JP2000027891A - 補償クラッチとねじり弾性クラッチからなるクラッチ組合せ - Google Patents
補償クラッチとねじり弾性クラッチからなるクラッチ組合せInfo
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Abstract
の小型化された全長及び組込み及び解体状態の点で傑出
した、クラッチ組合せを提供する。 【解決手段】 クラッチ組合せ1は、補償クラッチ2と
ねじり弾性クラッチ3とからなり、その際、補償クラッ
チは、1つの中央管部分5と、接続リング62,72を
形成する2つの端面ダイヤフラム部分6、7とを有する
クラッチ部材4を含み、かつねじり弾性クラッチ3は、
内側部分10及び外側部分11、及び内側部分と外側部
分の間にトルクを伝達するばね要素12を有する。でき
るだけ短い組込み長さを達成するために、クラッチ部材
の管部分5は、軸線に対して垂直な分離平面Tに沿っ
て、外方に突出したフランジ縁8,9を介して互いにね
じ止め可能な2つの管区間51,52に分離されてお
り、少なくとも1つのダイヤフラム部分は、外周範囲6
1,71において、所属の管区間に取付けられている。
Description
1つの中央管部分と、トルクを伝達する駆動結合部内に
組込む接続リングを形成する2つの端面ダイヤフラム部
分とを有するクラッチ部材を含み、かつねじり弾性クラ
ッチが、内側部分及び外側部分、及び内側部分と外側部
分の間にトルクを伝達するばね要素を有する、補償クラ
ッチとねじり弾性クラッチからなるクラッチ組合せに関
する。
有する補償クラッチは、そのねじり強度のために支障な
いトルク伝達を保証するだけでなく、そのダイヤフラム
部分の変形能力のために、互いに結合すべき駆動部分の
半径方向、軸線方向及び角度的なずれの補償も可能に
し、その際、要求に応じて、種々のダイヤフラム及び管
部分の形が可能であり、かつ管部分及びダイヤフラム部
分は、ほとんどの場合、高性能繊維複合材料からなり、
かつ個別片としてあらかじめ製造でき、又はユニットク
ラッチ部材として製造することができる。オーストリア
特許第403837号明細書によれば、その上これらの
クラッチ部材において、曲げ弾性に関して所望の要求に
整合するためにダイヤフラム部分を十分に大きく決める
ことができるようにするため、外周範囲において両方の
ダイヤフラム部分を管部分に取付け、かつ内周範囲にお
いて接続縁を構成することは、すでに公知である。これ
らの補償クラッチは、タービン、弾性設置された機関、
プロペラ等を駆動系列に結合するためにきわめて良好に
適しており、その際、その際に危険な共振を動作回転速
度範囲から排除し、かつ場合によってはその他の振動現
象を制動するために、ほとんどの場合、補償クラッチに
加えてねじり弾性を有する又はねじり弾性を有しかつ振
動減衰するクラッチが、駆動系列内に組込まれる。その
ために従来、補償クラッチとねじり弾性クラッチが、互
いに軸線方向に並べられており、かつ補償クラッチの一
方のダイヤフラム部分の接続リングは、直接又は中間フ
ランジを介して、それに続くねじり弾性クラッチの内側
又は外側部分に固定的にねじ止めされる。ただし補償ク
ラッチとねじり弾性クラッチとのこの並置は、比較的大
きな全長を伴い、これらの全長は、しばしば狭い場所状
態の際に、クラッチ組合せの組込み及び解体の際にかな
りの困難を引起こす。
は、支障ないトルク伝達及びずれ補償の際に、その小型
化された全長及びその望ましい組込み及び解体状態の点
で傑出した、初めに述べたようなクラッチ組合せを提供
することにある。
のようにして解決する。すなわち補償クラッチのクラッ
チ部材の管部分が、それ自体周知のように軸線に対して
垂直な分離平面に沿って、外方に突出したフランジ縁を
介して互いにねじ止め可能な2つの管区間に分離されて
おり、クラッチ部材の少なくとも1つのダイヤフラム部
分が、外周範囲において、所属の管区間に取付けられて
おり、かつその内周範囲において接続リングを形成して
おり、かつねじり弾性クラッチが、この管区間の範囲に
おいてクラッチ部材内に配置されており、その際、ダイ
ヤフラム部分の接続リングが、ねじり弾性クラッチの外
側部分に固定的にねじ止めされており、かつ内側部分
が、同軸的に接続リングを通って外方に案内されてい
る。それによりねじり弾性クラッチは、補償クラッチ内
に完全に統合することができ、かつ補償クラッチの必要
な全長が、大体において全クラッチ組合せの総合長さも
決めている。2つの管区間への管部分の分離のために、
その際、ねじり弾性クラッチが、てぎわよく補償クラッ
チ内に挿入することができるだけでなく、全クラッチ組
合せは、わずかな場所提供の際にも、駆動系列の範囲に
おいて段階的な組込み又は解体によって合理的に取付け
又は取り外しすることができる。必要に応じて、ねじり
弾性クラッチは、駆動側又は被駆動側において補償クラ
ッチのダイヤフラム部分に取付けることができ、その
際、ねじり弾性クラッチの範囲において駆動系列の隣接
する部分にクラッチ組合せを接続するために、通常のよ
うにその内側部分が利用され、それに反して補償クラッ
チの空いたダイヤフラム部分の範囲においてその接続リ
ングが利用される。コンパクトな構成様式及び互いに統
合された異なったクラッチ様式にもかかわらず、クラッ
チの機能は明確に分離されており、その際、補償クラッ
チは、必要な補償運動を行なうが、明らかに振動減衰ク
ラッチとして構成してもよいねじり弾性クラッチは、ね
じり振動の負荷を吸収するだけでよい。
が、外周範囲において、所属の管区間に取付けられてお
り、かつその内周範囲において接続リングを形成してお
り、かつ両方の管区間内にそれぞれ1つのねじり弾性ク
ラッチが配置されていると、有利なことがあある。なぜ
ならこのようにして補償クラッチは、互いに前後に接続
されたねじり弾性クラッチと組合わされており、かつ機
関又は変速機側にねじり弾性クラッチを組合わせる可能
性が存在するからである。ここでは駆動系列におけるク
ラッチ組合せの組込みは、ねじり弾性クラッチの内側部
分を介して行なわれ、かつクラッチ総合長さは、再び大
体において補償クラッチの曲がり長さによって決まる。
る。すなわち外周範囲においてクラッチ部材の一方のダ
イヤフラムが、かつ内周範囲において他方のダイヤフラ
ムが、所属の管区間に取付けられており、かつ内周範囲
において一方のダイヤフラムが、かつ外周範囲において
他方のダイヤフラムが、接続リングを形成しており、そ
の際、異なった直径を有する管区間が、直径の相違を補
償する異なった大きさのフランジ縁を介して、互いにね
じ止めされている。ここではねじり弾性クラッチは、一
方のダイヤフラム部分の外周範囲に取付けられた管区間
内に組込まれ、その際、ねじり弾性クラッチの内側部分
は、接続する駆動系列への結合を行なうが、一方他方の
管区間は、他方のダイヤフラム部分の内周範囲に取付け
られ、かつこのダイヤフラム部分は、外周範囲に接続リ
ングを有するので、ここでは外周範囲において、相応し
て大きな直径の構成部分、例えばフライホイール等にお
ける直接の接続が可能である。さらに小さい直径の管区
間は、一方においてフランジ縁の又は他方において外側
の接続リングのねじ止めのために、良好なアクセス可能
性を、したがって改善された取付け状態を提供する。
小さい方の管区間の範囲に、通気開口が設けられ、かつ
フランジ縁の範囲に、空気抜き開口が設けられているの
で、クラッチのねじりの際に、クラッチ部材は、換気装
置として作用し、かつクラッチ組合せの内側範囲からの
支障ない熱放出を配慮していると、さらに有利である。
に概略的に示されている。
せ1は、1つの補償クラッチ2と2つのねじり弾性クラ
ッチ3とからなり、その際、補償クラッチは、1つの中
央管部分5と2つの端面ダイヤフラム部分6とを備えた
クラッチ部材4を含む。管部分5は、軸線に対して垂直
な分離平面Tに沿って2つの管区間51、52に分離さ
れており、これらの管区間は、外方に突出したフランジ
縁8、9を介して互いにねじ止めされている。クラッチ
部材4のダイヤフラム部分6、7は、それぞれ外周範囲
61、71において所属の管区間51、52に取付けら
れており、かつ内周範囲において接続リング62、72
を形成している。
1つの内側部分10及び1つの外側部分11、及びトル
クを伝達するために外側部分と内側部分との間に挿入さ
れたばね要素12を有し、その際、両方のねじり弾性ク
ラッチ3は、クラッチ部材4内において管区間51、5
2の範囲に配置されており、かつダイヤフラム部分6、
7の接続リング62、72は、取付けねじ13を介して
ねじり弾性クラッチ3の外側部分11に固定的にねじ止
めされている。クラッチ3の内側部分10は、同軸的に
接続リング62、72を通ってクラッチ組合せ1から外
へ通じ、かつトルク伝達駆動結合部内に組込むために接
続フランジ14を装備している。
せ1は、大体において同じ構成において補償クラッチ2
と1つだけのねじり弾性クラッチ3とから構成されてお
り、その際、ねじり弾性クラッチ3は、クラッチ部材4
内において一方の管区間51の範囲に配置されている。
ねじり弾性クラッチ3を囲む管区間51は、外周範囲6
1においてダイヤフラム部分6に移行しており、このダ
イヤフラム部分の内側のフランジリング62は、再びね
じり弾性クラッチ3の外側部分11に固定的にねじ止め
されており、その際、内側部分10は、同軸的に接続リ
ング62を通ってクラッチ組合せ1から外へ通じてい
る。他方の管区間53は、ねじり弾性クラッチがないた
め、軸線方向に一層短い寸法を有し、かつ管区間53の
外周範囲に取付けられたダイヤフラム部分7の接続リン
グ72は、それ自体駆動系列の暗示しただけの軸フラン
ジ15に接続するために使われる。
せ1は、同様に補償クラッチ2と1つだけのねじり弾性
クラッチ3からなり、その際、ねじり弾性クラッチ3を
収容するクラッチ部材4の管区間52は、外周範囲71
において所属のダイヤフラム部分7に取付けられてお
り、このダイヤフラム部分7は、内周範囲に設けられた
その接続リング72によってねじり弾性クラッチ3の外
側部分11に固定的にねじ止めされている。他方の管区
間54は、ダイヤフラム部分6の内周範囲63に取付け
られており、このダイヤフラム部分6は、外周範囲にお
いて接続リング64を形成しており、このことは、例え
ば機関側のフライホイール等における大きな直径を有す
るクラッチ組合せ1の接続を可能にする。この時に管区
間54は、管区間52よりも小さい直径を有するので、
両方の管区間54、52は、相互の結合のために異なっ
た大きさのフランジ縁81、9を装備し、したがって管
区間の直径の相違を補償することができる。
フラム部分6の内周範囲に又は直径の小さい方の管区間
54の範囲に、例えば個々のねじ結合部の間の中間空間
を通って空気抜き開口18が設けられており、それによ
りクラッチ組合せ1は、それ自体換気装置として使わ
れ、かつ補償クラッチを通して冷却空気を吸引する。
線方向断面図である。
す軸線方向断面図である。
例を示す軸線方向断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 補償クラッチが、1つの中央管部分と、
トルクを伝達する駆動結合部内に組込む接続リングを形
成する2つの端面ダイヤフラム部分とを有するクラッチ
部材を含み、かつねじり弾性クラッチが、内側部分及び
外側部分、及び内側部分と外側部分の間にトルクを伝達
するばね要素を有する、補償クラッチとねじり弾性クラ
ッチからなるクラッチ組合せにおいて、補償クラッチ
(2)のクラッチ部材(4)の管部分(5)が、それ自
体周知のように軸線に対して垂直な分離平面(T)に沿
って、外方に突出したフランジ縁(8,81,9)を介
して互いにねじ止め可能な2つの管区間(51,52,
53,54)に分離されており、クラッチ部材(4)の
少なくとも1つのダイヤフラム部分(6,7)が、外周
範囲(61,71)において、所属の管区間(51,5
2)に取付けられており、かつその内周範囲において接
続リング(62,72)を形成しており、かつねじり弾
性クラッチ(3)が、この管区間(51,52)の範囲
においてクラッチ部材(4)内に配置されており、その
際、ダイヤフラム部分(6,7)の接続リング(62,
72)が、ねじり弾性クラッチ(3)の外側部分(1
1)に固定的にねじ止めされており、かつ内側部分(1
0)が、同軸的に接続リング(62,72)を通って外
方に案内されていることを特徴とする、補償クラッチと
ねじり弾性クラッチからなるクラッチ組合せ。 - 【請求項2】 クラッチ部材(4)の両方のダイヤフラ
ム部分(6,7)が、外周範囲(61,71)におい
て、所属の管区間(51,52)に取付けられており、
かつその内周範囲において接続リング(62,72)を
形成しており、かつ両方の管区間(51,52)内にそ
れぞれ1つのねじり弾性クラッチ(3)が配置されてい
ることを特徴とする、請求項1に記載のクラッチ組合
せ。 - 【請求項3】 外周範囲(71)においてクラッチ部材
(4)の一方のダイヤフラム(7)が、かつ内周範囲
(63)において他方のダイヤフラム(6)が、所属の
管区間(52,54)に取付けられており、かつ内周範
囲において一方のダイヤフラム(7)が、かつ外周範囲
において他方のダイヤフラム(6)が、接続リング(7
2,64)を形成しており、その際、異なった直径を有
する管区間(52,54)が、直径の相違を補償する異
なった大きさのフランジ縁(81,9)を介して、互い
にねじ止めされていることを特徴とする、請求項1に記
載のクラッチ組合せ。 - 【請求項4】 ダイヤフラム部分の内周範囲に又は直径
の小さい方の管区間(54)の範囲に、通気開口(1
6,17)が設けられ、かつフランジ縁(8,81,
9)の範囲に、空気抜き開口(18)が設けられている
ことを特徴とする、請求項1ないし3の1つに記載のク
ラッチ組合せ。
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