JP2000028901A - フォーカス調整装置およびフォーカス調整方法 - Google Patents

フォーカス調整装置およびフォーカス調整方法

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JP2000028901A
JP2000028901A JP10196367A JP19636798A JP2000028901A JP 2000028901 A JP2000028901 A JP 2000028901A JP 10196367 A JP10196367 A JP 10196367A JP 19636798 A JP19636798 A JP 19636798A JP 2000028901 A JP2000028901 A JP 2000028901A
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image pattern
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JP10196367A
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Naoki Ishiwatari
直樹 石渡
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートフォーカスプロジェクタ900から投
影される画像を合焦させるためにスクリーン901との
距離を測定する距離測定部902は、通常赤外線または
超音波をスクリーンに出射し、その反射を入力し、その
強度または時間を計測して距離の測定を実施する赤外線
方式または超音波方式が採用されている。このような、
方式においては、機器構成が大掛かりになってしまうと
ともに、製造コストが高価になってしまうといった課題
があった。 【解決手段】 スクリーン40投影する調整用画像パタ
ーンを再度入力回路11から入力し、この入力した調整
用画像パターンと投影する前の調整用画像パターンの周
波数成分を比較し、所定の高域周波数成分の構成になる
まで、電動モータ37により投射レンズ34を駆動する
ことにより、簡易な構成であるとともに、安価なフォー
カス調整装置を実現することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォーカス調整装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフォーカス調整装置とし
て、図8に示す特開平4−127137号公報にて開示
されているものが知られている。この公報における、フ
ォーカス調整装置は、スクリーンに原稿を投影するオー
トフォーカスプロジェクタ900に適用されており、画
像を映すスクリーン901と、このスクリーン901と
上記オートフォーカスプロジェクタ900の距離を測定
する距離測定部902と、この距離測定部902の測定
結果に基づいて合焦動作を実行する投影レンズ部903
と、距離測定部902と投影レンズ部903を制御する
制御部904とから構成されている。上記構成におい
て、制御部904は、距離測定部902と投影レンズ部
903とを動作することによって、画像が上記スクリー
ン901に合焦するように投影レンズ部903を制御し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のフォー
カス調整装置において、スクリーン901上にオートフ
ォーカスプロジェクタ900から投影される画像を合焦
させるため、スクリーン901との距離を測定する距離
測定部902は、通常、赤外線または超音波をスクリー
ン901に出射し、その反射を入力し、その強度または
時間を計測して距離の測定を実施する赤外線方式または
超音波方式が採用されている。しかし、このような、方
式においては、機器構成が大掛かりになってしまうとと
もに、製造コストが高価になってしまうといった課題が
あった。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、簡易な構成であるとともに、安価にフォーカス
サーボ系の調整機構を実現することが可能なフォーカス
調整装置およびフォーカス調整方法の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる発明は、スクリーンに投影されて
いる投影後画像パターンを入力するとともに、この投影
後画像パターンから所定の画像データを作成する画像入
力手段と、上記画像入力手段が作成した画像データを入
力するとともに、この画像データの所定信号成分を分析
しつつ投影後画像パターンが上記スクリーン上において
合焦するように所定の制御信号を出力する画像分析手段
と、上記画像分析手段が出力する制御信号に基づいてフ
ォーカス光学系を制御するフォーカスサーボ系を有する
とともに、この制御信号によりフォーカスサーボ系の位
置制御を実行しつつ投影前画像パターンを、このフォー
カス光学系を介して上記スクリーンに投影する画像出力
手段とを具備する構成としてある。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、スクリーンに投影されている画像パター
ンを上記画像入力手段にて入力する。そして、この画像
入力手段は、この画像パターンから所定の画像データを
作成する。ここで、上記画像分析手段は、上記画像入力
手段が作成した画像データを入力するとともに、この画
像データの所定信号成分を分析しつつ上記画像パターン
が上記スクリーン上において焦点が合っているか否かを
検出し、焦点が合っていない場合は、上記画像出力手段
が備えるフォーカスサーボ系に対して所定の制御信号を
出力する。そして、この制御信号によりフォーカス光学
系は所定の位置に位置決めされ、この位置決めされたフ
ォーカス光学系を介して出力される画像パターンは、上
記スクリーン上にて合焦する。すなわち、投影した画像
パターンを入力しつつ、この画像パターンの画像データ
に含まれる所定の信号成分を分析することにより、スク
リーン上の画像パターンの合焦状態を把握するととも
に、この画像パターンがスクリーン上にて合焦するよう
にフォーカス光学系をフォーカスサーボ系による位置制
御により所定位置に調整する。
【0007】また、上記画像分析手段の構成の一例とし
て、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のフォー
カス調整装置において、上記画像分析手段は、上記画像
出力手段が投影している投影前画像パターンの画像デー
タと、上記画像入力手段がこの投影前画像パターンをス
クリーンに投影した投影後画像パターンを入力しつつ作
成した画像データとを比較し、上記スクリーン上におい
て合焦するように、上記画像出力手段のフォーカスサー
ボ系に対して所定の制御信号を出力する構成としてあ
る。
【0008】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、上記画像分析手段は、上記画像出力手段
が投影している投影前画像パターンの画像データと、上
記画像入力手段がこの投影前画像パターンをスクリーン
に投影した投影後画像パターンを入力しつつ作成した画
像データとを比較し、上記スクリーン上において合焦す
るように、上記画像出力手段のフォーカスサーボ系に対
して所定の制御信号を出力する。そして、この制御信号
により上記フォーカス光学系が所定位置に位置決めさ
れ、上記スクリーン上の投影後画像パターンが合焦す
る。
【0009】さらに、上記画像分析手段の構成の一例と
して、請求項3にかかる発明は、請求項1または請求項
2に記載のフォーカス調整装置において、上記画像分析
手段は、上記投影前画像パターンとして使用する所定の
調整用画像データを記憶する格納手段を備える構成とし
てある。
【0010】上記のように構成した請求項3にかかる発
明において、上記画像分析手段は、所定の調整用画像デ
ータを上記格納手段に記憶し、この調整用画像データを
調整用の画像パターンとして上記画像出力手段から投影
させる。そして、上記画像分析手段は、この投影された
調整用画像パターンを上記画像入力手段にて入力させ、
上記格納手段が記憶する調整用画像パターンの画像デー
タとスクリーンから入力した投影後の調整用画像パター
ンの画像データとを比較することにより、上記スクリー
ンにおける画像パターンの合焦状態を把握する。このと
き、上記スクリーン上において合焦するように、上記画
像出力手段のフォーカスサーボ系に対して所定の制御信
号を出力する。そして、この制御信号により上記フォー
カス光学系が所定位置に位置決めされ、上記スクリーン
上の投影後画像パターンが合焦する。
【0011】さらに、上記画像分析手段の構成の一例と
して、請求項4にかかる発明は、請求項1〜請求項3の
いずれかに記載のフォーカス調整装置において、上記画
像分析手段は、上記画像入力手段が入力した投影後画像
パターンの周波数成分に関する画像データを作成すると
ともに、上記投影前画像パターンの周波数成分と一致す
るように、上記画像出力手段のフォーカスサーボ系に対
して所定の制御信号を出力する構成としてある。
【0012】上記のように構成した請求項4にかかる発
明においては、上記画像分析手段は、上記画像入力手段
が入力した投影後画像パターンの周波数成分に関する画
像データを作成する。そして、上記投影前画像パターン
の周波数成分に関する画像データとこの投影後画像パタ
ーンの画像データの周波数成分が一致するように、上記
画像出力手段のフォーカスサーボ系を制御することによ
り、フォーカス光学系を位置決めし、上記スクリーン上
の投影後画像パターンが合焦する。
【0013】さらに、上記画像入力手段の構成の一例と
して、請求項5にかかる発明は、請求項1〜請求項4の
いずれかに記載のフォーカス調整装置において、上記画
像入力手段は、上記スクリーンに投影された投影後画像
パターンから所定の画像パターンを抽出して画像データ
を作成する構成としてある。
【0014】上記のように構成した請求項5にかかる発
明においては、上記画像入力手段は、上記スクリーンに
投影された投影後画像パターンから所定の画像パターン
を抽出して画像データを作成する。そして、この画像デ
ータに基づいて上記画像出力手段のフォーカスサーボ系
を制御しフォーカス光学系を所定位置にする。
【0015】上述したようにスクリーン上に投影した画
像を画像データとして取り込み、投影している元画像と
比較することによりフォーカスサーボ系のフォーカス調
整を行う手法は、実体の装置に限定される必要はなくそ
の方法としても機能することは容易に理解できる。
【0016】そこで、請求項6にかかる発明は、スクリ
ーン上に投影した投影後画像パターンを取り込むととも
に所定の画像データを作成し、この画像データとこの投
影後画像パターンにおける投影前画像パターンの所定の
画像データとを比較することによりフォーカスサーボ系
のフォーカス調整を行うフォーカス調整方法において、
スクリーン上に投影されている投影後画像パターンを取
り込みつつ所定の画像データを作成する工程と、この投
影されている投影後画像パターンに対応する投影前画像
パターンの画像データを取得する工程と、投影後画像パ
ターンにおける画像データの周波数成分と投影前画像パ
ターンにおける画像データの周波数成分を検出する工程
と、上記周波数成分を分析するとともに、投影後画像パ
ターンの画像データの周波数成分と、投影前画像パター
ンの周波数成分が一致するように所定の制御信号を出力
する工程と、上記制御信号に基づいてフォーカスサーボ
系を制御する工程と、上記制御されたフォーカスサーボ
系を介してスクリーンに合焦する画像パターンを投影す
る工程とを具備する構成としてある。すなわち、必ずし
も実体のある装置に限らず、その方法としても有効であ
ることに相違はない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明にかかるフォーカ
ス調整装置のクレーム対応図を示している。同図におい
て、フォーカス調整装置1は、画像入力手段10と、画
像分析手段20と、画像出力手段30とから構成されて
いる。この画像入力手段10はスクリーン40に投影さ
れている画像パターンを取得可能になっているととも
に、画像出力手段30は、所定の画像パターンをスクリ
ーン40に投影可能になっている。
【0018】そして、画像分析手段20は、画像入力手
段10が取得した画像パターンから作成した画像データ
を入力し、この画像データからスクリーン40に投影さ
れている画像パターンが合焦するように、画像出力手段
に所定の制御信号を出力する。画像出力手段は、投影す
る画像データを保持可能であり、この投影する画像デー
タを画像パターンに変換するとともに、上記制御信号を
入力し画像パターンの出力状態を選択可能になってい
る。そして、出力する画像パターンがスクリーン40に
合焦するように出力状態を選択する。
【0019】次に、このフォーカス調整装置1を適用し
たプロジェクタ100のブロック図を図2に示す。同図
において、入力回路11は、スクリーン40に投影され
た画像パターンを入力するとともに、この入力回路11
が入力した画像パターンに対して所定の信号処理を施
し、所定形式の画像データを作成可能な映像信号処理回
路12に接続されている。従って、入力回路11および
映像信号処理回路12が画像入力手段10を構成する。
【0020】また、CPU21は、バス線50を介して
カメラ信号処理回路25と、デバイス駆動回路31と、
画面用メモリ22・表示用メモリ23に接続され、スク
リーン40に投影されている画像パターンの焦点を合わ
せる調整を実行可能になっている。より具体的には、C
PU21は、画面用メモリ22からスクリーン40に投
影されている画像パターンの焦点を合わせるために使用
する調整用画像パターンを読み出し、投影用の画像パタ
ーンとして、表示用メモリ23に格納する。そして、表
示用メモリ23に格納された調整用画像パターンは、デ
バイス駆動回路31に転送され、このデバイス駆動回路
31は接続する液晶パネル32を駆動することによりこ
の調整用画像パターンを液晶パネル32に表示する。
【0021】液晶パネル32に表示された調整用画像パ
ターンは、電源回路36に接続され所定の電力の供給を
受けるとともに、所定の光量を出力する光源ランプ35
により光を照射され、画像信号を出力する。そして、こ
の画像信号は液晶パネル32が接続するプリズム等を備
える光学制御系33および投射レンズ34を介してスク
リーン40に調整用画像パターンとして投影される。そ
して、上述した入力回路11は、スクリーン40に投影
されたこの調整用画像パターンを入力することになる。
【0022】ここで、スクリーン40に投影されている
調整用画像パターンのフォーカス状態を分析するため
に、投射レンズ34からスクリーンに投影されている調
整用画像パターンを基準画像パターンとして取得する必
要がある。この取得は光学制御系33と接続するCCD
カメラ24にて実行される。このCCDカメラ24はカ
メラ信号処理回路25に接続されており、取得した調整
用画像パターンはこのカメラ信号処理回路25において
所定の信号処理が施され所定形式の画像データが作成さ
れる。
【0023】CPU21は、映像信号処理回路12にお
いて作成された、入力回路11が入力するスクリーン4
0に投影されている調整用画像パターンの画像データ
を、この調整用画像パターンをスクリーン40に投影す
る前の光学制御系33における画像パターンを基準とし
て、フォーカス状態を検出する。そして、CPU21
は、このフォーカス状態からピントが合っていないと判
断すると、デバイス駆動回路31に所定の制御信号を出
力する。
【0024】この制御信号を入力したデバイス駆動回路
31は接続する電動モータ37を駆動することにより、
この電動モータ37に接続している投射レンズ34を駆
動する。そして、この投射レンズ34が動作するごと
に、入力回路11からスクリーン40に投影されている
調整用画像パターンを入力し、ピントが合うまでの間、
上述した調整処理を実行する。
【0025】従って、映像信号処理回路12が作成する
入力回路11が入力したスクリーン40に投影されてい
る調整用画像パターンの画像データと、画面用メモリ2
2に記憶されている調整用画面パターンがスクリーン4
0に投影される直前の画像データとを比較し、ピントが
一致するようにデバイス駆動回路31を介して投影レン
ズ34に接続されている電動モータ37を制御すること
から、CPU21,画画面用メモリ22・表示用メモリ
23,CCDカメラ24,カメラ信号処理回路25が画
面分析手段20を構成する。
【0026】また、上述したように所定の画像パターン
をスクリーン40に投影するまでの所定動作を実行する
ことから、デバイス駆動回路31,液晶パネル32,光
学制御系33,投射レンズ34,光源ランプ35,電源
回路36,電動モータ37が画像出力手段30を構成す
る。
【0027】図3は、CPU21が実行する画像調整処
理の処理内容をフローチャートにより示している。同図
において、CPU21は、カメラ信号処理回路25から
CCDカメラ24が光学制御系33におけるスクリーン
40に投影される調整用画像パターンの所定の画像デー
タを取得する(ステップS100)。次に、この調整用
画像パターンを投影レンズ34を介してスクリーン40
に投影する(ステップS105)。そして、CPU21
は、入力回路11の入力したスクリーン40に投影され
ている調整用画像パターンに従って、映像信号処理回路
12が作成した所定の画像データを入力する(ステップ
S110)。
【0028】ここで、画面用メモリ22に記憶されてい
る調整用画像パターンを図6に示す。同図のように、こ
の調整用画像パターンははっきりと直線が判別可能な図
形により形成され、図7の点cに示すように高域周波数
成分を多く含んでいる。従って、スクリーン40に投影
された調整用画像パターンの画像データの周波数成分を
分析し、図7に示すように高域周波数成分において最大
値点cをとるときに、スクリーン40においてピントが
合っている、すなわち、合焦していると判別することが
可能になる。
【0029】このように、ステップS100とS110
において取得した画像データの周波数成分を分析し(ス
テップS115)、図4または図5のように低周波成分
のノイズが含まれているかを判別する(ステップS12
0)。この判別において、図4に示すような低周波成分
のノイズが含まれている場合は、図7の点aに示すよう
に、所定の高域周波数成分が不足し、スクリーン40に
投影されている調整用画像パターンのピントが合ってい
ないことが分かる。そこで、デバイス駆動回路31に投
影レンズ34を所定位置に駆動する制御信号を出力する
とともに、電動モータ37を駆動させ、投影レンズ34
の位置を調整する(ステップS125)。
【0030】調整が完了すると、再度ステップS110
〜S120を繰り返し、スクリーン40に投影されてい
る調整用画像パターンを入力する。そして、この調整用
画像パターンが図4に示すものから図5に示すものに変
化し、徐々に低周波成分が低減していく。このとき、図
7に示すように点aから点b、点cと低周波成分が徐々
に減少しピントが合ってくる。このステップS110〜
S125を順次繰り返すことにより、スクリーン40に
投影されている調整用画像パターンは図6に近づき、最
終的には、図6に示すような投影レンズ34から投影し
ている画面用メモリ22に記憶された調整用画像パター
ンと一致する。すなわち、スクリーン40に投影される
調整用画像パターンが合焦する。
【0031】本実施形態においては、スクリーン上に投
影した画像パターンを調整する画像パターンとして予め
画面用メモリ22に記憶してある調整用画像パターンを
使用する構成を採用しているが、もちろん、このような
特定の画像パターンを使用するものではなく、利用者が
任意に投影する画像パターンを使用する構成であっても
かまわない。このとき、利用者が任意に投影する画像パ
ターンが複雑な物である場合、すなわち、多種の周波数
成分を含む場合は、この画像パターンから所定の画像パ
ターン、例えば、高域周波数成分からなる画像パターン
を抽出してスクリーン上に投影した画像パターンを調整
する構成にしてもかまわない。
【0032】また、本実施形態においては、スクリーン
上の画像パターンが合焦するための分析要素として、画
像データに含まれる周波数成分を使用する構成としてい
るが、これに限定されることはなく、画像データが有す
る他の分析要素を利用する物であってもかまわない。例
えば、液晶方式等の格子画素表示デバイスに特有な、サ
ンプリング位相や分周比であってもかまわないし、コン
トラストや明度であってもかまわない。
【0033】このように、スクリーン40投影する調整
用画像パターンを再度入力回路11から入力し、この入
力した調整用画像パターンと投影する前の調整用画像パ
ターンの周波数成分を比較し、所定の高域周波数成分の
構成になるまで、電動モータ37により投射レンズ34
を駆動することにより、簡易な構成であるとともに、安
価なフォーカス調整装置を実現することが可能になる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、簡易な構
成であるとともに、安価にフォーカスサーボ系の調整機
構を実現することが可能なフォーカス調整装置を提供す
ることができる。また、請求項2にかかる発明によれ
ば、画像出力手段から通常の画像を投影しながら、スク
リーンに投影される画像のフォーカス調整を実行するこ
とができる。さらに、請求項3にかかる発明によれば、
所定の調整用画像データを使用することにより、簡易に
スクリーンに投影される画像のフォーカス調整を実行す
ることができる。
【0035】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
画像データに含まれる周波数成分を検出することによ
り、してスクリーンに投影される画像のフォーカス調整
を実行することができる。さらに、請求項5にかかる発
明によれば、スクリーン上のフォーカス状態を容易に把
握できる画像を抽出することにより、簡易であるととも
に高速にスクリーンに投影される画像のフォーカス調整
を実行することができる。さらに、請求項6にかかる発
明によれば、簡易な構成であるとともに、安価にフォー
カスサーボ系の調整機構を実現することが可能なフォー
カス調整方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるフォーカス調整装置のクレーム
対応図である。
【図2】同フォーカス調整装置1を適用したプロジェク
タ100のブロック図である。
【図3】同フォーカス調整装置1のCPU21が実行す
る画像調整処理の処理内容をフローチャートである。
【図4】同フォーカス調整装置1の調整用画像パターン
を示す図である。
【図5】同フォーカス調整装置1の調整用画像パターン
を示す図である。
【図6】同フォーカス調整装置1の調整用画像パターン
を示す図である。
【図7】同フォーカス調整装置1の調整用画像パターン
の周波数成分を示す図である。
【図8】従来のフォーカス調整装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 フォーカス調整装置 10 画像入力手段 11 入力回路 12 映像信号処理回路 20 画像分析手段 21 CPU 22 画面用メモリ 23 表示用メモリ 24 CCDカメラ 25 カメラ信号処理回路 30 画像出力手段 31 デバイス駆動回路 32 液晶パネル 33 光学制御系 34 投射レンズ 35 光源ランプ 36 電源回路 37 電動モータ 40 スクリーン 50 バス線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンに投影されている投影後画像
    パターンを入力するとともに、この投影後画像パターン
    から所定の画像データを作成する画像入力手段と、 上記画像入力手段が作成した画像データを入力するとと
    もに、この画像データの所定信号成分を分析しつつ投影
    後画像パターンが上記スクリーン上において合焦するよ
    うに所定の制御信号を出力する画像分析手段と、 上記画像分析手段が出力する制御信号に基づいてフォー
    カス光学系を制御するフォーカスサーボ系を有するとと
    もに、この制御信号によりフォーカスサーボ系の位置制
    御を実行しつつ投影前画像パターンを、このフォーカス
    光学系を介して上記スクリーンに投影する画像出力手段
    とを具備することを特徴とするフォーカス調整装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のフォーカス調整装
    置において、 上記画像分析手段は、上記画像出力手段が投影している
    投影前画像パターンの画像データと、上記画像入力手段
    がこの投影前画像パターンをスクリーンに投影した投影
    後画像パターンを入力しつつ作成した画像データとを比
    較し、上記スクリーン上において合焦するように、上記
    画像出力手段のフォーカスサーボ系に対して所定の制御
    信号を出力することを特徴とするフォーカス調整装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載のフ
    ォーカス調整装置において、 上記画像分析手段は、上記投影前画像パターンとして使
    用する所定の調整用画像データを記憶する格納手段を備
    えることを特徴とするフォーカス調整装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のフォーカス調整装置において、 上記画像分析手段は、上記画像入力手段が入力した投影
    後画像パターンの周波数成分に関する画像データを作成
    するとともに、上記投影前画像パターンの周波数成分と
    一致するように、上記画像出力手段のフォーカスサーボ
    系に対して所定の制御信号を出力することを特徴とする
    フォーカス調整装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のフォーカス調整装置において、 上記画像入力手段は、上記スクリーンに投影された投影
    後画像パターンから所定の画像パターンを抽出して画像
    データを作成することを特徴とするフォーカス調整装
    置。
  6. 【請求項6】 スクリーン上に投影した投影後画像パタ
    ーンを取り込むとともに所定の画像データを作成し、こ
    の画像データと、この投影後画像パターンにおける投影
    前画像パターンの所定の画像データとを比較することに
    より、フォーカスサーボ系のフォーカス調整を行うフォ
    ーカス調整方法において、 スクリーン上に投影されている投影後画像パターンを取
    り込みつつ所定の画像データを作成する工程と、 この投影されている投影後画像パターンに対応する投影
    前画像パターンの画像データを取得する工程と、 投影後画像パターンにおける画像データの周波数成分及
    び投影前画像パターンにおける画像データの周波数成分
    を検出する工程と、 上記周波数成分を分析するとともに、投影後画像パター
    ンの画像データの周波数成分及び投影前画像パターンの
    周波数成分が一致するように所定の制御信号を出力する
    工程と、 上記制御信号に基づいてフォーカスサーボ系を制御する
    工程と、 上記制御されたフォーカスサーボ系を介してスクリーン
    に合焦する画像パターンを投影する工程とを具備するこ
    とを特徴とするフォーカス調整方法。
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