JP2000027857A - 転がり軸受 - Google Patents
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- JP2000027857A JP2000027857A JP10194437A JP19443798A JP2000027857A JP 2000027857 A JP2000027857 A JP 2000027857A JP 10194437 A JP10194437 A JP 10194437A JP 19443798 A JP19443798 A JP 19443798A JP 2000027857 A JP2000027857 A JP 2000027857A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
- F16C19/55—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction with intermediate floating or independently-driven rings rotating at reduced speed or with other differential ball or roller bearings
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/08—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with two or more rows of balls
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2300/00—Application independent of particular apparatuses
- F16C2300/20—Application independent of particular apparatuses related to type of movement
- F16C2300/22—High-speed rotation
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転軸を軸受に応じて特別に構成する必要な
く、軸受が受ける負荷荷重に対する容量、及び剛性を最
適化してより高速回転に適用でき、さらに回転軸の異常
高速回転を検知し、破損もしくは性能低下を防ぐことが
可能な転がり軸受を提供する。 【解決手段】 転がり軸受には、内輪1と外輪2の間に
第1及び第2の中間輪8,9を設け、これらが相対回転
自在となるように第1ないし第3の転動体4,5,6,
及び転動体の保持器21a,21b,21cを設ける。
回転軸120に固定された内輪1が回転すると、その外
周の第1の転動体4も回転して内輪1と第1の中間輪8
に速度差が生じ、さらに回転速度が増すと、第2の転動
体5も回転を開始する。さらに速度が増すと同様に第3
の転動体6が回転し、この作用により、第1の転動体
4,第2の転動体5,第3の転動体6で順次回転速度が
下げられ、高速で回転する回転軸を高い信頼性で支持で
きる。
く、軸受が受ける負荷荷重に対する容量、及び剛性を最
適化してより高速回転に適用でき、さらに回転軸の異常
高速回転を検知し、破損もしくは性能低下を防ぐことが
可能な転がり軸受を提供する。 【解決手段】 転がり軸受には、内輪1と外輪2の間に
第1及び第2の中間輪8,9を設け、これらが相対回転
自在となるように第1ないし第3の転動体4,5,6,
及び転動体の保持器21a,21b,21cを設ける。
回転軸120に固定された内輪1が回転すると、その外
周の第1の転動体4も回転して内輪1と第1の中間輪8
に速度差が生じ、さらに回転速度が増すと、第2の転動
体5も回転を開始する。さらに速度が増すと同様に第3
の転動体6が回転し、この作用により、第1の転動体
4,第2の転動体5,第3の転動体6で順次回転速度が
下げられ、高速で回転する回転軸を高い信頼性で支持で
きる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転がり軸受に関
し、より詳細には、例えばターボチャージャのシャフト
等の超高速に回転する回転軸を支持可能な転がり軸受に
関する。
し、より詳細には、例えばターボチャージャのシャフト
等の超高速に回転する回転軸を支持可能な転がり軸受に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な転がり軸受は、内輪及び外輪よ
りなる軌道輪、回転するころもしくは玉形状の転動体、
及び保持器で構成されている。図9に一般的な転がり軸
受の一例の概略構成図を示す。内輪101,外輪102
の軌道輪の間に数個の転動体103が互いに接触しない
ように保持器によって配置され、円滑な転がり運動する
構造となっている。このような一般的な軸受において
は、使用する回転数や軸受荷重,軸径等から目的にあっ
たものが選択される。しかしながら、軸受荷重や軸径が
大きいと、軸受が許用できる回転軸の最高回転数が小さ
くなり、目的の仕様に合った軸受を選択できない。ま
た、従来の玉軸受を使用する限りにおいては、軸受が耐
えうる最高回転数は、グリース潤滑で50,000rp
m程度までであった。
りなる軌道輪、回転するころもしくは玉形状の転動体、
及び保持器で構成されている。図9に一般的な転がり軸
受の一例の概略構成図を示す。内輪101,外輪102
の軌道輪の間に数個の転動体103が互いに接触しない
ように保持器によって配置され、円滑な転がり運動する
構造となっている。このような一般的な軸受において
は、使用する回転数や軸受荷重,軸径等から目的にあっ
たものが選択される。しかしながら、軸受荷重や軸径が
大きいと、軸受が許用できる回転軸の最高回転数が小さ
くなり、目的の仕様に合った軸受を選択できない。ま
た、従来の玉軸受を使用する限りにおいては、軸受が耐
えうる最高回転数は、グリース潤滑で50,000rp
m程度までであった。
【0003】また研削盤のスピンドル等、高速で回転す
る回転軸を支持するため、図10のように、軸受の内輪
101と外輪102との間に、外輪相当部104aと内
輪相当部104bとを有する中間輪104を設け、内輪
101と中間輪104との間と、中間輪104と外輪1
02との間にそれぞれボール状の転動体103a,10
3bを介在させて、それぞれの間を相対回転自在に構成
した転がり軸受が特開平5−99231号公報において
提案されている。
る回転軸を支持するため、図10のように、軸受の内輪
101と外輪102との間に、外輪相当部104aと内
輪相当部104bとを有する中間輪104を設け、内輪
101と中間輪104との間と、中間輪104と外輪1
02との間にそれぞれボール状の転動体103a,10
3bを介在させて、それぞれの間を相対回転自在に構成
した転がり軸受が特開平5−99231号公報において
提案されている。
【0004】この軸受は回転軸が嵌入されると内輪10
1と、この内輪101の外周に第1の転動体103aを
介して内輪101に対して相対回転自在に設けられた中
間輪104と、この中間輪104の一部である内輪相当
部104bの外周に第2の転動体103bを介して前記
中間輪104に対して相対回転自在に設けられた外輪1
02とを備えているので、回転軸120に一体的に固定
された内輪101が回転すると、内輪101及び外輪1
02に対して相対回転自在に設けられている中間輪10
4は、内輪101の回転速度の約1/2の回転速度で回
転し、また第1の転動体103a及び第2の転動体10
3bは、中間輪104が設けられていない従来の転がり
軸受における転動体の約1/2の回転速度で回転する。
1と、この内輪101の外周に第1の転動体103aを
介して内輪101に対して相対回転自在に設けられた中
間輪104と、この中間輪104の一部である内輪相当
部104bの外周に第2の転動体103bを介して前記
中間輪104に対して相対回転自在に設けられた外輪1
02とを備えているので、回転軸120に一体的に固定
された内輪101が回転すると、内輪101及び外輪1
02に対して相対回転自在に設けられている中間輪10
4は、内輪101の回転速度の約1/2の回転速度で回
転し、また第1の転動体103a及び第2の転動体10
3bは、中間輪104が設けられていない従来の転がり
軸受における転動体の約1/2の回転速度で回転する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9の
ような従来の転がり軸受の実用最大回転数は、転動体の
回転速度によって制限されるため、転動体の回転速度が
速くなると内輪及び外輪との摩擦熱,回転による摩耗等
の発生により、軸受全体が破損する可能性が高くなる。
また、図10のように中間輪を設けた構成においても、
回転速度が速くなって、転動体の回転が増大すれば同様
の問題が生じる。このような問題を避けるためには、さ
らに軸方向に第2の中間輪と第3の転動体とを設けるこ
とになるが、このようにすると軸受部の回転軸の長さが
ある程度必要になり、また軸重量の増加を招くため、軸
受荷重を再度検討する必要が生じる。また、スラスト軸
受においては、回転軸を保持できる回転数が低いため、
回転軸を高速で回転させることができなかった。
ような従来の転がり軸受の実用最大回転数は、転動体の
回転速度によって制限されるため、転動体の回転速度が
速くなると内輪及び外輪との摩擦熱,回転による摩耗等
の発生により、軸受全体が破損する可能性が高くなる。
また、図10のように中間輪を設けた構成においても、
回転速度が速くなって、転動体の回転が増大すれば同様
の問題が生じる。このような問題を避けるためには、さ
らに軸方向に第2の中間輪と第3の転動体とを設けるこ
とになるが、このようにすると軸受部の回転軸の長さが
ある程度必要になり、また軸重量の増加を招くため、軸
受荷重を再度検討する必要が生じる。また、スラスト軸
受においては、回転軸を保持できる回転数が低いため、
回転軸を高速で回転させることができなかった。
【0006】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、(1)回転軸を軸受に応じて特別に構成す
る必要なく、高速回転に適用できる転がり軸受を提供す
ること、(2)軸受が受ける負荷荷重に対する容量,及
び剛性を最適化し、より高速回転に適用できる転がり軸
受を提供すること、(3)回転軸が仕様回転数を越えて
異常高速回転したときにその回転を検知し、破損もしく
は性能低下を防ぐことが可能な転がり軸受を提供するこ
と、(4)上記の転がり軸受を低コストで構成可能とす
ること、を目的とするものである。
れたもので、(1)回転軸を軸受に応じて特別に構成す
る必要なく、高速回転に適用できる転がり軸受を提供す
ること、(2)軸受が受ける負荷荷重に対する容量,及
び剛性を最適化し、より高速回転に適用できる転がり軸
受を提供すること、(3)回転軸が仕様回転数を越えて
異常高速回転したときにその回転を検知し、破損もしく
は性能低下を防ぐことが可能な転がり軸受を提供するこ
と、(4)上記の転がり軸受を低コストで構成可能とす
ること、を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内輪
と、該内輪の外周側に設けられる一以上の中間輪と、該
中間輪の外周側に設けられる外輪とを有し、前記内輪,
前記中間輪,及び前記外輪のうちの互いに近接する各輪
の間に、転動体と、該転動体を所定間隔で保持する保持
手段とを設け、前記内輪,前記中間輪,及び前記外輪の
それぞれが、該転動体の作用により互いに相対回転自在
となるように構成したことを特徴としたものである。
と、該内輪の外周側に設けられる一以上の中間輪と、該
中間輪の外周側に設けられる外輪とを有し、前記内輪,
前記中間輪,及び前記外輪のうちの互いに近接する各輪
の間に、転動体と、該転動体を所定間隔で保持する保持
手段とを設け、前記内輪,前記中間輪,及び前記外輪の
それぞれが、該転動体の作用により互いに相対回転自在
となるように構成したことを特徴としたものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の転がり
軸受において、前記内輪,前記中間輪,及び前記外輪の
いずれか一または複数の輪についてその径方向の厚さ,
前記転動体の形状,及び該転動体の大きさのいずれか一
または複数の因子を変化させ、該転がり軸受けの各要素
が受ける負荷荷重に応じた負荷容量を有するよう構成す
ることを特徴としたものである。
軸受において、前記内輪,前記中間輪,及び前記外輪の
いずれか一または複数の輪についてその径方向の厚さ,
前記転動体の形状,及び該転動体の大きさのいずれか一
または複数の因子を変化させ、該転がり軸受けの各要素
が受ける負荷荷重に応じた負荷容量を有するよう構成す
ることを特徴としたものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1または2記載
の転がり軸受において、該転がり軸受が支持する回転軸
の回転数が増大し所定の回転数以上で回転したときに、
前記一以上の中間輪のうち所定の前記中間輪及び/また
は所定の転動体が回転を開始するように制御する制御手
段を設けたことを特徴としたものである。
の転がり軸受において、該転がり軸受が支持する回転軸
の回転数が増大し所定の回転数以上で回転したときに、
前記一以上の中間輪のうち所定の前記中間輪及び/また
は所定の転動体が回転を開始するように制御する制御手
段を設けたことを特徴としたものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項3記載の転がり
軸受において、前記制御手段として、前記回転軸の回転
数を検知する検知部と、前記回転軸が前記所定の回転数
以下で回転していることが該検知部により検知されてい
るときには、前記所定の中間輪を回転しないように固定
する固定部とを有することを特徴としたものである。
軸受において、前記制御手段として、前記回転軸の回転
数を検知する検知部と、前記回転軸が前記所定の回転数
以下で回転していることが該検知部により検知されてい
るときには、前記所定の中間輪を回転しないように固定
する固定部とを有することを特徴としたものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項3または4記載
の転がり軸受において、前記制御手段として、前記転動
体に塗布する潤滑剤の粘度を調整することを特徴とした
ものである。
の転がり軸受において、前記制御手段として、前記転動
体に塗布する潤滑剤の粘度を調整することを特徴とした
ものである。
【0012】請求項6の発明は、請求項3ないし5いず
れか1記載の転がり軸受けにおいて、前記制御手段によ
り制御される中間輪及び/または転動体の回転を検知す
る手段を設けたことを特徴としたものである。
れか1記載の転がり軸受けにおいて、前記制御手段によ
り制御される中間輪及び/または転動体の回転を検知す
る手段を設けたことを特徴としたものである。
【0013】請求項7の発明は、請求項1ないし6いず
れか1記載の転がり軸受において、該転がり軸受を前記
中間輪にて分割可能な複数のユニットで構成し、各ユニ
ットと他のユニットとが係止可能な手段を設けたことを
特徴としたものである。
れか1記載の転がり軸受において、該転がり軸受を前記
中間輪にて分割可能な複数のユニットで構成し、各ユニ
ットと他のユニットとが係止可能な手段を設けたことを
特徴としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付さ
れた図面を参照して詳細に説明する。なお、実施形態を
説明するための全図において、同様の機能を有する部分
は同じ符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。図
1は、本発明による転がり軸受の一実施形態を説明する
ための概略構成図で、転がり軸受の正面図を図1(A)
に、回転軸と軸受孔要部とを含む転がり軸受の側断面図
を図1(B)に示す。図1において、1は内輪、2は外
輪、4は第1の転動体、5は第2の転動体、6は第3の
転動体、8は第1の中間輪、9は第2の中間輪、21a
は第1の保持器、21bは第2の保持器、21cは第3
の保持器、120は回転軸、130は軸受孔内周面であ
る。
れた図面を参照して詳細に説明する。なお、実施形態を
説明するための全図において、同様の機能を有する部分
は同じ符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。図
1は、本発明による転がり軸受の一実施形態を説明する
ための概略構成図で、転がり軸受の正面図を図1(A)
に、回転軸と軸受孔要部とを含む転がり軸受の側断面図
を図1(B)に示す。図1において、1は内輪、2は外
輪、4は第1の転動体、5は第2の転動体、6は第3の
転動体、8は第1の中間輪、9は第2の中間輪、21a
は第1の保持器、21bは第2の保持器、21cは第3
の保持器、120は回転軸、130は軸受孔内周面であ
る。
【0015】この転がり軸受は最内側に内輪1が配され
ており、支持すべき回転軸120はこの内輪1に通して
使用する。この内輪1の外側には第1の保持器21aに
よって一定間隔で保持された第1の転動体4を介して、
第1の中間輪8が設けられている。また、第1の中間輪
8の外側には第2の保持器21bによって保持された第
2の転動体5を介して第2の中間輪9が取付けられ、さ
らに第3の保持器21cで保持された第3の転動体6を
介して外輪2が取付けられている。内輪1と第1の中間
輪8は第1の転動体4によって独立に回転し、互いに相
対回転自在となっている。また第1の中間輪8と第2の
中間輪9は第2の転動体5により、第2の中間輪9と外
輪2は第3の転動体6により、相対回転自在である。
ており、支持すべき回転軸120はこの内輪1に通して
使用する。この内輪1の外側には第1の保持器21aに
よって一定間隔で保持された第1の転動体4を介して、
第1の中間輪8が設けられている。また、第1の中間輪
8の外側には第2の保持器21bによって保持された第
2の転動体5を介して第2の中間輪9が取付けられ、さ
らに第3の保持器21cで保持された第3の転動体6を
介して外輪2が取付けられている。内輪1と第1の中間
輪8は第1の転動体4によって独立に回転し、互いに相
対回転自在となっている。また第1の中間輪8と第2の
中間輪9は第2の転動体5により、第2の中間輪9と外
輪2は第3の転動体6により、相対回転自在である。
【0016】第1の転動体4と内輪1及び第1の中間輪
8、第2の転動体5と第1の中間輪8及び第2の中間輪
9,第3の転動体6と第2の中間輪9及び外輪2のそれ
ぞれの間に作用する転動摩擦力が同じであるとすると、
第1の転動体4の中心から回転軸120の軸心までの距
離よりも第2の転動体5の中心から回転軸120の軸心
までの距離が大きいため、第2の転動体5は第1の転動
体4より遅く回転する。同様に第2の転動体5の中心か
ら回転軸120の軸心までの距離より、第3の転動体6
の中心から回転軸120の軸心までの距離が大きいた
め、第3の転動体6は第2の転動体5より遅く回転す
る。しかし、第1の転動体4,第2の転動体5、及び第
3の転動体6のそれぞれが回転するため、第1の中間輪
8は内輪1の回転速度より低回転で、また第2中間輪は
第1中間輪より低回転となり、第1,第2及び第3の転
動体の性能劣化を引き起こすことなく、従来より高速で
回転する回転軸120を支持することができる。
8、第2の転動体5と第1の中間輪8及び第2の中間輪
9,第3の転動体6と第2の中間輪9及び外輪2のそれ
ぞれの間に作用する転動摩擦力が同じであるとすると、
第1の転動体4の中心から回転軸120の軸心までの距
離よりも第2の転動体5の中心から回転軸120の軸心
までの距離が大きいため、第2の転動体5は第1の転動
体4より遅く回転する。同様に第2の転動体5の中心か
ら回転軸120の軸心までの距離より、第3の転動体6
の中心から回転軸120の軸心までの距離が大きいた
め、第3の転動体6は第2の転動体5より遅く回転す
る。しかし、第1の転動体4,第2の転動体5、及び第
3の転動体6のそれぞれが回転するため、第1の中間輪
8は内輪1の回転速度より低回転で、また第2中間輪は
第1中間輪より低回転となり、第1,第2及び第3の転
動体の性能劣化を引き起こすことなく、従来より高速で
回転する回転軸120を支持することができる。
【0017】図2は、図1に示す構成をスラスト軸受に
応用した本発明の他の実施形態を示す概略構成図で、正
面図を図2(A)に、側断面図を図2(B)に示す。図
2において、7は中間輪である。図示する転がり軸受の
最上側に内輪1が配されており、支持すべき回転体はこ
の内輪1に固定して使用する。この内輪1の下側には第
1の保持器21aによって一定間隔で保持された第1の
転動体4を介して中間輪7が下側に設けられている。ま
た、中間輪7の下側には第2の保持器21bにより保持
された第2の転動体5を介して外輪2が取付けられてい
る。
応用した本発明の他の実施形態を示す概略構成図で、正
面図を図2(A)に、側断面図を図2(B)に示す。図
2において、7は中間輪である。図示する転がり軸受の
最上側に内輪1が配されており、支持すべき回転体はこ
の内輪1に固定して使用する。この内輪1の下側には第
1の保持器21aによって一定間隔で保持された第1の
転動体4を介して中間輪7が下側に設けられている。ま
た、中間輪7の下側には第2の保持器21bにより保持
された第2の転動体5を介して外輪2が取付けられてい
る。
【0018】内輪1と中間輪7,中間輪7と外輪2はそ
れぞれ第1,第2の転動体4,5を介して相対回転自在
に構成されている。このようなスラスト軸受において
は、第1の転動体4と内輪1及び中間輪7,第2の転動
体5と中間輪7及び外輪2のそれぞれの間に作用する転
動摩擦力が同じである場合、第1の転動体4の中心から
軸心までの距離と第2の転動体5の中心から軸心までの
距離が同じであるため、第1の転動体4と第2の転動体
5の摩擦トルクが同一となり、中間輪7は回転軸の回転
速度の約1/2で回転する。従って、第1,及び第2の
転動体4,5の回転速度も中間輪7を有しない従来の転
がり軸受の場合の約1/2となり、転動体の性能劣化を
引き起こすことなく、従来に比べて約2倍に高速回転す
る図示しない回転体を支持することができる。
れぞれ第1,第2の転動体4,5を介して相対回転自在
に構成されている。このようなスラスト軸受において
は、第1の転動体4と内輪1及び中間輪7,第2の転動
体5と中間輪7及び外輪2のそれぞれの間に作用する転
動摩擦力が同じである場合、第1の転動体4の中心から
軸心までの距離と第2の転動体5の中心から軸心までの
距離が同じであるため、第1の転動体4と第2の転動体
5の摩擦トルクが同一となり、中間輪7は回転軸の回転
速度の約1/2で回転する。従って、第1,及び第2の
転動体4,5の回転速度も中間輪7を有しない従来の転
がり軸受の場合の約1/2となり、転動体の性能劣化を
引き起こすことなく、従来に比べて約2倍に高速回転す
る図示しない回転体を支持することができる。
【0019】例えば、図1に示すように内輪1,第1の
中間輪8,第2の中間輪9,第1の転動体4,第2の転
動体5,第3の転動体6,及び外輪2を組み合わせた場
合、第2の転動体5は回転軸120の重量に加え、内輪
1,第1の転動体4,及び第1の中間輪8の重量も支持
しなければならない。単純に同じ軸受荷重を支えうる転
動体や中間輪を組み合わせただけでは、第2の転動体5
の負担は第1の転動体4より大きくなり、第2の転動体
5は第1の中間輪8,及び第2の中間輪9との摩擦熱、
もしくは回転による摩耗等の発生により、破損する可能
性が生じる。さらに第3の転動体6では、回転軸12
0,内輪1,第1,第2の転動体4,5,及び第1,第
2中間輪8,9の荷重がかかるためさらに負担が大きく
なる。
中間輪8,第2の中間輪9,第1の転動体4,第2の転
動体5,第3の転動体6,及び外輪2を組み合わせた場
合、第2の転動体5は回転軸120の重量に加え、内輪
1,第1の転動体4,及び第1の中間輪8の重量も支持
しなければならない。単純に同じ軸受荷重を支えうる転
動体や中間輪を組み合わせただけでは、第2の転動体5
の負担は第1の転動体4より大きくなり、第2の転動体
5は第1の中間輪8,及び第2の中間輪9との摩擦熱、
もしくは回転による摩耗等の発生により、破損する可能
性が生じる。さらに第3の転動体6では、回転軸12
0,内輪1,第1,第2の転動体4,5,及び第1,第
2中間輪8,9の荷重がかかるためさらに負担が大きく
なる。
【0020】図3は、本発明による転がり軸受の更に他
の実施形態を説明するための概略構成図で、転がり軸受
の正面図を図3(A)に、回転軸と軸受孔要部とを含む
転がり軸受の側断面図を図3(B)に示す。図3におい
て、10は第1の転動体、11は第1の転動体より径が
大きい第2の転動体である。
の実施形態を説明するための概略構成図で、転がり軸受
の正面図を図3(A)に、回転軸と軸受孔要部とを含む
転がり軸受の側断面図を図3(B)に示す。図3におい
て、10は第1の転動体、11は第1の転動体より径が
大きい第2の転動体である。
【0021】本実施形態の転がり軸受は、その最内側に
内輪1が配されており、支持すべき回転軸120がこの
内輪1に嵌合されている。この内輪1の外側には、第1
の保持器21aと玉形状の第1の転動体10を介して、
中間輪7が設けられている。また中間輪7の外側には、
第1の転動体10と径が異なる第2の転動体11が第2
の保持器21bにより保持されており、第2の転動体1
1を介して外輪2が取付けられている。内輪1と中間輪
7,中間輪7と外輪2はそれぞれ第1の転動体10,第
2の転動体11を介して相対回転自在に構成されてい
る。
内輪1が配されており、支持すべき回転軸120がこの
内輪1に嵌合されている。この内輪1の外側には、第1
の保持器21aと玉形状の第1の転動体10を介して、
中間輪7が設けられている。また中間輪7の外側には、
第1の転動体10と径が異なる第2の転動体11が第2
の保持器21bにより保持されており、第2の転動体1
1を介して外輪2が取付けられている。内輪1と中間輪
7,中間輪7と外輪2はそれぞれ第1の転動体10,第
2の転動体11を介して相対回転自在に構成されてい
る。
【0022】第2の転動体11,中間輪7,及び外輪2
の軸受負荷容量は、回転軸120の静荷重及び動荷重の
他、第1の転動体10,及び内輪1の静荷重と動荷重に
耐えうるものが組み合わされている。図1に示す実施形
態の転がり軸受において、第2の転動体5に対しては、
第1の転動体4にかかる回転軸120の荷重に加えて第
1の転動体4や内輪1の荷重もかかるが、第2の転動体
5が中心から回転軸120の軸心までの距離は、第1の
転動体4の中心から回転軸120の軸心までの距離より
大きいため、第2の転動体5が第1の転動体4よりも低
速で回転し、摩擦熱や回転摩耗等による劣化をある程度
抑えることができる。
の軸受負荷容量は、回転軸120の静荷重及び動荷重の
他、第1の転動体10,及び内輪1の静荷重と動荷重に
耐えうるものが組み合わされている。図1に示す実施形
態の転がり軸受において、第2の転動体5に対しては、
第1の転動体4にかかる回転軸120の荷重に加えて第
1の転動体4や内輪1の荷重もかかるが、第2の転動体
5が中心から回転軸120の軸心までの距離は、第1の
転動体4の中心から回転軸120の軸心までの距離より
大きいため、第2の転動体5が第1の転動体4よりも低
速で回転し、摩擦熱や回転摩耗等による劣化をある程度
抑えることができる。
【0023】しかしながら、予想される負荷がそれ以上
に大きい場合、第1の転動体4と同じものを第2の転動
体5に使用すると摩擦熱や回転摩耗等による劣化が発生
する。そのため、図3に示す本実施形態では、第2の転
動体11を、その荷重に耐えうるように第1の転動体1
0より大きくし、さらに内輪1よりも中間輪7、中間輪
7よりも外輪2の肉厚が厚くなるように構成することに
よって、摩擦熱や回転摩耗等による軸受の劣化を回避で
きる。
に大きい場合、第1の転動体4と同じものを第2の転動
体5に使用すると摩擦熱や回転摩耗等による劣化が発生
する。そのため、図3に示す本実施形態では、第2の転
動体11を、その荷重に耐えうるように第1の転動体1
0より大きくし、さらに内輪1よりも中間輪7、中間輪
7よりも外輪2の肉厚が厚くなるように構成することに
よって、摩擦熱や回転摩耗等による軸受の劣化を回避で
きる。
【0024】図4は、本発明による転がり軸受の更に他
の実施形態を示す概略構成図で、図中、12は第1の転
動体、13は第2の転動体である。本実施形態の転がり
軸受は、最内側に内輪1が配されており、支持すべき回
転軸120がこの内輪1に嵌合される。この内輪1の外
側には、保持器に保持された玉形状の第1の転動体12
を介して中間輪7が設けられている。また中間輪7の外
側には、第1の転動体12と形状が異なるころ状の第2
の転動体13が保持器によって保持され、第2の転動体
13を介して外輪2が取付けられている。内輪1と中間
輪7,中間輪7と外輪2はそれぞれ第1の転動体12,
第2の転動体13を介して相対回転自在に構成されてい
る。第2の転動体13には、回転軸120の静荷重及び
動荷重の他、第1の転動体12,内輪1の静荷重と動荷
重が加わるため、第2の転動体13を軸方向のズレに強
くラジアル方向の軸受負荷容量が高いころ形状にするこ
とによって、摩擦熱や回転摩耗等による劣化を抑えるこ
とができる。
の実施形態を示す概略構成図で、図中、12は第1の転
動体、13は第2の転動体である。本実施形態の転がり
軸受は、最内側に内輪1が配されており、支持すべき回
転軸120がこの内輪1に嵌合される。この内輪1の外
側には、保持器に保持された玉形状の第1の転動体12
を介して中間輪7が設けられている。また中間輪7の外
側には、第1の転動体12と形状が異なるころ状の第2
の転動体13が保持器によって保持され、第2の転動体
13を介して外輪2が取付けられている。内輪1と中間
輪7,中間輪7と外輪2はそれぞれ第1の転動体12,
第2の転動体13を介して相対回転自在に構成されてい
る。第2の転動体13には、回転軸120の静荷重及び
動荷重の他、第1の転動体12,内輪1の静荷重と動荷
重が加わるため、第2の転動体13を軸方向のズレに強
くラジアル方向の軸受負荷容量が高いころ形状にするこ
とによって、摩擦熱や回転摩耗等による劣化を抑えるこ
とができる。
【0025】図5は、本発明による転がり軸受の更に他
の実施形態を示す概略構成図で、転がり軸受の正面図を
図5(A)に、回転体と中心軸要部を含む転がり軸受の
側断面図を図5(B)に示すものである。図5におい
て、140は中心軸、150は回転体である。図5に示
す実施形態の転がり軸受は、軽量な回転体150が外輪
2の周りに取り付けられ、内輪1の内側の中心軸140
で固定されている構成となっている。この場合は、図3
に示す実施形態とは逆に外輪2から内輪1に向かうに従
って軸受負荷容量が大きくなるように、外輪2と中間輪
7の間の第1の転動体10を小さくし、中間輪7と内輪
1の間の第2の転動体11を大きくする。また外輪2よ
りも中間輪7,中間輪7よりも内輪1の肉厚を厚くする
ことによって第1及び第2の転動体10,11が受ける
軸受荷重に耐え得る構造にしている。このような構成に
より、転がり軸受の熱や回転摩耗等による劣化を抑える
ことができる。
の実施形態を示す概略構成図で、転がり軸受の正面図を
図5(A)に、回転体と中心軸要部を含む転がり軸受の
側断面図を図5(B)に示すものである。図5におい
て、140は中心軸、150は回転体である。図5に示
す実施形態の転がり軸受は、軽量な回転体150が外輪
2の周りに取り付けられ、内輪1の内側の中心軸140
で固定されている構成となっている。この場合は、図3
に示す実施形態とは逆に外輪2から内輪1に向かうに従
って軸受負荷容量が大きくなるように、外輪2と中間輪
7の間の第1の転動体10を小さくし、中間輪7と内輪
1の間の第2の転動体11を大きくする。また外輪2よ
りも中間輪7,中間輪7よりも内輪1の肉厚を厚くする
ことによって第1及び第2の転動体10,11が受ける
軸受荷重に耐え得る構造にしている。このような構成に
より、転がり軸受の熱や回転摩耗等による劣化を抑える
ことができる。
【0026】図6は、本発明による転がり軸受の更に他
の実施形態を示す概略構成図で、図中、14はセンサ制
御部、15は発光部、16は受光部である。図6に示す
第1の転動体12は玉形状で、使用する機器の回転軸が
正常回転する範囲内で使用できる軸受負荷容量を持つ。
第2の転動体13は、使用する機器の回転軸が使用範囲
を超えた場合に第1の転動体12に発生する回転抵抗と
同程度の回転抵抗を持ち、高負荷にも耐え得るように、
ころ形状とし、この第2の転動体13に使用する潤滑剤
を高粘性のものにしている。
の実施形態を示す概略構成図で、図中、14はセンサ制
御部、15は発光部、16は受光部である。図6に示す
第1の転動体12は玉形状で、使用する機器の回転軸が
正常回転する範囲内で使用できる軸受負荷容量を持つ。
第2の転動体13は、使用する機器の回転軸が使用範囲
を超えた場合に第1の転動体12に発生する回転抵抗と
同程度の回転抵抗を持ち、高負荷にも耐え得るように、
ころ形状とし、この第2の転動体13に使用する潤滑剤
を高粘性のものにしている。
【0027】本実施形態では、さらに、第2の転動体1
3が回転したことを検知するセンサを設ける。第2の転
動体13を挟んで両側には発光部15と受光部16が配
置され、発光部15を常に発光させ、この光を利用して
センサ制御部14にて検知を行う。また、第2の転動体
13は複数備えられ、所定の隙間をもって円形に保持さ
れている。第2の転動体13が停止している場合は、光
は第2の転動体13によって遮られたままか、もしくは
第2の転動体間の隙間から受光部16に向って送られ続
けるかのどちらかの状態をとる。もし、第2の転動体1
3が回転して移動を始めたとすると、光は第2の転動体
13にチョッピングされ、受光部16は断続的な光を受
光することになり、この受光部16の受光状態の変化か
ら、第2の転動体13の回転をセンシングすることがで
きる。機器の回転軸の正常回転時には、第1の転動体1
2が転動して運転状態を維持する。
3が回転したことを検知するセンサを設ける。第2の転
動体13を挟んで両側には発光部15と受光部16が配
置され、発光部15を常に発光させ、この光を利用して
センサ制御部14にて検知を行う。また、第2の転動体
13は複数備えられ、所定の隙間をもって円形に保持さ
れている。第2の転動体13が停止している場合は、光
は第2の転動体13によって遮られたままか、もしくは
第2の転動体間の隙間から受光部16に向って送られ続
けるかのどちらかの状態をとる。もし、第2の転動体1
3が回転して移動を始めたとすると、光は第2の転動体
13にチョッピングされ、受光部16は断続的な光を受
光することになり、この受光部16の受光状態の変化か
ら、第2の転動体13の回転をセンシングすることがで
きる。機器の回転軸の正常回転時には、第1の転動体1
2が転動して運転状態を維持する。
【0028】上記の構成で機器が使用限度を超えて異常
に高速回転すると、第1の転動体12には摩擦熱が発生
して第1の転動体12の回転抵抗が増加する。この第1
の転動体12の回転抵抗が第2の転動体13の回転抵抗
を超えると、第2の転動体13は回転し始める。このた
め、第1の転動体12はそれ以上高速回転することがな
くなり、軸受の破損が防止される。そして、第2の転動
体13の回転がセンサ制御部14によって検知されるた
め、機器の使用者が異常を確認できる。さらに、センサ
制御部14が第2の転動体13の回転を検知したとき
に、機器の異常回転を機器にフィードバックして、自動
停止させるようにすることもできる。
に高速回転すると、第1の転動体12には摩擦熱が発生
して第1の転動体12の回転抵抗が増加する。この第1
の転動体12の回転抵抗が第2の転動体13の回転抵抗
を超えると、第2の転動体13は回転し始める。このた
め、第1の転動体12はそれ以上高速回転することがな
くなり、軸受の破損が防止される。そして、第2の転動
体13の回転がセンサ制御部14によって検知されるた
め、機器の使用者が異常を確認できる。さらに、センサ
制御部14が第2の転動体13の回転を検知したとき
に、機器の異常回転を機器にフィードバックして、自動
停止させるようにすることもできる。
【0029】このように本実施形態において、軸受の支
持する回転体の回転数に応じて回転する第1の転動体1
2と、軸受の支持する回転数以上で回転したときにのみ
回転する中間輪7及び第2の転動体13と、上記中間輪
又は第2の転動体の回転を検知するセンサとを備えるこ
とによって機器全体の破損を防止でき、また機器の異常
を発見することができる。なお、センサ方式として発光
部と受光部とに分かれたものを記したが、光の反射を利
用した方式など適宜利用可能で、本実施形態の構成に限
るものではない。
持する回転体の回転数に応じて回転する第1の転動体1
2と、軸受の支持する回転数以上で回転したときにのみ
回転する中間輪7及び第2の転動体13と、上記中間輪
又は第2の転動体の回転を検知するセンサとを備えるこ
とによって機器全体の破損を防止でき、また機器の異常
を発見することができる。なお、センサ方式として発光
部と受光部とに分かれたものを記したが、光の反射を利
用した方式など適宜利用可能で、本実施形態の構成に限
るものではない。
【0030】図7は、本発明による転がり軸受の更に他
の実施形態を示す概略構成図で、図中、19はストッ
パ、20は光ファイバセンサである。第1の転動体4
は、使用する機器の回転軸が正常回転する範囲内で使用
できる軸受負荷容量を持つ。第2の転動体5は軸受に支
持された回転体が使用範囲を超えた場合にのみ回転す
る。センサ制御部14と光ファイバセンサ20は回転軸
120に照射した光の反射を利用して回転軸120の回
転数を測定するものである。ストッパ19は光ファイバ
センサ20が測定する回転軸120の回転数が第1の転
動体4の使用範囲内の場合に第2の転動体5が回転しな
いように固定するものである。
の実施形態を示す概略構成図で、図中、19はストッ
パ、20は光ファイバセンサである。第1の転動体4
は、使用する機器の回転軸が正常回転する範囲内で使用
できる軸受負荷容量を持つ。第2の転動体5は軸受に支
持された回転体が使用範囲を超えた場合にのみ回転す
る。センサ制御部14と光ファイバセンサ20は回転軸
120に照射した光の反射を利用して回転軸120の回
転数を測定するものである。ストッパ19は光ファイバ
センサ20が測定する回転軸120の回転数が第1の転
動体4の使用範囲内の場合に第2の転動体5が回転しな
いように固定するものである。
【0031】機器の回転軸の正常回転時には、第1の転
動体4が転動して運転状態を維持する。機器の回転軸が
使用限度を超えて高速回転すると、センサ制御部14は
回転軸120の回転数が異常であることを判断し、第2
の転動体5を固定しているストッパ19を外して第2の
転動体5が回転できるようにする。このため、第1の転
動体4はそれ以上に高速回転することがなくなり、第1
の転動体4の破損が防止される。また、ストッパ19が
外れると同時に、機器の使用者が異常を確認することも
可能となる。さらに、回転軸120の回転をセンサ制御
部14が検知することによって機器の異常回転が確認で
きるため、機器を自動停止させるようにすることもでき
る。
動体4が転動して運転状態を維持する。機器の回転軸が
使用限度を超えて高速回転すると、センサ制御部14は
回転軸120の回転数が異常であることを判断し、第2
の転動体5を固定しているストッパ19を外して第2の
転動体5が回転できるようにする。このため、第1の転
動体4はそれ以上に高速回転することがなくなり、第1
の転動体4の破損が防止される。また、ストッパ19が
外れると同時に、機器の使用者が異常を確認することも
可能となる。さらに、回転軸120の回転をセンサ制御
部14が検知することによって機器の異常回転が確認で
きるため、機器を自動停止させるようにすることもでき
る。
【0032】このように本実施形態において、軸受が支
持する回転軸の回転数に応じて回転する第1の転動体4
と、軸受の支持する回転体がある回転数以上で回転した
ときに回転する中間輪7及びその外周にある第2の転動
体5と、軸受が支持する回転体がある回転数以下の回転
を行っているときは中間輪7及びその外周の第2の転動
体5が回転しないように固定するストッパ19と、回転
軸120又は内輪1の回転を検知するセンサを備えるこ
とによって、機器全体の破損を防ぐことができる。な
お、本実施形態では回転センサとして光の反射を利用し
たものを用いたが、機器の使用限度より高い回転数まで
測定できるものであれば適宜利用可能で、本実施形態の
構成に限るものではない。
持する回転軸の回転数に応じて回転する第1の転動体4
と、軸受の支持する回転体がある回転数以上で回転した
ときに回転する中間輪7及びその外周にある第2の転動
体5と、軸受が支持する回転体がある回転数以下の回転
を行っているときは中間輪7及びその外周の第2の転動
体5が回転しないように固定するストッパ19と、回転
軸120又は内輪1の回転を検知するセンサを備えるこ
とによって、機器全体の破損を防ぐことができる。な
お、本実施形態では回転センサとして光の反射を利用し
たものを用いたが、機器の使用限度より高い回転数まで
測定できるものであれば適宜利用可能で、本実施形態の
構成に限るものではない。
【0033】図8は、本発明による転がり軸受の更に他
の実施形態を示す概略構成図で、組み合わせにより径の
異なる転がり軸受を適宜構成するための3つのパーツを
それぞれ図8(A)〜図8(C)に示すものである。図
8において、1a,1b,1cは内輪、2a,2b,2
cは外輪、3a,3b,3cは転動体、17b,17c
はキー、18a,18bはキー溝、31a,31b,3
1cは保持器である。図8(A)の転がり軸受は、内輪
1aとその外周の転動体3a,転動体3aを保持する保
持器21a,外輪2aからなり、外輪2aにはキー溝1
8aが設けられている。また、図8(B)に示す転がり
軸受は、図8(A)の転がり軸受の外輪2aの外周より
大きい内周を有する内輪1b,転動体3b,転動体3b
を保持する保持器31b,及び外輪2bからなるもの
で、内輪1bには図8(A)の外輪2aに設けられてい
るキー溝18aと嵌め合い可能なキー17bが設けられ
ており、外輪2aと内輪1bが固定できるような合わせ
面を備えている。さらに図8(C)に示す転がり軸受
は、図8(B)の転がり軸受の外輪2bの外周より大き
い内周を有する内輪1c,転動体3c,転動体3cを保
持する保持器31c,及び外輪2cからなるもので、内
輪1cには図8(C)の外輪2bに設けられているキー
溝18bと嵌め合い可能なキー17cが設けられてお
り、外輪2bと内輪1cとが固定できるような合わせ面
を備えている。
の実施形態を示す概略構成図で、組み合わせにより径の
異なる転がり軸受を適宜構成するための3つのパーツを
それぞれ図8(A)〜図8(C)に示すものである。図
8において、1a,1b,1cは内輪、2a,2b,2
cは外輪、3a,3b,3cは転動体、17b,17c
はキー、18a,18bはキー溝、31a,31b,3
1cは保持器である。図8(A)の転がり軸受は、内輪
1aとその外周の転動体3a,転動体3aを保持する保
持器21a,外輪2aからなり、外輪2aにはキー溝1
8aが設けられている。また、図8(B)に示す転がり
軸受は、図8(A)の転がり軸受の外輪2aの外周より
大きい内周を有する内輪1b,転動体3b,転動体3b
を保持する保持器31b,及び外輪2bからなるもの
で、内輪1bには図8(A)の外輪2aに設けられてい
るキー溝18aと嵌め合い可能なキー17bが設けられ
ており、外輪2aと内輪1bが固定できるような合わせ
面を備えている。さらに図8(C)に示す転がり軸受
は、図8(B)の転がり軸受の外輪2bの外周より大き
い内周を有する内輪1c,転動体3c,転動体3cを保
持する保持器31c,及び外輪2cからなるもので、内
輪1cには図8(C)の外輪2bに設けられているキー
溝18bと嵌め合い可能なキー17cが設けられてお
り、外輪2bと内輪1cとが固定できるような合わせ面
を備えている。
【0034】この構成は、回転軸に取り付ける軸受の外
輪とその外輪の外周に合う内輪の内周をもつ軸受を組み
合わせるため、取り付ける機器に合わせた軸受の組み合
わせを自由に選択でき、軸受全体を非常に安価に製造す
ることができる。なお、図8では、キー溝を外輪に、キ
ーを内輪に取り付けたものとしているが、キー溝を内輪
に取り付け、キーを外輪に取り付けた構成としてもかま
わない。また、嵌め合いはキー溝とキーとによるものに
限らず、カシメやねじ込み等様々な方式が考えられ、2
つの転がり軸受の外輪と内輪とがしっかりと嵌め合わさ
れればどの方式を用いても良い。
輪とその外輪の外周に合う内輪の内周をもつ軸受を組み
合わせるため、取り付ける機器に合わせた軸受の組み合
わせを自由に選択でき、軸受全体を非常に安価に製造す
ることができる。なお、図8では、キー溝を外輪に、キ
ーを内輪に取り付けたものとしているが、キー溝を内輪
に取り付け、キーを外輪に取り付けた構成としてもかま
わない。また、嵌め合いはキー溝とキーとによるものに
限らず、カシメやねじ込み等様々な方式が考えられ、2
つの転がり軸受の外輪と内輪とがしっかりと嵌め合わさ
れればどの方式を用いても良い。
【0035】
【発明の効果】請求項1の効果:内輪と、該内輪の外周
側に設けられる一以上の中間輪と、該中間輪の外周側に
設けられる外輪とを有し、前記内輪,前記中間輪,及び
前記外輪のうちの互いに近接する各輪の間に、転動体
と、該転動体を所定間隔で保持する保持手段とを設け、
前記内輪,前記中間輪,及び前記外輪のそれぞれが、該
転動体の作用により互いに相対回転自在となるように構
成したので、軸受けが許容する最大回転速度を、従来の
軸受けに比し数倍にも増大させることができ、超高速回
転する回転軸を支持することができる。また回転軸に対
する取り付けスペースとしては、従来の中間輪を使用し
ない単体の軸受けを使用するときと同様のスペースであ
るため、中間輪を使用する従来の軸受けに比して軸長及
び軸重量を抑えることができる。
側に設けられる一以上の中間輪と、該中間輪の外周側に
設けられる外輪とを有し、前記内輪,前記中間輪,及び
前記外輪のうちの互いに近接する各輪の間に、転動体
と、該転動体を所定間隔で保持する保持手段とを設け、
前記内輪,前記中間輪,及び前記外輪のそれぞれが、該
転動体の作用により互いに相対回転自在となるように構
成したので、軸受けが許容する最大回転速度を、従来の
軸受けに比し数倍にも増大させることができ、超高速回
転する回転軸を支持することができる。また回転軸に対
する取り付けスペースとしては、従来の中間輪を使用し
ない単体の軸受けを使用するときと同様のスペースであ
るため、中間輪を使用する従来の軸受けに比して軸長及
び軸重量を抑えることができる。
【0036】請求項2の効果:請求項1記載の転がり軸
受において、前記内輪,前記中間輪,及び前記外輪のい
ずれか一または複数の輪についてその径方向の厚さ,前
記転動体の形状,及び該転動体の大きさのいずれか一ま
たは複数の因子を変化させ、該転がり軸受けの各要素が
受ける負荷荷重に応じた負荷容量を有するよう構成する
ので、請求項1の効果に加えて、例えば軸受けの内側に
回転軸を支持する場合、軸受けの外側に向かうに従い、
転動体ないし中間輪等の重量が加わって増大する負荷荷
重に対し、軸受け自体の耐久性を向上させることができ
る。また軸受けの外側に回転軸を支持する場合であって
も、同様に軸受けの耐久性向上を実現できる。
受において、前記内輪,前記中間輪,及び前記外輪のい
ずれか一または複数の輪についてその径方向の厚さ,前
記転動体の形状,及び該転動体の大きさのいずれか一ま
たは複数の因子を変化させ、該転がり軸受けの各要素が
受ける負荷荷重に応じた負荷容量を有するよう構成する
ので、請求項1の効果に加えて、例えば軸受けの内側に
回転軸を支持する場合、軸受けの外側に向かうに従い、
転動体ないし中間輪等の重量が加わって増大する負荷荷
重に対し、軸受け自体の耐久性を向上させることができ
る。また軸受けの外側に回転軸を支持する場合であって
も、同様に軸受けの耐久性向上を実現できる。
【0037】請求項3の効果:請求項1または2記載の
転がり軸受において、該転がり軸受が支持する回転軸の
回転数が増大し所定の回転数以上で回転したときに、前
記一以上の中間輪のうち所定の前記中間輪及び/または
所定の転動体が回転を開始するように制御する制御手段
を設けたので、請求項1または2の効果に加えて、使用
する機器の回転軸の回転の増大に際し、回転軸が所定の
回転数となったときに回転を開始する転動体及び中間輪
により、他の中間輪等の回転数が必要以上に増大するこ
とを抑えることができ、これにより軸受け機構の損傷を
防ぐことができる。
転がり軸受において、該転がり軸受が支持する回転軸の
回転数が増大し所定の回転数以上で回転したときに、前
記一以上の中間輪のうち所定の前記中間輪及び/または
所定の転動体が回転を開始するように制御する制御手段
を設けたので、請求項1または2の効果に加えて、使用
する機器の回転軸の回転の増大に際し、回転軸が所定の
回転数となったときに回転を開始する転動体及び中間輪
により、他の中間輪等の回転数が必要以上に増大するこ
とを抑えることができ、これにより軸受け機構の損傷を
防ぐことができる。
【0038】請求項4の効果:請求項3記載の転がり軸
受において、前記制御手段として、前記回転軸の回転数
を検知する検知部と、前記回転軸が前記所定の回転数以
下で回転していることが該検知部により検知されている
ときには、前記所定の中間輪を回転しないように固定す
る固定部とを有するので、請求項3の効果に加えて、安
定して確実に上記制御手段の機能を実行する具体的手段
が与えられる。
受において、前記制御手段として、前記回転軸の回転数
を検知する検知部と、前記回転軸が前記所定の回転数以
下で回転していることが該検知部により検知されている
ときには、前記所定の中間輪を回転しないように固定す
る固定部とを有するので、請求項3の効果に加えて、安
定して確実に上記制御手段の機能を実行する具体的手段
が与えられる。
【0039】請求項5の効果:請求項3または4記載の
転がり軸受において、前記制御手段として、前記転動体
に塗布する潤滑剤の粘度を調整するので、請求項3また
は4の効果に加えて、簡易な構成で信頼性高く上記制御
手段の機能を実行する具体的手段が与えられる。
転がり軸受において、前記制御手段として、前記転動体
に塗布する潤滑剤の粘度を調整するので、請求項3また
は4の効果に加えて、簡易な構成で信頼性高く上記制御
手段の機能を実行する具体的手段が与えられる。
【0040】請求項6の効果:請求項3ないし5いずれ
か1記載の転がり軸受けにおいて、前記制御手段により
制御される中間輪及び/または転動体の回転を検知する
手段を設けたので、請求項3ないし5いずれか1の効果
に加えて、回転軸の所定の回転数以上で回転する内輪も
しくは転動体を検知することにより機器としての異常回
転を検知でき、機器の破損等を防止することができる。
か1記載の転がり軸受けにおいて、前記制御手段により
制御される中間輪及び/または転動体の回転を検知する
手段を設けたので、請求項3ないし5いずれか1の効果
に加えて、回転軸の所定の回転数以上で回転する内輪も
しくは転動体を検知することにより機器としての異常回
転を検知でき、機器の破損等を防止することができる。
【0041】請求項7の効果:請求項1ないし6いずれ
か1記載の転がり軸受において、該転がり軸受を前記中
間輪にて分割可能な複数のユニットで構成し、各ユニッ
トと他のユニットとが係止可能な手段を設けたので、請
求項1ないし6いずれか1の効果に加えて、取り付ける
機器に合わせて簡便に軸受けを構成でき、軸受け全体を
低コストで製造することができる。
か1記載の転がり軸受において、該転がり軸受を前記中
間輪にて分割可能な複数のユニットで構成し、各ユニッ
トと他のユニットとが係止可能な手段を設けたので、請
求項1ないし6いずれか1の効果に加えて、取り付ける
機器に合わせて簡便に軸受けを構成でき、軸受け全体を
低コストで製造することができる。
【図1】本発明による転がり軸受の一実施形態を説明す
るための概略構成図である。
るための概略構成図である。
【図2】図1に示す構成をスラスト軸受に応用した本発
明の他の実施形態を示す概略構成図である。
明の他の実施形態を示す概略構成図である。
【図3】本発明による転がり軸受の更に他の実施形態を
説明するための概略構成図である。
説明するための概略構成図である。
【図4】本発明による転がり軸受の更に他の実施形態を
説明するための概略構成図である。
説明するための概略構成図である。
【図5】本発明による転がり軸受の更に他の実施形態を
説明するための概略構成図である。
説明するための概略構成図である。
【図6】本発明による転がり軸受の更に他の実施形態を
説明するための概略構成図である。
説明するための概略構成図である。
【図7】本発明による転がり軸受の更に他の実施形態を
説明するための概略構成図である。
説明するための概略構成図である。
【図8】本発明による転がり軸受の更に他の実施形態を
説明するための概略構成図である。
説明するための概略構成図である。
【図9】従来の転がり軸受の一例を示す概略構成図であ
る。
る。
【図10】従来の転がり軸受の他の例を示す概略構成図
である。
である。
1…内輪、1a,1b,1c…内輪、2…外輪、2a,
2b,2c…外輪、3a,3b,3c…転動体、4…第
1の転動体、5…第2の転動体、6…第3の転動体、7
…中間輪、8…第1の中間輪、9…第2の中間輪、10
…第1の転動体、11…第2の転動体、12…第1の転
動体、13…第2の転動体、14…センサ制御部、15
…発光部、16…受光部、17b,17c…キー、18
a,18b…キー溝、19…ストッパ、20…光ファイ
バセンサ、21a…第1の保持器、21b…第2の保持
器、21c…第3の保持器、22…第1の転動体、23
…第2の転動体、31a,31b,31c…保持器、1
01…内輪、102…外輪、103…転動体、103a
…第1の転動体、103b…第2の転動体、104…中
間輪、104a…外輪相当部、104b…内輪相当部、
120…回転軸、130…軸受孔内周面、140…中心
軸、150…回転体。
2b,2c…外輪、3a,3b,3c…転動体、4…第
1の転動体、5…第2の転動体、6…第3の転動体、7
…中間輪、8…第1の中間輪、9…第2の中間輪、10
…第1の転動体、11…第2の転動体、12…第1の転
動体、13…第2の転動体、14…センサ制御部、15
…発光部、16…受光部、17b,17c…キー、18
a,18b…キー溝、19…ストッパ、20…光ファイ
バセンサ、21a…第1の保持器、21b…第2の保持
器、21c…第3の保持器、22…第1の転動体、23
…第2の転動体、31a,31b,31c…保持器、1
01…内輪、102…外輪、103…転動体、103a
…第1の転動体、103b…第2の転動体、104…中
間輪、104a…外輪相当部、104b…内輪相当部、
120…回転軸、130…軸受孔内周面、140…中心
軸、150…回転体。
Claims (7)
- 【請求項1】 内輪と、該内輪の外周側に設けられる一
以上の中間輪と、該中間輪の外周側に設けられる外輪と
を有し、前記内輪,前記中間輪,及び前記外輪のうちの
互いに近接する各輪の間に、転動体と、該転動体を所定
間隔で保持する保持手段とを設け、前記内輪,前記中間
輪,及び前記外輪のそれぞれが、該転動体の作用により
互いに相対回転自在となるように構成したことを特徴と
する転がり軸受。 - 【請求項2】 請求項1記載の転がり軸受において、前
記内輪,前記中間輪,及び前記外輪のいずれか一または
複数の輪についてその径方向の厚さ,前記転動体の形
状,及び該転動体の大きさのいずれか一または複数の因
子を変化させ、該転がり軸受けの各要素が受ける負荷荷
重に応じた負荷容量を有するよう構成することを特徴と
する転がり軸受。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の転がり軸受にお
いて、該転がり軸受が支持する回転軸の回転数が増大し
所定の回転数以上で回転したときに、前記一以上の中間
輪のうち所定の前記中間輪及び/または所定の転動体が
回転を開始するように制御する制御手段を設けたことを
特徴とする転がり軸受。 - 【請求項4】 請求項3記載の転がり軸受において、前
記制御手段として、前記回転軸の回転数を検知する検知
部と、前記回転軸が前記所定の回転数以下で回転してい
ることが該検知部により検知されているときには、前記
所定の中間輪を回転しないように固定する固定部とを有
することを特徴とする転がり軸受。 - 【請求項5】 請求項3または4記載の転がり軸受にお
いて、前記制御手段として、前記転動体に塗布する潤滑
剤の粘度を調整することを特徴とする転がり軸受。 - 【請求項6】 請求項3ないし5いずれか1記載の転が
り軸受けにおいて、前記制御手段により制御される中間
輪及び/または転動体の回転を検知する手段を設けたこ
とを特徴とする転がり軸受。 - 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか1記載の転が
り軸受において、該転がり軸受を前記中間輪にて分割可
能な複数のユニットで構成し、各ユニットと他のユニッ
トとが係止可能な手段を設けたことを特徴とする転がり
軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10194437A JP2000027857A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10194437A JP2000027857A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 転がり軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000027857A true JP2000027857A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16324592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10194437A Pending JP2000027857A (ja) | 1998-07-09 | 1998-07-09 | 転がり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000027857A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003050428A1 (fr) * | 2001-12-11 | 2003-06-19 | Harmonic Drive Systems Inc. | Roulement a rouleaux croises a plusieurs etages |
JP2009079628A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Jtekt Corp | 転がり軸受装置及びこれを用いた過給機 |
CN102269217A (zh) * | 2011-07-15 | 2011-12-07 | 王子鑫 | 含有卡承的高速轮 |
CN107687475A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-02-13 | 韦满红 | 一种层叠式高速轴承 |
JP2018115760A (ja) * | 2017-01-19 | 2018-07-26 | 太陽工業株式会社 | 複合ベアリング装置 |
US10330148B2 (en) | 2014-02-26 | 2019-06-25 | Airbus Helicopters Deutschland GmbH | Bearing arrangement with a first bearing layer and a second bearing layer |
CN113483015A (zh) * | 2021-07-05 | 2021-10-08 | 宣城职业技术学院 | 一种转动效果好的密封性高的轴承 |
-
1998
- 1998-07-09 JP JP10194437A patent/JP2000027857A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003050428A1 (fr) * | 2001-12-11 | 2003-06-19 | Harmonic Drive Systems Inc. | Roulement a rouleaux croises a plusieurs etages |
US6948855B2 (en) | 2001-12-11 | 2005-09-27 | Harmonic Drive Systems, Inc. | Multi-stage cross roller bearing |
DE10296267B4 (de) * | 2001-12-11 | 2011-08-11 | Harmonic Drive Systems Inc. | Mehrstufen-Kreuzrollenlager |
JP2009079628A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Jtekt Corp | 転がり軸受装置及びこれを用いた過給機 |
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