JP2000028767A - 直線案内装置 - Google Patents

直線案内装置

Info

Publication number
JP2000028767A
JP2000028767A JP10193274A JP19327498A JP2000028767A JP 2000028767 A JP2000028767 A JP 2000028767A JP 10193274 A JP10193274 A JP 10193274A JP 19327498 A JP19327498 A JP 19327498A JP 2000028767 A JP2000028767 A JP 2000028767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving stage
driven member
ultrasonic motor
wheel
guide device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10193274A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Akashi
幸治 明石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP10193274A priority Critical patent/JP2000028767A/ja
Publication of JP2000028767A publication Critical patent/JP2000028767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】移動ステージに備える被駆動部材と超音波モー
タの摩擦部材との摩擦駆動によって直線的に案内される
移動ステージにおいて、移動ステージがストロークの両
端側に移動しても姿勢の変化が殆どなく、また、移動ス
テージを滑らかに案内することが可能な、寿命の長い直
線案内装置を提供する。 【解決手段】ガイド部材4によって案内される移動ステ
ージ2に被駆動部材3を設け、該被駆動部材3の一方側
面に超音波モータ6の摩擦部材8を、他方側面に回転可
能な車輪9をそれぞれ当接させて上記被駆動部材3を挾
持し、移動ステージ2がストロークのどの位置でも高精
度に位置決めできるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直線的に往復移動
する移動ステージを超音波モータによって案内する直線
案内装置に関するものであり、特に超精密加工装置や超
精密測定装置、あるいは半導体装置の製造工程における
露光装置や描画装置に使用される直線案内装置として好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、直線的に往復移動する移動ス
テージを高速かつ高精度に案内する駆動手段として超音
波モータが提案されており、さまざまな研究がなされて
いる。
【0003】図4は駆動手段に超音波モ−タを用いた従
来の直線案内装置の一例を示す斜視図で、ベース基盤1
の上面には一対の角柱状をしたレール4aが平行に配置
されており、これら一対のレール4aの内側に位置する
面には長手方向に沿ってV溝5aがそれぞれ形成されて
いる。また、ステージをなす移動ステージ2の下面にも
一対の角柱状をしたレール4bが平行に配置されてお
り、これら一対のレール4bの外側に位置する面には長
手方向に沿ってV溝5bがそれぞれ形成されている。そ
して、上記移動ステージ2の下面における一対のレール
4bは前記ベース基盤41の上面における一対のレール
4aの内側に位置するように配置され、互いに対向する
V溝5a,5b間に介装された複数のコロ(不図示)に
よってクロスローラガイド4を構成し、該クロスローラ
ガイド4に沿って移動ステージ2を往復移動自在に案内
するようになっている。
【0004】また、移動ステージ2の下面には一対のレ
ール4bと平行に角柱状をした被駆動部材3が固定され
ているとともに、この被駆動部材3の一方側面に2つの
超音波モータ6を当接させてあり、これらの超音波モー
タ6を駆動させると、その先端の摩擦部材8がそれぞれ
楕円運動するため、被駆動部材3との摩擦駆動によって
移動ステージ2をクロスローラガイド4に沿って直線的
に所定の位置まで駆動、案内するようになっている。
【0005】図5(a)(b)に直線案内装置の駆動部
の詳細を示すように、6は超音波モータで、圧電セラミ
ックスからなる振動体7の端面に摩擦部材8が接着剤な
どで取着して構成されている。各超音波モータ6は駆動
特性を損なわないよう弾性支持体10によって規制され
た状態でケース11内に収納されており、側断面がL字
状をしたモータ固定台12に角度調整可能に取り付けら
れている。また、モータ固定台12の突壁部12aには
ネジ穴が設けてあり、該ネジ穴に螺合された予圧調整ネ
ジ13によって各超音波モータ6の被駆動部材3への押
し付け力を調整するようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
直線案内装置の移動ステージ2を超音波モータ6によっ
て駆動、案内する場合、駆動条件(負荷条件)に対して
所要のトルクが得られるように、被駆動部材3への超音
波モータ6の押し付け力を適切に設定する必要があり、
通常この押し付け力は3〜10kgfの範囲で設定され
ている。
【0007】ところが、移動ステージ42を超音波モ−
タ6によって駆動させ、図6に示すように移動ステージ
2がストロ−クの両端側まで案内されると、モーメント
荷重が働いて水平方向の拘束力が小さくなり、超音波モ
ータ6からの押し付け力によって移動ステージ2の姿勢
が2点さ線で示すように変化し、特に水平方向の真直度
や角度精度(ヨ−イング)が悪くなるといった課題があ
った。例えば、露光装置や描画装置に使用される直線案
内装置では、移動ステージ2の姿勢精度について、真直
度で0.5μm/100mm、角度精度で1.0sec
/100mmが要求されているが、図4に示す直線案内
装置では真直度が2.0μm/100mm、角度精度が
5.0sec/100mmと非常に悪いものであった。
【0008】しかも、ストロ−クの両端側では、クロス
ロ−ラガイド4や被駆動部材3、さらには超音波モータ
6の摩擦部材8に無理な負荷がかかるために摩耗し易く
なり、その結果、直線案内装置の寿命が短くなるといっ
た課題もあった。
【0009】そこで、ストロ−クの両端側における移動
ステージ2の姿勢精度の悪化を防ぐため、移動ステージ
2の姿勢が変化する方向と反対側にクロスロ−ラガイド
4を構成するレール4a,4bの両端を若干湾曲させて
固定することも考えられるが、この場合、移動ステージ
2が中央に位置する時と両端に位置する時とで被駆動部
材3への超音波モ−タ6の押し付け力が変化するために
駆動条件が変化し、移動ステージ2の正確な位置決めが
できなくなるといった課題があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記課
題に鑑み、移動ステージと、該移動ステージを直線的に
往復移動自在に案内するガイド部材と、該ガイド部材と
平行に上記移動ステージに配設された被駆動部材と、該
被駆動部材の一方側面に超音波モータの摩擦部材を当接
させ、その摩擦駆動によって前記移動ステージをガイド
部材に沿って案内する直線案内装置において、上記被駆
動部材の他方側面に回転可能な車輪を設け、該車輪と上
記超音波モータの摩擦部材とで上記被駆動部材を挾持す
るようにして直線案内装置を構成したものである。
【0011】また、本発明は上記車輪及び/又は超音波
モータに加圧機構を設けたものである。
【0012】
【作用】本発明によれば、移動ステージに備える被駆動
部材を超音波モータの摩擦部材と回転可能な車輪とで挾
持するようにしたことから、移動ステージがストローク
の両端側に案内されても姿勢が変化することは殆どな
く、ストロークのどの位置でも高精度の位置決めが可能
となる。なお、本発明において被駆動部材を超音波モー
タの摩擦部材と回転可能な車輪とで挾持するとは、超音
波モータの摩擦部材を被駆動部材の一方側面に押し当て
た時に、被駆動部材の他方側面に配置する車輪によって
被駆動部材を拘束した状態、あるいは車輪を被駆動部材
の一方側面に押し当てた時に、被駆動部材の他方側面に
配置する超音波モータの摩擦部材によって被駆動部材を
拘束した状態、さらには被駆動部材の一方側面から超音
波モータの摩擦部材を、他方側面から車輪をそれぞれ押
し当てて被駆動部材を拘束した状態のことを言う。
【0013】また、車輪は回転可能としてあることか
ら、被駆動部材の移動時には車輪が回転し、被駆動部材
との摩擦係数を小さくすることができるため、被駆動部
材の移動を阻害することがなく、超音波モータの駆動に
よって移動ステージを滑らかに案内することができる。
【0014】さらに、本発明によれば、車輪及び/又は
超音波モータに加圧機構を設け、被駆動部材への押し付
け力を適宜調整可能としてあることから、駆動条件の変
更や摩耗によって被駆動部材への超音波モータの押し付
け力が変わったとしても、超音波モータ側に備える加圧
機構によって被駆動部材への超音波モータの押し付け力
を調整するか、あるいは車輪側に備える加圧機構によっ
て被駆動部材への車輪の押し付け力を調整して被駆動部
材を挾持することにより、移動ステージを安定した姿勢
で移動させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0016】図1は本発明の直線案内装置の一例を示す
斜視図である。なお、図4と同一部分については同一符
号で示す。
【0017】図1において、ベース基盤1の上面には一
対の角柱状をしたレール4aを平行に配置し、これら一
対のレール4aの内側に位置する面には長手方向に沿っ
てV溝5aをそれぞれ形成してある。また、ステージを
なす移動ステージ2の下面にも一対の角柱状をしたレー
ル4bを平行に配置し、これら一対のレール4bの外側
に位置する面には長手方向に沿ってV溝5bをそれぞれ
形成してある。そして、上記移動ステージ2の下面にお
けるレール4bは前記ベース基盤1の上面におけるレー
ル4aの内側に位置するように配置するとともに、互い
に対向するV溝5a,5b間に介装する複数のコロ(不
図示)によってクロスローラガイド4を構成し、このク
ロスローラガイド4に沿って移動ステージ2を往復移動
自在に案内するようになっている。
【0018】また、移動ステージ2の下面にはレール4
bと平行に被駆動部材3を固定してあり、この被駆動部
材3の一方側面に2つの超音波モータ6を当接させると
ともに、上記被駆動部材3を挟んで超音波モータ6と反
対側には2つの回転可能な車輪9を加圧機構15によっ
て当接させ、被駆動部材3を超音波モータ6の摩擦部材
8と車輪9によって挾持するようにしてある。
【0019】その為、この超音波モータ6を駆動させる
と、その先端の摩擦部材8が楕円運動するため、被駆動
部材3との摩擦駆動によって移動ステージ2をクロスロ
ーラガイド44に沿って直線的に所定の位置まで駆動、
案内することができ、移動ステージ2がストロークの両
端側に移動したとしても、被駆動部材3は超音波モータ
6の摩擦部材8と車輪9によって挾持してあることか
ら、移動ステージ2の姿勢を変化させることがない。し
かも、加圧機構15には回転可能な車輪9を設け、この
車輪9を被駆動部材3に当接させてあることから、被駆
動部材3の移動時には車輪9が滑らかに回転し、被駆動
部材3の移動を阻害することがない。その為、本発明の
直線案内装置を用いれば、移動ステージ2をストローク
のどの位置でも高精度に位置決めすることができる。
【0020】しかも、クロスローラガイド4、被駆動部
材3、超音波モータ6の摩擦部材8には過剰な負荷がか
かることがないため、各部材の異常摩耗を抑えることが
でき、結果として直線案内装置の寿命を延ばすことがで
きる。
【0021】次に、本発明に係る直線案内装置の駆動部
の詳細を図2(a)(b)に示す。
【0022】図2(a)(b)において、6は超音波モ
ータで、圧電セラミックスからなる振動体7の端面に摩
擦部材8を接着剤などで取着して構成してある。ここ
で、摩擦部材8の材質としては、アルミニウム、鉄、真
鍮あるいはステンレスなどの金属材料や、アルミナ、炭
化珪素、ジルコニアなどのセラミック材料、さらには樹
脂材料などを用いることができる。
【0023】超音波モータ6は駆動特性を損なわないよ
うに弾性支持体10によって規制した状態でケース11
内に収納してあり、ベース基盤1上の側断面がL字状を
したモータ固定台12に角度調整可能に取り付けてあ
る。また、モータ固定台12の突壁部12aにはネジ穴
を設けてあり、該ネジ穴に螺合する予圧調整ネジ13の
締め付け度合いを調整することによって被駆動部材3へ
の超音波モータ6の押し付け力を調整する加圧機構を構
成してある。
【0024】一方、被駆動部材3を挟んで超音波モータ
6と反対側には、加圧機構15によって2つの車輪9を
当接させてあり、各車輪9は平面形状がL字状の車輪支
持部材16の一方端に固定した回転軸19に回転自在に
支承してある。このような車輪9には耐摩耗性が必要で
あり、例えばアルミナ、ジルコニア、窒化珪素、炭化珪
素等のセラミック材料やデルリン、テフロン等の樹脂材
料を用いることができる。
【0025】加圧機構15は2つの車輪支持部材16を
平面形状でコ字状に配置し、各車輪支持部材16の他方
端にバネ18を介装して構成してある。バネ18は各車
輪支持部材16の他方端に螺合する予圧調整ネジ17の
締め付け具合いによって伸縮自在としてあり、この予圧
調整ネジ17を調整することで各車輪支持部材16はピ
ン20を中心に回動するため、被駆動部材3への車輪9
の押し付け力を調整するようになっている。
【0026】例えば、予圧調整ネジ17を締め込んでバ
ネ18を縮めると、車輪支持部材16はピン20を中心
に矢印の方向に回転しようとする力が働くため、被駆動
部材3への車輪9の押し付け力を高めることができ、逆
に、予圧調整ネジ17を緩めてバネ18を伸ばすと、車
輪支持部材16はピン20を中心に矢印と逆の方向に回
転しようとする力が働くため、被駆動部材3への車輪9
の押し付け力を小さくすることができる。
【0027】次に、加圧機構15の調整方法について説
明する。
【0028】まず、モータ固定台12の予圧調整ネジ1
3と、車輪支持部材16の予圧調整ネジ17を緩めてお
いて超音波モ−タ6及び車輪9を被駆動部材3から放し
た状態とし、この状態で移動ステージ2をクロスローラ
ガイド4に沿って移動させ、各ストロークでの姿勢精度
を測定する。次に、モータ固定台12の予圧調整ネジ1
3を締め付けて超音波モ−タ6の摩擦部材8を被駆動部
材3に所定の押し付け力で当接させるとともに、車輪支
持部材16の予圧調整ネジ17を少し締め付けて車輪9
を被駆動部材3に軽く当接させた状態とし、この状態で
上記超音波モ−タ6を駆動させて移動ステージ2を移動
させることにより各ストロークでの姿勢精度を測定す
る。そして、この時の姿勢精度と超音波モ−タ6及び車
輪9を被駆動部材3に当接させていない時の姿勢精度と
を比較し、両者の姿勢精度が異なる時は、姿勢精度が同
じ状態となるように車輪支持部材16の予圧調整ネジ1
7の締め付け具合いを調整して被駆動部材3への車輪9
の押し付け力を調整すれば良い。
【0029】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。
【0030】図3(a)は直線案内装置の他の駆動部を
示す一部を破断した平面図で、(b)は(a)のB−B
線断面図であり、加圧機構15以外は図2(a)(b)
とほぼ同様の構造をしたもので、車輪9を回転自在に支
承する回転軸23と車輪固定壁22との間に加圧機構1
5として圧電アクチュエータ21を介装したものであ
る。圧電アクチュエータ21は正の電圧を印加すると伸
長するため、被駆動部材3への車輪9の押し付け力を大
きくすることができ、逆に負の電圧を印加すると縮長す
るため、被駆動部材3への車輪9の押し付け力を小さく
することができるというように、圧電アクチュエータ2
1に印加する電圧値を制御することで車輪9の押し付け
力を自由に調整することができ、さらには遠隔操作する
ことも可能となる。
【0031】なお、本発明の実施形態では、移動ステー
ジ2を案内するガイド部材として、クロスローラガイド
4等の転がり方式のものを示したが、ガイド部材として
静圧流体軸受けを用いた直線案内装置にも適用できるこ
とは言うまでもない。
【0032】また、車輪9に設ける加圧機構15として
は、図2(a)(b)や図3(a)(b)に示したもの
だけに限定されるものではなく、被駆動部材3への車輪
9の押し付け力を調整できるような機構を有するもので
あれば構わない。
【0033】(実施例)ここで、図2(a)(b)に示
す駆動部を有する本発明の直線案内装置と図5(a)
(b)に示す駆動部を有する従来の直線案内装置をそれ
ぞれ用意し、移動ステージ2の姿勢精度について測定す
る実験を行った。
【0034】本試験では、移動ステージ2を純度99.
5%のアルミナセラミックスで、クロスローラガイド4
を構成するレール4a,4bを超硬合金で、被駆動部材
3を純度99.9%のアルミナセラミックスで、車輪9
を純度99.9%の窒化珪素でそれぞれ形成するととも
に、移動ステージ2を300mm×300mm×20t
mmの板状体とし、かつクロスローラガイド4として3
00mmの長さを有するものを使用した。
【0035】そして、ストローク距離200mm、移動
速度50mm/secの条件にて移動ステージ2を移動
させた時の真直度、角度精度(ヨ−イング,ピッチン
グ)、及び寿命についてそれぞれ測定を行った。なお、
寿命については真直度あるいは角度精度の値が初期の値
の10%以上となった時の時間を寿命とした。
【0036】結果は表1に示す通りである。
【0037】
【表1】
【0038】この結果、本発明の直線案内装置は従来と
比較して、水平真直度で1/4に、垂直真直度で3/4
に、角度精度(ヨーイング)で3/16に、角度精度
(ピッチング)で2/3にそれぞれ低減することがで
き、移動ステージ2の姿勢変化を低減することができる
とともに、さらに寿命にあっては2.4倍近くも延ばす
ことができた。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、移動ス
テージと、該移動ステージを直線的に往復移動自在に案
内するガイド部材と、該ガイド部材と平行に上記移動ス
テージに配設された被駆動部材と、該被駆動部材の一方
側面に超音波モータの摩擦部材を当接させ、その摩擦駆
動によって前記移動ステージをガイド部材に沿って案内
する直線案内装置において、上記被駆動部材の他方側面
に回転可能な車輪を設け、該車輪と上記超音波モータの
摩擦部材とで上記被駆動部材を挾持して直線案内装置を
構成したことから、ストロークのどの位置においても移
動ステージの姿勢変化が殆どなく、また、移動ステージ
を滑らかに案内することができるため、移動ステージを
ストロークのどの位置でも高精度に位置決めすることが
できる。
【0040】その為、本発明の直線案内装置を超精密加
工装置や超精密測定装置に用いれば、所望の精度に加工
や測定を施すことができ、また、半導体装置の製造工程
における露光装置や描画装置に用いれば、所望の精度に
露光処理や描画処理を施すことができるため、品質の高
い半導体装置を提供することが可能となる。
【0041】また、移動ステージの姿勢変化がないこと
から、ガイド部材、被駆動部材、超音波モータの摩擦部
材等の各部材に過剰な負荷がかからないため、各部材の
異常摩耗を抑えることができ、その結果、直線案内装置
の寿命を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の直線案内装置を示す斜視図である。
【図2】(a)は本発明の直線案内装置における駆動部
の詳細を示す一部を破断した平面図で、(b)は(a)
のA−A線断面図である。
【図3】(a)は本発明の直線案内装置における他の駆
動部の詳細を示す一部を破断した平面図で、(b)は
(a)のB−B線断面図である。
【図4】従来の直線案内装置を示す斜視図である。
【図5】(a)は従来の直線案内装置における駆動部の
詳細を示す一部を破断した平面図で、(b)は(a)の
C−C線断面図である。
【図6】従来の直線案内装置における移動ステージの姿
勢変化を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ・・・ベ−ス基盤 2 ・・・移動ステージ 3 ・・・被駆動部材 4 ・・・クロスロ−ラガイド 4a,4b・・・レール 5a,5b・・・V溝 6 ・・・超音波モ−タ 7 ・・・振動体 8 ・・・摩擦部材 9 ・・・車輪 10 ・・・弾性支持体 11 ・・・ケ−ス 12 ・・・モータ固定台 13 ・・・予圧調整ネジ 15 ・・・加圧機構 16 ・・・車輪支持部材 17 ・・・予圧調整ネジ 18 ・・・バネ 19 ・・・回転軸 20 ・・・ピン 21 ・・・圧電アクチュエータ 22 ・・・車輪固定壁 23 ・・・回転軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動ステージと、該移動ステージを直線的
    に往復移動自在に案内するガイド部材と、該ガイド部材
    と平行に上記移動ステージに配設された被駆動部材と、
    該被駆動部材の一方側面に超音波モータの摩擦部材を当
    接させ、その摩擦駆動によって前記移動ステージをガイ
    ド部材に沿って案内する直線案内装置において、上記被
    駆動部材の他方側面に回転可能な車輪を設け、該車輪と
    上記超音波モータの摩擦部材とで上記被駆動部材を挾持
    するようにしたことを特徴とする直線案内装置。
  2. 【請求項2】上記車輪及び/又は超音波モータに加圧機
    構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の直線案内
    装置。
JP10193274A 1998-07-08 1998-07-08 直線案内装置 Pending JP2000028767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10193274A JP2000028767A (ja) 1998-07-08 1998-07-08 直線案内装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10193274A JP2000028767A (ja) 1998-07-08 1998-07-08 直線案内装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000028767A true JP2000028767A (ja) 2000-01-28

Family

ID=16305222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10193274A Pending JP2000028767A (ja) 1998-07-08 1998-07-08 直線案内装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000028767A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006158053A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Olympus Imaging Corp 超音波モータ
EP1879063A1 (en) 2006-07-10 2008-01-16 Olympus Corporation Motorized table apparatus and microscope stage

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006158053A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Olympus Imaging Corp 超音波モータ
JP4652784B2 (ja) * 2004-11-26 2011-03-16 オリンパスイメージング株式会社 超音波モータ
EP1879063A1 (en) 2006-07-10 2008-01-16 Olympus Corporation Motorized table apparatus and microscope stage
US7791796B2 (en) 2006-07-10 2010-09-07 Olympus Corporation Motorized table apparatus and microscope stage

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2559730Y2 (ja) 移動ステージ
JP4525991B2 (ja) 長さ測定装置
EP0527739A1 (en) SERVO-GUIDE STAGE SYSTEM.
US6991513B2 (en) Magnetic head grinding device and method
JP2000028767A (ja) 直線案内装置
JP4417130B2 (ja) ガラス基板の垂直保持装置
JP2886610B2 (ja) 非接触支持を有する摩擦駆動装置
JP2003343561A (ja) 直線案内装置
JPH08233060A (ja) ダブルナット間微小変位機構を備えたボールねじ装置
JP3673703B2 (ja) 研磨工具
US6466324B1 (en) Servo guided stage system with yaw sensor
JP2000308939A (ja) 超音波モータを可動体の駆動源とする案内装置
JP2001069773A (ja) 超音波モータを可動体の駆動源とする案内装置
JPS61112216A (ja) 非接触駆動形平面移動台
JP3523510B2 (ja) 直線案内装置
JPH1026203A (ja) 摩擦駆動機構
JP2003289682A (ja) 超音波モータを可動体の駆動源とする案内装置
CN220583352U (zh) 测量仪器的导轨结构
JPH05126223A (ja) 摩擦駆動機構
JP4465690B2 (ja) 基板の垂直保持装置
JP4034179B2 (ja) ステージおよびそれを用いた電子顕微鏡装置
JP2001186783A (ja) 超音波モ−タを可動体の駆動源とする案内装置
JPH0232602B2 (ja)
JPH09211337A (ja) 載物台
JPH1094926A (ja) テーブル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050412

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050927