JP2000029801A - ファクシミリ通信方式 - Google Patents

ファクシミリ通信方式

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JP2000029801A
JP2000029801A JP10216439A JP21643998A JP2000029801A JP 2000029801 A JP2000029801 A JP 2000029801A JP 10216439 A JP10216439 A JP 10216439A JP 21643998 A JP21643998 A JP 21643998A JP 2000029801 A JP2000029801 A JP 2000029801A
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Satoru Yamamoto
覚 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はダイアルアップ方式でインターネット
に接続しインターネット経由でファクシミリデータの送
受信を行うファクシミリ通信方式を提供する。 【解決手段】送信側のファクシミリ装置F1がPPPプ
ロトコルによりダイアルアップし、ゲートウェイG1、
DNSサーバー24及びゲートウェイG2というインタ
ーネットを経由して受信側のファクシミリ装置F2、F
3に接続されると、インターネットのFTPプロトコル
により受信側ファクシミリ装置F2、F3と一対一でデ
ータ転送を行い、また、FTPプロトコルのSITEコ
マンドにより通信パラメータのネゴシエーションを行
う。したがって、メールプロトコルを用いたデータ転送
よりも安全にファクシミリデータの送受信を行うことが
できるとともに、通常のG3プロトコルと同様の処理で
ファクシミリ通信することができ、相手先ビジーや通信
エラーの場合にも、ユーザに確実にその旨を通知して、
安全性と機密性を向上させつつ、利用性を向上させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ通信
方式に関し、詳細には、インターネット経由でファクシ
ミリデータの送受信を行うファクシミリ通信方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、インターネットの普及に連れて、
インターネットを利用して、電子メール、音声メール、
ファックスメール及びインターネット電話が行われるよ
うになってきている。
【0003】また、最近、ファックスモデム機能とデー
タモデム機能の双方の機能を備えたモデムが出現してお
り、ファクシミリ通信においても、このようなデータモ
デムを利用した通信が可能となっている。したがって、
インターネットを利用してファクシミリ通信を行うに
は、従来のようにファックスモデムを経由して、T30
プロトコルを使用して相手先と直接通信する場合と、デ
ータモデムを経由して相手先と直接通信する場合とが、
可能となっている。ただし、データモデムを経由して相
手先に直接ファックスデータを授受する場合には、通信
費用等の面において利点はないが、データモデムを使用
して、インターネット経由で通信する場合には、通信費
用がプロバイダとの間の回線使用料のみとなるため、安
価にファクシミリ通信を行うことができる。
【0004】ところが、現在、インターネットを利用し
たこれらのメールは、電話回線に接続されたコンピュー
タとコンピュータが当該電話回線に接続されたプロバイ
ダを介して行われるようになっており、通常の電話機や
ファクシミリ装置を使用してインターネットを経由した
メールの交換を行うことはできない。
【0005】すなわち、インターネットを利用して通信
を行うには、プロバイダと呼ばれるインターネット接続
業者と契約して、インターネットアドレスを取得する必
要があり、また、プロバイダ経由でインターネットに接
続するには、通常PPPプロトコルとIPCPプロトコ
ルが用いられるが、これらのプロトコルは、RFC16
61とRFC1332で規定されている。
【0006】そこで、従来、既存の電話やファックスを
使ってメッセージが送受信できるように、電話回線とイ
ンターネットの接続点を送信側と受信側の両側に設け
て、その接続点にインターネット通信機能と電話応答機
能を備えたホストコンピュータを設置し、受信者の電話
番号だけで受信者に最も近いホストコンピュータ名が検
索できるように、国番号、市外局番号、市内局番号を検
索キーとしたホストコンピュータ名検索用インデックス
を用い、設置したホストコンピュータ上でこれらを自動
的に制御する電話及びファックスのメッセージシステム
が提案されている(実登3029827号公報参照)。
【0007】すなわち、このメッセージシステムは、ホ
ストコンピュータで電話及びファックスのメッセージデ
ータを一旦蓄積して、ファクシミリプロトコルとインタ
ーネットプロトコルを変換した後、転送相手を検索し
て、検索した転送相手にプロトコル転送を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のメッセージシステムにあっては、ホストコン
ピュータで電話及びファックスのメッセージデータを一
旦蓄積して、ファクシミリプロトコルとインターネット
プロトコルを変換した後、転送相手を検索して、検索し
た転送相手にプロトコル転送を行っているため、電話や
ファクシミリ通信においては、本来1回の通信であるも
のが、複数の通信に分けられてしまい、インターネット
を経由した後の相手との通信が正常に行われるか否かが
保証されない結果となり、通信の安全性において問題で
あった。
【0009】また、上記従来のメッセージシステムにあ
っては、いわゆるバケツリレー方式であるメールプロト
コルを用いているため、通信経路の途中のメール中継装
置に故障等が発生すると、メールの内容が当該メール中
継装置の管理者に覗かれるおそれがあり、データの機密
性を確保する上で問題であった。
【0010】そこで、請求項1記載の発明は、送信側フ
ァクシミリ装置がダイアルアップのPPPプロトコルに
よりインターネットに接続し、当該インターネットを経
由して受信側ファクシミリ装置に接続されると、インタ
ーネットのFTPプロトコルにより受信側ファクシミリ
装置と一対一でデータ転送を行うことにより、バケツリ
レー方式ではなく、インターネット経由でファクシミリ
装置間で一対一でデータ転送して、メールプロトコルを
用いたデータ転送よりも安全にファクシミリデータの送
受信を行うとともに、インターネット経由による通信費
用の廉価性を利用し、相手先がビジーであったり、通信
エラーが発生した場合にも、ユーザに確実にその旨を通
知して、安全性と機密性を向上させつつ、利用性を向上
させることができるとともに、通信費を低く抑えること
のできるファクシミリ通信方式を提供することを目的と
している。
【0011】請求項2記載の発明は、送信側ファクシミ
リ装置がダイアルアップのPPPプロトコルによりイン
ターネットに接続し、当該インターネットを経由して受
信側ファクシミリ装置に接続されると、インターネット
のFTPプロトコルにより受信側ファクシミリ装置と一
対一でデータ転送を行うとともに、当該FTPプロトコ
ルのSITEコマンドによりファクシミリデータの属性
を通知することにより、バケツリレー方式ではなく、イ
ンターネット経由でファクシミリ装置間で一対一でデー
タ転送して、メールプロトコルを用いたデータ転送より
も安全かつ安価にファクシミリデータの送受信を行うと
ともに、通常のG3クラスのファクシミリ通信手順と同
様の通信手順でインターネットを経由したファクシミリ
通信を行えるようにし、安全性と機密性を向上させつ
つ、利用性をより一層向上させることができるととも
に、通信費を低く抑えることのできるファクシミリ通信
方式を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ通信方式は、インターネットに接続可能なフ
ァクシミリ装置間でダイアルアップによりインターネッ
トを経由してファクシミリ通信するファクシミリ通信方
式であって、送信側ファクシミリ装置がダイアルアップ
のPPPプロトコルによりインターネットに接続し、当
該インターネットを経由して受信側ファクシミリ装置に
接続されると、インターネットのFTPプロトコルによ
り前記受信側ファクシミリ装置と一対一でデータ転送を
行うことにより、上記目的を達成している。
【0013】上記構成によれば、送信側ファクシミリ装
置がダイアルアップのPPPプロトコルによりインター
ネットに接続し、当該インターネットを経由して受信側
ファクシミリ装置に接続されると、インターネットのF
TPプロトコルにより受信側ファクシミリ装置と一対一
でデータ転送を行っているので、バケツリレー方式では
なく、インターネット経由でファクシミリ装置間で一対
一でデータ転送して、メールプロトコルを用いたデータ
転送よりも安全にファクシミリデータの送受信を行うこ
とができるとともに、インターネット経由による通信費
用の廉価性を利用することができ、相手先がビジーであ
ったり、通信エラーが発生した場合にも、ユーザに確実
にその旨を通知して、安全性と機密性を向上させつつ、
利用性を向上させることができるとともに、通信費を低
く抑えることができる。
【0014】請求項2記載の発明のファクシミリ通信方
式は、インターネットに接続可能なファクシミリ装置間
でダイアルアップによりインターネットを経由してファ
クシミリ通信するファクシミリ通信方式であって、送信
側ファクシミリ装置がダイアルアップのPPPプロトコ
ルによりインターネットに接続し、当該インターネット
を経由して受信側ファクシミリ装置に接続されると、イ
ンターネットのFTPプロトコルにより前記受信側ファ
クシミリ装置と一対一でデータ転送を行うとともに、当
該FTPプロトコルのSITEコマンドによりファクシ
ミリデータの属性を通知することにより、上記目的を達
成している。
【0015】上記構成によれば、送信側ファクシミリ装
置がダイアルアップのPPPプロトコルによりインター
ネットに接続し、当該インターネットを経由して受信側
ファクシミリ装置に接続されると、インターネットのF
TPプロトコルにより受信側ファクシミリ装置と一対一
でデータ転送を行うとともに、当該FTPプロトコルの
SITEコマンドによりファクシミリデータの属性を通
知するので、バケツリレー方式ではなく、インターネッ
ト経由でファクシミリ装置間で一対一でデータ転送し
て、メールプロトコルを用いたデータ転送よりも安全か
つ安価にファクシミリデータの送受信を行うことができ
るとともに、通常のG3クラスのファクシミリ通信手順
と同様の通信手順でインターネットを経由したファクシ
ミリ通信を行うことができ、安全性と機密性を向上させ
つつ、利用性をより一層向上させることができるととも
に、通信費を低く抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0017】図1〜図3は、本発明のファクシミリ通信
方式の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の
ファクシミリ通信方式の一実施の形態を適用した通信シ
ステム図である。
【0018】図1において、通信システム1は、いま、
ファクシミリ装置F1とファクシミリ装置F2、あるい
は、ファクシミリ装置F1とファクシミリ装置F3がイ
ンターネットを利用して、ファクシミリ通信するものと
し、ファクシミリ装置F1がインターネットの接続業者
(プロバイダ)であるゲートウェイG1と契約してお
り、ファクシミリ装置F2とファクシミリ装置F3がゲ
ートウェイG2と契約しているものとする。
【0019】ファクシミリ装置F1は、ダイアルアップ
I/F(Dial up I/F)によりISDN(Integrated
Services Digital Network:サービス総合デジタル
網)あるいはPSTN(Public Swiched Telephone Net
work:公衆電話網)等の回線L1を介してゲートウエイ
G1に接続され、データモデムあるいはISDNによる
PPP(Point to Point Protocol )+TCP/IP
(Transmission Control Protocol/Internet Protoco
l)接続を行う。これらファクシミリ装置F1、回線L
1及びゲートウェイG1はドメインD1に属している。
【0020】ファクシミリ装置F2は、インターネット
I/Fを備えており、インターネットI/Fを介してゲ
ートウェイG2に接続されている。
【0021】ファクシミリ装置F3は、ダイアルアップ
I/F(Dial up I/F)によりISDNあるいはPS
TN等の回線L2を介してゲートウエイG2に接続さ
れ、データモデムあるいはISDNによるPPP+TC
P/IP接続を行う。
【0022】これらファクシミリ装置F2、ファクシミ
リ装置F3、回線L2及びゲートウェイG2はドメイン
D2に属している。
【0023】ゲートウェイG1とゲートウェイG2は、
ドメインDnを介して接続されている。ゲートウェイG
1は、ダイアルアップI/F11やインターネットI/
F12、13等を備え、DNS(Domain Name System)
サーバー14に接続されている。ゲートウェイG1は、
ダイアルアップI/F11を介して回線L1に接続され
ているとともに、インターネットI/F13を介してド
メインDnに接続されており、インターネットI/F1
2に接続されたDNSサーバー14に管理されて、IP
アドレス(Internet Protocol )の割り当てやIPアド
レスを電子メール・アドレスへの変換等の通常のゲート
ウェイとしての処理を行い、また、後述するインターネ
ットを介したファクシミリ通信制御処理を行う。
【0024】ゲートウェイG2は、ダイアルアップI/
F21及びインターネットI/F22、23等を備え、
DNSサーバー24に接続されている。ゲートウェイG
2は、ダイアルアップI/F21を介して回線L2に接
続されているとともに、インターネットI/F23を介
してドメインDnに、また、インターネットI/F22
を介してファクシミリ装置F2に接続されている。ゲー
トウェイG2は、インターネットI/F22に接続され
たDNSサーバー24に管理されて、IPアドレスの割
り当てやIPアドレスを電子メール・アドレスへの変換
等の通常のゲートウェイとしての処理を行うとともに、
後述するインターネットを介したファクシミリ通信制御
処理を行う。特に、ゲートウェイG2は、IPアドレス
プールとIPアドレス表を記憶するアドレスデータベー
スを備えており、ファクシミリ装置F2やファクシミリ
装置F3のアドレス設定を行う。このアドレスデータベ
ースは、例えば、図2に示すように、ファクシミリ装置
F3等の端末名と電話番号を対応させたものである。な
お、図示しないが、ゲートウェイG1も、ゲートウェイ
G2と同様に、アドレスデータベースを備えており、フ
ァクシミリ装置F1等のアドレス設定を行う。
【0025】次に、本実施の形態の作用を説明する。い
ま、送信側のファクシミリ装置F1から受信側のファク
シミリ装置F2あるいはファクシミリ装置F3にインタ
ーネットを経由してファクシミリ送信を行うものとし
て、以下説明する。
【0026】ファクシミリ装置F1からファクシミリ装
置F2あるいはファクシミリ装置F3にインターネット
を経由してファクシミリ送信を行う場合、ファクシミリ
装置F1とファクシミリ装置F2あるいはファクシミリ
装置F3との間でリンクを張り、リンクが形成される
と、ファクシミリデータのデータ送信を行うこととな
る。そして、プロバイダ経由でインターネットに接続す
るには、通常、PPPプロトコルとIPCP(Internet
Protocol Control Protocol)プロトコルが用いられ、
これらのプロトコルは、RFC1661とRFC133
2で規定されいる。
【0027】すなわち、ファクシミリ装置F1からファ
クシミリ装置F2あるいはファクシミリ装置F2にイン
ターネットを経由してファクシミリ送信する場合、ファ
クシミリ装置F1のプロバイダであるゲートウェイG1
とファクシミリ装置F2あるいはファクシミリ装置F3
のプロバイダであるゲートウェイG2を経由してリンク
を張ることとなる。
【0028】いま、ファクシミリ装置F2は、インター
ネットI/Fを介して当該ファクシミリ装置F2の属す
るドメインD2に常時接続されているので、ファクシミ
リ装置F1からファクシミリ装置F2にファクシミリ送
信する場合には、ファクシミリ装置F1は、ゲートウェ
イG1にPPPプロトコルによりダイアルアップ接続す
るだけで、リンクを張ることができる。
【0029】ところが、送信先のファクシミリ装置がフ
ァクシミリ装置F3のように、当該ファクシミリ装置F
3の属するドメインD2にダイアルアップ接続されてい
るときには、ファクシミリ装置F1は、最初にゲートウ
ェイG1にPPPプロトコルによりダイアルアップ接続
して、ファクシミリ装置F1からファクシミリ装置F3
のIPアドレスの問い合わせを行い、この問い合わせに
対して、ファクシミリ装置F3の属しているドメインD
2において、DNSサーバー24がファクシミリ装置F
3へ割り当てる予定のIPアドレスで答える。そして、
ファクシミリ装置F1は、DNSサーバー24の答えた
アドレスをゲートウェイG2に教えて、ゲートウェイG
2からファクシミリ装置F3へ電話をかけさせ、先に応
答したIPアドレスをファクシミリ装置F3へ割り当て
る手順を実行する。
【0030】すなわち、図3に示すように、ファクシミ
リ装置F1のオペレータが、ファクシミリ装置F3のイ
ンターネットアドレスを入力して、ファクシミリ装置F
1をスタートさせると、ファクシミリ装置F1は、イン
ターネットアドレスの形式が電話番号とは明確に異なる
ため、ユーザがインターネット経由での接続を希望して
いると判断することができる。そして、ファクシミリ装
置F1は、プロバイダのゲートウェイG1の電話番号は
固定であるため、この電話番号を内部メモリから取り出
してゲートウェイG1へ電話をする。
【0031】電話がつながると、ファクシミリ装置F1
とゲートウェイG1との間で、PPPプロトコルにより
リンクを張る。
【0032】次に、ファクシミリ装置F1とゲートウェ
イG1とでリンクが形成されると、ゲートウェイG1
は、IPCPアドレスを用いてファクシミリ装置F1に
インターネットアドレスを付与する。
【0033】ゲートウェイG1からインターネットアド
レスをもらったファクシミリ装置F1は、ユーザが入力
したファクシミリ装置F2あるいはファクシミリ装置F
3のアドレスを目的地アドレスとしてFTP(File Tra
nsfer Protocol)接続を試みるパケットをインターネッ
ト上に流す。
【0034】このとき、上述のように、ファクシミリ送
信先がファクシミリ装置F2のように、常時インターネ
ットに接続されており、そのアドレスが、IPアドレス
そのものであれば、直接接続できるが、ファクシミリ装
置F3のように、ダイアルアップ接続でアドレスが名前
の場合には、DNSシステム24を介してファクシミリ
装置F3のIPアドレスを取得する必要がある。
【0035】すなわち、相手ファクシミリ装置がファク
シミリ装置F2のように、常時、インターネットに接続
されている場合には、FTPプロトコルでの接続が可能
となる。
【0036】ところが、相手ファクシミリ装置がファク
シミリ装置F3のように、ダイアルアップ接続の場合に
は、ゲートウェイG2とファクシミリ装置F3との接続
が必要になる。この場合には、ファクシミリ装置F1が
発したパケットがインターネット上を流れていき、ゲー
トウェイG2が自分のドメインD2上にあるアドレスで
あると、当該パケットを取り込む。
【0037】ゲートウェイG2は、取り込んだパケット
がDNSパケットであると、自分のドメインD2のDN
Sサーバー24に当該パケットを渡し、DNSサーバー
24は、ファクシミリ装置F3に対応するIPアドレス
あるいは割り当て可能なIPアドレスをゲートウェイG
2に返す。
【0038】次に、ゲートウェイG2は、DNSサーバ
ー24からIPアドレスと名前が渡されると、自分のド
メインD2のダイアルアップ接続の場合の端末の電話番
号と名前を対応付けた端末名と電話番号対応表であるア
ドレスデータベース(図2参照)を参照して、ファクシ
ミリ装置F2へ電話をかけて、PPPプロトコルにより
リンクを張り、その後、IPCPプロトコルでIPアド
レスを割り当てることにより、ファクシミリ装置F3と
の接続が完了する。
【0039】ファクシミリ装置F1とファクシミリ装置
F2あるいはファクシミリ装置F3の名前とIPアドレ
スの対応付けがなされた後は、ファクシミリ装置F1が
FTPプロトコルのConnectコマンドによりファ
クシミリ装置F2あるいはファクシミリ装置F3との接
続を試みることになる。
【0040】通常のFTPプロトコルの場合は、やり取
りするデータのファイル名とモードを指定すればよいこ
とになるが、ファクシミリデータの場合、相手との間で
原稿サイズ、圧縮方式及び主走査線密度等の通信パラメ
ータをネゴシエーションする必要がある。
【0041】T30プロトコルの場合では、DIS(デ
ジタル識別信号)/DCS信号(ディジタル命令信号)
でネゴシエーションするが、FTPプロトコルの場合
は、SITEコマンドとして実装することで、必要なパ
ラメータをネゴシエーションすることができる。
【0042】例えば、ファクシミリ装置F1は、PPP
プロトコルのSITEコマンドに、「ファクシミリ装置
F2あるいはファクシミリ装置F3の出力可能原稿サイ
ズを確認する」という引数を付けてファクシミリ装置F
2あるいはファクシミリ装置F3に送出し、ファクシミ
リ装置F2あるいはファクシミリ装置F3は、これに対
して自分の出力可能原稿サイズを応答し、ファクシミリ
装置F1は、これを受けてこれからデータ転送を行う原
稿サイズをファクシミリ装置F2あるいはファクシミリ
装置F3に通知する、という手順を行うことになる。
【0043】このネゴシエーションで、不一致が起こる
と、通信は成立しないため、ファクシミリ装置F1は、
即座にエラーであったことが分かる。
【0044】以上により、ファクシミリ装置F1とファ
クシミリ装置F2あるいはファクシミリ装置F3は、直
接の論理リンクを張ったファクシミリデータの通信、す
なわち、一対一の通信が可能となる。
【0045】そして、ファクシミリ装置F1は、送信が
終了すると、ファクシミリ装置F2あるいはファクシミ
リ装置F3に対して終了コマンドを発し、終了コマンド
を受けたファクシミリ装置F2あるいはファクシミリ装
置F3は、FTPのリンクを切断した後、ゲートウェイ
G2との間でPPPのリンクを終了するためのネゴシエ
ーションを行って、回線を切断する。
【0046】ファクシミリ装置F1は、上記終了コマン
ドを送出して、FTPのリンク終了が成立すると、ゲー
トウェイG1との間で、PPPのリンクを終了するため
のネゴシエーションを行い、回線を切断する。
【0047】以上の接続手順及びファクシミリ通信手順
は、ISDNを介したダイアルアップ接続においても同
様である。
【0048】このように、本実施の形態のファクシミリ
通信方式においては、送信側のファクシミリ装置F1が
ダイアルアップのPPPプロトコルによりインターネッ
トに接続し、当該インターネットを経由して受信側のフ
ァクシミリ装置F2、F3に接続されると、インターネ
ットのFTPプロトコルにより受信側ファクシミリ装置
F2、F3と一対一でデータ転送を行っている。したが
って、バケツリレー方式ではなく、インターネット経由
でファクシミリ装置間で一対一でデータ転送して、メー
ルプロトコルを用いたデータ転送よりも安全にファクシ
ミリデータの送受信を行うことができるとともに、イン
ターネット経由による通信費用の廉価性を利用すること
ができ、相手先がビジーであったり、通信エラーが発生
した場合にも、ユーザに確実にその旨を通知して、安全
性と機密性を向上させつつ、利用性を向上させることが
できるとともに、通信費を低く抑えることができる。
【0049】また、FTPプロトコルのSITEコマン
ドによりファクシミリデータの属性を通知しているの
で、通常のG3クラスのファクシミリ通信手順と同様の
通信手順でインターネットを経由したファクシミリ通信
を行うことができ、利用性をより一層向上させることが
できる。
【0050】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ通信
方式によれば、送信側ファクシミリ装置がダイアルアッ
プのPPPプロトコルによりインターネットに接続し、
当該インターネットを経由して受信側ファクシミリ装置
に接続されると、インターネットのFTPプロトコルに
より受信側ファクシミリ装置と一対一でデータ転送を行
っているので、バケツリレー方式ではなく、インターネ
ット経由でファクシミリ装置間で一対一でデータ転送し
て、メールプロトコルを用いたデータ転送よりも安全に
ファクシミリデータの送受信を行うことができるととも
に、インターネット経由による通信費用の廉価性を利用
することができ、相手先がビジーであったり、通信エラ
ーが発生した場合にも、ユーザに確実にその旨を通知し
て、安全性と機密性を向上させつつ、利用性を向上させ
ることができるとともに、通信費を低く抑えることがで
きる。
【0052】請求項2記載の発明のファクシミリ通信方
式によれば、送信側ファクシミリ装置がダイアルアップ
のPPPプロトコルによりインターネットに接続し、当
該インターネットを経由して受信側ファクシミリ装置に
接続されると、インターネットのFTPプロトコルによ
り受信側ファクシミリ装置と一対一でデータ転送を行う
とともに、当該FTPプロトコルのSITEコマンドに
よりファクシミリデータの属性を通知するので、バケツ
リレー方式ではなく、インターネット経由でファクシミ
リ装置間で一対一でデータ転送して、メールプロトコル
を用いたデータ転送よりも安全かつ安価にファクシミリ
データの送受信を行うことができるとともに、通常のG
3クラスのファクシミリ通信手順と同様の通信手順でイ
ンターネットを経由したファクシミリ通信を行うことが
でき、安全性と機密性を向上させつつ、利用性をより一
層向上させることができるとともに、通信費を低く抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ通信方式の一実施の形態
を適用した通信システムのシステム構成図。
【図2】図1のゲートウェイの備えているアドレスデー
タベースの一例を示す図。
【図3】図1の通信システムによるインターネットを経
由したファクシミリ通信手順を示す図。
【符号の説明】
1 通信システム 11、21 ダイアルアップI/F 12、13、22、23 インターネットI/F 14、24 DNSサーバー D1、D2、Dn ドメイン F1、F2 ファクシミリ装置 G1、G2 ゲートウェイ L1、L2 回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/32 H04L 13/00 307Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インターネットに接続可能なファクシミリ
    装置間でダイアルアップによりインターネットを経由し
    てファクシミリ通信するファクシミリ通信方式であっ
    て、送信側ファクシミリ装置がダイアルアップのPPP
    プロトコルによりインターネットに接続し、当該インタ
    ーネットを経由して受信側ファクシミリ装置に接続され
    ると、インターネットのFTPプロトコルにより前記受
    信側ファクシミリ装置と一対一でデータ転送を行うこと
    を特徴とするファクシミリ通信方式。
  2. 【請求項2】インターネットに接続可能なファクシミリ
    装置間でダイアルアップによりインターネットを経由し
    てファクシミリ通信するファクシミリ通信方式であっ
    て、送信側ファクシミリ装置がダイアルアップのPPP
    プロトコルによりインターネットに接続し、当該インタ
    ーネットを経由して受信側ファクシミリ装置に接続され
    ると、インターネットのFTPプロトコルにより前記受
    信側ファクシミリ装置と一対一でデータ転送を行うとと
    もに、当該FTPプロトコルのSITEコマンドにより
    ファクシミリデータの属性を通知することを特徴とする
    ファクシミリ通信方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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