JP2000032624A - 電柱の引き抜き装置 - Google Patents

電柱の引き抜き装置

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JP2000032624A
JP2000032624A JP19766298A JP19766298A JP2000032624A JP 2000032624 A JP2000032624 A JP 2000032624A JP 19766298 A JP19766298 A JP 19766298A JP 19766298 A JP19766298 A JP 19766298A JP 2000032624 A JP2000032624 A JP 2000032624A
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JP
Japan
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lining
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JP19766298A
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Inventor
Tadashi Kitajima
正 北嶋
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KITAJIMA JIDOSHA KK
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KITAJIMA JIDOSHA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱部材に傷を付けることなく引き抜きを行
う。 【解決手段】 下部柱部材11に上部柱部材12を嵌め
こみ連結した電柱1の下部柱部材11と上部柱部材12
とに夫々巻き付け固定される対の固定金具2,2と、両
固定金具2,2間を連結する伸縮自在な調節部材3とか
らなる。固定金具2の柱部材の外周面に接する内面にラ
イニング28を設ける。ライニング28が固定金具2と
柱部材との摩擦抵抗を増大させるために、柱部材に対し
て固定金具2が滑ったりすることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複合柱や継柱と称さ
れている電柱の引き抜き装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート柱に鋼管柱を継いだ複合柱
や、複数本の鋼管を継いだ継柱のように、複数本の柱部
材を連結することで形成された電柱では、その電柱の交
換にあたり、地面に埋め込まれている下部柱部材から上
部柱部材を引き抜き、新たな上部柱部材を下部柱部材に
継ぐことが行われている。
【0003】この場合、下部柱部材と上部柱部材とは、
差し込み嵌合で連結されているだけとはいえ、上部柱部
材を吊り上げるだけでは引き抜くことはできないことか
ら、上部柱部材と下部柱部材とに夫々固定金具を巻き付
け固定し、両固定金具の間隔をターンバックルやシリン
ダーなどを用いて広げることで連結を解除し、最終的に
上部柱部材をクレーンなどで吊り上げることで上部柱部
材の引き抜きを行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の固定金
具は、ターンバックルやシリンダーなどを用いて間隔を
広げる際に柱部材に対して固定金具が滑ってしまうこと
で柱部材に傷を付けてしまうことが多々あり、該柱部
材、殊に鋼管製の上部柱部材の再利用を図りたいという
要求に応ずることができなくことがあった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは柱部材に傷を付ける
ことなく引き抜きを行うことができる電柱の引き抜き装
置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、下部
柱部材に上部柱部材を嵌めこみ連結した電柱の下部柱部
材と上部柱部材とに夫々巻き付け固定される対の固定金
具と、両固定金具間を連結する伸縮自在な調節部材とか
らなる電柱の引き抜き装置において、固定金具の柱部材
の外周面に接する内面にライニングを設けていることに
特徴を有している。ライニングが固定金具と柱部材との
摩擦抵抗を増大させるために、柱部材に対して固定金具
が滑ったりすることがないものである。
【0007】ここにおけるライニングには、アスベスト
レジンからなるブレーキ用ライニングを好適に用いるこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態の一例に
基づいて詳述すると、図中1は電柱であり、該電柱はコ
ンクリート柱として形成されている下部柱部材11と、
鋼管で形成された上部柱部材12とからなるもので、上
部柱部材11の上端に設けた嵌合用円柱部13に上部柱
部材12の下端を嵌めこむことで、下部柱部材11と上
部柱部材12とが連結されている。
【0009】このように形成された電柱1における地面
に埋め込まれる下部柱部材11から上部柱部材12を引
き抜く時のための引き抜き装置は、下部柱部材11の外
周及び上部柱部材12の外周に夫々巻き付け固定される
一対の固定金具2と、両固定金具2,2間を相互に連結
して両固定金具2,2の間隔を調節する調節部材3とか
らなるもので、各固定金具2は、図2に示すように、一
対の略半円形の円弧材21,21の一端同士をピン22
で回動自在に連結するとともに、一方の円弧材21の他
端にボルト24を回動自在に取り付け、他方の円弧材2
1の他端にボルト24を通すことができる溝25を設け
て、柱部材11,12に固定金具2を巻き付けた状態で
ボルト24を溝25に通してボルト24に螺合させたナ
ット26を締め付けることで、柱部材11,12に固定
金具2を巻き付け固定することができるようにしたもの
となっている。そして、各固定金具2の内周面にはライ
ニング28がリベット止めで固定されている。このライ
ニング28としては、アスベストレジン製のもの、殊に
ブレーキライニング用として調製されたものを好適に用
いることができるが、これに限定するものではなく、柱
部材11,12との間の摩擦抵抗が大きくなるものであ
ればよい。
【0010】調節部材3は複数本、図示例では2本のタ
ーンバックル30、30にて形成されており、各ターン
バックル30の上下端が夫々固定金具2にピン23によ
って回動自在に連結されている。また、各ターンバック
ル30はピン23の着脱によって固定金具2から取り外
すことができるようにされている。
【0011】この引き抜き装置を用いて、下部柱部材1
1から上部柱部材12を引き抜くには、調節部材3によ
って相互に連結されている一対の固定金具2,2のうち
の一方を下部柱材11の外周に巻き付け固定し、他方の
固定金具2を上部柱部材12の外周に巻き付け固定す
る。そして、調節部材3である2本のターンバックル3
0,30に各々ラチェットレンチのような工具4,4を
係合させて、両ターンバックル30,30を同時に回転
させて伸長させる。この結果、下部柱部材11に対して
上部柱部材12が引き抜かれる。
【0012】この時、各固定金具2の内面には、上述の
ようにアスベストレジン等からなるライニング28を貼
ってあるために、固定金具2が柱部材11,12に対し
て滑ったりすることがなく、柱部材11,12に傷をつ
けてしまうことがないものであり、このために引き抜い
た上部柱部材12の再利用を図ることができる。
【0013】調節部材3には上述のターンバックル30
を用いることがコスト的に有利であるが、図3に示すよ
うに、小型手動ポンプに接続した油圧シリンダー31な
どを用いてもよいのはもちろんである。
【0014】なお、本引き抜き装置は、調節部材3を短
縮させる方向に作動させることによって下部柱部材11
に上部柱部材12を嵌め込む作業に用いることもでき
る。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明においては、下部柱
部材に上部柱部材を嵌めこみ連結した電柱の下部柱部材
と上部柱部材とに夫々巻き付け固定される対の固定金具
と、両固定金具間を連結する伸縮自在な調節部材とから
なる電柱の引き抜き装置において、固定金具の柱部材の
外周面に接する内面にライニングを設けているために、
ライニングが固定金具と柱部材との摩擦抵抗を増大させ
て柱部材に対する固定金具の滑りを防ぐために、柱部材
に傷を付けてしまうことがないものであり、従って柱部
材の再利用に支障をきたすことがないものである。
【0016】そして、ライニングにアスベストレジンか
らなるブレーキ用ライニングを用いれば、コスト的に有
利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の破断正面図であ
る。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の他例の正面図である。
【符号の説明】
1 電柱 2 固定金具 3 調節部材 11 下部柱部材 12 上部柱部材 28 ライニング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部柱部材に上部柱部材を嵌めこみ連結
    した電柱の下部柱部材と上部柱部材とに夫々巻き付け固
    定される対の固定金具と、両固定金具間を連結する伸縮
    自在な調節部材とからなる電柱の引き抜き装置であっ
    て、固定金具は柱部材の外周面に接する内面にライニン
    グが設けられていることを特徴とする電柱の引き抜き装
    置。
  2. 【請求項2】 ライニングはアスベストレジンからなる
    ブレーキ用ライニングであることを特徴とする請求項1
    記載の電柱の引き抜き装置。
JP19766298A 1998-07-13 1998-07-13 電柱の引き抜き装置 Withdrawn JP2000032624A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014050201A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Hokuriku Electric Power Co Inc:The 継柱用パンザマストの取外し工具および継柱用パンザマストの取外し工法
JP2017101545A (ja) * 2017-01-23 2017-06-08 北陸電力株式会社 木柱の引抜装置および木柱の引抜方法

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Effective date: 20051004