JP2000024709A - 圧延用ロールネックシール - Google Patents

圧延用ロールネックシール

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JP2000024709A
JP2000024709A JP10194330A JP19433098A JP2000024709A JP 2000024709 A JP2000024709 A JP 2000024709A JP 10194330 A JP10194330 A JP 10194330A JP 19433098 A JP19433098 A JP 19433098A JP 2000024709 A JP2000024709 A JP 2000024709A
Authority
JP
Japan
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lip
rolling
oil
bearing
seal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10194330A
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English (en)
Inventor
Hidenari Takahashi
秀成 高橋
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Publication of JP2000024709A publication Critical patent/JP2000024709A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B31/00Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
    • B21B31/07Adaptation of roll neck bearings
    • B21B31/078Sealing devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延用ロールネックシールの外リップの熱硬
化及び亀裂の発生を防止して、圧延油侵入による軸受油
の劣化、軸受の焼付、ミル起動時のトリップの発生等を
防止する。 【解決手段】 圧延用ロールネックシール60におい
て、圧延油側に位置して劣化し易い環境にある外リップ
62を耐熱性の水素化ニトリルゴムで形成し、内リップ
61を含む残りのロールネックシール部分をニトリルゴ
ムで形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延機の圧延用ロ
ール、特にバックアップロールのモーゴイル軸受に使用
されるロールネックシールに関する。
【0002】
【従来の技術】圧延機において、ワークロールの撓みを
防止するためにバックアップロールが使用されている。
そして一般に圧延機のバックアップロールのモーゴイル
軸受構造及び軸受油(モーゴイル油)の循環系統は、図
2,3のように構成されている。即ちモーゴイル軸受構
造は、バックアップロール1のロールネック部2の外周
にスリーブ3が、更にその外周にブッシュ4が嵌合して
いて、これらをチョック5で覆っており、かつロールネ
ック部2の根元部分にモーゴイルシール(ロールネック
シール)6が設けられていて軸受油を密封すると共に圧
延油の侵入を防止する構造となっている。
【0003】軸受油の循環系統は、モーゴイル軸受から
の戻りの軸受油が軸受油タンク7に入り、ポンプ8によ
り送油され、フィルター9からオイルクーラー10を経
て更に切替式フィルター11を通ってモーゴイル軸受に
循環して給油されるようになっている。
【0004】更にモーゴイルシール6を配置した部分の
拡大図を図2に示す。図2に示されるようにバックアッ
プロール1のロール端面とチョック5側との間に圧延油
の侵入を防ぐためのスケールシール13とインナーリン
グ14とが設けられている。更にモーゴイルシール6に
は内リップ15と外リップ16とが設けられ、シールプ
レート17に当接していて、軸受油の漏出と圧延油の侵
入を防いでいる。この様に圧延油の侵入を防止するため
に、3重のシール構造が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のモー
ゴイルシール6は、NBR(アクリロニトリル−ブタジ
エンゴム)により一体に作られていた。しかしながらこ
の従来のモーゴイルシールでは、外リップ16は水含有
量の非常に高い(約97%)圧延油側に近い方に位置し
ているため内リップ15よりも潤滑性が悪くて発熱が大
きく、熱硬化して延性が低下し、亀裂が発生する。この
外リップ16のシールが劣化するため、圧延油が侵入
し、軸受油(モーゴイル油)を劣化させ、その結果、軸
受が焼付を起こしたり、またはミル起動時のモーター負
荷が過大となりトリップが生じたりする等の事故の危険
性が増大していた。
【0006】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、モーゴイルシール(ロールネックシール)の
外リップの早期の硬化・亀裂発生を防止して、圧延油の
侵入を防ぎ、それによってブッシュとスリーブ間の長期
の潤滑性の維持及び軸受の焼付やメタルが流れるのを防
止するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決する手段として特許請求の範囲の請求項1〜4に記
載された圧延用ロールネックシールを提供するものであ
り、この圧延用ロールネックシールは、外リップを耐熱
性の水素化ニトリルゴム(H−NBR)製とすることに
より、内リップよりも劣化が激しい外リップの硬化・亀
裂を長期にわたって防止し、圧延油の侵入による軸受油
の劣化や、それによる軸受の焼付等を防止したものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態における圧延
用ロールネックシールの構成を図1を用いて説明する。
本発明の圧延用ロールネックシールの形状は、従来より
一般的に知られているモーゴイルシールの形状と同じで
ある。このロールネックシール(モーゴイルシール)6
0は、その本体から半径方向に皿状に突設している外リ
ップ62と内リップ61及び軸受油飛ばしリップ63の
3つのリップを有している。外リップ62と内リップ6
1とは、シールプレート17にシール接触しており、外
リップは圧延油の侵入を、内リップは軸受油の流出を防
止している。軸受油飛ばしリップ63は、軸受油を飛ば
すことによって同様にその流出を防いでいる。
【0009】本発明においては、外リップ62の劣化対
策として〔表1〕に示すように種々の材料を検討した結
果、水素化ニトリルゴム(H−NBR)を最適な材料と
して選択したものである。即ち、耐熱ゴムのH−NB
R、ふっ素ゴム、シリコンゴムの3者のうち、耐油性の
面でシリコンゴムは劣り、またコストの面で3者の中で
H−NBRが一番安価であることからH−NBRを選択
した。
【0010】
【表1】
【0011】このH−NBRは、ニトリルゴム(NB
R)のブタジエンユニットの二重結合部を水素化して飽
和状態にしたエラストマーであり、NBRの耐油性に加
えて、二重結合部が少ないため優れた化学的安定性を示
し、従来のNBRよりも耐熱性が約30℃程向上する。
本発明の圧延用ロールネックシートは、外リップ62の
みをH−NBRを使用し、他の部分はNBRを使用する
ものであるが、それはH−NBRが前記他の2者よりも
コストが安いとはいってもNBRに比較すればコストが
高いため、環境状況の劣る外リップ62のみに対策を施
こしたものであり、当然コスト面の不利益を度外視する
なら、ロールネックシール全体をH−NBRにより形成
することも可能である。
【0012】
【発明の効果】前述したように本発明の圧延用ロールネ
ックシールは、コストをあまりかけることなく外リップ
の圧延油の侵入による熱硬化及び亀裂の発生を長期にわ
たって防止でき、それによってブッシュ、スリーブ等の
軸受の潤滑性が改善されると共に焼付が防止でき、ミル
の起動困難や軸受事故の危険性を少なくすることができ
る。このことは、高価なブッシュ、スリーブ及びシール
等の交換頻度を少なくし、その経済的効果は非常に大き
い。更にまた圧延油の侵入による軸受油の劣化速度も改
善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての高速圧延用ロール
ネックシールの上半分の断面図である。
【図2】従来の圧延機のバックアップロールのモーゴイ
ル軸受構造を部分的に拡大して示した部分拡大断面図で
ある。
【図3】従来の圧延機のバックアップロールの軸受油の
循環系統を示す回路図である。
【符号の説明】
1…バックアップロール 2…ロールネック部 3…スリーブ 4…ブッシュ 5…チョック 6,60…モーゴイルシール(ロールネックシール) 7…軸受油タンク 8…ポンプ 9…フィルター 10…オイルクーラー 11…切替式フィルター 13…スケールシール 14…インナーリング 15,61…内リップ 16,62…外リップ 17…シールプレート 63…軸受油飛ばしリップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延用ロールネックシールにおいて、シ
    ールの各機能を構成する部分について要求される特性に
    そって2種類以上のゴム材質を使用することを特徴とす
    る圧延用ロールネックシール。
  2. 【請求項2】 圧延用ロールネックシールにおいて、ロ
    ール端面からの圧延油の侵入を防止するための外リップ
    の材質と軸受潤滑油の洩れ出しを防止する内リップの材
    質をそれぞれの劣化特性に合わせて変え、2種類のゴム
    材質を並用したことを特徴とする圧延用ロールネックシ
    ール。
  3. 【請求項3】 圧延用ロールネックシールにおいて、外
    リップの材質を水素化ニトリルゴム(H−NBR)に、
    内リップの材質をニトリルゴム(NBR)としたことを
    特徴とする圧延用ロールネックシール。
  4. 【請求項4】 圧延用ロールネックシールにおいて、外
    リップ以外の部分の材質を全てニトリルゴム(NBR)
    で形成し、外リップ部分のみに限定して水素化ニトリル
    ゴム(H−NBR)を適用したことを特徴とする圧延用
    ロールネックシール。
JP10194330A 1998-07-09 1998-07-09 圧延用ロールネックシール Withdrawn JP2000024709A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1136142A1 (en) * 1999-07-14 2001-09-26 Kvaerner Engineering & Construction UK Limited Seal element
WO2005037455A1 (en) * 2003-10-07 2005-04-28 Morgan Construction Company Neck seal for rolling mill oil film bearing
CN100391634C (zh) * 2003-10-07 2008-06-04 摩根建设公司 轧钢机油膜轴承颈部密封件
JP2018530433A (ja) * 2015-10-13 2018-10-18 エス・エム・エス・グループ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 金属の圧延材の圧延のための、圧延スタンドおよび圧延ライン

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