JP2000024667A - 炭を充満した水に浸水し高電圧印加放電で得る水の製造装置及びその利用用途 - Google Patents

炭を充満した水に浸水し高電圧印加放電で得る水の製造装置及びその利用用途

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JP2000024667A
JP2000024667A JP10226461A JP22646198A JP2000024667A JP 2000024667 A JP2000024667 A JP 2000024667A JP 10226461 A JP10226461 A JP 10226461A JP 22646198 A JP22646198 A JP 22646198A JP 2000024667 A JP2000024667 A JP 2000024667A
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discharge
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Yoshitaka Otomo
慶孝 大友
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】印加水を活用して、生物の酸化還元電位値を、
絶対値のより大きいマイナス若しくはマイナスに近い値
とし、酸化を抑制し、還元する働きが高い高電圧印加水
製造装置と、その水の利用方法を提供する。 【解決手段】絶縁性シールド素材の水槽1に、炭7を充
満した水に浸水させ、複数の突起棒形状で交差された網
形状の高電圧集電板4と高電圧印加極2である、複数の
突起棒形状の高電圧放電線3とを対向して設置し、該高
電圧集電板と高電圧放電線との間に高電圧を印加して放
電させて得られた高電圧印加水6、あるいはさらに該高
電圧印加水を濾過、熱処理した高電圧印加水により人間
及び動植物の生物を浸漬し、若しくは該高電圧印加水
を、前記の生物に与えることにより、該生物の成長過程
及び成長後における酸化還元電位値を、絶対値のより大
きなマイナス若しくはマイナスに近い状態に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクリルなどの絶
縁性シールド素材の水槽に充満させた水に、炭を浸水さ
せ、高電圧集電板と高電圧放電極を配置し、高電圧を印
加して放電させ、放電により該高電圧印加水の酸化還元
電位値を、絶対値のより大きなマイナス若しくはマイナ
スに近い状態とし、該高電圧印加水製造装置によって、
生物(人間、動物、魚介類および樹木、野菜、果実を含
む植物等)を育成、各種利用用途に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、自治体等において実施されている
水道水の浄水方法は、一部のオゾン消毒殺菌の方法を実
施しているものの、大半の自治体では、河川、湖等から
取水して、沈砂池において、砂を沈殿させた後、硫酸ア
ルミニウム等の薬品を添加して濁りの固まりを形成さ
せ、さらに濾過工程において、小さな濁りや細菌を除去
した後、塩素を加えて消毒殺菌して、水道水として供給
するのが一般的である。また浄水機器などによる水の精
製にも塩素等の混入等による、これらの水で成育された
植物や野菜等を人間が摂取することで、健康への影響が
心配されている。
【0003】近時、自然環境破壊による大気汚染、農薬
残留野菜、化学加工製品、電磁波等の外的要因により公
害物質が人間の体内に侵入することや、心因その他種々
の要因による体内のストレス等により健康が損なわれて
いる。体内においては公害物質を除去するために活性酸
素が作り出され免疫作用として健康を保持しようとす
る。しかしながら、体内において必要以上に発生した活
性酸素(余剰活性酸素)は、健康な細胞まで破壊してし
まうことで病気誘発の原因となる。
【0004】酸化とは、原子のレベルで観れば電子の離
脱現象であり、すなわち病気・老化をいうのである。腐
敗とは電子を奪われた状態及び電子が激変した状態であ
る。鉄がさびるのは、酸化反応のためで、さびた鉄を還
元すると、元に戻る。人間の体の中でも、酸化還元反応
が起こされているのである。酸化を促進する物質とし
て、いま注目されているのが活性酸素である。
【0005】このような、体内の活性酸素の状況は、体
内の酸化還元電位値を測定することによって知ることが
できる。人間の身体は健康であれば、体内はアルカリ性
に保持されており、その結果、自然治癒力で健康が保持
されるのである。しかしながら、近時、果実、野菜、魚
介類等に農薬残留や公害汚染等により食糧に対する不安
が広がっている。
【0006】そこで、体内の酸化還元電位値の絶対値が
よりマイナス若しくはマイナスに近い値となるような食
生活、すなわち活性酸素を抑制、消去する働きの高い食
品の摂取やストレスのない生活を心掛けることにより健
康を保持することができるのである。生物が生きること
に不可欠な水や食糧、さらには花や植物、ペットから受
ける精神的な安らぎによるストレス解消につながる状況
を積極的に作り出すことが大切である。
【0007】人間は大自然の恩恵によって生かされてい
る。人間や生物の生きていく上で大切な食糧づくりの大
地が環境汚染によって、化学肥料、石灰等の土壌改良
剤、酸性ガス有機、各種燃料などによる排ガス、それを
吸着して落ちてくる酸性の雨等により、土壌は酸化し、
前記の酸化とはマイナス電子を奪われた状態で、その電
子を失った酸やガス物質が、土壌水や大気のマイナス電
子を奪い、プラスの電子、つまり酸化状況を生産してい
くのである。このような水や土には、有効菌は繁殖せ
ず、有害ガスが発生し土壌はコンクリートのような固い
土となり食糧生産や植物の成育が危ぶまれることにな
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、炭
は主として炭素からなる物質であり、該炭素は良導体で
あり、蓄電性があることで、電子を逃がさないという特
製があり、ミネラルを豊富に含んでいる物質であること
を利用したものである。栄養成分ミネラルを豊富に含ん
だ天然素材の炭の特製を活用するために、炭を充満した
水に浸水し、高電圧を印加して放電させて得られた、高
電圧印加水を活用することにより、成長過程及び成長し
た生物の酸化還元電位値を、絶対値のより大きいマイナ
ス若しくはマイナスに近い状態とすることで、病気誘発
の原因とされる活性酸素を抑制、消去する働きの高い酸
化を還元する食糧づくりに役立てようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、上記
のような問題点の解決を図ったもので、絶縁性シールド
素材の水槽に炭を充満させた水に浸水させ、複数の突起
棒形状で交差された網形状の高電圧集電板と複数の突起
棒形状の高電圧放電線を配置することで、高電圧を印加
して放電をさせると水槽内では広角渡に放電効果が得ら
れることに着眼したものである。こうして得られた該高
電圧印加水、あるいはさらに濾過、熱処理した高電圧印
加水に、人間及び動植物、野菜、果実、魚介類等に浸漬
し、若しくは与えることにより、該生物の成長過程及び
成長後における酸化還元電位値を、絶対値のより大きな
マイナス若しくはマイナスに近い状態とし、前記の活性
酸素を抑制、消去する食糧づくりおよび酸化を還元する
環境に役立てることを特徴とする炭を浸水し高電圧印加
放電で得た水の製造装置及びその利用用途である。炭は
非常に大きな吸着力を持っている。該炭素は良導体であ
り電気エネルギーを集め導くとともに集めた電気エネル
ギーを蓄えるという特製を持つ。該炭素は常にマイナス
イオンを供給し、陰陽のバランスをとり酸化物質を還元
するという働きを活用し、高電圧を印加させ、放電する
ことで得られる酸化還元電位値が絶対値のより大きいマ
イナス若しくはマイナスに近い値となる水になるのであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の要旨を
説明する。図1は本発明により製造された水の利用方法
を示すフローチャート、図2は本発明に使用される炭を
浸水させた高電圧印加水製造装置回路の一例を示す説明
図。図3は本発明に使用される炭を高電圧印加極2の高
電圧放電線3に接触させ浸水させた高電圧印加水製造装
置回路の一例を示す説明図。図4は本発明に使用される
炭を高電圧集電板4に接触させ浸水させた高電圧印加水
製造装置回路の一例を示す説明図。図5は本発明に使用
される炭を高電圧印加極2の高電圧放電線3に接触させ
浸水し、一方の高電圧集電板4にも炭を接触させ浸水さ
せた高電圧印加水製造装置回路の一例を示す説明図。図
6は高電圧発生装置5から接続された高電圧印加極2、
該高電圧印加極2に連結された高電圧放電線3である。
図7は高電圧発生装置5から接続された高電圧集電板4
である。図8は絶縁性シールド素材の水槽に設置し、電
電圧印加水製造装置の全体図として高電圧印加極2およ
び高電圧放電線3、高電圧集電板4を配置した一例を示
す説明図である。図2において、水を充填した絶縁性シ
ールド素材の水槽1、該水槽1の中央部に設置した高電
圧印加極2は高電圧発生装置5により高電圧放電線3に
高電圧経由する。水槽1内の側壁付近に設置した高電圧
集電板4は高電圧発生装置5により高電圧経由される。
高電圧発生装置5から、高電圧印加極2により高電圧放
電線3と高電圧集電板4との間に高電圧印加して放電さ
せて、炭を浸水し高電圧印加して得られた水6、水槽1
に浸水された本発明に使用される炭7である。図3にお
いて、水を充填した絶縁性シールド素材の水槽1、該水
槽1の中央部に設置した高電圧印加極2は高電圧発生装
置5により高電圧放電線3に高電圧経由する。該高電圧
印加極2の高電圧放電線3に炭を浸水して連結し、放電
極とする。高電圧発生装置5から高電圧印加極2により
高電圧放電線3と高電圧集電板4との間に高電圧印加し
て放電させて得られた水6、水槽1に浸水された炭8で
ある。図4において、水を充填した絶縁性シールド素材
の水槽1、該水槽1の中央部に設置した高電圧印加極2
は高電圧発生装置5により高電圧放電線3に高電圧経由
する。一方の高電圧集電板4は、高電圧発生装置5によ
り連結された高電圧集電板4に炭を浸水して連結し、高
電圧発生装置5から、高電圧印加極2により高電圧放電
線3と高電圧集電板4との間に高電圧印加して放電させ
て得られた水6、水槽1に浸水された本発明に使用され
る炭9である。図5においては、本発明に使用される炭
を高電圧発生装置5により高電圧印加極2に連結された
高電圧放電線3と高電圧集電板4の両方に連結させ、高
電圧発生装置5により、高電圧印加極2の高電圧放電線
3と高電圧集電板4との間に高電圧印加して放電させて
得られた水6、水槽1に浸水された本発明に使用される
炭8、9である。
【0011】本発明は装置を実施するには、先ず、図2
に示すような高電圧印加水製造装置の水槽1に、高電圧
印加極2と連結した高電圧放電線3と高電圧集電板4と
を配置して高電圧発生装置5と接続し、処理しようとす
る水を充満する。そこで該高電圧発生装置5に高電圧を
発生させると、その高電圧放電極2と連結した高電圧放
電線3と高電圧集電板4との間に高電圧印加され放電す
る。その結果、水槽1内の水に混在している鉄さび、塵
等の浮遊物は高電圧集電板4に吸着され、水槽1に浸水
された炭7、8、9は、炭素で良導体であり電気エネル
ギーを集め導くとともに集めた電気エネルギーを蓄える
という特製を持つ。該炭素は常にマイナスイオンを供給
し、陰陽のバランスをとり酸化物質を還元する。叉、炭
は栄養分ミネラルを豊富に含んだ天然素材であり、これ
らの働き及び特製を活用し、高電圧印加され放電して得
られた水は、酸化還元電位値が絶対値のより大きいマイ
ナス若しくはマイナスに近い値となり、酸化を、より還
元する炭を浸水させて高電圧印加して得られた水6が精
製される。
【0012】さらに、上記の高電圧を印加、精製された
炭を浸水させて高電圧印加して得られた水6を濾過し、
熱処理装置(図示せず)に送り72℃程度の沸騰させな
い温度で、熱処理することで、菌を死滅させ、安全で酸
化されにくい良質の水となる。
【0013】なお、酸化還元電位値が絶対値のより大き
いマイナス若しくはマイナスに近い水が、前記述で、病
気誘発の原因となる活性酸素を抑制、消去する働きが高
いことが九州大学の研究グループが立証している。酸化
還元電位という測定は、PH値が水素イオンによる反応
電位だけを測定対象としているのに対して、酸化還元電
位値はイオンや分子等の各々の反応エネルギーの加重平
均として表れた混合電位を対象とすることから、よって
酵素ような生体活性物質を含む動植物の体液についても
酸化還元電位として表われる。酸化還元反応が酵素によ
って促進されるので体液の酸化還元電位が酵素の活性度
を知ることにも役立つのである。
【0014】以下、上記の高電圧印加水を利用する生物
の育成について説明する。先ず、前記のように調整した
高電圧印加水を水槽に採取し、該水槽中に、食用の魚介
類あるいは鑑賞用の魚介類や植物等の生物を浸漬し、あ
るいは該生物に炭を浸水して得られた高電圧印加水を与
えると、該魚介類あるいは植物等の生物の酸化還元電位
値は、絶対値のより大きいマイナス若しくはマイナスに
近い値に保持される。
【0015】また、炭を浸水して高電圧印加放電して得
られた高電圧印加水は、水の分子(クラスター)の粒子
の細かい密度により生コンクリートの凝固を高め、該炭
素は良導体であり電気エネルギーを集め導くとともに集
めた電気エネルギーを蓄えるという特製を持つ。該炭素
は常にマイナスイオンを供給し、陰陽のバランスをとり
酸化物質を還元するという働きを活用し、酸化還元電位
値の絶対値がよりマイナス若しくマイナスに近い生コン
クリートとなることで、該生コンクリートの利用におい
て組まれる支柱棒及び鉄板となる金属の酸化(サビ)を
抑制することで剥離を防ぎ、凝固を高めることを特徴と
する炭を充満した水に浸水し高電圧印加放電で得る水の
製造装置及びその利用用途。
【0016】還元とは酸化の逆の過程をいう。本来の意
味するところは、酸化された物質を元に戻すことである
が、化学的には化合物が酸素を失う化学変化、水素の添
加、金属の正原子価の減少、負原子価の増加をもすべて
還元という。一般的には、原子又は化合物が電子を得る
反応を還元という。すなわち、酸化と還元は表裏の関係
にあり、ある反応系で酸化が行われる場合は必ず還元が
同時に起こっている。よって酸化剤とは電子を受け入れ
ることのできる物質をいい、還元剤とは電子を供与でき
る物質をいうのである。酸化剤(Oxidant)、還
元剤(Reductant)をそれぞれOx、Redと
略せば関係は次式のように表される。 ただし、eは1個の電子を表し、nは正の整数である。
【0017】酸化還元電位対を含む白金電極と水素電極
とを入れると、両極間に電位差が生じる。これを酸化還
元電位(Oxidation Reduction P
otential、略してORPと書く)という。OR
Pは次のように定義される。 ここに、E:酸化還元電位(V)Eo:標準酸化還元電
位(V)R:気体定数 T:絶対温度 n:イオンの価数 F:ファラデー
定数 [Ox]:酸化還元剤(mol/l) [Red]:還元剤濃度(mol/l) Eoは[Ox]=[Red]のときのEであり、その系
についての定数である。
【0018】次に炭を充満した水に浸水し高電圧印加し
て得られた高電圧印加水の利用方法について図1により
説明する。炭を充満した水に浸水した水(ステップS−
1)に高電圧を印加して高電圧印加水となす高電圧印加
放電装置のシステム(ステップS−2)、該炭を浸水し
高電圧印加して得られた高電圧印加水の利用(ステップ
S−3)として、植物、種子類、花、牧草、盆栽等の植
物成育用、野菜、果実の成育用、養鶏、家畜の成育用、
飲料水、飲料水と野菜、果実、植物等と混合用、植物及
び切り花用、お風呂、プールに利用する他、生コンクリ
ートの強固用、精密機器、電気部品、半導体等の洗浄
用、皮膚の肌荒れ防止等の化粧水、毛髪促進用、あるい
は野菜・果実(わき芽、苗の継ぎ木)、園芸植物(わき
芽、苗の継ぎ木、各種切り花)に利用する。叉、高電圧
印加水による発根(ステップS−4)として、野菜、果
実、園芸稙物のわき芽を切り取って、浸水し発根させて
土壌および本発明の高電圧印加水に浸漬して成育する利
用にも適用させる。それに、天然土壌と腐葉土混合の土
に植え変えて成育させる(ステップS−5)、成育およ
び収穫、出荷(ステップS−6)の過程を経て、浸漬さ
れた樹木、観葉植物、草花等の園芸植物等、各種利用さ
れる対象物の酸化還元電位値を、絶対値のより大きいマ
イナス若しくはマイナスに近い値となり、酸化を抑制、
消去するものとなり、野菜、果実等の食糧物のみなら
ず、広い利用に対して還元する力が高い高電圧印加水と
なる。
【0019】また、工場排水、生活排水等の汚染水に炭
を浸水し高電圧印加放電する(ステップS−7)、酸化
還元電位値が、絶対値のより大きいマイナス若しくはマ
イナスに近い値とすることで、河川、湖、海水等の酸化
を防ぐことに役立つのである。
【0020】例えば、花あるいは野菜の苗木またはその
切り取り片、そして該苗木のわき芽等の切り取り部、切
り花、球根等の植物を、本発明で得られた高電圧印加水
中に一定期間浸漬して発根させる。発生した根が成長し
たときに、該植物を浸漬した水槽から取り出して、天然
土壌と腐葉土等を混合した土に植え替えると、以後、該
植物はその体内の酸化還元電位値が、絶対値のより大き
いマイナス若しくはマイナスに近い値に保持されたまま
成長する。そこで成長後も酸化還元電位値が、絶対値の
より大きいマイナス若しくはマイナスに近い値に保持さ
れた樹木の果実、あるいは野菜等を収穫し食用に供する
と、これを摂取した人間の体内も活性酸素が抑制され、
酸化還元電位値が、絶対値のよりマイナス若しくはマイ
ナスに近い値に保持されるので、活性酸素が消去され、
安全な食品となる。また切り花、球根から成長した植物
も、その成長が促進され、しかもその寿命も長くなり、
化学肥料などでの成育でないことから、自然環境を保護
することができる。
【0021】本発明による高電圧印加水は、稲の成育に
も適用することができる。すなわち、稲の苗づくり段階
から、該炭を浸水し高電圧印加して得られた高電圧印加
水で、稲のモミを浸漬または散水することで、稲の発育
は極めて向上する。成育過程および収穫後の米の酸化還
元電位値が、絶対値のより大きいマイナス若しくはマイ
ナスに近い値になり、その食糧は還元する働きの高いも
のとなる。
【0022】また。前記載の該炭を浸水し高電圧印加し
て得られた高電圧印加水で、人間の水虫、毛髪促進、皮
膚表面の肌荒れあるいは動物の皮膚表面の患部に塗布す
れば、該患部の酸化還元電位値が、絶対値のより大きい
マイナス若しくはマイナスに近い値になり、還元する働
きが高まり、次第に治癒する現象となる。
【0023】そして、本発明で得られた高電圧印加水
は、酸化還元電位値の絶対値がよりマイナス若しくマイ
ナスに近い値となり、水の分子(クラスター)を細かく
し生コンクリートの接着密度を高める。該生コンクリー
トの利用において組まれる支柱棒及び鉄板となる金属の
酸化(サビ)を抑制することで、生コンクリートと支柱
棒等との剥離を抑制する。
【0024】また、該炭素は良導体であり電気エネルギ
ーを集め導くとともに集めた電気エネルギーを蓄えると
いう特製を持つ。該炭素は常にマイナスイオンを供給
し、陰陽のバランスをとり酸化物質を還元するという働
きをする。そして炭は栄養分ミネラルを豊富に含んだ天
然素材である。本発明では、これらの特製を活用し組み
合わせることで、該炭を充満した水に浸水し高電圧印加
して得られた高電圧印加水は、酸化還元電位値が、より
大きいマイナス若しくはマイナスに近い値を保持するこ
とで、酸化を還元し、サビや腐敗を抑制する水での工業
用の精密機械、例えば半導体および各種電気部品の洗浄
精度を高め、洗浄後の水においても酸化されにくい水
で、地球環境の保護にも資することになる。
【0025】さらに、前記の本発明の高電圧印加水は、
濾過し、熱処理装置(図示せず)により、72℃程度の
沸騰させない温度で熱処理することで、ミネラル成分等
を分解しないようにし、飲料水および本発明の高電圧印
加水により成育、収穫された果実、野菜と混ぜた飲料水
で健康保持にも大いに役立つことになる。
【0026】
【実施例】
【表1】 に、本発明の炭を充満した水に浸水し高電圧印加放電す
る製造装置により得られた高電圧印加水を利用して収穫
した野菜、米の酸化還元電位値(mv)は請求項1、
4、5、6の何れにおいても同様の数値を示し、表1で
は、請求項1についての一例を示す。
【0027】また、本発明を、切り花に適用した場合の
例を示す(花の種類:風鈴草、グラジオラス、鉄砲ゆ
り、つつじ、あやめ、キク、芍薬等)。これ等の切り花
に適用した場合、約3週間枯れずに咲いていた。また、
キク等は4週間も咲いている。これに対し、水道水に挿
入したものは、早いものは4〜5日、長くて7〜10日
で枯れ落ちた。これも本発明の請求項1、4、5による
高電圧印加水の使用において、何れにおいても同様の結
果が得られた。
【0028】次に、本発明を稲作に適用した場合の例を
示す(長野県伊那市富県新山での実験)。稲の苗が20
〜30cm時点で、炭を浸水させた水田に、高電圧を印
加した水田では底根:120〜150、成長丈:120
〜130cm、収穫:2800〜3400粒/株、(苗
の機械植え、平均3〜4本)苗成長時の病気等はみられ
ない。また雑草も、苗自身がしっかりして通常水田と比
較し、大幅に少ない結果がみられた。収穫時近くになる
と稲の茎も太く倒れが非常に少ない。これに対し、通常
の水田では、底根:75cm、成長丈:110cm、収
穫:2000〜2400粒/株、(苗の機械植え、平均
3〜4本)苗成長時の病気等が多少みられた。収穫時の
稲の倒れが多い。
【0029】これらは、本発明の請求項1及び請求項
4、5、6における、固形炭を、高電圧印加極の複数の
突起棒形状の高電圧放電線に連結して、複数の突起棒形
状で交差された網形状の高電圧集電板と複数の突起棒形
状の高電圧放電線との間に高電圧を印加して放電させて
得られた高電圧印加水とも、高電圧印加放電後において
6カ月、1年後、2年後には、高電圧印加していない水
と比較し、高電圧印加放電前の水の酸化還元電位値(m
v)は、プラス247に対して、何れもマイナス30若
しくはプラス100台の著しい酸化還元電位数値を示す
水となり、本発明により得られた水の利用により、魚介
類、果実、植物等の成長過程および成長後における酸化
還元電位値を、絶対値のより大きいマイナス若しくはマ
イナスに近い値に保持することができたのである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の製造装置
により得られた水の適用により、魚介類、植物等の成長
過程および成長後における酸化還元電位値を、絶対値の
より大きいマイナス若しくはマイナスに近い値に保持す
ることができ、従って、これらの魚介類、家畜、野菜、
果実、植物等を食糧とした場合、化学薬品等での利用で
ないことで、体内における活性酸素を消去する効果が極
めて高い食糧作りが可能となり、健康状態を保持するこ
とができる。また地球の動物、植物、人間の生活環境の
保全にも役立つのである。
【0031】また、本発明による高電圧印加水を、人
間、動物等の患部に適用すると、かび、細菌等に起因す
る皮膚表面の患部を治療することが可能となり、また、
該高電圧印加水を人間、動物等の皮膚表面に塗布する
と、皮膚表面の肌荒れを防止することができる。そし
て、前記本発明の高電圧印加水は、酸化還元電位値が、
絶対値のより大きいマイナス若しくはマイナスに近い値
となることで、酸化を抑制し、成長を促進させること
で、人間、動物等の毛髪促進に供するなど、その効果は
多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造された水の利用方法を示すフロー
チャート。
【図2】本発明に使用される炭を浸水させ得られる高電
圧印加水製造装置回路の一例を示す説明図。
【図3】本発明に使用される高電圧印加極に連結した放
電線に炭を浸水させ連結して得られる高電圧印加水製造
装置回路の一例を示す説明図。
【図4】本発明に使用される高電圧発生装置に連結した
集電板に炭を浸水させ連結して得られる高電圧印加水製
造装置回路の一例を示す説明図。
【図5】本発明に使用される高電圧発生装置に連結した
放電極の放電線と集電板の双方に炭を浸水させ連結して
得られる高電圧印加水製造装置回路の一例を示す説明
図。
【図6】本発明に使用される高電圧印加水製造装置の高
電圧印加極と放電線の説明図。
【図7】本発明に使用される高電圧印加水製造装置の集
電板の説明図。
【図8】本発明に使用される高電圧印加水製造装置の水
槽の上部の中央に設置する高電圧印加極と放電線、両側
に設置する集電板の全体図。
【符合の説明】
1 水槽 2 高電圧印加極 3 高電圧放電線 4 高電圧集電板 5 高電圧発生装置 6 固形炭を充満した水に浸水し高電圧印加放電して得
られた高電圧印加水 7 固形炭を浸水 8 固形炭を浸水し放電線に連結 9 固形炭を浸水し集電板に連結
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/68 540 C02F 1/68 540E

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性シールド素材の水槽に、炭を充満し
    た水に浸水させ、複数の突起棒形状で交差された網形状
    の高電圧集電板と高電圧印加極である、複数の突起棒形
    状の高電圧放電線とを対向して設置し、該高電圧集電板
    と高電圧放電線との間に高電圧を印加して放電させて得
    られた高電圧印加水、あるいはさらに該高電圧印加水を
    濾過、熱処理した高電圧印加水により人間及び動植物の
    生物を浸漬し、若しくは該高電圧印加水を、前記の生物
    に与えることにより、該生物の成長過程及び成長後にお
    ける酸化還元電位値を、絶対値のより大きなマイナス若
    しくはマイナスに近い状態に保持することを特徴とする
    炭を充満した水に浸水し高電圧印加放電で得る水の製造
    装置及びその利用用途。
  2. 【請求項2】請求項1における高電圧集電板は、複数の
    突起棒形状で交差された網形状されていることを特徴と
    する炭を充満した水に浸水し高電圧印加放電で得る水の
    製造装置及びその利用用途。
  3. 【請求項3】請求項1における高電圧印加極である高電
    圧放電線は、複数の突起棒形状であることを特徴とする
    炭を充満した水に浸水し高電圧印加放電で得る水の製造
    装置及びその利用用途。
  4. 【請求項4】請求項1における絶縁性シールド素材の水
    槽に、炭を充満した水に浸水させ集電板と放電極を対向
    して設置。該放電極である放電線に固形炭を連結し、放
    電極とする。集電板と放電極との間に高電圧を印加して
    放電させて得られた高電圧印加水により、酸化還元電位
    値が絶対値のより大きなマイナス、若しくはマイナスに
    近い清澄な水とすることを特徴とする炭を充満した水に
    浸水し高電圧印加放電で得る水の製造装置及びその利用
    用途。
  5. 【請求項5】請求項1における絶縁性シールド素材の水
    槽に、炭を充満した水に浸水させ集電板と放電極を対向
    して設置し、該集電板に固形炭を連結し、集電板と放電
    極との間に高電圧を印加して放電させで得られた高電圧
    印加水により、酸化還元電位値が絶対値のより大きなマ
    イナス、若しくはマイナスに近い清澄な水とすることを
    特徴とする炭を充満した水に浸水し高電圧印加放電で得
    る水の製造装置及びその利用用途。
  6. 【請求項6】請求項1における絶縁性シールド素材の水
    槽に、炭を充満した水に浸水させ集電板と放電極を対向
    して設置。該放電極である放電線に固形炭を連結し放電
    極とする。一方の集電板にも固形炭を連結し、集電板と
    放電極との間に高電圧を印加して放電させて得られた高
    電圧印加水により、酸化還元電位値が絶対値のより大き
    なマイナス、若しくはマイナスに近い清澄な水とするこ
    とを特徴とする炭を充満した水に浸水し高電圧印加放電
    で得る水の製造装置及びその利用用途。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5、6における高
    電圧印加させる水槽は、10lを超える10l超過か
    ら、貯蔵できるプールサイズの大型容器であることをを
    特徴とする炭を充満した水に浸水し高電圧印加放電で得
    る水の製造装置及びその利用用途。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6、7記載の
    製造における高電圧は、一般家庭で使用する電源100
    Vを超える、100V超過から無限であることを特徴と
    する炭を充満した水に浸水し高電圧印加放電で得る水の
    製造装置及びその利用用途。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7890382B2 (en) 2000-01-06 2011-02-15 Anne E. Robb Recursive method and system for accessing classification information
JP2015193237A (ja) * 2014-03-20 2015-11-05 株式会社ウエックスジャパン コンクリートの作製方法

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