JPH0897293A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH0897293A
JPH0897293A JP6231416A JP23141694A JPH0897293A JP H0897293 A JPH0897293 A JP H0897293A JP 6231416 A JP6231416 A JP 6231416A JP 23141694 A JP23141694 A JP 23141694A JP H0897293 A JPH0897293 A JP H0897293A
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region
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semiconductor
contact hole
main surface
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JP6231416A
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Yoshiki Okumura
喜紀 奥村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンタクトホール108、109が素子分離
領域105を削ってもリーク電流がなく、MOSトラン
ジスタのパンチスルー耐性の劣化がなく、かつ高集積化
および大容量化に適した半導体装置を得る。 【構成】 コンタクトホール108、109下にソース
/ドレイン103a、103b、104a、104bと
同じ導電型のコンタクト領域112、114を形成し、
このコンタクト領域112、114を窒素が注入された
拡散抑制領域111、113内に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置およびその
製造方法に係り、特に上層に位置する配線層とコンタク
トホールを介して接続されるソース・ドレインを有する
MOSトランジスタを備えた半導体装置およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、パーソナルコンピュータやワーク
ステーションなどのコンピュータに搭載されているMPU
(Micro Processor Unit) やDRAM(Dynamic Random Acces
s Memory)などの主要な半導体装置は、大部分が半導体
チップ上に多数のMOSトランジスタを集積化したもの
となっている。図13は従来の半導体装置におけるnチ
ャネルMOSトランジスタの断面図を示しており、図に
おいて1はp型のシリコン基板からなる半導体基板、2
は半導体基板1に形成され、半導体基板1よりも不純物
濃度の高いp型ウェル、3はnチャネルMOSトランジ
スタであり、p型ウェル2に形成されたn型の拡散領域
3aaおよび3abからなる一方のソース/ドレイン領
域3aと、このソース/ドレイン領域3aと離隔して同
様にp型ウェル2に形成されたn型の拡散領域3baお
よび3bbからなる他方のソース/ドレイン領域3b
と、p型ウェル2におけるソース/ドレイン領域3aと
3bとの間のチャネル領域3cとゲート絶縁膜3dを介
して対向して形成されたゲート電極3eから構成され
る。
【0003】4は隣接したMOSトランジスタ3の間を
絶縁するための酸化膜からなる素子分離領域、5はゲー
ト電極3eの側壁に形成されるサイドウォール酸化膜、
6はMOSトランジスタ3上の全面にわたって形成され
た層間絶縁膜、7はソース/ドレイン領域3a、3b上
の層間絶縁膜6を開口したコンタクトホール、8は層間
絶縁膜6上に形成され、コンタクトホール7を介してソ
ース/ドレイン領域3a、3bに接続される配線層であ
る。
【0004】現在の半導体製造技術においては、ステッ
パ露光機のレンズの収差、ステッパ露光機自体の機械精
度、またはマスクやウェハの歪みなどにより、写真製版
時にパターンの重ね合わせのずれが生じてしまう。図1
3に示された半導体装置において、コンタクトホール7
の形成時にコンタクトホール7を開口する部分がずれて
しまい、図14に示すように図の左側の素子分離領域4
を削ってしまった場合、コンタクトホール7と素子分離
領域4との境界付近に、配線層8とp型ウェル2との間
で正常にpn接合が形成されず、この配線層8とp型ウ
ェル2との間にリーク電流が流れてしまう。そこで、図
13に示されたような構成を有する半導体装置において
は、このコンタクトホール形成時のパターニングのずれ
を見込んでソース/ドレイン領域3aおよび3bを十分
に広く形成して、コンタクトホール7のエッジと素子分
離領域4のエッジとの間に距離をおいておかなければな
らず、これはMPU やDRAMなどの半導体装置の高集積化や
大容量化の妨げとなるという問題が生じていた。
【0005】図15はこの問題点を解決するために提案
された半導体装置を示しており、この図15に示された
半導体装置が図13に示された半導体装置と異なる点
は、p型ウェル2のコンタクトホール7下に形成された
n型の半導体領域9が新たに形成されている点である。
【0006】次に図16および図17に基づいて図15
に示された半導体装置の製造方法について説明する。ま
ず、図16の(a)に示すようにp型半導体基板1上に
LOCOS(Local Oxidation of Silicon) 法により選択的に
素子分離領域4を形成し、ボロンイオンなどのp型のイ
オンをnチャネルMOSトランジスタの形成領域に選択
的に注入することによって半導体基板1よりも不純物濃
度の高いp型ウェル2を形成する。
【0007】次に、図16の(b)に示すように熱酸化
によりゲート酸化膜3dとなる酸化膜を形成し、この酸
化膜上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法によりn型
不純物イオンがドープされたポリシリコンなどの電極層
を堆積させ、写真製版および電極層とその下の酸化膜の
エッチングをおこない、ゲート電極3eおよびゲート酸
化膜3dを形成する。そして、n型のイオンであるヒ素
イオンまたはリンイオンを上部からp型ウェル2に低ド
ーズ量注入することでn- 型領域3aaおよび3baを
形成する。そして、CVD 法により酸化膜を全面に堆積し
てエッチバックすることにより、サイドウォール酸化膜
5を形成し、n型のイオンであるヒ素イオンを上部から
p型ウェル2に高ドーズ量注入することでn+ 領域3a
bおよび3bbを形成する。このように、n- 型領域3
aaおよび3ba、n+ 領域3abおよび3bb、サイ
ドウォール酸化膜5とでLDD(Lightly Doped Drein)構造
を形成することにより、ソース/ドレイン領域3aおよ
び3bにかかる電界強度を小さくでき、トランジスタの
信頼性を向上させている。
【0008】次に、図17の(a)に示すように全面に
層間絶縁膜6を形成し、写真製版およびこの層間絶縁膜
6のエッチングをおこない、コンタクトホール7を形成
する。このコンタクトホール7内に上部からn型のイオ
ンであるリンイオンまたはヒ素イオンを高エネルギーで
注入することにより、ソース/ドレイン領域3aおよび
3bよりも深い拡散領域9をコンタクトホール7の近傍
にのみ形成する。そして、図17の(b)に示すように
CVD 法やスパッタ法により配線層を堆積した後、写真製
版およびこの配線層のエッチングを行い、配線層8を形
成する。
【0009】図15に示された半導体装置においては、
パターニングの重ね合わせのずれが生じ、コンタクトホ
ール7の形成時にコンタクトホール7を開口する部分が
ずれてしまい、図18に示すように素子分離領域4を削
ってしまった場合でも、コンタクトホール7を形成後に
n型のイオンであるリンイオンまたはヒ素イオンを注入
して拡散領域9を形成しているので、コンタクトホール
7と素子分離領域4との境界付近に、拡散領域9とp型
ウェル2との間でpn接合が正常に形成され、配線層8
からコンタクトホール7と素子分離領域4との境界付近
を介してp型ウェル2にリーク電流が流れるのが抑制さ
れる。従って、コンタクトホール7のエッジと素子分離
領域4との間の距離を小さくすることができ、高集積化
および大容量化に適した半導体装置を得ることができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、図15
に示された半導体装置においては、図18に示すように
パターニングの重ね合わせのずれが生じ、コンタクトホ
ール7の形成時にコンタクトホール7を開口する部分が
図の左側にずれてしまった場合、拡散領域9が形成され
ていることにより配線層8からコンタクトホール7と素
子分離領域4との境界付近を介してp型ウェル2にリー
ク電流が流れるのは防ぐことができる。しかしながら、
拡散領域9はある程度の広さに拡散されているため、右
側の拡散領域9がソース/ドレイン領域3aにおけるn
- 型拡散領域3aaよりもチャネル領域側にはみだして
しまう。その結果、MOSトランジスタ3の実効チャネ
ル長はLeff0からLeff1に短くなり、このMOSトラン
ジスタ3のパンチスルー耐圧が劣化してしまうという問
題が生じる。
【0011】また、図19に示すようにコンタクトホー
ル7を開口する部分がずれることなく、理想的にコンタ
クトホール7が開口された場合でも、ゲート電極3eの
エッジとコンタクトホール7のエッジとの間の距離を小
さくすると、拡散領域9がソース/ドレイン領域3aに
おけるn- 型拡散領域3aaまたはソース/ドレイン領
域3bにおけるn- 型拡散領域3baよりもチャネル領
域側にはみだしてしまう。その結果、MOSトランジス
タ3の実効チャネル長はLeff0からLeff1に短くなり、
このMOSトランジスタ3のパンチスルー耐圧が劣化し
てしまうという問題が生じる。
【0012】このように拡散領域9がチャネル領域側に
拡散してMOSトランジスタ3の実効チャネル長を小さ
くするのを防ぐために、ゲート電極3eのエッジとコン
タクトホール7のエッジとの間の距離を十分に取ること
が考えられる。そうすると、半導体装置の高集積化およ
び大容量化の妨げとなるという問題が生じる。
【0013】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、コンタクトホールが素子分離領域を削っても
リーク電流がなく、MOSトランジスタのパンチスルー
耐性の劣化がなく、かつ高集積化および大容量化に適し
た半導体装置を得ることを目的としている。また、コン
タクトホールが素子分離領域を削ってもリーク電流がな
く、MOSトランジスタのパンチスルー耐性の劣化がな
く、かつ高集積化および大容量化に適した半導体装置の
製造方法を得ることを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る半導体装置は、一主面に第1導電型の半導体領域を
有する半導体基板、半導体領域における一主面に形成さ
れる第1導電型と逆の導電型である第2導電型の第1の
ソース/ドレイン領域と、半導体領域における一主面に
第1のソース/ドレイン領域と離隔して形成される第2
導電型の第2のソース/ドレイン領域と、第1のソース
/ドレイン領域および第2のソース/ドレイン領域で挟
まれた半導体領域における一主面とゲート絶縁膜を介し
て対向して形成されるゲート電極とを有するMOSトラ
ンジスタ、半導体領域の一主面におけるMOSトランジ
スタの周囲に形成される素子分離領域、MOSトランジ
スタが形成された半導体領域上に形成され、MOSトラ
ンジスタにおける第1のソース/ドレイン領域上に第1
のコンタクトホールが開口され、第2のソース/ドレイ
ン領域上に第2のコンタクトホールが開口される層間絶
縁膜、層間絶縁膜上に形成され、第1のコンタクトホー
ルを介して第1のソース/ドレイン領域に電気的に接続
される第1の導電層、層間絶縁膜上に形成され、第2の
コンタクトホールを介して第2のソース/ドレイン領域
に電気的に接続される第2の導電層、半導体領域の一主
面における第1のコンタクトホール下に形成され、拡散
抑制物質がドープされる拡散抑制領域、拡散抑制領域内
に形成される第2導電型のコンタクト領域を備えるもの
である。
【0015】この発明の第2の発明に係る半導体装置
は、第1の発明に係る半導体装置において、さらに半導
体領域の一主面における第2のコンタクトホール下に形
成され、拡散抑制物質がドープされる拡散抑制領域、拡
散抑制領域内に形成される第2導電型のコンタクト領域
を備えるものである。
【0016】この発明の第3の発明に係る半導体装置
は、第1または第2の発明に係る半導体装置における拡
散抑制領域を半導体領域の一主面に形成された第1導電
型の導電領域内に形成したものである。
【0017】この発明の第4の発明に係る半導体装置
は、一主面に第1導電型の第1の半導体領域およびこの
第1の半導体領域と離隔した第1導電型とは逆導電型で
ある第2導電型の第2の半導体領域を有する半導体基
板、第1の半導体領域における一主面に形成される第2
導電型の第1のソース/ドレイン領域と、第1の半導体
領域における一主面に第1のソース/ドレイン領域と離
隔して形成される第2導電型の第2のソース/ドレイン
領域と、第1のソース/ドレイン領域および第2のソー
ス/ドレイン領域で挟まれた第1の半導体領域における
一主面とゲート絶縁膜を介して対向して形成される第1
のゲート電極とを有する第1のMOSトランジスタ、第
2の半導体領域における一主面に形成される第1導電型
の第3のソース/ドレイン領域と、第2の半導体領域に
おける一主面に第3のソース/ドレイン領域と離隔して
形成される第1導電型の第4のソース/ドレイン領域
と、第3のソース/ドレイン領域および第4のソース/
ドレイン領域で挟まれた第2の半導体領域における一主
面とゲート絶縁膜を介して対向して形成される第2のゲ
ート電極とを有する第2のMOSトランジスタ、第1の
半導体領域および第2の半導体領域の一主面における第
1のMOSトランジスタおよび第2のMOSトランジス
タの周囲に形成される素子分離領域、第1のMOSトラ
ンジスタが形成された第1の半導体領域上および第2の
MOSトランジスタが形成された第2の半導体領域上に
形成され、第1のソース/ドレイン領域上に第1のコン
タクトホールが開口され、第2のソース/ドレイン領域
上に第2のコンタクトホールが開口され、第3のソース
/ドレイン領域上に第3のコンタクトホールが開口さ
れ、第4のソース/ドレイン領域上に第4のコンタクト
ホールが開口される層間絶縁膜、層間絶縁膜上に形成さ
れ、第1のコンタクトホールを介して第1のソース/ド
レイン領域に電気的に接続される第1の導電層、層間絶
縁膜上に形成され、第2のコンタクトホールを介して第
2のソース/ドレイン領域に電気的に接続される第2の
導電層、層間絶縁膜上に形成され、第3のコンタクトホ
ールを介して第3のソース/ドレイン領域に電気的に接
続される第3の導電層、層間絶縁膜上に形成され、第4
のコンタクトホールを介して第4のソース/ドレイン領
域に電気的に接続される第4の導電層、第1の半導体領
域の一主面における第1のコンタクトホール下に形成さ
れ、拡散抑制物質がドープされる第1の拡散抑制領域、
第2の半導体領域の一主面における第3のコンタクトホ
ール下に形成され、拡散抑制物質がドープされる第2の
拡散抑制領域、第1の拡散抑制領域内に形成される第2
導電型の第1のコンタクト領域、第2の拡散抑制領域内
に形成される第1導電型の第2のコンタクト領域を備え
るものである。
【0018】この発明の第5の発明に係る半導体装置
は、第4の発明に係る半導体装置において、さらに第1
の半導体領域の一主面における第2のコンタクトホール
下に形成され、拡散抑制物質がドープされる第1の拡散
抑制領域、第2の半導体領域の一主面における第4のコ
ンタクトホール下に形成され、拡散抑制物質がドープさ
れる第2の拡散抑制領域、第1の拡散抑制領域内に形成
される第2導電型の第1のコンタクト領域、第2の拡散
抑制領域内に形成される第1導電型の第2のコンタクト
領域を備えるものである。
【0019】この発明の第6の発明に係る半導体装置
は、一主面に第1導電型の第1の半導体領域およびこの
第1の半導体領域と離隔した第1導電型とは逆導電型で
ある第2導電型の第2の半導体領域を有する半導体基
板、第1の半導体領域における一主面に形成される第2
導電型の第1のソース/ドレイン領域と、第1の半導体
領域における一主面に第1のソース/ドレイン領域と離
隔して形成される第2導電型の第2のソース/ドレイン
領域と、第1のソース/ドレイン領域および第2のソー
ス/ドレイン領域で挟まれた第1の半導体領域における
一主面とゲート絶縁膜を介して対向して形成される第1
のゲート電極とを有する第1のMOSトランジスタ、第
2の半導体領域における一主面に形成される第1導電型
の第3のソース/ドレイン領域と、第2の半導体領域に
おける一主面に第3のソース/ドレイン領域と離隔して
形成される第1導電型の第4のソース/ドレイン領域
と、第3のソース/ドレイン領域および第4のソース/
ドレイン領域で挟まれた第2の半導体領域における一主
面とゲート絶縁膜を介して対向して形成される第2のゲ
ート電極とを有する第2のMOSトランジスタ、第1の
半導体領域および第2の半導体領域の一主面における第
1のMOSトランジスタおよび第2のMOSトランジス
タの周囲に形成される素子分離領域、第1のMOSトラ
ンジスタが形成された第1の半導体領域上および第2の
MOSトランジスタが形成された第2の半導体領域上に
形成され、第1のソース/ドレイン領域上に第1のコン
タクトホールが開口され、第2のソース/ドレイン領域
上に第2のコンタクトホールが開口され、第3のソース
/ドレイン領域上に第3のコンタクトホールが開口さ
れ、第4のソース/ドレイン領域上に第4のコンタクト
ホールが開口される層間絶縁膜、層間絶縁膜上に形成さ
れ、第1のコンタクトホールを介して第1のソース/ド
レイン領域に電気的に接続される第1の導電層、層間絶
縁膜上に形成され、第2のコンタクトホールを介して第
2のソース/ドレイン領域に電気的に接続される第2の
導電層、層間絶縁膜上に形成され、第3のコンタクトホ
ールを介して第3のソース/ドレイン領域に電気的に接
続される第3の導電層、層間絶縁膜上に形成され、第4
のコンタクトホールを介して第4のソース/ドレイン領
域に電気的に接続される第4の導電層、第1の半導体領
域および第2の半導体領域の一主面における第1のコン
タクトホールおよび第3のコンタクトホール下に同時に
形成された第2導電型の第1のコンタクト領域、第1の
半導体領域および第2の半導体領域の一主面における第
1のコンタクト領域内に同時に形成され、拡散抑制物質
がドープされる拡散抑制領域、第2の半導体領域のみの
一主面における拡散抑制領域内に形成される第1導電型
の第2のコンタクト領域を備えるものである。
【0020】この発明の第7の発明に係る半導体装置
は、第6の発明に係る半導体装置において、さらに第1
の半導体領域および第2の半導体領域の一主面における
第2のコンタクトホールおよび第4のコンタクトホール
下に同時に形成された第2導電型の第1のコンタクト領
域、第1の半導体領域および第2の半導体領域の一主面
における第1のコンタクト領域内に同時に形成され、拡
散抑制物質がドープされる拡散抑制領域、第2の半導体
領域のみの一主面における拡散抑制領域内に形成される
第1導電型の第2のコンタクト領域を備えるものであ
る。
【0021】この発明の第8の発明に係る半導体装置
は、第1ないし第7の発明に係る半導体装置における拡
散抑制物質を窒素としたものである。
【0022】この発明の第9の発明に係る半導体装置の
製造方法は、層間絶縁膜に第1のコンタクトホールを開
口する第1の工程、第1のコンタクトホールを介して拡
散抑制物質を第1の半導体領域における一主面に注入
し、第1のコンタクトホールを介して第2導電型の不純
物を第1の半導体領域における一主面に注入し、拡散抑
制領域およびコンタクト領域を形成する第2の工程を備
えるものである。
【0023】この発明の第10の発明に係る半導体装置
の製造方法は、層間絶縁膜に第1のコンタクトホールお
よび第3のコンタクトホールを開口する第1の工程、第
1のコンタクトホールおよび第3のコンタクトホールを
介して第2導電型の不純物を第1の半導体領域および第
2の半導体領域における一主面に注入し、第1のコンタ
クト領域を形成する第2の工程、第1のコンタクトホー
ルおよび第3のコンタクトホールを介して拡散抑制物質
を第1の半導体領域および第2の半導体領域における一
主面に注入し、拡散抑制領域を形成する第3の工程、第
1のコンタクトホールをマスクし、第3のコンタクトホ
ールを介して第1導電型の不純物を第2の半導体領域に
おける一主面に注入し、第2のコンタクト領域を形成す
る第4の工程を備えるものである。
【0024】この発明の第11の発明に係る半導体装置
の製造方法は、第9または第10の発明に係る半導体装
置の製造方法において、拡散抑制物質を窒素としたもの
である。
【0025】
【作用】この発明の第1の発明においては、半導体領域
の一主面における第1のコンタクトホール下に第2導電
型のコンタクト領域を備えているため、第1のコンタク
トホールがずれて形成されてしまって素子分離領域が削
られても、コンタクト領域と半導体領域との間でpn接
合が形成されるので第1の導電層と半導体領域の間で第
1のコンタクトホールを介してのリーク電流が生じな
い。また、このコンタクト領域は拡散抑制領域内に形成
されているため、拡散が抑制されてチャネル領域まで拡
散してしまうことを防ぐことができる。従って、第1の
コンタクトホールのエッジとこれに隣接するゲート電極
および素子分離領域のエッジとの間の距離を小さくし
て、MOSトランジスタを小さくでき、これによって高
集積化および大容量化された半導体装置を得ることがで
きる。
【0026】この発明の第2の発明においては、第1の
発明の作用に加え、半導体領域の一主面における第2の
コンタクトホール下にも第2導電型のコンタクト領域を
備え、このコンタクト領域は拡散抑制領域内に形成され
ているため、第1の発明における作用と同様に第2のコ
ンタクトホールのエッジとこれに隣接するゲート電極お
よび素子分離領域のエッジとの間の距離を小さくして、
MOSトランジスタをさらに小さくでき、これによって
高集積化および大容量化された半導体装置を得ることが
できる。
【0027】この発明の第3の発明においては、第1ま
たは第2の発明の作用に加え、拡散抑制領域がこの拡散
抑制領域外における第1導電型の導電領域内の第1導電
型の不純物が拡散抑制領域内に形成されるコンタクト領
域に拡散されるのを抑制している。従って、コンタクト
領域と半導体領域との間に確実にpn接合が形成された
半導体装置を得ることができる。
【0028】この発明の第4の発明においては、第1お
よび第2の半導体領域の一主面における第1および第3
のコンタクトホール下にそれぞれ第2導電型の第1のコ
ンタクト領域および第1導電型の第2のコンタクト領域
を備えているため、第1または第3のコンタクトホール
がずれて形成されてしまって素子分離領域が削られて
も、第1のコンタクト領域と第1の半導体領域との間お
よび第2のコンタクト領域と第2の半導体領域との間で
pn接合が形成されるので、第1の導電層と第1の半導
体領域の間および第2の導電層と第2の半導体領域の間
で第1または第3のコンタクトホールを介してのリーク
電流が生じない。また、この第1および第2のコンタク
ト領域はそれぞれ第1の拡散抑制領域および第2の拡散
抑制領域内に形成されているため、拡散が抑制されてチ
ャネル領域まで第1および第2のコンタクト領域が拡散
してしまうのを防ぐことができる。従って、第1および
第3のコンタクトホールのエッジとこれに隣接するゲー
ト電極および素子分離領域のエッジとの間の距離を小さ
くして、第1および第2のMOSトランジスタを小さく
でき、これによって高集積化および大容量化された半導
体装置を得ることができる。
【0029】この発明の第5の発明においては、第4の
発明の作用に加え、第1および第2の半導体領域の一主
面における第2および第4のコンタクトホール下にもそ
れぞれ第2導電型の第1のコンタクト領域および第1導
電型の第2のコンタクト領域を備え、この第1および第
2のコンタクト領域はそれぞれ第1の拡散抑制領域およ
び第2の拡散抑制領域内に形成されているため、第4の
発明における作用と同様に第2および第4のコンタクト
ホールのエッジとこれに隣接するゲート電極および素子
分離領域のエッジとの間の距離を小さくして、第1およ
び第2のMOSトランジスタをさらに小さくでき、これ
によって高集積化および大容量化された半導体装置を得
ることができる。
【0030】この発明の第6の発明においては、第1お
よび第2の半導体領域の一主面における第1および第3
のコンタクトホール下にそれぞれ第2導電型の第1のコ
ンタクト領域および第1導電型の第2のコンタクト領域
を備えているため、第1または第3のコンタクトホール
がずれて形成されてしまって素子分離領域が削られて
も、第1のコンタクト領域と第1の半導体領域との間お
よび第2のコンタクト領域と第2の半導体領域との間で
pn接合が形成されるので、第1の導電層と第1の半導
体領域の間および第2の導電層と第2の半導体領域の間
で第1または第3のコンタクトホールを介してのリーク
電流が生じない。また、第2のコンタクト領域は拡散抑
制領域内に形成されているため、拡散が抑制されてチャ
ネル領域まで第2のコンタクト領域が拡散してしまうの
を防ぐことができる。従って、第3のコンタクトホール
のエッジとこれに隣接するゲート電極および素子分離領
域のエッジとの間の距離を小さくして、第2のMOSト
ランジスタを小さくでき、これによって高集積化および
大容量化された半導体装置を得ることができる。
【0031】また、第1導電型の第2のコンタクト領域
は第2導電型の第1のコンタクト領域内に形成された拡
散抑制領域内に形成されるので、この拡散抑制領域外の
第1のコンタクト領域から第2導電型の不純物が第2の
コンタクト領域に拡散されるのを防ぐことができ、これ
によって第2のコンタクト領域と第2の半導体領域との
間にpn接合が確実に形成された半導体装置を得ること
ができる。さらに、第1の半導体領域および第2の半導
体領域における拡散抑制領域および第1のコンタクト領
域が選択的に形成されるものでなく同時に形成されるも
のなので、選択的に形成するための工程が不要となるた
め、少ない工程数で製造可能な半導体装置を得ることが
できる。
【0032】この発明の第7の発明においては、第6の
発明の作用に加え、第1および第2の半導体領域の一主
面における第2および第4のコンタクトホール下にもそ
れぞれ第2導電型の第1のコンタクト領域および第1導
電型の第2のコンタクト領域を備え、この第2のコンタ
クト領域は拡散抑制領域内に形成されているため、第6
の発明における作用と同様に第4のコンタクトホールの
エッジとこれに隣接するゲート電極および素子分離領域
のエッジとの間の距離を小さくして、第2のMOSトラ
ンジスタをさらに小さくでき、これによって高集積化お
よび大容量化された半導体装置を得ることができる。
【0033】また、第4のコンタクトホール下において
も第1導電型の第2のコンタクト領域は第2導電型の第
1のコンタクト領域内に形成された拡散抑制領域内に形
成されるので、第6の発明における作用と同様にこの拡
散抑制領域外の第1のコンタクト領域から第2導電型の
不純物が第2のコンタクト領域に拡散されるのを防ぐこ
とができ、これによって第2のコンタクト領域と第2の
半導体領域との間にpn接合が確実に形成された半導体
装置を得ることができる。さらに、第2および第4のコ
ンタクトホール下の拡散抑制領域および第1のコンタク
ト領域も選択的に形成されるものでなく同時に形成され
るものなので、選択的に形成するための工程が不要とな
るため、少ない工程数で製造可能な半導体装置を得るこ
とができる。
【0034】この発明の第8の発明においては、第1な
いし第7の発明の作用に加え、さらに、拡散抑制物質を
拡散速度の速い窒素としたため、拡散抑制領域内に形成
されるコンタクト領域に含まれる不純物よりも速く不純
物の拡散経路となる半導体領域内の結晶格子空孔に入り
込んで、コンタクト領域の拡散が効果的に抑制される半
導体装置を得ることができる。
【0035】この発明の第9の発明においては、第1の
コンタクトホールを介してコンタクト領域を形成する不
純物を注入する前に拡散抑制物質を注入しているため、
不純物よりも先に拡散抑制物質を不純物の拡散経路とな
る結晶格子空孔に入り込ませてコンタクト領域の拡散の
抑制が容易に行なえる。
【0036】この発明の第10の発明においては、第3
のコンタクトホールを介して第2のコンタクト領域を形
成する不純物を注入する前に拡散抑制物質を注入してい
るため、不純物よりも先に拡散抑制物質を不純物の拡散
経路となる結晶格子空孔に入り込ませて第2のコンタク
ト領域の拡散の抑制が容易に行なえる。また、第3のコ
ンタクトホールはマスクしなくてもよいので、このマス
クのための工程が減り、工程数の少ない製造方法を得る
ことができる。
【0037】この発明の第11の発明においては、第9
または第10の発明における作用に加え、さらに拡散抑
制物質として拡散速度の速い窒素を注入するため、窒素
が不純物よりも速く不純物の拡散経路となる半導体領域
内の結晶格子空孔に入り込んで、コンタクト領域の拡散
の抑制がさらに効果的にできる製造方法を得ることがで
きる。
【0038】
【実施例】
実施例1.以下にこの発明の実施例1である半導体装置
について、図1に基づいて説明する。図1において、1
00はp型のシリコンからなる半導体基板、101はこ
のp型の半導体基板100の一主面に形成され、半導体
基板100の不純物濃度よりも高い不純物濃度を有する
p型ウェル、102はこのp型ウェル101とpn接合
により電気的に離隔して形成されたn型ウェル、103
はp型ウェル101の一主面に形成されたnチャネルM
OSトランジスタであり、p型ウェル101の一主面に
形成されたn- 型の拡散領域103aaおよびn+ 型の
拡散領域103abからなるソース/ドレイン領域10
3aと、p型ウェル101の一主面にソース/ドレイン
領域103aと離隔して形成されたn- 型の拡散領域1
03baおよびn+ 型の拡散領域103bbからなるソ
ース/ドレイン領域103bと、この2つのソース/ド
レイン領域103aおよび103bで挟まれたp型ウェ
ル101の一主面におけるチャネル領域103cとシリ
コン酸化膜からなるゲート絶縁膜103dを介して対向
して形成された金属シリサイドからなるゲート電極10
3eとから構成されている。
【0039】104はn型ウェル102の一主面に形成
されたpチャネルMOSトランジスタであり、n型ウェ
ル102の一主面に形成されたp型の拡散領域からなる
ソース/ドレイン領域104aと、n型ウェル102の
一主面にソース/ドレイン領域104aと離隔して形成
されたp型の拡散領域からなるソース/ドレイン領域1
04bと、この2つのソース/ドレイン領域104aお
よび104bで挟まれたn型ウェル102の一主面にお
けるチャネル領域104cとシリコン酸化膜からなるゲ
ート絶縁膜104dを介して対向して形成された金属シ
リサイドからなるゲート電極104eとから構成されて
いる。
【0040】105は隣接したnチャネルMOSトラン
ジスタ103間、隣接したpチャネルMOSトランジス
タ104間および隣接したnチャネルMOSトランジス
タ103とpチャネルMOSトランジスタ104との間
を絶縁するためのシリコン酸化膜からなる素子分離領
域、106はゲート電極103eおよび104eの側壁
に形成されるサイドウォール酸化膜、107はnチャネ
ルMOSトランジスタ103またはpチャネルMOSト
ランジスタ104上の全面にわたって形成された層間絶
縁膜、108はnチャネルMOSトランジスタ103の
ソース/ドレイン領域103aおよび103b上の層間
絶縁膜107を開口したコンタクトホール、109はp
チャネルMOSトランジスタ104のソース/ドレイン
領域104aおよび104b上の層間絶縁膜107を開
口したコンタクトホール、110は層間絶縁膜107上
に形成され、コンタクトホール108および109を介
してソース/ドレイン領域103a、103b、104
a、104bに接続されるアルミやタングステンなどの
金属配線からなる導電層である。
【0041】111はp型ウェル101の一主面におけ
るコンタクトホール108下に窒素イオンを注入し、底
部がソース/ドレイン領域103aおよび103bの底
部よりも深い位置に形成された拡散抑制領域、112は
この拡散抑制領域111内に底部がソース/ドレイン領
域103aおよび103bの底部よりも深い位置に形成
されたn型の拡散領域からなるコンタクト領域、113
は拡散抑制領域111と同様にコンタクトホール109
下に窒素イオンを注入し、底部がソース/ドレイン領域
104aおよび104bの底部よりも深い位置に形成さ
れた拡散抑制領域、114はこの拡散抑制領域113内
に底部がソース/ドレイン領域104aおよび104b
の底部よりも深い位置に形成されたp型の拡散領域から
なるコンタクト領域である。
【0042】次に、以上のように構成されたこの実施例
の半導体装置の製造方法について、図2から図6に基づ
き説明する。まず、図2の(a)に示すようにp型の半
導体基板100の一主面にLOCOS 法により選択的に素子
分離領域105を形成する。次に、図2の(b)に示す
ように写真製版によりpチャネルMOSトランジスタが
形成される領域上にレジスト120を形成し、このレジ
スト120をマスクとしてボロンイオンなどのp型のイ
オンをnチャネルMOSトランジスタが形成される領域
に選択的に注入することによって半導体基板100より
も不純物濃度の高いp型ウェル101を形成する。
【0043】そして、レジスト120を除去し、図2の
(c)に示すように写真製版およびエッチングによりn
チャネルMOSトランジスタが形成される領域上にレジ
スト121を形成し、このレジスト121をマスクとし
てリンイオンなどのn型のイオンをpチャネルMOSト
ランジスタが形成される領域に選択的に注入することに
よってn型ウェル102を形成する。そして、レジスト
121を除去し、図3の(a)に示すようにゲート絶縁
膜となる酸化膜122を熱酸化により形成し、酸化膜1
22上にMOSトランジスタのゲート電極となるn型不
純物イオンがドープされたポリシリコンなどの導電材質
からなる電極層123をCVD 法により堆積し、この電極
層123上に写真製版によりレジスト124を形成す
る。
【0044】そして、図3の(b)に示すようにレジス
ト124をマスクとして酸化膜122および電極層12
3の異方性エッチングを行い、ゲート絶縁膜103d、
104dおよびゲート電極103e、104eを形成
し、レジスト124を除去する。そして、図3の(c)
に示すように写真製版によりpチャネルMOSトランジ
スタが形成される領域上にレジスト125を形成し、こ
のレジスト125をマスクとして比較的低ドーズ量のヒ
素イオンまたはリンイオン(n型のイオン)を選択的に
nチャネルMOSトランジスタが形成される領域に注入
することによって、nチャネルMOSトランジスタのソ
ース/ドレインを構成するn- 型の拡散領域103a
a、103baを形成する。
【0045】そして、レジスト125を除去し、図4の
(a)に示すようにCVD 法により酸化膜126を全面に
堆積し、図4の(b)に示すようにこの酸化膜126を
エッチバックすることによってサイドウォール酸化膜1
06を形成する。そして、図4の(c)に示すように写
真製版によりpチャネルMOSトランジスタが形成され
る領域上にレジスト127を形成し、このレジスト12
7をマスクとしてn−型の拡散領域103aa、103
baにくらべ高ドーズ量のヒ素イオンを選択的にnチャ
ネルMOSトランジスタが形成される領域に注入してn
+ 型の拡散領域103ab、103bbを形成するこ
とで、このnチャネルMOSトランジスタのソース/ド
レイン103a、103bを形成する。
【0046】そして、図5の(a)に示すように写真製
版によりnチャネルMOSトランジスタが形成される領
域上にレジスト128を形成し、このレジスト128を
マスクとしてp型ウェル101にくらべ高ドーズ量のボ
ロンイオンまたはBF2イオン(p型のイオン)を選択的
にpチャネルMOSトランジスタが形成される領域に注
入してソース/ドレインを構成するp+ 型の拡散領域1
04a、104bを形成する。そして、レジスト128
を除去し、図5の(b)に示すように層間絶縁膜をCVD
法により全面に形成し、写真製版およびエッチングを行
ってMOSトランジスタのソース/ドレイン103a、
103b、104a、104b上にコンタクトホール1
08および109を開口する。
【0047】そして、図5の(c)に示すように写真製
版によりpチャネルMOSトランジスタが形成される領
域上にレジスト129を形成してコンタクトホール10
9をマスクし、コンタクトホール108を介してこのコ
ンタクトホール108下の領域に窒素イオンをソース/
ドレイン103a、103bよりも深い位置まで注入
し、これに続いてリンイオンまたはヒ素イオン(n型の
イオン)を窒素イオンが注入された位置またはそれより
も浅い位置に注入して、このリンイオンまたはヒ素イオ
ンの拡散により形成されるコンタクト領域112および
リンイオンまたはヒ素イオンにくらべ拡散速度の速い窒
素イオンの拡散により形成され、コンタクト領域112
の拡散を抑制する拡散抑制領域111を形成する。
【0048】そして、レジスト129を除去し、図6の
(a)に示すように写真製版によりnチャネルMOSト
ランジスタが形成される領域上にレジスト130を形成
してコンタクトホール108をマスクし、コンタクトホ
ール109を介してこのコンタクトホール109下の領
域に窒素イオンをソース/ドレイン104a、104b
よりも深い位置まで注入し、これに続いてボロンイオン
またはBF2イオン(p型のイオン)を窒素イオンが注入
された位置またはそれよりも浅い位置に注入して、この
ボロンイオンまたはBF2イオンの拡散により形成される
コンタクト領域114およびボロンイオンまたはBF2
オンにくらべ拡散速度の速い窒素イオンの拡散により形
成され、コンタクト領域114の拡散を抑制する拡散抑
制領域113を形成する。
【0049】そして、レジスト130を除去し、CVD 法
またはスパッタ法により全面にアルミやタングステンな
どの配線材質からなる層を堆積し、図6の(b)に示す
ように写真製版およびエッチングにより導電層110を
形成する。
【0050】以上のように構成され、製造されているこ
の実施例1の半導体装置では、コンタクトホール108
および109の下にそれぞれコンタクト領域112およ
び114を設けているため、コンタクトホール108お
よび109がずれて形成されてしまって素子分離領域1
05が削られても、コンタクト領域112とp型ウェル
101およびコンタクト領域114とn型ウェル102
との間にそれぞれpn接合が形成されるので、導電層1
10とp型ウェル101との間および導電層110とn
型ウェル102との間でコンタクトホール108または
109を介してのリーク電流が生じない。また、このコ
ンタクト領域112および114はそれぞれ拡散抑制領
域111および113内に形成されているため、拡散が
抑制されてチャネル領域まで拡散してパンチスルー耐性
の劣化などのトランジスタの特性変化が生じてしまうの
を防ぐことができる。従って、コンタクトホール108
および109の各エッジとこれに隣接するゲート電極1
03eおよび104e、素子分離領域105のエッジと
の間の距離を小さくして、MOSトランジスタ103お
よび104を小さくでき、これによって高集積化および
大容量化された半導体装置を得ることができる。
【0051】また、拡散抑制領域111および113を
それぞれコンタクト領域112を形成するリンイオンま
たはヒ素イオンおよびコンタクト領域114を形成する
ボロンイオンまたはBF2イオンよりも速く拡散する窒素
イオンの注入により形成しているので、この窒素イオン
が拡散抑制領域111および113内にそれぞれ形成さ
れるコンタクト領域112および114に含まれるイオ
ンよりも速く不純物の拡散経路となるp型ウェル101
およびn型ウェル102の結晶格子空孔に入り込んで、
コンタクト領域112および114の拡散が効果的に抑
制できる。
【0052】また、コンタクトホール108および10
9を介してコンタクト領域112および114を形成す
る不純物イオンを注入する前に窒素イオンを注入してい
るため、不純物イオンよりも先に窒素イオンを不純物の
拡散経路となる結晶格子空孔に入り込ませてコンタクト
領域112および114の拡散の抑制を行うことが可能
となる。
【0053】なお、この実施例1ではコンタクトホール
108、109を同時に開口するため開口位置ずれが全
てのコンタクトホール108、109で同じなので、全
てのコンタクトホール108、109下に拡散抑制領域
111、113とこの拡散抑制領域111、113内に
形成されるコンタクト領域112、114を形成してい
る。しかし、これが例えばソース/ドレイン103bに
接続される導電層110がソース/ドレイン103aに
接続される導電層110よりも下層に位置するなどでコ
ンタクトホール108を別々に開口し、ソース/ドレイ
ン103b上のコンタクトホール108の開口位置ずれ
はほとんどなく、ソース/ドレイン103a上のコンタ
クトホール108の開口位置ずれは大きいというような
場合、ソース/ドレイン103b上のコンタクトホール
108下には拡散抑制領域111およびコンタクト領域
112を形成せず、ソース/ドレイン103a上のコン
タクトホール108下のみに拡散抑制領域111および
コンタクト領域112を形成してもよい。
【0054】実施例2.次にこの発明の実施例2である
半導体装置について、図7に基づいて説明する。図7に
おいて、図1に示された実施例1における半導体装置と
異なる点は、図1に示されたものではコンタクトホール
108および109下に形成されたコンタクト領域11
2および114がそれぞれ拡散抑制領域111および1
13内に設けられているのに対し、図7に示されたもの
はコンタクトホール108下に形成されたn型拡散領域
からなるコンタクト領域112内に窒素イオンが拡散さ
れた拡散抑制領域115があり、コンタクトホール10
9下に形成された拡散抑制領域115内のp型拡散領域
からなるコンタクト領域114および拡散抑制領域11
5がともにコンタクト領域112と同時に形成されたn
型の拡散領域からなる導電領域116内に形成されてい
る点である。
【0055】次に、以上のように構成されたこの実施例
の半導体装置の製造方法について、図8および図9に基
づき説明する。まず、図8の(a)以前の層間絶縁膜1
07にコンタクトホール108、109を開口するまで
の工程は図2の(a)から図5の(b)までに示された
実施例1の半導体装置の製造工程と同じ工程である。そ
の後、図8の(b)に示すようにコンタクトホール10
8および109を介してこのコンタクトホール108お
よび109下の領域に窒素イオンをソース/ドレイン1
03a、103bおよび104a、104bよりも深い
位置まで注入し、これに続いてリンイオンまたはヒ素イ
オンを窒素イオンが注入された位置またはそれよりも深
い位置に注入して、このリンイオンまたはヒ素イオンの
拡散により形成されるコンタクト領域112、領域11
6および窒素イオンの拡散により形成される拡散抑制領
域115を形成する。
【0056】そして、図8の(c)に示すように写真製
版によりnチャネルMOSトランジスタが形成される領
域上にレジスト131を形成してコンタクトホール10
8をマスクし、コンタクトホール109を介してこのコ
ンタクトホール109下の領域にボロンイオンまたはBF
2イオン(p型のイオン)を窒素イオンの注入により形
成された拡散抑制領域115の位置またはそれよりも浅
い位置で、かつ、ソース/ドレイン104a、104b
よりも深い位置に注入して、このボロンイオンまたはBF
2イオンの拡散により形成されるコンタクト領域114
を形成する。
【0057】そして、レジスト131を除去し、CVD 法
またはスパッタ法により全面にアルミやタングステンな
どの配線材質からなる層を堆積し、図9に示すように写
真製版およびエッチングにより導電層110を形成す
る。
【0058】以上のように構成され、製造されているこ
の実施例2の半導体装置では、コンタクトホール108
および109の下にそれぞれコンタクト領域112およ
び114を設けているため、コンタクトホール108お
よび109がずれて形成されてしまって素子分離領域1
05が削られても、コンタクト領域112とp型ウェル
101およびコンタクト領域114とn型ウェル102
との間にそれぞれpn接合が形成されるので、導電層1
10とp型ウェル101との間および導電層110とn
型ウェル102との間でコンタクトホール108または
109を介してのリーク電流が生じない。
【0059】また、コンタクトホール109下における
コンタクト領域114は拡散抑制領域115内に形成さ
れているため、拡散が抑制されてチャネル領域まで拡散
してパンチスルー耐性劣化などのトランジスタの特性変
化が生じてしまうのを防ぐことができる。従って、コン
タクトホール109のエッジとこれに隣接するゲート電
極104e、素子分離領域105のエッジとの間の距離
を小さくして、pチャネルMOSトランジスタ104を
小さくでき、これによって高集積化および大容量化され
た半導体装置を得ることができる。特に、pチャネルM
OSトランジスタをnチャネルMOSトランジスタにく
らべ多数有する半導体装置に対し大きな効果がある。
【0060】また、コンタクトホール108下に形成さ
れたコンタクト領域112と同時に形成され、コンタク
トホール109下に形成されているn型の不純物が注入
された領域116内に拡散抑制領域115が形成され、
この拡散抑制領域115内にp型のコンタクト領域11
4が形成されているため、拡散抑制領域115は、領域
116における拡散抑制領域115の外に形成されてい
る部分からn型の不純物がp型のコンタクト領域114
に拡散するのも抑制する(つまり、拡散抑制領域115
はコンタクト領域114と領域116との相互拡散を抑
制している)。よって、領域116における拡散抑制領
域115の外に形成されている部分から、n型の不純物
がp型のコンタクト領域114に拡散してきてコンタク
ト領域114の形成の妨げとなってしまうのを抑制でき
る。
【0061】また、この実施例2の半導体装置では、p
チャネルMOSトランジスタ104におけるp型のソー
ス/ドレイン104a、104bに重なるようにn型の
不純物を注入して形成した領域116が形成されている
構成になっているため、この領域116におけるn型の
不純物がp型のソース/ドレイン104a、104bを
相殺してこのp型のソース/ドレイン104a、104
bのシート抵抗を増大させているように一見して思える
かもしれない。しかし、コンタクト領域112と同時に
この領域116を形成するためのn型不純物の注入ドー
ズ量は、p型のソース/ドレイン104a、104bを
形成するためのp型不純物の注入ドーズ量に比べて1桁
程度少なくしてあるので、領域116内のn型不純物の
体積濃度もソース/ドレイン104a、104b内のp
型不純物の体積濃度に比べて1桁程度小さくなってい
る。そのため、ソース/ドレイン104a、104b内
の実効的なp型不純物濃度はほとんど減少することな
く、このソース/ドレイン104a、104bのシート
抵抗は領域116の形成にはほとんど影響されない。
【0062】また、コンタクトホール108下のコンタ
クト領域112の形成時にコンタクトホール109はマ
スクせず、拡散抑制領域115の形成もコンタクトホー
ル108および109を介して同時に行っているので、
実施例1に比べて写真製版工程1回と窒素イオン注入工
程1回が省略され、製造工程が簡略化される。
【0063】また、拡散抑制領域115をコンタクト領
域114を形成するボロンイオンまたはBF2イオンより
も速く拡散する窒素イオンの注入により形成しているの
で、この窒素イオンが拡散抑制領域115内に形成され
るコンタクト領域114に含まれるイオンよりも速く不
純物の拡散経路となるn型ウェル102の結晶格子空孔
に入り込んで、コンタクト領域114の拡散が効果的に
抑制できる。
【0064】実施例3.次にこの発明の実施例3である
半導体装置について、図10に基づいて説明する。図1
0において、図1に示された実施例1における半導体装
置と異なる点は、図1に示されたものではコンタクトホ
ール108および109下に形成されたコンタクト領域
112および114がそれぞれ拡散抑制領域111およ
び113内に設けられているのに対し、図10に示され
たものはコンタクトホール109下に形成されたp型拡
散領域からなるコンタクト領域114内に窒素イオンが
拡散された拡散抑制領域117があり、コンタクトホー
ル108下に形成された拡散抑制領域117内のn型拡
散領域からなるコンタクト領域112および拡散抑制領
域117がともにコンタクト領域114と同時に形成さ
れたp型の拡散領域からなる導電領域118内に形成さ
れている点である。
【0065】次に、以上のように構成されたこの実施例
の半導体装置の製造方法について、図11および図12
に基づき説明する。まず、図11の(a)以前の層間絶
縁膜107にコンタクトホール108、109を開口す
るまでの工程は図2の(a)から図5の(b)までに示
された実施例1の半導体装置の製造工程と同じ工程であ
る。その後、図11の(b)に示すようにコンタクトホ
ール108および109を介してこのコンタクトホール
108および109下の領域に窒素イオンをソース/ド
レイン103a、103bおよび104a、104bよ
りも深い位置まで注入し、これに続いてボロンイオンま
たはBF2イオン(p型のイオン)を窒素イオンが注入さ
れた位置またはそれよりも深い位置に注入して、このボ
ロンイオンまたはBF2イオンの拡散により形成されるコ
ンタクト領域114、領域118および窒素イオンの拡
散により形成される拡散抑制領域117を形成する。
【0066】そして、図11の(c)に示すように写真
製版によりpチャネルMOSトランジスタが形成される
領域上にレジスト132を形成してコンタクトホール1
09をマスクし、コンタクトホール108を介してこの
コンタクトホール108下の領域にリンイオンまたはヒ
素イオン(n型のイオン)を窒素イオンの注入により形
成された拡散抑制領域117の位置またはそれよりも浅
い位置で、かつ、ソース/ドレイン103a、103b
よりも深い位置に注入して、このリンイオンまたはヒ素
イオンの拡散により形成されるコンタクト領域112を
形成する。
【0067】そして、レジスト132を除去し、CVD 法
またはスパッタ法により全面にアルミやタングステンな
どの配線材質からなる層を堆積し、図12に示すように
写真製版およびエッチングにより導電層110を形成す
る。
【0068】以上のように構成され、製造されているこ
の実施例3の半導体装置では、コンタクトホール108
および109の下にそれぞれコンタクト領域112およ
び114を設けているため、コンタクトホール108お
よび109がずれて形成されてしまって素子分離領域1
05が削られても、コンタクト領域112とp型ウェル
101およびコンタクト領域114とn型ウェル102
との間にそれぞれpn接合が形成されるので、導電層1
10とp型ウェル101との間および導電層110とn
型ウェル102との間でコンタクトホール108または
109を介してのリーク電流が生じない。
【0069】また、コンタクトホール108下における
コンタクト領域112は拡散抑制領域117内に形成さ
れているため、拡散が抑制されてチャネル領域まで拡散
してパンチスルー耐性劣化などのトランジスタの特性変
化が生じてしまうのを防ぐことができる。従って、コン
タクトホール108のエッジとこれに隣接するゲート電
極103e、素子分離領域105のエッジとの間の距離
を小さくして、nチャネルMOSトランジスタ103を
小さくでき、これによって高集積化および大容量化され
た半導体装置を得ることができる。特に、nチャネルM
OSトランジスタをpチャネルMOSトランジスタにく
らべ多数有する半導体装置(例えばnチャネルMOSト
ランジスタとキャパシタとで構成されたメモリセルを多
数有するDRAM)に対し大きな効果がある。
【0070】また、コンタクトホール109下に形成さ
れたコンタクト領域114と同時に形成され、コンタク
トホール108下に形成されているp型の不純物が注入
された領域118内に拡散抑制領域117が形成され、
この拡散抑制領域117内にn型のコンタクト領域11
2が形成されているため、拡散抑制領域117は、領域
118における拡散抑制領域117の外に形成されてい
る部分からp型の不純物がn型のコンタクト領域112
に拡散するのも抑制する(つまり、拡散抑制領域117
はコンタクト領域112と領域118との相互拡散を抑
制している)。よって、領域118における拡散抑制領
域117の外に形成されている部分から、p型の不純物
がn型のコンタクト領域112に拡散してきてコンタク
ト領域112の形成の妨げとなるのを抑制できる。
【0071】また、この実施例3の半導体装置では、n
チャネルMOSトランジスタ103におけるn型のソー
ス/ドレイン103a、103bに重なるようにp型の
不純物を注入して形成した領域118が形成されている
構成になっているため、この領域118におけるp型の
不純物がn型のソース/ドレイン103a、103bを
相殺してこのn型のソース/ドレイン103a、103
bのシート抵抗を増大させているように一見して思える
かもしれない。しかし、コンタクト領域114と同時に
この領域118を形成するためのp型不純物の注入ドー
ズ量は、n型のソース/ドレイン103a、103bを
形成するためのn型不純物の注入ドーズ量に比べて1桁
程度少なくしてあるので、領域118内のp型不純物の
体積濃度もソース/ドレイン103a、103b内のn
型不純物の体積濃度に比べて1桁程度小さくなってい
る。そのため、ソース/ドレイン103a、103b内
の実効的なn型不純物濃度はほとんど減少することな
く、このソース/ドレイン103a、103bのシート
抵抗は領域118の形成にはほとんど影響されない。
【0072】また、コンタクトホール109下のコンタ
クト領域114の形成時にコンタクトホール108はマ
スクせず、拡散抑制領域117の形成もコンタクトホー
ル108および109を介して同時に行っているので、
実施例1に比べて写真製版工程1回と窒素イオン注入工
程1回が省略され、製造工程が簡略化される。
【0073】また、拡散抑制領域117をコンタクト領
域112を形成するリンイオンまたはヒ素イオンよりも
速く拡散する窒素イオンの注入により形成しているの
で、この窒素イオンが拡散抑制領域117内に形成され
るコンタクト領域112に含まれるイオンよりも速く不
純物の拡散経路となるp型ウェル101の結晶格子空孔
に入り込んで、コンタクト領域112の拡散が効果的に
抑制できる。
【0074】
【発明の効果】この発明の第1の発明においては、半導
体領域の一主面における第1のコンタクトホール下に第
2導電型のコンタクト領域を備え、このコンタクト領域
は拡散抑制領域内に形成されているため、高集積化およ
び大容量化に適した半導体装置を得ることができるとい
う効果がある。
【0075】この発明の第2の発明においては、第1お
よび第2のコンタクトホール下の両方に第2導電型のコ
ンタクト領域を備え、このコンタクト領域は拡散抑制領
域内に形成されているため、さらに高集積化および大容
量化に適した半導体装置を得ることができるという効果
がある。
【0076】この発明の第3の発明においては、第1ま
たは第2の発明の効果に加え、拡散抑制領域内に第2導
電型のコンタクト領域を形成し、この拡散抑制領域を第
1導電型の第1の導電領域内に形成しているので、コン
タクト領域と半導体領域との間に確実にpn接合が形成
された半導体装置を得ることができるという効果があ
る。
【0077】この発明の第4の発明においては、第1お
よび第2の半導体領域の一主面における第1および第3
のコンタクトホール下にそれぞれ第2導電型の第1のコ
ンタクト領域および第1導電型の第2のコンタクト領域
を備え、この第1および第2のコンタクト領域はそれぞ
れ第1および第2の拡散抑制領域内に形成されているた
め、高集積化および大容量化に適した半導体装置を得る
ことができるという効果がある。
【0078】この発明の第5の発明においては、第2お
よび第4のコンタクトホール下にもそれぞれ第2導電型
の第1のコンタクト領域および第1導電型の第2のコン
タクト領域を備え、この第1および第2のコンタクト領
域もそれぞれ第1の拡散抑制領域および第2の拡散抑制
領域内に形成されているため、さらに高集積化および大
容量化に適した半導体装置を得ることができるという効
果がある。
【0079】この発明の第6の発明においては、第1お
よび第2の半導体領域の一主面における第1および第3
のコンタクトホール下にそれぞれ第2導電型の第1のコ
ンタクト領域および第1導電型の第2のコンタクト領域
を備え、第2のコンタクト領域は拡散抑制領域内に形成
されているため、高集積化および大容量化に適した半導
体装置を得ることができるという効果がある。また、第
1導電型の第2のコンタクト領域は第2導電型の第1の
コンタクト領域内に形成された拡散抑制領域内に形成さ
れるので、第2のコンタクト領域と第2の半導体領域と
の間にpn接合が確実に形成された半導体装置を得るこ
とができるという効果がある。さらに、第1の半導体領
域および第2の半導体領域における拡散抑制領域および
第1のコンタクト領域が同時に形成されるものなので、
少ない工程数で製造可能な半導体装置を得ることができ
るという効果がある。
【0080】この発明の第7の発明においては、第2お
よび第4のコンタクトホール下にもそれぞれ第2導電型
の第1のコンタクト領域および第1導電型の第2のコン
タクト領域を備え、この第2のコンタクト領域も拡散抑
制領域内に形成されているため、さらに高集積化および
大容量化に適した半導体装置を得ることができるという
効果がある。また、第4のコンタクトホール下において
も第1導電型の第2のコンタクト領域は第2導電型の第
1のコンタクト領域内に形成された拡散抑制領域内に形
成されるので、この第2のコンタクト領域と第2の半導
体領域との間にpn接合が確実に形成された半導体装置
を得ることができるという効果がある。さらに、第2お
よび第4のコンタクトホール下の拡散抑制領域および第
1のコンタクト領域も同時に形成されるものなので、少
ない工程数で製造可能な半導体装置を得ることができる
という効果がある。
【0081】この発明の第8の発明においては、第1な
いし第7の発明の効果に加え、拡散抑制物質を窒素とし
たので、コンタクト領域の拡散が効果的に抑制される半
導体装置を得ることができるという効果がある。
【0082】この発明の第9の発明においては、第1の
コンタクトホールを介してコンタクト領域を形成する不
純物を注入する前に拡散抑制物質を注入しているため、
コンタクト領域の拡散の抑制を容易に行える製造方法を
得ることができるという効果がある。
【0083】この発明の第10の発明においては、第3
のコンタクトホールを介して第2のコンタクト領域を形
成する不純物を注入する前に拡散抑制物質を注入してい
るため、第2のコンタクト領域の拡散の抑制を容易に行
える製造方法を得ることができるという効果がある。ま
た、第3のコンタクトホールはマスクしなくてもよいの
で、工程数の少ない製造方法を得ることができるという
効果がある。
【0084】この発明の第11の発明においては、第9
または第10の発明の効果に加え、拡散抑制物質を窒素
としたのでコンタクト領域の拡散の抑制が効果的にでき
る製造方法を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1の半導体装置を示す断面
図である。
【図2】 この発明の実施例1の半導体装置の製造工程
を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施例1の半導体装置の製造工程
を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施例1の半導体装置の製造工程
を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施例1の半導体装置の製造工程
を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施例1の半導体装置の製造工程
を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施例2の半導体装置を示す断面
図である。
【図8】 この発明の実施例2の半導体装置の製造工程
を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施例2の半導体装置の製造工程
を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施例3の半導体装置を示す断
面図である。
【図11】 この発明の実施例3の半導体装置の製造工
程を示す断面図である。
【図12】 この発明の実施例3の半導体装置の製造工
程を示す断面図である。
【図13】 従来の半導体装置を示す断面図である。
【図14】 従来の半導体装置の問題点を示す断面図で
ある。
【図15】 改良された従来の半導体装置を示す断面図
である。
【図16】 改良された従来の半導体装置の製造工程を
示す断面図である。
【図17】 改良された従来の半導体装置の製造工程を
示す断面図である。
【図18】 改良された従来の半導体装置の問題点を示
す断面図である。
【図19】 改良された従来の半導体装置の問題点を示
す断面図である。
【符号の説明】
100 半導体基板 101 p型ウェル 102 n型ウェル 103 nチャネルMOSトランジスタ 103a,103b ソース/ドレイン 103d ゲート絶縁膜 103e ゲート電極 104 pチャネルMOSトランジスタ 104a,104b ソース/ドレイン 104d ゲート絶縁膜 104e ゲート電極 105 素子分離領域 107 層間絶縁膜 108,109 コンタクトホール 110 導電層 111,113,115,117 拡散抑制領域 112,114 コンタクト領域 116,118 導電領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/78

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一主面に第1導電型の半導体領域を有す
    る半導体基板、 上記半導体領域における上記一主面に形成される上記第
    1導電型と逆の導電型である第2導電型の第1のソース
    /ドレイン領域と、上記半導体領域における上記一主面
    に上記第1のソース/ドレイン領域と離隔して形成され
    る上記第2導電型の第2のソース/ドレイン領域と、上
    記第1のソース/ドレイン領域および上記第2のソース
    /ドレイン領域で挟まれた上記半導体領域における一主
    面とゲート絶縁膜を介して対向して形成されるゲート電
    極とを有するMOSトランジスタ、 上記半導体領域の一主面における上記MOSトランジス
    タの周囲に形成される素子分離領域、 上記MOSトランジスタが形成された上記半導体領域上
    に形成され、上記MOSトランジスタにおける上記第1
    のソース/ドレイン領域上に第1のコンタクトホールが
    開口され、上記第2のソース/ドレイン領域上に第2の
    コンタクトホールが開口される層間絶縁膜、 上記層間絶縁膜上に形成され、上記第1のコンタクトホ
    ールを介して上記第1のソース/ドレイン領域に電気的
    に接続される第1の導電層、 上記層間絶縁膜上に形成され、上記第2のコンタクトホ
    ールを介して上記第2のソース/ドレイン領域に電気的
    に接続される第2の導電層、 上記半導体領域の一主面における上記第1のコンタクト
    ホール下に形成され、拡散抑制物質がドープされる拡散
    抑制領域、 上記拡散抑制領域内に形成される上記第2導電型のコン
    タクト領域を備える半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体領域の一主面における第2のコン
    タクトホール下に形成され、拡散抑制物質がドープされ
    る拡散抑制領域、 上記拡散抑制領域内に形成される第2導電型のコンタク
    ト領域をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 拡散抑制領域は、半導体領域の一主面に
    形成された第1導電型の導電領域内に形成されることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 一主面に第1導電型の第1の半導体領域
    およびこの第1の半導体領域と離隔した上記第1導電型
    とは逆導電型である第2導電型の第2の半導体領域を有
    する半導体基板、 上記第1の半導体領域における上記一主面に形成される
    上記第2導電型の第1のソース/ドレイン領域と、上記
    第1の半導体領域における上記一主面に上記第1のソー
    ス/ドレイン領域と離隔して形成される上記第2導電型
    の第2のソース/ドレイン領域と、上記第1のソース/
    ドレイン領域および上記第2のソース/ドレイン領域で
    挟まれた上記第1の半導体領域における一主面とゲート
    絶縁膜を介して対向して形成される第1のゲート電極と
    を有する第1のMOSトランジスタ、 上記第2の半導体領域における上記一主面に形成される
    上記第1導電型の第3のソース/ドレイン領域と、上記
    第2の半導体領域における上記一主面に上記第3のソー
    ス/ドレイン領域と離隔して形成される上記第1導電型
    の第4のソース/ドレイン領域と、上記第3のソース/
    ドレイン領域および上記第4のソース/ドレイン領域で
    挟まれた上記第2の半導体領域における一主面とゲート
    絶縁膜を介して対向して形成される第2のゲート電極と
    を有する第2のMOSトランジスタ、 上記第1の半導体領域および上記第2の半導体領域の一
    主面における上記第1のMOSトランジスタおよび上記
    第2のMOSトランジスタの周囲に形成される素子分離
    領域、 上記第1のMOSトランジスタが形成された上記第1の
    半導体領域上および上記第2のMOSトランジスタが形
    成された上記第2の半導体領域上に形成され、上記第1
    のソース/ドレイン領域上に第1のコンタクトホールが
    開口され、上記第2のソース/ドレイン領域上に第2の
    コンタクトホールが開口され、上記第3のソース/ドレ
    イン領域上に第3のコンタクトホールが開口され、上記
    第4のソース/ドレイン領域上に第4のコンタクトホー
    ルが開口される層間絶縁膜、 上記層間絶縁膜上に形成され、上記第1のコンタクトホ
    ールを介して上記第1のソース/ドレイン領域に電気的
    に接続される第1の導電層、 上記層間絶縁膜上に形成され、上記第2のコンタクトホ
    ールを介して上記第2のソース/ドレイン領域に電気的
    に接続される第2の導電層、 上記層間絶縁膜上に形成され、上記第3のコンタクトホ
    ールを介して上記第3のソース/ドレイン領域に電気的
    に接続される第3の導電層、 上記層間絶縁膜上に形成され、上記第4のコンタクトホ
    ールを介して上記第4のソース/ドレイン領域に電気的
    に接続される第4の導電層、 上記第1の半導体領域の一主面における上記第1のコン
    タクトホール下に形成され、拡散抑制物質がドープされ
    る第1の拡散抑制領域、 上記第2の半導体領域の一主面における上記第3のコン
    タクトホール下に形成され、上記拡散抑制物質がドープ
    される第2の拡散抑制領域、 上記第1の拡散抑制領域内に形成される上記第2導電型
    の第1のコンタクト領域、 上記第2の拡散抑制領域内に形成される上記第1導電型
    の第2のコンタクト領域を備える半導体装置。
  5. 【請求項5】 第1の半導体領域の一主面における第2
    のコンタクトホール下に形成され、拡散抑制物質がドー
    プされる第1の拡散抑制領域、 第2の半導体領域の一主面における第4のコンタクトホ
    ール下に形成され、上記拡散抑制物質がドープされる第
    2の拡散抑制領域、 上記第1の拡散抑制領域内に形成される第2導電型の第
    1のコンタクト領域、 上記第2の拡散抑制領域内に形成される第1導電型の第
    2のコンタクト領域をさらに備えることを特徴とする請
    求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 一主面に第1導電型の第1の半導体領域
    およびこの第1の半導体領域と離隔した上記第1導電型
    とは逆導電型である第2導電型の第2の半導体領域を有
    する半導体基板、 上記第1の半導体領域における上記一主面に形成される
    上記第2導電型の第1のソース/ドレイン領域と、上記
    第1の半導体領域における上記一主面に上記第1のソー
    ス/ドレイン領域と離隔して形成される上記第2導電型
    の第2のソース/ドレイン領域と、上記第1のソース/
    ドレイン領域および上記第2のソース/ドレイン領域で
    挟まれた上記第1の半導体領域における一主面とゲート
    絶縁膜を介して対向して形成される第1のゲート電極と
    を有する第1のMOSトランジスタ、 上記第2の半導体領域における上記一主面に形成される
    上記第1導電型の第3のソース/ドレイン領域と、上記
    第2の半導体領域における上記一主面に上記第3のソー
    ス/ドレイン領域と離隔して形成される上記第1導電型
    の第4のソース/ドレイン領域と、上記第3のソース/
    ドレイン領域および上記第4のソース/ドレイン領域で
    挟まれた上記第2の半導体領域における一主面とゲート
    絶縁膜を介して対向して形成される第2のゲート電極と
    を有する第2のMOSトランジスタ、 上記第1の半導体領域および上記第2の半導体領域の一
    主面における上記第1のMOSトランジスタおよび上記
    第2のMOSトランジスタの周囲に形成される素子分離
    領域、 上記第1のMOSトランジスタが形成された上記第1の
    半導体領域上および上記第2のMOSトランジスタが形
    成された上記第2の半導体領域上に形成され、上記第1
    のソース/ドレイン領域上に第1のコンタクトホールが
    開口され、上記第2のソース/ドレイン領域上に第2の
    コンタクトホールが開口され、上記第3のソース/ドレ
    イン領域上に第3のコンタクトホールが開口され、上記
    第4のソース/ドレイン領域上に第4のコンタクトホー
    ルが開口される層間絶縁膜、 上記層間絶縁膜上に形成され、上記第1のコンタクトホ
    ールを介して上記第1のソース/ドレイン領域に電気的
    に接続される第1の導電層、 上記層間絶縁膜上に形成され、上記第2のコンタクトホ
    ールを介して上記第2のソース/ドレイン領域に電気的
    に接続される第2の導電層、 上記層間絶縁膜上に形成され、上記第3のコンタクトホ
    ールを介して上記第3のソース/ドレイン領域に電気的
    に接続される第3の導電層、 上記層間絶縁膜上に形成され、上記第4のコンタクトホ
    ールを介して上記第4のソース/ドレイン領域に電気的
    に接続される第4の導電層、 上記第1の半導体領域および上記第2の半導体領域の一
    主面における上記第1のコンタクトホールおよび第3の
    コンタクトホール下に同時に形成された第2導電型の第
    1のコンタクト領域、 上記第1の半導体領域および上記第2の半導体領域の一
    主面における上記第1のコンタクト領域内に同時に形成
    され、拡散抑制物質がドープされる拡散抑制領域、 上記第2の半導体領域のみの一主面における上記拡散抑
    制領域内に形成される第1導電型の第2のコンタクト領
    域を備える半導体装置。
  7. 【請求項7】 第1の半導体領域および第2の半導体領
    域の一主面における第2のコンタクトホールおよび第4
    のコンタクトホール下に同時に形成された第2導電型の
    第1のコンタクト領域、 上記第1の半導体領域および上記第2の半導体領域の一
    主面における上記第1のコンタクト領域内に同時に形成
    され、拡散抑制物質がドープされる拡散抑制領域、 上記第2の半導体領域のみの一主面における上記拡散抑
    制領域内に形成される第1導電型の第2のコンタクト領
    域をさらに備えることを特徴とする請求項6記載の半導
    体装置。
  8. 【請求項8】 拡散抑制物質は、窒素であることを特徴
    とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の半導
    体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 層間絶縁膜に第1のコンタクトホールを開口する第1の
    工程、 上記第1のコンタクトホールを介して拡散抑制物質を第
    1の半導体領域における一主面に注入し、上記第1のコ
    ンタクトホールを介して第2導電型の不純物を上記第1
    の半導体領域における一主面に注入し、拡散抑制領域お
    よびコンタクト領域を形成する第2の工程を備える半導
    体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の半導体装置の製造方法
    において、 層間絶縁膜に第1のコンタクトホールおよび第3のコン
    タクトホールを開口する第1の工程、 上記第1のコンタクトホールおよび上記第3のコンタク
    トホールを介して第2導電型の不純物を第1の半導体領
    域および第2の半導体領域における一主面に注入し、第
    1のコンタクト領域を形成する第2の工程、 上記第1のコンタクトホールおよび上記第3のコンタク
    トホールを介して拡散抑制物質を第1の半導体領域およ
    び第2の半導体領域における一主面に注入し、拡散抑制
    領域を形成する第3の工程、 上記第1のコンタクトホールをマスクし、上記第3のコ
    ンタクトホールを介して第1導電型の不純物を上記第2
    の半導体領域における一主面に注入し、第2のコンタク
    ト領域を形成する第4の工程を備える半導体装置の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 拡散抑制物質は窒素であることを特徴
    とする請求項9または請求項10記載の半導体装置の製
    造方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1056171A (ja) * 1996-08-09 1998-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Mis半導体装置及びその製造方法
US6469348B2 (en) 2001-01-09 2002-10-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Nonvolatile semiconductor memory device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH1056171A (ja) * 1996-08-09 1998-02-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd Mis半導体装置及びその製造方法
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