JP2000031293A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2000031293A
JP2000031293A JP10200584A JP20058498A JP2000031293A JP 2000031293 A JP2000031293 A JP 2000031293A JP 10200584 A JP10200584 A JP 10200584A JP 20058498 A JP20058498 A JP 20058498A JP 2000031293 A JP2000031293 A JP 2000031293A
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    • H01L21/8232Field-effect technology
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    • H01L21/8238Complementary field-effect transistors, e.g. CMOS
    • H01L21/823814Complementary field-effect transistors, e.g. CMOS with a particular manufacturing method of the source or drain structures, e.g. specific source or drain implants or silicided source or drain structures or raised source or drain structures

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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ソース拡散層がウェル領域の電位と
同電位になるCMOS回路において、レイアウト面積を
減少できるようにすることを最も主要な特徴とする。 【解決手段】たとえば、P+ 型ソース拡散層22とNウ
ェル領域12とが同電位になるPチャネルMOSトラン
ジスタにおいては、Nウェル領域12の表面部のソース
領域に対応する部位に、ソース拡散層22と、ソース拡
散層22とは異種拡散領域となるN+ 型基板拡散層23
とを形成する。そして、ソース拡散層22および基板拡
散層23に、サリサイド層24bを介して、上層の配線
層を接続するためのソースコンタクト26を接続する。
こうして、基板拡散層23上にソースコンタクト26を
取るようにすることで、ソースコンタクト26をPウェ
ル領域13により近付けて配置することが可能な構成と
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置に関
するもので、特に、ソース拡散層が半導体基板(また
は、ウェル領域)の電位と同電位になるMOS型集積回
路に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、MOS型集積回路においては、ソ
ースコンタクトをソース拡散層上に取る必要から、一般
に、ソース拡散層とソースコンタクトとの包含関係を有
する設計基準にもとづくデザインルールにしたがって設
計されている。
【0003】図4は、従来の設計基準にもとづいてデザ
インされたCMOS(Complementary MOS)回路の概
略構成を示すものである。このCMOS回路は、たとえ
ば、P型Si基板101上に、Nウェル領域102およ
びPウェル領域103が選択的に形成されている。そし
て、上記Nウェル領域102および上記Pウェル領域1
03の表面部に、選択的にSTI(Shallow Trench Iso
lation)構造の素子分離領域104が形成されて、Pチ
ャネルMOSトランジスタの活性領域105とNチャネ
ルMOSトランジスタの活性領域106とが形成されて
いる。
【0004】また、上記PチャネルMOSトランジスタ
の活性領域105および上記NチャネルMOSトランジ
スタの活性領域106の上部には、ゲート絶縁膜107
をそれぞれ介して、ゲートポリシリコン電極108が共
通に設けられている。このゲートポリシリコン電極10
8は、その側壁部分にサイドウォール109が形成され
ている。
【0005】そして、上記PチャネルMOSトランジス
タの活性領域105内においては、上記Nウェル領域1
02の表面部に、上記ゲートポリシリコン電極108を
マスクに、LDD(Lightly Doped Drain )構造のP-
領域105aが、また、上記ゲートポリシリコン電極1
08および上記サイドウォール109をマスクに、ソー
ス/ドレインとなるP+ 拡散層105bが、それぞれ形
成されている。
【0006】上記P+ 拡散層105bの上部には、上記
ゲート絶縁膜107をそれぞれ貫通して、ソースコンタ
クト110およびドレインコンタクト111が形成され
ている(同図(b)参照)。
【0007】一方、上記NチャネルMOSトランジスタ
の活性領域106内においては、上記Pウェル領域10
3の表面部に、上記ゲートポリシリコン電極108をマ
スクに、LDD構造のN- 領域106aが、また、上記
ゲートポリシリコン電極108および上記サイドウォー
ル109をマスクに、ソース/ドレインとなるN+ 拡散
層106bが、それぞれ形成されている。
【0008】上記N+ 拡散層106bの上部には、上記
ゲート絶縁膜107をそれぞれ貫通して、ソースコンタ
クト112およびドレインコンタクト113が形成され
ている。
【0009】このような構成のCMOS回路は、上記ゲ
ートポリシリコン電極108に負の電圧または正の電圧
を印加して、上記P+ 拡散層105b,105b間およ
び上記N+ 拡散層106b,106b間をそれぞれ導通
・非導通状態とさせることにより、上記PチャネルMO
Sトランジスタまたは上記NチャネルMOSトランジス
タをスイッチング動作させるようになっている。
【0010】しかしながら、この構成のCMOS回路に
おいては、特に、Pウェル領域103とP+ 拡散層10
5bとの間がショートするのを防止するために、Nウェ
ル領域102とPウェル領域103との境界面Aから、
+ 拡散層105bを十分に離して形成する必要があ
る。
【0011】通常、P+ 拡散層105bと境界面Aとの
間隔Bは、Pウェル領域103およびP+ 拡散層105
b間のパンチスルーや、Nウェル領域102、Pウェル
領域103、または、P+ 拡散層105bなどの加工精
度のバラツキによる影響を考慮して、一定の間隔以上と
なるように設定される。
【0012】また、上述したように、ソースコンタクト
をソース拡散層上に取る必要から、PチャネルMOSト
ランジスタにおいては、P+ 拡散層105bをソースコ
ンタクト110よりも大きく形成しなければならない。
【0013】したがって、たとえば図5に示すように、
Nウェル領域102とPウェル領域103との境界面A
からそれぞれ間隔B,B´の範囲(図示斜線部分)C内
はP+ 拡散層105bを配置することができない禁止領
域(いわゆる、デッド・スペース)となっている。この
結果、このデッド・スペースCによってレイアウト面積
が増加し、チップサイズを増大させるという問題があっ
た。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
においては、ソースコンタクトをソース拡散層上に取る
必要から、P+ 拡散層を配置できないデッド・スペース
が大きくなってレイアウト面積が増加し、チップサイズ
を増大させるという問題があった。そこで、この発明
は、レイアウト面積を減少でき、チップサイズの増大を
抑えることが可能な半導体装置を提供することを目的と
している。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の半導体装置にあっては、第一導電型の
第一の半導体層と、この第一の半導体層によって囲まれ
た第二導電型の第二の半導体層と、この第二の半導体層
の表面上に絶縁膜を介して設けられたゲート電極と、こ
のゲート電極の形成位置を除く、前記第二の半導体層の
表面部に、前記第一の半導体層と前記第二の半導体層と
の第一の界面より所定の間隔を有して設けられた、前記
第二の半導体層の電位と異電位になる第一導電型の第一
の拡散層領域と、前記ゲート電極の形成位置を除く、前
記第二の半導体層の表面部に、前記第一の半導体層と前
記第二の半導体層との第二の界面より所定の間隔を有し
て設けられた、前記第二の半導体層の電位と同電位にな
る第一導電型の第二の拡散層領域と、この第二の拡散層
領域と前記第二の界面との間の、前記第二の半導体層の
表面部に形成された、第二導電型の半導体領域と、この
半導体領域上および前記第二の拡散層領域上に一体的に
形成された低抵抗層と、この低抵抗層を介して、前記半
導体領域および前記第二の拡散層領域にそれぞれ接続さ
れた接続電極とから構成されている。
【0016】この発明の半導体装置によれば、低抵抗層
を介して、第二の拡散層領域と接続電極とをコンタクト
できるようになる。これにより、ソースコンタクトをソ
ース拡散層上に取る必要がなくなる分、ソース拡散層の
エリアを小型化することが可能となるものである。
【0017】また、この発明の半導体装置にあっては、
MOS型集積回路のソース拡散層が半導体基板の電位と
同電位になるものにおいて、基板拡散層を前記ソース拡
散層と兼用させ、このソース拡散層につながるソースコ
ンタクトを前記基板拡散層につながる基板コンタクトと
しても共用できるようにした構成とされている。
【0018】この発明の半導体装置によれば、ソース拡
散層につながるソースコンタクトと基板拡散層につなが
る基板コンタクトとを同一コンタクトにより共用できる
ようになる。これにより、Nウェル領域とPウェル領域
との境界面により近付けて、ソースコンタクトを配置す
ることが可能となるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の
一形態にかかるMOS型集積回路の概略構成を、CMO
S回路を例に示すものである。なお、同図(a)はCM
OS回路の平面図であり、同図(b)は図(a)のIB−
IB線に沿う断面図である。
【0020】すなわち、このCMOS回路は、たとえ
ば、P型Si基板11上に、Nウェル領域(第二導電型
の第二の半導体層)12が選択的に設けられるととも
に、このNウェル領域12を囲むようにして、Pウェル
領域(第一導電型の第一の半導体層)13が形成されて
いる。
【0021】そして、上記Nウェル領域12および上記
Pウェル領域13の表面部に、選択的にSTI構造の素
子分離領域14が形成されて、PチャネルMOSトラン
ジスタの活性領域15とNチャネルMOSトランジスタ
の活性領域16とが形成されている。
【0022】また、上記PチャネルMOSトランジスタ
の活性領域15および上記NチャネルMOSトランジス
タの活性領域16の上部には、ゲート絶縁膜17をそれ
ぞれ介して、ゲートポリシリコン電極18が共通に設け
られている。このゲートポリシリコン電極18は、その
側壁部分にサイドウォール19が形成されている。
【0023】そして、上記PチャネルMOSトランジス
タの活性領域15内においては、上記Nウェル領域12
の表面部に、上記ゲートポリシリコン電極18をマスク
とする、P型不純物のイオン注入および拡散により、L
DD構造のP- 領域20が形成されている。
【0024】上記P- 領域20が形成された、上記Nウ
ェル領域12の表面部の、ドレイン領域に対応する部位
には、上記Nウェル領域12と上記Pウェル領域13と
の境界面(第一の界面)Aより一定の間隔Bを有して、
上記Nウェル領域12の電位と異電位になるP+ 型ドレ
イン拡散層(第一導電型の第一の拡散層領域)21が選
択的に形成されている。
【0025】また、上記P- 領域20が形成された、上
記Nウェル領域12の表面部の、ソース領域に対応する
部位には、たとえば、上記Nウェル領域12の電位と同
電位になるP+ 型ソース拡散層(第一導電型の第二の拡
散層領域)22、および、このソース拡散層22とは異
種拡散領域となる、第二導電型の半導体領域としてのN
+ 型基板拡散層(第三の拡散層領域)23が、それぞれ
形成されている。
【0026】上記ソース拡散層22は、上記Nウェル領
域12と上記Pウェル領域13との境界面(第二の界
面)Aより一定の間隔Bを有して設けられている。上記
基板拡散層23は、上記境界面Aより一定の間隔B内
で、上記ソース拡散層22に隣接して(上記ソース拡散
層22との間に境界面(第三の界面)を有して)設けら
れている。
【0027】上記ドレイン拡散層21および上記ソース
拡散層22は、たとえば、上記ゲートポリシリコン電極
18、上記サイドウォール19、および、上記基板拡散
層23の形成位置を覆うレジスト膜(図示していない)
をそれぞれマスクとする、P型不純物のイオン注入およ
び拡散により、形成されるようになっている。
【0028】上記基板拡散層23は、たとえば、上記ゲ
ートポリシリコン電極18、上記サイドウォール19、
上記ドレイン拡散層21および上記ソース拡散層22の
形成位置を覆うレジスト膜(図示していない)をそれぞ
れマスクとする、N型不純物のイオン注入および拡散に
より、形成されるようになっている。
【0029】上記ドレイン拡散層21の表面と、上記ソ
ース拡散層22および上記基板拡散層23の表面とに
は、それぞれ、Tiシリサイド膜またはCoシリサイド
膜などからなるサリサイド層(低抵抗層)24a,24
bが設けられている。
【0030】そして、このサリサイド層24a,24b
を個々に介して、上記ドレイン拡散層21には、上層の
配線層(図示していない)を接続するためのドレインコ
ンタクト25が、また、上記ソース拡散層22および上
記基板拡散層23には、上層の配線層(図示していな
い)を接続するためのソースコンタクト(接続電極)2
6が、それぞれ接続されている。
【0031】このように、ソースコンタクト26とソー
ス拡散層22との接続を、サリサイド層24bを介して
行うようにしているため、ソースコンタクト26をサリ
サイド層24bが包含すればよく、ソース拡散層22上
に取る必要がなくなる。したがって、Nウェル領域12
とPウェル領域13との境界面Aより一定の間隔Bは満
足したまま、ソース拡散層22のエリアを小型化できる
ようになる。
【0032】しかも、ソースコンタクト26とのコンタ
クトをソース拡散層22および基板拡散層23にとるこ
とにより、従来の設計基準ではソース拡散層の配置が禁
止されていた、デッド・スペース内にもソースコンタク
ト26を形成できるようになる。
【0033】この結果、たとえば図2に示すように、ソ
ースコンタクト26をPウェル領域13により近付けて
配置することが可能となるとともに、ソース拡散層22
の小型化されたエリアの分だけ、デッド・スペース(間
隔B,B´の範囲に対応する図示斜線部分)Cが小面積
化されることによって、全体的にレイアウト面積を減少
できるようになるものである。
【0034】一方、上記NチャネルMOSトランジスタ
の活性領域16内においては、上記Pウェル領域13の
表面部に、上記ゲートポリシリコン電極18をマスクと
する、N型不純物のイオン注入および拡散により、LD
D構造のN- 領域27が、また、上記ゲートポリシリコ
ン電極18および上記サイドウォール19をマスクとす
る、N型不純物のイオン注入および拡散により、N+
ドレイン拡散層28およびN+ 型ソース拡散層29が、
それぞれ形成されている。
【0035】上記ドレイン拡散層28および上記ソース
拡散層29の表面には、たとえば、Tiシリサイド膜ま
たはCoシリサイド膜などからなるサリサイド層30
a,30bがそれぞれ設けられている。
【0036】そして、このサリサイド層30a,30b
を個々に介して、上記ドレイン拡散層28には、上層の
配線層(図示していない)を接続するためのドレインコ
ンタクト31が、また、上記ソース拡散層29には、上
層の配線層(図示していない)を接続するためのソース
コンタクト32が、それぞれ接続されている。
【0037】このような構成のCMOS回路によれば、
+ 型ソース拡散層22とNウェル領域12とが同電位
になるPチャネルMOSトランジスタにおいて、Pウェ
ル領域13と異電位になるドレインコンタクト25はド
レイン拡散層21上に配置するが、ソースコンタクト2
6はサリサイド層24b上であればどこでも配置できる
ようになる。
【0038】したがって、Nウェル領域12とPウェル
領域13との境界面Aの近傍への配置が可能な基板拡散
層23上に、ソースコンタクト26の一部を配置するよ
うにすることで、従来のソースコンタクトとソース拡散
層との包含関係を有する設計基準を不要にできるように
なるものである。
【0039】上記したように、サリサイド層を介して、
ソース拡散層とソースコンタクトとをコンタクトできる
ようにしている。すなわち、P+ 型ソース拡散層上にソ
ースコンタクトを取るのではなく、N+型基板拡散層上
にソースコンタクトを取るようにしている。これによ
り、ソースコンタクトをソース拡散層上に取る必要がな
くなる分、ソース拡散層のエリアを小型化することが可
能となり、Pウェル領域と同電位になるソースコンタク
トをPウェル領域により近付けて配置できるようにな
る。したがって、従来のソースコンタクトとソース拡散
層との包含関係を有する設計基準が不要となる結果、レ
イアウト面積を減少でき、チップサイズの増大を抑える
ことが可能となるものである。
【0040】なお、上記した実施の一形態においては、
P型Si基板を用いたCMOS回路に適用した場合を例
に説明したが、これに限らず、N型Si基板を用いたC
MOS回路(NチャネルMOSトランジスタ)にも同様
に適用できる。
【0041】すなわち、N+ 型ソース拡散層が下地のP
ウェル領域と同電位になるNチャネルMOSトランジス
タにおいては、N+ 型ソース拡散層に隣接してP+ 型基
板拡散層を配置し、これらN+ 型ソース拡散層とP+
基板拡散層とに、サリサイド層を介してソースコンタク
トを取るようにすればよい。
【0042】同様に、Nウェル領域またはPウェル領域
を基板として用いる、各種のMOS型集積回路に適用可
能である。また、ソース拡散層に隣接させて基板拡散層
を形成する場合に限らず、たとえば、下地のウェル領域
(第二の半導体層)をそのまま利用するようにしてもよ
い。
【0043】また、ソースコンタクトとは別に、基板コ
ンタクトを設けるようにしてなるMOS型集積回路にお
いては、たとえば図3に示すように、ソースコンタクト
と基板コンタクトとを同一コンタクトにより共有できる
ように構成することも容易に可能である。
【0044】以下に、図3を参照して、本発明の実施の
他の形態にかかるMOS型集積回路の概略構成を、フリ
ップ・フロップ型メモリセルまたはベーシック型メモリ
セルを例に説明する。なお、同図(a)は比較のために
示す従来の設計基準にもとづいてデザインされたセルの
平面図であり、同図(b)はこの他の形態にかかるセル
の平面図である。
【0045】たとえば、従来のメモリセル(同図(a)
参照)は、Nウェル領域(半導体基板)41を囲むよう
にしてPウェル領域(半導体基板)42が形成され、さ
らに、上記Nウェル領域41および上記Pウェル領域4
2の表面部に選択的に素子分離領域43が形成されて、
PチャネルMOSトランジスタの活性領域44とNチャ
ネルMOSトランジスタの活性領域45とが形成されて
いる。
【0046】そして、上記PチャネルMOSトランジス
タの活性領域44および上記NチャネルMOSトランジ
スタの活性領域45の上部には、ゲート絶縁膜46,4
6をそれぞれ介して、2つのゲートポリシリコン電極4
7a,47bが互いに並行に設けられている。
【0047】上記PチャネルMOSトランジスタの活性
領域44内においては、上記Nウェル領域41の表面部
の、上記ゲートポリシリコン電極47a,47bのそれ
ぞれの外側のドレイン領域に対応する部位に、上記Nウ
ェル領域41の電位と異電位になる、P+ 型ドレイン拡
散層48,48が形成されている。上記ドレイン拡散層
48,48は、それぞれ、上記Nウェル領域41と上記
Pウェル領域42との境界面Aより一定の間隔B1 を有
して設けられている。
【0048】また、上記Nウェル領域41の表面部の、
上記ゲートポリシリコン電極47a,47b間の共通す
るソース領域に対応する部位には、上記Nウェル領域4
1の電位と同電位になる、P+ 型ソース拡散層49が形
成されている。上記ソース拡散層49は、上記Nウェル
領域41と上記Pウェル領域42との境界面Aより一定
の間隔B2 を有して設けられている。
【0049】さらに、上記Nウェル領域41の一部に
は、上記ソース拡散層49とは異種拡散領域となる、N
+ 型の基板拡散層50が選択的に設けられている。そし
て、上記ドレイン拡散層48,48には上記ゲート絶縁
膜46を貫通してドレインコンタクト51,51がそれ
ぞれ接続され、上記ソース拡散層49には上記ゲート絶
縁膜46を貫通してソースコンタクト52が接続され、
上記基板拡散層50には絶縁膜53を貫通して基板コン
タクト54が接続されている。
【0050】一方、上記NチャネルMOSトランジスタ
の活性領域45内においては、上記Pウェル領域42の
表面部の、上記ゲートポリシリコン電極47a,47b
のそれぞれの外側のドレイン領域に対応する部位に、上
記Pウェル領域42の電位と異電位になる、N+ 型ドレ
イン拡散層55,55が形成されている。
【0051】また、上記Pウェル領域42の表面部の、
上記ゲートポリシリコン電極47a,47b間の共通す
るソース領域に対応する部位には、上記Pウェル領域4
2の電位と同電位になる、N+ 型ソース拡散層56が形
成されている。
【0052】さらに、上記Pウェル領域42の一部に
は、上記ソース拡散層56とは異種拡散領域となる、P
+ 型の基板拡散層57が選択的に設けられている。そし
て、上記ドレイン拡散層55,55には上記ゲート絶縁
膜46を貫通してドレインコンタクト58,58がそれ
ぞれ接続され、上記ソース拡散層56には上記ゲート絶
縁膜46を貫通してソースコンタクト59が接続され、
上記基板拡散層57には絶縁膜60を貫通して基板コン
タクト61が接続されている。
【0053】このような構成のメモリセルの場合、たと
えば同図(b)に示すように、PチャネルMOSトラン
ジスタにおいては、上記ソース拡散層49の形成位置に
N型不純物を打ち込んでN型の基板・ソース拡散層49
´とし、上記基板拡散層50を上記ソース拡散層49と
兼用させるとともに、この基板・ソース拡散層49´に
サリサイド層62を介してつながるコンタクト(ソース
コンタクト)52´を、ソース拡散層49につながるソ
ースコンタクト52と基板拡散層50につながる基板コ
ンタクト54とを共用してなる同一コンタクトにより形
成することが可能である。
【0054】同様に、NチャネルMOSトランジスタに
おいては、上記ソース拡散層56の形成位置にP型不純
物を打ち込んでP型の基板・ソース拡散層56´とし、
上記基板拡散層57を上記ソース拡散層56と兼用させ
るとともに、この基板・ソース拡散層56´にサリサイ
ド層62を介してつながるコンタクト(ソースコンタク
ト)59´を、ソース拡散層56につながるソースコン
タクト59と基板拡散層57につながる基板コンタクト
61とを共用してなる同一コンタクトにより形成するこ
とが可能である。
【0055】このような構成によれば、Nウェル領域4
1とPウェル領域42との境界面Aにより近付けて、コ
ンタクト52´,59´を配置することが可能となるた
め、基板拡散層50,57を形成するためのエリア(こ
の場合、ほぼ間隔B2 )の分だけ、レイアウト面積(セ
ルサイズ)を減少できる。その他、この発明の要旨を変
えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿論で
ある。
【0056】
【発明の効果】以上、詳述したようにこの発明によれ
ば、レイアウト面積を減少でき、チップサイズの増大を
抑えることが可能な半導体装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態にかかるCMOS回路
の概略を示す構成図。
【図2】同じく、CMOS回路での拡散層のデッド・ス
ペースを示す概略平面図。
【図3】この発明の実施の他の形態にかかるメモリセル
の概略を、従来のセルと比較して示す平面図。
【図4】従来技術とその問題点を説明するために示す、
CMOS回路の概略構成図。
【図5】同じく、従来のCMOS回路での拡散層のデッ
ド・スペースを示す概略平面図。
【符号の説明】
11…P型Si基板 12,41…Nウェル領域 13,42…Pウェル領域 14,43…素子分離領域 15,44…PチャネルMOSトランジスタの活性領域 16,45…NチャネルMOSトランジスタの活性領域 17,46…ゲート絶縁膜 18,47a,47b…ゲートポリシリコン電極 19…サイドウォール 20…LDD構造のP- 領域 21,48…P+ 型ドレイン拡散層 22,49…P+ 型ソース拡散層 23,50…N+ 型基板拡散層 24a,24b…サリサイド層 25,31,51,58…ドレインコンタクト 26,32,52,59…ソースコンタクト 27…LDD構造のN- 領域 28,55…N+ 型ドレイン拡散層 29,56…N+ 型ソース拡散層 30a,30b,62…サリサイド層 49´…N型の基板・ソース拡散層 52´,59´…コンタクト 53,60…絶縁膜 54,61…基板コンタクト 56´…P型の基板・ソース拡散層 57…P+ 型の基板拡散層 A…Nウェル領域とPウェル領域との境界面 B,B´,B1 ,B2 …境界面Aからの間隔 C…デッド・スペース

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一導電型の第一の半導体層と、 この第一の半導体層によって囲まれた第二導電型の第二
    の半導体層と、 この第二の半導体層の表面上に絶縁膜を介して設けられ
    たゲート電極と、 このゲート電極の形成位置を除く、前記第二の半導体層
    の表面部に、前記第一の半導体層と前記第二の半導体層
    との第一の界面より所定の間隔を有して設けられた、前
    記第二の半導体層の電位と異電位になる第一導電型の第
    一の拡散層領域と、 前記ゲート電極の形成位置を除く、前記第二の半導体層
    の表面部に、前記第一の半導体層と前記第二の半導体層
    との第二の界面より所定の間隔を有して設けられた、前
    記第二の半導体層の電位と同電位になる第一導電型の第
    二の拡散層領域と、 この第二の拡散層領域と前記第二の界面との間の、前記
    第二の半導体層の表面部に形成された、第二導電型の半
    導体領域と、 この半導体領域上および前記第二の拡散層領域上に一体
    的に形成された低抵抗層と、 この低抵抗層を介して、前記半導体領域および前記第二
    の拡散層領域にそれぞれ接続された接続電極とを具備し
    たことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第二の拡散層領域および前記半導体
    領域は、前記第二の半導体層の表面部に接して形成さ
    れ、前記第二の拡散層領域と前記半導体領域との第三の
    界面から前記第二の界面までの間隔と、前記第一の拡散
    層領域から前記第一の界面までの間隔とがほぼ同じで、
    かつ、前記第一の界面から前記ゲート電極までの間隔に
    比べ、前記第二の界面から前記ゲート電極までの間隔の
    方が短いことを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記半導体領域は、第二導電型の半導体
    基板を構成する、第三の拡散層領域により形成されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体領域は、前記第二の半導体層
    により形成されることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体装置。
  5. 【請求項5】 前記低抵抗層は、シリサイド層により形
    成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置。
  6. 【請求項6】 MOS(Metal Oxide Semiconductor )
    型集積回路のソース拡散層が半導体基板の電位と同電位
    になる半導体装置において、 基板拡散層を前記ソース拡散層と兼用させ、このソース
    拡散層につながるソースコンタクトを前記基板拡散層に
    つながる基板コンタクトとしても共用できるようにした
    ことを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記ソースコンタクトは、低抵抗層を介
    して、前記ソース拡散層と接続されることを特徴とする
    請求項6に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記低抵抗層は、シリサイド層により形
    成されることを特徴とする請求項7に記載の半導体装
    置。
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