JP2000030293A - メモリカード及びその管理方法 - Google Patents

メモリカード及びその管理方法

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JP2000030293A
JP2000030293A JP19285898A JP19285898A JP2000030293A JP 2000030293 A JP2000030293 A JP 2000030293A JP 19285898 A JP19285898 A JP 19285898A JP 19285898 A JP19285898 A JP 19285898A JP 2000030293 A JP2000030293 A JP 2000030293A
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memory card
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Takanari Tanabe
隆也 田辺
Manabu Yamamoto
学 山本
Ikutake Yagi
生剛 八木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高度なデータ保護を実現する。 【解決手段】 メモリカード1は、光学的に情報再生が
可能な多層型ホログラム2と、光学的に情報追記あるい
は情報書換が可能な追記あるいは書換領域3を有してい
る。追記あるいは書換領域3には、多層型ホログラム2
の管理情報あるいは使用者に固有の情報を記録する。こ
れにより、多層型ホログラム2の管理を個別のカード毎
に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリカードの構
成及びその管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光学的に情報再生が可能なホ
ログラムを形成したメモリカードが知られている。この
ようなホログラムを形成したメモリカードでは、偽造防
止のために個々のカードの管理が重要である。そこで、
特開平7−306630号公報に開示されたカードで
は、カード基板上に機械読み取り可能な情報が記録され
たホログラムと情報が記録されていない装飾用のホログ
ラムとを設けることにより、偽造防止を実現していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
メモリカードでは、同系列のメモリカードのホログラム
に同一の情報が記録されており、個々のカードやカード
の所有者に固有の情報がないため、ホログラムに記録さ
れたデータの保護が不十分で、偽造防止性が不十分であ
るという問題点があった。本発明は、上記課題を解決す
るためになされたもので、高度なデータ保護を実現する
ことができるメモリカード及びその管理方法を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載のように、光学的に情報再生が可能な第1の領域(多
層型ホログラム2)を備えたメモリカードにおいて、光
学的に情報追記あるいは情報書換が可能な第2の領域
(追記あるいは書換領域3)を有するものである。この
ように、メモリカードの一部に光学的に情報追記あるい
は情報書換が可能な第2の領域を設けることにより、カ
ード毎の管理、カード使用者の管理及びソフトの管理が
可能となり、第1の領域に蓄積された情報の保護を確実
なものとすることができる。また、請求項2に記載のよ
うに、光学的に情報再生が可能な第1の領域を備えたメ
モリカードにおいて、光学的に情報追記あるいは情報書
換が可能な第2の領域を有し、この第2の領域に上記第
1の領域の管理情報(個別ID31、ソフト管理番号3
2、パスワード33及び欠陥情報34)を記録したもの
である。また、請求項3に記載のように、光学的に情報
再生が可能な第1の領域を備えたメモリカードにおい
て、光学的に情報追記あるいは情報書換が可能な第2の
領域を有し、この第2の領域に使用者固有の情報(所有
者ID35、ソフト使用許可番号36、ソフト使用回数
37、廃棄情報38及び変更情報39)を記録したもの
である。また、請求項4に記載のように、上記第2の領
域は、少なくとも1つの側壁が斜面となるように形成さ
れた導波路層と、この導波路層上に形成された記録層と
からなるものである。
【0005】また、請求項5に記載のように、光学的に
情報再生が可能な第1の領域と光学的に情報追記あるい
は情報書換が可能な第2の領域とを有するメモリカード
を管理するメモリカードの管理方法において、上記第2
の領域に上記第1の領域の管理情報を記録し、この管理
情報に基づいてメモリカードの使用の可否を判定するよ
うにしたものである。このように、第2の領域に記録さ
れた管理情報と外部から入力された情報とに基づいてメ
モリカード(第1の領域に記録された情報)の使用の可
否を判定することにより、高度なデータ保護を実現する
ことができる。また、請求項6に記載のように、上記第
2の領域に使用者固有の情報を記録し、この使用者固有
の情報に基づいてメモリカードの使用の可否を判定する
ようにしたものである。このように、第2の領域に記録
された使用者固有の情報と外部から入力された情報とに
基づいてメモリカード(第1の領域に記録された情報)
の使用の可否を判定することにより、高度なデータ保護
を実現することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】[実施の形態の1]次に、本発明
の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態を示すメモリカードの
平面図である。本実施の形態のメモリカード1は、光学
的に情報再生が可能な第1の領域である多層型ホログラ
ム2と、光学的に情報追記あるいは情報書換が可能な第
2の領域である追記あるいは書換領域3とを有してい
る。
【0007】大容量の再生専用のメモリである多層型ホ
ログラム2は、導波路層が厚さ方向に複数(例えば10
〜500層程度)積層された構造を有している。各導波
路層の少なくとも1つの側壁は、後述する追記あるいは
書換領域3と同様に、約45度にカットされている。そ
して、各導波路層の表面には、光検出位置を考慮したフ
ーリエ変換光学を用いて計算された、記録データを表す
凹凸が形成されている。
【0008】各導波路層は、転写型等を用いて大量に生
産することができる。そして、このような導波路層を複
数積層することにより、大量のデータを蓄積することが
できる。多層型ホログラム2に記録されたデータを再生
するには、各導波路層に光を正確に導くことが重要とな
る。
【0009】このためには、後述する図2(b)と同様
に、再生対象となる導波路層の斜面状の側壁に対して集
光したレーザ光を上方から照射する。これにより、レー
ザ光は、再生対象となる導波路層の斜面状の側壁で屈折
して、この導波路層内を水平に通過する。このとき、導
波路層を通過する光は上記凹凸より漏れ出すので、この
光をCCD等のエリアセンサからなる光検出器で検出す
ることにより、所望の導波路層のデータを再生すること
ができる。
【0010】同様の動作を各導波路層に対して行えば、
各導波路層に記録されたデータを再生することができ
る。なお、メモリカード1と光検出器の間にはレンズを
設けてもよい。その場合には、レンズを考慮したフーリ
エ変換光学を用いて計算した上記凹凸を導波路層に形成
すればよい。
【0011】次に、追記あるいは書換領域3について説
明する。図2は図1のA−A線断面図であり、図2
(a)は記録時の様子を示し、図2(b)は再生時の様
子を示している。追記あるいは書換領域3は、メモリカ
ード1の基板4の一部に導波路層5を形成し、導波路層
5の上に記録層6を形成したものである。再生光を導波
路層5内に水平に入射させるため、導波路層5の少なく
とも1つの側壁は、図2のように約45度にカットされ
ている。
【0012】導波路層5の材料としては、ポリカーボネ
ート(Poly Carbonate;PC )あるいはポリメチルメタク
リレート(Poly Methyl Methacrylate;PMMA )が好適で
ある。これらの材料を単独あるいは組み合わせて導波路
層5を形成する。このとき、導波路層5は、中層を構成
する材質の屈折率が高く、この中層を挟む上層と下層を
構成する材質の屈折率が低くなるように形成されてい
る。
【0013】次に、記録層6を一回だけデータを書くこ
とができる追記型の膜とする場合、記録層6の材料とし
ては、シアニン系若しくはフタロシアニン系の染料、テ
ルル系あるいはGeSb系の材料が好適である。これら
の材料を単独あるいは2種類以上組み合わせて記録層6
を形成する。また、この追記型の記録方式には、穴あけ
記録方式と相変化記録方式がある。
【0014】一方、記録層6をデータの書き換えが何度
も可能な書換型の膜とする場合、記録層6の材料として
は、テルル系、GeSb系の材料が好適である。これら
の材料を単独あるいは2種類以上組み合わせて記録層6
を形成する。この書換型の記録方式には、相変化記録方
式がある。記録層6の厚さは1〜1000nmで、望ま
しくは20〜200nmである。
【0015】次に、図2を用いて、追記あるいは書換領
域3に対する記録方法及び再生方法について説明する。
まず、記録データを例えばNRZ(Non Return to Zer
o)あるいはNRZI(Non Return to Zero Inverted
)等の変調方式で変調する。続いて、図示しない半導
体レーザ等を点灯させてレーザ光を発光させ、このレー
ザ光11を図2(a)に示すようにレンズ12を通して
追記あるいは書換領域3上に集光する。
【0016】そして、上記変調後の記録データに従って
レーザ光11の強度を変調しながら、半導体レーザとレ
ンズ12をメモリカード1に対して相対的に移動させ
る。ここで、上記の光強度変調は、図3(a)、図3
(b)に示すように、変調後の記録データが「1」であ
れば、所定の記録パワーPwでレーザを発光し、変調後
の記録データが「0」であれば、レーザ発光を行わない
ことを意味する。
【0017】このような光強度変調したレーザ光(記録
光)11を追記あるいは書換領域3に照射すると、追記
あるいは書換領域3において記録パワーPwのレーザ光
が照射された部分の温度が上昇するので、追記あるいは
書換領域3の記録層6に記録データを表すマーク7が形
成される(図3(c))。なお、図3(c)は追記ある
いは書換領域3を上方から見た場合を示している。マー
ク7は、記録層6が追記型で且つ穴あけ記録用の膜であ
れば、記録層6に形成された穴であり、記録層6が追記
型あるいは書換型で且つ相変化記録用の膜であれば、ア
モルファス状態から結晶状態に相変化した部分である。
【0018】以上のように、追記あるいは書換領域3を
レーザ光で1次元的あるいは2次元的に走査することに
より、記録データを書き込むことができる。なお、記録
層6が書換型の膜であれば、追記あるいは書換領域3に
所定の消去パワーのレーザ光を照射して、記録層6に記
録されたデータ(マーク7)を消去した後、新たなデー
タを記録する。ただし、記録層6がオーバライト対応の
膜であれば、以前のデータを消去せずに新たなデータを
直接書き込むことができる。また、記録を行う際に、記
録データ以外に、再生用のクロック信号あるいはエラー
訂正符号を付加しておいてもよい。
【0019】次に、追記あるいは書換領域3に記録され
たデータを再生するには、まず半導体レーザ及びレンズ
12を追記あるいは書換領域3の端部に移動させて、図
2(b)のように、導波路層5の斜面となっている側壁
に集光したレーザ光(再生光)を照射する。これによ
り、レーザ光は導波路層5の斜面状の側壁で屈折して、
導波路層5内を水平に通過する。
【0020】そして、記録層6からの回折光又は散乱光
をCCD等のエリアセンサからなる光検出器13で検出
する。このとき、記録層6が穴あけ記録用の膜であれ
ば、導波路層5を通過する光はマーク7の部分から漏れ
出し、記録層6が相変化記録用の膜であれば、光はマー
ク7以外のアモルファス状態の部分から漏れ出す。そし
て、光検出器13で検出した信号を復調すれば、追記あ
るいは書換領域3に記録されたデータを再生することが
できる。
【0021】なお、本実施の形態では、追記あるいは書
換領域3の再生方法として、再生光を導波路層5に通し
て漏れ光を検出する場合を示したが、追記あるいは書換
領域3の表面に集光した再生光を照射して、その反射光
を検出するようにしてもよい。この場合、記録層6が穴
あけ記録用の膜であれば、マーク7以外の部分で反射率
が高くなり、記録層6が相変化記録用の膜であれば、マ
ーク7の部分で反射率が高くなる。
【0022】また、図2では、導波路層5の斜面状の側
壁を記録層6が覆っているが、この部分だけ記録層6を
形成しなくてもよい。これにより、再生光を減衰させる
ことなく導波路層5に入射させることができる。また、
図2では、追記あるいは書換領域3の両側で導波路層5
を45度にカットしているが、再生光の入射がうまくゆ
けばよいので、1方向のみカットしてもよい。これによ
り、入射端以外の斜面による反射光の影響を低減するこ
とができる。
【0023】また、追記あるいは書換領域3を多層型ホ
ログラム2に接近させて配置すれば、追記あるいは書換
領域3から多層型ホログラム2への再生光の移動、多層
型ホログラム2から追記あるいは書換領域3への再生光
の移動をスムーズにすることができる。
【0024】[実施の形態の2]次に、追記あるいは書
換領域3に書き込む管理情報の具体的な例と、この管理
情報を使ったメモリカードの管理方法について説明す
る。図4はメモリカード1の追記あるいは書換領域3に
記録された管理情報を示す図である。追記あるいは書換
領域3に記録された管理情報は、大容量の再生専用のメ
モリである多層型ホログラム2の管理を行うためのもの
である。
【0025】個別ID31は、個々のメモリカード1に
固有の識別番号であり、5〜5000ビット、望ましく
は8〜128ビットの長さを有する。ソフト管理番号3
2は、多層型ホログラム2に記録されたソフトあるいは
コンテンツに固有の管理番号である。パスワード33
は、個々のメモリカード1に与えられた暗証番号であ
る。
【0026】ソフト管理番号32、パスワード33は、
それぞれ5〜5000ビット、望ましくは8〜128ビ
ットの長さを有する。欠陥情報34は、多層型ホログラ
ム2に発生した欠陥の位置を示す情報と、この欠陥のた
めに多層型ホログラム2に記録することができなかった
データとから構成される。
【0027】この欠陥情報34は、多層型ホログラム2
の欠陥によって多層型ホログラム2に記録することがで
きなかったデータをメモリカード作成時に追記すること
に使われる。したがって、欠陥情報34を記録するため
の領域は、100バイトから100メガバイトの容量、
望ましくは512バイトの正数倍の容量を有することが
好適である。
【0028】これら個別ID31、ソフト管理番号3
2、パスワード33及び欠陥情報34には、その全体あ
るいは個別に冗長符号(CRCあるいはECC)を付加
して記録の信頼性を上げても良い。また、これらの情報
を暗号化して記録することも好例である。以上の個別I
D31、ソフト管理番号32、パスワード33及び欠陥
情報34は、メモリカード1の作製時又は販売時等のユ
ーザに渡る前に記録される。
【0029】次に、所有者ID35は、メモリカード1
の所有者に固有の識別番号であり、5〜5000ビッ
ト、望ましくは8〜128ビットの長さを有する。ソフ
ト使用許可番号36は、多層型ホログラム2に記録され
たソフトあるいはコンテンツの利用者を限定するために
使用される暗証番号である。
【0030】ソフト使用回数37は、多層型ホログラム
2に記録されたソフトあるいはコンテンツの使用回数を
示す情報である。廃棄情報38は、多層型ホログラム2
に記録されたソフトあるいはコンテンツの使用の可否を
示す情報で、例えばソフト使用回数が規定の回数に達し
たときにソフトあるいはコンテンツの使用を不可とする
ためのものである。ソフト使用許可番号36、ソフト使
用回数37、廃棄情報38は、それぞれ1〜500ビッ
ト、望ましくは8〜128ビットの長さを有する。
【0031】変更情報39は、再生専用の多層型ホログ
ラム2に記録されたソフトあるいはコンテンツの追加変
更を行うためのものである。この変更情報39は、ソフ
トあるいはコンテンツの変更情報を追記することに使わ
れる。したがって、変更情報39を記録するための領域
は、100バイトから100メガバイトの容量、望まし
くは512バイトの正数倍の容量を有することが好適で
ある。
【0032】これら所有者ID35、ソフト使用許可番
号36、ソフト使用回数37、廃棄情報38及び変更情
報39には、その全体あるいは個別に冗長符号(CRC
あるいはECC)を付加して記録の信頼性を上げても良
い。また、これらの情報を暗号化して記録することも好
例である。以上の所有者ID35、ソフト使用許可番号
36、ソフト使用回数37、廃棄情報38及び変更情報
39は、メモリカード1の販売時あるいはユーザ使用時
に記録・再生及び変更が行われる。
【0033】個別ID31、ソフト管理番号32、パス
ワード33及び欠陥情報34と、所有者ID35、ソフ
ト使用許可番号36、ソフト使用回数37、廃棄情報3
8及び変更情報39では、記録時期が異なるので、図4
に示すように、追記あるいは書換領域3の別々の領域に
記録することが好例である。また、各情報に1〜500
0ビット、望ましくは8〜128ビットのヘッダ信号を
付けて記録しておくことが好例である。
【0034】次に、以上のような管理情報を使ったメモ
リカード1の管理方法について説明する。図5はメモリ
カード1の管理方法を説明するためのフローチャート図
である。まず、ユーザはメモリカード1を図示しない記
録再生装置に挿入する。記録再生装置は、上述の方法に
より、追記あるいは書換領域3に記録されたデータを読
み取る(図5ステップ101)。
【0035】次に、記録再生装置は、個別ID31、ソ
フト管理番号32及びパスワード33を正常に読み取る
ことができ、かつこれらの値が正規の値であるか否かを
判定する(ステップ102)。そして、記録再生装置
は、個別ID31、ソフト管理番号32及びパスワード
33を正常に読み取ることができないか、あるいはこれ
らの値が通常有り得ないような異常な値である場合、メ
モリカード1のエラーあるいは不正規のメモリカードで
あると判断して、メモリカード1の使用を拒否する。
【0036】また、記録再生装置は、個別ID31、ソ
フト管理番号32及びパスワード33を正常に読み取る
ことができ、かつこれらの値が妥当な値である場合、正
常なメモリカード1であると判断して、ユーザに対しパ
スワードの入力を促す(ステップ103)。
【0037】次に、記録再生装置は、ユーザが入力した
パスワードを追記あるいは書換領域3から読み取ったパ
スワード33と比較する(ステップ104)。このと
き、ユーザが入力したパスワードが追記あるいは書換領
域3から読み取ったパスワード33と一致しない場合に
は、ユーザに対して再度パスワードの入力を促す(ステ
ップ103)。
【0038】このような入力パスワードとパスワード3
3の不一致が所定回数(例えば3回)続いた場合、記録
再生装置は、ユーザの入力ミスあるいは不正規のユーザ
であると判断して(ステップ105)、メモリカード1
の使用を拒否する。
【0039】また、記録再生装置は、ステップ104に
おいて入力パスワードとパスワード33が一致した場
合、正規のユーザであると判断し、追記あるいは書換領
域3から読み取ったソフト使用回数37を調べて、この
使用回数が規定の回数に達しているか否かを判定する
(ステップ106)。ソフト使用回数が規定の回数に達
している場合、記録再生装置は、所定の使用期限を過ぎ
たと判断して、メモリカード1の使用を拒否すると共
に、廃棄情報38に使用不可を示す情報を書き込む。
【0040】そして、記録再生装置は、ソフト使用回数
が規定の回数に達していない場合、メモリカード1の使
用を許可し、多層型ホログラム2に記録されたソフトあ
るいはコンテンツを自動的にあるいはユーザの指定に応
じて再生する(ステップ107)。以上のようにして、
多層型ホログラム2を管理することができ、多層型ホロ
グラム2に記録された情報を確実に保護することができ
る。
【0041】また、多層型ホログラム2に記録すること
ができなかったデータを欠陥情報34に追記することに
より、多層型ホログラム2に欠陥があっても使用が可能
となり、メモリカード作製時の歩留りを向上できる。な
お、本実施の形態では、ステップ103、104におい
てパスワードが一致するかどうかを比較しているが、所
有者IDあるいはソフトウェア使用者許可番号等を使用
してもよいことは言うまでもない。
【0042】[実施の形態の3]図6はメモリカード1
の多層型ホログラム2に記録された管理情報を示す図で
ある。本実施の形態では、多層型ホログラム2の一部に
管理領域40を設けて、この管理領域40に記録した管
理情報により多層型ホログラム2の管理を行う。規格I
D41は、メモリカード1が準拠している規格に固有の
識別番号であり、5〜5000ビット、望ましくは8〜
128ビットの長さを有する。
【0043】容量42は、多層型ホログラム2に記録さ
れたソフトあるいはコンテンツの数及び使用容量を示し
ている。再生方法43は、多層型ホログラム2に記録さ
れたソフトあるいはコンテンツの再生方法を規定するも
のである。ソフト管理番号44、パスワード45は、追
記あるいは書換領域3に記録されたソフト管理番号3
2、パスワード33と同様のものである。
【0044】容量42、再生方法43、ソフト管理番号
44、パスワード45は、それぞれ1〜500ビット、
望ましくは8〜128ビットの長さを有する。これらの
規格ID41、容量42、再生方法43、ソフト管理番
号44及びパスワード45には、その全体あるいは個別
に冗長符号(CRCあるいはECC)を付加して記録の
信頼性を上げても良い。また、これらの情報を暗号化し
て記録することも好例である。
【0045】以上の管理情報を追記あるいは書換領域3
に記録された管理情報と共に読み取ることにより、再生
対象のメモリカード1に適合した動作で、多層型ホログ
ラム2のデータを再生することができる。なお、ソフト
管理番号44、パスワード45は、追記あるいは書換領
域3に記録されたソフト管理番号32、パスワード33
と同様に使用すればよい。
【0046】なお、図6では、管理領域40と追記ある
いは書換領域3を離して記載したが、管理領域40に記
録された管理情報と追記あるいは書換領域3に記録され
た管理情報を共に使用する場合には、管理領域40と追
記あるいは書換領域3を近接して配置することが望まし
い。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、メモリカードの一部に
光学的に情報追記あるいは情報書換が可能な第2の領域
を設けることにより、大容量の再生専用のメモリである
第1の領域の管理を個別のカード毎に行うことができ
る。その結果、第1の領域に蓄積された情報の保護を確
実なものとすることができ、メモリカードの偽造防止を
確実なものとすることができる。また、第2の領域に使
用者固有の情報を記録することにより、使用者毎にカス
タマイズしたソフトあるいはコンテンツの提供が可能と
なる。さらに、第1の領域の管理情報として第1の領域
の欠陥情報を第2の領域に記録すれば、カード作製時の
歩留りを向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示すメモリカー
ドの平面図である。
【図2】 図1のメモリカードの記録再生方法を説明す
るための断面図である。
【図3】 記録データとレーザ光強度及び追記あるいは
書換領域に記録されたマークを示す図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態を示すメモリカー
ドの追記あるいは書換領域に記録された管理情報を示す
図である。
【図5】 メモリカードの管理方法を説明するためのフ
ローチャート図である。
【図6】 本発明の第3の実施の形態を示すメモリカー
ドの多層型ホログラムに記録された管理情報を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…メモリカード、2…多層型ホログラム、3…追記あ
るいは書換領域、5…導波路層、6…記録層、31…個
別ID、32…ソフト管理番号、33…パスワード、3
4…欠陥情報、35…所有者ID、36…ソフト使用許
可番号、37…ソフト使用回数、38…廃棄情報、39
…変更情報、41…規格ID、42…容量、43…再生
方法、44…ソフト管理番号、45…パスワード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 生剛 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2C005 HA01 JA06 JA18 JB33 KA14 LB15 LB17 LB32 5D029 JB09 TA05 TA21 TA23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に情報再生が可能な第1の領域を
    備えたメモリカードにおいて、 光学的に情報追記あるいは情報書換が可能な第2の領域
    を有することを特徴とするメモリカード。
  2. 【請求項2】 光学的に情報再生が可能な第1の領域を
    備えたメモリカードにおいて、 光学的に情報追記あるいは情報書換が可能な第2の領域
    を有し、この第2の領域に前記第1の領域の管理情報を
    記録したことを特徴とするメモリカード。
  3. 【請求項3】 光学的に情報再生が可能な第1の領域を
    備えたメモリカードにおいて、 光学的に情報追記あるいは情報書換が可能な第2の領域
    を有し、この第2の領域に使用者固有の情報を記録した
    ことを特徴とするメモリカード。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載のメモリカード
    において、 前記第2の領域は、少なくとも1つの側壁が斜面となる
    ように形成された導波路層と、 この導波路層上に形成された記録層とからなるものであ
    ることを特徴とするメモリカード。
  5. 【請求項5】 光学的に情報再生が可能な第1の領域と
    光学的に情報追記あるいは情報書換が可能な第2の領域
    とを有するメモリカードを管理するメモリカードの管理
    方法において、 前記第2の領域に前記第1の領域の管理情報を記録し、 この管理情報に基づいてメモリカードの使用の可否を判
    定することを特徴とするメモリカードの管理方法。
  6. 【請求項6】 光学的に情報再生が可能な第1の領域と
    光学的に情報追記あるいは情報書換が可能な第2の領域
    とを有するメモリカードを管理するメモリカードの管理
    方法において、 前記第2の領域に使用者固有の情報を記録し、 この使用者固有の情報に基づいてメモリカードの使用の
    可否を判定することを特徴とするメモリカードの管理方
    法。
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