JP2000025026A - 成型機 - Google Patents

成型機

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JP2000025026A
JP2000025026A JP10211921A JP21192198A JP2000025026A JP 2000025026 A JP2000025026 A JP 2000025026A JP 10211921 A JP10211921 A JP 10211921A JP 21192198 A JP21192198 A JP 21192198A JP 2000025026 A JP2000025026 A JP 2000025026A
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進 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型から取り出す段階でバリが除かれた成型
品を製造でき、バリ取りに関する後作業が不要或いは極
めて軽減される成型機を提供する。 【解決手段】 第1の金型38には成型品Tが載置され
てる。バリ取り装置22のバリ取り用型枠68が第1の
金型38上に降下して静止している。バリ取り用型枠6
8には、中抜き部68aが形成されており、成型品Tの
バリUは中抜き部68aの縁に当接している。その状態
でピン44が上昇すると、成型品Tが押し上げられると
成型品Tは中抜き部を通過できるがバリUは通過を阻止
されてバリUが除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、成型材料を型
枠内で固化させて成型するための成型機に関する。
【0002】
【従来の技術】 金型を組み合わせた状態で内部に形成
されるキャビティに成型材料を導入し、同成型材料が固
化した後に金型を開放して成型をした場合、金型の接合
面に沿って成型品の外周にバリが形成される。このバリ
の除去は、従来はヤスリやグラインダを使用して手作業
で行うか、成型機とは別のバリ取り装置を使用して行っ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかし、手作業又は
バリ取り装置によるハリ取り作業のいずれも型開き後に
成型機の型から成型品を取り出してバリ取りの作業を独
立して行う必要がある。成型品は成型後このようなバリ
取り作業を経て初めて完成品となるのであり、完成まで
にかなり時間とコストがかかるという問題があった。こ
の発明はこのような事情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、金型から取り出す段階でバリが除かれ
た成型品を製造でき、バリ取りに関する後作業が不要或
いは極めて軽減される成型機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ために、請求項1に記載の発明は、第1の分割型枠と第
2の分割型枠とにより構成され、駆動手段によって両分
割型枠が接離する金型を有し、金型を組み合わせた状態
で内部に形成されるキャビティに成型材料を導入し、同
成型材料が固化した後に金型を開放し、開放とともに成
型品押し出し手段或いは成型品吸引手段によって成型品
を一方の分割型枠側のみに残るようにした成型機におい
て、前記両分割型枠の接合面に沿って前記成型品の外周
に形成されるバリを取り除くために同成型品の通過を許
容するとともに通過時にバリと干渉する通過孔を形成し
たバリ取り用型枠と、前記金型の型開きとともにいずれ
かの分割型枠上の前記成型品を同分割型枠から離間させ
て同成型品のバリと同分割型枠との間にクリアランスを
設けるようにした成型品離間手段とを設け、同成型品離
間手段によって離間させた成型品に対してバリ取り用型
枠を通過させバリを取り除くようにしたことをその要旨
とする。上記の構成によれば、成型品離間手段によって
成型品は載置された分割型枠から離間させられクリアラ
ンスが設けられる。このクリアランスによってバリが形
成された成型品のそのバリの位置を超えてバリ取り用型
枠が成型品と交差することが可能となる。このクリアラ
ンスが設けられた状態で成型品をバリ取り用型枠の通過
孔から通過させる。するとバリ取り用型枠がバリの位置
を通過するのにともなって成型品の外周に形成されるバ
リは通過孔周縁と干渉し、通過を阻止されて成型品から
除去される。また、上記の目的を達成するために、請求
項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
成型品が載置されるいずれかの分割型枠を型開きととも
に方向を転換しバリ取り用型枠の通過孔と対峙させるこ
とをその要旨とする。これによって、バリ取りのために
対峙したいずれかの分割型枠とバリ取り用型枠を接近さ
せ、更に成型品を通過孔を通過させる際に他方の分割型
枠(成型品が載置されていない側)がその移動の邪魔と
なることがない。また、上記の目的を達成するために、
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明におい
て、成型品が載置されるいずれかの分割型枠はバリ取り
用型枠の通過孔と対峙した状態で成型品を下から保持す
ることをその要旨とする。これによって、バリ取りの際
に成型品が落下せずに保持される。また、上記の目的を
達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項1に
記載の発明において、成型品を成型品離間手段によっ
て、静止しているバリ取り用型枠の通過孔を通過させる
ことをその要旨とする。
【0005】
【発明の効果】 請求項1に記載の発明では、成型品は
バリ取り用型枠の通過孔を通過し、その際に前記成型品
の外周に形成されるバリは通過孔と干渉し除去されるの
で、その後のバリ取り作業が不要あるいは極めて軽減さ
れる。その結果、製造コストの低減を図ることができ
る。請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明
の効果に加え、バリ取りのために対峙した成型品が載置
された分割型枠とバリ取り用型枠を接近させ、更に成型
品を通過孔を通過させる際に成型品が載置されていない
他方の分割型枠がその移動を邪魔することがなく、バリ
取り用型枠の設置に裕度が生まれる。請求項3に記載の
発明では、請求項2に記載の発明の効果に加え、成型品
が載置されるいずれかの分割型枠に保持されるためバリ
取り作業に際して成型品の落下防止のための手段を講ず
る必要がない。請求項4に記載の発明では、請求項1〜
3のいずれかに記載の発明の効果に加え、成型品が成型
品離間手段によって、静止しているバリ取り用型枠の通
過孔を通過させられるので、成型品を取り出し易くする
ため成型品離間手段によって押し出すと同時にバリを除
去することができ動作に無駄がない。
【0006】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の実施の形態であ
る成型機10を図面に基づいて説明する。図1及び図2
に示すように、本実施の形態の成型機10は、鋳型の中
子を造形するためのものであり、機台12に回転枠1
4、空気タンク16、サンドレザーバ18、砂貯蔵ホッ
パ20、バリ取り装置22が装着されたものである。な
お、以下の説明においては、図1において手前を前(図
2において右方)、奥(図2において左方)を後ろ、図
1において右方を右、左方を左という。機台12の後部
には取着枠24が装着されている。同取着枠24の上部
には砂貯蔵ホッパ20が配置されている。砂貯蔵ホッパ
20内には成型材としての熱硬化性樹脂が混入された砂
が貯蔵されている。砂貯蔵ホッパ20の下方には、サン
ドレザーバ18が装着されている。サンドレザーバ18
と砂貯蔵ホッパ20とは連通され、砂貯蔵ホッパ20内
の砂がサンドレザーバ18に一時貯留されるようになっ
ている。サンドレザーバ18は、第1のシリンダ装置2
5のロッド27の進退により前後方向に移動可能にレー
ル26に装着されている。サンドレザーバ18の左側に
は同取着枠24に空気タンク16が装着されている。空
気タンク16の上部からは、パイプ28が延設され、図
示しないシュッテイングバルブが内蔵されたレール26
の前部に連結されている。サンドレザーバ18がレール
26の前部へ移動するとシュッテイングバルブを介して
空気タンク16からの空気がサンドレザーバ18内に流
入するようになっている。
【0007】機台12の前方には回転枠14が装着され
ている。回転枠14は、機台12の一対の脚30上に配
置された軸受け37,39によって左右の回動軸14
a,14bが回動可能に支持されており、回転枠14は
両軸受け37,39によって両脚30間に架設されてい
る。図1において左側の脚30上には第2のシリンダ装
置33が配設されている。第2のシリンダ装置33のロ
ッド33a先端にはラック35が固着されており、同ラ
ック35は左回動軸14aに対して一体回動可能に固着
されたピニオン36と噛合されている。その結果、ロッ
ド33a(ラック35)の進退にともなってピニオン3
6が回動させられ、もって回転枠14が回動する。回転
枠14についてより詳細に説明する。図3(a)(b)
に示すように、回転枠14は長方形板状の一対の基盤3
1間に4本のガイド32が架設された基本骨格形状とさ
れている。ガイド32の端部はナット34で基盤31に
固定されている。
【0008】回転枠14には、分割型枠としての第1の
金型38が装着されている。第1の金型38は、4本の
ガイド32間に配設された金型ブロック45に回動軸4
0を中心に回動可能に装着されている。金型ブロック4
5には図示しない第3のシリンダ装置が併設されてい
る。図6(a)及び(b)に示すように、第3のシリン
ダ装置のロッド41の先端は金型ブロック45に回転力
を付与するために回動軸40とずれた位置に装着されて
いる。その結果、ロッド41が進出すると図6(a)の
位置から、第1の金型38は金型ブロック45とともに
軸40を中心に図上反時計回り方向に回動して90度ず
れた図6(b)に示す位置に移動する。尚、シリンダ装
置は図示しないリミットスイッチにより制御されて金型
ブロック45をそれぞれ図6(a)及び図6(b)の位
置で停止させる。図4に示すように第1の金型38の底
面部にはガスバーナ43が装着されている。ガスバーナ
43は第1の金型38を加熱する。第1の金型38に
は、成型材料を成型するための凹部38a及び凹条38
bが形成されている。凹部38aにはピン孔42が設け
られ、ピン孔42には成型品離間手段としてのピン44
が出没可能に装着されている。ピン44は第4のシリン
ダ装置46のロッド47と連結されており、同ロッド4
7の進退に伴って凹部38a内部に出没するようになっ
ている。凹条38bは、砂を流入させるための通路とな
るものである。また、第1の金型38の下部には、図示
しない成型品吸引装置が装着されている。成型品吸引装
置はピン孔42とピンの隙間から空気を吸引し、成型品
を第1の金型38に保持する。
【0009】前記ガイド32にはスライドブロック55
が同ガイド32の長手方向にスライド移動可能に装着さ
れている。スライドブロック55には第2の金型48が
固着されている。回転枠14の右側であって脚30上に
は駆動手段としての第5のシリンダ装置50が配設され
ている。第5のシリンダ装置50のロッド53先端はス
ライドブロック55に固着され、同ロッド53の進退に
よりスライドブロック55とともに第2の金型48が左
右方向に移動可能とされている。第2の金型48の底面
部には、ガスバーナ52が装着されている。第2の金型
48には、成型材料を成型するための凹部48a及び凹
条48bが形成されている。凹条48bは、第1の金型
38の凹条38bと対応する位置に形成されている。第
1の金型38と第2の金型48は図5(b)に示すよう
にこれらの表面が互いに当接して金型が組み合わされた
状態においては、両金型38,48の凹部38a,48
aはキャビティP,Q,R,Sを形成し、凹条38b及
び48bは第1及び第2の流入口49、51を形成す
る。本実施の形態では180度ずれた位置の第1及び第
2の流入口49、51から成型用の砂が導入され、第1
の流入口49からはキャビティP,Qに、第2の流入口
51からはキャビティR,Sに砂が充填される。
【0010】図1及び図2に示すように、機台12の左
部には断面L字状の2本の支柱54が間隔をおいて配設
されている。両支柱54の上端は横柱58で連結されて
おり、下端は機台12の下部寄りに取り付け具56を介
してボルトで固定されている。前記レール26と同横柱
58間には左右方向にガイドレール60が横架されてい
る。ガイドレール60には、バリ取り装置22が同レー
ル60の長手方向(左右方向)に沿って移動可能に配設
されている。ガイドレール60の左端にはバリ取り装置
22を左右に移動させる第6のシリンダ装置62が装着
されている。バリ取り装置22は、取付基部64、バリ
取り用シリンダ装置66、枠体としてのバリ取り用型枠
68とから構成されている。取付基部64はガイドレー
ル60に吊支され前記シリンダ装置62のロッド63先
端が固着されている。取付基部64の下端にはバリ取り
用シリンダ装置66が吊り下げ保持されている。バリ取
り用シリンダ装置66のロッド67先端にはバリ取り用
型枠68が装着されている。したがって、バリ取り装置
22は取付基部64による水平方向移動とバリ取り用シ
リンダ装置66のロッド67による上下方向移動によっ
て2次元的にバリ取り用型枠68を移動させることが可
能となっている。
【0011】図7(b)に示すように、バリ取り用型枠
68は、長方形平板状の鋼板に通過孔としての中抜き部
68aが4個形成されている。中抜き部68aは成型品
Tの外周の第1の金型38及び第2の金型48の継ぎ目
における接線を接線に垂直な平面上に降ろした(つまり
正投射した)形状とされ、成型品Tの通過のため実際の
正投射線分より僅かに大きく形成されている。機台12
のには図示しない制御ボックスが併設され、同ボックス
内の制御装置により回転枠14の回転、空気タンク16
の空気の噴射、サンドレザーバ18の前後の移動、バリ
取り装置22の左右の移動等の動作が制御される。
【0012】次に、本実施の形態の成型機10の作用に
ついて説明する。以下、図1〜図8(a)及び(b)に
基づいて成型機10の使用方法について説明する。 (1)砂貯蔵ホッパ20から流動性を有する砂をサンド
レザーバ18内に投入する。 (2)図5(a)及び(b)に示すように、サンドレザ
ーバ18を第1のシリンダ25のロッド27の進出によ
り前方に移動させ、その噴出口が第1の金型38及び第
2の金型48の分割面に形成された第1の流入口49の
上方に位置するようにする。 (3)図示しないシュッテイングバルブを開き、空気タ
ンク16から圧縮空気を導入し、サンドレザーバ18内
の砂が第1の流入口49からキャビティP、Qに注入・
充填する。尚、第1の金型38及び第2の金型48はガ
スバーナ43,52により加熱されている。
【0013】(4)サンドレザーバ18が第1のシリン
ダ25のロッド27を後退させて後方に退避させると、
続いて第2のシリンダ装置33のロッド33aを進出さ
せ、ラック35とピニオン36との駆動伝達機構によっ
て回転枠14が180度反転させる。尚、第2のシリン
ダ装置33は図示しないリミットスイッチにより制御さ
れてロッド33aの進出量が決定される。そして第1の
金型38及び第2の金型48が反転すると再度サンドレ
ザーバ18を第1のシリンダ装置25のロッド27を伸
長させることで前方に移動させる。 (5)再度シュッテイングバルブを開き、空気タンク1
6からの圧縮空気を導入し、サンドレザーバ18内の砂
を第2の流入口51からキャビティR、Sに注入する。
第1の金型38及び第2の金型48は加熱されているの
で、その熱により注入された砂は熱硬化し図8(a)及
び(b)に示すように成型品Tが成型される。このと
き、第1の金型38及び第2の金型48の接合面に沿っ
て成型品T外周にはバリUが形成される。
【0014】(6)サンドレザーバ18が第1のシリン
ダ装置25のロッド27の後退により後方に退避した
後、図6(a)に示すように、第5のシリンダ装置50
のロッド53を後退させスライドブロック55とともに
第2の金型48を右方に移動させる。このとき、成型品
Tは吸引装置により吸引されているので第1の金型38
側に保持される。 (7)図示しない第3のシリンダ装置のロッドシャフト
41を進出させ、第1の金型38を軸40を中心に反時
計回り方向に回動させる。すると図6(b)に示すよう
に、第1の金型38は内表面が上方を向くよう配置され
る。固化した成型品Tは下半分が第1の金型38の凹部
38aに収容された状態となる。第1の金型38が図6
(b)位置まで回動すると吸引装置の吸引は停止され
る。
【0015】(8)図1において仮想線で示される退避
位置にあるバリ取り装置22が第6のシリンダ62のロ
ッド63の進出によりカイドレール60に沿って右方に
移動し、第1の金型38の真上に位置させる。 (9)図7(a)に示すように、バリ取り用シリンダ装
置66のロッド67を進出させてバリ取り用型枠68を
第1の金型38上に下降させる。バリ取り用型枠68の
中抜き部68a周縁と成型品Tとはすれすれに交差し、
中抜き部68a周縁が第1及び第2の金型38,48の
継ぎ目位置に形成されたバリUに当接してバリ取り用型
枠68の進出は停止させられる。バリ取り用型枠68と
バリUとの関係についてより詳しく説明する。図8
(b)に示すように、バリ取り用型枠68の中抜き部6
8a周縁は第1及び第2の金型38,48の接合面の高
さの違いから最も高位置であるバリU0に当接する。し
たがって、バリ取り用型枠68はそれ以上下方には進出
することはできない。すなわち、バリ取り用型枠68の
停止とはこのバリU0の高さでの停止を意味する。
【0016】(10)次いで、前記第4のシリンダ装置
46のロッド47を進出させ、ピン44が凹部38a内
に突出させる。成型品Tはピン44により持ち上げら
れ、バリUは取り除かれる。成型品Tがピン44により
持ち上げられた状態で図8(b)に示すように、バリ取
り用型枠68は最も低位置であるバリU1によりも下方
に位置する必要がある。つまり、全周囲に渡ってすべて
のバリUを取り除くにはピン44の突出量は最も高位置
にあるバリU0と最も低位置にあるバリU1との間隔以
上に成型品Tを持ち上げる必要がある。 (11)ここでバリ取り用型枠68の中抜き部68aか
ら上方に露出した成型品Tを作業者が取り出し、次い
で、バリ取り用シリンダ装置66のロッド67を後退さ
せるとともに、第6のシリンダ62のロッド63を後退
させバリ取り装置22を退避位置に復帰させる。そし
て、再び上記工程を繰り返す。
【0017】このように構成することにより本実施の形
態の成型機10は以下のような効果を奏する。 ・成型品Tの分割線に沿って形成されたバリUがバリ取
り用型枠68の中抜き部68aを通過できず、バリUが
除去されるので、その後に手作業又は別のバリ取り装置
によるバリ取り作業を行う必要がない。 ・成型品Tが載置される第1の金型38はバリ取り用型
枠68の中抜き部68aと対峙して第1の金型38が内
表面が上方を向くようにしているため、吸引装置によっ
て成型品を吸引しておく必要がなく、成型品Tを第1の
金型38から離間させても落下するおそれがない。 ・成型後まだ完全に硬化仕切っていない成型品Tにたい
して直ちにバリ取りを行うため、バリがきれいに取れ
る。
【0018】なお、この発明は前記実施の形態に限定さ
れるものではなく、次のように変更して具体化すること
も可能である。 ・ピン44は、一の成型品に1本である必要はなく、成
型品の形状、大きさに応じてその数を変更してもよい。
この場合には、複数の支点で成型品が持ち上げられるた
め、安定した状態で成型品を上昇させることができ、確
実にバリを取り除くことができる。 ・中抜き部68aの縁にエッジを形成してもよい。この
場合には、バリUにエッジが食い込み、より確実にバリ
を取り除くことができる。 ・第1の金型38は内表面が上方以外でもよい。 ・バリ取り用型枠68は上から下方向以外(横方向)の
動きでもよい。 ・吸引ではなく押し出しでもよい。 ・鋳型の中子を造形する以外に分割金型でバリができる
成型機であればよい。 ・上記実施の形態では180度反転した反転しなくとも
よい。反転するとバリ取り用型枠68に向かい合うので
よいが、バリ取り用型枠68の方を両金型38,48間
に持ってきてもよい。 ・バリ取り用型枠68は静止であったが先にピンで持ち
上げておいてもよい。 ・バリ取り用型枠68の中抜き部68aの周縁に鋭角の
切断刃をもうけてもよい。 ・バリ取り用型枠68と第1の金型38は正対しなくと
もよい。この場合は、中抜き部68aの周縁に角度がつ
いてバリが取れやすくなる。 ・バリ取りの後処理として更にサンダー等をかけること
は構わない。
【0019】本発明について上記実施の形態から把握で
きる技術的思想について以下に記載する。 ・成型品離間手段は、分割型枠に孔を設け、同孔から押
し出しピンを出没させるものである請求項1に記載の成
型機。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の成型機の正面図。
【図2】同実施形態の成型機の左側面図。
【図3】(a)同実施形態の成型機の回転枠に金型を装
着した状態を示す側面図。(b)同実施形態の成型機の
回転枠に金型を装着した状態を示す正面図
【図4】同実施形態の成型機の金型の構造を示す正面
図。
【図5】(a)本発明の実施形態の成型機の金型内に砂
が投入される状態を示す側面図。(b)同実施形態の成
型機の金型内に砂が投入される状態を示す正面図。
【図6】(a)本発明の実施形態の成型機の金型が開く
状態を示す正面図。 (b)同実施形態の成型機の金型が上を向く状態を示す
正面図。
【図7】(a)本発明の実施形態の成型機のバリ取り用
型枠が降下してバリが除去される状態を示す正面図。
(b)同実施形態の成型機のバリ取り用型枠が降下して
バリが除去される状態を示す平面図。
【図8】(a)本発明の実施形態の成型機により成型さ
れる成型品を示す斜視図。(b)同実施形態の成型機に
より成型される成型品を示す正面図。
【符号の説明】
10…成型機、12…機台、22…バリ取り装置、38
…第1の金型、42…ピン孔、44…ピン、48…第2
の金型、68…バリ取り用型枠、68a…中抜き部、
P、Q、R、S…中空部、T…成型品、U…バリ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の分割型枠と第2の分割型枠とによ
    り構成され、駆動手段によって両分割型枠が接離する金
    型を有し、金型を組み合わせた状態で内部に形成される
    キャビティに成型材料を導入し、同成型材料が固化した
    後に金型を開放し、開放とともに成型品押し出し手段或
    いは成型品吸引手段によって成型品を一方の分割型枠側
    のみに残るようにした成型機において、 前記両分割型枠の接合面に沿って前記成型品の外周に形
    成されるバリを取り除くために同成型品の通過を許容す
    るとともに通過時にバリと干渉する通過孔を形成したバ
    リ取り用型枠と、 前記金型の型開きとともにいずれかの分割型枠上の前記
    成型品を同分割型枠から離間させて同成型品のバリと同
    分割型枠との間にクリアランスを設けるようにした成型
    品離間手段とを設け、 同成型品離間手段によって離間させた成型品に対してバ
    リ取り用型枠を通過させバリを取り除くようにした成型
    機。
  2. 【請求項2】 成型品が載置されるいずれかの分割型枠
    は型開きとともに方向を転換しバリ取り用型枠の通過孔
    と対峙することを特徴とする請求項1に記載の成型機。
  3. 【請求項3】 成型品が載置されるいずれかの分割型枠
    はバリ取り用型枠の通過孔と対峙した状態で成型品を下
    から保持することを特徴とする請求項2に記載の成型
    機。
  4. 【請求項4】 成型品が成型品離間手段によって、静止
    しているバリ取り用型枠の通過孔を通過させられること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の成型機。
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JP2003272927A (ja) * 2002-03-18 2003-09-26 Koa Corp チップインダクタおよびその製造方法

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