JP2000031364A - インナーリードおよびその曲げ加工方法 - Google Patents

インナーリードおよびその曲げ加工方法

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JP2000031364A
JP2000031364A JP20047098A JP20047098A JP2000031364A JP 2000031364 A JP2000031364 A JP 2000031364A JP 20047098 A JP20047098 A JP 20047098A JP 20047098 A JP20047098 A JP 20047098A JP 2000031364 A JP2000031364 A JP 2000031364A
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JP
Japan
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inner lead
bending
package
bent
groove
Prior art date
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Application number
JP20047098A
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English (en)
Inventor
Kiyoaki Nishitsuji
清明 西辻
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Wire Processing (AREA)
  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体パッケージを構成するリードフレームの
インナーリードであって、特に、小型化、薄型化を志向
するQONパッケージ仕様のインナーリードにおいてそ
の曲げ部より急角度で曲げることが可能で、この曲げ部
にモールド樹脂の樹脂バリの発生がなく、端子の長さが
確保できる実装性に優れたインナーリードを提供するこ
とにある。 【解決手段】半導体パッケージを構成するリードフレー
ムのインナーリード10において、該インナーリード1
0の表面曲げ部10aで幅方向に平行にV溝14を施し
てなり、このV溝14が施されたインナーリード10の
曲げ部10Aを2回曲げにより急角度θで曲げてなるイ
ンナーリードの曲げ加工方法としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体パッケージ
を構成するリードフレームのインナーリードに関するも
のであり、特に、QON(Quad Outline
Nonlead)パッケージ仕様のインナーリードの曲
げ加工に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体パッケージは、実装密度の
向上とともに小型化、薄型化され、特に、Quad O
utline Nonlead(以降QONと略す)パ
ッケージやSmall Outline Nonlea
d(以降SONと略す)パッケージにおいては、リード
を下面に配置することで従来のSSOP(Shrink
Small Package)に較べ実装面で大幅に縮
小され、優れた電気特性を発揮する小型パッケージが実
現されている。
【0003】上記のように小型化、薄型化に伴い、QO
Nパッケージ仕様のリードフレームでは、そのインナー
リードの曲げ加工が必要となり、その曲げ部の角度や形
状にも厳しい要求がなされ、従来の1回で曲げる方式で
はこの要求を満たす曲げ角度等を含めた形状のインナー
リードを得るのは困難であった。
【0004】具体的には、図4に示すように、従来のQ
ONパッケージ(2)におけるインナーリード(10)
の曲げ部(10a)での曲げ角度(θ)が60°までが
限界であり、したがってその曲げ部(10a)の形状が
R形状となり、そのR形状の曲げ部(10a)に、樹脂
モールドの際にモールド樹脂(20)の樹脂バリ(20
a)が発生し、その樹脂バリ(20a)のため仕様に適
合した端子の長さ(L)が確保できないという問題があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解決するものであり、その課題とすると
ころは、半導体パッケージを構成するリードフレームの
インナーリードにおいて、特に、小型化、薄型化を志向
するQON(Quad Outline Nonlea
d)パッケージ仕様のインナーリードにおける曲げ部よ
り急角度で曲げることが可能で、この曲げ部にモールド
樹脂の樹脂バリの発生がなく、端子の長さが確保できる
実装性に優れたインナーリードを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、半導体パ
ッケージを構成するリードフレームのインナーリードに
おいて、該インナーリードの表面曲げ部で幅方向に平行
にV溝を施してなることを特徴とするインナーリードと
したものである。
【0007】また、請求項2の発明では、前記請求項1
記載のV溝が施されたインナーリードの曲げ部を、仮曲
げ、本曲げの2回曲げにより急角度で曲げてなることを
特徴とするインナーリードの曲げ加工方法としたもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。本発明の半導体パッケージ、特にQONパッケージ
におけるインナーリードは、図1に示すように、そのイ
ンナーリード(10)の表面曲げ部(10a)で幅方向
に平行にV溝(14)を施してなることを特徴とするも
のである。
【0009】また、請求項2の発明は、図2(a)に示
すようなインナーリード(10)の表面(10b)の曲
げ部(10a)に、図2(b)に示すように、幅方向に
平行にV溝(14)が施されたインナーリード(10)
を、図2(c)に示すように、曲げ部(10a)を起点
として仮曲げを行い、図2(d)に示すように、本曲げ
を行う2回曲げにより曲げ部(10a)で急角度を有す
るインナーリード(10)の曲げ加工方法とするもので
ある。
【0010】上記V溝(14)の深さは、インナーリー
ド(10)の厚さによっても異なるが、一般的には30
μm前後が好適な値であり、これより深いとインナーリ
ード(10)の曲げ部(10a)より切れる恐れがあ
り、浅いとV溝(14)効果すなわちモールド樹脂(2
0)の樹脂バリの発生の防止と、急角度曲げが困難とな
るものである。
【0011】以上のようなインナーリード(10)とす
ることによって、インナーリード(10)の曲げ部(1
0a)を起点としてRがなく、曲げ角度(θ)80°位
にシャープに曲げることができ、特に小型化、薄型化を
志向しているQONパッケージ(2)仕様に適合したイ
ンナーリード(10)とすることができる。
【0012】さらにまた、上記曲げ部(10a)でのV
溝(14)により、図1に示すように、モールド時にモ
ールド樹脂(20)をせき止め、従来のような樹脂バリ
の発生がなく、端子の長さ(L)を長くとることができ
実装性に優れたインナーリード(10)とすることがで
きる。
【0013】本発明のインナーリード(10)は、QO
Nパッケージ(2)やSONパッケージのみならず、各
種半導体パッケージにも適用できるものである。
【0014】以下に本発明のインナーリード(10)と
するための2回曲げ(仮曲げ、本曲げ)等につき、図3
を用いて具体的に説明する。まず、図3(a)に示すよ
うに、V溝形成用ダイ(Da)上にインナーリード(1
0)を載置し、V溝形成用パンチ(Pa)でプレスして
インナーリード(10)の曲げ部にV溝(14)を形成
する。このV溝(14)形成を四角状のリードフレーム
の縦方向と横方向に繰り返す。
【0015】続いて、図3(b)に示すように、上記で
V溝(14)の施されたインナーリード(10)を仮曲
げ用ダイ(Db)上に載置し、その上から仮曲げ用パン
チ(Pb)にて、縦方向、横方向に繰り返しプレスして
仮曲げする。
【0016】続いてベットの押し下げ工程(図示せず)
を経て、図3(c)に示すように、本曲げ用ダイ(D
c)上のインナーリード(10)を本曲げ用プレス(P
c)によって、本曲げをプレスして本曲げを行い、曲げ
角度(θ)を約80°にし、インナーリード(10)の
先端部(10s)が水平になるようにする。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、半導体パッケージを構成す
るリードフレームのインナーリードにおいて、該インナ
ーリードの表面曲げ部で幅方向に平行にV溝を施してな
り、このV溝が施されたインナーリードの曲げ部を2回
曲げにより急角度で曲げてなるインナーリードとしする
ことによって、インナーリードの曲げ部にRがなく、曲
げ角度80°位にシャープに曲げることができ、特に小
型化、薄型化を志向しているQONパッケージ仕様に適
合したインナーリードとすることができる。
【0018】さらに、上記曲げ部でのV溝により、モー
ルド時にモールド樹脂をせき止め、従来のような樹脂バ
リの発生がなく、端子の長さを長くとることができ実装
性に優れたインナーリードとすることができる。
【0019】従って本発明のインナーリードは、特にQ
ONパッケージの如き小型化、薄型化志向の半導体パッ
ケージにおいて、優れた実用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すQONパッケージ
を、側断面で表した説明図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示すインナーリードの
曲げ工程を斜視図で表した説明図であり、(a)は、V
溝を施す前のインナーリード、(b)は、曲げ部の起点
となるV溝を施したインナーリード、(c)は、仮曲げ
を行ったインナーリード、(d)は、本曲げを行ったイ
ンナーリードである。
【図3】本発明のインナーリードの仮曲げの一実施の形
態を示す正面図であり、(a)は、V溝加工工程、
(b)は、仮曲げ工程、(c)は、本曲げ工程である。
【図4】本発明に係わる従来のQONパッケージのイン
ナーリードの一形態を示す側断面図である。
【符号の説明】
2‥‥QONパッケージ 10‥‥インナーリード 10a‥‥曲げ部 10b‥‥インナーリードの表面 10s‥‥インナーリードの先端部 14‥‥V溝 20‥‥モールド樹脂 20a‥‥樹脂バリ 22‥‥チップ Da‥‥V溝形成用ダイ Db‥‥仮曲げ用ダイ Dc‥‥本曲げ用ダイ Pa‥‥V溝形成用パンチ Pb‥‥仮曲げ用パンチ Pc‥‥本曲げ用パンチ θ‥‥曲げ角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B21F 1/00 B21F 1/00 D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体パッケージを構成するリードフレー
    ムのインナーリードであって、該インナーリードの表面
    曲げ部で幅方向に平行にV溝を施してなることを特徴と
    するインナーリード。
  2. 【請求項2】前記請求項1記載のV溝が施されたインナ
    ーリードの曲げ部を、仮曲げ、本曲げの2回曲げにより
    急角度で曲げてなることを特徴とするインナーリードの
    曲げ加工方法。
JP20047098A 1998-07-15 1998-07-15 インナーリードおよびその曲げ加工方法 Pending JP2000031364A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1328023A3 (en) * 2002-01-09 2004-12-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Lead frame, method for manufacturing the same, resin-encapsulated semiconductor device and method for manufacturing the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1328023A3 (en) * 2002-01-09 2004-12-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Lead frame, method for manufacturing the same, resin-encapsulated semiconductor device and method for manufacturing the same
US8193091B2 (en) 2002-01-09 2012-06-05 Panasonic Corporation Resin encapsulated semiconductor device and method for manufacturing the same

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