JP2000032630A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

Info

Publication number
JP2000032630A
JP2000032630A JP10197398A JP19739898A JP2000032630A JP 2000032630 A JP2000032630 A JP 2000032630A JP 10197398 A JP10197398 A JP 10197398A JP 19739898 A JP19739898 A JP 19739898A JP 2000032630 A JP2000032630 A JP 2000032630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
relay
housing
terminal
engagement
junction box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10197398A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobufumi Kobayashi
宣史 小林
Shuji Yamakawa
修司 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP10197398A priority Critical patent/JP2000032630A/ja
Publication of JP2000032630A publication Critical patent/JP2000032630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ハウジングとリレーとの組み合わせを容易に判
別できて、ハウジングに対するリレーの誤組装着を防止
することのできる電気接続箱を提供する。 【解決手段】リレーボックス11は、ボックス本体12
と、ハウジング110,115とを備える。ハウジング
110には端子挿入孔111,112が透設され、ハウ
ジング115には端子挿入孔116,116A,117
が透設されている。ハウジング115の側面下部には、
係止突起24が突出形成されている。ハウジング115
にはヒンジ17を介して係合部16が一体形成されてい
る。係合部16の係合片18には、係止突起24に対応
する孔19が透設されるとともに、係合突起20が突出
形成されている。孔19に係止突起24を押し込むこと
により、ハウジング115に係合部16が係止保持され
る。係合部16の係合突起20により、ハウジング11
5にリレー101が誤組装着されるのが阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばリレーを装
着するためのハウジングを備えた電気接続箱に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の種々の電装回路や電子
部品等の電装品を収める電気接続箱として、リレーボッ
クスが用いられている。このようなリレーボックスに装
着されるリレーには種々の端子数及び端子配置を備えた
ものが提供されており、これらリレーの端子数及び端子
配置に対応するハウジングを備えたリレーボックスが提
供されている。ところが、これらのリレー及びリレーボ
ックスは専用のものが必要であり、汎用性がないため、
コストが高くなる。
【0003】このような問題を解決するために、リレー
においても国際標準化が図られている。その中にマイク
ロISO(International Standard Organization )リ
レーがある。このマイクロISOリレーにはM4リレ
ー,MB5リレーが含まれている。図5(a)は、M4
リレーの底面図、図5(b)は、MB5リレーの底面図
をそれぞれ示す。また、図5(c)は、M4リレー用の
ハウジングの平面図、図5(d)は、MB5リレー用の
ハウジングの平面図をそれぞれ示す。
【0004】図5(a)に示すように、M4リレー10
1はリレー本体102の底面にそれぞれ二本の端子10
3,104からなる合計四本の端子を有している。二本
の端子103〔187端子(端子幅が0. 187イン
チ)とも言う〕は、リレー本体102の底面に所定間隔
をおいて長手方向に平行に延びている。また、二本の端
子104〔250端子(端子幅0. 250インチ)とも
言う〕は、リレー本体102の底面に所定間隔をおいて
短手方向に平行、すなわち前記端子103に直交するよ
うに延びている。
【0005】図5(b)に示すように、MB5リレー1
05はリレー本体106の底面に三本の端子107,1
07A及び二本の端子108からなる合計五本の端子を
有している。三本の端子107,107A〔187端子
(端子幅が0. 187インチ)とも言う〕は、リレー本
体106の底面に所定間隔をおいて長手方向に平行に延
びている。また、二本の端子108〔250端子(端子
幅0. 250インチ)とも言う〕は、リレー本体106
の底面に所定間隔をおいて短手方向に平行、すなわち前
記端子107,107Aに直交するように延びている。
ここで、MB5リレー105を前記M4リレー101と
比較すると、端子107Aが一本多く、他の部分は端子
数及び端子配置も同一であり、さらにリレー本体10
6,102の外形も等しい。
【0006】図5(c)に示すように、M4リレー用の
ハウジング110には、前記M4リレー101の端子1
03,104に対応する端子挿入孔111,112が四
つ透設されている。二つの端子挿入孔111は、前記端
子103に対応し、二つの端子挿入孔112は、前記端
子104に対応する。
【0007】図5(d)に示すように、MB5リレー用
のハウジング115には、前記MB5リレー105の端
子107,107A,108に対応する端子挿入孔11
6,116A,117が五つ透設されている。二つの端
子挿入孔116は、前記端子107に対応し、一つの端
子挿入孔116Aは、前記端子107Aに対応し、さら
に二つの端子挿入孔117は、前記端子108に対応す
る。ここで、MB5リレー用のハウジング115を前記
M4リレー用のハウジング110と比較すると、前記端
子107Aに対応する端子挿入孔116Aが一つ多く、
他の部分は端子挿入孔数及び透設位置も同一であり、さ
らにハウジング115,110の外形も等しい。
【0008】そして、図5(c)に示すM4リレー用の
ハウジング110の端子挿入孔111,112に対し、
M4リレー101の端子103,104をそれぞれ挿入
することにより、M4リレー用のハウジング110にM
4リレー101が装着される。また、図5(d)に示す
MB5リレー用のハウジング115の端子挿入孔11
6,116A,117に対し、MB5リレー105の端
子107,107A,108をそれぞれ挿入することに
より、MB5リレー用のハウジング115にMB5リレ
ー105が装着される。なお、これらの装着作業は、自
動車の組立ラインにおいて、作業時間が限られたライン
作業で行われている。このようにして、リレーボックス
のそれぞれのハウジング110,115に対応したリレ
ー101,105を装着することにより、電気回路とし
て成立し、システムが作動可能な状態となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リレー
101,105及びハウジング110,115では、上
述した端子107A及それに対応する端子挿入孔116
A以外の部分は同一形状となっているため、リレー10
1,105とハウジング110,115との正しい組み
合わせを判別しにくく、特に作業時間が限られたライン
作業において判別しにくい。また、MB5リレー105
はM4リレー101よりも端子107Aが一本多いた
め、M4リレー用のハウジング110に対してMB5リ
レー105を装着できない。ところが、MB5リレー用
のハウジング115は五つの端子挿入孔116,116
A,117を備えているため、四つの端子103,10
4を備えたM4リレー101をMB5リレー用のハウジ
ング115に対して誤組装着してしまうおそれがあっ
た。なお、誤組とは、ハウジングとリレーとの誤った組
み合わせ、すなわち、所定のハウジングに対して所定以
外のリレーを誤って組み合わせることである。従って、
MB5リレー用のハウジング115にM4リレー101
が誤組装着されると、電気回路として成立せず、システ
ムが作動することはない。
【0010】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、ハウジングとリレーとの組
み合わせを容易に判別できて、ハウジングに対するリレ
ーの誤組装着を防止することのできる電気接続箱を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、複数の端子を有するリ
レーを装着するためのハウジングを備えた電気接続箱に
おいて、前記ハウジングに対して前記リレーを装着する
際に、該リレーにおける所定の端子の有無を指示するた
めの指示手段を設けたことをその要旨とする。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電気接続箱において、前記指示手段は、前記リレーに
おける所定の端子の挿入経路上の検出位置と、前記ハウ
ジングから退避した退避位置とに位置切換え可能に設け
られ、かつ、前記リレーの装着時において前記所定の端
子との係合に基づいて前記退避位置に切換えられる可動
部材であることをその要旨とする。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の電気接続箱において、前記可動部材は、前記ハウジン
グ上に突出するように設けられた弾性変形可能な可動片
と、該可動片に形成されかつ前記所定の端子の挿入に基
づいて前記可動片を前記退避位置に移動させる係合斜面
とを備えることをその要旨とする。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項2又は請
求項3に記載の電気接続箱において、前記可動部材は、
前記所定の端子が無いときに前記リレーの下面に当接し
てリレーの装着を阻止する装着阻止部を備えることをそ
の要旨とする。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項3又は請
求項4に記載の電気接続箱において、前記可動片には、
前記リレーの装着時にリレーの一部に係合して該リレー
を係合保持する係合突起が形成されていることをその要
旨とする。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項2から請
求項5のいずれか一項に記載の電気接続箱において、前
記可動部材は、薄肉ヒンジを介して前記ハウジングに一
体形成され、前記ハウジングに形成された係止部によっ
て前記ハウジング上に突出するように係止保持されるこ
とをその要旨とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を自動車に設置さ
れるリレーボックスに具体化した一実施の形態を図1〜
図3に基づいて説明する。尚、本実施形態において、図
5に示した従来の形態と同じ構成部材については符号を
等しくしてその詳細な説明を一部省略する。
【0018】図1に示すように、リレーボックス11は
合成樹脂材料から形成され、ボックス本体12と、その
上面に突出形成された二つのハウジング110,115
とを備える。なお、本実施の形態のハウジング110は
M4リレー用であり、そのハウジング110にM4リレ
ー101が装着されるようになっている。M4リレー1
01の側部には、突起27が突出形成されている。ま
た、ハウジング115はMB5リレー用であり、そのハ
ウジング115にはMB5リレー105が装着されるよ
うになっている。MB5リレー105の側部には、突起
30が突出形成されている。なお、MB5リレー105
の端子107Aは、M4リレー101には設けられてい
ない所定の端子107Aである。
【0019】本実施の形態のMB5リレー用のハウジン
グ115においては、M4リレー用のハウジング110
と比較して以下のような点でも相違している。すなわ
ち、ハウジング115の側面中央下部には、係止部とし
ての係止突起24が突出形成されている。
【0020】また、ボックス本体12において、ハウジ
ング115の最下部中央には、薄肉ヒンジ17を介して
可動部材としての係合部16が一体形成されている。係
合部16は、弾性変形可能な可動片としての係合片18
と、その先端に突出形成された係合突起20とを備えて
いる。この係合突起20は、係合面21,装着阻止部と
しての当接面22及び係合斜面としてのテーパ面23を
有している。
【0021】係合片18の基端側には前記係止突起24
に対応する孔19が透設されている。そして、係合部1
6をヒンジ17により起立させるとともに、係合部16
の孔19に係止突起24を押し込むことにより、図中二
点鎖線で示すように、ハウジング115に当接して係合
部16が起立した状態で、ハウジング115上に突出す
るように係止保持される。
【0022】この場合、係合部16は、MB5リレー用
のハウジング115の側面中央に密接した状態で保持さ
れるとともに、その係合突起20は、端子挿入孔116
Aの上方に突出するようになっている。換言すれば、係
合部16の係合突起20は、所定の端子107Aの挿入
経路上に位置しており、この係合突起20の位置が所定
の端子107Aの有無を検出する検出位置となる。
【0023】より詳しく説明すると、MB5リレー用の
ハウジング115に対してMB5リレー105の挿入さ
れる時には所定の端子107Aが存在し、所定の端子1
07Aが係合突起20のテーパ面23に係合する。する
と、端子107Aとテーパ面23との係合に基づいて係
合部16がMB5リレー用のハウジング115から退避
する方向へ弾性的に撓み、退避位置に移動される。
【0024】また、MB5リレー用のハウジング115
に対してM4リレー101の装着される時には所定の端
子107Aが無いため、リレー本体102の底面が係合
突起20の当接面22に当接する。すると、当接面22
を有する係合部16はほとんど撓むことなく、M4リレ
ー101の装着を阻止するようになる。このようにし
て、リレー101,105における所定の端子107A
の有無が検出されるとともに、指示される。
【0025】なお、本実施の形態において、係合部16
は、所定の端子107Aの有無を指示するための指示手
段となっており、検出位置と退避位置とに位置切替え可
能に配設されている。
【0026】また、MB5リレー用のハウジング115
に対してMB5リレー105を装着した際に、係合突起
20の係合面21はMB5リレー105の突起30の上
面に係合され、係合突起20が突起30、ひいてはMB
5リレー105を係合保持するようになっている。
【0027】次に、リレー101,105を上記のよう
に構成されてなるリレーボックス11に装着する方法に
ついて説明する。なお、これらの装着作業は、自動車の
組立ラインにおけるライン作業で行われている。
【0028】図1に示すように、リレーボックス11に
対するリレー101,105の装着作業を行う前に、ま
ず、MB5リレー用のハウジング115において係合部
16をヒンジ17により起立させるとともに、係合部1
6の孔19に係止突起24を押し込む。これにより、図
中二点鎖線で示すように、ハウジング115に対して係
合部16を予め起立させた状態で係止保持しておく。
【0029】さて、M4リレー用のハウジング110に
M4リレー101を装着するには、まず、ハウジング1
10の端子挿入孔111,112に対し、M4リレー1
01の端子103,104をそれぞれ対応させて挿入す
ることにより、M4リレー用のハウジング110にM4
リレー101が装着される。
【0030】また、M4リレー用のハウジング110の
端子挿入孔111,112に対し、MB5リレー105
の端子107,107A,108をそれぞれ装着しよう
としても、端子107Aが一本多いため、ハウジング1
10にMB5リレー105を装着することはできない。
【0031】次に、MB5リレー用のハウジング115
の端子挿入孔116,116A,117に対し、MB5
リレー105の端子107,107A,108をそれぞ
れ対応させて装着する。この場合、図2に示される態様
で装着作業が行われる。図2(a)は、MB5リレー用
のハウジング115に対するMB5リレー105の装着
前の状態を示した一部破断側面図であり、図2(b)
は、MB5リレー105の端子107Aが係合部16に
係合した状態を示した一部破断側面図であり、図2
(c)は、MB5リレー用のハウジング115に対する
MB5リレー105の装着後の状態を示した一部破断側
面図である。
【0032】そして、図2(a)の状態から、ハウジン
グ115の前記端子挿入孔116,116A,117に
対し、MB5リレー105の端子107A,108等を
それぞれ対応させる。図2(b)に示すように、MB5
リレー105を装着方向に移動させると、MB5リレー
105の中央の端子107Aが係合部16のテーパ面2
3に係合する。端子107Aとテーパ面23との係合に
基づいて、係合部16がMB5リレー用のハウジング1
15から退避する方向へ弾性的に撓む。
【0033】その後、図2(b)の状態から端子107
A,108等を前記端子挿入孔116,116A,11
7にそれぞれ挿入すると、MB5リレー105とテーパ
面23との係合に基づいて、係合部16がMB5リレー
用のハウジング115から退避する方向へ弾性変形して
撓み、図2(c)に示すように、退避位置に移動され
る。以上のようにして、ハウジング115にMB5リレ
ー105が装着されると同時に、MB5リレー105の
突起30の上面に係合突起20の係合面21が係合し、
MB5リレー105が抜け止め保持される。
【0034】また、図3に示すように、MB5リレー用
のハウジング115へのリレーの装着時にM4リレー1
01を誤って装着しようとすると、M4リレー101に
は前記MB5リレー105における中央の端子107A
がないため、係合部16の係合突起20は検出位置に保
持される。そのため、M4リレー101を装着方向に移
動させると、リレー本体102の底面が係合突起20の
当接面22に当接して、M4リレー101の挿入方向へ
の移動が規制され、M4リレー101のMB5リレー用
のハウジング115への装着が阻止される。
【0035】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られるようになる。 (1)本実施の形態では、係合部16によりMB5リレ
ー105における所定の端子107Aの有無を検出して
指示するようにしたので、誤組装着の有無を容易かつ確
実に判別することができる。換言すれば、MB5リレー
用のハウジング115にM4リレー101を誤って装着
しようとすると、M4リレー101のリレー本体102
の底面が係合突起20の当接面22に当接してM4リレ
ー101の装着が阻止される。
【0036】このため、係合部16の係合突起20によ
り、M4リレー101の挿入方向への移動を規制するこ
とができるとともに、MB5リレー用のハウジング11
5に対するM4リレー101の誤組装着を防止すること
ができる。
【0037】従って、MB5リレー用のハウジング11
5に対してM4リレー101を誤組装着することがなく
なるため、MB5リレー用のハウジング115に対して
MB5リレー105だけを確実に装着することができる
ようになる。その結果、従来のように誤組装着されるお
それがなくなるため、電気回路として成立することがで
き、システムを好適に作動させることができる。
【0038】(2)本実施の形態では、MB5リレー用
のハウジング115にMB5リレー105を装着した際
に、MB5リレー105の突起30の上面に係合突起2
0の係合面21が係合するため、MB5リレー105を
抜け止め保持することができるようになる。
【0039】(3)本実施の形態では、係合部16は、
弾性変形可能な係合片18と、その先端に突出形成され
たテーパ面23等を有する係合突起20とからなるた
め、係合部16の構成を簡素化することができる。
【0040】(4)本実施の形態では、係合部16は薄
肉ヒンジ17を介してMB5リレー用のハウジング11
5と一体形成されているため、部品点数の増加を抑制す
ることができるとともに、容易に製造することができ、
製造コストを低減することができる。
【0041】(5)本実施の形態では、係合部16の孔
19にハウジング115の係止突起24を押し込むこと
により、MB5リレー用のハウジング115に対して係
合部16を起立状態に係止保持することができる。
【0042】尚、前記実施の形態を次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 前記実施の形態では、指示手段としてMB5リレー
用のハウジング115に形成された係合部16を用いた
が、指示手段は特にハウジング115に形成された係合
部16に限定されるものではない。
【0043】例えば、図4に示すように、MB5リレー
用のハウジング115を包囲するようにスカート部31
を設け、そのスカート部31に前記実施の形態と略同様
の係合部32を形成するようにしてもよい。このように
構成した場合でも、前記実施の形態における上記(1)
又は(2)に記載した効果に準じた効果を奏することが
できる。
【0044】・ また、指示手段としては、例えば、端
子挿入孔116Aに対する所定の端子107Aの挿入に
基づいて切断されて、ハウジング115から離脱するよ
うな手段であってもよい。要は、複数の端子107,1
07A,108を有するリレー105における所定の端
子107Aの有無を指示することの可能な手段であれば
よい。
【0045】・ 前記実施の形態では、指示手段として
の係合部16には弾性変形可能な係合片18を設けた
が、所定の端子107Aが端子挿入孔116Aに装着さ
れたら、係合部が折曲するような構成としてもよい。
【0046】・ 前記実施の形態におけるMB5リレー
用のハウジング115において、MB5リレー105の
端子107Aに対応するように一個の係合部16を配設
したが、これに加えて任意の端子116,117に対応
するように前記係合部16と同様の係合部を配設しても
よい。
【0047】・ 前記実施の形態では、係合部16をヒ
ンジ17を介してMB5リレー用のハウジング115に
一体形成したが、ヒンジ17を省略する構成としてハウ
ジング115と係合部16とを別体で形成してもよい。
この場合、孔19及び係止突起24を複数設けるように
してもよい。また、孔19及び係止突起24を省略する
構成とし、MB5リレー用のハウジング115に係合部
16の下部のみを固定する構成としてもよい。
【0048】以上のように構成した場合でも、前記実施
の形態における上記(1)又は(2)に記載した効果に
準じた効果を奏することができる。 ・ 前記実施の形態では、MB5リレー105の突起3
0の上面に係合突起20の係合面21が係合して、MB
5リレー105を係合保持するようにしたが、係合部1
6の係合突起20がMB5リレー105の上面を係合保
持するようにしてもよい。また、係合突起20の係合面
21がMB5リレー105を係合保持しないような構成
としても差し支えない。さらに、MB5リレー105の
突起30を省略してもよい。
【0049】・ 前記実施の形態では、M4リレー用の
ハウジング110及びMB5リレー用のハウジング11
5を備えたリレーボックス11に具体化したが、例えば
マイクロISOリレー用のハウジング以外のリレー用ハ
ウジングを備えたリレーボックスに具体化してもよく、
特にリレーボックス11に限定されるものではない。
【0050】・ 前記実施の形態では、電気接続箱とし
てリレーボックス11に具体化したが、例えばコネクタ
ハウジングを備えたもの等に具体化してもよく、特にリ
レーボックス11に限定されるものではない。
【0051】更に、特許請求の範囲の各請求項に記載さ
れないものであって、上記実施の形態から把握できる技
術的思想について以下にその効果とともに記載する。 ・ 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電気
接続箱において、前記ハウジングはMB5リレー用であ
る電気接続箱。
【0052】このように構成した場合、請求項1から請
求項6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、M
B5リレー用のハウジングに対して、M4リレーを誤組
装着することはなく、MB5リレーを確実に装着するこ
とができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
以下のような優れた効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、指示手段が設けられているため、ハウジン
グとリレーとの組み合わせを容易に判別できて、ハウジ
ングに対するリレーの誤組装着を防止することができ
る。
【0054】請求項2に記載の発明によれば、指示手段
としての可動部材により、請求項1に記載の発明の効果
を確実に奏することができる。請求項3に記載の発明に
よれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、可動部
材が可動片と係合斜面とからなるため、可動部材の構成
を簡素化することができる。
【0055】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
又は請求項3に記載の発明の効果に加えて、所定の端子
が無いときに装着阻止部がリレーの下面に当接し、該リ
レーの装着を阻止して誤組装着を防止することができ
る。
【0056】請求項5に記載の発明によれば、請求項3
又は請求項4に記載の発明の効果に加えて、リレー装着
時にリレーの一部を係合突起が係合して係合保持するこ
とができるため、リレーの抜け止め保持をすることがで
きる。
【0057】請求項6に記載の発明によれば、請求項2
から請求項5のいずれか一項に記載の発明の効果に加え
て、薄肉ヒンジを介して可動部材をハウジングに一体形
成したため、部品点数の増加を抑制することができると
ともに、容易に製造することができ、製造コストを低減
することができる。また、ハウジングに形成された係止
部により、可動部材をハウジング上に突出するようにし
た状態で係止保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるリレーボックスにM4リ
レー及びMB5リレーを装着する状態を示す分解斜視
図。
【図2】MB5リレー用のハウジングに対するMB5リ
レーの装着前後の状態を示す一部破断側面図。
【図3】MB5リレー用のハウジングに対するM4リレ
ーの装着を阻止した状態を示す一部破断側面図。
【図4】別の実施の形態におけるリレーボックスの一部
を示す斜視図。
【図5】リレーの底面図、及びリレーボックスのハウジ
ングの平面図。
【符号の説明】
11…リレーボックス、16…係合部、17…ヒンジ、
18…係合片、19…孔、20…係合突起、21…係合
面、22…当接面、23…テーパ面、24…係止突起、
30…突起、32…係合部、101…M4リレー、10
3,104…端子、105…MB5リレー、107,1
07A,108…端子、110…M4リレー用のハウジ
ング、111,112…端子挿入孔、115…MB5リ
レー用のハウジング、116,116A,117…端子
挿入孔。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子を有するリレーを装着するた
    めのハウジングを備えた電気接続箱において、 前記ハウジングに対して前記リレーを装着する際に、該
    リレーにおける所定の端子の有無を指示するための指示
    手段を設けた電気接続箱。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気接続箱において、 前記指示手段は、前記リレーにおける所定の端子の挿入
    経路上の検出位置と、前記ハウジングから退避した退避
    位置とに位置切換え可能に設けられ、かつ、前記リレー
    の装着時において前記所定の端子との係合に基づいて前
    記退避位置に切換えられる可動部材である電気接続箱。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電気接続箱において、 前記可動部材は、前記ハウジング上に突出するように設
    けられた弾性変形可能な可動片と、該可動片に形成され
    かつ前記所定の端子の挿入に基づいて前記可動片を前記
    退避位置に移動させる係合斜面とを備える電気接続箱。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載の電気接続
    箱において、 前記可動部材は、前記所定の端子が無いときに前記リレ
    ーの下面に当接してリレーの装着を阻止する装着阻止部
    を備える電気接続箱。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載の電気接続
    箱において、 前記可動片には、前記リレーの装着時にリレーの一部に
    係合して該リレーを係合保持する係合突起が形成されて
    いる電気接続箱。
  6. 【請求項6】 請求項2から請求項5のいずれか一項に
    記載の電気接続箱において、 前記可動部材は、薄肉ヒンジを介して前記ハウジングに
    一体形成され、前記ハウジングに形成された係止部によ
    って前記ハウジング上に突出するように係止保持される
    電気接続箱。
JP10197398A 1998-07-13 1998-07-13 電気接続箱 Pending JP2000032630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10197398A JP2000032630A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 電気接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10197398A JP2000032630A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 電気接続箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000032630A true JP2000032630A (ja) 2000-01-28

Family

ID=16373856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10197398A Pending JP2000032630A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 電気接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000032630A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5562486A (en) Lock detection connector
KR0127308Y1 (ko) 커넥터 결합 검출 장치
US7648377B2 (en) Connector having connection detecting means which is elastically deformable
EP1662621B1 (en) Electrical connector
EP0734100A2 (en) Electrical connector with terminal position assurance
US7014511B2 (en) Electrical connector
US6116914A (en) Connector for a circuit board
JP4932756B2 (ja) 部品を内部に収容した箱体
US20060116017A1 (en) Electrical connector housing, electrical connector, and connector assembly
US20170250504A1 (en) Joint connector
JP2729561B2 (ja) コネクタ
US7056150B2 (en) Electrical connector box
EP0871253B1 (en) Lock detection connector
JPH08287990A (ja) コネクタ
JP2002305828A (ja) 電気接続箱とコネクタハウジングとの固定構造
US5655928A (en) Incomplete engagement detecting structure in a connector
US20060035536A1 (en) Electrical connector
JP2000032630A (ja) 電気接続箱
JP2008117706A (ja) カードエッジコネクタ
US5662490A (en) Bulb socket and method for using
EP0829926A2 (en) Electrical distribution box
JP2923521B2 (ja) ランス不良検出方法及びその構造
KR20040048820A (ko) 카드용 커넥터 장치
JP3210594B2 (ja) 電気接続箱
JP2006261022A (ja) カード用コネクタ及びコネクタ