JP2000027668A - クローラ式作業車 - Google Patents

クローラ式作業車

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JP2000027668A
JP2000027668A JP20860198A JP20860198A JP2000027668A JP 2000027668 A JP2000027668 A JP 2000027668A JP 20860198 A JP20860198 A JP 20860198A JP 20860198 A JP20860198 A JP 20860198A JP 2000027668 A JP2000027668 A JP 2000027668A
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JP
Japan
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steering
driver
interlocking
crawler
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP20860198A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Sakai
透 坂井
Koji Suematsu
幸治 末松
Katsuhiro Kuroda
勝博 黒田
Takahiro Ikeda
隆弘 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Seirei Industry Co Ltd filed Critical Seirei Industry Co Ltd
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  • Steering Controls (AREA)
  • Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操向伝達手段の配設構造の簡易化を図るこ
と。 【解決手段】 前側の操向手段は、前側ステアリングボ
ックスに連動連結して、同前側ステアリングボックスを
操向用変速手段に操向伝達手段を介して連動連結する一
方、後側の操向手段は、後側ステアリングボックスに連
動連結して、同後側ステアリングボックスを上記前側ス
テアリングボックスに操向用連動手段を介して連動連結
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラ式作業車
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クローラ式作業車の一形態とし
て、車体フレーム上に運転部を設けると共に、同運転部
は、前側部と後側部にそれぞれ操向手段を配設し、両操
向手段の間に運転席を前後方向へ反転自在に配設して、
前方向きに着座して行なう前方向き運転操作形態と、後
方向きに着座して行なう後方向き運転操作形態とを選択
可能としたものがある。
【0003】そして、前側の操向手段と後側の操向手段
は、それぞれ操向用変速手段に操向伝達手段を介して連
動連結している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したク
ローラ式作業車では、前・後側の操向手段をそれぞれ操
向用変速手段に操向用伝達手段を介して連動連結してい
るために、操向伝達手段の配設構造が煩雑になる上に、
操向伝達機能を良好に確保することが困難となってい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、車
体フレーム上に運転部を設けると共に、同運転部は、前
側部と後側部にそれぞれ操向手段を配設し、両操向手段
の間に運転席を前後方向へ反転自在に配設して、前方向
きに着座して行なう前方向き運転操作形態と、後方向き
に着座して行なう後方向き運転操作形態とを選択可能と
したクローラ式作業車において、前側の操向手段は、前
側ステアリングボックスに連動連結して、同前側ステア
リングボックスを操向用変速手段に操向伝達手段を介し
て連動連結する一方、後側の操向手段は、後側ステアリ
ングボックスに連動連結して、同後側ステアリングボッ
クスを上記前側ステアリングボックスに操向用連動手段
を介して連動連結したことを特徴とするクローラ式作業
車を提供せんとするものである。
【0006】そこで、本発明は次の構成にも特徴を有す
る。
【0007】 運転部の前部と後部に、それぞれアク
セルペダルとブレーキペダルを配設し、前・後側のアク
セルペダルを相互にアクセル用連動手段を介して連動連
結すると共に、前・後側のブレーキペダルを相互にブレ
ーキ用連動手段を介して連動連結したこと。
【0008】 前・後側の操向手段は、それぞれハン
ドル支柱を具備し、各ハンドル支柱に一個のステアリン
グハンドルを付替え自在に取付けたこと。
【0009】 後側の操向手段は、ハンドル支柱を使
用位置と、その後方へ傾倒させた収納位置との間で位置
変更自在としたこと。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0011】すなわち、本発明に係るクローラ式作業車
は、基本的構造として、車体フレーム上に運転部を設け
ると共に、同運転部は、前側部と後側部にそれぞれ操向
手段を配設し、両操向手段の間に運転席を前後方向へ反
転自在に配設して、前方向きに着座して行なう前方向き
運転操作形態と、後方向きに着座して行なう後方向き運
転操作形態とを選択可能としている。
【0012】そして、特徴的構造として、前側の操向手
段は、前側ステアリングボックスに連動連結して、同前
側ステアリングボックスを操向用変速手段に操向伝達手
段を介して連動連結する一方、後側の操向手段は、後側
ステアリングボックスに連動連結して、同後側ステアリ
ングボックスを上記前側ステアリングボックスに操向用
連動手段を介して連動連結している。
【0013】このようにして、前方向き運転操作形態で
は、前側の操向手段により→前側ステアリングボックス
→操向伝達手段→操向用変速手段を操作することがで
き、また、後方向き運転操作形態では、後側の操向手段
により→後側ステアリングボックス→操向用連動手段→
前側ステアリングボックス→操向伝達手段→操向用変速
手段を操作することができる。
【0014】従って、前側の操向手段と操向用変速手段
との間に介設した操向伝達手段を共用させることができ
て、配設構造の簡易化と操向伝達機能の良好な確保が図
れる。
【0015】しかも、運転部の前部と後部に、それぞれ
アクセルペダルとブレーキペダルを配設し、前・後側の
アクセルペダルを相互にアクセル用連動手段を介して連
動連結すると共に、前・後側のブレーキペダルを相互に
ブレーキ用連動手段を介して連動連結している。
【0016】このようにして、後方向き運転操作形態に
おいて、アクセル又はブレーキペダルを踏込み操作した
際には、アクセル用連動手段又はブレーキ用連動手段を
介して運転部の前部に配設したアクセルペダル又はブレ
ーキペダルを作動させることができて、前方向き運転操
作形態の場合と同様に円滑かつ確実にアクセル操作又は
ブレーキ操作が行なえると共に、構造の簡易化が図れ
る。
【0017】また、前・後側の操向手段は、それぞれハ
ンドル支柱を具備し、各ハンドル支柱に一個のステアリ
ングハンドルを付替え自在に取付けている。
【0018】このようにして、前・後方向き運転操作形
態に応じてステアリングハンドルをいずれか一方のハン
ドル支柱に取付けることにより、各形態での運転操作が
行なえる。
【0019】しかも、ステアリングハンドルは使用形態
側にのみ取付けて、運転席の背後では取外した状態とな
っているために、同運転席の配設空間さらには運転操作
空間を充分に確保することができて、運転操作性を良好
に確保することができる。
【0020】そして、後側の操向手段は、ハンドル支柱
を使用位置と、その後方へ傾倒させた収納位置との間で
位置変更自在としている。
【0021】このようにして、前方向き運転操作形態で
は、ハンドル支柱を後方へ傾倒させた収納位置に配置し
ておくことにより、運転席の配設空間さらには運転操作
空間を充分に確保することができて、運転操作性を良好
に確保することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したコ
ンバインは、未だ、次のような課題を有している。
【0023】 左右一対の駆動輪を、車体フレーム上
に設けたミッション部に、左右方向に伸延する左右一対
の駆動軸を介して連動連結しているために、各駆動軸の
地上高が低くなっており、そのために、各駆動軸が地上
の突起物に干渉し易く、限られた作業条件下での作業に
制限されている。
【0024】 イコライザは、走行フレームに枢支ブ
ラケットを介して取付けているために、部品点数が多く
なり、組立工数が多くなって、製造コストが高くなって
いる。
【0025】 イコライザは、履帯の下側回動側部を
ガイドする機能を有しているが、履帯が両輪から離脱す
るのを防止する機能は有していない。
【0026】 ガイドローラとイコライザは、それぞ
れ別部品として製造されており、製造コストの低減化が
図られていない。
【0027】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、左
右一対のクローラ式の走行部間に車体フレームを介設
し、同車体フレーム上に原動機部とミッション部と運転
部を設けたクローラ式作業車において、車体フレームに
正面視略門型のファイナルケース支持フレームを横架
し、同ファイナルケース支持フレームの左右側端部にそ
れぞれケース連結体を取付けて、各ケース連結体に、ミ
ッション部と連動連結したファイナルケースを連結する
と共に、各ファイナルケースには走行部の駆動輪を連動
連結したことを特徴とするクローラ式作業車を提供せん
とするものである。
【0028】また、本発明は、次の構成にも特徴を有す
る。
【0029】 走行部は、前後方向に伸延させて車体
フレームに連設した走行フレームと、同走行フレームの
前方に配設した駆動輪と、走行フレームの後端部に取付
けた遊動輪と、両輪間に巻回した履帯と、同履帯の下側
回動側部をガイドすべく走行フレームに取付けたイコラ
イザとを具備し、イコライザは、走行フレームの下端縁
を部分的に下方へ膨出させて形成した枢支片に、イコラ
イザ本体の上端中途部を枢支し、同イコライザ本体の前
・後端部にそれぞれローラを転動自在に取付けたこと。
【0030】 イコライザ本体の下端縁部を前後方向
に細幅にて伸延させて履帯離脱規制体となす一方、履帯
の内周面中央部に左右一対の係合突片を周縁方向に間隔
を開けて複数組突設し、この一対の係合突片間に上記履
帯離脱規制体を配置したこと。
【0031】 走行フレームの上部に、履帯の上側回
動側部をガイドするガイドローラを取付けると共に、同
ガイドローラは、左右一対のローラ本体と、両ローラ本
体を連結・支持するガイドローラ連結・支持体とを具備
する一方、イコライザのローラは、左右一対のローラ本
体と、両ローラ本体を連結・支持するローラ連結・支持
体とを具備し、両ローラのローラ本体は共通品となし
て、ローラ本体のみを交換可能としたこと。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0033】すなわち、本発明に係るクローラ式作業車
は、基本的構造として、車体フレーム上に運転部を設け
ると共に、同運転部は、前側部と後側部にそれぞれ操向
手段を配設し、両操向手段の間に運転席を前後方向へ反
転自在に配設して、前方向きに着座して行なう前方向き
運転操作形態と、後方向きに着座して行なう後方向き運
転操作形態とを選択可能としている。
【0034】そして、特徴的構造として、前側の操向手
段は、前側ステアリングボックスに連動連結して、同前
側ステアリングボックスを操向用変速手段に操向伝達手
段を介して連動連結する一方、後側の操向手段は、後側
ステアリングボックスに連動連結して、同後側ステアリ
ングボックスを上記前側ステアリングボックスに操向用
連動手段を介して連動連結している。
【0035】このようにして、前方向き運転操作形態で
は、前側の操向手段により→前側ステアリングボックス
→操向伝達手段→操向用変速手段を操作することがで
き、また、後方向き運転操作形態では、後側の操向手段
により→後側ステアリングボックス→操向用連動手段→
前側ステアリングボックス→操向伝達手段→操向用変速
手段を操作することができる。
【0036】従って、前側の操向手段と操向用変速手段
との間に介設した操向伝達手段を共用させることができ
て、配設構造の簡易化と操向伝達機能の良好な確保が図
れる。
【0037】しかも、運転部の前部と後部に、それぞれ
アクセルペダルとブレーキペダルを配設し、前・後側の
アクセルペダルを相互にアクセル用連動手段を介して連
動連結すると共に、前・後側のブレーキペダルを相互に
ブレーキ用連動手段を介して連動連結している。
【0038】このようにして、後方向き運転操作形態に
おいて、アクセル又はブレーキペダルを踏込み操作した
際には、アクセル用連動手段又はブレーキ用連動手段を
介して運転部の前部に配設したアクセルペダル又はブレ
ーキペダルを作動させることができて、前方向き運転操
作形態の場合と同様に円滑かつ確実にアクセル操作又は
ブレーキ操作が行なえると共に、構造の簡易化が図れ
る。
【0039】また、前・後側の操向手段は、それぞれハ
ンドル支柱を具備し、各ハンドル支柱に一個のステアリ
ングハンドルを付替え自在に取付けている。
【0040】このようにして、前・後方向き運転操作形
態に応じてステアリングハンドルをいずれか一方のハン
ドル支柱に取付けることにより、各形態での運転操作が
行なえる。
【0041】しかも、ステアリングハンドルは使用形態
側にのみ取付けて、運転席の背後では取外した状態とな
っているために、同運転席の配設空間さらには運転操作
空間を充分に確保することができて、運転操作性を良好
に確保することができる。
【0042】そして、後側の操向手段は、ハンドル支柱
を使用位置と、その後方へ傾倒させた収納位置との間で
位置変更自在としている。
【0043】このようにして、前方向き運転操作形態で
は、ハンドル支柱を後方へ傾倒させた収納位置に配置し
ておくことにより、運転席の配設空間さらには運転操作
空間を充分に確保することができて、運転操作性を良好
に確保することができる。
【0044】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0045】図1及び図2に示すAは、本発明に係るク
ローラ式作業車であり、同クローラ式作業車Aは、左右
一対のクローラ式の走行部1L,1R 間に車体フレーム2を
介設し、同車体フレーム2上に、原動機部3とミッショ
ン部4と運転部5と作動油タンク6と燃料タンク7を設
け、両タンク6,7間には正面視門型のガードフレーム
8を跨架し、ミッション部4の後端部には昇降連結機構
9を設けている。
【0046】走行部1L,1R は、前後方向に伸延させて形
成した走行フレーム10L,10R と、同走行フレーム10L,10
R の前方に配設した駆動輪11L,11R と、走行フレーム10
L,10R の後端部にアイドラホーク12L,12R を介して取付
けた遊動輪13L,13R と、両輪11L,11R,13L,13R 間に巻回
した履帯14L,14R と、同履帯14L,14R の上側回動側部14
La,14Ra をガイドすべく走行フレーム10L,10R の上側中
央部に取付けたガイドローラ15L,15R と、履帯14L,14R
の下側回動側部14Lb,14Rb をガイドすべく走行フレーム
10L,10R の下側部に取付けたイコライザ16L,16R とを具
備している。
【0047】走行フレーム10L,10R は、図4、図6及び
図7に示すように、前後方向に伸延させて断面門型に形
成し、前端部位置よりアイドラホーク12L,12R の基端部
近傍位置までを底板20L,20R により閉塞し、アイドラホ
ーク12L,12R の直下方位置には泥落し用開口部21L,21R
を形成している。
【0048】そして、左側の走行フレーム10L は、前部
と中央部と後部にそれぞれ位置する左右側壁10La,10La
の下端縁を、下方へ膨出させて枢支片10Lb,10Lb,10Lb,1
0Lb,10Lb,10Lb を形成して、各枢支片10Lb,10Lb にイコ
ライザ16L を取付けている。22,23 は、それぞれ走行フ
レーム10L より突設した前・後側車体フレームステー、
24は足掛り部である。なお、右側の走行フレーム10R
も、同様に構成している。
【0049】ここで、車体フレーム2は、図1〜図5に
示すように、前後方向に伸延させて断面コ字状に形成し
た左右一対の車体フレーム形成体2La,2Ra と、両車体フ
レーム形成体2La,2Ra の前端間に横架した車体フレーム
前側形成体2bとを具備している。
【0050】そして、左右一対の車体フレーム形成体2L
a,2Ra の前部下端間には、正面視略門型のファイナルケ
ース支持フレーム25を横架し、同ファイナルケース支持
フレーム25の左右側端部にそれぞれ板状のケース連結体
26L,26R を取付けて、各ケース連結体26L,26R にミッシ
ョン部4と連動連結したファイナルケース27L,27R を連
結ボルト28,28 により連結している。
【0051】駆動輪11L,11R は、スプロケット状に形成
して、前記ファイナルケース27L,27R に連動連結すると
共に、遊動輪13L,13R の前方位置に対向させて配置して
いる。
【0052】左側の履帯14L は、図6及び図7に示すよ
うに、無端帯状に形成した履帯本体14Lcの外周面に歯部
14Ldを周縁方向に間隔を開けて多数形成すると共に、履
帯本体14Lcの内周面中央部には、左右一対の係合突片14
Le,14Le を周縁方向に間隔を開けて複数組突設し、か
つ、履帯本体14Lcの中央部には、駆動輪11L の歯部が係
合する係合孔14Lfを左右一対の係合突片14Le,14Le 間に
位置させて、周縁方向に間隔を開けて複数形成してい
る。なお、右側の履帯14R も、同様に形成している。
【0053】左側のガイドローラ15L は、図6及び図7
に示すように、左右一対のローラ本体30,30 と、両ロー
ラ本体30,30 を転動自在に連結・支持するガイドローラ
連結・支持体31とを具備しており、同ガイドローラ連結
・支持体31は走行フレーム10L の上面中央部に固設して
いる。なお、右側のガイドローラ15R も、同様に構成し
ている。
【0054】左側のイコライザ16L は、図6及び図7に
示すように、側面視略三角形枠状に形成したイコライザ
本体32L と、同イコライザ本体32L の前・後端部にそれ
ぞれ転動自在に取付けたローラ33,33 とを具備してい
る。32Lbは、イコライザ本体32L の中央部に形成した泥
抜き孔である。
【0055】そして、走行フレーム10L の下端縁を部分
的に下方へ膨出させて形成した枢支片10Lb,10Lb 間に、
筒状支軸34を横架し、同筒状支軸34の外周面に、イコラ
イザ本体32L の上端中央部をボス部35を介して揺動自在
に取付けている。36はグリス注入軸、37はグリス注入
路、38はグリスニップルである。
【0056】しかも、イコライザ本体32L の下端縁部
は、前後方向に伸延させて履帯離脱規制体32Laとなして
おり、同履帯離脱規制体32Laは、履帯14L の内周面中央
部に突設した左右一対の係合突片14Le,14Le 間に配置し
て、履帯14L の左右方向への離脱を規制している。
【0057】ローラ33は、左右一対のローラ本体30,30
と、両ローラ本体30,30 を転動自在に連結・支持するロ
ーラ連結・支持体40とを具備しており、同ローラ連結・
支持体40はイコライザ本体32L に取付けている。
【0058】ここで、ローラ33のローラ本体30と、前記
ガイドローラ15L,15R のローラ本体30,30 は、それぞれ
共通品となして、ローラ本体30のみを交換可能としてい
る。なお、右側のイコライザ16R も同様に構成してい
る。
【0059】原動機部3は、車体フレーム2上の前部に
配設しており、エンジンEを主要部として、ボンネット
41により被覆している。
【0060】ミッション部4は、図8に示すように、車
体フレーム2の中央部に配設した前側ミッションケース
42と、車体フレーム2の後部に配設した後側ミッション
ケース43とを伝動機構44により連動連結すると共に、両
ミッションケース42,43 のケース本体45,46 同士の下部
をゴムホース等の連通パイプ47により連通連結してい
る。
【0061】ここで、前・後側ミッションケース42,43
は、それぞれ作動用油圧タンクを兼用しており、両ミッ
ションケース42,43 を連通パイプ47により連通連結する
ことにより、両ミッションケース42,43 内に貯留をさせ
た油面のレベルを均一に保つことができると共に、一方
のミッションケースから給油すれば、両方のミッション
ケースに給油が行なえる。
【0062】そして、前側ミッションケース42の後側に
は、図13にも示すように、可変容量型油圧ポンプPaと
定容量型油圧モータMaとを具備する操向用変速手段とし
ての旋回用HST50を連動連設し、同旋回用HST50の
後側にチャージポンプP1を連動連結する一方、後側ミッ
ションケース43の前側には、可変容量型油圧ポンプPbと
定容量型油圧モータMbとを具備する直進用変速手段とし
ての直進用HST51を連動連設し、同直進用HST51の
前側にサーボポンプP2を連動連設している。
【0063】しかも、旋回用HST50の可変容量型油圧
ポンプPaとチャージポンプP1とサーボポンプP2と直進用
HST51の可変容量型油圧ポンプPbは、エンジンEにフ
ライホイール部52と第一伝動機構53と第二伝動機構54と
を介して直列的に連動連結している。
【0064】前側ミッションケース42は、図9に示すよ
うに、ケース本体45内に第一伝動機構53と連動連結した
ポンプ駆動用入力ギヤ60と、同入力ギヤ60に噛合させる
と共に、旋回用HST50の可変容量型油圧ポンプPaの入
力軸に連動連結したポンプ駆動用出力ギヤ61と、旋回用
HST50の定容量型油圧モータMaの出力軸に連動連結し
た旋回用入力ギヤ62と、同入力ギヤ62に噛合させた旋回
用出力ギヤ63と、同出力ギヤ63に連動連結した正逆転歯
車機構64と、同正逆転歯車機構64に連動連結した左・右
遊星歯車機構65L,65R と、各遊星歯車機構65L,65R に連
動連結した左・右走行駆動軸66L,66R とを具備してい
る。
【0065】そして、正逆転歯車機構64は、左右一対の
旋回操向軸67L,67R と、各旋回操向軸67L,67R の内側端
部に取付けた旋回用受動傘歯車68L,68R と、両受動傘歯
車68L,68R に噛合する旋回用原動傘歯車69と、同原動傘
歯車69を支持すると共に前記旋回用出力ギヤ63に連動連
結した原動軸70と、右側の旋回用操向軸67R の右側端部
に取付けた多板油圧式のブレーキ部71と、各旋回操向軸
67L,67R の外側端部に取付けた出力用平歯車72L,72R と
を具備している。
【0066】左・右遊星歯車機構65L,65R は、歯車支軸
73L,73R と、各歯車支軸73L,73R に同軸的に取付けた入
力用平歯車74L,74R 、出力用歯車75L,75R 及びゲージ76
L,76R と、各ゲージ76L,76R に取付けたプラネタリギヤ
77L,77R と、両歯車支軸73L,73R 間にて同一軸線上に位
置させて転動自在に介設した中間軸78と、同中間軸78の
左右側部にそれぞれ取付けると共に、上記プラネタリギ
ヤ77L,77R に噛合させたリングギヤ79L,79R と、中間軸
78の中央部に取付けた直進用受動傘歯車80と、同受動傘
歯車80に噛合させると共に、前記伝動機構44の前端部に
連動連結した直進用原動傘歯車81とを具備している。
【0067】左・右走行駆動軸66L,66R は、ケース本体
45の左右側下部よりそれぞれ左右側方へ伸延させて形成
した駆動軸ケース85L,85R 中に挿通しており、各駆動軸
66L,66R の内側端部に、前記出力用歯車75L,75R と噛合
する入力用歯車86L,86R を取付ける一方、各駆動軸66L,
66R の外側端部に第一出力スプロケット87L,87R を取付
けている。
【0068】そして、駆動軸ケース85L,85R は、それぞ
れ車体フレーム形成体2La,2Ra に支持ブラケット88L,88
R を介して連結ボルト89,89 により連結して支持させて
いる。
【0069】しかも、右側の車体フレーム形成体2Ra に
は、前記ブレーキ部71の外側方に整合する個所に開口部
90を開口し、同開口部90を右側の支持ブラケット88R に
より開閉自在に閉蓋して、同支持ブラケット88R を開口
部90の蓋体としても機能させている。
【0070】ここで、ブレーキ部71は、開口部90と対面
する側に着脱蓋71a をボルト91により着脱自在に取付け
て、内部の多板71b 等を着脱蓋71a を取外すことによ
り、容易に取出し可能として、メンテナンス等が楽に行
なえるようにしている。
【0071】この際、着脱蓋71a の着脱は、開口部90を
閉蓋している支持ブラケット88R を取外すことにより、
同開口部90を通して車体外方より楽に行なうことがで
き、上記メンテナンス等も車体外方より楽に行なうこと
ができる。
【0072】左・右駆動軸ケース85L,85R には、それぞ
れ第一チェンケース95L,95R の基端部を連動連設し、各
第一チェンケース95L,95R の先端部に第二チェンケース
96L,96R の基端部を連動連結し、各第二チェンケース96
L,96R の先端部に前記したファイナルケース27L,27R を
連動連結している。
【0073】そして、図9中、97L,97R は、中間伝動
軸、98L,98R は第一入力スプロケット、99L,99R は第一
伝動チェン、100L,100R は第二出力スプロケット、101
L,101Rは第二入力スプロケット、102L,102R は第二伝動
チェン、103L,103R はファイナル入力軸、104L,104R は
ファイナル出力ギヤ、105L,105R はファイナル出力軸、
106L,106R はファイナル入力ギヤである。
【0074】後側ミッションケース43は、図10に示す
ように、ケース本体46内に直進用入力軸110 と直進用中
間軸111 と直進用出力軸112 とを平行状態に横架して、
これら各軸110,111,112 を第1〜第7直進用伝動ギヤ11
3,114,115,116,117,118,119を介して連動連結してお
り、直進用入力軸110 は、前記直進用HST51の定容量
型油圧モータMbの出力軸120 に油圧式の直進用クラッチ
部121 を介して連動連結する一方、直進用出力軸112 は
前記伝動機構44に連動連結している。122 は直進用ブレ
ーキ部、123 は直進用変速部である。
【0075】そして、上記ケース本体46内には、図10
に示すように、PTO用入力軸125とPTO用中間軸126
とPTO軸127 とを平行状態に横架して、これら各軸1
25,126,127 を第1〜第8PTO用伝動ギヤ128,129,13
0,131,132,133,134,135 を介して連動連結しており、P
TO用入力軸125 は、前記可変容量型油圧ポンプPbを駆
動すべくエンジンEと直結した駆動軸136 に油圧式のP
TO用クラッチ部137を介して連動連結している。138
はPTO用変速部である。
【0076】運転部5は、図1、図2及び図11に示す
ように、ボンネット41の後端部にダッシュボード140 と
ハンドルコラム141 とを一体的に連設し、同ハンドルコ
ラム141 に前側ハンドル支柱142 を設けると共に、車体
フレーム2の後部に後側ハンドル支柱143 を設けて、こ
れら前・後側ハンドル支柱142,143 に1個のステアリン
グハンドル144 を付替え自在に取付け、これら前・後側
ハンドル支柱142,143間に運転席145 を運転席支持体146
を介して前後方向へ反転自在に配設して、同運転席145
に前方向きに着座して行なう前方向き運転操作形態
と、後方向きに着座して行なう後方向き運転操作形態と
を選択可能としている。
【0077】そして、前側ハンドル支柱142 は、図11
に示すように、車体フレーム2の中途部にボックスステ
ー147 を介して固設した前側ステアリングボックス148
に連動連結しており、前側ステアリングボックス148 よ
り上方へ突出させた入力軸149 に、ステアリングシャフ
ト150 の下端部をユニバーサルジョイント162 を介して
連動連結し、同ステアリングシャフト150 の上端部に筒
状ステリアングシャフト151 の下端部を連動連結し、同
筒状ステアリングシャフト151 の上端部にステアリング
ハンドル144 に取付けたハンドル支軸152 を抜差し自在
に挿通すると共に、ステアリングシャフト150 にハンド
ル支軸152 の下端部をスプライン連結体153 を介してス
プライン嵌合することにより連動連結可能として、ステ
アリングハンドル144 と前側ハンドル支柱142 とにより
前側の操向手段を形成するようにしている。154 はキャ
ップである。
【0078】また、後側ハンドル支柱143 は、図8に示
すように、車体フレーム2の後部にボックス支持台155
を介して固設した後側ステアリングボックス156 に連動
連結しており、前記した前側ハンドル支柱142 と同様に
構成してステアリングハンドル144 と後側ハンドル支柱
143 とにより後側の操向手段を形成するようにしてい
る。157 は入力軸、158 はステアリングシャフト、159
は筒状ステアリングシャフト、160 はスプライン連結
体、161 はユニバーサルジョイントである。
【0079】前側ステアリングボックス148 と後側ステ
アリングボックス156 は、基本的構造を同じくしてお
り、各入力軸149,157 にピニオンギヤ165,165 を取付
け、各ピニオンギヤ165,165 にセクタギヤ166,166 を噛
合させ、各セクタギヤ166,166 をセクタギヤ支軸167,16
8 により支持すると共に、各セクタギヤ支軸167,168 を
下方へ突出させ、各セクタギヤ支軸167,168 の下端部に
作動アーム169,170 の基端部を取付けている。
【0080】そして、前側ステアリングボックス148 の
作動アーム169 は、図8にも示すように、旋回用HST
50の可変容量型油圧ポンプPaに設けた斜板に連動連結し
たトラニオンアーム171 に、操向伝達手段としての旋回
用リンク機構172 を介して連動連結して、車体の旋回操
作が行なえるようにしている。
【0081】しかも、前側ステアリングボックス148 の
作動アーム169 には、連動アーム173 をセクタギヤ支軸
167 を介して連動連設し、同連動アーム173 に後側ステ
アリングボックス156 の作動アーム170 を、操向用連動
手段としての旋回用連動ワイヤ174 を介して連動連結し
ている。
【0082】このようにして、後側の操向手段によって
も旋回用リンク機構172 を介して旋回用HST50の可変
容量型油圧ポンプPaに設けた斜板を作動させて、車体の
旋回操作が行なえるようにしている。
【0083】また、後側ハンドル支柱143 は、車体フレ
ーム2の後部より上方へ膨出状に形成した後側カバー体
180 との間に、中折れ自在の連結体181 を介設して、使
用位置(イ)と、その後方へ傾倒させた収納位置(ロ)
との間で位置変更自在としている。
【0084】前記した運転席支持体146 は、運転部5に
形成した床部190 上に立設した支柱としての昇降伸縮支
柱182 と、同昇降伸縮支柱182 の上端部に一側方へ張出
し状に載設した支持台としての旋回台183 とを具備して
おり、184 は昇降ストッパーピン、185 は旋回ストッパ
ーピン、186 は旋回ストッパーピン操作レバー、187は
昇降シリンダ、188 は昇降操作レバーである。
【0085】このようにして、前方向き運転操作形態で
は、昇降伸縮支柱182 を短縮状態にて固定すると共に、
旋回台183 上に載置した運転席145 が前方向きとなるよ
うに旋回台183 を旋回させて固定する一方、後方向き運
転操作形態では、昇降伸縮支柱182 を伸長状態にて固定
すると共に、旋回台183 上に載置した運転席145 が後方
向きとなるように旋回台183 を旋回させて固定すること
ができる。
【0086】この際、旋回台183 は、昇降伸縮支柱182
の上端部に一側方へ張出し状に載設しているために、各
運転操作状態において、運転席145 とステアリングハン
ドル144 との間の間隔、すなわち、運転操作空間を適度
に確保することができて、オペレータは、楽に運転操作
が行なえて、疲労を少なくすることができる。
【0087】また、運転部5には、図2及び図12に示
すように、運転席145 の下方に形成した床部190 の前部
右側にアクセルペダル191 とブレーキペダル192 を近接
させて配設する一方、床部190 の後部の左側にアクセル
ペダル193 を配設すると共に、床部190 の後部の右側に
ブレーキペダル194 を配設している。
【0088】そして、前側のアクセルペダル191 は、ア
クセル作動軸195 に連動連結し、同アクセル作動軸195
は、ハンドルコラム141 の右側壁に取付けたアクセルレ
バー196 にアクセル連動機構197 を介して連動連結し、
同アクセルレバー196 はエンジンEにアクセルワイヤ19
8 を介して連動連結している。
【0089】しかも、前側のアクセルペダル191 に連動
連結したアクセル作動軸195 と、後側のアクセルペダル
193 に連動連結したアクセル支軸199 との間には、アク
セル用連動手段としてのアクセル用連動ワイヤ200 を介
設して、後側のアクセルペダル193 を踏込み操作した場
合にも、前側のアクセルペダル191 を踏込み操作した場
合と同様に、アクセル操作が行なえるようにしている。
【0090】また、前側のブレーキペダル192 は、前側
ブレーキ支軸201 に連動連結し、同ブレーキ支軸201 に
ブレーキ作動アーム202 を連動連設して、同ブレーキ作
動アーム202 に前記直進用ブレーキ部122 を連動連結し
ている。
【0091】しかも、前側ブレーキ支軸201 には前側ブ
レーキ連動アーム203 を連動連設する一方、後側のブレ
ーキペダル194 に連動連結した後側ブレーキ支軸204 に
は後側ブレーキ連動アーム205 を連動連設して、両ブレ
ーキ連動アーム203,205 間にブレーキ用連動手段として
のブレーキ用連動ワイヤ206 を介設して、後側のブレー
キペダル194 を踏込み操作した場合にも、前側のブレー
キペダル192 を踏込み操作した場合と同様に、ブレーキ
操作が行なえるようにしている。
【0092】ここで、後側のアクセルペダル193 とブレ
ーキペダル194 は、図12に示すように、前方向き運転
操作形態では、運転席145 の下方への投影面積内に配置
している。
【0093】そして、運転席145 は、図1及び図2に示
すように、左右方向に略連続する床部190 上に配設し、
同運転席145 の左右両方向にそれぞれ開放空間208,209
を形成して、車体の左右いずれの方向からも開放空間20
8,209 を通して楽に乗降が行なえるようにしている。
【0094】また、前方向き運転操作形態において、運
転席145 の左側方に前記作動油タンク6を配設すると共
に、同作動油タンク6の内側方に副変速レバー210 とP
TO変速レバー211 を配設する一方、右側方に前記燃料
タンク7を配設すると共に、同燃料タンク7の内側方に
主変速レバー212 とポジションレバー213 とサブコント
ロールレバー214 とコントロールボックス215 とを配設
している。216 は昇降スイッチである。
【0095】そして、上記した各レバー210,211,212,21
3,214 は、前方向き運転操作形態はもとより、後方向き
運転操作形態においても操作可能としている。
【0096】図13は油圧回路図であり、旋回用HST
50の可変容量型油圧ポンプPaと定容量型油圧モータMaと
を連通連結する旋回用油圧回路220 と、直進用HST51
の可変容量型油圧ポンプPbと定容量型油圧ポンプMbとを
連通連結する直進用油圧回路221 とには、チャージポン
プP1をチャージ油路222 を介して連通連結している。
【0097】そして、サーボポンプP2には、ブレーキ部
71と直進用クラッチ部121 とPTO用クラッチ部137 と
をサーボ油路223 を介して並列的に連通連結している。
【0098】また、エンジンEには作業部作動用ポンプ
P3を連動連結し、同作業部作動用ポンプP3に、昇降連結
機構9に設けた左右揺動用シリンダ225 及びリフトシリ
ンダ226 と、前側外部油圧取出用ポート227 と、後側外
部取出用ポート228 とを作業部作動用油圧回路229 を介
して連通連結している。
【0099】図14は、旋回用HST50の拡大油圧回路
図であり、可変容量型油圧ポンプPaに設けた斜板230 に
サーボ機構231 を連動連結し、同サーボ機構231 にチャ
ージポンプP1をチャージ油路232 を介して連動連結して
いる。
【0100】図15は、フィルタ付プラグ240 を示して
おり、同フィルタ付プラグ240 はプラグ本体241 にカー
トリッジフィルタ242 を着脱自在に取付けて、バルブユ
ニット243 内に形成した第一油路244 と第二油路245 と
の交流部246 にカートリッジフィルタ242 をプラグ本体
241 を介して着脱自在に配置可能としている。
【0101】従って、フィルタ付プラグ240 をバルブユ
ニット243 より取外すことにより、カートリッジフィル
タ242 の取替えが簡単に行なえる。247,248 はパッキン
である。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0103】 請求項1記載の本発明では、前側の操
向手段は、前側ステアリングボックスに連動連結して、
同前側ステアリングボックスを操向用変速手段に操向伝
達手段を介して連動連結する一方、後側の操向手段は、
後側ステアリングボックスに連動連結して、同後側ステ
アリングボックスを上記前側ステアリングボックスに操
向用連動手段を介して連動連結しているために、前方向
き運転操作形態では、前側の操向手段により→前側ステ
アリングボックス→操向伝達手段→操向用変速手段を操
作することができ、また、後方向き運転操作形態では、
後側の操向手段により→後側ステアリングボックス→操
向用連動手段→前側ステアリングボックス→操向伝達手
段→操向用変速手段を操作することができる。
【0104】従って、前側の操向手段と操向用変速手段
との間に介設した操向伝達手段を共用させることができ
て、配設構造の簡易化と操向伝達機能の良好な確保が図
れる。
【0105】 請求項2記載の本発明では、運転部の
前部と後部に、それぞれアクセルペダルとブレーキペダ
ルを配設し、前・後側のアクセルペダルを相互にアクセ
ル用連動手段を介して連動連結すると共に、前・後側の
ブレーキペダルを相互にブレーキ用連動手段を介して連
動連結しているために、後方向き運転操作形態におい
て、アクセル又はブレーキペダルを踏込み操作した際に
は、アクセル用連動手段又はブレーキ用連動手段を介し
て運転部の前部に配設したアクセルペダル又はブレーキ
ペダルを作動させることができて、前方向き運転操作形
態の場合と同様に円滑かつ確実にアクセル操作又はブレ
ーキ操作が行なえると共に、構造の簡易化が図れる。
【0106】 請求項3記載の本発明では、前・後側
の操向手段は、それぞれハンドル支柱を具備し、各ハン
ドル支柱に一個のステアリングハンドルを付替え自在に
取付けているために、前・後方向き運転操作形態に応じ
てステアリングハンドルをいずれか一方のハンドル支柱
に取付けることにより、各形態での運転操作が行なえ
る。
【0107】しかも、ステアリングハンドルは使用形態
側にのみ取付けて、運転席の背後では取外した状態とな
っているために、同運転席の配設空間さらには運転操作
空間を充分に確保することができて、運転操作性を良好
に確保することができる。
【0108】 請求項4記載の本発明では、後側の操
向手段は、ハンドル支柱を使用位置と、その後方へ傾倒
させた収納位置との間で位置変更自在としているため
に、前方向き運転操作形態では、ハンドル支柱を後方へ
傾倒させた収納位置に配置しておくことにより、運転席
の配設空間さらには運転操作空間を充分に確保すること
ができて、運転操作性を良好に確保するこどできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクローラ式作業車の側面図。
【図2】同クローラ式作業車の平面図。
【図3】ファイナルケースの側面図。
【図4】同ファイナルケースの平面図。
【図5】同ファイナルケースの正面図。
【図6】イコライザの側面図。
【図7】同イコライザの断面背面図。
【図8】ミッション部の側面図。
【図9】前側ミッションケースの断面平面説明図。
【図10】後側ミッションケースの断面側面説明図。
【図11】運転部の断面側面説明図。
【図12】同運転部の平面説明図。
【図13】油圧回路図。
【図14】旋回用HSTの拡大油圧回路図。
【図15】フィルタ付プラグの断面側面図。
【符号の説明】
A クローラ式作業車 1 走行部 2 車体フレーム 3 原動機部 4 ミッション部 5 運転部 6 作動油タンク 7 燃料タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 隆弘 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内 Fターム(参考) 3D030 DH11 3D052 AA05 AA16 BB01 BB08 BB12 DD01 DD03 EE01 FF01 GG03 HH01 HH02 HH05 JJ00 JJ10 JJ21 JJ22 JJ31 3G065 BA04 CA23 GA46 JA01 JA11 KA05 KA29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム(2) 上に運転部(5) を設け
    ると共に、同運転部(5) は、前側部と後側部にそれぞれ
    操向手段を配設し、両操向手段の間に運転席(145) を前
    後方向へ反転自在に配設して、前方向きに着座して行な
    う前方向き運転操作形態と、後方向きに着座して行なう
    後方向き運転操作形態とを選択可能としたクローラ式作
    業車において、 前側の操向手段は、前側ステアリングボックス(148) に
    連動連結して、同前側ステアリングボックス(148) を操
    向用変速手段に操向伝達手段を介して連動連結する一
    方、 後側の操向手段は、後側ステアリングボックス(156) に
    連動連結して、同後側ステアリングボックス(156) を上
    記前側ステアリングボックス(148) に操向用連動手段を
    介して連動連結したことを特徴とするクローラ式作業
    車。
  2. 【請求項2】 運転部(5) の前部と後部に、それぞれア
    クセルペダル(191,193) とブレーキペダル(192,194) を
    配設し、前・後側のアクセルペダル(191,193) を相互に
    アクセル用連動手段を介して連動連結すると共に、前・
    後側のブレーキペダル(192,193) を相互にブレーキ用連
    動手段を介して連動連結したことを特徴とする請求項1
    記載のクローラ式作業車。
  3. 【請求項3】 前・後側の操向手段は、それぞれハンド
    ル支柱(142,243) を具備し、各ハンドル支柱(142,143)
    に一個のステアリングハンドル(144) を付替え自在に取
    付けたことを特徴とする請求項1又は2記載のクローラ
    式作業車。
  4. 【請求項4】 後側の操向手段は、ハンドル支柱(143)
    を使用位置と、その後方へ傾倒させた収納位置との間で
    位置変更自在としたことを特徴とする請求項3記載のク
    ローラ式作業車。
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