JP2000029643A - 情報処理方法及び装置並びに印刷方法及び装置並びに印刷システム並びに記憶媒体 - Google Patents

情報処理方法及び装置並びに印刷方法及び装置並びに印刷システム並びに記憶媒体

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JP2000029643A
JP2000029643A JP10214742A JP21474298A JP2000029643A JP 2000029643 A JP2000029643 A JP 2000029643A JP 10214742 A JP10214742 A JP 10214742A JP 21474298 A JP21474298 A JP 21474298A JP 2000029643 A JP2000029643 A JP 2000029643A
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Naohiro Yoshikawa
直廣 吉川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力目的に応じた品位の出力結果を得ること
ができる情報処理方法及び装置並びに印刷方法及び装置
並びに印刷システム並びに記憶媒体を提供する。 【解決手段】 コンピュータ1101と印刷装置110
2とからなる印刷システム1100の、コンピュータ1
101に印刷目的を指定し、前記指定された印刷目的に
応じて印刷しようとするドキュメントを印刷処理する解
像度を指定し、前記指定された印刷目的に応じて印刷し
ようとするドキュメント内に描画される複数解像度のデ
ータを扱うデータフォーマットに準じるイメージの印刷
品位の下限を指定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置に対して
印刷データを送信する情報処理方法及び装置並びに印刷
方法及び装置並びに印刷システム並びにこの情報処理装
置、印刷装置、印刷システムを制御するための制御プロ
グラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷システムの機能モジュールの
構成と印刷処理の手順、データの性質とデータの流れに
ついて、図11を参照して説明する。
【0003】図11において、1100は印刷システム
であり、この印刷システム1100は、上位装置である
コンピュータ(計算機装置)1101と、印刷装置11
02とを通信路1103で接続して構成されている。
【0004】コンピュータ1101は、アプリケーショ
ンプログラム1104、オペレーティングシステム11
05及びプリンタドライバ1106を有している。
【0005】アプリケーションプログラム1104は、
ワードプロセッサ、表計算等の機能を提供するものであ
る。オペレーティングシステム1105は、アプリケー
ションプログラム1104とコンピュータ1101が備
える図示しないハードウェアとの仲立ちを行なうもので
あり、例えば、マイクロソフト(Microsoft)
社のWindows95(Windowsはマイクロソ
フト社の登録商標)等がよく知られている。
【0006】アプリケーションプログラム1104は、
オペレーティングシステム1105が提供するアプリケ
ーションインターフェースを利用してアプリケーション
プログラム1104が提供しようとする機能を構築する
(図の矢印1107)。プリンタドライバ1106は、
オペレーティングシステム1105の要求に従って印刷
コマンドを生成するものである。
【0007】オペレーティングシステム1105は、プ
リンタドライバ1106に対してアプリケーションプロ
グラム1104が印刷させようとする文字や図形やイメ
ージ等の情報を与え(図の矢印1108)、プリンタド
ライバ1106はこれらの情報から印刷装置1102に
送るべき印刷コマンドを生成してオペレーティングシス
テム1105に返す(図の矢印1109)。
【0008】プリンタドライバ1106が生成する印刷
コマンドは、印刷装置1102が備えるページ記述言語
(以下、PDLと記述する)の文法に従っている。PD
Lとしては、例えば、キヤノン株式会社のLIPS IV
(LIPSはキヤノン株式会社の登録商標)やアドビ社
のPost Script(Post Scriptは
アドビ社の登録商標)等が知られている。
【0009】オペレーティングシステム1105は、プ
リンタドライバ1106から受け取った印刷コマンドを
通信路1103を介して印刷装置1102へ送る。
【0010】印刷装置1102は、トランスレータ11
10、描画コマンド生成部1111、描画コマンドメモ
リ1112、描画部1113、エンジンインターフェー
ス部(以下、エンジンI/F部と記述する)1114及
びプリンタエンジン1115を有している。
【0011】トランスレータ1110は、コンピュータ
1101から送られてくる印刷コマンドを処理するもの
で、PDLの文法に従っている印刷コマンドを解析す
る。描画コマンド生成部1111は、トランスレータ1
110から印刷コマンドの解析結果を与えられ(図の矢
印1116)、これを描画コマンド化して描画コマンド
メモリ1112へ格納する(図の矢印1117)。ま
た、1ページの印刷コマンドを全て描画コマンド化し終
わると描画コマンドメモリ1112から描画コマンドを
読み出して(図の矢印1118)、描画部1113へ送
る(図の矢印1119)。
【0012】描画コマンドメモリ1112は、描画コマ
ンドを記憶する。描画部1113は、描画コマンド生成
部1111から与えられた描画コマンドに従って描画処
理を行ない、図示しないビットマップ画像生成メモリ上
にビットマップ画像を生成する。エンジンI/F部11
14は、描画部1113が生成したビットマップ画像を
読み出し(図の矢印1120)、プリンタエンジン11
15へビデオ信号として転送すると共に、プリンタエン
ジン1115の動作を制御する(図の矢印1121)。
プリンタエンジン1115は、エンジンI/F部111
4から与えられる制御信号やビデオ信号に基づいて用紙
上に永久可視画像を形成する。
【0013】次に、従来の印刷システムにおいて印刷品
位を指定する処理について、図12を参照して説明す
る。
【0014】従来の印刷システムでは、印刷目的を指定
することで、印刷しようとするドキュメントの仕上がり
品位を指定する機能を備えている。
【0015】図12は、従来の印刷システムにおいて印
刷品位を指定する際に操作する画面の一例を示す図であ
り、キヤノン株式会社製レーザビームプリンタ(以下、
LBPと記述する)であるレーザショットLBP430
用ウィンドウズ95プリンタドライバ(Ver5.0
2)の表示画面の図である。
【0016】図12において、1200は印刷装置に対
して設定する各種の設定事項を入力するための指定画面
である。この指定画面1200は、必要に応じて図示し
ないコンピュータのディスプレイ画面上にウィンドウと
して表示されるものである。1201は指定画面120
0のタイトル部である。1202から1209は指定項
目の大分類をシンボリックに図示するタブで、図12で
は印刷目的を指定する「メイン」タブが選択されてい
る。
【0017】1210は印刷目的を指定するアイコンを
表示するアイコン表示領域である。1211から121
5は印刷目的を表わすアイコンである。図12では「文
書・表」アイコンが選択されている。アイコン表示領域
1210には図示されている「文書・表」アイコン12
11、「DTP」アイコン1212、「クイック文書」
アイコン1213、「クイックDTP」アイコン121
4、「トナー節約」アイコン1215以外にも、横方向
にスクロールして他の印刷目的を表示させ、更に選択す
ることが可能であるが、ここでは説明を割愛する。
【0018】1216は「文書・表」アイコン1211
を選択したことにより設定されるパラメータの一覧をス
クロールしながら表示するスクロールリスト領域であ
る。図12のスクロールリスト領域1216において
は、「グラフィックモード」が「LIPS」に設定され
ている。「LIPS」は、キヤノン株式会社製PDL
(プリンタ用ページ記述言語)である。LBPはページ
記述言語LIPSで記述された印刷コマンドをホストコ
ンピュータから受信し、印刷することを示す。他の設定
としては「イメージ」があり、このモードに設定された
場合、LBPはイメージデータをホストコンピュータか
ら受信して印刷する。
【0019】また、出力条件である「解像度」が「ファ
イン」に設定されている。この場合、LBPは高解像度
(本実施の形態では600dpi)で印刷を行なう。他
の設定としては「クイック」があり、このモードに設定
された場合、LBPは低解像度(本実施の形態では30
0dpi)で印刷を行なう。また、「カラーモード」が
「自動」に設定されている。この場合、LBPは色やガ
ンマ特性を自動調整して印刷を行なう。他の設定として
は「マニュアル」があり、このモードに設定された場
合、色変換処理やガンマ特性を手動により細かく設定で
きるようになっている。
【0020】また、「モノクロ中間調」が「パネル優
先」に設定されている。この場合、LBP内に複数設け
られている中間調処理パターンのどれを使うかという項
目に対し、図示しないLBPの操作パネルによって設定
した中間調処理パターンを優先して使うようになる。他
の設定としては、「パターン1」、「パターン2」があ
り、それぞれ仕様の異なる中間調処理パターンによって
モノクロ中間調処理が行われるようなる。
【0021】図12において、スクロールリスト領域1
216には以上説明した4項目だけが表示されている
が、他にも多数の設定項目がある。ここでは全ては説明
しないで、印刷目的を前記の5種類(「文書・表」、
「DTP」、「クイック文書」、「クイックDTP」、
「トナー節約」)の間で変更したことによって設定の変
わる2項目についてのみ説明する。
【0022】設定項目「フォント置換」は、印刷目的
「文書・表」または「クイック文書」またはトナー節約
時は「あり」となり、印刷目的「DTP」または「クイ
ックDTP」選択時は「なし」となる。「フォント置
換」とは、ホストコンピュータで使用される文字の書体
部分の字形データをホストコンピュータ側で使用したも
のを使わず、印刷装置が具備するもので代用することを
言い、フォント置換を実行することで、ホストコンピュ
ータから印刷装置への転送データ量が減り印刷処理の高
速化が図られる。逆にフォント置換を実行しないとホス
トコンピュータ側で使用した字形データを印刷装置へ転
送した上で印刷処理を行なうので、ホストコンピュータ
側で意図した字形が印刷結果に正確に反映される。
【0023】設定項目「トナー節約」は印刷目的「トナ
ー節約」の時に「使う」となり、これ以外の時は「パネ
ル優先」となる。トナー節約とは、黒く印刷すべきドッ
トを一定のルールに従って間引くことでトナー消費量を
抑制することを言う。
【0024】一方、従来の印刷システムにおいて、印刷
しようとするドキュメントにイメージを印刷しようとす
る場合、コンピュータは印刷装置に対してイメージデー
タを描画する座標、幅、高さ、解像度、縦横の倍率、画
素当たりのビット数等を指定し、続いてイメージデータ
を指定するが、イメージを印刷しようとする場合には、
ただ1つのパラメータ群を指定するようになっており、
つまり印刷コマンドを生成する段階でイメージ部分の解
像度を決定している。以降、当該イメージ部分だけの解
像度を低下させる機能は備えていない。
【0025】一方、前述したLBP430を含め、最近
の高解像度印刷処理が可能なLBPの多くは、印刷処理
可能な最高解像度で1ページ分のビットマップ画像を全
て収容可能なメモリを備えていなくても前記最高解像度
で印刷処理が行なえるように設計されているが、これは
ページ内に描こうとする文字、図形、イメージ等のグラ
フィックオブジェクトを、ホストコンピュータから印刷
データ(印刷コマンド)が送信されたタイミングでビッ
トマップ画像化せず、描画コマンドという中間状態で描
画コマンドメモリ1112に蓄積しておき、1ページ分
の印刷コマンドを受信し終わると、描画部1113が描
画コマンドメモリ1112内の描画コマンドに基づきビ
ットマップ画像を生成するが、この時1ページ分のビッ
トマップ画像を一気には生成せず、その代わりページを
主走査方向にスライスした、概ね等しい大きさの帯状領
域(以下、バンドと記述する)単位でビットマップ画像
を生成し、前記バンドのビットマップ画像を収容可能な
メモリ領域(以下、バンドメモリと記述する)を少なく
とも2個用意し、描画部1113が片方のバンドメモリ
(これをバンドメモリAとする)に最上バンドのビット
マップ画像を生成し、続いて描画部1113がもう片方
のバンドメモリ(これをバンドメモリBとする)に次の
バンドのビットマップ画像を生成し、バンドメモリBに
ビットマップ画像を生成するタイミングでエンジンi/
f部1114がバンドメモリAに生成した最上バンドの
ビットマップ画像をプリンタエンジンにビデオ転送して
用紙上に永久可視画像を形成するという、ビットマップ
画像生成処理とプリンタエンジンへのビデオ転送および
印刷処理をマルチタスク技術で同時に並行してページ全
体に対して行なうことで実現している。
【0026】しかし、ページ内に描こうとする文字や図
形やイメージの量が多すぎる場合には、前記印刷コマン
ドから変換した中間データである描画コマンドを記憶す
る描画コマンドメモリ1112の領域サイズが不足す
る。そのような場合には、前記最高解像度で印刷処理す
ることを諦め、例えば、前記最高解像度の半分の解像度
で1ページ分のビットマップ画像を収容できるメモリ領
域を用意し、描画部1113は描画コマンドメモリ11
12内の描画コマンドに基づきこの領域に対して半分の
解像度でビットマップ画像を生成する。ビットマップ画
像化した描画コマンドは消去し、空いたメモリ領域には
後続の印刷コマンドを描画コマンド化して蓄積し、この
メモリ領域が一杯になったならば半分の解像度でのビッ
トマップ画像化と描画コマンド消去とを繰り返す。
【0027】1ページ分の印刷コマンドを受信し終えて
描画コマンド化し、描画コマンドメモリ1112へ格納
すると、描画部1113はこれらをビットマップ画像化
し、続いてエンジンi/f部1114が半分の解像度の
ビットマップ画像をプリンタエンジンへビデオ転送して
低解像度の印刷を行なう。
【0028】この解像度低下処理をイメージ部に対して
行なう場合、基本的には間引き処理となるので、多くの
場合、画質が劣化する。
【0029】前記解像度低下処理前にビットマップ画像
や描画コマンドを冗長度圧縮して疑似的にメモリ領域を
広げる技術を導入する例もあるが、冗長度圧縮は万能で
はなく、印刷しようとするページサイズの最高解像度ビ
ットマップ画像を収容可能なメモリ領域を備えずに印刷
処理を行なうLBPでは、前記解像度低下を避けること
は不可能である。
【0030】前記解像度低下が必要とならないように、
最高解像度ビットマップ画像を収容可能なメモリ領域を
印刷装置内に備える方法も考えられるが、コスト高とな
るという問題点がある。
【0031】一方、近年複数の解像度の画像データを構
造化して扱うデータフォーマットが普及しつつあり、F
lashPix(FlashPixは米国Eastma
nKodak社の登録商標)が良く知られている。以下
に、FlashPixのファイルフォーマットと従来の
画像フォーマットとを対比しながら説明する。
【0032】[従来の画像フォーマットの説明]従来の
画像フォーマットの一例を図13に示す。同図に示すよ
うに、画像ファイルは、ヘッダ部1301と画像データ
部1302とに分けられる。一般的にヘッダ部1301
には、その画像ファイルからデータを読み取るときに必
要な情報や、画像の内容を説明する付帯的な情報が格納
される。図13の例では、ヘッダ部1301には、その
画像フォーマット名を示す画像フォーマット識別子13
03、ファイルサイズ1304、画像の幅1305、画
像の高さ1306、画像の深さ1307、圧縮の有無1
308、カラーパレットの情報1309、解像度131
0、画像データの格納位置へのオフセット1311等の
情報が格納されている。また、画像データ部1302に
は、画像データ1312が順次格納される。
【0033】このような画像フォーマットの代表的な例
としては、Microsoft社のBMPフォーマット
やCompuserve社のGIFフォーマット等が広
く普及している。
【0034】[FlashPix(TM)ファイルフォ
ーマットの説明]以下に説明するFlashPixファ
イルフォーマットでは、図13のヘッダ部1301に格
納されていた画像属性情報及び画像データを更に構造化
してファイル内に格納する。この構造化した画像ファイ
ルを図14及び図15に示す。画像ファイル内の各プロ
パティやデータにはMS−DOSのディレクトリとファ
イルに相当する、ストレージとストリームによってアク
セスする。
【0035】図14において、1401は「Flash
Pix image object」、1402は「S
ummary info.Property se
t」、1403は「Comp Obj.Strea
m」、1404は「Image contents P
roperty set」、1405は「Image
info.Property set」、1406は
「Extension listProperty s
et」、1407は「ICC profile」、14
08は「Resolution 0」、1409は「R
esolution 1」、1410は「Resolu
tion n−1」、1411は「Resolutio
n n」、1412は「Subimage dat
a」、1413は「Subimage Header」
である。
【0036】図14において、1401,1408〜1
411がストレージで、1402〜1407及び141
2,1413がストリームである。画像データや画像属
性情報はストリーム部分に格納される。画像データは異
なる解像度で階層化されており、それぞれの解像度の画
像を「Subimage」と呼び、「Resoluti
on0,1,…n」で示してある。各解像度画像に対し
て、その画像を読み出すために必要な情報が「Subi
mage Header」に、また、画像データが「S
ubimage data」に格納される。
【0037】また、図15において、1501は「Fl
ashPix image view object
root」、1502は「Summary info.
Property set」、1503は「Comp
Obj.Stream」、1504は「Global
info.Property set」、1505は
「Extension list Property
set」、1506は「Source FlashPi
x image object」、1507は「Res
ult FlashPix image objec
t」、1508は「Source desc.Prop
erty set」、1509は「Result de
sc.Property set」、1510は「Tr
ansform Property set」、151
1は「Operation Property se
t」である。
【0038】図15において、1501,1506,1
507がストレージで、1502〜1505及び150
8〜1511がストリームである。
【0039】画像データや画像属性情報はストリーム部
分に格納される。画像データは異なる解像度で階層化さ
れており、それぞれの解像度の画像を「Subimag
e」と呼び、「Resolution0,1,…n」で
示してある。各解像度画像に対して、その画像を読み出
すために必要な情報が「Subimage Heade
r」に、また、画像データが「Subimage da
ta」に格納される。
【0040】プロパティセット「Property s
et」とは、属性情報をその使用目的及び内容に応じて
分類して定義したもので、「Summary inf
o.Property set」、「Image in
fo.Property set」、「Image c
ontents Property set」、「Ex
tension list Property se
t」がある。
【0041】[各プロパティセットの説明]「Summ
ary info.Property set」は、F
lashPix特有のものではなく、Microsof
t社のストラクチャードストレージでは必須のプロパテ
ィセットで、そのファイルのタイトル・題名・著者・サ
ムネール画像等を格納する。
【0042】「Image info.Propert
y set」は、画像データの格納方法を記述する属性
である(図18参照)。この属性には、画像データの階
層数、最高解像度の画像の幅、高さや、それぞれの解像
度の画像についての幅、高さ、色の構成或いはJPEG
圧縮を用いる際の量子化テーブル・ハフマンテーブルの
定義を記述する。
【0043】「Image contents Pro
perty set」は、画像を使用する際に利用でき
る様々な情報、例えば、その画像がどの様にして取り込
まれ、どの様に利用可能であるかの情報を格納する。
【0044】・デジタルデータの取り込み方法/或いは
生成方法に関する情報(FileSource) ・著作権に関する情報(Intellectual p
roperty) ・画像の内容(画像中の人物、場所等)に関する情報
(Content description) ・撮影に使われたカメラのセッティング(露出、シャッ
タースピード、焦点距離、フラッシュ使用の有無等)に
関する情報(Per Picture camera
settings) ・デジタルカメラ特有解像度やモザイクフィルタに関す
る情報(Digital camera charac
terization) ・フィルムのメーカ名、製品名、種類(ネガ/ポジ、カ
ラー/白黒)等の情報(Film descripti
on) ・オリジナルが書物や印刷物である場合の種類やサイズ
に関する情報(Original document
scan description) ・スキャン画像の場合、使用したスキャナやソフトウェ
ア、操作した人に関する情報(Scan devic
e) 「Extension list Property
set」は、上記FlashPixの基本仕様には含ま
れない情報を追加する際に使用する領域である。
【0045】図15の「FlashPix image
view object root」1501は画像
を表示する際に用いるビューイングパラメータと画像デ
ータとを合わせて格納する画像ファイルである。ビュー
イングパラメータとは、画像の回転、拡大/縮小、移
動、色変換、フィルタリングの処理を画像表示の際に適
応するために記憶しておく処理係数のセットである。
【0046】FlashPix画像データの実体であ
り、「Source FlashPix image
object」1506は必須、「Result Fl
ashPix image object」1507は
オプションである。「Source FlashPix
image object」1506はオリジナルの
画像を、「Result FlashPix imag
e object」1507はビューイングパラメータ
を使用して画像処理を施した結果の画像を格納する。
【0047】「Source desc. Prope
rty set」1508及び「Result des
c. Property set」1509は画像デー
タの識別のためのプロパティセットであり、画像ID
(識別子)、変更禁止のプロパティセット、最終更新日
時等を格納する。
【0048】「Transform Property
set」1510は、回転、拡大/縮小、移動のため
のAffine変換係数、色変換マトリクス、コントラ
スト調整値、フィルタリング係数を格納している。
【0049】次に、画像データの扱いについて説明す
る。
【0050】FlashPixの画像フォーマットは、
タイルに分割された複数の解像度の画像を含む。
【0051】図16に、解像度の異なる複数の画像から
構成される画像ファイルの例を示す。同図において最高
解像度の画像は、列×行がX0×Y0で構成されてお
り、その次に高い解像度の画像は、列×行がX0/2×
Y0/2であり、それ以降、順次、列・行ともに1/2
づつ縮小し、列・行ともに64画素以下或いは等しくな
るまで繰り返す。このように階層化した結果、画像の属
性情報として「1つの画像ファイル中の階層数」や、そ
れぞれの階層の画像に対して、従来の画像フォーマット
の項で説明したヘッダ情報と画像データが必要となる。
1つの画像ファイル中の階層数や最高解像度の画像の
幅、高さ或いはそれぞれの解像度の画像の幅、高さ、色
構成、圧縮方式等に関する情報は、図14における「I
mage contents Property se
t」1404内に記述される。
【0052】更に、各解像度のレイヤの画像は、図17
に示すように、64×64のタイルに分割されている。
画像の左上部から順次、64×64のタイルに分割する
と、画像によっては右端及び下端のタイルの一部に空白
が生じる場合がある。この場合は、それぞれ最右端画像
または最下端画像を繰り返し挿入することで、64×6
4画素を構築する。
【0053】FlashPixでは、それぞれのタイル
中の画像をJPEG圧縮、シングルカラー、非圧縮のい
ずれかの方法で格納する。JPEG圧縮は、ISO/I
ECJTC1/SC29により国際標準化された画像圧
縮方式であり、その方式自体の説明はここでは割愛す
る。
【0054】この様にタイル分割された画像データは、
「Subimage data Stream」内に格
納され、タイルの総数、個々のタイルのサイズ、データ
の開始位置、圧縮方法は全て「Subimage he
ader」(図19参照)内に格納されている。
【0055】ここでシングルカラーとは、前記1つのタ
イルが全て同じ色で構成されている場合にのみ、ここの
画素の値を記録することなく、そのタイルの色を1色で
表現する方式である。この方法は、特に、コンピュータ
グラフィックスにより生成された画像において有効であ
る。
【0056】
【発明が解決しようとする課題】このように、複数の解
像度のイメージデータを構造化して扱えるファイルフォ
ーマットが普及してきているにも拘らず、従来の印刷シ
ステムでは複数解像度を備える形式のデータを印刷目的
等に応じて効果的に扱い、印刷しようとするドキュメン
トの仕上がり品位に反映させることができなかった。例
えば、前記印刷目的設定画面に関する説明の項で述べた
ように、印刷目的を指定したことで設定される「解像
度」項目は、印刷しようとするファイル全体の印刷解像
度を指定するものの、複数解像度の画像データを構造化
して扱うデータフォーマットを備えるファイルに格納さ
れるイメージ部分について、どの解像度で印刷すべきか
を指定するような機能を持っていない。
【0057】そのために、例えば、イメージと文字と図
形とが混在するドキュメントを印刷出力しようとする場
合、図形を高品位(高解像度)で印刷したいが、イメー
ジ部分の印刷品位は問わないといった要求に対しても
「解像度」項目に「最高解像度」を指定する以外に方法
がなかった。
【0058】この様なドキュメントを印刷出力しようと
する場合、あるページに高解像度で出力したい図形等が
描かれており且つ同じページにメモリ資源を著しく消費
する比較的解像度の高いイメージが含まれていると、印
刷システムの使用者が意図しないイメージの高解像度出
力のためにメモリ不足による解像度低下が発生し、印刷
しようとするページ全体の印刷品位が低下するという問
題点があった。
【0059】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、出力しようとするドキュメント全
体の出力条件である解像度を低下させることなく、出力
目的に応じた品位の出力結果を得ることが可能な情報処
理方法及び装置並びに印刷方法及び装置並びに印刷シス
テムを提供しようとするものである。
【0060】また、本発明の第2の目的とするところ
は、上述したような本発明の情報処理装置、印刷装置、
印刷システムを円滑に制御することができる制御プログ
ラムを格納した記憶媒体を提供しようとするものであ
る。
【0061】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1記載の情報処理方法は、印刷装置に
対して印刷データを送信する情報処理方法であって、出
力目的を使用者に指定させるために出力目的を呈示する
出力目的呈示工程と、指定された出力目的に応じて前記
印刷装置で印刷する際の複数の出力条件を設定する出力
条件設定工程と、前記設定された出力条件に基づいて前
記印刷データを生成する印刷データ生成工程とを有し、
前記出力条件設定工程は、前記印刷データ内のイメージ
データの出力品位の下限を示す下限品位を設定すること
を特徴とする。
【0062】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項2記載の情報処理方法は、請求項1記載の情報処
理方法において、前記印刷データ内のイメージデータ
は、複数解像度のイメージデータを構造化して扱うデー
タフォーマットであり、前記下限品位は、前記データフ
ォーマットに準じるイメージデータの複数の品位のいず
れかであることを特徴とする。
【0063】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項3記載の情報処理方法は、請求項2記載の情報処
理方法において、前記複数の出力条件に含まれる前記印
刷データの出力品位は、前記下限品位で示される出力品
位と異なることを特徴とする。
【0064】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項4記載の情報処理方法は、請求項1,2または3
記載の情報処理方法において、前記印刷データを送信す
る送信工程を有することを特徴とする。
【0065】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項5記載の情報処理方法は、請求項4記載の情報処
理方法において、前記印刷データに含まれるイメージデ
ータは、前記下限品位で示される出力品位よりも高い品
位で前記印刷装置に送信されることを特徴とする。
【0066】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項6記載の情報処理方法は、請求項3記載の情報処
理方法において、前記印刷装置から既に送信した印刷デ
ータに含まれるイメージデータよりも低い品位のイメー
ジデータの送信を要求された場合に、該低い品位のイメ
ージデータを再送するように制御する制御工程を有する
ことを特徴とする。
【0067】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項7記載の情報処理方法は、請求項6記載の情報処
理方法において、前記制御工程は、既に送信した印刷デ
ータに含まれるイメージデータの品位と前記印刷データ
に設定されている下限品位とを比較して、低い品位のイ
メージデータの再送を制御することを特徴とする。
【0068】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項8記載の情報処理方法は、請求項6記載の情報処
理方法において、前記制御工程は、既に送信した印刷デ
ータに含まれるイメージデータの品位が前記印刷データ
に設定されている下限品位より高い場合に、前記イメー
ジデータのデータフォーマットにおける1つの低い品位
のイメージデータを取得して、前記印刷装置に前記イメ
ージデータの再送を制御することを特徴とする。
【0069】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項9記載の情報処理方法は、請求項6記載の情報処
理方法において、前記制御工程は、既に送信した印刷デ
ータに含まれるイメージデータの品位が前記印刷データ
に設定されている下限品位と同じ場合に、送信すべきイ
メージデータがないことを示す情報を前記印刷装置に送
信するように制御することを特徴とする。
【0070】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項10記載の情報処理方法は、請求項1乃至8また
は9記載の情報処理方法において、前記出力品位は、解
像度であることを特徴とする。
【0071】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項11記載の情報処理装置は、印刷装置に対して印
刷データを送信する情報処理装置であって、出力目的を
使用者に指定させるために出力目的を呈示する出力目的
呈示手段と、指定された出力目的に応じて前記印刷装置
で印刷する際の複数の出力条件を設定する出力条件設定
手段と、前記設定された出力条件に基づいて前記印刷デ
ータを生成する印刷データ生成手段とを有し、前記出力
条件設定手段は、前記印刷データ内のイメージデータの
出力品位の下限を示す下限品位を設定することを特徴と
する。
【0072】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項12記載の情報処理装置は、請求項11記載の情
報処理装置において、前記印刷データ内のイメージデー
タは、複数解像度のイメージデータを構造化して扱うデ
ータフォーマットであり、前記下限品位は、前記データ
フォーマットに準じるイメージデータの複数の品位のい
ずれかであることを特徴とする。
【0073】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項13記載の情報処理装置は、請求項12記載の情
報処理装置において、前記複数の出力条件に含まれる前
記印刷データの出力品位は、前記下限品位で示される出
力品位と異なることを特徴とする。
【0074】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項14記載の情報処理装置は、請求項11,12ま
たは13記載の情報処理装置において、前記印刷データ
を送信する送信手段を有することを特徴とする。
【0075】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項15記載の情報処理装置は、請求項14記載の情
報処理装置において、前記印刷データに含まれるイメー
ジデータは、前記下限品位で示される出力品位よりも高
い品位で前記印刷装置に送信されることを特徴とする。
【0076】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項16記載の情報処理装置は、請求項13記載の情
報処理装置において、前記印刷装置から既に送信した印
刷データに含まれるイメージデータよりも低い品位のイ
メージデータの送信を要求された場合に、該低い品位の
イメージデータを再送するように制御する制御手段を有
することを特徴とする。
【0077】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項17記載の情報処理装置は、請求項16記載の情
報処理装置において、前記制御手段は、既に送信した印
刷データに含まれるイメージデータの品位と前記印刷デ
ータに設定されている下限品位とを比較して、低い品位
のイメージデータの再送を制御することを特徴とする。
【0078】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項18記載の情報処理装置は、請求項16記載の情
報処理装置において、前記制御手段は、既に送信した印
刷データに含まれるイメージデータの品位が前記印刷デ
ータに設定されている下限品位より高い場合に、前記イ
メージデータのデータフォーマットにおける1つの低い
品位のイメージデータを取得して、前記印刷装置に前記
イメージデータの再送を制御することを特徴とする。
【0079】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項19記載の情報処理装置は、請求項16記載の情
報処理装置において、前記制御手段は、既に送信した印
刷データに含まれるイメージデータの品位が前記印刷デ
ータに設定されている下限品位と同じ場合に、送信すべ
きイメージデータがないことを示す情報を前記印刷装置
に送信するように制御することを特徴とする。
【0080】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項20記載の情報処理装置は、請求項11乃至18
または19記載の情報処理装置において、前記出力品位
は、解像度であることを特徴とする。
【0081】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項21記載の印刷方法は、上位装置から受信する印
刷データに基づいて印刷装置により印刷を行う印刷方法
であって、前記印刷データの印刷コマンドから描画コマ
ンドを生成する描画コマンド生成工程と、前記描画コマ
ンド生成工程により生成された描画コマンドを描画コマ
ンドメモリに記憶する描画コマンド記憶工程と、前記描
画コマンドに基づいてイメージデータを生成して描画処
理する描画処理工程と、前記描画処理工程により前記描
画コマンドに基づく描画処理が行えない場合に前記上位
装置に前記印刷データに含まれるイメージデータの品位
よりも低い品位の該当するイメージデータを要求するよ
うに制御する制御工程とを有することを特徴とする。
【0082】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項22記載の印刷方法は、請求項21記載の印刷方
法において、前記制御工程は、前記描画コマンドメモリ
の残容量がしきい値よりも少ない場合に、前記印刷装置
にイメージデータの要求を行うことを特徴とする。
【0083】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項23記載の印刷方法は、請求項21記載の印刷方
法において、前記制御工程による要求に応じて前記上位
装置からイメージデータが再送される場合に前記描画コ
マンドメモリに記憶されているイメージデータの描画コ
マンドを削除する描画コマンド削除工程を有することを
特徴とする。
【0084】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項24記載の印刷方法は、請求項21記載の印刷方
法において、前記印刷データ内のイメージデータは、複
数解像度のイメージデータを構造化して扱うデータフォ
ーマットであることを特徴とする。
【0085】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項25記載の印刷方法は、請求項24記載の印刷方
法において、前記印刷データは、前記印刷データの出力
品位と、前記印刷データ内のイメージデータの出力品位
の下限を示す下限品位とを含んでいることを特徴とす
る。
【0086】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項26記載の印刷方法は、請求項25記載の印刷方
法において、前記下限品位は、前記データフォーマット
に準じるイメージデータの複数の品位のいずれかである
ことを特徴とする。
【0087】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項27記載の印刷方法は、請求項25記載の印刷方
法において、前記制御工程は、前記印刷データに含まれ
るイメージデータの出力品位が前記下限品位よりも高い
場合に、前記上位装置にイメージデータの再送を要求す
ることを特徴とする。
【0088】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項28記載の印刷方法は、請求項25記載の印刷方
法において、前記制御工程による要求の応答として前記
上位装置から、該当するイメージデータがないことを示
す情報を受信した場合は、前記印刷データの出力品位を
下げて描画処理することを特徴とする。
【0089】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項29記載の印刷方法は、請求項21乃至27また
は28記載の印刷方法において、前記出力品位は、解像
度であることを特徴とする。
【0090】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項30記載の印刷装置は、上位装置から受信する印
刷データに基づいて印刷を行う印刷装置であって、前記
印刷データの印刷コマンドから描画コマンドを生成する
描画コマンド生成手段と、前記描画コマンド生成手段に
より生成された描画コマンドを描画コマンドメモリに記
憶する描画コマンド記憶手段と、前記描画コマンドに基
づいてイメージデータを生成して描画処理する描画処理
手段と、前記描画処理手段により前記描画コマンドに基
づく描画処理が行えない場合に前記上位装置に前記印刷
データに含まれるイメージデータの品位よりも低い品位
の該当するイメージデータを要求するように制御する制
御手段とを有することを特徴とする。
【0091】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項31記載の印刷装置は、請求項30記載の印刷装
置において、前記制御手段は、前記描画コマンドメモリ
の残容量がしきい値よりも少ない場合に、前記印刷装置
にイメージデータの要求を行うことを特徴とする。
【0092】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項32記載の印刷装置は、請求項30記載の印刷装
置において、前記制御手段による要求に応じて前記上位
装置からイメージデータが再送される場合に前記描画コ
マンドメモリに記憶されているイメージデータの描画コ
マンドを削除する描画コマンド削除手段を有することを
特徴とする。
【0093】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項33記載の印刷装置は、請求項30記載の印刷装
置において、前記印刷データ内のイメージデータは、複
数解像度のイメージデータを構造化して扱うデータフォ
ーマットであることを特徴とする。
【0094】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項34記載の印刷装置は、請求項33記載の印刷装
置において、前記印刷データは、前記印刷データの出力
品位と、前記印刷データ内のイメージデータの出力品位
の下限を示す下限品位とを含んでいることを特徴とす
る。
【0095】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項35記載の印刷装置は、請求項34記載の印刷装
置において、前記下限品位は、前記データフォーマット
に準じるイメージデータの複数の品位のいずれかである
ことを特徴とする。
【0096】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項36記載の印刷装置は、請求項34記載の印刷装
置において、前記制御手段は、前記印刷データに含まれ
るイメージデータの出力品位が前記下限品位よりも高い
場合に、前記上位装置にイメージデータの再送を要求す
ることを特徴とする。
【0097】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項37記載の印刷装置は、請求項34記載の印刷装
置において、前記制御工程による要求の応答として前記
上位装置から、該当するイメージデータがないことを示
す情報を受信した場合は、前記印刷データの出力品位を
下げて描画処理することを特徴とする。
【0098】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項38記載の印刷装置は、請求項30乃至36また
は37記載の印刷装置において、前記出力品位は、解像
度であることを特徴とする。
【0099】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項39記載の印刷システムは、上位装置と印刷装置
とからなる印刷システムであって、前記上位装置は、出
力目的を使用者に指定させるために出力目的を呈示する
出力目的呈示手段と、指定された前記出力目的に応じて
前記印刷装置で印刷する際の複数の出力条件と前記印刷
データ内のイメージデータの出力品位の下限を示す下限
品位を設定する設定手段と、前記設定手段により設定さ
れた出力条件に基づいて前記印刷データを生成する印刷
データ生成手段とを有し、前記印刷装置は、前記上位装
置から受信した前記印刷データの印刷コマンドから描画
コマンドを生成する描画コマンド生成手段と、前記描画
コマンド生成手段により生成された描画コマンドを描画
コマンドメモリに記憶する描画コマンド記憶手段と、前
記描画コマンドに基づいてイメージデータを生成して描
画処理する描画処理手段と、前記描画処理手段により前
記描画コマンドに基づく描画処理が行えない場合に前記
上位装置に前記印刷データに含まれるイメージデータの
品位よりも低い品位の該当するイメージデータを要求す
るように制御する制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0100】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項40記載の記憶媒体は、印刷装置に対して印刷デ
ータを送信する情報処理装置を制御するための制御プロ
グラムを格納する記憶媒体であって、出力目的を使用者
に指定させるために出力目的を呈示し、指定された出力
目的に応じて前記印刷装置で印刷する際の複数の出力条
件と前記印刷データ内のイメージデータの出力品位の下
限を示す下限品位を設定し、前記設定された出力条件に
基づいて前記印刷データを生成するように制御するステ
ップの制御モジュールを有する制御プログラムを格納し
たことを特徴とする。
【0101】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項41記載の記憶媒体は、請求項40記載の記憶媒
体において、前記印刷データ内のイメージデータは、複
数解像度のイメージデータを構造化して扱うデータフォ
ーマットであり、前記下限品位は、前記データフォーマ
ットに準じるイメージデータの複数の品位のいずれかで
あることを特徴とする。
【0102】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項42記載の記憶媒体は、請求項41記載の記憶媒
体において、前記複数の出力条件に含まれる前記印刷デ
ータの出力品位は、前記下限品位で示される出力品位と
異なることを特徴とする。
【0103】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項43記載の記憶媒体は、請求項40,41または
42記載の記憶媒体において、前記制御プログラムは、
前記印刷データを送信するように制御するステップの制
御モジュールを有することを特徴とする。
【0104】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項44記載の記憶媒体は、請求項43記載の記憶媒
体において、前記印刷データに含まれるイメージデータ
は、前記下限品位で示される出力品位よりも高い品位で
前記印刷装置に送信されることを特徴とする。
【0105】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項45記載の記憶媒体は、請求項42記載の記憶媒
体において、前記制御プログラムは、前記印刷装置から
既に送信した印刷データに含まれるイメージデータより
も低い品位のイメージデータの送信を要求された場合
に、該低い品位のイメージデータを再送するように制御
するステップの制御モジュールを有することを特徴とす
る。
【0106】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項46記載の記憶媒体は、請求項45記載の記憶媒
体において、前記制御プログラムは、既に送信した印刷
データに含まれるイメージデータの品位と前記印刷デー
タに設定されている下限品位とを比較して、低い品位の
イメージデータの再送を制御するステップの制御モジュ
ールを有することを特徴とする。
【0107】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項47記載の記憶媒体は、請求項45記載の記憶媒
体において、前記制御プログラムは、既に送信した印刷
データに含まれるイメージデータの品位が前記印刷デー
タに設定されている下限品位より高い場合に、前記イメ
ージデータのデータフォーマットにおける1つの低い品
位のイメージデータを取得して、前記印刷装置に前記イ
メージデータの再送を制御するステップの制御モジュー
ルを有することを特徴とする。
【0108】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項48記載の記憶媒体は、請求項45記載の記憶媒
体において、前記制御プログラムは、既に送信した印刷
データに含まれるイメージデータの品位が前記印刷デー
タに設定されている下限品位と同じ場合に、送信すべき
イメージデータがないことを示す情報を前記印刷装置に
送信するように制御するステップの制御モジュールを有
することを特徴とする。
【0109】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項49記載の記憶媒体は、請求項40乃至47また
は48記載の記憶媒体において、前記出力品位は、解像
度であることを特徴とする。
【0110】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項50記載の記憶媒体は、上位装置から受信する印
刷データに基づいて印刷を行う印刷装置を制御するため
の制御プログラムを格納する記憶媒体であって、前記印
刷データの印刷コマンドから描画コマンドを生成し、該
生成された描画コマンドを描画コマンドメモリに記憶
し、前記描画コマンドに基づいてイメージデータを生成
して描画処理し、前記描画コマンドに基づく描画処理が
行えない場合に前記上位装置に前記印刷データに含まれ
るイメージデータの品位よりも低い品位の該当するイメ
ージデータを要求するように制御するステップの制御モ
ジュールを有することを特徴とする。
【0111】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項51記載の記憶媒体は、請求項50記載の記憶媒
体において、前記制御プログラムは、前記描画コマンド
メモリの残容量がしきい値よりも少ない場合に、前記印
刷装置にイメージデータの要求を行うように制御するス
テップの制御モジュールを有することを特徴とする。
【0112】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項52記載の記憶媒体は、請求項50記載の記憶媒
体において、前記制御プログラムは、要求に応じて前記
上位装置からイメージデータが再送される場合に前記描
画コマンドメモリに記憶されているイメージデータの描
画コマンドを削除するように制御するステップの制御モ
ジュールを有することを特徴とする。
【0113】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項53記載の記憶媒体は、請求項50記載の記憶媒
体において、前記印刷データ内のイメージデータは、複
数解像度のイメージデータを構造化して扱うデータフォ
ーマットであることを特徴とする。
【0114】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項54記載の記憶媒体は、請求項50記載の記憶媒
体において、前記印刷データは、前記印刷データの出力
品位と、前記印刷データ内のイメージデータの出力品位
の下限を示す下限品位とを含んでいることを特徴とす
る。
【0115】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項55記載の記憶媒体は、請求項50記載の記憶媒
体において、前記下限品位は、前記データフォーマット
に準じるイメージデータの複数の品位のいずれかである
ことを特徴とする。
【0116】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項56記載の記憶媒体は、請求項50記載の記憶媒
体において、前記制御プログラムは、前記印刷データに
含まれるイメージデータの出力品位が前記下限品位より
も高い場合に、前記上位装置にイメージデータの再送を
要求するように制御するステップの制御モジュールを有
することを特徴とする。
【0117】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項57記載の記憶媒体は、請求項50記載の記憶媒
体において、前記制御プログラムは、要求の応答として
前記上位装置から、該当するイメージデータがないこと
を示す情報を受信した場合は、前記印刷データの出力品
位を下げて描画処理するように制御するステップの制御
モジュールを有することを特徴とする。
【0118】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項58記載の記憶媒体は、請求項50乃至56また
は57記載の記憶媒体において、前記出力品位は、解像
度であることを特徴とする。
【0119】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項59記載の記憶媒体は、上位装置と印刷装置とか
らなる印刷システムを制御するための制御プログラムを
格納する記憶媒体であって、前記上位装置を制御するた
めの制御プログラムは、出力目的を使用者に指定させる
ために出力目的を呈示し、指定された前記出力目的に応
じて前記印刷装置で印刷する際の複数の出力条件と前記
印刷データ内のイメージデータの出力品位の下限を示す
下限品位を設定し、該設定された出力条件に基づいて前
記印刷データを生成するように制御するステップの制御
モジュールを有し、前記印刷装置を制御するための制御
プログラムは、前記上位装置から受信した前記印刷デー
タの印刷コマンドから描画コマンドを生成し、該生成さ
れた描画コマンドを描画コマンドメモリに記憶し、前記
描画コマンドに基づいてイメージデータを生成して描画
処理し、前記描画コマンドに基づく描画処理が行えない
場合に前記上位装置に前記印刷データに含まれるイメー
ジデータの品位よりも低い品位の該当するイメージデー
タを要求するように制御するステップの制御モジュール
を有すること特徴とする。
【0120】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0121】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1〜図7に基づき説明する。
【0122】なお、本実施の形態に係る印刷システムの
基本的な構成は、上述した従来例の図11と同一である
から、同図を流用して説明する。
【0123】以下の本実施の形態においては、複数解像
度の画像データを構造化して扱うデータフォーマットに
準じるイメージをFPXイメージと称する。また、本実
施の形態において選択し得る印刷目的は、「文書・
表」、「クイック文書」、「トナー」の3種類とし、そ
れぞれの印刷解像度は「ファイン」、「クイック」、
「クイック」とする。解像度「ファイン」と「クイッ
ク」は、具体的にはそれぞれ600dpi,300dp
iの印刷解像度である。また、それぞれのFPXイメー
ジの下限品位は「元解像度の50%減」、「元解像度の
75%減」、「元解像度の87.5%減」とする。
【0124】本実施の形態において説明するFPXイメ
ージの描画処理は、始め同FPXイメージが備える最高
解像度のイメージを描画しようとし、続いて印刷装置の
要求に従って同FPXイメージが備える、より低い解像
度のイメージを描画するものとし、以下に説明する。
【0125】始めに印刷目的に応じて印刷解像度とFP
Xイメージの下限品位を指定する処理について、図1の
フローチャートを用いて説明する。始めに印刷システム
の利用者によって印刷目的が入力されるが、これには図
11のコンピュータ1101の図示しないマウスやキー
ボード等の入力装置を使用して行われるものとする。
【0126】図1において、印刷目的が入力されると、
ステップS101でその印刷目的が「文書・表」である
か否かを判断する。そして、印刷目的が「文書・表」で
ある場合は、次のステップS102で印刷解像度を「フ
ァイン」に設定する。次に、ステップS103でFPX
イメージの下限品位を「元解像度の50%減」に設定し
た後、本処理動作を終了する。
【0127】一方、前記ステップS101において印刷
目的が「文書・表」でない場合は、ステップS104で
印刷目的が「クイック文書」であるか否かを判断する。
そして、印刷目的が「クイック文書」である場合は、次
のステップS105で印刷解像度をクイックに設定す
る。次にステップS106でFPXイメージの下限品位
を「元解像度の75%減」に設定した後、本処理動作を
終了する。
【0128】一方、前記ステップS104において印刷
目的が「クイック文書」でない場合は、ステップS10
7で印刷解像度をクイックに設定する。次にステップS
108でFPXイメージの下限品位を「元解像度の8
7.5%減」に設定した後、本処理動作を終了する。
【0129】以上の処理によって、印刷目的ごとにFP
Xイメージの下限品位が規定できるようになる。
【0130】次に、コンピュータ1101側において印
刷目的を「文書・表」に設定して、FPXイメージを含
むページの印刷コマンドを生成する処理について、図2
のフローチャートに基づき説明する。図2は、コンピュ
ータ1101のモジュール(アプリケーション、OS、
プリンタドライバ)に基づくCPUの制御を示してい
る。
【0131】本実施の形態において描画しようとするF
PXイメージは、300dpi,150dpi,75d
piのサブイメージを構造化して記憶しているものとす
る。また、本実施の形態において説明する印刷システム
でFPXイメージを印刷する場合、そのFPXイメージ
が備える複数解像度のサブイメージのうち最も高い解像
度のサブイメージを印刷するので、本実施の形態では始
め300dpiのサブイメージを印刷コマンド化しよう
とする。
【0132】図2において、まず、ステップS201で
図11のアプリケーションプログラム1104は、オペ
レーティングシステム1105に対してFPXイメージ
のファイル名と用紙上の描画位置座標、用紙上の幅、高
さを入力する。ここで、用紙上の幅、高さとは、描画し
たイメージが用紙上で占める領域の幅と高さであって、
FPXイメージデータが備える幅、高さ方向の画素数で
はない。
【0133】本実施の形態において、この用紙上の描画
位置座標、用紙上の幅、高さは、前記図1のステップS
102またはステップS105またはステップS107
において設定されている解像度における画素数で指定さ
れるものとし、既に印刷装置1102に通知されている
ものとする。
【0134】次に、ステップS202でオペレーティン
グシステム1105は、前記ステップS201において
入力された全ての情報をプリンタドライバ1106へ伝
達する。次に、ステップS203でプリンタドライバ1
106は、伝達されたFPXイメージのファイル名を処
理しようとするサブイメージの解像度と併せて再検索可
能な形で記憶する。次に、ステップS204でプリンタ
ドライバ1106は、描画しようとするFPXイメージ
の300dpiのサブイメージの幅と高さを画素数で求
める。次に、ステップS205でプリンタドライバ11
06は、描画しようとするFPXイメージの300dp
iのサブイメージの1画素当たりのビット数(階調)を
求める。
【0135】次に、ステップS206でプリンタドライ
バ1106は、描画しようとするFPXイメージの30
0dpiのサブイメージの幅と高さの画素数と画素当た
りのビット数からイメージデータ全体のサイズを求め
る。次のステップS207で以上のパラメータを印刷コ
マンド種別(この場合はFPXイメージ描画)と共に、
図3に示すような形で構造化し、オペレーティングシス
テム1105を介して印刷装置1102へ送信する。
【0136】図3は、コンピュータ1101で生成する
FPXイメージを描画する印刷マンドの論理構造を示す
図であり、この印刷コマンドは、FPXイメージ描画識
別情報301、用紙上のx座標302、用紙上のy座標
303、用紙上の幅304、用紙上の高さ305、サブ
イメージの幅306、サブイメージの高さ307、デー
タサイズ308を有している。
【0137】再び図2に戻って、ステップS208でプ
リンタドライバ1106は、FPXイメージファイルか
ら300dpiのサブイメージデータを読み出し、オペ
レーテイングシステム1105を介して印刷装置110
2へ送信した後、本処理動作を終了する。
【0138】次に、印刷装置1102側で印刷コマンド
を受信して描画コマンド化して記憶する処理について、
図4のフローチャートに基づき説明する。
【0139】図4において、印刷装置1102が通信路
1103を介してコンピュータ1101から送られてく
る印刷コマンドを受信すると、ステップS401でトラ
ンスレータ1110は印刷コマンドがFPXイメージ描
画処理であるか否かを判断する。そして、印刷コマンド
がFPXイメージ描画処理である場合は、次のステップ
S402でトランスレータ1110は、用紙上の描画位
置のx,y座標を取り出して、描画コマンド生成部11
11へ渡す。次に、ステップS403でトランスレータ
1110は、用紙上の幅、高さの画素数を取り出して、
描画コマンド生成部1111へ渡す。
【0140】次に、ステップS404でトランスレータ
1110は、サブイメージの幅、高さの画素数を取り出
して、描画コマンド生成部1111へ渡す。次に、ステ
ップS405でトランスレータ1110は、x方向、y
方向の繰り返し回数を演算して、描画コマンド生成部1
111へ渡す。ここで繰り返し回数とは、描画するイメ
ージの各画素をx方向、y方向にそれぞれ何回繰り返し
て描画するかと言う数で、イメージデータが2値イメー
ジで描画出力する印刷装置も2値プリンタ(一般的には
モノクロ)であれば、下記(1)式及び(2)式により
求めることができる。
【0141】 x方向繰り返し回数=用紙上の幅画素数/サブイメージの幅画素数…(1) y方向繰り返し回数=用紙上の高さ画素数/サブイメージの高さ画素数 …(2) 入力データが多値で印刷装置が2値プリンタである場合
には、多値→2値変換処理のための微小領域のサイズ情
報を加味する必要があることはいうまでもない。ここで
求める繰り返し回数は、前記のような入力データと印刷
装置の特性を加味した上で、単純に画素の出力を繰り返
す回数として決定されるものとする。
【0142】次に、ステップS406でトランスレータ
1110は、イメージデータのサイズを取り出して、描
画コマンド生成部1111へ渡す。次に、ステップS4
07で描画コマンド生成部1111は、前記ステップS
402、ステップS403、ステップS404、ステッ
プS405、ステップS406において取り出した或い
は演算した各パラメータを描画コマンドとして構造化し
て描画コマンドメモリ1112内に記憶する。次に、ス
テップS408で描画コマンド生成部1111は、前記
ステップS406において取り出したサイズだけのイメ
ージデータを、トランスレータ1110を介して読み込
み、前記ステップS407において描画コマンドメモリ
1112内に記憶した描画コマンドのパラメータ情報と
関連付けながら記憶した後、本処理動作を終了する。
【0143】一方、前記ステップS401において印刷
コマンドがFPXイメージ描画処理以外である場合は、
ステップS409で他の処理を実行した後、本処理動作
を終了する。
【0144】次に、印刷装置1102の描画部1113
が描画コマンドメモリ1112から描画コマンドを読み
込んで描画を行う処理について、図5のフローチャート
に基づき説明する。
【0145】図5において、FPXイメージを描画する
コマンドを弁別してFPXイメージを描画する処理につ
いて特に詳しく説明する。
【0146】図5に示す描画処理は、基本的には1ペー
ジ分の印刷コマンドを描画コマンドに変換して描画コマ
ンドメモリ1112に蓄積し終え、「ページ終了」を意
味する印刷コマンドを受信すると開始されるものである
が、ページ内に描こうとする文字や図形やイメージの量
が多すぎて、全ての描画コマンドを描画コマンドメモリ
1112内に同時に蓄積できない場合にも、1ページ分
のメモリ領域(冗長度圧縮処理や解像度低下処理を伴う
場合があり)を割り当てて「ページ終了」印刷コマンド
受信前に行われる場合もある。
【0147】図5において、まず、ステップS501で
印刷装置1102が「ページ終了」印刷コマンドを受信
する等して描画部1113が起動されると、次のステッ
プS502で描画部1113は、描画コマンドメモリ1
112から描画コマンドと付随するパラメータを読み込
む。次に、ステップS503で描画コマンドがFPXイ
メージを描画するコマンドであるか否かを判断する。そ
して、描画コマンドがFPXイメージを描画するコマン
ドである場合は、次のステップS504で描画コマンド
メモリ1112から読み出したパラメータの用紙上の描
画位置座標からビットマップ画像を出力するメモリ上の
位置を決定する。
【0148】次に、ステップS505でサブイメージの
高さを処理したか否かを判断する(出力するサブイメー
ジの高さにわたって画素データを出力するようカウンタ
をセットする)。そして、サブイメージの高さを処理し
ていた場合は、そのまま本処理動作を終了する。また、
前記ステップS505においてサブイメージの高さを処
理していない場合は、次のステップS506でサブイメ
ージの幅を処理したか否かを判断する(出力するサブイ
メージの幅にわたって画素データを出力するようカウン
タをセットする)。この幅方向の画素数をカウントする
カウンタは、出力するラインを更新する度に適宜初期化
されるものとする。
【0149】そして、サブイメージの幅を処理していな
い場合は、次のステップS507で1画素のイメージデ
ータを描画コマンドメモリ1112から読み出し(取り
出し)、次のステップS508で出力する。このステッ
プS508における出力処理時に、必要に応じて多値デ
ータを2値データに変換する処理等も実施する。次に、
ステップS509で前記図4のステップS405におい
て求めたx方向繰り返し回数だけ同じ画素データの出力
を繰り返したか否かを判断する。そして、x方向繰り返
し回数だけ同じ画素データの出力を繰り返していない場
合は、前記ステップS508へ戻って出力する。また、
前記ステップS509においてx方向繰り返し回数だけ
同じ画素データの出力を繰り返した場合は、前記ステッ
プS506へ戻って再びサブイメージの幅を処理したか
否かを判断する(出力するサブイメージの幅にわたって
画素データを出力するようカウンタをセットする)。
【0150】一方、前記ステップS506においてサブ
イメージの幅を処理した場合は、ステップS510で前
記図4のステップS405において求めたy方向繰り返
し回数だけ同じラインデータの出力を繰り返したか否か
を判断する。そして、y方向繰り返し回数だけ同じライ
ンデータの出力を繰り返していない場合は、ステップS
511で前記y方向繰り返し回数だけ、直前の1行の出
力結果を繰り返して出力した後、前記ステップS510
へ戻って再び前記図4のステップS405において求め
たy方向繰り返し回数だけ同じラインデータの出力を繰
り返したか否かを判断する。
【0151】一方、前記ステップS503において描画
コマンドがFPXイメージを描画するコマンドでない場
合は、ステップS512で別の処理を実行した後、本処
理動作を終了する。
【0152】一方、前記ステップS510において前記
図4のステップS405において求めたy方向繰り返し
回数だけ同じ画素データの出力を繰り返した場合は、F
PXイメージの次行を処理するために前記ステップS5
05へ戻って再びサブイメージの高さを処理したか否か
を判断する(出力するサブイメージの高さにわたって画
素データを出力するようカウンタをセットする)。そし
て、FPXイメージの全高さにわたって処理を終了する
まで上述した各ステップを繰り返し実行する。
【0153】次に、本発明の特徴的な、描画コマンドメ
モリ1112の残りサイズ(残容量)によって印刷装置
1102がコンピュータ1101に対して、既に描画コ
マンド化し終えているFPXイメージの、より低い解像
度のサブイメージの再送を要求し、コンピュータ110
1がこれに応答して送信してきた、より低い解像度のF
PXイメージのサブイメージデータを描画コマンドとし
て描画コマンドメモリ1112に格納(蓄積)する処理
について、図6のフローチャートに基づき説明する。
【0154】図6において、まず、ステップS601で
印刷装置1102は、コンピュータ(計算機装置)11
01から送られてくる印刷コマンドを順次処理して描画
コマンドを生成して描画コマンドメモリ1112に格納
(蓄積)する。次に、ステップS602で描画コマンド
メモリ1112の残容量がしきい値以下になったか否か
を判断する。そして、描画コマンドメモリ1112の残
容量がしきい値以下になった場合は、次のステップS6
03で描画コマンドメモリ1112内に生成済みのFP
Xイメージ描画コマンドがあるか否かを判断する。
【0155】そして、描画コマンドメモリ1112内に
生成済みのFPXイメージ描画コマンドがある場合は、
次のステップS604で当該FPXイメージ描画コマン
ドが生成されたイメージの解像度が、FPXイメージを
描画する際の最も低い(低下限界)解像度であるか否か
を判断する。この判断処理には、例えばFPXイメージ
描画コマンドが包含するイメージ描画のためのパラメー
タを指定するフィールドに情報を埋め込めばよく、その
方法は自明なので詳細な説明は省略する。
【0156】そして、前記ステップS604において処
理中のFPXイメージ描画コマンドの解像度が指定され
た最も低い解像度であった場合は、描画コマンドメモリ
1112内の次のFPXイメージ描画コマンドを処理す
るために前記ステップS603へ戻る。
【0157】一方、前記ステップS604において処理
中のFPXイメージ描画コマンドの解像度が指定された
最も低い解像度でない場合は、次のステップS605で
コンピュータ1101へFPXイメージの更に低い解像
度のサブイメージのデータを送信するように要求する。
次に、ステップS606でコンピュータ1101からの
応答情報が「更に低い解像度のサブイメージがある」で
あるか否か、即ち「更に低い解像度のサブイメージを送
信できる」であるか否かを判断する。そして、コンピュ
ータ1101からの応答情報が「更に低い解像度のサブ
イメージがない」という場合は、即ち「更に低い解像度
のサブイメージを送信できない」という場合は、描画コ
マンドメモリ1112内の次のFPXイメージ描画コマ
ンドを処理するために前記ステップS603へ戻る。
【0158】一方、前記ステップS606においてコン
ピュータ1101からの応答情報が「更に低い解像度の
サブイメージがある」という場合は、即ち「更に低い解
像度のサブイメージを送信できる」という場合は、次の
ステップS607で印刷装置1102は生成済みのFP
Xイメージ描画コマンドのイメージデータ部分を破棄す
る。次に、ステップS608で新たに低解像度のイメー
ジデータを受信してFPXイメージ描画コマンドを再度
生成する。このとき、新しい解像度に合わせてサブイメ
ージの高さ、幅、データサイズも訂正する。
【0159】次に、ステップS609で描画コマンドメ
モリ1112の残容量がしきい値まで復帰したか否かを
判断する。そして、描画コマンドメモリ1112の残容
量がしきい値まで復帰しない場合は、描画コマンドメモ
リ1112内の次のFPXイメージ描画コマンドを処理
するために前記ステップS603へ戻る。
【0160】一方、前記ステップS602において描画
コマンドメモリ1112の残容量がしきい値以下になら
ない場合及び前記ステップS609において描画コマン
ドメモリ1112の残容量がしきい値まで復帰した場合
は、いずれもステップS612へ進んで次の描画コマン
ドを元の解像度で生成した後、本処理動作を終了する。
【0161】一方、前記ステップS603において描画
コマンドメモリ1112内に生成済みのFPXイメージ
描画コマンドがない場合は、ステップS610で現在の
処理解像度でこれ以上空きメモリを増やす方法がないた
め、解像度低下処理を行う。この解像度低下処理とは、
例えば現在処理中の解像度の半分の解像度の1ページ分
のビットマップ画像を収容できるビットマップ領域を割
り付け、この領域に対して描画コマンドを実行し、低下
させた解像度に合うように間引き処理等を行いながらビ
ットマップ画像を生成するという処理である。ビットマ
ップ画像化した描画コマンドは保存しておく必要がなく
なるので消去する。次に、ステップS611で印刷装置
1102はコンピュータ1101から引き続き送られて
くる印刷コマンドを受信し、今度は前記低い解像度で描
画処理できるような処理を施しながら描画コマンドを生
成した後、本処理動作を終了する。
【0162】次に、印刷装置1102の再送要求に従っ
てコンピュータ1101が、より低い解像度のサブイメ
ージデータを選択する処理と、印刷装置1102に送信
する処理と、再送すべきイメージデータがないことを指
示する情報を印刷装置1102に送信する処理につい
て、図7のフローチャートに基づき説明する。
【0163】図7において、まず、ステップS701で
コンピュータ1101が印刷装置1102からFPXイ
メージ再送を要求する情報を受け取ると、次のステップ
S702でコンピュータ1101の内部においてその再
送要求がどのFPXイメージに関するものなのかを検索
して識別し、同時に既に送信したFPXイメージの解像
度を、前記図2のステップ203において設定した情報
を元に求める。
【0164】次に、ステップS703で当該FPXイメ
ージファイルを調べて、そのファイルが備えるサブイメ
ージの最高解像度を求める。次に、ステップS704で
FPXイメージの下限品位を求めるが、本実施の形態に
おいては、図1のステップS103において設定したよ
うに元の解像度の50%減となっている。次に、ステッ
プS705で前記ステップS703において求めたFP
Xイメージの最高解像度と、前記ステップS704にお
いて求めた下限品位から下限解像度を求める。本実施の
形態においては、150dpiとなる。
【0165】次に、ステップS706で当該FPXイメ
ージファイルに前記下限解像度以上であって、既に印刷
装置1102に印刷コマンドとして送信した解像度より
低く且つ下限解像度よりも高い解像度のサブイメージデ
ータがあるか否かを判断する。そして、印刷コマンドと
して送信した解像度より低い解像度のサブイメージデー
タがある場合は。次のステップS707で再送すべきイ
メージデータがあることを指示する情報を印刷装置11
02に送信する。本実施の形態においては、150dp
iのサブイメージがあるので「あり」となる。
【0166】次に、ステップS708で当該解像度のサ
ブイメージデータを印刷コマンド化して印刷装置110
2に送信した後、本処理動作を終了する。なお、前記ス
テップS708における処理手順は、図2において説明
した、再送ではないイメージデータを送信する処理手順
と同等であるので、その説明は省略する。
【0167】一方、前記ステップS706において当該
FPXイメージファイルに前記下限解像度以上であっ
て、既に印刷装置1102に印刷コマンドとして送信し
た解像度より低い解像度のサブイメージデータがない場
合は、ステップS709で再送すべきイメージデータが
無いことを指示する情報を印刷装置1102へ送信した
後、本処理動作を終了する。
【0168】以上詳述したように、本実施の形態に係る
印刷システムによれば、印刷しようとするページ全体の
解像度低下処理を行う前に、最高解像度で印刷しようと
したFPXイメージの解像度を予め定めた解像度まで順
次低下させて印刷できるので、FPXイメージ以外の部
分の解像度を低下させなければならない状態の発生を抑
止することができる。
【0169】また、本実施の形態に係る印刷システムに
よれば、印刷装置1102は、始め300dpiのFP
Xサブイメージを印刷コマンドとしてコンピュータ11
01から受信して描画コマンド化して記憶していたが、
描画コマンドメモリ1112の残容量がしきい値を下回
ったときに、コンピュータ1101に対して当該イメー
ジの再送を要求し、コンピュータ1101は下限品位の
条件に合致する150dpiのFPXサブイメージデー
タを送信し、印刷装置1102は元の描画コマンドを破
棄して、再送された150dpiのイメージデータを描
画コマンド化して記憶する。そのため元のイメージデー
タに対して再送後は、データサイズが略1/4となるの
で、その後は新たに空いた領域サイズ分の描画コマンド
を、ページ全体の解像度低下を招くことなく継続して生
成することができる。
【0170】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図8〜図10に基づき説明する。
【0171】本実施の形態は、FPXイメージの描画処
理として、始めは指定された解像度により描画処理を行
い、その後、印刷装置1102の要求に従って前記FP
Xイメージが備える、より低解像度のイメージを描画す
るようにしたものである。
【0172】なお、本実施の形態に係る印刷システム
は、上述した第1の実施の形態に係る印刷システムと同
一であるため、本実施の形態に特徴的な、印刷しようと
するFPXイメージの解像度を指定して印刷させる部分
を中心に説明する。また、本実施の形態に係る印刷シス
テムの基本的な構成は、上述した従来例の図11と同一
であるから、同図を流用して説明する。
【0173】まず、印刷目的に応じて印刷解像度とFP
Xイメージの下限品位を指定する処理については、上述
した第1の実施の形態において記載した処理と同一であ
るから、詳細な説明は省略する。
【0174】次に、コンピュータ1101側において印
刷目的を「文書・表」に設定して、FPXイメージを含
むページの印刷コマンドを生成する処理について、図8
のフローチャートに基づき説明する。
【0175】本実施の形態において描画しようとするF
PXイメージは、300dpi、150dpi、75d
piのサブイメージを構造化して記憶しているものとす
る。また、本実施の形態において説明する印刷システム
でFPXイメージを印刷する場合、FPXイメージが備
える複数解像度の中から印刷する解像度を指定するもの
とし、本実施の形態では始め150dpiのサブイメー
ジを印刷コマンド化するものとする。
【0176】図8において、まず、ステップS801で
図11のコンピュータ1101のアプリケーションプロ
グラム1104は、オペレーティングシステム1105
に対してFPXイメージのファイル名と印刷しようとす
るサブイメージの解像度と用紙上の描画位置座標、用紙
上の幅、高さを入力する。ここで、用紙上の幅、高さと
は、描画したイメージが用紙上で占める領域の幅と高さ
であって、FPXイメージデータが備える幅、高さ方向
の画素数ではない。本実施の形態において、この用紙上
の描画位置座標、用紙上の幅、高さは、図1のステップ
S102またはステップS105またはステップS10
7において指定されている解像度における画素数で指定
されるものとし、既に印刷装置1102には通知されて
いるものとする。
【0177】次に、ステップS802でオペレーティン
グシステム1105は、前記ステップS801において
入力された全ての情報をプリンタドライバ1106へ伝
達する。次に、ステップS803でプリンタドライバ1
106は、オペレーティングシステム1105から伝達
されたFPXイメージのファイル名を、前記ステップS
801において入力された、処理しようとするサブイメ
ージの解像度と併せて再検索可能な形で記憶する。次
に、ステップS804でプリンタドライバ1106は、
描画しようとするFPXイメージの150dpiのサブ
イメージの幅と高さを画素数で求める。
【0178】次に、ステップS805でプリンタドライ
バ1106は、描画しようとするFPXイメージの15
0dpiのサブイメージの画素あたりのビット数を求め
る。次に、ステップS806でプリンタドライバ110
6は、描画しようとするFPXイメージの150dpi
のサブイメージの幅と高さの画素数と画素当たりのビッ
ト数とからイメージデータ全体のサイズを求める。次
に、ステップS807で以上のパラメータを印刷コマン
ドの種別(この場合はFPXイメージ描画)と共に図9
に示すような形で構造化し、オペレーティングシステム
1105を介して印刷装置1102へ送信する。
【0179】図9は、本実施の形態に係る印刷システム
におけるコンピュータ1101で生成するFPXイメー
ジを描画する印刷コマンドの論理構造を示す図である。
同図に示すように、印刷コマンドは、FPXイメージ描
画識別情報901、用紙上のx座標902、用紙上のy
座標903、用紙上の幅904、用紙上の高さ905、
サブイメージの幅906、サブイメージの高さ907、
データサイズ908を有している。
【0180】再び図8に戻って、ステップS808でプ
リンタドライバ1106は、FPXイメージファイルか
ら150dpiのサブイメージデータを読み出し、オペ
レーティングシステム1105を介して印刷装置110
2へ送信した後、本処理動作を終了する。
【0181】なお、本実施の形態において、印刷装置1
102側で印刷コマンドを受信して描画コマンド化して
記憶する処理については、上述した第1の実施の形態に
おいて記載した処理と同一であるから、その詳細な説明
は省略する。
【0182】また、本実施の形態において、描画部11
13が描画コマンドメモリ1112から描画コマンドを
読み込んで描画を行う処理についても、上述した第1の
実施の形態において記載した処理と同一であるから、そ
の詳細な説明は省略する。
【0183】また、本実施の形態において、描画コマン
ドメモリ1112の残容量(残りサイズ)によって印刷
装置1102がコンピュータ1101に対して、既に描
画コマンド化し終えているFPXイメージの、より低い
解像度のサブイメージの再送を要求し、コンピュータ1
101がこれに応答して送信してきたより低い解像度の
FPXイメージのサブイメージを描画コマンドとして描
画コマンドメモリ1112に格納(蓄積)する処理につ
いても、上述した第1の実施の形態において記載した処
理と同一であるから、その詳細な説明は省略する。
【0184】次に、印刷装置1102の再送要求に従っ
てコンピュータ1101が、より低い解像度のサブイメ
ージデータを選択する処理と、印刷装置1102に送信
する処理と、再送すべきイメージデータが無いことを指
示する情報を印刷装置1102に送信する処理につい
て、図10のフローチャートに基づき説明する。
【0185】図10において、まず、ステップS100
1でコンピュータ1101が印刷装置1102からFP
Xイメージ再送を要求する情報を受け取ると、次のステ
ップS1002でコンピュータ1101の内部におい
て、その再送要求がどのFPXイメージに関するものな
のかを検索して識別し、同時に最初の印刷時に指定され
たFPXイメージの解像度(以下、初期解像度と記述す
る)を、図8のステップS803において設定した情報
を元に求める。次に、ステップS1003でFPXイメ
ージの下限品位を求めるが、本実施の形態においては、
図1のステップS103で設定したように初期解像度の
50%減となっている。
【0186】次に、ステップS1004で前記ステップ
S1002において求めたFPXイメージの初期解像度
と前記ステップS1003において求めたFPXイメー
ジの下限品位とから下限解像度を求める。本実施の形態
においては、75dpiとなる。次に、ステップS10
05で当該FPXイメージファイルに前記下限解像度以
上であって、既に印刷装置1102へ印刷コマンドして
送信した解像度より低い解像度のサブイメージデータが
あるか否かを判断する。そして、当該FPXイメージフ
ァイルに前記下限解像度以上であって、既に印刷装置1
102へ印刷コマンドとして送信した解像度より低い解
像度のサブイメージデータがある場合は、次のステップ
S1006で再送すべきイメージデータがあることを指
示する情報を印刷装置1102へ送信する。本実施の形
態においては、75dpiのサブイメージがあるので
「あり」となる。次に、ステップS1007で当該解像
度のサブイメージデータを印刷コマンド化して印刷装置
1102へ送信した後、本処理動作を終了する。このス
テップS1007における処理手順は、上述した第1の
実施の形態における図2で説明した、再送ではないイメ
ージデータを送信する処理と同一であるから、その詳細
な説明は省略する。
【0187】一方、前記ステップS1005において当
該FPXイメージファイルに前記下限解像度以上であっ
て、既に印刷装置1102へ印刷コマンドとして送信し
た解像度より低い解像度のサブイメージデータがない場
合は、ステップS1008で再送すべきイメージデータ
がないことを指示する情報を印刷装置1102へ送信し
た後、本処理動作を終了する。
【0188】以上詳述したように、本実施の形態に係る
印刷システムにおいては、印刷しようとするページ全体
の解像度低下処理を行う前に、初期解像度を指定して印
刷しようとしたFPXイメージの解像度を予め定めた解
像度まで順次低下させて印刷できるようになるので、F
PXイメージ以外の部分の解像度を低下させなければな
らない状態の発生を抑止することができる。
【0189】また、本実施の形態に係る印刷システムに
おいては、印刷装置1102は始め150dpiのFP
Xサブイメージを印刷コマンドとしてコンピュータ11
01から受信して描画コマンド化して記憶していたが、
描画コマンドメモリ1112の残容量がしきい値を下回
ったときに、コンピュータ1101に対して当該イメー
ジの再送を要求し、コンピュータ1101は下限品位の
条件に合致する75dpiのFPXサブイメージデータ
を送信し、印刷装置1102は元の描画コマンドを破棄
して再送された75dpiのイメージデータを描画コマ
ンド化して記憶する。そのため、元のイメージデータに
対して再送後は、データサイズが略1/4になるので、
その後は新たに空いた領域サイズ分の描画コマンドを、
ページ全体の解像度低下を招くことなく継続して生成す
ることができる。
【0190】しかも、本実施の形態に係る印刷システム
においては、印刷装置1102の再送要求に従ってコン
ピュータ1101が再送するイメージは、複数解像度の
画像データを構造化して扱うデータフォーマットに準じ
るイメージがサブイメージとして備えている解像度のデ
ータであるから、コンピュータは要求に従ってデータを
送信するだけで良く、解像度変換処理等を行う必要がな
い。そのため、コンピュータ資源的に比較的軽い処理と
なり、処理時間が短いという利点がある。
【0191】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の情報処理方
法及び装置並びに印刷方法及び装置並びに印刷システム
によれば、出力目的に応じた品位の出力結果を得ること
ができるという効果を奏する。
【0192】また、本発明の記憶媒体によれば、上述し
たような本発明の情報処理装置並びに印刷装置並びに印
刷システムを円滑に制御することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システム
において、印刷目的に従って印刷解像度とFPXイメー
ジの下限品位を指定する処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システム
におけるコンピュータでFPXイメージ部分の印刷コマ
ンドを生成する処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システム
におけるコンピュータで生成するFPXイメージを描画
する印刷コマンドの論理構造を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システム
におけるFPXイメージ描画コマンドを生成する処理の
流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システム
における描画コマンド実行処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システム
における印刷装置が再送要求し、メモリを空ける処理の
流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る印刷システム
におけるコンピュータがFPXイメージの再送要求を受
けた際の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る印刷システム
におけるコンピュータでFPXイメージ部分の印刷コマ
ンドを生成する処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る印刷システム
におけるコンピュータで生成するFPXイメージを描画
する印刷コマンドの論理構造を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る印刷システ
ムにおけるコンピュータがFPXイメージの再送要求を
受けた際の処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】従来の印刷システムの構成を示すブロック図
である。
【図12】印刷品位を指定するために用いられる従来の
印刷システムの画面表示の一例を示す図である。
【図13】従来の画像データのフォーマットの一例を示
す図である。
【図14】FlashPix画像ファイルの論理構造を
示す図である。
【図15】FlashPix画像ファイルの論理構造を
示す図である。
【図16】FlashPix画像ファイルを構成する解
像度の異なる複数の画像の例を示す図である。
【図17】FlashPix画像ファイルのサブイメー
ジのタイル分割の様子を説明するための図である。
【図18】FlashPix画像ファイルの「Imag
e Contents Property Set」の
論理構造を示す図である。
【図19】FlashPix画像ファイルの「Subi
mage Header」の論理構造を示す図である。
【符号の説明】
1100 出力システム(印刷システム) 1101 上位装置(コンピュータ;計算機装置) 1102 印刷装置 1103 通信路 1104 アプリケーションプログラム 1105 オペレーティングシステム 1106 プリンタドライバ 1110 トランスレータ 1111 描画コマンド生成部 1112 描画コマンドメモリ 1113 描画部 1114 エンジンインタフェース部(エンジンI/F
部) 1115 プリンタエンジン 1200 指定画面 1201 タイトル部 1202 タブ 1203 タブ 1204 タブ 1205 タブ 1206 タブ 1207 タブ 1208 タブ 1209 タブ 1210 アイコン表示領域 1211 文書・表アイコン 1212 DTPアイコン 1213 クイック文書アイコン 1214 クイックDTPアイコン 1215 トナー節約アイコン 1216 スクロールリスト領域

Claims (59)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置に対して印刷データを送信する
    情報処理方法であって、出力目的を使用者に指定させる
    ために出力目的を呈示する出力目的呈示工程と、指定さ
    れた出力目的に応じて前記印刷装置で印刷する際の複数
    の出力条件を設定する出力条件設定工程と、前記設定さ
    れた出力条件に基づいて前記印刷データを生成する印刷
    データ生成工程とを有し、前記出力条件設定工程は、前
    記印刷データ内のイメージデータの出力品位の下限を示
    す下限品位を設定することを特徴とする情報処理方法。
  2. 【請求項2】 前記印刷データ内のイメージデータは、
    複数解像度のイメージデータを構造化して扱うデータフ
    ォーマットであり、前記下限品位は、前記データフォー
    マットに準じるイメージデータの複数の品位のいずれか
    であることを特徴とする請求項1記載の情報処理方法。
  3. 【請求項3】 前記複数の出力条件に含まれる前記印刷
    データの出力品位は、前記下限品位で示される出力品位
    と異なることを特徴とする請求項2記載の情報処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記印刷データを送信する送信工程を有
    することを特徴とする請求項1,2または3記載の情報
    処理方法。
  5. 【請求項5】 前記印刷データに含まれるイメージデー
    タは、前記下限品位で示される出力品位よりも高い品位
    で前記印刷装置に送信されることを特徴とする請求項4
    記載の情報処理方法。
  6. 【請求項6】 前記印刷装置から既に送信した印刷デー
    タに含まれるイメージデータよりも低い品位のイメージ
    データの送信を要求された場合に、該低い品位のイメー
    ジデータを再送するように制御する制御工程を有するこ
    とを特徴とする請求項3記載の情報処理方法。
  7. 【請求項7】 前記制御工程は、既に送信した印刷デー
    タに含まれるイメージデータの品位と前記印刷データに
    設定されている下限品位とを比較して、低い品位のイメ
    ージデータの再送を制御することを特徴とする請求項6
    記載の情報処理方法。
  8. 【請求項8】 前記制御工程は、既に送信した印刷デー
    タに含まれる印刷データに含まれるイメージデータの品
    位が前記印刷データに設定されている下限品位より高い
    場合に、前記イメージデータのデータフォーマットにお
    ける1つの低い品位のイメージデータを取得して、前記
    印刷装置に前記イメージデータの再送を制御することを
    特徴とする請求項6記載の情報処理方法。
  9. 【請求項9】 前記制御工程は、既に送信した印刷デー
    タに含まれるイメージデータの品位が前記印刷データに
    設定されている下限品位と同じ場合に、送信すべきイメ
    ージデータがないことを示す情報を前記印刷装置に送信
    するように制御することを特徴とする請求項6記載の情
    報処理方法。
  10. 【請求項10】 前記出力品位は、解像度であることを
    特徴とする請求項1乃至8または9記載の情報処理方
    法。
  11. 【請求項11】 印刷装置に対して印刷データを送信す
    る情報処理装置であって、出力目的を使用者に指定させ
    るために出力目的を呈示する出力目的呈示手段と、指定
    された出力目的に応じて前記印刷装置で印刷する際の複
    数の出力条件を設定する出力条件設定手段と、前記設定
    された出力条件に基づいて前記印刷データを生成する印
    刷データ生成手段とを有し、前記出力条件設定手段は、
    前記印刷データ内のイメージデータの出力品位の下限を
    示す下限品位を設定することを特徴とする情報処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記印刷データ内のイメージデータ
    は、複数解像度のイメージデータを構造化して扱うデー
    タフォーマットであり、前記下限品位は、前記データフ
    ォーマットに準じるイメージデータの複数の品位のいず
    れかであることを特徴とする請求項11記載の情報処理
    装置。
  13. 【請求項13】 前記複数の出力条件に含まれる前記印
    刷データの出力品位は、前記下限品位で示される出力品
    位と異なることを特徴とする請求項12記載の情報処理
    装置。
  14. 【請求項14】 前記印刷データを送信する送信手段を
    有することを特徴とする請求項11,12または13記
    載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】 前記印刷データに含まれるイメージデ
    ータは、前記下限品位で示される出力品位よりも高い品
    位で前記印刷装置に送信されることを特徴とする請求項
    14記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】 前記印刷装置から既に送信した印刷デ
    ータに含まれるイメージデータよりも低い品位のイメー
    ジデータの送信を要求された場合に、該低い品位のイメ
    ージデータを再送するように制御する制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項13記載の情報処理装置。
  17. 【請求項17】 前記制御手段は、既に送信した印刷デ
    ータに含まれるイメージデータの品位と前記印刷データ
    に設定されている下限品位とを比較して、低い品位のイ
    メージデータの再送を制御することを特徴とする請求項
    16記載の情報処理装置。
  18. 【請求項18】 前記制御手段は、既に送信した印刷デ
    ータに含まれるイメージデータの品位が前記印刷データ
    に設定されている下限品位より高い場合に、前記イメー
    ジデータのデータフォーマットにおける1つの低い品位
    のイメージデータを取得して、前記印刷装置に前記イメ
    ージデータの再送を制御することを特徴とする請求項1
    6記載の情報処理装置。
  19. 【請求項19】 前記制御手段は、既に送信した印刷デ
    ータに含まれるイメージデータの品位が前記印刷データ
    に設定されている下限品位と同じ場合に、送信すべきイ
    メージデータがないことを示す情報を前記印刷装置に送
    信するように制御することを特徴とする請求項16記載
    の情報処理装置。
  20. 【請求項20】 前記出力品位は、解像度であることを
    特徴とする請求項11乃至18または19記載の情報処
    理装置。
  21. 【請求項21】 上位装置から受信する印刷データに基
    づいて印刷装置により印刷を行う印刷方法であって、前
    記印刷データの印刷コマンドから描画コマンドを生成す
    る描画コマンド生成工程と、前記描画コマンド生成工程
    により生成された描画コマンドを描画コマンドメモリに
    記憶する描画コマンド記憶工程と、前記描画コマンドに
    基づいてイメージデータを生成して描画処理する描画処
    理工程と、前記描画処理工程により前記描画コマンドに
    基づく描画処理が行えない場合に前記上位装置に前記印
    刷データに含まれるイメージデータの品位よりも低い品
    位の該当するイメージデータを要求するように制御する
    制御工程とを有することを特徴とする印刷方法。
  22. 【請求項22】 前記制御工程は、前記描画コマンドメ
    モリの残容量がしきい値よりも少ない場合に、前記印刷
    装置にイメージデータの要求を行うことを特徴とする請
    求項21記載の印刷方法。
  23. 【請求項23】 前記制御工程による要求に応じて前記
    上位装置からイメージデータが再送される場合に前記描
    画コマンドメモリに記憶されているイメージデータの描
    画コマンドを削除する描画コマンド削除工程を有するこ
    とを特徴とする請求項21記載の印刷方法。
  24. 【請求項24】 前記印刷データ内のイメージデータ
    は、複数解像度のイメージデータを構造化して扱うデー
    タフォーマットであることを特徴とする請求項21記載
    の印刷方法。
  25. 【請求項25】 前記印刷データは、前記印刷データの
    出力品位と、前記印刷データ内のイメージデータの出力
    品位の下限を示す下限品位とを含んでいることを特徴と
    する請求項24記載の印刷方法。
  26. 【請求項26】 前記下限品位は、前記データフォーマ
    ットに準じるイメージデータの複数の品位のいずれかで
    あることを特徴とする請求項25記載の印刷方法。
  27. 【請求項27】 前記制御工程は、前記印刷データに含
    まれるイメージデータの出力品位が前記下限品位よりも
    高い場合に、前記上位装置にイメージデータの再送を要
    求することを特徴とする請求項25記載の印刷方法。
  28. 【請求項28】 前記制御工程による要求の応答として
    前記上位装置から、該当するイメージデータがないこと
    を示す情報を受信した場合は、前記印刷データの出力品
    位を下げて描画処理することを特徴とする請求項25記
    載の印刷方法。
  29. 【請求項29】 前記出力品位は、解像度であることを
    特徴とする請求項21乃至27または28記載の印刷方
    法。
  30. 【請求項30】 上位装置から受信する印刷データに基
    づいて印刷を行う印刷装置であって、前記印刷データの
    印刷コマンドから描画コマンドを生成する描画コマンド
    生成手段と、前記描画コマンド生成手段により生成され
    た描画コマンドを描画コマンドメモリに記憶する描画コ
    マンド記憶手段と、前記描画コマンドに基づいてイメー
    ジデータを生成して描画処理する描画処理手段と、前記
    描画処理手段により前記描画コマンドに基づく描画処理
    が行えない場合に前記上位装置に前記印刷データに含ま
    れるイメージデータの品位よりも低い品位の該当するイ
    メージデータを要求するように制御する制御手段とを有
    することを特徴とする印刷装置。
  31. 【請求項31】 前記制御手段は、前記描画コマンドメ
    モリの残容量がしきい値よりも少ない場合に、前記印刷
    装置にイメージデータの要求を行うことを特徴とする請
    求項30記載の印刷装置。
  32. 【請求項32】 前記制御手段による要求に応じて前記
    上位装置からイメージデータが再送される場合に前記描
    画コマンドメモリに記憶されているイメージデータの描
    画コマンドを削除する描画コマンド削除手段を有するこ
    とを特徴とする請求項30記載の印刷装置。
  33. 【請求項33】 前記印刷データ内のイメージデータ
    は、複数解像度のイメージデータを構造化して扱うデー
    タフォーマットであることを特徴とする請求項30記載
    の印刷装置。
  34. 【請求項34】 前記印刷データは、前記印刷データの
    出力品位と、前記印刷データ内のイメージデータの出力
    品位の下限を示す下限品位とを含んでいることを特徴と
    する請求項33記載の印刷装置。
  35. 【請求項35】 前記下限品位は、前記データフォーマ
    ットに準じるイメージデータの複数の品位のいずれかで
    あることを特徴とする請求項34記載の印刷装置。
  36. 【請求項36】 前記制御手段は、前記印刷データに含
    まれるイメージデータの出力品位が前記下限品位よりも
    高い場合に、前記上位装置にイメージデータの再送を要
    求することを特徴とする請求項34記載の印刷装置。
  37. 【請求項37】 前記制御手段による要求の応答として
    前記上位装置から、該当するイメージデータがないこと
    を示す情報を受信した場合は、前記印刷データの出力品
    位を下げて描画処理することを特徴とする請求項34記
    載の印刷装置。
  38. 【請求項38】 前記出力品位は、解像度であることを
    特徴とする請求項30乃至36または37記載の印刷装
    置。
  39. 【請求項39】 上位装置と印刷装置とからなる印刷シ
    ステムであって、前記上位装置は、出力目的を使用者に
    指定させるために出力目的を呈示する出力目的呈示手段
    と、指定された前記出力目的に応じて前記印刷装置で印
    刷する際の複数の出力条件と前記印刷データ内のイメー
    ジデータの出力品位の下限を示す下限品位を設定する設
    定手段と、前記設定手段により設定された出力条件に基
    づいて前記印刷データを生成する印刷データ生成手段と
    を有し、前記印刷装置は、前記上位装置から受信した前
    記印刷データの印刷コマンドから描画コマンドを生成す
    る描画コマンド生成手段と、前記描画コマンド生成手段
    により生成された描画コマンドを描画コマンドメモリに
    記憶する描画コマンド記憶手段と、前記描画コマンドに
    基づいてイメージデータを生成して描画処理する描画処
    理手段と、前記描画処理手段により前記描画コマンドに
    基づく描画処理が行えない場合に前記上位装置に前記印
    刷データに含まれるイメージデータの品位よりも低い品
    位の該当するイメージデータを要求するように制御する
    制御手段とを有することを特徴とする印刷システム。
  40. 【請求項40】 印刷装置に対して印刷データを送信す
    る情報処理装置を制御するための制御プログラムを格納
    する記憶媒体であって、出力目的を使用者に指定させる
    ために出力目的を呈示し、指定された出力目的に応じて
    前記印刷装置で印刷する際の複数の出力条件と前記印刷
    データ内のイメージデータの出力品位の下限を示す下限
    品位を設定し、前記設定された出力条件に基づいて前記
    印刷データを生成するように制御するステップの制御モ
    ジュールを有する制御プログラムを格納したことを特徴
    とする記憶媒体。
  41. 【請求項41】 前記印刷データ内のイメージデータ
    は、複数解像度のイメージデータを構造化して扱うデー
    タフォーマットであり、前記下限品位は、前記データフ
    ォーマットに準じるイメージデータの複数の品位のいず
    れかであることを特徴とする請求項40記載の記憶媒
    体。
  42. 【請求項42】 前記複数の出力条件に含まれる前記印
    刷データの出力品位は、前記下限品位で示される出力品
    位と異なることを特徴とする請求項41記載の記憶媒
    体。
  43. 【請求項43】 前記制御プログラムは、前記印刷デー
    タを送信するように制御するステップの制御モジュール
    を有することを特徴とする請求項40,41または42
    記載の記憶媒体。
  44. 【請求項44】 前記印刷データに含まれるイメージデ
    ータは、前記下限品位で示される出力品位よりも高い品
    位で前記印刷装置に送信されることを特徴とする請求項
    43記載の記憶媒体。
  45. 【請求項45】 前記制御プログラムは、前記印刷装置
    から既に送信した印刷データに含まれるイメージデータ
    よりも低い品位のイメージデータの送信を要求された場
    合に、該低い品位のイメージデータを再送するように制
    御するステップの制御モジュールを有することを特徴と
    する請求項42載の記憶媒体。
  46. 【請求項46】 前記制御プログラムは、既に送信した
    印刷データに含まれるイメージデータの品位と前記印刷
    データに設定されている下限品位とを比較して、低い品
    位のイメージデータの再送を制御するステップの制御モ
    ジュールを有することを特徴とする請求項45記載の記
    憶媒体。
  47. 【請求項47】 前記制御プログラムは、既に送信した
    印刷データに含まれるイメージデータの品位が前記印刷
    データに設定されている下限品位より高い場合に、前記
    イメージデータのデータフォーマットにおける1つの低
    い品位のイメージデータを取得して、前記印刷装置に前
    記イメージデータの再送を制御するステップの制御モジ
    ュールを有することを特徴とする請求項45記載の記憶
    媒体。
  48. 【請求項48】 前記制御プログラムは、既に送信した
    印刷データに含まれるイメージデータの品位が前記印刷
    データに設定されている下限品位と同じ場合に、送信す
    べきイメージデータがないことを示す情報を前記印刷装
    置に送信するように制御するステップの制御モジュール
    を有することを特徴とする請求項45記載の記憶媒体。
  49. 【請求項49】 前記出力品位は、解像度であることを
    特徴とする請求項40乃至47または48記載の記憶媒
    体。
  50. 【請求項50】 上位装置から受信する印刷データに基
    づいて印刷を行う印刷装置を制御するための制御プログ
    ラムを格納する記憶媒体であって、前記印刷データの印
    刷コマンドから描画コマンドを生成し、該生成された描
    画コマンドを描画コマンドメモリに記憶し、前記描画コ
    マンドに基づいてイメージデータを生成して描画処理
    し、前記描画コマンドに基づく描画処理が行えない場合
    に前記上位装置に前記印刷データに含まれるイメージデ
    ータの品位よりも低い品位の該当するイメージデータを
    要求するように制御するステップの制御モジュールを有
    することを特徴とする記憶媒体。
  51. 【請求項51】 前記制御プログラムは、前記描画コマ
    ンドメモリの残容量がしきい値よりも少ない場合に、前
    記印刷装置にイメージデータの要求を行うように制御す
    るステップの制御モジュールを有することを特徴とする
    請求項50記載の記憶媒体。
  52. 【請求項52】 前記制御プログラムは、要求に応じて
    前記上位装置からイメージデータが再送される場合に前
    記描画コマンドメモリに記憶されているイメージデータ
    の描画コマンドを削除するように制御するステップの制
    御モジュールを有することを特徴とする請求項50記載
    の記憶媒体。
  53. 【請求項53】 前記印刷データ内のイメージデータ
    は、複数解像度のイメージデータを構造化して扱うデー
    タフォーマットであることを特徴とする請求項50記載
    の記憶媒体。
  54. 【請求項54】 前記印刷データは、前記印刷データの
    出力品位と、前記印刷データ内のイメージデータの出力
    品位の下限を示す下限品位とを含んでいることを特徴と
    する請求項53記載の記憶媒体。
  55. 【請求項55】 前記下限品位は、前記データフォーマ
    ットに準じるイメージデータの複数の品位のいずれかで
    あることを特徴とする請求項53記載の記憶媒体。
  56. 【請求項56】 前記制御プログラムは、前記印刷デー
    タに含まれるイメージデータの出力品位が前記下限品位
    よりも高い場合に、前記上位装置にイメージデータの再
    送を要求するように制御するステップの制御モジュール
    を有することを特徴とする請求項53記載の記憶媒体。
  57. 【請求項57】 前記制御プログラムは、要求の応答と
    して前記上位装置から、該当するイメージデータがない
    ことを示す情報を受信した場合は、前記印刷データの出
    力品位を下げて描画処理するように制御するステップの
    制御モジュールを有することを特徴とする請求項53記
    載の記憶媒体。
  58. 【請求項58】 前記出力品位は、解像度であることを
    特徴とする請求項50乃至56または57記載の記憶媒
    体。
  59. 【請求項59】 上位装置と印刷装置とからなる印刷シ
    ステムを制御するための制御プログラムを格納する記憶
    媒体であって、前記上位装置を制御するための制御プロ
    グラムは、出力目的を使用者に指定させるために出力目
    的を呈示し、指定された前記出力目的に応じて前記印刷
    装置で印刷する際の複数の出力条件と前記印刷データ内
    のイメージデータの出力品位の下限を示す下限品位を設
    定し、該設定された出力条件に基づいて前記印刷データ
    を生成するように制御するステップの制御モジュールを
    有し、前記印刷装置を制御するための制御プログラム
    は、前記上位装置から受信した前記印刷データの印刷コ
    マンドから描画コマンドを生成し、該生成された描画コ
    マンドを描画コマンドメモリに記憶し、前記描画コマン
    ドに基づいてイメージデータを生成して描画処理し、前
    記描画コマンドに基づく描画処理が行えない場合に前記
    上位装置に前記印刷データに含まれるイメージデータの
    品位よりも低い品位の該当するイメージデータを要求す
    るように制御するステップの制御モジュールを有するこ
    と特徴とする記憶媒体。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012239218A (ja) * 2012-08-02 2012-12-06 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、プログラム
US8576426B2 (en) 2008-08-21 2013-11-05 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, method of controlling the same, and storage medium to output an image selected from images contained in a file

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8576426B2 (en) 2008-08-21 2013-11-05 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, method of controlling the same, and storage medium to output an image selected from images contained in a file
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