JP2000028686A - ガイド・プロ―ブ・テスト用取り付け具 - Google Patents

ガイド・プロ―ブ・テスト用取り付け具

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JP2000028686A
JP2000028686A JP11074158A JP7415899A JP2000028686A JP 2000028686 A JP2000028686 A JP 2000028686A JP 11074158 A JP11074158 A JP 11074158A JP 7415899 A JP7415899 A JP 7415899A JP 2000028686 A JP2000028686 A JP 2000028686A
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Tracy L Sayre
トレイシー・エル・セイレ
Robert A Slutz
ロバート・エイ・スルツ
Leanne C Pelzel
リーネ・スィー・ペルツェル
John L Algiere
ジョーン・エル・アルギーレ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント基板上のアクセスが制限されるテス
ト・ターゲットをテスタに電気的に接続する安価なガイ
ド・プローブ・テスト用取り付け具を提供する。 【解決手段】 本発明のガイド・プローブ・テスト用取
り付け具は、自動スプリング手段を備えるテスト・プロ
ーブ952と、前記テストプローブが挿通される所定の
スルー・ホールを有する、複数の平行なガイド・プレー
ト516とを備え、実装回路基板518上におけるアク
セスが制限されるテスト・ターゲット520をテスタの
インターフェイス・プローブ500に電気的に接続す
る。また、テスト用取り付け具は、汎用多重化装置94
8を備えている。本発明によれば、所定の位置に電子装
置が取り付けられた回路518と、回路基板上における
電子装置の位置に対応する所定の位置に電気接点を備え
た1つ以上のプローブ取り付けプレートをインターフェ
ースするための取り付けシステムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、プリント
回路基板をテストするテスト装置の分野に関するもので
あり、とりわけ、電子コンポーネント等を備えた電子回
路カードを実装基板テスタのインターフェイス・プロー
ブに電気的に相互接続するための、基板テスト用取り付
け具及び他の機械的インターフェイスに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】(実装基板テスト用取り付け具)プリン
ト回路基板(printed circuit board : PCB)が製造
されて、コンポーネントが実装された後、それらを利用
するか、または、アセンブルされる製品に組み込むこと
が可能になる前に、前記プリント回路基板をテストし
て、必要とされる全ての電気接続が適正に完了したこ
と、及び、必要な全ての電気コンポーネントが、適正な
位置につき、適正な配向をなすように、基板に取り付け
または実装されたことを検証すべきである。プリント回
路基板をテストする別の理由は、適正なコンポーネント
が用いられたか否か、及び、それらの値が適正であるか
否かを測定し、検証することにある。各コンポーネント
が適正に(すなわち、仕様に従って)機能するか否かを
確認することも必要である。電気コンポーネント及び電
気機械コンポーネントには、取り付け後、調整を必要と
するものもあり得る。
【0003】実装基板テストの場合、複雑な多重化テス
タ資源が含まれており、上部側と下部側にコンポーネン
トを備えた実装基板におけるハンダ付けされたリード、
バイア(via)、及びテスト・パッドの探査を行うことが
可能である。実装基板テストには、電気的接続、電圧、
抵抗、キャパシタンス、インダクタンス、回路機能、デ
バイス機能、極性、ベクトル・テスト、ベクトルレス・
テスト、及び、回路機能テストに関するテストといっ
た、アナログ及びデジタル・テストが含まれている。実
装テストでは、テスト・ターゲット(test target)と
取り付け具(fixture)コンポーネントの間における接触
抵抗が極めて小さいことが必要になる。
【0004】回路基板及び電子コンポーネント実装テク
ノロジの進歩によって、実装基板テスト装置に加えられ
るプローブ間隔保持要求(probe spacing demand)が次第
に強まってきた。既存の最先端テクノロジでは、テスト
・ターゲットが、テスト中に探査可能なPCB上の物理
的特徴または電子コンポーネントである場合、間隔が5
0ミル(中心間)以下のテスト・ターゲットにアクセス
可能な実装基板テスト装置を必要とする。実装基板テス
ト装置メーカが直面する最大の難題の1つは、現在及び
将来において、物理的及び電気的接触問題によって偽故
障及びテスト機能不良の発生率が高くなることである。
これらの問題は、探査正確度、探査ピッチ(中心間のス
ペース)、及び、表面汚染に関する既存の取り付け具の
制限によって悪化する。
【0005】コンポーネント及び基板の幾何学構造が、
縮小し、密度を増すにつれて、標準的な取り付け具を利
用した実装基板テストは、より困難になる。既存のショ
ート・ワイヤ実装基板取り付け具は、ピッチが75ミル
以上で、直径が35ミル以上のテスト・ターゲットには
着実に到達することが可能である。より小さい、あるい
は、間隔がより接近したターゲットは、コンポーネント
及びシステムの許容差が法外に積み重なることによっ
て、着実な探査が不可能になる。
【0006】テスト装置における実装基板のテストに
は、これまでさまざまなテスト用取り付け具が利用可能
であった。テストを受ける装置(device under test :
DUT)は、一般に、電子コンポーネント及び電子ハー
ドウェアを実装したPCBを含んでいる。図6には、外
部層にアートワーク(art work)を施されたDUT10
8、アライメント用の標準的なツーリング・ピン(tooli
ng pin)106または可変ツーリング・ピン118、プ
ローブ保護プレート104、その先端116がテスト・
ターゲット位置110及び112に正確に対応する標準
的なスプリング・プローブ120、真空実装下における
DUTの歪曲を制限するスペーサ114、スプリング・
プローブ120が取り付けられるプローブ取り付けプレ
ート102、スプリング・プローブ120に対して配線
されるパーソナリティ・ピン(personality pin)10
0、及び、等間隔のパターンをなすようにパーソナリテ
ィ・ピン100の巻線テールのアライメントをとって、
テスタ(不図示)に取り付けられたインターフェイス・
プローブ124と一直線に並ぶことを可能にするアライ
メント・プレート122から構成される、従来のショー
トワイヤ実装基板取り付け具が示されている。注:スプ
リング・プローブは、電気信号を伝導する、テスト界で
一般に用いられる標準的な装置であり、作動すると、バ
レル及び/またはソケットに対して移動する圧縮バネ及
びプランジャを含んでいる。中実のプローブも、電気信
号を伝導するが、作動時に互いに移動する付属部品はな
い。
【0007】テスト時、DUT108は、バイアの真空
または他の既知の機械的手段によって引き下げられて、
スプリング・プローブ120の先端116と接触する。
標準的なスプリング・プローブ120のソケットが、パ
ーソナリティ・ピン100に対して配線されており、ア
ライメント・プレート122が、長いたわみ性パーソナ
リティ・ピンの先端126を通して、等間隔のパターン
をなすようにする。パーソナリティ・ピン100の先端
126は、テスタ(不図示)に配置されたインターフェ
イス・プローブ124に接触する。DUT108とテス
タが電気的に接触すると、イン・サーキットまたは機能
テストが開始可能になる。「誘発されるテスト欠陥の減
少(Reducing Fixture Induced Test Failures)」と題す
るヒューレット・パッカード社アプリケーションノート
(Hewlett-Packard CompanyApplication Note)340−
1(1990年12月に印刷、カリフォルニア州パロア
ルトのヒューレット・パッカード社から入手可能)に
は、ロングワイヤ取り付け具が開示されており、その教
示の全てが本書において援用されている。
【0008】図7には、テスト時におけるアクセスが制
限されるという問題に対処しようとする従来の取り付け
具が示されている。「アクセスが制限される」という用
語は、物理的制限または制約のために容易に到達または
アクセスできない何かを表すものである。例えば、アク
セスが制限されるPCBには、間隔が接近しすぎている
ため、既存の取り付け具技術を利用した正確な探査が行
えないターゲットが多数含まれている可能性がある。
「標準的アクセス」という用語は、既存の取り付け具技
術を利用して、到達またはアクセスすることが可能なア
クセスを表している。図7の取り付け具は、テスト・パ
ッド208及び210を備えたDUT206、ツーリン
グ・ピン204、プローブ保護プレート202、プロー
ブ取り付けプレートに取り付けられた標準的なスプリン
グ・プローブ214及び216、及び、プローブ保護プ
レートに直接取り付けられた、一般に「ウルトラリグン
(ULTRALIGN)」プローブ(ULTRALIGNは、ティー・ティー
・アイ社(TTI Testron,Inc.)の登録商標である)と呼ば
れる短いプローブ212及び220から構成されてい
る。作動すると、プローブ取り付けプレートに配置され
た標準的スプリング・プローブ216及び214は、
「ウルトラリグン」プローブ212及び220のフロー
ティング・プランジャに加圧する。これらの短いプラン
ジャは、押し上げられて、テスト・ターゲット208及
び210と接触するが、ソケット218及び222は、
プローブ保護プレート202内に固定されたままであ
る。「ウルトラリグン」取り付け具には、標準的アクセ
ス・ターゲットを探査するためのスプリング・プローブ
とアクセスが制限されたターゲットを探査するための
「ウルトラリグン」プローブを混合したものを含めるこ
とが可能である。
【0009】その潜在的な利点にもかかわらず、「ウル
トラリグン」取り付け具は、高くつく可能性があり、ピ
ッチが50ミル未満のターゲットは探査しない。「ウル
トラリグン」取り付け具は、プローブの制限された移動
を可能にするだけであり、結果として、プローブ212
及び220とテスト・ターゲット208及び210との
接続が不十分になる可能性がある。また、これらのプロ
ーブは、コストが高く、摩耗または破損した「ウルトラ
リグン」プローブを交換するために、費用のかかる保守
が必要になる。また、このタイプの取り付け具の一例
が、その教示の全てが本明細書において援用されてい
る、シーベイ(Seavey)に対する「プリント回路基板用テ
スト取り付け具(Test Fixture for Printed Circuit Bo
ards)」と題する米国特許第5,510,772号に開
示されている。
【0010】図8には、従来のガイド・プローブ保護プ
レート取り付け具が示されている。ガイド・プローブ保
護プレートは、スプリング・プローブの位置合わせ精度
を向上させるため、標準的実装基板テスト用取り付け具
に用いられる。これらのプレートには、スプリング・プ
ローブの先端をテスト・ターゲットに向けてガイドす
る、または、通す、円錐形状のスルー・ホールが含まれ
ている。こうした取り付け具は、標準的スプリング・プ
ローブ312及び314を備えたプローブ取り付けプレ
ート300、スペーサ310を備えたガイド・プローブ
保護プレート302、及び、スプリング・プローブをD
UT304上のテスト・ターゲット306及び308に
ガイドするための円錐形状のホール316から構成され
る。プローブ及びプローブ保護プレートの摩耗が増すた
め、製造ステップを追加し、取り付け具の保守を増やす
ことが必要になるので、一般には、細いプローブ先端ス
タイルしか利用することができない。この方法によれ
ば、探査精度がわずかに向上するが、中心間距離が75
ミル未満のターゲットを確実に探査することはできな
い。
【0011】(裸基板テスト用取り付け具)裸基板テス
トでは、裸プリント回路基板上のテスト・パッド、バイ
ア、及び、メッキされたスルー・ホールだけを探査し、
基板にコンポーネントが実装される前の、プリント回路
基板上における回路の個々のテスト・ポイント間におけ
る電気的接続及び連続性についてテストする。典型的な
裸基板テスタには、テスト・プローブを電子テスト・ア
ナライザの対応するテスト回路に接続する膨大な数のス
イッチを備えた、テスト電子回路が含まれている。
【0012】実装基板テストでは、電子コンポーネント
の存在、適正な配向、または、機能性について判定する
ことができるが、裸基板テストでは、コンポーネントの
ないPCB上における電気的連続性だけしか検査されな
い。裸基板テストでは、実装基板テストで必要とされる
極めて小さい接触抵抗も必要としないし、テストを受け
る装置における特定のターゲット及び回路に割り当てら
れなければならない精巧で、複雑な多重化テスタ資源も
利用されない。
【0013】ここ数年間にわたって、PCBは、その特
徴が等間隔のパターンをなすように設計され、製造され
るようになった。テスト時には、PCBは、テスタに配
置された等間隔パターンをなすインターフェイス・プロ
ーブ上に直接配置された。PCB及びコンポーネントの
幾何学構造が縮小されるにつれて、もはや、PCBの特
徴を等間隔のパターンをなすように配置し、インターフ
ェイス・プローブによって直接探査することはできなく
なった。PCB上の小さくて、間隔の密な、不規則に配
置されたターゲットと、テスタに配置された等間隔のイ
ンターフェイス・プローブとの電気的接触を可能にする
ため、長い傾斜した中実プローブを利用した、裸基板取
り付け具が開発された。とりわけ、サーキット・チェッ
ク社(Circuit Check, Inc. カリフォルニア州ポモ
ナ)、エベレット・チャールズ・テクノロジーズ(Ever
ett Charles Technologies ミネソタ州メイプル・グロ
ーブ)、及び、マニア・テステリオン社(Mania Tester
ion, Inc. カリフォルニア州サンタ・アナ)によって、
現在、裸基板テスタに一般に用いられている裸基板テス
ト用取り付け具が製造されている。
【0014】各裸基板取り付け具製造業者は、独自のコ
ンポーネント及び製造プロセスを利用しているが、大部
分の裸基板取り付け具は、図9に似ており、テスタ上に
等間隔に配置されたスプリング・プローブ414、及
び、小さいスルー・ホールがドリル加工され、スペーサ
410によって間隔をあけて保持された、数層をなすガ
イド・プレート400に挿入された長い中実のテスト・
プローブ402及び416が含まれている。標準的なス
プリング・プローブ414のベッド(bed)によって、中
実テスト・プローブ402及び416が作動する。取り
付け具のPCB側にある、ピッチの細かいまたは極めて
接近した間隔のテスト・パッド404及び406と、取
り付け具のテスタ側にある、よりピッチの大きい間隔の
スプリング・プローブとの間における容易な移行を促進
するため、長い中実プローブは、垂直にまたは角度をつ
けて、ガイド・プレートに挿入することが可能である。
その教示の全てが本明細書に援用されている、スワート
(Swart)他に対する「変換取り付け具におけるテスト・
プローブの保持(Retention of Test Probes inTranslat
or Fixtures)」と題する米国特許第5,493,230
号には、こうした裸基板取り付け具の開示がある。
【0015】既存の裸基板取り付け具は、ピッチ(中心
間距離)が20ミル以上で、直径が20ミル以上のテス
ト・ターゲットに着実に到達することが可能である。あ
いにく、裸基板テスト装置がそのままでは実装基板テス
ト装置に適合できないようにする、固有の特徴が数多く
存在するので、裸基板取り付け具を実装基板テスタにお
いてそのまま利用することは不可能である。
【0016】裸基板取り付け具は、電子コンポーネント
が実装されたPCBに適応するようには設計されていな
い;PCBに対して面一のPCB特徴(パッド、バイ
ア、及び、メッキされたスルー・ホール)だけしか探査
することができない。裸基板テスタは、PCBにおける
テスト・ポイントと回路要素の接続及び連続性を確認す
るために利用される。裸基板テスタとは異なり、実装基
板テスタは、PCBにおけるターゲットとテスタの電子
回路との間の大きい電気抵抗を許容することはできな
い。実装基板取り付け具は、ターゲット、取り付け具の
コンポーネント、及び、テスタの電子回路間に、抵抗の
小さい接続及びインターフェイスを設けなければならな
い。実装基板テスタとは異なり、裸基板テスタでは、コ
ンポーネントまたはコンポーネント・グループが存在す
るか否か、及び、適正に機能するか否かを判定すること
はできない。
【0017】裸基板テスタ・インターフェイス・プロー
ブの間隔は、約0.050インチ×0.050インチま
たは0.100インチ×0.100インチであるが、ヒ
ューレット・パッカード社のテスタ・インターフェイス
・プローブの間隔は、約0.150インチ×0.350
インチである。裸基板テスタに納まるように設計された
裸基板取り付け具のプローブ間隔は、ヒューレット・パ
ッカードの実装基板テスタのインターフェイス・プロー
ブ間隔に適合しない。裸基板取り付け具は、テストを受
けるPCB上のターゲットを裸基板テスタにおける最も
近いインターフェイス・プローブまで移動させる。しか
し、裸基板テスタ資源は、特定のターゲット及び回路に
独自に割り当て、リンクさせなければならない。実装基
板テストの場合、最も近いインターフェイス・プローブ
が、所定のターゲットに適合しない可能性もある。裸基
板取り付け具では、隣接、非隣接、及び、遠隔テスタ資
源に対する独自の電気経路指定を行うことが不可能であ
り;遠隔資源に到達することができず;実装プリント回
路基板が必要とする複雑な実装基板資源経路指定パター
ンを提供することができない。
【0018】「非クリーン(no-clean)」という用語は、
コンポーネントを取り付けた後、プリント回路アセンブ
リ上に残る非導電性ハンダ用フラックスの残留物を表し
ている。この汚染物を除去しなければ、非クリーン・タ
ーゲット、すなわち、この非導電性表面残留物で被われ
たターゲットは、電気的接触が不十分になり、テストが
困難になる。さらに、コンポーネントの小型化及びPC
Bの高密度化といった、産業界の傾向によって、電子機
器メーカは、ターゲットのより狭い中心間距離、及び、
直径の小さいターゲットに直面せざるをえなくなってい
る。これらの難題は、今日の非クリーンな実装プリント
回路基板上におけるより小さく、より間隔の接近したタ
ーゲットを探査し、同時に、上部側と下部側のコンポー
ネントを備えた実装基板上のバイア及びテスト・パッド
を探査して、電気接続、電圧、抵抗、キャパシタンス、
インダクタンス、回路機能、デバイス機能、極性、ベク
トル・テスト、ベクトルレス・テスト、及び、回路機能
テストに関するテストを実施することによって、プリン
ト回路アセンブリの信頼し得る堅実なイン・サーキット
及び回路機能テストの実施が可能な、改良された実装基
板テスト用取り付け具を必要とする。
【0019】実装基板装置メーカ及び取り付け具製造業
者は、小型で、ピッチの細かいターゲットのテスト容易
性を向上させるため、いくつかのアクセサリ及び製品を
開発してきたが、競合し得る組み立て及び保守の費用及
び容易さを保ったまま、物理的及び電気的接触の問題を
完全に解決した設計はない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、アクセスが制限されるテストに関連した物理的及び
電気的問題を解決し、価格的に競合することができ、実
装基板テストによって必要とされる精巧な資源の割り当
てに適応し、組み立て及び保守が比較的容易で、コスト
のかからないような、改良された実装基板ガイド・プロ
ーブ・テスト用取り付け具(loaded-board, guided-prob
test fixture)を提供することにある。本発明のもう1
つの目的は、探査正確度が向上し、非クリーン・テスト
容易性が改善され、細かいピッチの探査能力が向上し
た、改良形の実装基板ガイド・プローブ・テスト用取り
付け具を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、所定の
位置に電子装置が取り付けられたプリント回路基板と、
プリント回路基板上における電子装置の位置に対応する
所定の位置に電気接点を備えた1つ以上のプローブ取り
付けプレートをインターフェイスするための基板取り付
けシステムが得られる。この基板取り付けシステムに
は、外部層にアート・ワークが施されたテストを受ける
装置(DUT)と、DUTと取り付け具のアライメント
をとる何らかの方法と、固有のオフセットしたスルー・
ホール・パターンがドリル加工されたいくつかのガイド
・プレートと、テスト・プローブと、テスタ・インター
フェイス・プローブから構成された、高精度で、高密度
なガイド・プローブ・テスト・システムが含まれてい
る。DUT上のピッチの細かいターゲットとプローブ取
り付けプレートまたはワイヤレスPCB取り付け具上の
ピッチのより大きいターゲットとの間における容易な移
行を促進するため、長い傾斜または垂直テスト・プロー
ブが利用される。
【0022】本発明の実装基板ガイド・プローブ・テス
ト用取り付け具では、長い傾斜または垂直テスト・プロ
ーブ、プローブ・ガイド・プレート、及び、制限された
プローブ先端の移動を利用して、高精度で、ピッチの細
かい探査を実現し、スプリング・プローブ、プローブ取
り付けプレート、パーソナリティ・ピン、アライメント
・プレート、または、ワイヤレスPCB取り付け具を利
用して、テスト・ターゲットと実装基板テスタの多重化
テスタ・インターフェイス・プローブを結合する。該シ
ステムの探査精度は、プローブ先端をガイドし、プロー
ブ行程を短くし、ガイド・プレートの上部を超える先端
の延長を制限することによって向上する。さらに、非ク
リーン・ターゲットを探査するシステムの能力は、プロ
ーブの強いスプリング力によって、及び、作動時に傾斜
した中実プローブの先端でターゲットを擦るか、掻くこ
とによって向上する。
【0023】本発明の実装基板ガイド・プローブ・テス
ト用取り付け具は、取り付け具及びコンポーネントの許
容差の縮小によって探査精度が向上し、プローブの擦動
作(中実のプローブの先端でターゲットを擦る)及びス
プリング力の強いプローブによって非クリーン・テスト
容易性が向上し、コンポーネントの寸法の縮小によって
ピッチの細かいターゲットの探査能力が向上した。
【0024】
【発明の実施の形態】図1の概略ブロック図を参照する
と、本発明の実装基板ガイド・プローブ・テスト用取り
付け具の第1と第2の実施形態が示されている。第1の
実施形態のテスト用取り付け具には、2つの主たるアセ
ンブリが含まれている。第1のアセンブリ540は、中
実ユニットとして取り付け具を一緒に保持する中実ポス
ト522によって平行に支持された、一連の垂直方向に
間隔をあけた平行なガイド・プレート516を含む、並
進取り付け具である。この取り付け具には、並進ガイド
・プレート516のガイド・ホールを通って延びる傾斜
プローブ526のアレイも含まれている。傾斜プローブ
526は、並進取り付け具540の第1の側において、
実装回路基板518のテスト・ターゲット520とアラ
イメントがとれている。傾斜プローブ526は、並進取
り付け具540の第2の側において、プローブ取り付け
プレート524の第1の側におけるスプリング・プロー
ブ514とアライメントがとれている。長い傾斜プロー
ブ526は、テストを受ける装置518におけるピッチ
の細かいターゲット520及びプローブ取り付けプレー
ト524におけるピッチのより大きいターゲット(スプ
リング・プローブ514)からの容易な移行を促進する
ために用いられる。
【0025】プローブ取り付けプレートは、当該技術に
おいて周知のところであり、こうしたプレートの1つ
に、ガラス繊維強化エポキシから造られたプローブ取り
付けプレートがある。パーソナリティ・ピン528は、
プローブ取り付けプレート524の第2の側に埋め込ま
れており、パーソナリティ・ピンは、ワイヤ530によ
ってスプリング・プローブ514に電気的に接続され
る。パーソナリティ・ピン528の巻線ポスト532
は、アライメント・プレート534のホールを通って、
テスタ(不図示)に対するインターフェイス・プローブ
500と接触する。テスタのインターフェイス・プロー
ブ500は、所定の一定の等間隔パターンをなしてい
る。アライメント・プレート534は、インターフェイ
ス・プローブ500の所定の位置に対応するように、パ
ーソナリティ・ピン528の巻線ポスト532のアライ
メントをとる。第1の実施形態の第2の主たるアセンブ
リ542は、スプリング・プローブ514及びパーソナ
リティ・ピン528を含むプローブ取り付けプレート5
24と、パーソナリティ・ピン528の巻線ポスト53
2とインターフェイス・プローブ500のアライメント
をとるアライメント・プレート534からなるユニット
である。
【0026】信頼できる動作には、テスト用取り付け具
の正確なアライメントが不可欠である。並進取り付け具
540に対するプリント回路基板518のアライメント
は、基板テスト技術において周知のところである、ツー
リング・ピン(不図示)によって維持される。並進取り
付け具540とプローブ取り付けプレート524の間の
アライメントは、アライメント・ピン(不図示)または
他の既知の手段によって維持される。アライメント・プ
レート534とインターフェイス・プローブ500の間
のアライメントは、実装基板テスト技術において周知の
取り付け及び固定ハードウェアによって制御される。
【0027】テスト用取り付け具の動作方法は、次の通
りである。並進アセンブリ540が、プローブ取り付け
プレート/アライメント・プレート・アセンブリ542
に取り付けられる。さらに、並進取り付け具540、及
び、プローブ取り付けプレート/アライメント・プレー
ト・アセンブリ542を含む取り付け具全体が、テスタ
上において等間隔をなすインターフェイス・プローブ5
00に取り付けられる。次に、テストを受ける実装プリ
ント回路基板518が、ツーリング・ピン(不図示)に
よって、並進取り付け具アセンブリ540上に配置され
る。実装プリント回路基板518のテスト・ターゲット
520は、さらに、真空、空気圧、または、機械的作動
手段を含む、いくつかある既知手段の任意の1つによっ
て並進取り付け具アセンブリ540の傾斜プローブ52
6と接触させられる。プリント回路基板518がテスタ
(不図示)に向かって引き寄せられると、傾斜プローブ
526は、プリント回路基板518のテスト・ターゲッ
ト520とスプリング・プローブ514の間に挟まれ、
この結果、傾斜プローブ526の先端とテスト・ターゲ
ット520の間で良好な、抵抗の小さい接触が得られ
る。現在の非クリーン実装基板製造プロセスのため、プ
リント回路基板上にハンダ用フラックスの残留物が残っ
ていたとしても、スプリング・プローブ514のスプリ
ング力によって、傾斜プローブ526の先端とテスト・
ターゲット520との良好な接触が助けられる。DUT
と傾斜プローブ526の間が電気的に接触すると、イン
・サーキットまたは機能テストの開始が可能になる。
【0028】第2の実施形態のテスト用取り付け具に
は、2つの主たるアセンブリが含まれている。第1のア
センブリ546は、中実ユニットとして取り付け具を一
緒に保持する中実ポスト522によって平行に支持され
た、一連の垂直方向に間隔をあけた平行なガイド・プレ
ート516を含む、並進取り付け具である。取り付け具
546には、並進ガイド・プレート516のガイド・ホ
ールを通って延びる傾斜プローブ526のような並進ピ
ンのアレイも含まれている。傾斜プローブ526は、並
進取り付け具の第1の側において、プリント回路基板5
18上のテスト・ターゲット520とアライメントがと
れている。傾斜プローブ526は、並進取り付け具54
6の第2の側において、プローブ取り付けプレート50
6の第1の側における双頭スプリング・プローブ508
とアライメントがとれている。
【0029】双頭スプリング・プローブ508は、プロ
ーブ取り付けプレート506の第2の側を通って延び、
ワイヤレス・インターフェイス・プリント回路基板(W
IPCB)502上の接触パッド512と電気的に接触
する。PCB502の第1の側にある接触パッド512
は、PCB502の第2の側におけるターゲット504
と接触するように電気的に接続されている。ワイヤレス
・インターフェイスPCB502の第2の側における接
触ターゲット504は、テスタ(不図示)のインターフ
ェイス・プローブ500と対応するようにパターンをな
している。テスタのインターフェイス・プローブ500
は、所定の一定の等間隔パターンをなしている。ワイヤ
レス・インターフェイスPCB502では、双頭スプリ
ング・プローブ508の位置に対応する接触パッド51
2からテスタのインターフェイス・プローブ500の位
置に対応する接触ターゲット504までの銅トレースを
用いることによって、両側スプリング・プローブ508
が、インターフェイス・プローブ500の所定の位置に
対応することが可能になる。第2の実施形態の第2の主
たるアセンブリ548は、両側スプリング・プローブ5
08を備えたプローブ取り付けプレート506と、両側
スプリング・プローブ508とインターフェイス・プロ
ーブ500のアライメントをとるワイヤレス・インター
フェイスPCB502からなるユニットである。
【0030】並進取り付け具546に対するプリント回
路基板518のアライメントは、基板テスト技術におい
て周知のところである、ツーリング・ピン(不図示)に
よって維持される。並進取り付け具546とプローブ取
り付けプレート506の間のアライメントは、アライメ
ント・ピン(不図示)または他の既知の手段によって維
持される。プローブ取り付けプレート506とワイヤレ
ス・インターフェイスPCB502との間のアライメン
トは、アライメント・ピン(不図示)または他の既知の
手段によって維持される。ワイヤレス・インターフェイ
スPCB502とインターフェイス・プローブ500の
間のアライメントは、実装基板テスト技術において周知
の取り付け及び固定ハードウェアによって制御される。
【0031】テスト用取り付け具の動作方法は、次の通
りである。並進アセンブリ546が、プローブ取り付け
プレート/インターフェイスPCBアセンブリ548に
取り付けられる。さらに、並進アセンブリ546、及
び、プローブ取り付けプレート/インターフェイスPC
Bアセンブリ548を含む取り付け具全体が、テスタ上
において等間隔をなすインターフェイス・プローブ50
0に取り付けられる。次に、テストを受ける実装プリン
ト回路基板518が、ツーリング・ピン(不図示)によ
って、並進取り付け具アセンブリ546上に配置され
る。実装プリント回路基板518のテスト・ターゲット
520は、さらに、真空、空気圧、または、機械的作動
手段を含む、いくつかある既知手段の任意の1つによっ
てテスタに向けて運ばれる。プリント回路基板518が
テスタ(不図示)に向かって引き寄せられると、傾斜プ
ローブ526は、プリント回路基板518のテスト・タ
ーゲット520と双頭スプリング・プローブ508の間
に挟まれ、この結果、傾斜プローブ526の先端とテス
ト・ターゲット520の間で良好な、抵抗の小さい接触
が得られる。現在の非クリーン実装基板製造プロセスの
ため、プリント回路基板上にハンダ用フラックスの残留
物が残っていたとしても、双頭スプリング・プローブ5
08のスプリング力によって、傾斜プローブ526の先
端とテスト・ターゲット520との良好な接触が助けら
れる。
【0032】図2の概略ブロック図を参照すると、本発
明の実装基板ガイド・プローブ・テスト用取り付け具に
関する第3の実施形態が示されている。図2のコンポー
ネント及び特徴の大部分は、図1のコンポーネント及び
特徴と同様であり、図1と同じ番号がつけられているの
で、再度の説明は行わない。図1の実施形態と図2の実
施形態の主たる相違は、後述するように、用いられるテ
スト・プローブのタイプが異なる点である。
【0033】第3の実施形態のテスト用取り付け具に
は、2つの主たるアセンブリが含まれている。第1のア
センブリ640は、中実ユニットとして取り付け具を一
緒に保持する中実ポスト522によって平行に支持され
た、一連の垂直方向に間隔をあけた平行なガイド・プレ
ートを含む、図1のアセンブリ540と同様の並進取り
付け具である。この取り付け具には、並進ガイド・プレ
ート516のガイド・ホールを通って延びる、さまざま
な長い傾斜または垂直テスト・プローブのアレイも含ま
れている。テスト・プローブは、並進取り付け具640
の第1の側において、実装回路基板518のテスト・タ
ーゲット520とアライメントがとれている。テスト・
プローブは、並進取り付け具640の第2の側におい
て、プローブ取り付けプレート524の第1の側におけ
るピッチのより大きいターゲットとアライメントがとれ
ている。
【0034】パーソナリティ・ピン528は、プローブ
取り付けプレート524の第2の側に埋め込まれてお
り、パーソナリティ・ピン528は、ワイヤ530によ
ってさまざまなテスト・プローブに電気的に接続され
る。パーソナリティ・ピン528の巻線ポスト532
は、アライメント・プレート534のホールを通って、
テスタ(不図示)に対するインターフェイス・プローブ
500と接触する。テスタのインターフェイス・プロー
ブ500は、所定の一定の等間隔パターンをなしてい
る。アライメント・プレート534は、インターフェイ
ス・プローブ500の所定の位置に対応するように、パ
ーソナリティ・ピン528の巻線ポスト532のアライ
メントをとる。第3の実施形態の第2の主たるアセンブ
リ642は、さまざまなテスト・プローブ及びパーソナ
リティ・ピン528を含むプローブ取り付けプレート5
24と、パーソナリティ・ピン528の巻線ポスト53
2とインターフェイス・プローブ500のアライメント
をとるアライメント・プレート534からなるユニット
である。
【0035】アクセスが制限されたターゲット520
は、ガイド・プレート516のホールを通って延びる、
さまざまなタイプの長い傾斜または垂直テスト・プロー
ブ600、604、608、612、620、622、
626、650、656、660、664、及び、69
0のうちの任意のプローブによってアクセスされる。長
いテスト・プローブ600、604、608、612、
620、622、626、650、656、660、6
64、及び、690は、テストを受ける装置518にお
けるピッチの細かいターゲット520、及び、テスト・
プローブ600、604、608、612、620、6
22、626、650、656、660、664、及
び、690をプローブ取り付けプレート524における
パーソナリティ・ピン528に電気的に接続するために
用いられるプローブ取り付けプレート524におけるピ
ッチのより大きいターゲットからの容易な移行を促進す
るために利用される。プローブ取り付けプレートは、当
該技術において周知のところであり;こうしたプレート
の1つに、ガラス繊維強化エポキシ・プローブ取り付け
プレートがある。
【0036】長いソケット・スプリング・テスト・プロ
ーブ600には、垂直にまたは角度をつけてプローブ取
り付けプレート524に取り付けられた極めて長いソケ
ット/バレルから延び、ガイド・プレート516のホー
ルを通るプランジャ602が含まれている。プローブ取
り付けプレート524に取り付けられたソケットのベー
スに、プレス・リング676を配置することが可能であ
る。プレス・リング676は、テスト・プローブ600
のソケットをプローブ取り付けプレート524にしっか
りと保持するのを助ける。プランジャ602の先端は、
DUT518における対応するテスト・ターゲット52
0の位置に対応する。テスト・プローブ600の長いソ
ケットには、DUT518がそれに圧縮接触させられる
と、プランジャ602の先端をDUT518の対応する
テスト・ターゲット520に圧縮接触した状態に保持す
るスプリング力手段が含まれている。テスト・プローブ
600の巻線ポスト678は、プローブ取り付けプレー
ト524を通って、並進取り付け具640に面した第1
の側からアライメント・プレート534に面した第2の
側に延びている。テスト・プローブ600の巻線ポスト
678は、巻線530を用いて、プローブ取り付けプレ
ート524の第2の側における対応するパーソナリティ
・ピン528に電気的に接続される。さらに、テスト・
プローブ600のソケットは、固有のプローブ及びター
ゲット幾何学構造及び高さに適応するため、プローブ取
り付けプレート524内の特定の所定の深さに取り付け
ることが可能である。
【0037】短いソケット・スプリング・テスト・プロ
ーブ604には、プローブ取り付けプレート524に垂
直に取り付けられた短いソケット/バレル606から延
びる極めて長いプランジャが含まれている。プランジャ
は、ソケット606に対して垂直にまたは角度をつけて
位置することが可能である。テスト・プローブ604の
プランジャは、ガイド・プレート516のホールを通っ
て延びる。テスト・プローブ604の先端は、DUT5
18における対応するテスト・ターゲット520の位置
に対応している。プレス・リング680は、ソケット6
06をプローブ取り付けプレート524にしっかりと取
り付けられた状態に保つのを助ける。ソケット606の
巻線ポスト682は、プローブ取り付けプレート524
を通って第1の側から第2の側に延びる。テスト・プロ
ーブ604の巻線ポスト682は、巻線530によって
プローブ取り付けプレート524の第2の側における対
応するパーソナリティ・ピン528に電気的に接続され
ている。ソケット606には、DUT518がそれに係
合させられると、プランジャの先端を対応するテスト・
ターゲット520に圧縮接触した状態に保持するスプリ
ング力手段が含まれている。また、テスト・プローブ6
04のソケット606は、固有のプローブ及びターゲッ
ト幾何学構成及び高さに適応するため、プローブ取り付
けプレート524内における特定の所定の深さに取り付
けることが可能である。
【0038】プローブ608には、その内部にスプリン
グ力手段を備えたソケット/バレル610を含む、自動
スプリング・プローブ内から延びる中実プランジャが含
まれている。テスト・プローブ608は、プローブ取り
付けプレート524内に取り付けられた対応するパーソ
ナリティ・ペグ672の上に位置している。中実プラン
ジャは、ガイド・プレート516のホールを通って延び
ている。プランジャの先端は、DUT518における対
応するテスト・ターゲット520の位置に対応してい
る。パーソナリティ・ペグ672は、プローブ取り付け
プレート524を通って、並進取り付け具640に面し
た第1の側からアライメント・プレート534に面した
第2の側に延びている。パーソナリティ・ペグ672
は、巻線530によって、プローブ取り付けプレート5
24の第2の側におけるパーソナリティ・ピン528に
電気的に接続されている。
【0039】プローブ612には、対応するショート・
ワイヤ・パーソナリティ・ペグ672の上に位置する、
フラットな、丸い、あるいは、尖った端部684を備え
る長いソケットから延びるプランジャ614が含まれて
いる。長いソケットは、ガイド・プレート516のホー
ルを通って延びている。プランジャ614の先端は、D
UT518における対応するテスト・ターゲット520
の位置に対応している。長いソケットには、DUT51
8がそれに接触させられると、プランジャ614の先端
を対応するテスト・ターゲット520に圧縮接触した状
態に保持するスプリング手段が含まれている。パーソナ
リティ・ペグ672は、プローブ取り付けプレート52
4を通って、第1の側から第2の側に延びている。パー
ソナリティ・ペグ672は、巻線530によってプロー
ブ取り付けプレート524の第2の側におけるパーソナ
リティ・ピン528に電気的に接続されている。
【0040】テスト・プローブ620には、両側ソケッ
ト/バレル616の第1の側からガイド・プレート51
6を通って延びる長いプランジャが含まれている。テス
ト・プローブ620には、双頭ソケット616の第2の
側から延び、対応するショート・ワイヤ・パーソナリテ
ィ・ペグ672の上に位置する短いプランジャ618も
含まれている。双頭ソケット616には、DUT518
がそれに接触させられると、テスト・プローブ620の
プランジャの先端を対応するテスト・ターゲット520
に圧縮接触した状態に保持し、プランジャ618の先端
をパーソナル・ペグ672に圧縮接触した状態に保持す
るスプリング手段が含まれている。パーソナリティ・ペ
グ672は、プローブ取り付けプレート524を通っ
て、第1の側から第2の側に延びている。パーソナリテ
ィ・ペグ672は、巻線530によってプローブ取り付
けプレート524の第2の側におけるパーソナリティ・
ピン528に電気的に接続されている。
【0041】テスト・プローブ622には、プローブ取
り付けプレート524に取り付けられたパーソナル・ポ
スト674の上に位置するワッフル端(waffle-ended)ソ
ケット/バレル624内から延びる中実プランジャが含
まれている。ワッフル端ソケット624には、DUT5
18がそれに接触させられると、プランジャの先端を対
応するテスト・ターゲット520に圧縮接触した状態に
保持するためのスプリング力手段が含まれている。パー
ソナリティ・ポスト674は、プローブ取り付けプレー
ト524を通って、並進取り付け具640に面した第1
の側からアライメント・プレート534に面した第2の
側に延びている。パーソナリティ・ポスト674は、巻
線530によってプローブ取り付けプレート524の第
2の側におけるその対応するパーソナリティ・ピン52
8に電気的に接続されている。
【0042】プローブ626には、プローブ取り付けプ
レート524に取り付けられたスプリング・プローブ6
38の上に位置しており、それによって作動させられる
中実プローブが含まれている。スプリング・プローブ6
38には、DUT518がそれに接触させられると、中
実プローブの先端を対応するテスト・ターゲット520
に圧縮接触した状態に保持するためのスプリング力手段
が含まれている。スプリング・プローブ638は、プロ
ーブ取り付けプレート524を通って、並進取り付け具
640に面した第1の側からアライメント・プレート5
34に面した第2の側に延びている。スプリング・プロ
ーブ638は、巻線530によってプローブ取り付けプ
レート524の第2の側におけるその対応するパーソナ
リティ・ピン528に電気的に接続されている。スプリ
ング・プローブ638には、テスト・プローブ600及
び604に関連して上述のプレス・リングを含むことも
可能である。
【0043】プローブ650には、内蔵スプリング63
6を備えた中実プランジャが含まれている。テスト・プ
ローブ650は、対応するショート・ワイヤ・パーソナ
リティ・ペグ672の上に位置し、ガイド・プレート5
16のホールを通って延びている。テスト・プローブ6
50の先端は、DUT518がそれに接触させられる
と、スプリング636のスプリング力によって、DUT
518の対応するテスト・ターゲット520に圧縮接触
した状態に保持される。パーソナリティ・ペグ672
は、プローブ取り付けプレート524を通って、第1の
側から第2の側に延びている。パーソナリティ・ペグ6
72は、巻線530によってプローブ取り付けプレート
524の第2の側におけるパーソナリティ・ピン528
に電気的に接続されている。
【0044】テスト・プローブ652には、長い両側ソ
ケットの第1の側から延びるプランジャ654が含まれ
ている。プローブ652には、両側ソケットの第2の側
から延びて、対応するパーソナリティ・ペグ672の上
に位置する短いプランジャ686も含まれている。両側
ソケットには、DUT518がそれに圧縮接触させられ
ると、テスト・ターゲット520とパーソナリティ・ペ
グ672の間でテスト・プローブ650を圧縮保持する
スプリング力手段が含まれている。パーソナリティ・ペ
グ672は、プローブ取り付けプレート524を通っ
て、第1の側から第2の側に延びている。パーソナリテ
ィ・ペグ672は、巻線530によってプローブ取り付
けプレート524の第2の側におけるパーソナリティ・
ピン528に電気的に接続されている。
【0045】テスト・プローブ656には、対応するパ
ーソナリティ・ペグ672の上に位置するスプリング・
プローブ658の上に位置する、中実プローブが含まれ
ている。留意すべきは、プローブ取り付けプレート52
4には、中実プローブも、スプリング・プローブ658
も取り付けられていないので、テスト・プローブ656
の位置を有効に保持するためには、中実プローブは、少
なくとも2つのガイド・プレート516を通って延びな
ければならず、スプリング・プローブ658は、少なく
とも2つのガイド・プレート516を通って延びなけれ
ばならない。テスト・プローブ656の中実プローブの
先端は、DUT518がそれに接触させられると、スプ
リング・プローブ658のスプリング力によって、対応
するテスト・ターゲット520に圧縮接触した状態に保
持される。パーソナリティ・ペグ672は、プローブ取
り付けプレート524を通って、第1の側から第2の側
に延びている。パーソナリティ・ペグ672は、巻線5
30によってプローブ取り付けプレート524の第2の
側におけるパーソナリティ・ピン528に電気的に接続
されている。
【0046】テスト・プローブ660には、長いソケッ
トの第1の側から延びるプランジャ662が含まれてい
る。テスト・プローブ660には、ソケットの第2の側
から延び、対応するパーソナリティ・ペグ672の上に
位置する巻線テール688も含まれている。ソケットに
は、DUT518がそれに圧縮接触させられると、テス
ト・ターゲット520と接触パーソナリティ・ペグ67
2の間でテスト・プローブ660を圧縮保持する、スプ
リング力手段が含まれている。パーソナリティ・ペグ6
72は、プローブ取り付けプレート524を通って延
び、巻線530によってパーソナリティ・ピン528に
電気的に接続されている。
【0047】テスト・プローブ664には、ガイド・プ
レート516のホールを通って延びる可撓性中実プロー
ブが含まれている。テスト・プローブ664は、DUT
518における対応するテスト・ターゲット520に接
触する第1の端部と、プローブ取り付けプレート524
における対応するパーソナリティ・ペグ672に接触す
る第2の端部を備えている。ガイド・プレート516の
ホールは、所定の位置に配置されており、これによっ
て、テスト・プローブ664が、DUT518の対応す
るテスト・ターゲット520及びプローブ取り付けプレ
ート524の対応するパーソナリティ・ペグ672に圧
縮接触すると、圧縮によって曲がるが、その対応するテ
スト・ターゲット520及びパーソナリティ・ペグ67
2との接触は維持されるようになっている。
【0048】テスト・プローブ690には、第1の端部
に、DUT518の対応するテスト・ターゲット520
に接触する先端を備え、第2の端部に、プローブ取り付
けプレート524に取り付けられたスプリング・プロー
ブ696のプランジャ694と結合するボール692を
備えた長い中実プローブが含まれている。スプリング・
プローブ696には、DUT518がそれに圧縮接触さ
せられると、プローブの先端を対応するテスト・ターゲ
ット520に圧縮接触した状態に保持するスプリング力
手段が含まれている。スプリング・プローブ696は、
プローブ取り付けプレート524を通って延び、巻線5
30によってその対応するパーソナリティ・ピン528
に電気的に接続されている。
【0049】テスト・プローブ600、604、60
8、612、620、622、626、650、65
2、656、660、664、及び、690は、並進取
り付け具640の第1の側において、テストを受ける実
装回路基板518のテスト・ターゲット520とアライ
メントがとれている。テスト・プローブ600、60
4、608、612、620、622、626、65
0、652、656、660、664、及び、690
は、並進取り付け具640の第2の側において、よりピ
ッチの大きいターゲットとアライメントがとれている。
【0050】並進取り付け具640に対するDUT51
8のアライメントは、基板テスト技術において周知のと
ころである、ツーリング・ピン(不図示)を用いて維持
される。並進取り付け具518とプローブ取り付けプレ
ート524との間のアライメントは、アライメント・ピ
ン(不図示)または他の既知の手段によって維持され
る。アライメント・プレート534とインターフェイス
・プローブ500との間のアライメントは、実装基板テ
スト技術において周知のところである取り付け及び固定
ハードウェアを介して制御される。
【0051】テスト用取り付け具の動作方法は、次の通
りである。並進アセンブリ640が、プローブ取り付け
プレート/アライメント・プレート・アセンブリ642
に取り付けられる。さらに、並進取り付け具640、及
び、プローブ取り付けプレート/アライメント・プレー
ト・アセンブリ642を含む取り付け具全体が、テスタ
上において等間隔をなすインターフェイス・プローブ5
00に取り付けられる。次に、テストを受ける実装プリ
ント回路基板518が、ツーリング・ピン(不図示)に
よって、並進取り付け具アセンブリ640上に配置され
る。実装プリント回路基板518のテスト・ターゲット
520は、さらに、真空、空気圧、または、機械的作動
手段を含む、いくつかある既知手段の任意の1つによっ
て並進取り付け具アセンブリ640のテスト・プローブ
600、604、608、612、620、622、6
26、650、652、656、660、664、及
び、690と接触させられる。
【0052】プリント回路基板518がテスタ(不図
示)に向かって引き寄せられると、テスト・プローブ6
00、604、608、612、620、622、62
6、650、652、656、660、664、及び、
690は、DUT518のテスト・ターゲット520と
プローブ取り付けプレート524の間に挟まれ、この結
果、テスト・プローブ600、604、608、61
2、620、622、626、650、652、65
6、660、664、及び、690の先端とアクセスが
制限されるテスト・ターゲット520の間で良好な、抵
抗の小さい接触が得られる。現在の非クリーン実装基板
製造プロセスのため、プリント回路基板上にハンダ用フ
ラックスの残留物が残っていたとしても、傾斜テスト・
プローブ600、604、608、612、620、6
22、626、650、652、656、660、66
4、及び、690の先端によるターゲット520を擦る
動作と、個々のテスト・プローブ600、604、60
8、612、620、622、626、650、65
2、656、660、664、及び、690のスプリン
グ力によって、テスト・プローブ600、604、60
8、612、620、622、626、650、65
2、656、660、664、及び、690の先端とテ
スト・ターゲット520との良好な接触が助けられる。
DUTと対応する個々のテスト・プローブの間が電気的
に接触すると、イン・サーキットまたは機能テストの開
始が可能になる。
【0053】テスト・ターゲットとテスタのインターフ
ェイス・プローブとの間における完全な電気的接触の開
始について予想される方法が2つある。1つの方法に
は、テスト・プローブの先端にDUT518を直接配置
し、その後、DUT518及びガイド・プレート522
をプローブ取り付けプレート/アライメント・プレート
・アセンブリ642に向かって押しやることが含まれて
おり、ここで、取り付け具の並進取り付け具ユニット6
40及びプローブ取り付けプレート/アライメント・プ
レート・ユニット642は、ツーリング・ピンとアライ
メントがとられるが、互いに垂直方向に移動することが
可能である。もう1つの方法には、テスト・プローブの
先端にDUT518を直接配置し、その後、DUT51
8を取り付け具全体に向かって押しやることが含まれて
おり、ここで、並進部分640及びプローブ取り付けプ
レート/アライメント・プレート部分642は、スペー
サ(不図示)によって互いにしっかりと固定されてい
る。DUT518がテスト用取り付け具に圧縮接触させ
られると、DUT518のそれぞれに異なるテスト・タ
ーゲット520の高さ及び幾何学構造の変動に関係な
く、個々のテスト・プローブのスプリング力によって、
テスト・プローブのそれぞれとその対応するテスト・タ
ーゲット520との間の圧縮接触が維持される。
【0054】提示の本発明によるテスト用取り付け具
は、アクセスが標準的な、及び、アクセスが制限された
ターゲット534の混合したものを探査することが可能
である。長い傾斜または垂直テスト・プローブ600、
604、608、612、620、622、626、6
50、652、656、660、664、及び、69
0、ガイド・プレート522、及び、制限されたプロー
ブ先端の移動によって、小さく、ピッチの細かいターゲ
ット520を探査するテスト用取り付け具の能力が向上
する。パーソナリティ・ピン528及びアライメント・
プレート534によって、複雑なテスタ資源割り当てが
可能になる。
【0055】図3を参照すると、第4の実施形態のテス
ト用取り付け具には、2つの主たるアセンブリが含まれ
ている。第1のアセンブリ746は、中実ユニットとし
て取り付け具を一緒に保持する中実ポスト522によっ
て平行に支持された、一連の垂直方向に間隔をあけた平
行なガイド・プレートを含む、図1のアセンブリ540
と同様の並進取り付け具である。この取り付け具には、
並進ガイド・プレート516のガイド・ホールを通って
延びる、さまざまな長い傾斜または垂直テスト・プロー
ブのアレイも含まれている。テスト・プローブは、並進
取り付け具746の第1の側において、実装回路基板5
18のテスト・ターゲット520とアライメントがとれ
ている。テスト・プローブは、並進取り付け具746の
第2の側において、ワイヤレス・インターフェイス・プ
リント回路基板(WIPCB)502の第1の側におけ
るピッチのより大きい接触パッド512とアライメント
がとれている。
【0056】ワイヤレス・インターフェイス・プリント
回路基板502の接触パッド512は、WIPCB50
2の第2の側における接触ターゲット504に電気的に
接続されている。WIPCB502の第2の側における
接触ターゲット504は、テスタ(不図示)のインター
フェイス・プローブ500に対応するようにパターンを
なしている。テスタのインターフェイス・プローブ50
0は、所定の一定の等間隔パターンをなしている。WI
PCB502では、テスト・プローブの位置に対応する
接触パッド512からテスタのインターフェイス・プロ
ーブ500の位置に対応する接触ターゲット504まで
の銅トレース(不図示)を用いることによって、個々の
アクセスが制限されたテスト・プローブが、インターフ
ェイス・プローブ500の所定の位置に対応することが
可能になる。第4の実施形態の第2の主たるアセンブリ
748は、アクセスが制限されるテスト・プローブとイ
ンターフェイス・プローブ500のアライメントをとる
ワイヤレス・インターフェイスプリント回路基板502
からなるユニットである。
【0057】アクセスが制限されたターゲット520
は、ガイド・プレート516のホールを通って、延び
る、さまざまなタイプの長い傾斜または垂直テスト・プ
ローブ708、712、720、722、750、75
2、756、760、及び、764のうち任意のプロー
ブによってアクセスされる。テスト・プローブ708、
712、720、722、750、752、756、7
60、及び、764は、テストを受ける装置518にお
けるピッチの細かいターゲット520から、銅トレース
(不図示)を介して接触パッド504に電気的に接続さ
れたWIPCB502におけるよりピッチの大きいター
ゲット512への容易な移行を促進するために利用され
る。
【0058】プローブ708には、その内部にスプリン
グ力手段を備えたソケット710を含む、自動スプリン
グ・プローブ内から延びる中実プランジャが含まれてい
る。テスト・プローブ708は、WIPCB502にお
ける対応する接触パッド512の上に位置している。テ
スト・プローブ708の中実プランジャの先端は、DU
T518がそれに圧縮接触させられると、ソケット71
0におけるスプリング力手段によって対応するテスト・
ターゲット520に圧縮接触した状態に保持される。接
触パッド512は、銅トレース(不図示)によって、W
IPCB502の第2の側における接触ターゲット50
4に電気的に接続されている。
【0059】テスト・プローブ712には、WIPCB
502における対応する接触パッド512の上に位置す
る、フラットな、丸い、あるいは、尖った端部784を
備える長いソケットから延びるプランジャ714が含ま
れている。長いソケットは、ガイド・プレート516の
ホールを通って延びている。プランジャ714の先端
は、DUT518における対応するテスト・ターゲット
520の位置に対応している。長いソケットには、DU
T518がそれに接触させられると、プランジャ714
の先端を対応するテスト・ターゲット520に圧縮接触
した状態に保持するスプリング手段が含まれている。接
触パッド512は、銅トレース(不図示)によってWI
PCB502の第2の側における接触ターゲット504
に電気的に接続されている。
【0060】テスト・プローブ720には、双頭ソケッ
ト/バレル716の第1の側からガイド・プレート51
6を通って延びる長いプランジャが含まれている。テス
ト・プローブ720には、双頭ソケット716の第2の
側から延び、WIPCB502における対応する接触パ
ッド512の上に位置する短いプランジャ718も含ま
れている。双頭ソケット716には、DUT518がそ
れに圧縮接触させられると、テスト・プローブ720の
プランジャの先端を対応するテスト・ターゲット520
に圧縮接触した状態に保持し、プランジャ718の先端
をWIPCB502におけるその対応する接触パッド5
12に圧縮接触した状態に保持するスプリング力手段が
含まれている。接触パッド512は、銅トレース(不図
示)によってWIPCB502の第2の側における接触
ターゲット504に電気的に接続されている。
【0061】テスト・プローブ722には、WIPCB
502における接触パッド512の上に位置するワッフ
ル端ソケット/バレル724内から延びる中実プランジ
ャが含まれている。ワッフル端ソケット724には、D
UT518がそれに接触させられると、テスト・プロー
ブ722をその対応するテスト・ターゲット520とそ
の対応する接触パッド512の間に圧縮接触した状態に
保持するためのスプリング力手段が含まれている。接触
パッド512は、銅トレース(不図示)によってWIP
CB502の第2の側における接触ターゲット504に
電気的に接続されている。
【0062】テスト・プローブ750には、内蔵スプリ
ング736を備えたプランジャが含まれている。テスト
・プローブ750は、単一ユニットであり、ハウジング
またはソケットが欠けている。テスト・プローブ750
は、WIPCB502における対応する接触パッド51
2上に位置し、ガイド・プレート516のホールを通っ
て延びている。テスト・プローブ750は、DUT51
8がそれに圧縮接触させられると、スプリング736の
スプリング力によって、DUT518のその対応するテ
スト・ターゲット520とWIPCB502におけるそ
の対応する接触パッド512との間に圧縮接触した状態
に保持される。接触パッド512は、銅トレース(不図
示)によってWIPCB502の第2の側における接触
・ターゲット504に電気的に接続される。
【0063】プローブ752には、長い双頭ソケットの
第1の側から延びるプランジャ754が含まれている。
テスト・プローブ752には、双頭ソケットの第2の側
から延び、WIPCB502における対応する接触パッ
ド512の上に位置する短いプランジャ786も含まれ
ている。双頭ソケットには、DUT518がそれに圧縮
接触させられると、その対応するテスト・ターゲット5
20とその対応する接触パッド512の間にテスト・プ
ローブ752を圧縮保持するスプリング力手段が含まれ
ている。接触パッド512は、銅トレース(不図示)に
よってWIPCB502の第2の側における接触ターゲ
ット504に電気的に接続される。
【0064】テスト・プローブ756には、スプリング
・プローブ758の上に位置する中実プランジャが含ま
れている。留意すべきは、テスト・プローブ756の位
置をしっかりと維持するため、中実プローブ及びスプリ
ング・プローブ758が、両方とも、少なくとも2つの
ガイド・プレート516を通って延びなければならない
という点である。テスト・プローブ756の中実プロー
ブの先端は、DUT518がそれに圧縮接触させられる
と、スプリング・プローブ758のスプリング力によっ
て、対応するテスト・ターゲット520に圧縮接触した
状態に保持される。接触パッド512は、銅トレース
(不図示)によってWIPCB502の第2の側におけ
る接触ターゲット504に電気的に接続される。
【0065】テスト・プローブ760には、長いソケッ
トの第1の側から延びるプランジャ762が含まれてい
る。テスト・プローブ760には、ソケットの第2の側
から延び、WIPCB502における対応する接触パッ
ド512の上に位置する巻線テール788も含まれてい
る。ソケットには、DUT518がそれに圧縮接触させ
られると、その対応するテスト・ターゲット520とそ
の対応する接触パッド512の間にテスト・プローブ7
60を圧縮保持するスプリング力手段が含まれている。
接触パッド512は、銅トレース(不図示)によってW
IPCB502の第2の側における接触ターゲット50
4に電気的に接続される。
【0066】テスト・プローブ764には、ガイド・プ
レート516のホールを通って延びるたわみ性中実プロ
ーブが含まれている。テスト・プローブ764は、DU
T518における対応するその対応するテスト・ターゲ
ット520に接触する第1の端部と、WIPCB502
におけるその対応する接触パッド512に接触する第2
の端部を備えている。ガイド・プレート516のホール
は、所定の位置に配置されており、これによって、テス
ト・プローブ764が、DUT518のその対応するテ
スト・ターゲット520及びWIPCB502における
その対応する接触パッド512に圧縮接触すると、圧縮
によって曲がるが、その対応するテスト・ターゲット5
20及び接触パッド512との接触は維持されるように
なっている。接触パッド512は、銅トレース(不図
示)によってWIPCB502の第2の側における接触
ターゲット504に電気的に接続される。
【0067】留意すべきは、本発明の第4の実施形態に
関連して、他のタイプのテスト・プローブを利用するこ
とも可能であるという点である。第4の実施形態は、基
本的に、ガイド・プレート516によって方向付けら
れ、接触パッド512、ワイヤ・トレース(不図示)、
及び、ワイヤレス・インターフェイス・プリント回路基
板502の接触ターゲット504によって、テスタ・イ
ンターフェイス・プローブ500と電気的に接触する、
長い傾斜または垂直自動スプリング・プローブに関する
ものである。
【0068】並進取り付け具746に対するプリント回
路基板518のアライメントは、基板テスト技術におい
て周知のところである、ツーリング・ピン(不図示)に
よって維持される。並進取り付け具746とワイヤレス
・インターフェイスPCB502の間のアライメント
は、アライメント・ピン(不図示)または他の既知手段
によって維持される。ワイヤレス・インターフェイスP
CB502とインターフェイス・プローブ500との間
のアライメントは、実装基板テスタ技術において周知の
取り付け及び固定ハードウェアを介して制御される。
【0069】テスト用取り付け具の動作方法は、次の通
りである。並進アセンブリ746が、WIPCBアセン
ブリ748に取り付けられる。さらに、並進取り付け具
746、及び、WIPCBアセンブリ748を含む取り
付け具全体が、テスタ上において等間隔をなすインター
フェイス・プローブ500に取り付けられる。次に、テ
ストを受ける実装プリント回路基板518が、ツーリン
グ・ピン(不図示)によって、並進取り付け具アセンブ
リ746上に配置される。実装プリント回路基板518
のテスト・ターゲット520は、さらに、真空、空気
圧、または、機械的作動手段を含む、いくつかある既知
手段の任意の1つによってテスタに向かって運ばれる。
プリント回路基板518がテスタ(不図示)に向かって
引き寄せられると、テスト・プローブは、プリント回路
基板518のテスト・ターゲット520とWIPCB5
02の接触パッド512の間に挟まれ、この結果、テス
ト・プローブの先端とテスト・ターゲット520の間で
良好な、抵抗の小さい接触が得られる。現在の非クリー
ン実装基板製造プロセスのため、プリント回路基板上に
ハンダ用フラックスの残留物が残っていたとしても、個
々の傾斜テスト・プローブの先端によるテスト・ターゲ
ット520を擦る動作と、テスト・プローブのスプリン
グ力によって、テスト・プローブの先端とテスト・サイ
ト520との良好な接触が助けられる。
【0070】図4のブロック図を参照すると、本発明の
実装基板ガイド・プローブ・テスト用取り付け具の第5
と第6の実施形態が示されている。図4のコンポーネン
ト及び特徴の大部分は、上述の図1、2、及び、3のコ
ンポーネント及び特徴と同様であり、同じ番号がつけら
れている。図4の実施形態と図1、2、及び、3の実施
形態との主たる相違については、以下で述べることにす
る。
【0071】第5の実施形態のテスト用取り付け具に
は、3つの主たるアセンブリが含まれている。第1のア
センブリ840は、中実ユニットとして取り付け具を一
緒に保持する中実ポスト522によって平行に支持され
た、一連の垂直方向に間隔をあけた平行なガイド・プレ
ート516を含む、並進取り付け具である。この取り付
け具には、並進ガイド・プレート516のガイド・ホー
ルを通って延びる傾斜プローブ526のアレイも含まれ
ている。傾斜プローブ526は、並進取り付け具840
の第1の側において、実装回路基板518のテスト・タ
ーゲット520とアライメントがとれている。傾斜プロ
ーブ526は、並進取り付け具840の第2の側におい
て、汎用インターフェイス・プレート852の第1の側
における双頭スプリング・プローブ854とアライメン
トがとれている。長い傾斜プローブ526は、テストを
受ける装置518におけるピッチの細かいターゲット5
20及び汎用インターフェイス・プレート852におけ
るピッチのより大きいターゲット(双頭スプリング・プ
ローブ854)からの容易な移行を促進するために用い
られる。第5の実施形態の第2の主たるアセンブリ85
0は、汎用インターフェイス・プレート852である。
【0072】双頭スプリング・プローブ854は、汎用
インターフェイス・プレート852の第2の側を通って
延び、プローブ取り付けプレート524に取り付けられ
たパーソナリティ・ポスト856またはパーソナリティ
・ペグ858と電気的に接触する。プローブ取り付けプ
レートは、当該技術において周知のところであり、こう
したプレートの1つに、ガラス繊維強化エポキシから造
られたプローブ取り付けプレートがある。パーソナリテ
ィ・ポスト856及びパーソナリティ・ペグ858は、
プローブ取り付けプレート524の第2の側に延びてい
る。
【0073】パーソナリティ・ピン528は、プローブ
取り付けプレート524の第2の側に埋め込まれ、ショ
ート・ワイヤ530によってパーソナリティ・ポスト8
56及びパーソナリティ・ペグ858の少なくとも一方
に電気的に接続されている。パーソナリティ・ピン52
8の巻線ポスト532は、アライメント・プレート53
4のホールを通って、テスタ(不図示)のインターフェ
イス・プローブ500と接触する。テスタのインターフ
ェイス・プローブ500は、所定の一定の等間隔パター
ンをなしている。アライメント・プレート534は、イ
ンターフェイス・プローブ500の所定の位置に対応す
るように、パーソナリティ・ピン528の巻線ポスト5
32のアライメントをとる。第5の実施形態の第3の主
たるアセンブリ842は、パーソナリティ・ポスト85
6及び/またはパーソナリティ・ペグ858及びパーソ
ナリティ・ピン528を含むプローブ取り付けプレート
524と、パーソナリティ・ピン528の巻線ポスト5
32とインターフェイス・プローブ500のアライメン
トをとるアライメント・プレート534からなるユニッ
トである。
【0074】テスト用取り付け具の正確なアライメント
は、信頼できる動作に不可欠である。並進取り付け具8
40に対するプリント回路基板518のアライメント
は、基板テスト技術において周知のところである、ツー
リング・ピン(不図示)によって維持される。並進取り
付け具840、汎用インターフェイス・プレート85
2、及び、プローブ取り付けプレート/アライメント・
プレート・アセンブリ842間のアライメントは、アラ
イメント・ピン(不図示)または他の既知手段によって
維持される。アライメント・プレート534とインター
フェイス・プローブ500の間のアライメントは、実装
基板テスト技術において周知のところである取り付け及
び固定ハードウェアを介して制御される。
【0075】テスト用取り付け具の動作方法は、次の通
りである。並進アセンブリ840が、プローブ取り付け
プレート/アライメント・プレート・アセンブリ542
に取り付けられた汎用インターフェイス・プレート85
2に取り付けられる。さらに、並進取り付け具840、
汎用インターフェイス・プレート852、及び、プロー
ブ取り付けプレート/アライメント・プレート・アセン
ブリ842を含む取り付け具全体が、テスタ上において
等間隔をなすインターフェイス・プローブ500に取り
付けられる。次に、テストを受ける実装プリント回路基
板518が、ツーリング・ピン(不図示)によって、並
進取り付け具アセンブリ840上に配置される。実装プ
リント回路基板518のテスト・ターゲット520は、
さらに、真空、空気圧、または、機械的作動手段を含
む、いくつかある既知手段の任意の1つによって並進取
り付け具アセンブリ840の傾斜プローブ526に接触
させられる。
【0076】プリント回路基板518がテスタ(不図
示)に向かって引き寄せられると、傾斜または垂直テス
ト・プローブ526は、プリント回路基板518のテス
ト・ターゲット520と双頭スプリング・プローブ85
4の間に挟まれ、この結果、傾斜テスト・プローブ52
6の先端とテスト・ターゲット520の間で良好な、抵
抗の小さい接触が得られる。現在の非クリーン実装基板
製造プロセスのため、プリント回路基板上にハンダ用フ
ラックスの残留物が残っていたとしても、傾斜中実プロ
ーブの先端によるテスト・ターゲット520を擦る動作
と、スプリング・プローブ854のスプリング力によっ
て、傾斜プローブ526の先端とテスト・サイト520
との良好な接触が助けられる。DUTと傾斜プローブ5
26との間が電気的に接触すると、イン・サーキットま
たは機能テストの開始が可能になる。
【0077】第6の実施形態のテスト用取り付け具に
は、3つの主たるアセンブリが含まれている。第1のア
センブリ840は、中実ユニットとして取り付け具を一
緒に保持する中実ポスト522によって平行に支持され
た、一連の垂直方向に間隔をあけた平行なガイド・プレ
ート516を含む、並進取り付け具である。取り付け具
840には、並進ガイド・プレート516のガイド・ホ
ールを通って延びる傾斜または垂直プローブ526のよ
うな並進ピンのアレイも含まれている。傾斜または垂直
プローブ526は、並進取り付け具の第1の側におい
て、プリント回路基板518のテスト・ターゲット52
0とアライメントがとれている。傾斜または垂直プロー
ブ526は、並進取り付け具840の第2の側におい
て、汎用インターフェイス・プレート852の第1の側
における双頭スプリング・プローブ854とアライメン
トがとれている。第6の実施形態の第2の主たるアセン
ブリは、汎用インターフェイス・プレート852であ
る。
【0078】双頭スプリング・プローブ854は、汎用
インターフェイス・プレート852の第2の側を通って
延び、ワイヤレス・インターフェイス・プリント回路基
板(WIPCB)502における接触パッド512と電
気的に接触する。PCB502の第1の側における接触
パッド512は、PCB502の第2の側における接触
ターゲット504に電気的に接続される。WIPCB5
02の第2の側における接触ターゲット504は、テス
タ(不図示)のインターフェイス・プローブ500と対
応するようにパターンをなしている。テスタのインター
フェイス・プローブ500は、所定の一定の等間隔パタ
ーンをなしている。ワイヤレス・インターフェイスPC
B502では、双頭スプリング・プローブ854の位置
に対応する接触パッド512からテスタのインターフェ
イス・プローブ500の位置に対応する接触ターゲット
504までの銅トレースを用いることによって、双頭ス
プリング・プローブ854が、インターフェイス・プロ
ーブ500の所定の位置に対応することが可能になる。
第6の実施形態の第3の主たるアセンブリ548は、双
頭スプリング・プローブ508とインターフェイス・プ
ローブ500のアライメントをとるWIPCB502の
ユニットである。
【0079】並進取り付け具840に対するプリント回
路基板518のアライメントは、基板テスト技術におい
て周知のところである、ツーリング・ピン(不図示)に
よって維持される。並進取り付け具840と汎用インタ
ーフェイス・プレート852の間のアライメントは、ア
ライメント・ピン(不図示)または他の既知手段によっ
て維持される。汎用インターフェイス・プレート852
とワイヤレス・インターフェイスPCB502の間のア
ライメントは、アライメント・ピン(不図示)または他
の既知手段によって維持される。ワイヤレス・アライメ
ントPCB502とインターフェイス・プローブ500
の間のアライメントは、実装基板テスト技術において周
知のところである取り付け及び固定ハードウェアを介し
て制御される。
【0080】テスト用取り付け具の動作方法は、次の通
りである。並進アセンブリ840が、汎用インターフェ
イス・プレート850/WIPCBアセンブリ848に
取り付けられる。さらに、並進アセンブリ840、及
び、汎用インターフェイス・プレート850/WIPC
Bアセンブリ848を含む取り付け具全体が、テスタ上
において等間隔をなすインターフェイス・プローブ50
0に取り付けられる。次に、テストを受ける実装プリン
ト回路基板518が、ツーリング・ピン(不図示)によ
って、並進取り付け具アセンブリ840上に配置され
る。実装プリント回路基板518のテスト・ターゲット
520は、さらに、真空、空気圧、または、機械的作動
手段を含む、いくつかある既知手段の任意の1つによっ
てテスタに向かって運ばれる。プリント回路基板518
がテスタ(不図示)に向かって引き寄せられると、傾斜
または垂直テスト・プローブ526は、プリント回路基
板518のテスト・ターゲット520と双頭スプリング
・プローブ854の間に挟まれ、この結果、中実の傾斜
または垂直テスト・プローブ526の先端とテスト・タ
ーゲット520の間で良好な、抵抗の小さい接触が得ら
れる。現在の非クリーン実装基板製造プロセスのため、
プリント回路基板上にハンダ用フラックスの残留物が残
っていたとしても、傾斜中実プローブ526によるテス
ト・ターゲット520を擦る動作と、双頭スプリング・
プローブ854のスプリング力によって、傾斜プローブ
526の先端とテスト・サイト520との良好な接触が
助けられる。
【0081】図5のブロック図を参照すると、本発明の
多重化ユニットを備えた実装基板ガイド・プローブ・テ
スト用取り付け具の第7と第8の実施形態が示されてい
る。図5のコンポーネント及び特徴の大部分は、上述の
図1、2、3、及び、4のコンポーネント及び特徴と同
様であり、同じ番号がつけられている。図5の実施形態
と図1、2、3、及び、4の実施形態との主たる相違に
ついては、以下で述べることにする。
【0082】第7の実施形態のテスト用取り付け具に
は、2つの主たるアセンブリが含まれている。第1の主
たるアセンブリ940は、中実ユニットとして取り付け
具を一緒に保持する中実ポスト522によって平行に支
持された、一連の垂直方向に間隔をあけた平行なガイド
・プレート516を含む、並進取り付け具である。この
取り付け具には、並進ガイド・プレート516のガイド
・ホールを通って延びる垂直及び傾斜プローブ526の
アレイも含まれている。垂直及び傾斜プローブ526
は、並進取り付け具940の第1の側において、実装回
路基板518のテスト・ターゲット520とアライメン
トがとれている。垂直及び傾斜プローブ526は、並進
取り付け具940の第2の側において、汎用多重化ユニ
ット942の第1の側におけるスプリング・プローブ9
02とアライメントがとれている。長い垂直及び傾斜プ
ローブ526は、テストを受ける装置518におけるピ
ッチの細かいターゲット520及び汎用多重化ユニット
942におけるピッチのより大きいターゲット(スプリ
ング・プローブ902)からの容易な移行を促進するた
めに用いられる。第7の実施形態の第2の主たるアセン
ブリ950は、汎用多重化ユニット942である。
【0083】スプリング・プローブ902は、汎用多重
化ユニット942の第1の側に埋め込まれ、銅トレース
(不図示)または任意の他の既知方法によって巻線ポス
ト532の少なくとも1つに電気的に接続されている。
巻線ポスト532(または、図3に示す接触ターゲット
504)は、汎用多重化ユニット(generic multiplexin
g unit)942の第2の側から延びて、テスタ(不図
示)のインターフェイス・プローブ500と接触する。
テスタのインターフェイス・プローブ500は、所定の
一定の等間隔パターンをなしている。汎用多重化ユニッ
ト942は、インターフェイス・プローブ500の所定
の位置に対応するように、巻線ポスト532のアライメ
ントをとる。
【0084】テスト用取り付け具の正確なアライメント
は、信頼できる動作に不可欠である。並進取り付け具9
40に対するプリント回路基板518のアライメント
は、基板テスト技術において周知のところである、ツー
リング・ピン(不図示)によって維持される。並進取り
付け具940と汎用多重化ユニット942の間のアライ
メントは、アライメント・ピン(不図示)または他の既
知手段によって維持される。汎用多重化ユニット942
とインターフェイス・プローブ500の間のアライメン
トは、実装基板テスト技術において周知のところである
取り付け及び固定ハードウェアを介して制御される。
【0085】テスト用取り付け具の動作方法は、次の通
りである。並進アセンブリ940が、汎用多重化アセン
ブリ950に取り付けられる。さらに、並進取り付け具
940及び汎用多重化アセンブリ950を含む取り付け
具全体が、テスタ上において等間隔をなすインターフェ
イス・プローブ500に取り付けられる。次に、テスト
を受ける実装プリント回路基板518が、ツーリング・
ピン(不図示)によって、並進取り付け具アセンブリ9
40上に配置される。実装プリント回路基板518のテ
スト・ターゲット520は、さらに、真空、空気圧、ま
たは、機械的作動手段を含む、いくつかある既知手段の
任意の1つによって並進取り付け具アセンブリ940の
垂直及び傾斜プローブ526に接触させられる。
【0086】プリント回路基板518がテスタ(不図
示)に向かって引き寄せられると、傾斜または垂直テス
ト・プローブ526は、プリント回路基板518のテス
ト・ターゲット520とスプリング・プローブ902の
間に挟まれ、この結果、傾斜及び垂直プローブ526の
先端とテスト・ターゲット520の間で良好な、抵抗の
小さい接触が得られる。現在の非クリーン実装基板製造
プロセスのため、プリント回路基板上にハンダ用フラッ
クスの残留物が残っていたとしても、垂直及び傾斜プロ
ーブによるテスト・ターゲット520を擦る動作と、ス
プリング・プローブ902のスプリング力によって、垂
直及び傾斜プローブ526の先端とテスト・サイト52
0との良好な接触が助けられる。DUTと垂直及び傾斜
プローブ526とが電気的に接触すると、イン・サーキ
ット及び機能テストの開始が可能になる。
【0087】第8の実施形態のテスト用取り付け具に
は、2つの主たるアセンブリが含まれている。第1のア
センブリ940は、中実ユニットとして取り付け具を一
緒に保持する中実ポスト522によって平行に支持され
た、一連の垂直方向に間隔をあけた平行なガイド・プレ
ート516を含む並進取り付け具である。取り付け具9
40には、並進ガイド・プレート516のガイド・ホー
ルを通って延びる自動テスト・プローブ952のアレイ
も含まれている。
【0088】自動テスト・プローブ952には、長い双
頭ソケットの第1の側から延びるプランジャ954と、
双頭ソケットの第2の側から延び、汎用多重化ユニット
942における対応する接触パッド512の上に位置す
る短いプランジャ986が含まれている。自動テスト・
プローブ952には、テストを受ける装置がそれに圧縮
接触させられると、その対応するテスト・ターゲット5
20とその対応する接触パッド512の間にテスト・プ
ローブ952を圧縮保持するスプリング力手段が含まれ
ている。接触パッド512は、銅トレース(不図示)に
よって少なくとも1つの巻線ポスト532(または、図
3に示す接触ターゲット504)に電気的に接続され
る。巻線ポスト532は、汎用多重化ユニット942の
第2の側から延び、テスタ(不図示)のインターフェイ
ス・プローブ500と接触する。
【0089】自動テスト・プローブ952は、並進取り
付け具940の第1の側において、プリント回路基板5
18のテスト・ターゲット520とアライメントがとれ
ている。自動テスト・プローブ952は、並進取り付け
具940の第2の側において、汎用多重化ユニット94
2の接触パッド512とアライメントがとれている。第
8の実施形態の第2の主たるアセンブリは、汎用多重化
アセンブリ948である。
【0090】並進取り付け具940に対するプリント回
路基板518のアライメントは、基板テスト技術におい
て周知のところである、ツーリング・ピン(不図示)に
よって維持される。並進取り付け具940と汎用多重化
ユニット942の間のアライメントは、アライメント・
ピン(不図示)または他の既知手段によって維持され
る。汎用多重化アセンブリ948とインターフェイス・
プローブ500の間のアライメントは、実装基板テスト
技術において周知のところである取り付け及び固定ハー
ドウェアを介して制御される。
【0091】テスト用取り付け具の動作方法は、次の通
りである。並進アセンブリ940が、汎用多重化アセン
ブリ948に取り付けられる。さらに、並進アセンブリ
940及び汎用多重化アセンブリ948を含む取り付け
具全体が、テスタ上において等間隔をなすインターフェ
イス・プローブ500に取り付けられる。次に、テスト
を受ける実装プリント回路基板518が、ツーリング・
ピン(不図示)によって、並進取り付け具アセンブリ9
40上に配置される。実装プリント回路基板518のテ
スト・ターゲット520は、さらに、真空、空気圧、ま
たは、機械的作動手段を含む、いくつかある既知手段の
任意の1つによってテスタに向かって運ばれる。プリン
ト回路基板518がテスタに向かって引き寄せられる
と、自動テスト・プローブ952は、プリント回路基板
518のテスト・ターゲット520と汎用多重化ユニッ
ト942の接触パッド512の間に挟まれ、この結果、
自動テスト・プローブ952の先端とテスト・ターゲッ
ト520の間で良好な、抵抗の小さい接触が得られる。
現在の非クリーン実装基板製造プロセスのため、プリン
ト回路基板上にハンダ用フラックスの残留物が残ってい
たとしても、自動テスト・プローブ952によるテスト
・ターゲット520を擦る動作と、自動テスト・プロー
ブ952のスプリング力によって、自動テスト・プロー
ブ952の先端とテスト・サイト520との良好な接触
が助けられる。
【0092】本発明に関する以上の説明は、例示及び解
説のために提示されたものである。本発明を余すところ
なく説明しようとか、あるいは、開示の形態そのままに
制限しようとするものではなく、以上の教示に鑑みて、
他の修正及び変更を加えることも可能である。例えば、
並進取り付け具は、より大きい容量タイプ及び誘導タイ
プのテスト・プローブといった、さらに多くのタイプの
テスト・プローブに適応するように、フライス加工する
ことが可能である。また、両側に電子コンポーネントが
実装された、あるいは、両側にテスト・ターゲットが設
けられたプリント回路基板をテストするため、クラム・
シェル・タイプのテスタに2つのガイド・プローブ・テ
スト用取り付け具を用いることも可能である。
【0093】さらに、自動テスト・プローブは、それに
よって、プリント回路基板518におけるテスト・ター
ゲット520とその下のターゲットとの間に電気経路が
得られる限りにおいて、多様な構成が可能である。
【0094】さらに、本発明のガイド・プローブ・テス
ト用取り付け具は、両側に電子コンポーネントが実装さ
れた、あるいは、両側にテスト・ターゲットが設けられ
たプリント回路基板をテストするため、自動テスタに関
連して利用することが可能もある。以上の実施形態は、
本発明の原理及びその実際の応用例を最も明瞭に説明す
ることによって、他の当該技術者が、企図する特定の用
途に適したさまざまな実施形態及びさまざまな修正にお
いて本発明を最も有効に利用できるようにするために選
択され、解説された。先行技術による制限のある場合を
除いて、付属の請求項は、本発明の他の代替実施形態を
含むものと解釈されることを意図したものである。
【0095】以下、本発明の実施形態を要約する。 1.テストを受ける実装回路基板518上におけるアク
セスが制限される1つ以上のテスト・ターゲット520
をテスタのインターフェイス・プローブ500に電気的
に接続するためのガイド・プローブ・テスト用取り付け
具であって、それぞれ、自動スプリング力手段を備え
る、1つ以上の長いテスト・プローブ952と、 第1
の側と第2の側があり、所定の位置にスルー・ホールを
備えていて、前記1つ以上の長いテスト・プローブ95
2が、それぞれ、前記スルー・ホールを通って延び、前
記第1の側において、アクセスが制限される前記1つ以
上のテスト・ターゲット520の対応する1つとアライ
メントがとれるようになっている、複数のほぼ平行なガ
イド・プレート516と、第1の側と第2の側があり、
その第1の側が前記ガイド・プレート516の前記第2
の側に位置する、汎用多重化装置948と、それぞれ、
前記ガイド・プレート516の前記第2の側から延びる
前記複数の長いテスト・プローブ952の対応する1つ
とアライメントがとれて、電気的に接触する、前記汎用
多重化装置948の前記第1の側に位置する1つ以上の
接触パッド512と、それぞれ、前記テスタに前記ガイ
ド・プローブ・テスト用取り付け具が取り付けられる
と、前記テスタの対応するインターフェイス・プローブ
500とアライメントがとれて、電気的に接触する、前
記汎用多重化装置948の前記第2の側に位置する1つ
以上の接触ターゲット532が含まれている、ガイド・
プローブ・テスト用取り付け具。
【0096】2.テストを受ける実装回路基板518上
におけるアクセスが制限される1つ以上のテスト・ター
ゲット520をテスタのインターフェイス・プローブ5
00に電気的に接続するためのガイド・プローブ・テス
ト用取り付け具であって、1つ以上の長いテスト・プロ
ーブ526と、第1の側と第2の側があり、所定の位置
にスルー・ホールを備えていて、前記1つ以上の長いテ
スト・プローブ526が、それぞれ、前記スルー・ホー
ルを通って延び、前記第1の側において、アクセスが制
限される前記1つ以上のテスト・ターゲット520の対
応する1つとアライメントがとれるようになっている、
複数のほぼ平行なガイド・プレート516と、第1の側
と第2の側があり、その第1の側が前記ガイド・プレー
ト516の前記第2の側に位置する、汎用多重化装置9
42と、それぞれ、前記ガイド・プレート516の前記
第2の側から延びる前記複数の長いテスト・プローブ5
26の対応する1つとアライメントがとれて、電気的に
接触するようになっており、圧縮接触させられると、前
記長いテスト・プローブ526を前記アクセスが制限さ
れる1つ以上のテスト・ターゲット520に押しつける
自動スプリング力を発揮する、前記汎用多重化装置94
2の前記第1の側に位置する1つ以上のスプリング・プ
ローブ942と、 それぞれ、前記ガイド・プローブ・
テスト用取り付け具が前記テスタに取り付けられると、
前記テスタの対応するインターフェイス・プローブ50
0とアライメントがとれて、電気的に接触する、前記汎
用多重化装置942の前記第2の側に位置する1つ以上
の接触ターゲット532が含まれている、ガイド・プロ
ーブ・テスト用取り付け具。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、アクセスが制限される
テストに関連した物理的及び電気的問題を解決し、価格
的に競合することができ、実装基板テストによって必要
とされる精巧な資源の割り当てに適応し、組み立て及び
保守が比較的容易で、コストのかからないような、改良
された実装基板ガイド・プローブ・テスト用取り付け具
が提供される。また本発明によれば、探査正確度が向上
し、非クリーン・テスト容易性が改善され、細かいピッ
チの探査能力が向上した、改良形の実装基板ガイド・プ
ローブ・テスト用取り付け具が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実装基板ガイド・プローブ・テス
ト用取り付け具の第1と第2の実施形態に関する切り取
り図である。
【図2】本発明による実装基板ガイド・プローブ・テス
ト用取り付け具の第3の実施形態に関する切り取り図で
ある。
【図3】本発明によるワイヤレス・インターフェイス・
プリント回路基板を備えた実装基板ガイド・プローブ・
テスト用取り付け具の第4の実施形態に関する切り取り
図である。
【図4】本発明による汎用インターフェイス・プレート
を備えた実装基板ガイド・プローブ・テスト用取り付け
具の第5及び第6の実施形態に関する切り取り図であ
る。
【図5】本発明による多重化ユニットを備えた実装基板
ガイド・プローブ・テスト用取り付け具の第7及び第8
の実施形態に関する切り取り図である。
【図6】従来のショート・ワイヤ・テスト用取り付け具
の切り取り図である。
【図7】従来の超アライメント・テスト用取り付け具の
切り取り図である。
【図8】従来のガイド・プローブ保護プレートの切り取
り図である。
【図9】従来の裸基板並進テスト用取り付け具の切り取
り図である。
【符号の説明】
500 インターフェイス・プローブ 512 接触パッド 516 ガイド・プレート 518 プリント回路基板 520 テスト・ターゲット 532 巻線ポスト(接触ターゲット) 948 汎用多重化アセンブリ(汎用多重化装置) 952 自動テスト・プローブ(テスト・プローブ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート・エイ・スルツ アメリカ合衆国 コロラド州 ラヴラン ド,レッドバード・プレイス 4331 (72)発明者 リーネ・スィー・ペルツェル アメリカ合衆国 コロラド州 ボウルダ ー,アルパイン・アベニュー 1303,アパ ートメント 13エー (72)発明者 ジョーン・エル・アルギーレ アメリカ合衆国 コロラド州 ラヴラン ド,トゥペロ・ドライブ 1209

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テストを受ける実装回路基板518上にお
    けるアクセスが制限される1つ以上のテスト・ターゲッ
    ト520をテスタのインターフェイス・プローブ500
    に電気的に接続するためのガイド・プローブ・テスト用
    取り付け具であって、 それぞれ、自動スプリング力手段を備える、1つ以上の
    長いテスト・プローブ952と、 第1の側と第2の側
    があり、所定の位置にスルー・ホールを備えていて、前
    記1つ以上の長いテスト・プローブ952が、それぞ
    れ、前記スルー・ホールを通って延び、前記第1の側に
    おいて、アクセスが制限される前記1つ以上のテスト・
    ターゲット520の対応する1つとアライメントがとれ
    るようになっている、複数のほぼ平行なガイド・プレー
    ト516と、 第1の側と第2の側があり、その第1の側が前記ガイド
    ・プレート516の前記第2の側に位置する、汎用多重
    化装置948と、 それぞれ、前記ガイド・プレート516の前記第2の側
    から延びる前記複数の長いテスト・プローブ952の対
    応する1つとアライメントがとれて、電気的に接触す
    る、前記汎用多重化装置948の前記第1の側に位置す
    る1つ以上の接触パッド512と、 それぞれ、前記テスタに前記ガイド・プローブ・テスト
    用取り付け具が取り付けられると、前記テスタの対応す
    るインターフェイス・プローブ500とアライメントが
    とれて、電気的に接触する、前記汎用多重化装置948
    の前記第2の側に位置する1つ以上の接触ターゲット5
    32が含まれている、 ガイド・プローブ・テスト用取り付け具。
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