JP2000030794A - コネクター防水構造 - Google Patents

コネクター防水構造

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JP2000030794A
JP2000030794A JP10195871A JP19587198A JP2000030794A JP 2000030794 A JP2000030794 A JP 2000030794A JP 10195871 A JP10195871 A JP 10195871A JP 19587198 A JP19587198 A JP 19587198A JP 2000030794 A JP2000030794 A JP 2000030794A
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push button
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JP10195871A
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English (en)
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Masahiro Gonda
昌宏 権田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価であって、且つ十分な防水効果を有する
コネクター防水構造を提供することを目的とした。 【解決手段】 機器を制御する電装部品21と、この電
装部品21を覆う軟質部材22、23と、前記電装部品
21に取り付けられ、電極19を有する第1コネクター
20と、この第1コネクター20と電気的に結合する第
2コネクター40と、この第2コネクター40の挿入を
弾性的に許容すると共に、前記第1コネクター20を被
うコネクターカバー38とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクター防水構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種コネクターは、製品の内側
であるため、特に防水はなされていなかった。
【0003】特に、自動販売機であっても、例えば実開
昭64−23826号公報(H01H 13/70)の
「自動販売機用の押しボタン」に開示されている様に、
開閉スイッチが搭載された印刷回路基板と、この印刷回
路基板を収容し自動販売機へ取り付け構造を含む枠体
と、この枠体に対して可動部材を介して取り付けられ、
この可動部材の変位により上記開閉スイッチの接点を駆
動する駆動部材を含む押しボタン部材とを備えた自動販
売機用の押しボタンにおいて、上記印刷回路基板は、1
枚の基板に複数の押しボタンに対応する上記開閉スイッ
チが搭載され、上記枠体は上記印刷回路基板および上記
押しボタン部材の組み合わせの複数を収容する一体構造
であることを特徴とする自動販売機用の押しボタンスイ
ッチという構造であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、自動販売機
は、屋外に設置される場合も多々あり、使用環境が悪い
事を前提に開発されるものであった。
【0005】このため、上述した様な構造であると、外
部からの雨水に対しては防水できるものの、何らかの理
由(例えば、押しボタンスイッチの隙間からの雨水侵
入、展示扉の防水パッキンの劣化による雨水侵入など)
により、押しボタンスイッチの裏面側に水が侵入して
も、この水に対する防水処理は施されていないため、特
に押しボタンスイッチに必ず接続しなければならないコ
ネクター部分で漏電するなどの問題があった。
【0006】更に、この様なコネクターを防水構造とす
るには、防水シートの追加などコストアップにつなが
り、只でさえ複雑な押しボタンスイッチ構造であるた
め、製造コストが高価であるにも係わらず、更に高価と
なる問題があった。
【0007】本発明はこの様な問題点に鑑みてなされた
もので、安価であって、且つ十分な防水効果を有するコ
ネクター防水構造を提供することを目的とした。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本発明の請求項1では、機器を制御する
電装部品と、該電装部品を覆う軟質部材と、前記電装部
品に取り付けられ、電極を有する第1コネクターと、該
第1コネクターと電気的に結合する第2コネクターと、
該第2コネクターの挿入を弾性的に許容すると共に、前
記第1コネクターを被うコネクターカバーとを備えるコ
ネクター防水構造を提供する。
【0009】この防水構造によると、第1コネクターを
被うコネクターカバーは、第2コネクターの挿入を弾性
的に許容するため、コネクター同士を結合する際、第2
コネクターを挿入し、第1コネクターと結合した後、コ
ネクターカバーは元の状態への復帰動作を行う。
【0010】また、請求項2の発明では、軟質部材とコ
ネクターカバーとを一体に構成した請求項1記載のコネ
クター防水構造を提供する。
【0011】この防水構造によると、軟質部材とコネク
ターカバーが一体であるため、この部分からの水の侵入
は無いものである。
【0012】また、請求項3の発明は、コネクターカバ
ーに第2コネクターが挿通する切込みを形成した請求項
1及び請求項2記載のコネクター防水構造を提供する。
【0013】この防水構造によると、第2コネクターを
第1コネクターに嵌める時、第2コネクターが切込みを
破り、コネクターカバー内に進入する。次いで第2コネ
クターが第1コネクターに接続した状態で、切込みが元
の状態に復帰しようとする。このため、第2コネクター
の配線をコネクターカバーが両側から挟み込む形とな
る。
【0014】また、請求項4の発明は、コネクターカバ
ーに第2コネクターが挿通する横方向の切込みを設け、
第2コネクターの配線の挿通部分を隆起させた請求項1
乃至請求項3記載のコネクター防水構造を提供する。
【0015】この防水構造によると、切込みが横方向で
あり、第2コネクターの配線の挿通部分が隆起している
関係上、水滴はこの隆起によりコネクターカバー内への
進入が阻害される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコネクター防水構
造を自動販売機に設けた場合の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0017】図1は本発明のコネクター防水構造を具備
する自動販売機の正面図、図2は本発明のコネクター防
水構造を具備した押しボタン操作部の断面図、図3は本
発明のコネクター防水構造を具備した押しボタンスイッ
チの断面図、図4は被覆部材とベース部材が一体である
場合の部品断面図、図5は押しボタンスイッチ制作時の
説明図、図6は被覆部材の突出部とベース部材の嵌合溝
の拡大断面図、図7は嵌合溝と突出部が嵌まりあってい
る状態を示す拡大断面図、図8はテンキーの場合の被覆
部材とベース部材を示す平面図、図9は図8の側面図、
図10は図8のA―A断面図、図11は被覆部材とベー
ス部材の接続部分で折曲を始めた状態を示す側面図、図
12は被覆部材とベース部材の折曲終了直前の状態を示
す側面図、図13は本発明のコネクター防水構造を備え
る押しボタンスイッチの側断面図、図14は図13の平
面図、図15は操作パネルの断面図、図16は図15の
平面図、図17は被覆部材とベース部材とが別体である
場合の平面図、図18は図17の押しボタンスイッチの
断面図、図19はプリント基板の平面図、図、図20は
ベース部材とプリント基板の断面図、図21はメスコネ
クターにベース部材のコネクターカバーを被せた状態を
示す断面図、図22はメスコネクターにオスコネクター
を嵌める前の状態を示す断面図、図23はコネクターカ
バーの切込みをオスコネクターが裂いている状態を示す
断面図、図24は各コネクター嵌合時を示す断面図、図
25は他の実施例のコネクターカバーを示す断面図、図
26は他の実施例の各コネクター嵌合時を示す断面図、
図27は他の実施例のコネクターカバー平面図である。
【0018】図1の1は本発明を具備する自動販売機本
体で、前面上部には商品サンプル2が複数展示された商
品展示部3が設けられている。また、この商品展示部3
の下には、紙幣での商品購入のためのビルバリ4、硬貨
での商品購入のための硬貨投入口5、この硬貨投入口5
の横に設けられ、顧客が投入した硬貨、若しくは紙幣を
返却する返却レバー6がそれぞれ設けられている。
【0019】前記硬貨投入口5は図示しないコインメカ
の一部であるが、紙幣や硬貨により商品を購入した後の
釣り銭、投入硬貨の返却は本体1下部の返却口7に払い
出される。
【0020】また、本体1下部には、販売商品を取り出
すための商品取出口8が設けられており、この商品取出
口8には、雨水や塵埃の侵入を防止するため、商品取り
出し時、外方に回動可能な透明樹脂カバー9が設けられ
ている。
【0021】更に、自動販売機本体1の下部には、図示
しないが、冷凍サイクルを構成する圧縮機、凝縮器、凝
縮器冷却用送風機などを備えた機械室が設けられてお
り、前記商品取出口8の下方には、この機械室に外気を
導入、または、熱交換後の排気を行うグリル10が設け
られている。
【0022】尚、11は商品の販売広告やイベントのポ
スターなどを取り付ける販促部、12は設置場所により
高さ調整可能な台脚、17は投入金額を表示する金額表
示器である。
【0023】前記商品サンプル2の下には、該当商品を
販売するための商品選択用の選択押しボタンスイッチ1
3、13、13…を備えた押しボタン操作部14が設け
られている。この選択押しボタンスイッチ13、13、
13…は横長の楕円形をしているもので、販売金額に見
合った硬貨若しくは紙幣を投入すると、販売可を示す赤
ランプが点灯するものである。また、図示しない商品コ
ラムに商品が入っていない場合や、商品詰まりなどで商
品の販売が不可能な場合には、販売可ランプの横に「売
切れ」という文字を点灯させるものである。
【0024】更に、前記硬貨投入口5の下方にも商品選
択用の操作パネル15が設けられており、この操作パネ
ル15は、商品サンプル2自体、若しくは商品サンプル
2の近傍に開示した商品番号を直接入力することによ
り、商品販売が行えるものである。従って、この操作パ
ネル15には0から9までの数字が記載されたテンキー
押しボタンスイッチ16が設けられているものである。
【0025】以下、選択押しボタンスイッチ13、1
3、13…に関する構造を図2乃至図7を参照して詳述
する。
【0026】押しボタン操作部14は、商品展示部3の
商品サンプル2をカバーする透明なアクリルなどにて形
成された透視板18に取り付けられている。
【0027】また、前記選択押しボタンスイッチ13
は、プリント基板21、ベース部材22、被覆部材23
から成るもので、前記プリント基板21は、軟質部材、
例えば軟質塩化ビニール、ウレタン樹脂、エラストマ樹
脂などで構成されたベース部材22に載置される。本実
施例でのベース部材22の材質は、エラストマ樹脂の一
種であるシリコンラバーを用いる事とする。従って、こ
の軟質部材は非電気伝導性である。
【0028】ベース部材22は、前記プリント基板21
に被せられる被覆部材23と水密に、且つ着脱自在に接
合されるため、プリント基板21はベース部材22及び
被覆部材23とで防水される事となる。尚、被覆部材2
3もベース部材22と同じ材質、即ちシリコンラバーを
用いている。
【0029】即ち、プリント基板21は軟質部材(被覆
部材23及びベース部材22)にて水密に覆われる事に
より防水する構造となっている。
【0030】図4及び図5に示す如く、ベース部材22
及び被覆部材23は四角形をなしており、前記ベース部
材22の一辺が前記被覆部材23と接続されている。ま
た、他の3辺には嵌合溝24が設けられている。そし
て、ベース部材22と被覆部材23の接続部分には、二
筋の肉薄部25が設けられており、この肉薄部25によ
り、図5の如き折曲動作を容易となし、更には折曲の位
置決めにもなるものである。
【0031】そして、前記被覆部材23は、実際に顧客
が指で押すボタン部26と、このボタン部26を常時外
方に位置させ、且つボタン部26が指で押された後、指
が離された時再び元の位置に戻る、断面袴状の形状保持
部27とを有している。
【0032】また、図6及び図7に示す如く、前記嵌合
溝24は、所定の深さで断面円状部28を形成し、被覆
部材23の3辺に形成した、断面フラスコ状の突出部2
9と接合する事となる。即ち、ベース部材22と被覆部
材23の水密は、嵌合溝24の円状部28とフラスコ状
に形成した突出部29とを嵌め合わせることで達成する
ものである。
【0033】また、30は導電部で、前記ベース部材2
2及び被覆部材23とで防水されるプリント基板21の
回路37同士を短絡するものである。そして、導電部3
0がプリント基板21の回路37を短絡したとき、販売
動作を行う信号が出力されるものである。
【0034】以上の如く構成した押しボタンスイッチ1
3を、図2の様に、自動販売機本体1に取り付ける場
合、樹脂製の押しボタンケース31にて固定するもので
ある。この押しボタンケース31は押しボタンスイッチ
13のボタン部26が突出するボタン用の取付孔32が
穿設されており、断面がアーチ状に形成されている。ま
た、上下の端には、前記押しボタンスイッチ13を自動
販売機本体1の透視板18方向に押しつけて保持するた
めのリブ33が設けられている。
【0035】このリブ33は、押しボタンスイッチ13
のベース部材22に設けられた防水突起39が少許の弾
性変形をする程度の突出量となっている。これにより、
確実に押しボタンスイッチ13を保持することができる
と共に、押しボタンケース31と透視板18との隙間か
らの雨水が侵入しても、押しボタンスイッチ13の裏側
に雨水が侵入する事を防止する。更に、ベース部材22
と被覆部材23が弾力性を有している関係上、ボタン部
26、若しくは前記押しボタンケース31のボタン部2
6近傍に過大な力がかかっても、ベース部材22と被覆
部材23とが弾性変形し、押しボタンスイッチ13や押
しボタンケース31を含む押しボタン操作部14が破損
することを極力防止することができる。
【0036】次に、テンキーの場合の実施例、即ちテン
キー押しボタンスイッチ16について図8乃至図16を
参照して説明する。
【0037】テンキーの場合には、複数のボタン部26
が設けられているが、前述同様に、プリント基板21
を、シリコンラバーにて形成されたベース部材22に載
置し、同じくシリコンラバーにて形成された被覆部材2
3を被せてベース部材22と水密に、且つ着脱自在に接
合するものである。
【0038】この場合の作成手順も、前述同様、図9及
び図10の状態から図11及び図12の様に折り曲げ
て、ベース部材22の嵌合溝24と、被覆部材23の突
出部29とを、水密に嵌め合わせることにより、図13
の如く完成する。
【0039】また、このテンキーの場合、ボタン部26
の表面には0から9までの数字、及び#、*の記号がシ
ルクスクリーン印刷されている。
【0040】図13の如く水密に組み合わせたテンキー
押しボタンスイッチ16に、断面アーチ状のテンキーケ
ース34を被せることにより、図15及び図16の如く
操作パネル15が完成する。尚、このテンキーケース3
4にはリブ33が設けられており、このリブ33にて前
記テンキー押しボタンスイッチ16を押さえるものであ
る。
【0041】また、図17及び図18に示す如く、被覆
部材23とベース部材22とを全く別体に形成しても良
い。この場合は、ベース部材22の4辺の嵌合溝24
と、被覆部材23の4辺の突出部29とを、水密に嵌め
合わせる事により、防水性の高い押しボタンスイッチ1
6となる。
【0042】尚、テンキー入力の場合には、入力した番
号は、金額表示器17に表示する事となる。
【0043】また、テンキー押しボタンスイッチ16
は、商品サンプル2毎に配置されている選択押しボタン
スイッチ13より低い位置にあると共に、商品取出口8
も自動販売機本体1下部に設けられているため、車椅子
を常用する身体障害者などにも商品の購入がし易いもの
となっている。
【0044】また、前記選択押しボタンスイッチ13、
テンキー押しボタンスイッチ16のプリント基板21に
は、図示しない制御回路との電気的接続を行うため、電
極19を有する第1コネクター(本実施例ではメスコネ
クターであるため、以下メスコネクターと称する)20
が取り付けられている。
【0045】尚、このメスコネクター20は下方開口し
た箱状をなしており、内部に電極19が位置するよう設
けられているものである。そして、この電極19は、閉
塞した上面から突出しており、この突出した電極19と
前記プリント基板21とを電気伝導的に接続するもので
ある。
【0046】これの取り付け方法は、前記プリント基板
21の電極孔35を、ベース部材に形成した位置決め用
の切欠と対向して位置させ、メスコネクター20の突出
した電極19をベース部材22の切欠に差し込む。この
後、前記電極19をプリント基板21の電極孔35に挿
通位置させる。この状態で、プリント基板21の回路3
7に電極19を半田付け、若しくは超音波溶着する。
【0047】この時、ベース部材22はシリコンゴムで
ある関係上、電極19が挿通しても、弾力性により電極
19側に収縮する事となり、ベース部材22は電極19
と密着し、この電極19差込部分を防水する事となる。
【0048】その後、前述した如く、被覆部材23とベ
ース部材22とを水密に嵌めて図13の状態、即ち、押
しボタンスイッチ13、16が完成する事となる。そし
て、この押しボタンスイッチ13を図1及び図2に示す
如く自動販売機1に取り付ける。尚、電極19は、真鍮
にクロームメッキを施したものである。以下、本発明の
コネクター防水構造を図19乃至図24を参照して説明
する。
【0049】各図に示す如く、前記ベース部材22に
は、コネクターカバー38が一体に設けられている。従
って、図1乃至図16の実施例の場合、ベース部材2
2、被覆部材23、コネクターカバー38は一体に形成
されている事となる。
【0050】また、このコネクターカバー38は、前記
メスコネクター20の側面と所定の間隔を存し、四方を
囲う側壁38Aと、この側壁38Aの下端に設けられ、
第2コネクター(本実施例ではオスコネクターであるた
め、以下オスコネクターと称する)40が差し込まれる
下壁38Bとよりなるものである。
【0051】尚、前記第1コネクター20をオスコネク
ターとし、第2コネクター40をメスコネクターとして
も良い。
【0052】下壁38Bには、横方向に延在する切込み
41が形成されている。この切込み41により、コネク
ターカバー38の下壁38Bは薄肉となっている部分が
存在する事となる。
【0053】従って、コネクター20、40同士の接続
は、図22乃至図24に示す如く、薄肉の前記切込み4
1を前記オスコネクター40が突き破り、コネクターカ
バー38内に進入して、前記メスコネクター20と嵌合
して電気的接続が行われる。
【0054】ここで、オスコネクター40が差し込まれ
ない部分は、オスコネクター40が差し込まれている部
分の防水作用をなすものである。
【0055】この際、切込み41を境にして左右に別れ
るため、コネクターカバー38が弾性的にオスコネクタ
ー40の進入を許容するものである。
【0056】各コネクター20、40が接続している状
態では、コネクターカバー38の下壁38Bは、図24
に示す如く、オスコネクター40が挿通した後に元の状
態となるため、オスコネクター40の配線42を挟む事
となり、この部分での防水作用をなすものである。
【0057】また、前記コネクターカバー38とメスコ
ネクター20との間には、少許の間隔が存するものであ
る。これは、コネクターカバー38の材質が軟質部材、
即ち、シリコンゴムにて形成されていると共に、メスコ
ネクター20、及びオスコネクター40の材質が、ポリ
エスタールにて形成されているためである。
【0058】即ち、メスコネクター20やオスコネクタ
ー40と、コネクターカバー38とが接触すると、摩擦
によりメスコネクター20やオスコネクター40の挿入
がしにくくなるためである。
【0059】以上の如き構成のため、展示扉の防水パッ
キンの劣化による雨水侵入により、商品展示部3内、即
ち、透視板18の裏面側に水が入り込んだ場合、コネク
ターカバー38によりコネクター20に水がかかる事を
極力防止できる。
【0060】また、図25乃至図27を参照して、他の
実施例を説明する。
【0061】前記コネクターカバー38の配線42が位
置する部位には、一部隆起させて円錐状に形成した尖端
突起43が設けられている。この尖端突起43は横方向
に延在する前記切込み41に跨って配置され、配線42
はこの尖端突起43に挟まれる事となる。
【0062】ここで、隆起は円錐をなす尖端突起43で
説明したが、半球面状であっても良いし、多角形の突起
であっても良い。
【0063】更に、この尖端突起43及び前記下壁38
Bには上下方向に延在する補強リブ44が一体的に設け
られている。この補強リブ44は前記切込み41が破れ
る時に、切込み41以外の部分が共に裂けてしまう事を
防止するためである。
【0064】また、前記コネクターカバー38の外方に
は、コネクターカバー38を囲う防水突起39が設けら
れている。この防水突起39は、自動販売機に取り付け
る際、前記商品展示部3の透視板18に押しつけられて
防水作用をなすものである。
【0065】前述した如く、選択押しボタンスイッチ1
3を、図2の様に、自動販売機本体1に取り付ける場
合、樹脂製の押しボタンケース31にて固定するもので
ある。この押しボタンケース31は押しボタンスイッチ
13のボタン部26が突出するボタン用の取付孔32が
穿設されており、断面がアーチ状に形成されている。ま
た、上下の端には、前記押しボタンスイッチ13を自動
販売機本体1の透視板18方向に押しつけて保持するた
めのリブ33が設けられている。そして、リブ33は前
記防水突起39と対向した位置とする。
【0066】以上の構成により、押しボタンケース31
と透視板18の隙間から侵入した雨水は、防水突起39
の外周を伝って押しボタンケース31の下部から外に排
出される事となる。従って、押しボタンスイッチの隙間
からの雨水侵入は極力防止する事ができる。
【0067】尚、第2図の様な取付け状態では、防水突
起39の下端には、透視板18の裏面側に水が入り、透
視板18と押しボタンスイッチ13のベース部材22と
の間に水が侵入した時のために、排水用の溝、切欠、或
いは穴などを形成しても良い。
【0068】また、このリブ33は、押しボタンスイッ
チ13のベース部材22及び被覆部材23、及び前記防
水突起39が少許の弾性変形をする程度の突出量となっ
ている。これにより、確実に押しボタンスイッチ13を
保持することができると共に、防水効果をより向上する
ことができる。更に、ベース部材22と被覆部材23が
弾力性を有している関係上、ボタン部26、若しくは前
記押しボタンケース31のボタン部26近傍に過大な力
がかかっても、ベース部材22と被覆部材23とが弾性
変形し、押しボタンスイッチ13や押しボタンケース3
1を含む押しボタン操作部14が破損することを極力防
止することができる。
【0069】本実施例では、電装部品として、プリント
基板を用いて説明したが、プリント基板に代表される回
路基板に限定される事無く、例えばバッテリー、電池な
どのスイッチ機構に採用しても良い。
【0070】また、本実施例は自動販売機でもって説明
したが、その他、電卓、ビデオカメラ、コードレス電話
機、携帯電話、カメラ、ノートパソコン、更には、信号
機の押しボタン、駅などに設置される案内地図の押しボ
タンなどに用いても良い。即ち、電卓、ビデオカメラ、
携帯電話、カメラ、ノートパソコンなどは屋外での使用
を考慮しているため、防水機構が必要となるが、本発明
を採用する事により、複雑な機構とする事なく、安価で
簡単な防水機構を提供する事ができる。更に、信号機の
押しボタン、案内地図の押しボタンは、本実施例の自動
販売機と同様に、屋外に設置されるため、本発明を採用
する事で安価な防水機構とする事ができる。また、コー
ドレス電話機は、浴室での使用も可能とし、且つ安価で
簡単な防水仕様とする事ができる。
【0071】即ち、請求項1の発明によると、機器の一
例である動販売機本体1を制御する電装部品、例えばプ
リント基板21と、このプリント基板21を覆う軟質部
材にて構成されたベース部材22及び被覆部材23と、
前記プリント基板21に取り付けられ、電極19を有す
る第1コネクターであるメスコネクター20と、このメ
スコネクター20の電極19と接続するよう、前記メス
コネクター20と電気的に結合する第2コネクターであ
るオスコネクター40と、このオスコネクター40の挿
入を弾性的に許容すると共に、前記メスコネクター20
を被うコネクターカバー38とを備えるコネクター防水
構造を提供する。
【0072】この防水構造によると、メスコネクター2
0を囲うコネクターカバー38は、オスコネクター40
の挿入を弾性的に許容するため、コネクター20、40
同士を結合する際、オスコネクター40を挿入し、メス
コネクター20と結合した後、コネクターカバー38は
元の状態への復帰動作を行う。
【0073】このため、安価な構造で、自動販売機の裏
面側のコネクター20、40接続部分の防水を確実に行
う事ができ、信頼性の向上を図る事ができる。
【0074】また、請求項2の発明では、軟質部材から
なるベース部材22及び被覆部材23とコネクターカバ
ー38とを一体に構成した請求項1記載のコネクター防
水構造を提供する。
【0075】この防水構造によると、ベース部材22と
コネクターカバー38が一体であるため、この部分から
の水の侵入は無いものである。尚、ベース部材22と被
覆部材23とが一体である場合、これら各部材が一体に
形成されている。
【0076】従って、このベース部材22とコネクター
カバー38の防水を行う必要が無く、安価に且つ信頼性
の高いコネクター防水構造を提供する事ができる。
【0077】また、請求項3の発明は、オスコネクター
40の配線42が挿通するコネクターカバー38の挿入
部に切込み41を入れた請求項1又は請求項2記載のコ
ネクター防水構造を提供する。
【0078】この防水構造によると、オスコネクター4
0をメスコネクター20に嵌める時、オスコネクター4
0が切込み41を破り、コネクターカバー38内に進入
する。次いでオスコネクター40がメスコネクター20
に接続した状態で、破れた切込み41が元の状態に復帰
しようとする。このため、オスコネクター40の配線4
2をコネクターカバー38が両側から挟み込む形とな
る。
【0079】このため、コネクター20、40部分から
の水の進入を防止する事ができ、コネクター20、40
部分での漏電などの故障を防止し、安価に機器の信頼性
の向上を図る事ができる。
【0080】また、請求項4の発明は、オスコネクター
40が挿通する横方向の切込み41を設け、配線42の
挿通部分を隆起(尖端突起43)させた請求項1乃至請
求項3記載のコネクター防水構造を提供する。
【0081】この防水構造によると、切込み41が横方
向であり、オスコネクター40の配線42の挿通部分が
隆起、即ち尖端突起43が設けられている関係上、水滴
はこの尖端突起43によりコネクターカバー38内への
進入が阻害される。
【0082】このため、コネクター20、40部分に流
れてきた水は尖端突起43に導かれ、コネクター20、
40の配線42挿通部分からの水の進入を防止する事が
でき、コネクター20、40接続部での漏電などの故障
を防止し、安価に機器の信頼性の向上を図る事ができ
る。
【0083】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
ると、機器を制御する電装部品と、該電装部品を覆う軟
質部材と、前記電装部品に取り付けられ、電極を有する
第1コネクターと、該第1コネクターと電気的に結合す
る第2コネクターと、該第2コネクターの挿入を弾性的
に許容すると共に、前記第1コネクターを被うコネクタ
ーカバーとを備えるコネクター防水構造を提供する。
【0084】この防水構造によると、第1コネクターを
囲うコネクターカバーは、第2コネクターの挿入を弾性
的に許容するため、コネクター同士を結合する際、第2
コネクターを挿入し、第1コネクターと結合した後、コ
ネクターカバーは元の状態への復帰動作を行う。
【0085】このため、安価な構造で、機器の裏面側の
コネクター接続部分の防水を確実に行う事ができ、信頼
性の向上を図る事ができる。
【0086】また、請求項2の発明では、軟質部材とコ
ネクターカバーとを一体に構成した請求項1記載のコネ
クター防水構造を提供する。
【0087】この防水構造によると、軟質部材とコネク
ターカバーが一体であるため、この部分からの水の侵入
は無いものである。
【0088】従って、この軟質部材とコネクターカバー
の防水を行う必要が無く、安価に且つ信頼性の高いコネ
クター防水構造を提供する事ができる。
【0089】また、請求項2の発明は、第2コネクター
配線が挿通するコネクターカバーの挿入部に切込みを入
れた請求項1記載のコネクター防水構造を提供する。
【0090】この防水構造によると、第2コネクターを
第1コネクターに嵌める時、第2コネクターが切込みを
破り、コネクターカバー内に進入する。次いで第2コネ
クターが第1コネクターに接続した状態で、切込みが元
の状態に復帰しようとする。このため、第2コネクター
の配線をコネクターカバーが両側から挟み込む形とな
る。
【0091】このため、コネクター部分からの水の進入
を防止する事ができ、コネクター部分での漏電などの故
障を防止し、安価に機器の信頼性の向上を図る事ができ
る。
【0092】また、請求項3の発明は、第2コネクター
が挿通する横方向の切込みを設け、配線の挿通部分を隆
起させた請求項1記載のコネクター防水構造を提供す
る。
【0093】この防水構造によると、切込みが横方向で
あり、第2コネクターの配線の挿通部分が隆起している
関係上、水滴はこの隆起によりコネクターカバー内への
進入が阻害される。
【0094】このため、コネクター部分に流れてきた水
は隆起に導かれ、コネクターの配線挿通部分からの水の
進入を防止する事ができ、コネクター接続部での漏電な
どの故障を防止し、安価に機器の信頼性の向上を図る事
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押しボタンスイッチを具備する自動販
売機の正面図である。
【図2】本発明の押しボタンスイッチを具備した押しボ
タン操作部の断面図である。
【図3】本発明の押しボタンスイッチの断面図である。
【図4】被覆部材とベース部材が一体である場合の部品
断面図である。
【図5】押しボタンスイッチ制作時の説明図である。
【図6】被覆部材の突出部とベース部材の嵌合溝の拡大
断面図である。
【図7】嵌合溝と突出部が嵌まりあっている状態を示す
拡大断面図である。
【図8】テンキーの場合の被覆部材とベース部材を示す
裏面からの平面図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】図8のA―A断面図である。
【図11】被覆部材とベース部材の接続部分で折曲を始
めた状態を示す側面図である。
【図12】被覆部材とベース部材の折曲終了直前の状態
を示す側面図である。
【図13】本発明の押しボタンスイッチの側断面図であ
る。
【図14】図13の平面図である。
【図15】操作パネルの断面図である。
【図16】図15の平面図である。
【図17】被覆部材とベース部材とが別体である場合の
裏面からの平面図である。
【図18】図17の押しボタンスイッチの断面図であ
る。
【図19】プリント基板の平面図である。
【図20】ベース部材とプリント基板の断面図である。
【図21】メスコネクターにベース部材のコネクターカ
バーを被せた状態を示す断面図である。
【図22】メスコネクターにオスコネクターを嵌める前
の状態を示す断面図である。
【図23】コネクターカバーの切込みをオスコネクター
が裂いている状態を示す断面図である。
【図24】各コネクター嵌合時を示す断面図である。
【図25】他の実施例のコネクターカバーを示す断面図
である。
【図26】他の実施例の各コネクター嵌合時を示す断面
図である。
【図27】他の実施例のコネクターカバー平面図であ
る。
【符号の説明】
1 自動販売機本体 13 選択押しボタンスイッチ 16 テンキー押しボタンスイッチ 19 電極 20 第1コネクター(メスコネクター) 21 電装部品(プリント基板) 22 ベース部材 23 被覆部材 35 電極孔 38 コネクターカバー 40 第2コネクター(オスコネクター) 41 切込み 42 配線 43 尖端突起
フロントページの続き Fターム(参考) 3E044 AA01 AA03 AA20 CA02 CA03 EA04 EA08 EA11 EA12 EA20 EB01 EB02 FB14 FB20 5E087 EE02 FF03 FF06 HH02 KK04 LL04 LL17 LL29 LL33 MM09 QQ06 RR12 RR25 5G006 AA02 AB11 AC02 AZ01 BA01 BB07 BC03 CD03 LC03 LD01 LG03 5G052 AA05 AA12 BB01 HA14 HA21 HB03 HC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器を制御する電装部品と、該電装部品
    を水密に覆う軟質部材と、前記電装部品に取り付けら
    れ、電極を有する第1コネクターと、該第1コネクター
    と電気的に結合する第2コネクターと、該第2コネクタ
    ーの挿入を弾性的に許容すると共に、前記第1コネクタ
    ーを被うコネクターカバーとを備えることを特徴とする
    コネクター防水構造。
  2. 【請求項2】 軟質部材とコネクターカバーとを一体に
    構成したことを特徴とする請求項1記載のコネクター防
    水構造。
  3. 【請求項3】 コネクターカバーに第2コネクターが挿
    通する切込みを形成したことを特徴とした請求項1及び
    請求項2記載のコネクター防水構造。
  4. 【請求項4】 コネクターカバーに第2コネクターが挿
    通する横方向の切込みを設け、第2コネクターの配線の
    挿通部分を隆起させたことを特徴とした請求項1乃至請
    求項2記載のコネクター防水構造。
JP10195871A 1998-07-10 1998-07-10 コネクター防水構造 Pending JP2000030794A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004101055A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Mitsubishi Electric Corp 冷蔵庫
CN101409160B (zh) * 2008-11-20 2010-10-20 傅国红 一种取暖器防水开关盒

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