JP2000024023A - おむつ用センサ、これの製造方法及びこれが取り付けられたおむつ - Google Patents

おむつ用センサ、これの製造方法及びこれが取り付けられたおむつ

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JP2000024023A
JP2000024023A JP10212027A JP21202798A JP2000024023A JP 2000024023 A JP2000024023 A JP 2000024023A JP 10212027 A JP10212027 A JP 10212027A JP 21202798 A JP21202798 A JP 21202798A JP 2000024023 A JP2000024023 A JP 2000024023A
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sensor
electrode
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English (en)
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Masako Mashima
雅子 眞島
Takeo Inagaki
武雄 稲垣
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REORO KK
Original Assignee
REORO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】排便及び排尿を検出するためのおむつ用セン
サ。 【解決手段】透水性を有する材料から形成された基材1
2と、基材の表面に、形成された第1及び第2の電極線
14、16と、基材の裏面に形成された第3の電極線1
8と、基材の表面を被覆する被覆層20であって、基材
の一方の端部において第1及び第2の電極線を露出させ
る第1の窓部20Aと、他方の端部において第1及び第
2の電極線を露出させる第2の窓部20Bと、基材12
の長手方向に関する所定の中途部において第2の電極線
を除いて露出させるように形成された第3の窓部20C
とを備え、これら第1乃至第3の窓部を除いて、基材の
表面を全面的に覆う被覆層20とを具備し、第1及び第
2の窓部の一方において排便検出部10Aを、第1及び
第2の窓部の他方においてコネクタ部10Bを、第3の
窓部において排尿検出部10Cを夫々構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、おむつの内に装
着され、排便又は排尿があった場合に、これを即座に検
出することの出来るおむつ用センサ、このおむつ用セン
サを製造するための製造方法、及び、このおむつ用セン
サが予め取り付けられたおむつに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、養護老人施設等の介護施設等
では、痴呆や高度障害等を有する被介護者が、排便や排
尿をもよおしたこと自覚して、それを自身で処理したり
介護者に報知する能力に欠落している場合には、当該被
介護者に対しておむつを着用するようにしている。この
ようなおむつの交換は、当該おむつ内に排便や排尿をし
ておむつが汚れた際に、直ちに行われるのが好ましいも
のである。
【0003】ここで、上記したように、被介護者がおむ
つ内での排便や排尿等の失禁を介護者に対して報知する
能力に欠落している場合には、実際上、失禁した際に直
ちにタイミング良くおむつを交換することが出来ないの
が実状である。
【0004】このような問題に対しては、従前より、お
むつを着用している被介護者に対して、おむつ内に排便
や排尿を検出するおむつ用センサを取り付けて、自動的
に失禁があったことを報知するシステムが知られてお
り、その限りにおいて、おむつが汚れた際にタイミング
良くこれを交換することが出来るようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従前のおむつ用センサは、大量生産が困難で、その
結果、コストが高騰しており、おむつ用センサがその性
質上、使い捨てとなっている状況において、このような
高価なおむつ用センサを導入することに、介護施設が躊
躇していて、所期の目的を達成することが出来ない状況
にあり、おむつ用センサを安価に製造することが出来る
改善が要望されている。
【0006】また、このようなおむつ用センサが取り付
けられるおむつが、例えば紙おむつのような使い捨ての
おむつの場合には、おむつの廃棄と同時に、このおむつ
用センサも廃棄されることが望ましいものであり、その
場合に、環境問題を引き起こさないようにすることが要
望されている。
【0007】また、従前のおむつ用センサは、排便検出
と排尿検出との2種類の検出動作を電極線を介して実行
するようにしていたため、例えば、1枚の基材上に3本
の電極線を並設する構成が採用されている。このため、
どうしてもおむつ用センサが幅広にならざるを得ず、こ
れをおむつ内に装着した際に、違和感が出て、装着感が
好ましくない問題も指摘されていて、改善が要望されて
いる。
【0008】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、この発明の主たる目的は、排便及び排尿を検
出するためのおむつ用センサ及びこれが取り付けられた
おむつを安価に提供することである。
【0009】また、この発明の別の目的は、幅を狭く形
成して、装着感を向上することの出来る排便及び排尿を
検出するためのおむつ用センサ及びこれが取り付けられ
たおむつを提供することである。
【0010】また、この発明の他の目的は、一度に製造
することの枚数を増大して、1枚当たりの製造コストを
低廉化させることの出来るおむつ用センサの製造方法を
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明に係わるおむつ用センサ
は、請求項1の記載によれば、透水性を有する材料から
薄く且つ細長く形成された基材と、この基材の一方の表
面に、これの延出方向に沿って延出するように形成され
た第1及び第2の電極線と、前記基材の他方の表面に、
これの延出方向に沿って延出するように形成された第3
の電極線と、前記基材の前記一方の表面を被覆する被覆
層であって、該基材の一方の端部において第1及び第2
の電極線を露出させる第1の窓部と、他方の端部におい
て第1及び第2の電極線を露出させる第2の窓部と、該
基材の長手方向に関する所定の中途部において前記第2
の電極線を除いて露出させるように形成された第3の窓
部とを備え、これら第1乃至第3の窓部を除いて、該一
方の表面を全面的に覆う非透水性且つ絶縁性を有する被
覆層とを具備し、第1及び第2の窓部の一方において排
便検出部を、第1及び第2の窓部の他方においてコネク
タ部を、前記第3の窓部において排尿検出部を夫々構成
することを特徴としている。
【0012】また、この発明に係わるおむつ用センサ
は、請求項2の記載によれば、前記第1及び第2の電極
線は、前記一方の表面の両側に夫々偏倚した状態で配設
され、前記第3の電極線は、前記他方の表面の略中心線
に沿ってに配設されていることを特徴としている。
【0013】また、この発明に係わるおむつ用センサ
は、請求項3の記載によれば、前記第1及び第2の電極
線の、互いに対向する側縁は、前記第3の電極線にオー
バラップする状態で配設されていることを特徴としてい
る。
【0014】また、この発明に係わるおむつ用センサ
は、請求項4の記載によれば、前記第1及び第2の電極
線の間隔は、前記第3の電極線の幅よりも狭く設定され
ていることを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わるおむつ用センサ
は、請求項5の記載によれば、前記基材は紙から形成さ
れていることを特徴としている。
【0016】また、この発明に係わるおむつ用センサ
は、請求項6の記載によれば、前記基材は、尿を透過さ
せ易く、且つ、便を透過させ難い材料から形成されてい
ることを特徴としている。
【0017】また、この発明に係わるおむつ用センサ
は、請求項7の記載によれば、前記おむつ用センサの表
面には、前記コネクタ部及び排便検出部及び排尿検出部
を除いて、透水性を有する不織布が接着されていること
を特徴としている。
【0018】また、この発明に係わるおむつ用センサ
は、請求項8の記載によれば、前記被覆層は、熱接着剤
から形成されて、前記不織布は、この熱接着剤を介し
て、前記基材に接着されていることを特徴としている。
【0019】また、この発明に係わるおむつ用センサ
は、請求項9の記載によれば、前記他方の表面には、お
むつの内面に付着するための付着手段が配設されている
ことを特徴としている。
【0020】また、この発明に係わるおむつ用センサ
は、請求項10の記載によれば、前記排尿検出部は、前
記コネクタ部と前記排便検出部の略中間に配設されてい
ることを特徴としている。
【0021】また、この発明に係わるおむつ用センサの
製造方法は、請求項11の記載によれば、透水性を有す
る材料から薄く且つ長尺に形成された連続基材の一方の
表面に、導電性インクから第1及び第2の電極線を連続
的に印刷する第1の工程と、1本分のおむつ用センサを
構成する前記連続基材の各部分の、長手方向に関する両
端において、前記第1及び第2の電極線を露出させる第
1及び第2の窓部と、該各部分の長手方向に関する所定
の中途部において、前記第2の電極線を除いて露出させ
る第3の窓部とを有して、これら第1乃至第3の窓部を
除いて、該各部分の前記一方の表面を非透水性且つ絶縁
性を有する被覆材料で印刷する第2の工程と、前記連続
基材の他方の表面に、導電性インクから第3の電極線を
連続的に印刷する第3の工程と、前記連続基材を前記お
むつ用センサ1本分毎に切断する第4の工程とを具備す
ることを特徴としている。
【0022】また、この発明に係わるおむつ用センサの
製造方法は、請求項12の記載によれば、前記第2及び
第3の工程は、同時に実行されることを特徴としてい
る。
【0023】また、この発明に係わるおむつ用センサの
製造方法は、請求項13の記載によれば、透水性を有す
る材料から薄く且つ長尺に形成された連続基材の一方の
表面に、導電性インクから第1及び第2の電極線を連続
的に印刷する第1の工程と、前記連続基材の他方の表面
に、導電性インクから第3の電極線を連続的に印刷する
第2の工程と、1本分のおむつ用センサを構成する前記
連続基材の各部分の、長手方向に関する両端において、
前記第1及び第2の電極線を露出させる第1及び第2の
窓部と、該各部分の長手方向に関する所定の中途部にお
いて、前記第2の電極線を除いて露出させる第3の窓部
とを有して、これら第1乃至第3の窓部を除いて、該各
部分の前記一方の表面を非透水性且つ絶縁性を有する被
覆材料で全面的に印刷する第3の工程と、前記連続基材
を前記おむつ用センサ1本分毎に切断する第4の工程と
を具備することを特徴としている。
【0024】また、この発明に係わるおむつ用センサの
製造方法は、請求項14の記載によれば、前記第1及び
第2の工程は、同時に実行されることを特徴としてい
る。
【0025】また、この発明に係わるおむつ用センサの
製造方法は、請求項15の記載によれば、前記第3の工
程と前記第4の工程との間で、前記おむつ用センサの一
方の表面を透水性を有する不織布で覆う第5の工程を更
に具備することを特徴としている。
【0026】また、この発明に係わるおむつ用センサの
製造方法は、請求項16の記載によれば、前記第5の工
程において、前記おむつ用センサの一方の表面に、前記
不織布を接着することを特徴としている。
【0027】また、この発明に係わるおむつ用センサの
製造方法は、請求項17の記載によれば、前記被覆材料
は、熱接着剤から形成され、前記第5の工程は前記不織
布を前記一方の表面に被せる第1のサブ工程と、前記熱
接着剤を加熱して、該熱接着剤を介して、前記不織布を
前記一方の表面に接着させる第2のサブ工程とを備える
ことを特徴としている。
【0028】また、この発明に係わるおむつ用センサの
製造方法は、請求項18の記載によれば、前記連続基材
は、前記おむつ用センサの少なくとも複数本分の長さを
有して形成され、前記第4の工程を実行することによ
り、該複数本のおむつ用センサが一度に製造されること
を特徴としている。
【0029】また、この発明に係わるおむつは、請求項
19の記載によれば、人体の腰部を覆うように取り付け
られるおむつ本体と、このおむつ本体の内面に取り付け
られ、排便及び排尿を検出するためのおむつ用センサと
を具備し、このおむつ用センサは、透水性を有する材料
から薄く且つ細長く形成され、前記おむつ本体の内面に
接着される基材と、この基材の一方の表面に、これの延
出方向に沿って延出するように形成された第1及び第2
の電極線と、前記基材の他方の表面に、これの延出方向
に沿って延出するように形成された第3の電極線と、前
記基材の前記一方の表面を被覆する被覆層であって、該
基材の一方の端部において第1及び第2の電極線を露出
させる第1の窓部と、他方の端部において第1及び第2
の電極線を露出させる第2の窓部と、該基材の長手方向
に関する所定の中途部において前記第2の電極線を除い
て露出させるように形成された第3の窓部とを備え、こ
れら第1乃至第3の窓部を除いて、該一方の表面を全面
的に覆う非透水性且つ絶縁性を有する被覆層とを備え、
第1及び第2の窓部の一方において排便検出部を、第1
及び第2の窓部の他方においてコネクタ部を、前記第3
の窓部において排尿検出部を夫々構成することを特徴と
している。
【0030】また、この発明に係わるおむつは、請求項
20の記載によれば、前記第1及び第2の電極線は、前
記一方の表面の両側に夫々偏倚した状態で配設され、前
記第3の電極線は、前記他方の表面の略中心線に沿って
に配設されていることを特徴としている。
【0031】また、この発明に係わるおむつは、請求項
21の記載によれば、前記第1及び第2の電極線の、互
いに対向する側縁は、前記第3の電極線にオーバラップ
する状態で配設されていることを特徴としている。
【0032】また、この発明に係わるおむつは、請求項
22の記載によれば、前記第1及び第2の電極線の間隔
は、前記第3の電極線の幅よりも狭く設定されているこ
とを特徴としている。
【0033】また、この発明に係わるおむつは、請求項
23の記載によれば、前記基材は紙から形成されている
ことを特徴としている。
【0034】また、この発明に係わるおむつは、請求項
24の記載によれば、前記基材は、尿を透過させ易く、
且つ、便を透過させ難い材料から形成されていることを
特徴としている。
【0035】また、この発明に係わるおむつは、請求項
25の記載によれば、前記おむつ用センサの表面には、
前記コネクタ部及び排便検出部及び排尿検出部を除い
て、透水性を有する不織布が接着されていることを特徴
としている。
【0036】また、この発明に係わるおむつは、請求項
26の記載によれば、前記被覆層は、熱接着剤から形成
されて、前記不織布は、この熱接着剤を介して、前記基
材に接着されていることを特徴としている。
【0037】また、この発明に係わるおむつは、請求項
27の記載によれば、前記他方の表面には、前記おむつ
本体の内面に付着するための付着手段が配設されている
ことを特徴としている。
【0038】また、この発明に係わるおむつは、請求項
28の記載によれば、前記排尿検出部は、前記コネクタ
部と前記排便検出部の略中間に配設されていることを特
徴としている。
【0039】
【発明を実施する形態】以下に、この発明に係わるおむ
つ用センサ及びこれの製造方法の一実施例の構成及び手
順を、詳細に説明する。
【0040】図1に示すように、このおむつ用センサ1
0は、全体的に薄く且つ細長く形成されており、一端に
排便検出部10A、他端にコネクタ部10B、そして、
長手方向中央部に排尿検出部10Cが形成されている。
また、このおむつ用センサ10は、図2に示すように、
被介護者の腰部Xに巻き付けられたおむつ(及びおむつ
カバー)Yの内面に、排便検出部10Aが被介護者の肛
門A付近に位置するように、排尿検出部10Cが被介護
者の尿道U出口からある程離間した部位に位置するよう
に、取り付けられるものであり、コネクタ部10Bは、
おむつYの前面に折り返した状態で、おむつYの前面の
上端に取り付けられた発信器Zに接続されるようになさ
れている。
【0041】ここで、排便検出部10Aは、被介護者が
失禁により排便した場合に、これを即座に検出して報知
する必要があるため、被介護者Xの肛門A付近に位置す
るように取り付けられる必要があり、また、排尿検出部
10Cは、被介護者が失禁して問題のない範囲で少量の
尿を漏らした場合に、この排尿を検出して報知すること
を抑制するために、被介護者の尿道U出口から離して取
り付けることが好ましい。
【0042】このおむつ用センサ10は、図1に平面形
状を、また、図3乃至図6に断面形状を夫々示すよう
に、紙等の透水性を有する材料から薄く、且つ、細長く
形成された基材12を備えており、この基材12の表面
(一方の表面)上には、これの延出方向に沿って、これ
の両側に夫々偏倚した状態で第1及び第2の電極線1
4、16が形成され、、この基材12の裏面(他方の表
面)上には、これの延出方向に沿って、これの略中心線
部分に第3の電極線18が形成されている。ここで、上
述した基材12の有する具体的な性状としては、尿を透
過するが、便を透過させ難いようになされた透水性を有
する材料から形成されている。
【0043】尚、この実施例においては、第1乃至第3
の電極線14、16、18は、平面視において、互いに
重なり合わないように(オーバラップしない状態で)、
所定間隔離間した状態で配設されている。
【0044】また、このおむつ用センサ10は、基材1
2の表面上を略全面的に覆う状態で、被覆層20を更に
備えている。この被覆層20は、非透水性及び絶縁性を
有する材料から形成されており、この実施例では、加熱
することにより接着力を発揮するようになされた熱接着
剤から形成されている。
【0045】ここで、図1に再び示すように、被覆層2
0は、基材12の図中左端(一方の端部)において第1
及び第2の電極線14、16を露出させる第1の窓部2
0Aと、図中右端(他方の端部)において第1及び第2
の電極線14、16を露出させる第2の窓部20Bと、
この基材12の長手方向に関する所定の中途部、この実
施例においては中央部において。第2の電極線16を除
いて露出させるように形成された第3の窓部20Cとを
備え、これら第1乃至第3の窓部20A、20B、20
Cを除いて、基材12の表面を全面的に覆うように設定
されている。換言すれば、第1乃至第3の窓部20A、
20B、20Cを除いて、熱接着剤が印刷されているこ
ととなる。
【0046】即ち、第1の窓部20Aが形成された部位
で、この第1の窓部20Aにより基材12の表面に露出
された第1及び第2の電極線14、16により、排便検
出部10Aが構成されている。また、第2の窓部20B
が形成された部位で、この第2の窓部20Aにより基材
12の表面に露出された第1及び第2の電極線14、1
6及び基材12の裏面に露出している第3の電極線18
により、コネクタ部10Bが構成されている。更に、第
3の窓部20Cが形成された部位で、この第3の窓部2
0Cにより基材12の表面に露出された第1の電極線1
4及び基材12の裏面に露出している第3の電極線18
により、排尿検出部10Cが構成されている。
【0047】尚、以上の説明及び図1から、両端に位置
する第1及び第2の窓部20A、20Bは、第3の窓部
20Cを中心として左右対称の関係に位置している。ま
た、排便検出部10Aとコネクタ部10Bとは、実質的
に同一形状に構成されている。このことから、第1及び
第2の窓部20A、20Bの一方の部位を排便検出部1
0Aとして用い、他方の部位をコネクタ部10Bとして
用いることが可能なり、この結果、おむつ用センサ10
の左右を気にすることなく使用することが出来、装着作
業性が極めて向上することになる。
【0048】また、図1に一点鎖線で示すように、この
被覆層20上には、基材12全体に渡り、不織布22が
配設されている。この不織布22は、基材12の表面側
が被介護者の肌に直接触れることになるために、このお
むつ用センサ10の装着時における装着感を損なわない
ようにするために、また、汗等で誤動作をしないように
するために配設されており、本件発明の必須要件ではな
いが、配設することが好ましい部材である。
【0049】また、図示していないが、基材12の裏面
には、第3の電極線18から外れた状態で、おむつYの
内面に接着するための接着剤が付着されている。この接
着剤は、通常は、カバーシートで覆われており、使用に
際してこのカバーシートを引き剥がすことにより、接着
剤を露出させ、この露出した接着剤を介して、おむつY
の内面に付着させることが出来るようになされている。
【0050】ここで、上述した発信器Zは、上述した構
成のおむつ用センサ10に、コネクタ部10Bを介して
接続され、第1及び第2の電極線14、16間が通電状
態にあると判断される場合には、排便検出情報を図示し
ない受信器に発信し、第1及び第3の電極線14、18
間が通電状態にあると判断される場合異は、排尿検出情
報を同様に図示しない受信器に発信するように構成され
ている。尚、この発信器Zは、本発明の要旨とは基本的
に関係がないため、その詳細な説明を省略する。
【0051】次に、以上のように構成されたおむつ用セ
ンサ10をおむつYに使用する際の使用態様を図2を参
照して説明する。
【0052】先ず、このおむつ用センサ10がおむつY
に予め装着されている場合につき説明する。この場合に
は、排便検出部10Aが丁度、被介護者の肛門A付近に
位置すると共に、排尿検出部10Cが尿道U出口から所
定距離だけ離れた位置を取るように、その付着位置が規
定されている。また、コネクタ部10Bは、おむつYの
前面から突出しており、この突出端部は、下方に折り返
されている。
【0053】ここで、既に説明したように、排尿検出部
10Cは、排便検出部10Aとコネクタ部10Bとの丁
度中間に位置するように設定されている。また、男性用
と女性用とでは、当然に、尿道U出口の位置が異なって
いる。このため、上述したような位置関係を正確に達成
するために、この実施例においては、図示するように、
おむつ用センサ10の一部を折り返すように設定されて
いる。
【0054】一方、このおむつ用センサ10が予め取り
付けられていないおむつYに、このおむつ用センサ10
を取り付けて使用する際には、上述した接着剤のカバー
シートを引き剥がし、接着剤を介しておむつYの内面に
このおむつ用センサ10を付着する。この付着動作に際
して、先に説明したと同じように、排便検出部10Aが
丁度、被介護者の肛門A付近に位置すると共に、排尿検
出部10Cが尿道U出口から離れた位置を取るように、
折り返し量を調節してその付着位置を規定する。このよ
うな付着動作に伴い、おむつ用センサ10のコネクタ部
10Bは、おむつYから前方に突出することになるの
で、この突出部分を下方に折り返しておく。このように
おむつYの内面の所定位置におむつ用センサ10を付着
させた後、このおむつYを被介護者の腰Xに装着させ
る。
【0055】ここで、上記何れの場合においても、この
おむつYを被看護者の腰Xに装着した後において、おむ
つYの前面に発信器Zを取付け、この発信器Zにコネク
タ部10Bを介しておむつ用センサ10を接続する。こ
のようにして、受信器において被看護者の排便/排尿の
検出可能状態が達成される。
【0056】このような排便/排尿検出可能状態におい
て、被介護人が失禁して排便した場合には、便が排便検
出部10Aに付着し、第1及び第2の電極線14、16
に跨った状態となる。ここで、便は電解質であるので、
この便により、第1及び第2の電極線14、16は通電
状態となり、この結果、発信器Zにおいては、排便され
たことが検出され、その旨が受信器に発信(通報)され
ることになる。
【0057】一方、被介護人が失禁して排尿した場合に
は、尿が排尿検出部10Cに浸入し、この排尿検出部1
0Cにおいて露出する基材12に浸み込むことになる。
この結果、尿が第1及び第3の電極線14、18に跨っ
た状態で介在することなる。ここで、尿は電解質である
ので、この尿により、第1及び第3の電極線14、18
は通電状態となり、この結果、発信器Zにおいては、排
尿されたことが検出され、その旨が受信器に発信(通
報)されることになる。
【0058】受信器においては、これら排便や排尿の通
報に応じて、夫々の手順に従って、おむつYを交換する
ことが出来ることになり、おむつの交換を必要に応じて
即座に実行することが出来ると共に、それなりの手順を
実行することが出来、作業性が向上することになる。
【0059】次に、図7乃至図12を参照して、上述し
た構成のおむつ用センサ10を1度に多数枚を生産する
ための製造方法を説明する。
【0060】先ず、図7に示すように、基材12の原材
料としての連続基材120を用意する。この連続基材1
20は、例えばスプール等に巻き取られた極めて長尺の
紙テープから構成されている。尚、この紙テープの性状
は、上述した基材12の性状と全く同一であることは言
うまでもない。
【0061】このように連続基材120を図示しない印
刷装置に取り付け、図8に示すように、この連続基材1
20の表面(一方の表面)に、第1及び第2の連続電極
線140、160を導電性インクで印刷することにより
連続的に形成する(第1の工程)。そして、このように
第1及び第2の連続電極線140、160を連続的に印
刷してこれを乾燥させた後、第1及び第2の連続電極線
140、160を覆う状態で、図9に示すように、更
に、連続被覆層200を熱接着剤で連続パターンを有し
て印刷することにより、各おむつ用センサ10毎に間欠
的に形成する(第2の工程)。尚、この連続パターン
は、図1に示す被覆層20の平面形状と同一になること
は言うまでもない。
【0062】この後、図10に示すように、連続基材1
20の裏面(他方の表面)に、第3の電極線180を導
電性インクで印刷することにより連続的に形成し、これ
を乾燥させる(第3の工程)。そして、このように第1
乃至第3の電極線140、160、180が形成された
連続基材120上に、その表面を全面的に覆うようにし
て、連続不織布220をラミネートする(第5の工
程)。このようにして、おむつ用センサ10の原反とし
ての連続センサ100が出来上がる。
【0063】この後、図12に示すように、各おむつ用
センサ10における第1の窓部20Aの端縁を規定する
被覆層20の図中左側縁と、これに隣接するおむつ用セ
ンサ10における第2の窓部20Bの端縁を規定する被
覆層20の図中右側縁との中間位置を切断位置として規
定し、この切断位置で連続センサ100を切断する(第
4の工程)。このように原反としての連続センサ100
を所定の切断位置で切断ことにより、おむつ用センサ1
0が1本づつ切り離された状態で独立して完成すること
になる。
【0064】このようにおむつ用センサ10を連続して
一度に多数枚形成することが出来ることにより、おむつ
用センサ10の1枚当たりの単価を極めて低廉にするこ
とが可能となり、介護施設等でこのような廉価なおむつ
用センサ10を惜しげもなく使うことが出来、介護者の
作業に多大の貢献をすることが可能となるものである。
【0065】この発明は、上述した構成・手順に限定さ
れることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種
々変形可能であることは言うまでもない。
【0066】以下に、この発明の変形例や他の実施例を
説明する。
【0067】例えば、上述した実施例においては、この
おむつ用センサ10やこれが取り付けられたおむつY
を、介護用に用いるように説明したが、この発明は、こ
のような介護用に適用することに限定されることなく、
乳幼児用のおむつにも取り付けれることが出来ることは
言うまでもない。特に、このように乳幼児用のおむつに
取り付けることにより、排泄トレーニングに用いること
に最適するものである。
【0068】また、上述した製造方法においては、各工
程は、各々独立に実行されても良いが、最も効率的な製
造手順としては、これら各工程を順次連続して実行する
ことであることは言うまでもない。
【0069】また、上述した製造方法においては、長尺
の1本の連続基材120を材料として用いるように説明
したが、この発明は、このような構成に限定されること
なく、例えば、複数本の幅に相当する幅広連続基材を用
い、各連続基材120に相当する部位に、上述したよう
にして第1乃至第3の連続電極線140、160、18
0等を印刷して複数の連続センサ100を一度に形成
し、これを長手方向にカットすることにより、1本毎の
連続センサ100を独立して形成するようにしても良い
ものである。このように一度に複数本の連続センサ10
0を形成することにより、より効率的な大量生産が可能
となり、更にコストの低廉化を達成することが出来るこ
とになる。
【0070】また、上述した製造方法においては、連続
基材120の表面に連続被覆層200を形成する第2工
程と、連続基材120の裏面に第3の連続電極線180
を形成する第3の工程とを別々に実行するように説明し
たが、この発明は、このような手順に限定されることな
く、例えば、同時に実行するようにすれば、更に作業時
間が短縮化され、コストの低廉化に貢献することができ
ることになる。
【0071】また、上述した製造方法においては、上述
した工程に限定されることなく、例えば、図13乃至図
17に他の実施例として示すように実行するようにして
も良いものである。ここで、他の実施例に係わる製造方
法においては、図13及び図14は、上述した実施例の
図7及び図8に夫々対応しており、これらは同一に実行
されるものである。
【0072】即ち、図14に示すように、連続基材12
0の表面(一方の表面)上に第1及び第2の連続電極線
140、160を形成し(第1の工程)、この後、図1
5に示すように、連続基材120の裏面(他方の表面)
に第3の連続電極線180を形成し(第2の工程)、し
かる後、図16に示すように、第1及び第2の連続電極
線140、160を覆う状態で、更に、連続被覆層20
0を熱接着剤で連続パターンを有して印刷することによ
り、各おむつ用センサ10毎に間欠的に形成する(第3
の工程)ように構成しても良い。
【0073】尚、このような第3の工程の終了後は、上
述した実施例と同様に、図17に示すように、連続不織
布220のラミネートが実行され(第5の工程)、最終
的に、図示していないが切断作業(第4の工程)が実施
される。
【0074】このような他の実施例に係わる製造方法に
おいては、第1及び第2の連続電極線140、160を
形成する第1の工程と、第3の連続電極線180を形成
する第2の工程とは、同時に実行されるようにすれば、
更に作業時間が短縮化され、コストの低廉化に貢献する
ことができることになる。
【0075】また、上述した一実施例におけるおむつ用
センサ10においては、例えば図3から明らかなよう
に、第1乃至第3の電極線14、16、18は、互い
に、上下方向に関して干渉しない(即ち、オーバーラッ
プしない)状態で配設されていた。しかしながら、この
発明は、このような構成に限定されることなく、図18
に他の実施例として示すように、第1の電極線14の図
中右側縁が、第3の電極線18の左側縁に干渉(オーバ
ラップ)し、且つ、第2の電極線16の図中左側縁が、
第3の電極線18の右側縁に干渉(オーバラップ)する
ように、配設されるようにしても良い。このように第1
乃至第3の電極線14、16、18をオーバラップ状態
をすることにより、基材12の幅を、一実施例の場合に
「W」で示す値から、他の実施例においては、これより
も狭い「W′」で示す値で済ますことが出来、おむつ用
センサ10の幅狭化に大きく貢献することが出来ること
になる。このようにおむつ用センサ10の幅を狭くする
ことにより、被介護人においては、このおむつ用センサ
10を装着することによる違和感が減少し、装着感を向
上することが出来ることになる。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、排便及び排尿を検
出するためのおむつ用センサ及びこれが取り付けられた
おむつが安価に提供されることになる。
【0077】また、この発明によれば、幅を狭く形成し
て、装着感を向上することの出来るおむつ用センサ及び
これが取り付けられたおむつが提供されることになる。
【0078】また、この発明によれば、一度に製造する
ことの枚数を増大して、1枚当たりの製造コストを低廉
化させることの出来るおむつ用センサの製造方法が提供
されることになる。
【0079】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるおむつ用センサの一実施例の
構成を示す平面図である。
【図2】図1に示すおむつ用センサを被介護者に装着す
る状態を概略的に示す側断面図である。
【図3】図1に示すおしめ用センサをIII-III線に沿っ
て切断した状態で示す側断面図である。
【図4】図1に示すおしめ用センサをIV-IV線に沿って
切断した状態で示す側断面図である。
【図5】図1に示すおしめ用センサをV-V線に沿って切
断した状態で示す側断面図である。
【図6】図1に示すおしめ用センサをVI-VI線に沿って
切断した状態で示す側断面図である。
【図7】図1に示すおむつ用センサを製造するための工
程を示す図であって、長尺の連続基材をセットした状態
で示す正面図である。
【図8】図1に示すおむつ用センサを製造するための工
程を示す図であって、長尺の連続基材の表面に第1及び
第2の電極線を印刷した状態で示す正面図である。
【図9】図1に示すおむつ用センサを製造するための工
程を示す図であって、長尺の連続基材の表面に、第1及
び第2の電極線を覆うように被覆層を印刷した状態で示
す正面図である。
【図10】図1に示すおむつ用センサを製造するための
工程を示す図であって、長尺の連続基材の裏面に、第3
の電極線を印刷した状態で示す正面図である。
【図11】図1に示すおむつ用センサを製造するための
工程を示す図であって、被覆層の上に不織布をラミネー
トする状態で示す正面図である。
【図12】図1に示すおむつ用センサを製造するための
工程を示す図であって、図7乃至図11に順次示す工程
を経て作成された原反を切断して、1本ずつのおむつ用
センサを形成するための切断位置を示す平面図である。
【図13】図1に示すおむつ用センサを製造するための
他の実施例の工程を示す図であって、長尺の連続基材を
セットした状態で示す正面図である。
【図14】図1に示すおむつ用センサを製造するための
他の実施例の工程を示す図であって、長尺の連続基材の
表面に第1及び第2の電極線を印刷した状態で示す正面
図である。
【図15】図1に示すおむつ用センサを製造するための
他の実施例の工程を示す図であって、長尺の連続基材の
裏面に、第3の電極線を印刷した状態で示す正面図であ
る。
【図16】図1に示すおむつ用センサを製造するための
他の実施例の工程を示す図であって、長尺の連続基材の
表面に、第1及び第2の電極線を覆うように被覆層を印
刷した状態で示す正面図である。
【図17】図1に示すおむつ用センサを製造するための
他の実施例の工程を示す図であって、被覆層の上に不織
布をラミネートする状態で示す正面図である。
【図18】第1乃至第3の電極線の配設状態の他の実施
例の構成を取り出して示す断面図である。
【符号の説明】
A 肛門 U 尿道 W(W′) 基材12(12′)の幅 X 被介護者 Y おむつ Z 発信器 10 おむつ用センサ 10A 排便検出部 10B コネクタ部 10C 排尿検出部 12(12′) 基材 14 第1の電極線 16 第2の電極線 18 第3の電極線 20 被覆層 20A 第1の窓部 20B 第2の窓部 20C 第3の窓部 22 不織布 100 連続センサ 120 連続基材 140 連続して印刷された第1の電極線(第1の連
続電極線) 160 連続して印刷された第2の電極線(第2の連
続電極線) 180 連続して印刷された第3の電極線(第3の連
続電極線) 200 連続して印刷された被覆層(連続被覆層) 220 連続してラミネートされる不織布(連続不織
布)

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透水性を有する材料から薄く且つ細長く形
    成された基材と、 この基材の一方の表面に、これの延出方向に沿って延出
    するように形成された第1及び第2の電極線と、 前記基材の他方の表面に、これの延出方向に沿って延出
    するように形成された第3の電極線と、 前記基材の前記一方の表面を被覆する被覆層であって、
    該基材の一方の端部において第1及び第2の電極線を露
    出させる第1の窓部と、他方の端部において第1及び第
    2の電極線を露出させる第2の窓部と、該基材の長手方
    向に関する所定の中途部において前記第2の電極線を除
    いて露出させるように形成された第3の窓部とを備え、
    これら第1乃至第3の窓部を除いて、該一方の表面を全
    面的に覆う非透水性且つ絶縁性を有する被覆層とを具備
    し、 第1及び第2の窓部の一方において排便検出部を、第1
    及び第2の窓部の他方においてコネクタ部を、前記第3
    の窓部において排尿検出部を夫々構成することを特徴と
    する、おむつ内で排尿及び排便を検出するためのおむつ
    用センサ。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の電極線は、前記一方の
    表面の両側に夫々偏倚した状態で配設され、 前記第3の電極線は、前記他方の表面の略中心線に沿っ
    てに配設されていることを特徴とする請求項1に記載の
    おむつ用センサ。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2の電極線の、互いに対向
    する側縁は、前記第3の電極線にオーバラップする状態
    で配設されていることを特徴とする請求項2に記載のお
    むつ用センサ。
  4. 【請求項4】前記第1及び第2の電極線の間隔は、前記
    第3の電極線の幅よりも狭く設定されていることを特徴
    とする請求項2に記載のおむつ用センサ。
  5. 【請求項5】前記基材は紙から形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載のおむつ用センサ。
  6. 【請求項6】前記基材は、尿を透過させ易く、且つ、便
    を透過させ難い材料から形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のおむつ用センサ。
  7. 【請求項7】前記おむつ用センサの表面には、前記コネ
    クタ部及び排便検出部及び排尿検出部を除いて、透水性
    を有する不織布が接着されていることを特徴とする請求
    項1に記載のおむつ用センサ。
  8. 【請求項8】前記被覆層は、熱接着剤から形成されて、 前記不織布は、この熱接着剤を介して、前記基材に接着
    されていることを特徴とする請求項7に記載のおむつ用
    センサ。
  9. 【請求項9】前記他方の表面には、おむつの内面に付着
    するための付着手段が配設されていることを特徴とする
    請求項1に記載のおむつ用センサ。
  10. 【請求項10】前記排尿検出部は、前記コネクタ部と前
    記排便検出部の略中間に配設されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のおむつ用センサ。
  11. 【請求項11】透水性を有する材料から薄く且つ長尺に
    形成された連続基材の一方の表面に、導電性インクから
    第1及び第2の電極線を連続的に印刷する第1の工程
    と、 1本分のおむつ用センサを構成する前記連続基材の各部
    分の、長手方向に関する両端において、前記第1及び第
    2の電極線を露出させる第1及び第2の窓部と、該各部
    分の長手方向に関する所定の中途部において、前記第2
    の電極線を除いて露出させる第3の窓部とを有して、こ
    れら第1乃至第3の窓部を除いて、該各部分の前記一方
    の表面を非透水性且つ絶縁性を有する被覆材料で印刷す
    る第2の工程と、 前記連続基材の他方の表面に、導電性インクから第3の
    電極線を連続的に印刷する第3の工程と、 前記連続基材を前記おむつ用センサ1本分毎に切断する
    第4の工程と、 を具備することを特徴とする、おむつ内で排尿及び排便
    を検出するためのおむつ用センサの製造方法。
  12. 【請求項12】前記第2及び第3の工程は、同時に実行
    されることを特徴とする請求項13に記載のおむつ用セ
    ンサの製造方法。
  13. 【請求項13】透水性を有する材料から薄く且つ長尺に
    形成された連続基材の一方の表面に、導電性インクから
    第1及び第2の電極線を連続的に印刷する第1の工程
    と、 前記連続基材の他方の表面に、導電性インクから第3の
    電極線を連続的に印刷する第2の工程と、 1本分のおむつ用センサを構成する前記連続基材の各部
    分の、長手方向に関する両端において、前記第1及び第
    2の電極線を露出させる第1及び第2の窓部と、該各部
    分の長手方向に関する所定の中途部において、前記第2
    の電極線を除いて露出させる第3の窓部とを有して、こ
    れら第1乃至第3の窓部を除いて、該各部分の前記一方
    の表面を非透水性且つ絶縁性を有する被覆材料で全面的
    に印刷する第3の工程と、 前記連続基材を前記おむつ用センサ1本分毎に切断する
    第4の工程と、 を具備することを特徴とする、おむつ内で排尿及び排便
    を検出するためのおむつ用センサの製造方法。
  14. 【請求項14】前記第1及び第2の工程は、同時に実行
    されることを特徴とする請求項13に記載のおむつ用セ
    ンサの製造方法。
  15. 【請求項15】前記第3の工程と前記第4の工程との間
    で、前記おむつ用センサの一方の表面を透水性を有する
    不織布で覆う第5の工程を更に具備することを特徴とす
    る請求項11又は13に記載のおむつ用センサの製造方
    法。
  16. 【請求項16】前記第5の工程において、前記おむつ用
    センサの一方の表面に、前記不織布を接着することを特
    徴とする請求項15に記載のおむつ用センサの製造方
    法。
  17. 【請求項17】前記被覆材料は、熱接着剤から形成さ
    れ、 前記第5の工程は、 前記不織布を前記一方の表面に被せる第1のサブ工程
    と、 前記熱接着剤を加熱して、該熱接着剤を介して、前記不
    織布を前記一方の表面に接着させる第2のサブ工程と、 を備えることを特徴とする請求項16に記載のおむつ用
    センサの製造方法。
  18. 【請求項18】前記連続基材は、前記おむつ用センサの
    少なくとも複数本分の長さを有して形成され、 前記第4の工程を実行することにより、該複数本のおむ
    つ用センサが一度に製造されることを特徴とする請求項
    11又は13に記載のおむつ用センサの製造方法。
  19. 【請求項19】人体の腰部を覆うように取り付けられる
    おむつ本体と、 このおむつ本体の内面に取り付けられ、排便及び排尿を
    検出するためのおむつ用センサとを具備し、 このおむつ用センサは、 透水性を有する材料から薄く且つ細長く形成され、前記
    おむつ本体の内面に接着される基材と、 この基材の一方の表面に、これの延出方向に沿って延出
    するように形成された第1及び第2の電極線と、 前記基材の他方の表面に、これの延出方向に沿って延出
    するように形成された第3の電極線と、 前記基材の前記一方の表面を被覆する被覆層であって、
    該基材の一方の端部において第1及び第2の電極線を露
    出させる第1の窓部と、他方の端部において第1及び第
    2の電極線を露出させる第2の窓部と、該基材の長手方
    向に関する所定の中途部において前記第2の電極線を除
    いて露出させるように形成された第3の窓部とを備え、
    これら第1乃至第3の窓部を除いて、該一方の表面を全
    面的に覆う非透水性且つ絶縁性を有する被覆層とを備
    え、 第1及び第2の窓部の一方において排便検出部を、第1
    及び第2の窓部の他方においてコネクタ部を、前記第3
    の窓部において排尿検出部を夫々構成することを特徴と
    する、おむつ。
  20. 【請求項20】前記第1及び第2の電極線は、前記一方
    の表面の両側に夫々偏倚した状態で配設され、 前記第3の電極線は、前記他方の表面の略中心線に沿っ
    てに配設されていることを特徴とする請求項19に記載
    のおむつ。
  21. 【請求項21】前記第1及び第2の電極線の、互いに対
    向する側縁は、前記第3の電極線にオーバラップする状
    態で配設されていることを特徴とする請求項20に記載
    のおむつ。
  22. 【請求項22】前記第1及び第2の電極線の間隔は、前
    記第3の電極線の幅よりも狭く設定されていることを特
    徴とする請求項20に記載のおむつ。
  23. 【請求項23】前記基材は紙から形成されていることを
    特徴とする請求項19に記載のおむつ。
  24. 【請求項24】前記基材は、尿を透過させ易く、且つ、
    便を透過させ難い材料から形成されていることを特徴と
    する請求項19に記載のおむつ。
  25. 【請求項25】前記おむつ用センサの表面には、前記コ
    ネクタ部及び排便検出部及び排尿検出部を除いて、透水
    性を有する不織布が接着されていることを特徴とする請
    求項19に記載のおむつ。
  26. 【請求項26】前記被覆層は、熱接着剤から形成され
    て、 前記不織布は、この熱接着剤を介して、前記基材に接着
    されていることを特徴とする請求項25に記載のおむ
    つ。
  27. 【請求項27】前記他方の表面には、前記おむつ本体の
    内面に付着するための付着手段が配設されていることを
    特徴とする請求項19に記載のおむつ。
  28. 【請求項28】前記排尿検出部は、前記コネクタ部と前
    記排便検出部の略中間に配設されていることを特徴とす
    る請求項19に記載のおむつ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003525453A (ja) * 2000-03-02 2003-08-26 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 下痢診断パネルを有する装置
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