JP2000028633A - 半導体加速度センサ - Google Patents

半導体加速度センサ

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JP2000028633A
JP2000028633A JP10192620A JP19262098A JP2000028633A JP 2000028633 A JP2000028633 A JP 2000028633A JP 10192620 A JP10192620 A JP 10192620A JP 19262098 A JP19262098 A JP 19262098A JP 2000028633 A JP2000028633 A JP 2000028633A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedestal
acceleration sensor
peripheral frame
outer peripheral
semiconductor acceleration
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Application number
JP10192620A
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English (en)
Inventor
Keiichi Mori
恵一 森
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変動による熱膨張収縮をダイアフラム部
にしわ寄せさせなくして温度特性の良好な半導体加速度
センサを提供する。 【解決手段】 ダイアフラム部21とウェハ外周枠部2
3が形成されたシリコンウェハ2を具備し、ダイアフラ
ム部21には質量部24が固着されており、台座外周枠
部12が形成されたシリコンとは異なる材料より成る台
座1を具備し、シリコンウェハ2と台座1との間の接合
部3はウェハ外周枠部23と台座外周枠部12全体の一
部に形成した半導体加速度センサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体加速度セ
ンサに関し、特に、温度特性の良好な半導体加速度セン
サに関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図2を参照して説明する。図2
(a)は図2(b)の線a−a’に沿った断面を矢印方
向に視たところを示す図であり、図2(b)は図2
(a)の線b−b’に沿った断面を示す図であり、図2
(c)は図2(b)を下から視たところを示す図であ
る。
【0003】図2において、1は台座を示す。この台座
1は、通常、ガラス板を原材料として構成され、ザグリ
部11を形成することにより台座外周枠部12および台
座本体13が形成されている。2はシリコンウェハを示
す。このシリコンウェハ2には、その一方の表面にエッ
チング加工を施してダイアフラム部21と質量部支持部
22とウェハ外周枠部23を形成している。質量部24
は質量部支持部22に接合固定されている。3は接合部
であり、シリコンウェハ2のウェハ外周枠部23の上面
と台座1の台座外周枠部12下面との間に形成されてい
る。
【0004】ところで、半導体加速度センサの各部のお
よその寸法は次の通りである。台座1の縦方向寸法、横
方向寸法および厚さは5mm×5mm×1mmである。
台座1に形成されるザグリ部11の縦方向寸法、横方向
寸法および深さは4. 2mm×4. 2mm×10μmで
ある。ここで、台座外周枠部12の幅は0. 4mmとな
り、台座本体13の厚さはほぼ1mm程度である。シリ
コンウェハ2の縦方向寸法、横方向寸法および厚さは5
mm×5mm×0. 4mmである。シリコンウェハ2に
形成されるダイアフラム部21の縦方向寸法、横方向寸
法および厚さは4mm×4mm×10μmである。ここ
で、ウェハ外周枠部23の幅は0. 5mmである。
【0005】半導体加速度センサは台座1を介してセン
サ筐体に固定される。半導体加速度センサのセンサ筐体
を加速度を測定されるべき運動体に取り付け固定した状
態において、半導体加速度センサに加速度が入力される
と、質量部24は台座1に対して相対的に運動してこれ
が取り付けられるダイアフラム部21が偏位する。ダイ
アフラム部21の偏位を検出して入力加速度を測定する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の半導体加速度セ
ンサにおいて、ダイアフラム部21が形成されるシリコ
ンウェハ2は、ウェハ外周枠部23と台座外周枠部12
とを接合部3を全周に亘って形成することにより台座1
に取り付け固定されている。半導体加速度センサの使用
環境の温度が変動することにより半導体加速度センサ自
体の温度が変動すると、台座1とシリコンウェハ2はこ
の温度変動に起因して膨張収縮することとなる。ところ
で、ガラスの線膨張係数は3×10-6〜20×10-6
度であるのに対して、シリコンの線膨張係数は20〜5
0℃の温度範囲において2. 42×10-6の程度であ
る。これによると、ガラスの線膨張係数は、シリコンの
線膨張係数と比較して一般に大きい。従って、ガラス台
座1とシリコンウェハ2は、外形寸法が上述の如くほぼ
等しく、線膨張係数が相違するところから、温度変動に
よる熱膨張収縮量が異なることになる。上述した通り、
ウェハ外周枠部23と台座外周枠部12とは接合部3を
介して全周に亘って相互に取り付け固定されており、台
座本体13の厚さはほぼ1mmであり、ダイアフラム部
21の厚さは10μmであるので、温度変動による熱膨
張収縮量の差は何処にも吸収されることなしに台座1側
からダイアフラム部21側に一方的にしわ寄せされるに
到る。
【0007】以上の如く、熱膨張収縮量の差がダイアフ
ラム部21にしわ寄せされるということは、ダイアフラ
ム部21の形状寸法が変化し、これに起因してダイアフ
ラム部21の力学的運動状態が変化することを意味す
る。従って、半導体加速度センサの使用環境の温度が変
動することにより、半導体加速度センサの測定値が使用
環境の温度変動により変動するに到る。
【0008】この発明は、温度変動による熱膨張収縮を
ダイアフラム部にしわ寄せさせなくして上述の問題を解
消した温度特性の良好な半導体加速度センサを提供する
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1:ダイアフラム
部21およびウェハ外周枠部23が形成されたシリコン
ウェハ2を具備し、ダイアフラム部21には質量部24
が固着されており、台座外周枠部12が形成されたシリ
コンとは異なる材料より成る台座1を具備し、シリコン
ウェハ2と台座1との間の接合部3はウェハ外周枠部2
3と台座外周枠部12全体の一部に形成した半導体加速
度センサを構成した。
【0010】そして、請求項2:請求項1に記載される
半導体加速度センサにおいて、シリコンウェハ2と台座
1との間の接合部3は外周部全体の片側半分に偏位して
形成した半導体加速度センサを構成した。また、請求項
3:請求項2に記載される半導体加速度センサにおい
て、接合部3はこれを3箇所に形成した半導体加速度セ
ンサを構成した。
【0011】更に、請求項4:請求項2に記載される半
導体加速度センサにおいて、接合部3はこれを1箇所に
形成した半導体加速度センサを構成した。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1を参
照して説明する。図1(a)は図1(b)の線a−a’
に沿った断面を矢印方向に視たところを示す図であり、
図1(b)は図1(a)の線b−b’に沿った断面を示
す図であり、図1(c)は図1(b)を下から視たとこ
ろを示す図である。
【0013】図1において、この実施例の場合も、従来
例と同様に、台座1はガラス板を原材料として構成さ
れ、ザグリ部11を形成することにより台座外周枠部1
2および台座本体13が形成されている。そして、シリ
コンウェハ2には、その一方の表面にエッチング加工を
施してダイアフラム部21と質量部支持部22とウェハ
外周枠部23を形成している。質量部24は質量部支持
部22に接合固定されている。
【0014】接合部3はシリコンウェハ2のウェハ外周
枠部23の上面と台座1の台座外周枠部12下面との間
に形成されている。接合部3は、この実施例において
は、ウェハ外周枠部23と台座外周枠部12の全周に亘
って形成することはせず、ウェハ外周枠部23および台
座外周枠部12全体の一部に形成される。図1の実施例
においては、接合部3はウェハ外周枠部23および台座
外周枠部12全体の半分の片側に偏位して形成され、接
合部3の個数も外周枠部12全体の半分の片側に偏位し
て3箇所に形成されている。半導体加速度センサの各部
の寸法は、従来例と同様に、台座1の縦方向寸法、横方
向寸法および厚さは5mm×5mm×1mmであり、シ
リコンウェハ2の縦方向寸法、横方向寸法および厚さは
5mm×5mm×0. 4mmである。半導体加速度セン
サは上述した通り小型であり、重量も小であるところか
ら、台座1とシリコンウェハ2とを外周枠部全体に亘っ
て接合固定するには及ばない訳である。
【0015】
【発明の効果】以上の通りであって、ウェハ外周枠部2
3および台座外周枠部12全体の半分の片側に偏位して
接合部3を形成することにより、ガラス台座1とシリコ
ンウェハ2の間の温度変動による熱膨張収縮量の差は接
合部3の形成されていない片側において解放される。即
ち、ウェハ外周枠部23および台座外周枠部12全体の
半分の内の接合部3の形成されていない片側において、
ウェハ外周枠部23は台座外周枠部12に機械的に結合
していないので、熱膨張収縮量の差は両外周枠部間が相
対的に位置ずれすることにより解放される。接合部3の
個数は図1の実施例においては3箇所に形成されている
が、これにより、ガラス台座1に対するシリコンウェハ
2の機械的接合は必要充分に保持される上に、両外周枠
部間の相対的な位置ずれを容易にすることができる。更
に、接合部3の個数はこれを1個とし、外周枠部の1辺
の中央部に形成することにより、外周枠部の3箇所に形
成する場合と同様に、ガラス台座1に対するシリコンウ
ェハ2の機械的接合は必要充分に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する図。
【図2】従来例を説明する図。
【符号の説明】
1 台座 11 ザグリ部 12 台座外周枠部 13 台座本体 2 シリコンウェハ 21 ダイアフラム部 22 質量部支持部 23 ウェハ外周枠部 24 質量部 3 接合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイアフラム部およびウェハ外周枠部が
    形成されたシリコンウェハを具備し、このダイアフラム
    部には質量部が固着されており、 台座外周枠部が形成されたシリコンとは異なる材料より
    成る台座を具備し、 シリコンウェハと台座との間の接合部はウェハ外周枠部
    と台座外周枠部全体の一部に形成したことを特徴とする
    半導体加速度センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される半導体加速度セン
    サにおいて、 シリコンウェハと台座との間の接合部は外周部全体の片
    側半分に偏位して形成したことを特徴とする半導体加速
    度センサ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載される半導体加速度セン
    サにおいて、 接合部はこれを3箇所に形成したことを特徴とする半導
    体加速度センサ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載される半導体加速度セン
    サにおいて、 接合部はこれを1箇所に形成したことを特徴とする半導
    体加速度センサ。
JP10192620A 1998-07-08 1998-07-08 半導体加速度センサ Pending JP2000028633A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006106739A1 (ja) 2005-03-30 2006-10-12 The Yokohama Rubber Co., Ltd. 半導体加速度センサ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006106739A1 (ja) 2005-03-30 2006-10-12 The Yokohama Rubber Co., Ltd. 半導体加速度センサ
US7827865B2 (en) 2005-03-30 2010-11-09 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Semiconductor acceleration sensor

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