JP2000025666A - サスペンション組付装置 - Google Patents

サスペンション組付装置

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JP2000025666A
JP2000025666A JP10199165A JP19916598A JP2000025666A JP 2000025666 A JP2000025666 A JP 2000025666A JP 10199165 A JP10199165 A JP 10199165A JP 19916598 A JP19916598 A JP 19916598A JP 2000025666 A JP2000025666 A JP 2000025666A
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JP
Japan
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suspension
vehicle body
pulling
spring
load
Prior art date
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JP10199165A
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English (en)
Inventor
Yoshitoshi Shimoda
俊寿 下田
Teiji Miwa
悌二 三輪
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サスペンションSF,SRを支持する組付治
具51,52をハンガーHで支持される自動車車体Wに向
けて上昇させ、サスペンションの組付けを行う装置であ
って、自動車車体のタイダウンフック部に係合する係合
部材8aと、係合部材8aを下方に牽引する牽引部材8
cとを有する荷重付与手段8を設けて、自動車車体Wの
浮き上りを防止するものにおいて、タイダウンフック部
への係合部材8aの係合ショックを生ずることなく、且
つ、ハンガーHに無理をかけずに自動車車体Wに荷重を
付与できるようにする。 【解決手段】 サスペンションのスプリングSRbが自
動車車体Wに当接して圧縮されるまでは牽引部材8cの
牽引力をタイダウンフック部に対する係合部材のガタを
除去する程度の弱い力とし、スプリングSRbが圧縮さ
れ始めたところで牽引力を増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車車体にサス
ペンションを組付けるサスペンション組付装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、サスペンション組付装置は、サス
ペンションを支持する組付治具をハンガーコンベアのハ
ンガーに支持される自動車車体に向けて昇降手段により
上昇させ、サスペンションを自動車車体に組付けるよう
に構成されている。
【0003】ところで、サスペンションは、サスペンシ
ョンのスプリングを1G状態に圧縮した状態で自動車車
体に組付けることが望まれる。尚、1G状態とは、完成
車の運転席に体重55kgの乗員が搭乗すると共に、ス
ペアタイヤ、工具等の標準備品が搭載された荷重状態を
いい、ヘッドライトの光軸調整やサスペンションのアラ
イメント調整の基準となっているものである。
【0004】サスペンションの組付時は自動車車体が1
G状態よりも軽く、ハンガーから自動車車体が浮き上る
ため、このままでは、サスペンションスプリングを1G
状態に圧縮することはできない。そこで、従来、特開平
5−285744号公報により、自動車車体のタイダウ
ンフック部に係合可能な係合部材と、係合部材を下方に
牽引する牽引部材とから成る荷重付与手段を設け、自動
車車体に1G状態に対する不足分の荷重を付与するよう
にしたものが知られている。
【0005】この荷重付与手段は、牽引部材たるシリン
ダに係合部材を連結して構成されており、係合部材の下
降端位置で係合部材とタイダウンフック部との間に上下
方向のクリアランスが確保され、自動車車体がこのクリ
アランス分押し上げられたところでタイダウンフック部
が係合部材に係合し、引続く自動車車体の押し上げに際
し、シリンダの牽引力分の荷重が自動車車体に付与され
るようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
自動車車体の押し上げでタイダウンフック部が係合部材
に係合した時に衝撃力が作用し、自動車車体とサスペン
ションとの位置決め精度に悪影響が及ぶことがある。
【0007】この場合、係合部材を当初からタイダウン
フック部に係合させて下方に牽引しておくことも考えら
れるが、これでは自動車車体を支持するハンガーに牽引
力分の荷重が余分に作用して、ハンガーコンベアに悪影
響が及ぶ。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み、タイダウンフ
ック部への係合部材の係合ショックを生ずることなく、
且つ、ハンガーに無理をかけずに自動車車体に荷重を付
与し、サスペンションを所定の荷重状態で正確且つ確実
に組付けられるようにした装置を提供することを課題と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、サスペンションを支持する組付治具をハンガ
ーコンベアのハンガーに支持される自動車車体に向けて
昇降手段により上昇させ、サスペンションを自動車車体
に組付ける装置であって、自動車車体のタイダウンフッ
ク部に係合可能な係合部材と、係合部材を下方に牽引す
る牽引部材とから成る荷重付与手段を備えるものにおい
て、組付治具の上昇でサスペンションのスプリングが自
動車車体に当接して圧縮されるまでは牽引部材の牽引力
をタイダウンフック部に対する係合部材のガタを除去す
る程度の弱い力とし、サスペンションスプリングが圧縮
され始めたところで牽引部材の牽引力を増加する牽引力
可変手段を備えている。
【0010】本発明によれば、係合部材が当初からタイ
ダウンフック部に係合しているため、サスペンションス
プリングの当接による自動車車体の押し上げに際しての
タイダウンフック部に対する係合部材の係合ショックを
生ずることがなく、而も、サスペンションスプリングが
圧縮されるまで牽引力はガタ取りのためだけの弱い力に
維持されるから、ハンガーに牽引力による無理な荷重は
作用せず、ハンガーコンベアに悪影響が及ぶこともな
い。そして、サスペンションスプリングが圧縮され始め
たところでの牽引力の増加により自動車車体の浮き上り
が抑制され、サスペンションスプリングを所定の荷重状
態に圧縮させた状態でサスペンションが正確且つ確実に
自動車車体に組付けられる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は、ハンガーコンベ
アのハンガーHに支持される自動車車体Wにフロントサ
スペンションSFとリヤサスペンションSRとを組付け
るサスペンション組付装置を示している。各サスペンシ
ョンSF,SRはフロント側とリヤ側の各サブフレーム
AF,ARにサブアッセンブリされており、各サブフレ
ームAF,ARを自動車車体Wに締結することで各サス
ペンションSF,SRを車体Wに組付ける。
【0012】サスペンション組付装置は、床下に配置し
た、車体搬送路側の組付ステーション1とその側方のセ
ットステーション2との間に往復動自在な前後方向に長
手の走行台3を備えており、走行台3の前部に昇降手段
たる第1昇降台41を介してフロントサスペンション用
の第1組付治具51を搭載すると共に、走行台3の後部
に昇降手段たる第2昇降台42を介してリヤサスペンシ
ョン用の第2組付治具52を搭載し、セットステーショ
ン2において各組付治具51,52に各サスペンションS
F,SRを載置し、組付ステーション1において各昇降
台41,42を介して各組付治具51,52を上昇させ、各
サスペンションSF,SRを自動車車体Wに組付ける。
【0013】走行台3は、床下に配置した基台6上のガ
イドレール3aに支持されており、基台6上のラック3
bに噛合する出力軸上のピニオン3cを有するモータ3
dを走行台3に取付け、該モータ3dにより走行台3を
組付ステーション1とセットステーション2との間に往
復動させるようにしている。また、走行台3の前部と後
部とに夫々両ステーション1,2間に跨って循環するチ
ェーン71,72を連結し、各チェーン71,72に短冊状
の多数の蓋板7aを取付けて、床下への異物の落下を防
止している。図中7bは各チェーン71,72を掛けるガ
イドスプロケットである。
【0014】各昇降台41,42は、これに垂設したカイ
ドバー4aを介して走行台3に固定のガイドスリーブ4
bに昇降自在に挿通支持されており、各昇降台41,42
に垂設した螺杆4cに螺合するナット4dと、ナット4
dをベルト4eを介して回転させるサーボモータ4fと
を走行台3の前部と後部とに取付け、各サーボモータ4
fにより各昇降台41,42を昇降させるようにしてい
る。図中4gは各昇降台41,42の重量を受けるバラン
スシリンダである。
【0015】各組付治具51,52は、各サスペンション
SF,SRを構成する各種アーム部材とサブフレームA
F,ARとを定位置に位置決めして支持する複数のワー
ク受け5aを搭載した治具本体5bと、治具本体5bに
昇降自在に吊設した複数のナットランナ5cとを備えて
おり、これらナットランナ5cの上端のソケット部を治
具本体5bに形成した切欠きや透孔5dを通して上昇さ
せて、サブフレームAF,ARを自動車車体Wに締結す
る。尚、リヤサスペンションSRは、トレーリングアー
ムSRaと独立構造のスプリングSRbとを備えてお
り、第2組付治具52には、トレーリングアームSRa
の前端に連結したブラケットSRcを自動車車体Wに締
結するナットランナ5eとスプリングSRb用の把持具
5gとが付設されている。
【0016】ここで、サスペンションSF,SRの組付
けに際しては、各ナットランナ5cが自動車車体W側の
各締付穴に整合するように、各組付治具51,52を車体
Wに対し位置決めする必要がある。そこで、本実施形態
では、各昇降台41,42に各組付治具51,52をフラッ
トベアリング5hを介して水平面上でフローティング自
在に支持すると共に、各組付治具51,52に、自動車車
体Wの前部と後部とに形成した各1対の基準穴に嵌合す
る1対の位置決めビン5i,5iを昇降自在に立設して
いる。各組付治具51,52は、図外のロック機構によ
り、常時は、所定の中立位置にロックされるようになっ
ている。そして、上昇端位置に付勢保持した位置決めピ
ン5iの上端が基準穴に挿入される位置まで各組付治具
1,52を上昇させたところで各組付治具51,52のロ
ックを解除し、以後、各組付治具51,52をフローティ
ング状態で上昇させ、各組付治具51,52を自動車車体
Wの前部と後部に基準穴に倣わせて位置決めするように
している。
【0017】その後、各組付治具51,52をサブフレー
ムAF,ARが自動車車体Wに当接する位置まで上昇さ
せ、サブフレームAF,ARを自動車車体Wに締結する
と共に、リヤサスペンションSRのトレーリングアーム
用ブラケットSRcを自動車車体Wに締結する。この
際、位置決めピン5iは、その上方への付勢力が自動車
車体Wの重さに負けて、組付治具51,52の上昇に伴い
相対的に押し下げられるが、リヤサスペンションSRの
スプリングSRbが自動車車体Wに当接して圧縮され始
めると、スプリングSRbの圧縮反力で自動車車体Wが
ハンガーHから押し上げられ、サブフレームAF,AR
を自動車車体Wに当接できなくなる。
【0018】そこで、本実施形態では、自動車車体Wの
左右両側部に夫々前後1対に設けられている計4箇所の
タイダウンフック部に荷重を付与して自動車車体Wの浮
き上りを抑制する4個の荷重付与手段8を走行台3に取
付けている。各荷重付与手段8は、図4に示す如く、タ
イダウンフック部Waに係合可能な係合部材8aと、係
合部材8aをチェーン等の索条8bを介して下方に牽引
する、牽引部材たるエアシリンダ8cとで構成されてお
り、走行台3に固定のブラケット8dにエアシリンダ8
cを支軸8eを介して横方向に揺動自在に枢着してい
る。また、ブラケット8dには、不使用時に係合部材8
aを置く置台部8fが設けられている。
【0019】エアシリンダ8cには、牽引力可変手段た
る調圧弁9を介してエアが供給されるようになってお
り、コントローラ10により調圧弁9を制御して、エア
シリンダ8cによる下方への牽引力を増減し得るように
している。
【0020】サスペンションSF、SRの組付けに際し
ては、走行台3が組付ステーション1に移動されたとこ
ろで作業者が各荷重付与手段8の係合部材8aを自動車
車体Wの各タイダウンフック部に係合させ、次に、適所
に設けられている起動ボタンを押す。すると、調圧弁9
を介して低圧のエアがエアシリンダ8cに供給され、タ
イダウンフック部に対する係合部材8aのガタが除去さ
れる程度に索条8bが軽く引張られる。次に、各サーボ
モータ4fの作動で各昇降台41,42を介して各組付治
具51,52が上昇し、上記の如く位置決めピン5iによ
り自動車車体Wに対し各組付治具51,52が位置決めさ
れ、引続く組付治具51,52の上昇でスプリングSRb
が自動車車体Wに当接して圧縮され始める。そして、こ
の位置まで組付治具51,52が上昇すると、サーボモー
タ4fに組込まれたエンコーダからの信号を受けて、コ
ントローラ10が調圧弁9を高圧側に制御し、エアシリ
ンダ8cに供給されるエア圧が昇圧されて、係合部材8
aに作用する下方への牽引力が増加される。この牽引力
は、自動車車体Wの重量と1G状態の荷重との差に等し
くなるように設定されており、スプリングSRbの圧縮
反力による自動車車体Wの浮き上りが抑制されて、スプ
リングSRbを1G状態まで圧縮できるようになる。
尚、リヤサスペンションSRの各種アーム部材はサブフ
レームARに対する1G状態の揺動位置に維持されるよ
うに第2組付治具52上に支持されており、スプリング
SRbが1G状態に圧縮されたところでサブフレームA
Rが自動車車体Wに当接すると共に、トレーリングアー
ム用のブラケットSRcが自動車車体Wに当接し、ナッ
トランナ5c,5eによりサブフレームARとブラケッ
トSRcとが自動車車体Wに締結される。かくて、リヤ
サスペンションSRは1G状態で正確且つ確実に自動車
車体Wに組付けられる。また、フロントサスペンション
SFも同時に自動車車体Wに組付けられる。
【0021】ここで、係合部材8aは当初からタイダウ
ンフック部にガタ無く係合しているため、自動車車体W
の押し上げによるタイダウンフック部への係合部材8a
の係合ショックは生じず、また、スプリングSRbが圧
縮されるまでは係合部材8aに作用する下方への牽引力
を弱くしているため、ハンガーHに無理な荷重は作用し
ない。尚、スプリングSRbが圧縮され始めてから、ス
プリングSRbの圧縮量、即ち、組付治具52の上昇量
に比例してエアシリンダ8cへのエア圧を増加させるよ
うにすれば、牽引力の増加がスプリングSRbの圧縮反
力で相殺され、ハンガーHに作用する荷重を全く増加さ
せずに自動車車体Wの浮き上りを抑制でき、有利であ
る。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、タイダウンフック部への係合部材の係合ショ
ックを生ずることなく、且つ、ハンガーに無理をかけず
に自動車車体に荷重を付与でき、サスペンションを所定
の荷重状態で正確且つ確実に自動車車体に組付けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一例の平面図
【図2】 図1の矢印II方向から見た正面図
【図3】 図1のIII-III線截断側面図
【図4】 荷重付与手段の図1の矢印IV方向から見た拡
大図
【符号の説明】
W 自動車車体 SF,SR サスペンション H ハンガー 41,42 昇降台(昇降手段) 51,52 組付治具 8 荷重付与手段 8a 係合部材 8c エアシリンダ(牽
引部材〉 9 調圧弁(牽引力可変手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C030 CA17 CC02 CC06 DA01 DA11 DA21 DA26 DA27 DA32 DA37 3D114 AA01 BA01 BA27 CA07 DA02 DA05 DA06 DA08 DA09 DA17 EA11 FA09 GA01 GA06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サスペンションを支持する組付治具をハ
    ンガーコンベアのハンガーに支持される自動車車体に向
    けて昇降手段により上昇させ、サスペンションを自動車
    車体に組付ける装置であって、 自動車車体のタイダウンフック部に係合可能な係合部材
    と、係合部材を下方に牽引する牽引部材とから成る荷重
    付与手段を備えるものにおいて、 組付治具の上昇でサスペンションのスプリングが自動車
    車体に当接して圧縮されるまでは牽引部材の牽引力をタ
    イダウンフック部に対する係合部材のガタを除去する程
    度の弱い力とし、サスペンションスプリングが圧縮され
    始めたところで牽引部材の牽引力を増加する牽引力可変
    手段を備えることを特徴とするサスペンション組付装
    置。
JP10199165A 1998-07-14 1998-07-14 サスペンション組付装置 Withdrawn JP2000025666A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241821A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Honda Motor Co Ltd サスペンションアッセンブリ取り付け方法
CN105834738A (zh) * 2016-05-13 2016-08-10 江苏科技大学 一种用于发动机缸盖零件自动安装的装配机及安装方法
DE102007051472B4 (de) 2007-10-27 2018-09-13 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Montagevorrichtung
CN108569354A (zh) * 2017-03-07 2018-09-25 本田技研工业株式会社 悬架组件的组装方法和其装置

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Effective date: 20051004