JP2585028Y2 - 生理用ナプキン - Google Patents
生理用ナプキンInfo
- Publication number
- JP2585028Y2 JP2585028Y2 JP6463393U JP6463393U JP2585028Y2 JP 2585028 Y2 JP2585028 Y2 JP 2585028Y2 JP 6463393 U JP6463393 U JP 6463393U JP 6463393 U JP6463393 U JP 6463393U JP 2585028 Y2 JP2585028 Y2 JP 2585028Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- napkin
- liquid
- sanitary napkin
- elastic member
- sanitary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、生理用ナプキンに関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、生理用ナプキンを上部ナプキンと
下部ナプキンとを重ね合わせて構成する技術は、公知で
ある。例えば、特開昭５８−３６５５２号公報は、上、
下部ナプキン各々の前端部どうし、および後端部どうし
を固着して生理用ナプキンとする技術を開示している。
また、実開平３−８６８１７号、特開平５−８４２６１
号公報は、上、下部ナプキン間に長手方向へ延在する連
結シートを設け、このシートに各々のナプキンを接合し
て一体とする技術を開示している。これら公知技術の生
理用ナプキンは、いずれも下部ナプキンを着用ショーツ
の股当部内面へ剥離可能に貼着して使用することができ
る。
下部ナプキンとを重ね合わせて構成する技術は、公知で
ある。例えば、特開昭５８−３６５５２号公報は、上、
下部ナプキン各々の前端部どうし、および後端部どうし
を固着して生理用ナプキンとする技術を開示している。
また、実開平３−８６８１７号、特開平５−８４２６１
号公報は、上、下部ナプキン間に長手方向へ延在する連
結シートを設け、このシートに各々のナプキンを接合し
て一体とする技術を開示している。これら公知技術の生
理用ナプキンは、いずれも下部ナプキンを着用ショーツ
の股当部内面へ剥離可能に貼着して使用することができ
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで、特開昭５８
−３６５５２号公報の技術では、上、下部ナプキンは固
着して一体となり相互に自由に動くことが殆どない。従
って、下部ナプキンを着用ショーツに貼着すると、着用
ショーツの動きに伴い上、下部ナプキンは共に動き、上
部ナプキンが着用者の局部からずれて所期の目的を達成
できない場合がある。そのような問題に対し、実開平３
−８６８１７号、特開平５−８４２６１号公報の技術で
は、変形可能な連結シートによって上、下部ナプキンを
つなぎ、それらのナプキンが相対的に移動できるように
してある。しかし、この生理用ナプキンは、連結シート
の介在によって厚みが増し、着用感を損ねるという問題
がある。
−３６５５２号公報の技術では、上、下部ナプキンは固
着して一体となり相互に自由に動くことが殆どない。従
って、下部ナプキンを着用ショーツに貼着すると、着用
ショーツの動きに伴い上、下部ナプキンは共に動き、上
部ナプキンが着用者の局部からずれて所期の目的を達成
できない場合がある。そのような問題に対し、実開平３
−８６８１７号、特開平５−８４２６１号公報の技術で
は、変形可能な連結シートによって上、下部ナプキンを
つなぎ、それらのナプキンが相対的に移動できるように
してある。しかし、この生理用ナプキンは、連結シート
の介在によって厚みが増し、着用感を損ねるという問題
がある。
【０００４】そこで、この考案は、上部ナプキンの端縁
から長手方向へ帯状弾性部材を延出させ、該部材の延出
端を下部ナプキンの端縁部近傍へ接合することにより、
生理用ナプキンの厚みを増すことなく、しかも互いに自
由に動くことができるように上部ナプキンと下部ナプキ
ンとを取付けることを課題にしている。
から長手方向へ帯状弾性部材を延出させ、該部材の延出
端を下部ナプキンの端縁部近傍へ接合することにより、
生理用ナプキンの厚みを増すことなく、しかも互いに自
由に動くことができるように上部ナプキンと下部ナプキ
ンとを取付けることを課題にしている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
にこの考案が手段とするところは、以下のとおりであ
る。
にこの考案が手段とするところは、以下のとおりであ
る。
【０００６】この考案においては、各々の吸液性コアを
少なくとも透液性シートの各々で被覆してなる上部ナプ
キンと下部ナプキンとで構成し、着用ショーツ股当部内
面への止着手段を前記下部ナプキンの下面に設けた生理
用ナプキンを前提にしている。
少なくとも透液性シートの各々で被覆してなる上部ナプ
キンと下部ナプキンとで構成し、着用ショーツ股当部内
面への止着手段を前記下部ナプキンの下面に設けた生理
用ナプキンを前提にしている。
【０００７】かかる前提において、上部ナプキンは、端
縁間の寸法を下部ナプキンのそれよりも小さくつくって
下部ナプキン上面のほぼ中央に位置せしめるとともに、
左右両側の各々において端縁の各々から長手方向へ延出
する帯状弾性部材を設け、該弾性部材の伸長下にその延
出端を下部ナプキンの端縁近傍に固着してあることがこ
の考案の特徴である。
縁間の寸法を下部ナプキンのそれよりも小さくつくって
下部ナプキン上面のほぼ中央に位置せしめるとともに、
左右両側の各々において端縁の各々から長手方向へ延出
する帯状弾性部材を設け、該弾性部材の伸長下にその延
出端を下部ナプキンの端縁近傍に固着してあることがこ
の考案の特徴である。
【０００８】
【作用】このように構成した生理用ナプキンにおいて
は、下部ナプキンを着用ショーツ股当部内面に貼着して
使用する。上部ナプキンは、端縁から延出する帯状弾性
部材の延出端が下部ナプキンの端縁近傍に固着するのみ
であるから、下部ナプキンに対する相対的な動きが自由
になる。生理用ナプキンの厚みは、上、下部ナプキンの
厚みによってのみ規制され、上、下部ナプキン相互の取
付け手段の影響を受けることがない。
は、下部ナプキンを着用ショーツ股当部内面に貼着して
使用する。上部ナプキンは、端縁から延出する帯状弾性
部材の延出端が下部ナプキンの端縁近傍に固着するのみ
であるから、下部ナプキンに対する相対的な動きが自由
になる。生理用ナプキンの厚みは、上、下部ナプキンの
厚みによってのみ規制され、上、下部ナプキン相互の取
付け手段の影響を受けることがない。
【０００９】
【実施例】この考案に係る生理用ナプキンの詳細を添付
の図面を参照して説明すると、以下のとおりである。
の図面を参照して説明すると、以下のとおりである。
【００１０】図１、２は、生理用ナプキン１の平面図
と、そのＸ−Ｘ線端面図である。
と、そのＸ−Ｘ線端面図である。
【００１１】図３は、仮想線で示す着用ショーツ２に止
着した状態の生理用ナプキン１の斜視図である。
着した状態の生理用ナプキン１の斜視図である。
【００１２】図１、２、３において、生理用ナプキン１
は、縦長の上部ナプキン３と、それよりも縦横寸法の大
きい縦長の下部ナプキン４とからなる。上部ナプキン３
は、吸液性コア５を透液性シート６で被覆し、コア５の
下面と両端縁外側とにおいて透液性シート６の重なり合
う側縁部７どうし、および重なり合う端縁部８どうしを
接合することにより構成してある。上部ナプキン３の両
側縁部長手方向には帯状弾性部材１０が透液性シート６
の内面に貼着してあり、この弾性部材１０は少なくとも
上部ナプキン３の各端縁から延出する部分１０Ａ，１０
Ｂを所要倍率に延伸し、延出端１１を下部ナプキン４の
端縁近傍においてその上面に接着剤１２により固着して
ある。
は、縦長の上部ナプキン３と、それよりも縦横寸法の大
きい縦長の下部ナプキン４とからなる。上部ナプキン３
は、吸液性コア５を透液性シート６で被覆し、コア５の
下面と両端縁外側とにおいて透液性シート６の重なり合
う側縁部７どうし、および重なり合う端縁部８どうしを
接合することにより構成してある。上部ナプキン３の両
側縁部長手方向には帯状弾性部材１０が透液性シート６
の内面に貼着してあり、この弾性部材１０は少なくとも
上部ナプキン３の各端縁から延出する部分１０Ａ，１０
Ｂを所要倍率に延伸し、延出端１１を下部ナプキン４の
端縁近傍においてその上面に接着剤１２により固着して
ある。
【００１３】下部ナプキン４は、吸液性コア１３と、コ
ア１３の下面と両側縁部の上面とを被覆する不透液性シ
ート１４と、コア１３の全体を不透液性シート１４の外
側から被覆する透液性シート１５とにより構成してあ
る。透液性シート１５は、コア１３の下面と両端縁外側
とにおいて重なり合う側縁部１６どうし、および重なり
合う端縁部どうし１７が接合してあり、下面の長手方向
には着用ショーツ２の股当部内面へ剥離可能に止着する
ための粘着剤塗布域１８と、該域１８を保護するための
剥離紙１９とを有する。
ア１３の下面と両側縁部の上面とを被覆する不透液性シ
ート１４と、コア１３の全体を不透液性シート１４の外
側から被覆する透液性シート１５とにより構成してあ
る。透液性シート１５は、コア１３の下面と両端縁外側
とにおいて重なり合う側縁部１６どうし、および重なり
合う端縁部どうし１７が接合してあり、下面の長手方向
には着用ショーツ２の股当部内面へ剥離可能に止着する
ための粘着剤塗布域１８と、該域１８を保護するための
剥離紙１９とを有する。
【００１４】このように構成した生理用ナプキン１を着
用するには、剥離紙１９を剥がして着用ショーツ２の股
当部内面に止着する。着用状態のショーツ２において、
弾性部材１０は収縮して、上部ナプキン３を下部ナプキ
ン４の上面から浮き上がらせる（図３参照）。従って、
上部ナプキン３は、着用ショーツ２が多少ずり下がって
も着用者の局部に密着し、経血の漏れを防止することが
できる。また、弾性部材１０は、着用ショーツ２が前
後、左右へ動くと、伸縮してその動きが上部ナプキン３
へ直接伝わるのを防ぐ。その結果、着用者が激しく身体
を動かしても、上部ナプキン３の局部への密着状態は変
わらない。。
用するには、剥離紙１９を剥がして着用ショーツ２の股
当部内面に止着する。着用状態のショーツ２において、
弾性部材１０は収縮して、上部ナプキン３を下部ナプキ
ン４の上面から浮き上がらせる（図３参照）。従って、
上部ナプキン３は、着用ショーツ２が多少ずり下がって
も着用者の局部に密着し、経血の漏れを防止することが
できる。また、弾性部材１０は、着用ショーツ２が前
後、左右へ動くと、伸縮してその動きが上部ナプキン３
へ直接伝わるのを防ぐ。その結果、着用者が激しく身体
を動かしても、上部ナプキン３の局部への密着状態は変
わらない。。
【００１５】この生理用ナプキン１において、弾性部材
１０は、少なくとも延出部１０Ａ，１０Ｂを伸長して取
付けるものであるが、部材１０の全体を伸長状態にして
取付けることもでき、また、上部ナプキン３に対しては
その外面に取付けることもできる。上部ナプキン３の側
縁間の寸法は、下部ナプキン４のそれよりも短くするこ
とが好ましい。生理用ナプキン１に使用する透液性シー
ト６，１５、不透液性シート１４、吸液性コア５，１３
には、当該技術分野における慣用資材を使用することが
できる。
１０は、少なくとも延出部１０Ａ，１０Ｂを伸長して取
付けるものであるが、部材１０の全体を伸長状態にして
取付けることもでき、また、上部ナプキン３に対しては
その外面に取付けることもできる。上部ナプキン３の側
縁間の寸法は、下部ナプキン４のそれよりも短くするこ
とが好ましい。生理用ナプキン１に使用する透液性シー
ト６，１５、不透液性シート１４、吸液性コア５，１３
には、当該技術分野における慣用資材を使用することが
できる。
【００１６】
【考案の効果】このような構成と作用とを有する生理用
ナプキンは、上部ナプキンが下部ナプキンの動き、換言
すると着用ショーツの動きの影響を受けることがなく、
局部への密着状態を維持できるから経血の漏れ防止効果
が高い。上部ナプキンは、その端縁から延出する弾性部
材の端部を下部ナプキンに取付けたから、かかる取付け
によって生理用ナプキンの厚みが増すことはなく、した
がってその着用感を損ねることもない。
ナプキンは、上部ナプキンが下部ナプキンの動き、換言
すると着用ショーツの動きの影響を受けることがなく、
局部への密着状態を維持できるから経血の漏れ防止効果
が高い。上部ナプキンは、その端縁から延出する弾性部
材の端部を下部ナプキンに取付けたから、かかる取付け
によって生理用ナプキンの厚みが増すことはなく、した
がってその着用感を損ねることもない。
【図１】生理用ナプキンの平面図。
【図２】図１のＸ−Ｘ線端面図。
【図３】着用ショーツに取付けた生理用ナプキンの斜視
図。
図。
【符号の説明】 １ 生理用ナプキン ２ 着用ショーツ ３ 上部ナプキン ４ 下部ナプキン ５ 吸液性コア ６ 透液性シート １０ 弾性部材 １１ 延出端 １３ 吸液性コア １５ 透液性シート １８ 止着手段（粘着剤塗布域）
Claims (1)
- 【請求項１】各々の吸液性コアを少なくとも透液性シー
トの各々で被覆してなる上部ナプキンと下部ナプキンと
で構成し、着用ショーツ股当部内面への止着手段を前記
下部ナプキンの下面に設けた生理用ナプキンにおいて、 前記上部ナプキンは、その端縁間寸法を前記下部ナプキ
ンのそれよりも小さくつくって前記下部ナプキン上面の
ほぼ中央に位置せしめるとともに、左右両側の各々にお
いて前記端縁の各々から長手方向へ延出する帯状弾性部
材を設け、該弾性部材の伸長下にその延出端を前記下部
ナプキンの端縁近傍に固着してあることを特徴とする前
記生理用ナプキン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6463393U JP2585028Y2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 生理用ナプキン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6463393U JP2585028Y2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 生理用ナプキン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0733315U JPH0733315U (ja) | 1995-06-20 |
| JP2585028Y2 true JP2585028Y2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=13263876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6463393U Expired - Lifetime JP2585028Y2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 生理用ナプキン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2585028Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3294203B2 (ja) | 1998-09-08 | 2002-06-24 | ユニ・チャーム株式会社 | 生理用ナプキン |
| JP3859418B2 (ja) * | 2000-03-07 | 2006-12-20 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
| AU2002343826A1 (en) * | 2002-03-14 | 2003-09-22 | Uni-Charm Corporation | Sanitary product |
| JP4181397B2 (ja) * | 2002-12-13 | 2008-11-12 | 白十字株式会社 | 使い捨て吸収性物品 |
| JP5060816B2 (ja) * | 2007-03-30 | 2012-10-31 | ユニ・チャーム株式会社 | 吸収性物品 |
-
1993
- 1993-12-02 JP JP6463393U patent/JP2585028Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0733315U (ja) | 1995-06-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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