回路8へのオンオフ信号を入力し、その論理
積をインバータ回路8にオンオフ出力するアンド回路4
7などのICにより構成している。
【0073】この制御手段44は、フォトトライアック
21、22をオンオフ制御することにより給水弁19、
排水弁20を駆動したり、インバータ回路8を制御する
ことで電動機9を駆動し、上記実施例1の電気洗濯機と
同様に洗濯脱水行程の制御を行うともに、第1のリレー
39、第2のリレー43の出力接点をオンオフ制御する
ことで、これら各負荷に電力を供給したり停止したりす
る。
【0074】電圧検知回路48は抵抗49、50の直列
回路で構成し、コンデンサ41、42の直列回路に並列
接続している。マイクロコンピュータ45は抵抗49、
50の接続点の電圧を検知し、この検知電圧により、第
2のリレー43のオンオフ状態を判定している。スイッ
チング電源51は制御手段44および漏電検知回路3の
電源であり、スイッチング電源51はコンデンサ42か
ら直流電源を供給されることで、制御手段44および漏
電検知回路3に15Vの直流電源を供給している。
【0075】上記構成において、電動機9を構成する3
相巻線がアース接地され、漏洩電流が流れた場合の漏洩
電流の経路について説明する。まず、商用電源7と第1
のリレー39の接続点がある側の極がアース接地されて
いる場合に、第1のリレー39の出力接点をオフし、第
2のリレー43の出力接点をオンした時の漏洩電流の経
路について述べる。
【0076】第1のリレー39の出力接点をオフする
と、商用電源7より電力が供給されなくなり、2つのコ
ンデンサ41、42の電位が低下し、最後には殆ど0V
になり、インバータ回路8を構成する6個のスイッチン
グ素子を構成している逆接続ダイオードが逆バイアスさ
れなくなり、アノードからカソードへ漏洩電流が流れる
ことが可能となる。
【0077】すると、商用電源7のアース接地された極
が高電位側の場合は、商用電源7のアース接地点を経由
して3相巻線をインバータ回路8に向けて流れ、インバ
ータ回路8の高電位側スイッチング素子を構成している
逆接続ダイオードのアノードからカソードに向けて流
れ、第2のリレー43、コンデンサ41、42および電
圧検知回路48を経由して流れ、整流ダイオード5を流
れ、商用電源7の低電位側の極に達する経路で漏洩電流
が流れる。
【0078】逆に、商用電源7のアース接地された極が
低電位側の場合は、商用電源7の高電位側から整流ダイ
オード5を経由して流れ、第2のリレー43を流れ、コ
ンデンサ41、42および電圧検知回路48を流れ、最
後にインバータ回路8を構成する低電位側スイッチング
素子を構成している逆接続ダイオードのアノードからカ
ソードに向けて流れ、3相巻線に流れてアース接地を経
由して商用電源7の低電位側に流れる。
【0079】つぎに、第1のリレー39の接続された側
とは逆の極がアース接地されている場合は、第1のリレ
ー39の出力接点をオフしているので漏洩電流は流れな
い。
【0080】以上のように、電動機9に漏洩電流が発生
した場合に、電源開閉手段38を構成する第1のリレー
39により、商用電源7のいずれか一方の極のみを遮断
し、電源をオフするだけでは漏洩電流を遮断できないこ
とがわかる。しかしながら、漏洩電流が流れる場合は常
に第2のリレー43を経由して流れているので、制御手
段44により漏電検知回路3の出力を検知し、第1のリ
レー39とともに第2のリレー43の出力接点をオフす
ることで、漏洩電流の経路を遮断し、漏電を防止するこ
とができる。
【0081】(実施例5)図6に示す制御手段44は、
商用電源7と整流回路40を接続する際には、まず第1
のリレー39の出力接点を閉じ、所定時間後、第2のリ
レー43の出力接点を閉じるようにしている。他の構成
は上記実施例4と同じである。
【0082】上記構成において、図7を参照しながら電
源オン時の動作を説明する。図7において、(a)は電源
入りスイッチ35のオンオフ状態、(b)は整流回路40
への入力電流、(c)は第1のリレー39の出力接点のオ
ンオフ状態、(d)は第2のリレー43の出力接点のオン
オフ状態、(e)はコンデンサ42の電圧Vc1の波形、
(f)はコンデンサ41、42の直列回路の両端電圧Vc
2の波形、(g)は制御手段44の電源であるスイッチン
グ電源51の出力電圧を示している。
【0083】図7の時刻t1において使用者が電源スイ
ッチ35を押すと、図7(b)に示すように、商用電源7
から電源スイッチ35の接点と抵抗36を経由してコン
デンサ42を充電する電流が流れる。つまり、商用電源
7と第1のリレー39が接続されている極側が高電位で
ある場合に、商用電源7から電源入りスイッチ35、抵
抗36、コンデンサ42、整流ダイオード5を経由して
商用電源7の低電位側の極にいたる経路で電流が流れ、
コンデンサ42が図7(e)に示した電圧波形Vc1のよう
に充電される。この間、コンデンサ42を充電する電流
は、抵抗36で制限されいる。
【0084】時刻t2で、コンデンサ42の電圧が所定
値Vsになると、制御手段44の電源であるスイッチン
グ電源51の出力電圧が図7(f)に示すように立ち上が
り、制御手段44に直流電源を供給する。制御手段44
は直流電源が供給されると、時刻t3で、第1のリレー
39の出力接点を図7(c)のようにオン状態に保持す
る。すると、商用電源7のピーク位相において、その時
の商用電源7の電圧とコンデンサ42の電圧の差分の電
圧(141−Vs)Vが印加され、これによるインラッ
シュ電流が第1のリレー39の出力接点を通じてコンデ
ンサ42に流れる。
【0085】その後、図7(a)に示すように、電源入り
スイッチ35を押してからおよそ300ms程経過した
時刻t4で、使用者が電源スイッチ35をオフしている
が、既に制御手段44が第1のリレー39の出力接点を
オンしているので、コンデンサ42に商用電源7より電
力供給を行うことが可能となる。
【0086】つぎに、制御手段44は第1のリレー39
の出力接点をオンしてから所定時間Ts10経過後の時刻
t5に第2のリレー43の出力接点を図7(d)に示すよう
に、オン状態に保持する。すると商用電源7が第1のリ
レー39が接続されていない極側が高電位のときに商用
電源7から整流ダイオード5、第2のリレー43の出力
接点を通じてコンデンサ41を充電する電流が流れ、コ
ンデンサ41、42の直列回路の両端電圧Vc2は、図7
(e)に示すように約282Vまで立ち上がる。
【0087】その後、制御手段44は、給水弁19、排
水弁20、インバータ回路8を制御することで、電気洗
濯機の洗濯脱水行程を制御する。
【0088】以上のように第1のリレー39の出力接点
がオンしてから所定時間Ts10経過後に第2のリレー4
3の出力接点をオンすることにより、コンデンサ41、
42へのインラッシュ電流が過大になることを防止し、
その結果、第1のリレー39、第2のリレー43、整流
ダイオード5や、本実施例では特に図示していないが第
1のリレー39に直列接続したヒューズなどの電源開閉
手段38および整流回路40を構成する部品を最大定格
の低いものにすることが可能となる。
【0089】また、コンデンサ41、電圧検知回路48
を経由して流れるコンデンサ42の放電電流により、コ
ンデンサ41を逆バイアスする期間を極力抑えることで
コンデンサ41の故障を極力防止することができる。
【0090】(実施例6)図6に示す漏電検知回路3が
漏洩電流を検知すると、制御手段44は、漏電検知回路
3の出力を受けてまずインバータ回路8を停止し、その
後、第1のリレー39と第2のリレー43の出力接点を
オフにするようにしている。他の構成は上記実施例4と
同じである。
【0091】上記構成において、図8を参照しながら漏
洩電流が流れたときの動作を説明する。図8において、
(a)は零相変流器1の1次側の2極の巻線に流れる電流
の差を示している。(b)は零相変流器1の2次側の出力
電圧の波形、(c)は判定部2の出力波形すなわち漏電検
知回路3の出力波形、(d)はインバータ回路8のオンオ
フ状態、(e)は電動機9の3相巻線の内の1相に流れる
電流波形、(f)は第1のリレー39の出力接点のオンオ
フ状態、(g)は第2のリレー43の出力接点のオンオフ
状態を示している。
【0092】電動機9が水に接触し、電動機9を構成す
る3相巻線がアース接地され、漏洩電流が流れると、図
8(a)に示すように、零相変流器1の1次側の2極の巻
線間に電流差が生じ、2次側の出力端子に、図8(b)に
示すように、電流差の波形に応じた電圧波形を出力す
る。判定部2は電圧波形が所定値Vsまたは−Vsを越え
たところで、図8(c)に示すように、一定期間ローを出
力する。このとき、1次側の2極の巻線に流れる電流差
はIsまたは−Isになっている。
【0093】一般的に漏電検知は、雷サージによる誤動
作などを防止するために、判定部2にカウンタなどを備
えておき、図8(b)に示す電圧が所定値を数回越えた時
点で漏電と判定することが多いが、特にこれに限定する
ものではない。なお、本実施例においては、所定値を2
回越えたところで、図8(c)のように判定部2が漏電と
判定し、所定期間Ts1の間ローを出力している。
【0094】ラッチ回路46は漏電検知回路3がロー出
力するとすぐに、インバータ回路8のオフを示すロー出
力の状態を保持する。アンド回路47はラッチ回路46
からロー出力を受けている間、インバータ回路8へのオ
フ信号を出力し、3相巻線に流れる電流を停止する。
【0095】それとともに、マイクロコンピュータ45
は判定部2がロー出力したことを検知し、このロー出力
が所定期間Ts2の間続いたら、漏電していると判定し、
漏電判定から所定期間Ts11経過後に、アンド回路47
にインバータ回路へのオフ信号を出力するとともに、図
8(e)、(f)のように第1のリレー39と第2のリレー4
3の出力接点を同時にオフし、漏洩電流の電流経路を遮
断する。
【0096】なお、本実施例においては、漏洩電流が発
生してから第1のリレー39、第2のリレー43の出力
接点をオフするまでの時間は使用者の感電を防ぐために
100ms以内になるように、所定期間Ts2およびTs1
1をマイクロコンピュータ45に予め設定している。
【0097】一般に、インバータ回路8が電動機9を駆
動している状態で、第2のリレー43の出力接点をオフ
すると、3相巻線に流れる回生電流により、インバータ
回路8の入力端子間に接続されたノイズ防止用コンデン
サが充電され、インバータ回路8のスイッチング素子に
過電圧がかかり、スイッチング素子が故障することがあ
る。
【0098】本実施例においては、ノイズ防止用コンデ
ンサは図示していないが、この容量はコンデンサ41、
42の容量に比べかなり小さい値となっていることが多
く、わずかな電流で瞬時に過電圧になるまで充電され
る。
【0099】従って、図8を用いて説明したように、電
動機9に漏洩電流が流れると、制御手段44がまずイン
バータ回路8を停止し電動機9の3相巻線に流れる電流
を停止することで、3相巻線に流れる回生電流をなく
し、その後、第1のリレー39、第2のリレー43の出
力接点を同時にオフすることにより、漏洩電流の経路を
遮断する。
【0100】これにより、使用者の感電を防止できると
ともに、インバータ回路8の故障も防止することができ
る。
【0101】(実施例7)図9に示すように、電圧検知
回路52は、ダイオード53、抵抗54、フォトカプラ
55の直列回路と、フォトカプラ55の入力端子に逆接
続したダイオード56、フォトカプラ55のコレクタ端
子に接続したプルアップ抵抗57とで構成し、商用電源
7の第1のリレー58が接続されている極側が高電位で
ある場合は、ローを制御手段59に出力し、逆に低電位
である場合は、ハイを制御手段59に出力するよう構成
している。
【0102】制御手段59は、この信号に同期して、イ
ンバータ回路8の制御および第1のリレー58、第2の
リレー60の制御を行っている。
【0103】上記構成において、第1のリレー58、第
2のリレー60の出力接点がオフ状態の場合に、電動機
9が水につかり、電動機9を構成する3相巻線に漏洩電
流が流れるときの電流経路について説明する。なお、ダ
イオード53の効果をはっきりさせるため、ここではダ
イオード53がショートされている状態の場合について
述べる。
【0104】第1のリレー58、第2のリレー60の出
力接点がともにオフ状態になると、インバータ回路8に
直流電圧が印加されなくなり、その結果、インバータ回
路8を構成するスイッチング素子に逆接続したダイオー
ドが逆バイアスされなくなり、漏洩電流がダイオードの
アノードからカソードに向けて流れることが可能とな
る。
【0105】すると、商用電源7の第1のリレー58が
接続されている側の極がアース接地され、かつアース接
地されていない極側が高電位の場合に、以下のような漏
洩電流が流れる。
【0106】商用電源7の高電位側から、電圧検知回路
52を経由して整流ダイオード5に向かいコンデンサ4
2を経由して、インバータ回路8に向けて流れ、インバ
ータ回路8を構成する低電位側のスイッチング素子を構
成する逆接続ダイオードを経由して、電動機9の3相巻
線を流れ、3相巻線のアース接地された地点を経由して
商用電源7の低電位側に至る経路で漏洩電流が流れる。
【0107】商用電源7のアース接地された極が高電位
の場合は、第1のリレー58、第2のリレー60によ
り、漏洩電流の経路を遮断している。また、商用電源7
の第1のリレー58が接続されていない極側がアース接
地された場合についても、第1のリレー58により、漏
洩電流の経路を遮断できる。
【0108】したがって、商用電源7と第1のリレー5
8の直列回路に接続される回路においては、図9に示し
た向きでダイオード53を接続することにより、漏洩電
流の経路を遮断することが可能となり、使用者の感電を
防止できる。
【0109】なお、本実施例においては、電圧検知回路
52を用いて漏洩電流の遮断方法を説明したが、商用電
源7と第1のリレー58の直列回路に接続される回路で
あれば、第1のリレー58が接続されていない側がカソ
ードとなるようにダイオード53を接続することによ
り、容易に漏洩電流を遮断することができる。
【0110】以上のように、インバータ装置に漏電検知
回路と電源開閉手段を設けることにより、インバータ装
置を構成する電動機に漏洩電流が流れても、漏電検知回
路が検知し、電源開閉手段により漏洩電流を遮断するこ
とができるとともに、インバータ装置を構成するインバ
ータ回路の制御も同時に行うことにより、漏電検知時の
漏電遮断時に発生する過電圧、過電流などを抑えること
ができるので、故障の少なくかつ安全なインバータ装置
を実現できる。
【0111】なお、上記各実施例に示したインバータ装
置、電気洗濯機、漏電検知及び漏電防止の方式は一例で
あり、これに限定するものではない。また、インバータ
装置を備えた電気機器も電気洗濯機に限定するものでは
なく、例えば食器洗い乾燥機などで、インバータ装置を
備えても構わない。また、インバータ回路に接続した負
荷装置も電動機に限定するものでない。
【0112】また、漏電検知回路についても、インバー
タ装置を構成する電動機だけでなく、その他の負荷装置
の漏電も同時に検知して構わない。
【0113】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、商用電源と、前記商用電源を整流する整
流ダイオードとコンデンサを有する整流回路と、前記商
用電源と前記整流回路を接続する電源開閉手段と、零相
変流器を有する漏電検知回路と、前記整流回路に接続し
たインバータ回路と、前記インバータ回路の出力に接続
した負荷装置と、前記電源開閉手段と前記インバータ回
路を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記
漏電検知回路の出力を受けて前記インバータ回路を停止
するとともに、前記電源開閉手段を遮断するよう構成し
たから、負荷装置に漏洩電流が流れた場合に、電源開閉
手段により商用電源と整流回路の接続を遮断し、漏洩電
流の電流経路を遮断することができるので、使用者の感
電を防止できて安全性を向上することができる。また、
電源開閉手段は制御手段により制御されているので、例
えば、サービスマンなどの専門の技術者が特定の操作を
行うことで、容易に動作復帰を行うことができる。
【0114】また、請求項2に記載の発明によれば、漏
電検知回路が漏洩電流を検知すると、制御手段は、前記
漏電検知回路の出力を受けてインバータ回路を停止し、
その後電源開閉手段により商用電源と整流回路の接続を
遮断するよう構成したから、電源開閉手段を遮断する前
にインバータ回路を停止し負荷装置に電流が流れないよ
うにするので、電源開閉手段を遮断したことにより、イ
ンバータ回路に過電圧がかかることや、負荷装置に流れ
る電流の回り込みなどで、インバータ回路が壊れるのを
防止することができる。
【0115】また、請求項3に記載の発明によれば、異
常を報知する報知手段と、異常報知を行うよう設定可能
な操作部とを備え、制御手段は、前記操作部により異常
報知を行うよう設定している場合は、漏電検知回路が漏
洩電流を検知するとインバータ回路を停止し、前記報知
手段により異常を報知するようにしたから、サービスマ
ンなどの専門技術者が特定の操作を行うことにより、イ
ンバータ装置が漏電異常であることを確認することがで
きる。なお、このときは漏洩電流が流れているが、この
設定を専門技術者のみが行えるようにすることで、使用
者が誤って設定し、感電するのを防止できる。
【0116】また、請求項4に記載の発明によれば、電
源開閉手段は駆動電流を供給すると出力接点が閉となる
第1のリレーを有し、整流回路は商用電源を整流するブ
リッジ接続された4つの整流ダイオードと、少なくとも
1つのコンデンサと、駆動電流を供給すると出力接点が
閉となる第2のリレーとを有し、前記第1のリレーは商
用電源の一方の端子と整流回路の一方の入力端子に接続
し、前記第2のリレーは前記コンデンサに直列接続し、
制御手段は、漏電検知回路の出力を受けて、前記第1の
リレー、前記第2のリレー、前記インバータ回路を制御
するよう構成したから、漏洩電流が流れても制御手段に
よりインバータ回路を停止し、第1のリレーと第2のリ
レーの出力接点をオフにすることで、漏洩電流の経路を
遮断することができ、使用者が感電するのを防止できて
安全性を向上することができる。
【0117】また、請求項5に記載の発明によれば、制
御手段は、商用電源と整流回路を接続する際には、まず
第1のリレーの出力接点を閉じ、所定時間後、第2のリ
レーの出力接点を閉じるようにしたから、特にコンデン
サが2つあり、直列接続されている場合においては、コ
ンデンサの充電電流が過大になるのを防止でき、整流回
路を構成する部品の最大定格を越えることで整流回路が
故障するのを防止することができる。
【0118】また、請求項6に記載の発明によれば、漏
電検知回路が漏洩電流を検知すると、制御手段は、漏電
検知回路の出力を受けてまずインバータ回路を停止し、
その後、第1のリレーと第2のリレーの出力接点をオフ
にするようにしたから、第2のリレーの出力接点をオフ
したとき、インバータ回路を構成するスイッチング素子
に過電圧がかかるのを防止することができるので、イン
バータ回路の故障を防止することができるとともに、漏
洩電流も遮断することができる。
【0119】また、請求項7に記載の発明によれば、制
御手段は、商用電源と第1のリレーの直列回路に並列接
続した商用電源の電圧を検知する電圧検知手段を有し、
前記電圧検知手段は、商用電源より供給される電流を一
方向に整流するダイオードを有するとともに、前記ダイ
オードのカソードを商用電源側に向けて接続したから、
ダイオードにより漏洩電流が電圧検知手段を経由して流
れる電流経路を遮断するので、漏洩電流が流れることに
よる電圧検知手段の誤動作を防止できるとともに、第1
のリレーと第2のリレーをオフして、漏洩電流が流れる
経路を遮断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のインバータ装置を備え
た電気洗濯機の一部ブロック化した回路図
【図2】同インバータ装置を備えた電気洗濯機の断面図
【図3】同インバータ装置を備えた電気洗濯機の漏電検
知時の動作タイムチャート
【図4】本発明の第2の実施例のインバータ装置を備え
た電気洗濯機の漏電検知サブルーチンのフローチャート
【図5】本発明の第3の実施例のインバータ装置を備え
た電気洗濯機の一部ブロック化した回路図
【図6】本発明の第4の実施例のインバータ装置を備え
た電気洗濯機の一部ブロック化した回路図
【図7】本発明の第5の実施例のインバータ装置を備え
た電気洗濯機の電源スイッチオン時の動作タイムチャー
【図8】本発明の第6の実施例のインバータ装置を備え
た電気洗濯機の漏電検知時の動作タイムチャート
【図9】本発明の第7の実施例のインバータ装置を備え
た電気洗濯機の一部ブロック化した回路図
【図10】従来のインバータ装置の一部ブロック化した
回路図
【図11】同インバータ装置の漏電検知回路を構成する
零相変流器の入出力特性図
【図12】従来のインバータ装置の他の例の一部ブロッ
ク化した回路図
【符号の説明】
1 零相変流器 3 漏電検知回路 5 整流ダイオード 6 コンデンサ 7 商用電源 8 インバータ回路 9 電動機(負荷装置) 15 整流回路 17 制御手段 18 電源開閉手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 麻田 和彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉田 俊雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H007 AA05 AA06 BB06 CC01 CC23 DB01 DC02 DC05 FA12 FA19 GA08 HA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源と、前記商用電源を整流する整
    流ダイオードとコンデンサを有する整流回路と、前記商
    用電源と前記整流回路を接続する電源開閉手段と、零相
    変流器を有する漏電検知回路と、前記整流回路に接続し
    たインバータ回路と、前記インバータ回路の出力に接続
    した負荷装置と、前記電源開閉手段と前記インバータ回
    路を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記
    漏電検知回路の出力を受けて前記インバータ回路を停止
    するとともに、前記電源開閉手段を遮断するよう構成し
    たインバータ装置。
  2. 【請求項2】 漏電検知回路が漏洩電流を検知すると、
    制御手段は、前記漏電検知回路の出力を受けてインバー
    タ回路を停止し、その後電源開閉手段により商用電源と
    整流回路の接続を遮断するよう構成した請求項1記載の
    インバータ装置。
  3. 【請求項3】 異常を報知する報知手段と、異常報知を
    行うよう設定可能な操作部とを備え、制御手段は、前記
    操作部により異常報知を行うよう設定している場合は、
    漏電検知回路が漏洩電流を検知するとインバータ回路を
    停止し、前記報知手段により異常を報知するようにした
    請求項1または2記載のインバータ装置。
  4. 【請求項4】 電源開閉手段は駆動電流を供給すると出
    力接点が閉となる第1のリレーを有し、整流回路は商用
    電源を整流するブリッジ接続された4つの整流ダイオー
    ドと、少なくとも1つのコンデンサと、駆動電流を供給
    すると出力接点が閉となる第2のリレーとを有し、前記
    第1のリレーは商用電源の一方の端子と整流回路の一方
    の入力端子に接続し、前記第2のリレーは前記コンデン
    サに直列接続し、制御手段は、漏電検知回路の出力を受
    けて、前記第1のリレー、前記第2のリレー、前記イン
    バータ回路を制御するよう構成した請求項1記載のイン
    バータ装置。
  5. 【請求項5】 制御手段は、商用電源と整流回路を接続
    する際には、まず第1のリレーの出力接点を閉じ、所定
    時間後、第2のリレーの出力接点を閉じるようにした請
    求項4記載のインバータ装置。
  6. 【請求項6】 漏電検知回路が漏洩電流を検知すると、
    制御手段は、漏電検知回路の出力を受けてまずインバー
    タ回路を停止し、その後、第1のリレーと第2のリレー
    の出力接点をオフにするようにした請求項4または5記
    載のインバータ装置。
  7. 【請求項7】 制御手段は、商用電源と第1のリレーの
    直列回路に並列接続した商用電源の電圧を検知する電圧
    検知手段を有し、前記電圧検知手段は、商用電源より供
    給される電流を一方向に整流するダイオードを有すると
    ともに、前記ダイオードのカソードを商用電源側に向け
    て接続した請求項4記載のインバータ装置。
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