JP2000023244A - 無線通信基地局装置 - Google Patents

無線通信基地局装置

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JP2000023244A
JP2000023244A JP10189133A JP18913398A JP2000023244A JP 2000023244 A JP2000023244 A JP 2000023244A JP 10189133 A JP10189133 A JP 10189133A JP 18913398 A JP18913398 A JP 18913398A JP 2000023244 A JP2000023244 A JP 2000023244A
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JP
Japan
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antenna
base station
wireless
transmission
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JP10189133A
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Nobuyuki Fujita
宣行 藤田
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NEC Saitama Ltd
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NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化または発熱量の増大を伴なうこ
となく、基地局からの送信信号同志の干渉を低減して通
信品質の向上を図ることができる。 【解決手段】 制御チャネルは一つの全方向性アンテナ
10で通信できる一方、無線端末毎に対する送信は、指
向性アンテナ11、12、21、22の一つを、CPU
20の制御を受けてBB15、25がアンテナダイバシ
ティー機能により選択して行なうので、大幅な機能増加
なしで、指向性アンテナの個数に対応して基地局の強い
レベルの送信波が引き起こす同一エリア内の干渉度合を
縮小(図の例では50%)している。また、全指向性ア
ンテナ10は、切替スイッチ33に接続しており、制御
チャネルの出力の際、ハイブリッド回路による分配器3
4および合成器35を介することなく、TX31からP
A32の出力を直接受ける構成を有しているので、PA
32の出力を低減している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信ダイバシテ
ィー用のアンテナを複数個とこのアンテナに対応する数
の受信機能を有する受信部と複数ののスロット分の送信
機能を有する一つの送信部とを一つの無線部としてこの
無線部の複数個を一つの装置内に備え、一つの制御チャ
ネルおよび複数のチャネルで同時通話可能な通信チャネ
ルを有する無線通信基地局装置に関し、特に、PHS
(簡易型携帯電話システム)における基地局装置の大型
化を防止しかつ発熱量を抑制しつつ基地局からの送信信
号同志の干渉を低減して通信品質の向上を図ることがで
きる無線通信基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PHS加入者の増大に伴ない、都
市部での通信チャネルが混雑してきたので、この対策と
して、複数の通信チャネルを備えるようになった。この
結果、同一通信領域内で周波数は異なるものの電界強度
の強い複数の送信波が同一タイミングで存在するように
なったため、送信波同志の干渉が問題になってきた。
【0003】従来、この種の無線通信基地局装置では、
例えば図6に示されるように、四つの全方向性アンテナ
111,112,121,122それぞれに接続する受
信回路(以後、RXと略称する)13,14,23,2
4が通信領域内の無線端末からアンテナで受けた信号か
ら受信信号強度(RSSI)を計測してデータと共に出
力し、ベースバンド回路(以後、BBと略称する)15
または25がこれら計測結果を集めてこのうち最も強い
受信レベルを受けている一つのアンテナを選択して送信
に使用するアンテナ選択ダイバシティー方式が採用され
ている。このような構成では、基地局から全方向に対し
てアンテナから送信する強いレベルの電波が、同一タイ
ミングで同一通信領域に存在するので、基地局からの送
信波同志の干渉は避けられない。
【0004】この干渉問題を回避するための技術が、例
えば、特開平9−284200号公報に記載されてい
る。この公開公報には、各基地局が全方向のオムニビー
ムまたは複数の指向性をもつ狭ビームを用いるマルチビ
ームによる送信を選択的に行なっている。すなわち、図
7に示される複数のアンテナ201それぞれはオムニビ
ーム送信またはマルチビーム送信を行なうことができ、
このビーム形成はマルチビーム形成部210がビーム制
御部207の制御を受けて行なう。
【0005】基地局側のビーム形成は通信先の無線端末
毎に異なり、無線端末との間で最適なアンテナパターン
が選択される。したがって、基地局では、無線端末毎、
すなわち通信チャネル毎に異なる。また、この制御は、
同一周波数チャネル干渉、移動速度、セル内トラヒック
などの通信先無線端末から受ける情報に基づいて行なわ
れる。これら情報は、例えば、同一周波数干渉量、チャ
ネル切替頻度、通話中回線断などを評価関数とし、これ
らの評価値が最適になるように制御が行なわれる。
【0006】この結果、強いレベルの送信波に基づく干
渉はわずかなものとなった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の無線通信基地局装置のうち公開公報に記載された無線
通信装置は、強いレベルの送信波に基づく干渉は回避さ
れたものの、アンテナにおけるビーム制御のための信号
処理が複雑であり、このため、回路規模の増大、コスト
アップ、発熱量の増大、装置サイズの大型化などは避け
られないという問題点がある。
【0008】本発明の課題は、装置の大型化を防止しか
つ発熱量を抑制すると共に基地局からの送信信号同志の
干渉を低減して通信品質の向上を図ることができる無線
通信基地局装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による無線通信基
地局装置は、送受信ダイバシティー用の複数のアンテナ
を特定方向にのみ利得を有する指向性アンテナとし、こ
の指向性アンテナに対応する数の受信機能を有する受信
部と複数のスロット分の送信機能を有する一つの送信部
とを一つの無線部としてこの無線部の複数個を一つの装
置内に備え、一つの制御チャネルおよび複数のチャネル
で同時通話可能な通信チャネルを有すると共に、前記無
線部の一つを第一の無線部とし、この第一の無線部のみ
は前記制御チャネルの出力用に固定してアンテナダイバ
シティー制御なしの一つの全方向性送信アンテナを備
え、かつこの第一の無線部における一つのスロットを前
記制御チャネルに割り当ている。
【0010】また、このような無線通信基地局装置は、
一つの送信部が四つのスロット分の送信機能を有し、す
べてを一つの筐体内に備えることにより、一つの制御チ
ャネルと少なくとも六つのチャネルで同時通話可能な通
信チャネルとを有するPHS(簡易型携帯電話システ
ム)の基地局とすることができる。
【0011】この構成により、基地局から自己の通信領
域にある無線端末との制御チャネルは一つの全方向性送
信アンテナで通信できる一方、無線端末毎に対する送信
は指向性アンテナの一つをアンテナダイバシティー機能
により選択して行なうので、基地局が有する指向性アン
テナの個数に対応して強いレベルの送信波により干渉を
受ける度合いを縮小することができる。
【0012】また、第一の無線部では、全方向性送信ア
ンテナが、切替スイッチに接続されており、制御チャネ
ルの出力の際には送信部のパワー増幅器の出力を直接受
けている。したがって、パワー増幅器は制御チャネルに
対する出力を通信チャネルに対する出力より低減するこ
とができる。
【0013】また、アンテナダイバシティー制御を行う
制御手段が備えられ、第一の無線部を含む全ての無線部
における制御チャネル割り当て以外のスロットには通信
チャネルを割り当てることができ、この通信チャネルの
信号それぞれは、特定方向にのみ利得を有するように形
成された指向性アンテナ組のいずれか一つの組から出力
されると共に無線端末の位置に応じて指向性アンテナを
切り替えて出力されている。
【0014】また、PHSの基地局として、特定方向に
のみ利得を有する送受信ダイバシティー用の二つの指向
性アンテナと指向性アンテナに対応する数の受信機能を
有する受信部と四つのスロット分の送信機能を有する一
つの送信部とを一つの無線部として二つの無線部を一つ
の筐体内に備え、一つの制御チャネルと複数のチャネル
で同時通話可能な通信チャネルとを有すると共に、無線
部は第一の無線部および第二の無線部とし、第一の無線
部は一つのスロットを制御チャネルに割り当てると共に
制御チャネルの出力用に固定してアンテナダイバシティ
ー制御なしの一つの全方向性送信アンテナと特定方向に
のみ利得を有するように形成した二つの指向性アンテナ
を一組とする第一の指向性アンテナ組とを備え、第二の
無線部は二つの指向性アンテナを一組とし第一の指向性
アンテナ組が形成するビーム方向に対して直交方向のビ
ームを形成する第二の指向性アンテナ組を備えることが
できる。
【0015】この結果、従来のPHS基地局装置との変
更を最小にして基地局から無線端末への指向性をもたせ
ることにより、基地局からの送信波による干渉確率を5
0%に絞ることが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0017】図1は本発明の実施の一形態を示す機能ブ
ロック図である。図2は図1におけるアンテナの指向特
性の一例を示すエリア構成図である。また、図3は図1
の無線部が扱う送信タイミングでのスロットに対するチ
ャネル割り当ての一例を示すタイムチャートである。
【0018】図1に示された無線通信基地局装置は、二
つの無線部を備え、それぞれの無線部では二つの送受信
ダイバシティー用のアンテナと各アンテナに対応する受
信回路と図3に示されるような四つのスロット分の送信
機能を有する一つの送信回路とが備えられ、合計四つの
送受信ダイバシティー用のアンテナと8スロットに対応
する6チャネル用のPHSにおける基地局装置であるも
のとする。
【0019】従来と相違する第一の点は、制御チャネル
用の全方向性送信アンテナ10が、アンテナダイバシテ
ィ制御なしで図2のエリアZをカバーするために追加し
て設けられ、送信信号のロスを低減してアンテナへ直接
接続するための切替スイッチ33に接続されていること
であり、第二の点は、送受信ダイバシティー用のアンテ
ナに指向性をもたせたことであり、図2に示されるよう
に、指向性アンテナ11,12が図面上上下方向のエリ
アAをカバーし、指向性アンテナ21,22が図面上左
右方向のエリアBをカバーするように、アンテナ自身の
特性と配置場所を設定していることである。
【0020】すなわち、無線部1には、全方向送信アン
テナ10、指向性アンテナ11,12、受信回路(以
後、RXと略称する)13,14、ベースバンド回路
(以後、BBと略称する)15、送信回路(以後、TX
と略称する)31、パワー増幅器(以後、PAと略称す
る)32、切替回路33、分配器34,37、および合
成器35,36が配備されるものとする。同様に無線部
2には、指向性アンテナ21,22、RX23,24、
BB25、TX41、PA42、切替回路43、分配器
44,47、および合成器45,46が配備されるもの
とする。BB15,25の両者は、制御手段であるCP
U(中央処理ユニット)20により制御されるものとす
る。
【0021】指向性アンテナ11で一つの無線端末から
受ける信号はRX13に送られ、RX13がRSSI
(受信信号強度)を計測しデータと共に二つのBB1
5,25へ届ける。他の三つの指向性アンテナ12,2
1,22それぞれで受ける信号も同様にデータとRSS
Iとが、BB15,25の両者に届けられる。
【0022】CPU20は、BB15,25の両者を制
御し、アンテナダイバシティ機能に基づいてRSSIか
ら最適な信号受信状態、例えば最強の受信信号レベルを
得たアンテナ(例えば11)を選択して送信に用いる。
選択の判断方法としては、スロット内での平均レベルを
とって比較することが有効である。
【0023】例えば、BB15からこの対象となる無線
端末へ信号を送出する場合には、切替スイッチ33に指
示して、TX31からPA32、切替スイッチ33、分
配器34、および合成器35を介して指向性アンテナ1
1から送信信号の電波が発射される。切替スイッチ3
3,43それぞれは、CPU20の制御を受け、通信相
手の各無線端末に対応する通信チャネルに設定されたス
ロットを、通信状態に応じてほぼリアルタイムで選択
し、かつ切り替えている。
【0024】一方、制御チャネルの出力に際しては、C
PU20の制御により、BB15からTX31、PA3
2、および切替スイッチ33を介して接続される全方向
性送信アンテナ10が用いられる。制御チャネル用の全
方向性送信アンテナ10は、図2に示されるように、エ
リアA,Bの両者を含む全方向のエリアZをカバーして
いる。しかし、制御チャネルの送信信号は、通信チャネ
ルの送信信号が通過する分配器34および合成器35
(または、36)を通過せず、切替スイッチ33から制
御チャネル用送信アンテナ10へ直接届くので、PA3
2における制御チャネルのパワー出力は通信チャネルの
パワー出力に対して低減させることができる。
【0025】図2に示されるように、直交する方向に二
分割されるエリアA,Bがある場合には、基地局からエ
リアA内の無線端末への送信信号はエリアB内には届か
ないと同様、基地局からエリアB内にいる無線端末への
送信信号はエリアA内には届かないので、送信波の干渉
を回避することができる。しかし、同一エリア内にいる
無線端末同志では、従来どおり送信波の干渉を回避する
ことはできない。したがって、上述したような小型なP
HSの基地局装置では、少ない機能変更および構成阻止
の追加で、確率的に、50%の干渉低減が実現できるこ
とになる。
【0026】次に、図4および図5を併せ参照して、四
つのエリアA,B,C,Dを形成する形態について説明
する。
【0027】図4に示されるように、制御チャネル用の
全方向送信アンテナ10と、指向性を有して図5に示さ
れるエリアAをカバーする指向性アンテナ1A,2Aの
組とが無線部3Aに接続され、指向性アンテナ1B〜1
Dおよび指向性アンテナ2B〜2Dそれぞれの組が無線
部3B〜3Dに接続され図5に示されるエリアB〜Dそ
れぞれをカバーしている。各無線部の内部構成は図1と
同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0028】上述したように、制御チャネルに関して
は、無線部3Aに属するBB4Aのみが全方向性送信ア
ンテナ10を用いて出力できるので、BB4がCPU5
の制御により処理している。
【0029】通信チャネルに関しては、無線部Aは、無
線端末から指向性アンテナ1A,2Aそれぞれで受ける
信号からRSSIを計測して各無線部に対応するBB4
A〜4Dそれぞれへデータと共に届ける。他の無線部
B,C,Dも同様にそれぞれの指向性アンテナ1B,2
B〜1D,2Dそれぞれで受けた信号からRSSIを計
測して各無線部に対応するBB4A〜4Dそれぞれへデ
ータと共に届ける。CPU5が各無線端末毎にBB4A
〜4Dそれぞれの情報に基づきアンテナダイバシティ制
御により決定した指向性アンテナ1A,2A〜1D,2
Dのうちの一つを用いて通信チャネルを設定している。
【0030】図5に示されるように、45度の方向に四
等分されるエリアA〜Dがある場合には、基地局から一
つのエリア、例えば、エリアA内にいる無線端末への送
信信号は他のエリアB,C,Dにいる無線端末には届か
ないので、送信波の干渉を回避することができる。しか
し、同一エリア内にいる無線端末同志では、従来どおり
送信波の干渉を回避することはできない。したがって、
確率的に、75%の干渉低減が実現できることになる。
【0031】上記記載では、無線部の構成回路およびベ
ースバンド回路を図示して説明したが、回路機能の分
配、回路の構成などは上記機能を満たす限り自由であ
り、上記説明が本発明を限定するものではない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
地局から自己の通信領域にある無線端末との制御チャネ
ルは一つの全方向性アンテナで通信できる一方、無線端
末毎に対する送信は指向性を有する複数の指向性アンテ
ナの一つをアンテナダイバシティー機能により選択して
行なうので、基地局が有する指向性アンテナの個数に対
応して基地局からの強力な送信波が干渉する度合いを縮
小することができるという効果がある。
【0033】また、制御チャネル用の全方向性送信アン
テナは、制御チャネルの出力の際、切替スイッチによ
り、ハイブリッド回路による分配器および合成器を介す
ることなしで、送信部のパワー増幅器の出力を直接受け
る構成を有している。したがって、全方向性送信アンテ
ナは送信部のパワー増幅器の出力を直接受けるので、パ
ワー増幅器は制御チャネルに対する出力を通信チャネル
に対する出力より低減することができるという効果があ
る。
【0034】この結果、図6に示される従来の全方向性
をもった複数のアンテナを送受信ダイバシティ機能によ
り制御する装置に上記機能の変更および追加を行なうこ
とにより、回路変更による装置の大型化または発熱量の
増大を伴なうことなく基地局からの送信信号同志の干渉
を低減して通信品質の向上を図ることができるという目
的が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す機能ブロック図で
ある。
【図2】図1におけるアンテナの指向特性の一例を示す
エリア構成図である。
【図3】図1の無線部が扱う送信タイミングでのスロッ
トに対するチャネル割り当ての一例を示すタイムチャー
トである。
【図4】図1とは別の実施の一形態を示す機能ブロック
図である。
【図5】図4におけるアンテナの指向特性の一例を示す
エリア構成図である。
【図6】従来の一例を示す機能ブロック図である。
【図7】図6の例の改善の一例を示す機能ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1、2、3A、3B、3D 無線部 10 全方向性送信アンテナ 11、12、21、22、1A、1B、1D、2A、2
B、2D 指向性アンテナ 13、14、23、24 RX(受信回路) 15、25、4A、4B、4D BB(ベースバンド
回路) 31、41 TX(送信回路) 32、42 PA(パワー増幅器) 33、43 切替回路 34、37、44、47 分配器(ハイブリッド回
路) 35、36、45、46 合成器(ハイブリッド回
路)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月11日(1999.5.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 特定方向にのみ利得を有する送受信ダイ
バシティー用の二つの指向性アンテナと前記指向性アン
テナに対応する数の受信機能を有する受信部と四つのス
ロット分の送信機能を有する一つの送信部とを一つの無
線部として二つの無線部を一つの筐体内に備え、一つの
制御チャネルと複数のチャネルで同時通話可能な通信チ
ャネルとを有すると共に、前記無線部は第一の無線部お
よび第二の無線部とし、第一の無線部は一つのスロット
を前記制御チャネルに割り当てると共に前記制御チャネ
ルの出力用に固定してアンテナダイバシティー制御なし
の一つの全方向性送信アンテナと特定方向にのみ利得を
有するように形成した二つの指向性アンテナを一組とす
る第一の指向性アンテナ組とを備え、第二の無線部は二
つの指向性アンテナを一組とし前記第一の指向性アンテ
ナ組が形成するビーム方向に対して直交方向のビームを
形成する第二の指向性アンテナ組を備え、かつ、前記第
一の無線部および第二の無線部における残りのスロット
には前記通信チャネルを割り当て、この通信チャネルの
それぞれを前記第一の指向性アンテナ組および第二の指
向性アンテナ組におけるいずれか一方から出力すると共
に携帯電話端末の位置に応じてアンテナを切り替えるア
ンテナダイバシティー制御を行う制御手段を備えること
を特徴とする無線通信基地局装置。
【請求項】 請求項において、前記第一の無線部で
は、前記制御チャネル用送信アンテナは切替スイッチに
接続され、制御チャネルの出力の際、送信部のパワー増
幅器の出力を直接受ける構成を有することを特徴とする
無線通信基地局装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定方向にのみ利得を有する送受信ダイ
    バシティー用の指向性アンテナを複数個と前記指向性ア
    ンテナに対応する数の受信機能を有する受信部と複数の
    スロット分の送信機能を有する一つの送信部とを一つの
    無線部としてこの無線部の複数個を一つの装置内に備
    え、一つの制御チャネルと複数のチャネルで同時通話可
    能な通信チャネルとを有すると共に、前記無線部の一つ
    を第一の無線部とし、この第一の無線部のみは前記制御
    チャネルの出力用に固定してアンテナダイバシティー制
    御なしの一つの全方向性アンテナを備え、かつこの第一
    の無線部における一つのスロットを前記制御チャネルに
    割り当てることを特徴とする無線通信基地局装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、少なくとも一つの送
    信部が四つのスロット分の送信機能を有し、すべてを一
    つの筐体内に備え、一つの制御チャネルと少なくとも六
    つのチャネルで同時通話可能な通信チャネルとを有する
    PHS(簡易型携帯電話システム)の基地局とすること
    を特徴とする無線通信基地局装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第一の無線部で
    は、前記全方向性送信アンテナは他の無線部との切替ス
    イッチに接続され、制御チャネルの出力の際に、送信部
    のパワー増幅器の出力を直接受ける構成を有することを
    特徴とする無線通信基地局装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記第一の無線部を
    含む全ての無線部における残りのスロットには前記通信
    チャネルを割り当て、この通信チャネルのそれぞれを特
    定方向にのみ利得を有するように形成した指向性アンテ
    ナ組のいずれか一つの組から出力すると共に無線端末の
    位置に応じて前記指向性アンテナを切り替えるアンテナ
    ダイバシティー制御を行う制御手段を備えることを特徴
    とする無線通信基地局装置。
  5. 【請求項5】 特定方向にのみ利得を有する送受信ダイ
    バシティー用の二つの指向性アンテナと前記指向性アン
    テナに対応する数の受信機能を有する受信部と四つのス
    ロット分の送信機能を有する一つの送信部とを一つの無
    線部として二つの無線部を一つの筐体内に備え、一つの
    制御チャネルと複数のチャネルで同時通話可能な通信チ
    ャネルとを有すると共に、前記無線部は第一の無線部お
    よび第二の無線部とし、第一の無線部は一つのスロット
    を前記制御チャネルに割り当てると共に前記制御チャネ
    ルの出力用に固定してアンテナダイバシティー制御なし
    の一つの全方向性送信アンテナと特定方向にのみ利得を
    有するように形成した二つの指向性アンテナを一組とす
    る第一の指向性アンテナ組とを備え、第二の無線部は二
    つの指向性アンテナを一組とし前記第一の指向性アンテ
    ナ組が形成するビーム方向に対して直交方向のビームを
    形成する第二の指向性アンテナ組を備えることを特徴と
    する無線通信基地局装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記第一の無線部で
    は、前記制御チャネル用送信アンテナは切替スイッチに
    接続され、制御チャネルの出力の際、送信部のパワー増
    幅器の出力を直接受ける構成を有することを特徴とする
    無線通信基地局装置。
  7. 【請求項7】 請求項5おいて、前記第一の無線部およ
    び第二の無線部における残りのスロットには前記通信チ
    ャネルを割り当て、この通信チャネルのそれぞれを前記
    第一の指向性アンテナ組および第二の指向性アンテナ組
    におけるいずれか一方から出力すると共に携帯電話端末
    の位置に応じてアンテナを切り替えるアンテナダイバシ
    ティー制御を行う制御手段を備えることを特徴とする無
    線通信基地局装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7340277B2 (en) 2000-11-30 2008-03-04 Nec Corporation Adaptive antenna for controlling the weighting on a plurality of antenna elements

Cited By (1)

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