JP2000023113A

JP2000023113A - 番組情報編成装置

Info

Publication number: JP2000023113A
Application number: JP10187260A
Authority: JP
Inventors: Toru Nakada; 透中田; Daisuke Iino; 大助飯野
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1998-07-02
Filing date: 1998-07-02
Publication date: 2000-01-21

Abstract

(57)【要約】【課題】番組情報放送システムにおいて、ＥＰＧ(Ele
ctric Program Guide)生成装置に提供する番組情報の生
成或いは自動生成を行い、その番組情報の内容を番組表
形式で表示することを目的とする。【解決手段】入力情報から内部データベースを作成
し、ＥＰＧ生成装置が読み取り可能な番組情報をＥＰＧ
生成装置へ提供する内部データベース作成部１０３を備
えた番組情報編成装置において、番組情報をモデル化し
て記述した想定モデルやまたは内部データベースの過去
の番組履歴を用いることによって、想定した番組情報を
容易に自動生成してＥＰＧ生成装置に提供することがで
きる。更に内部データベースの内容を表示する表示部１
０６と、内部データベースと受信端末装置の性能を表す
パラメータ情報を元に受信端末装置の表示速度を計算す
るシュミレート部１０７とを備えたことによって、番組
表形式で番組情報の内容を表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は番組情報放送システ
ムにおいてＥＰＧ生成装置に番組情報を提供する番組情
報編成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、日本において放送が開始されたデ
ィジタル衛星放送において、番組情報を映像・音声情報
に多重して放送し、受信端末で受信した番組情報をテレ
ビ画面等を用いて表示する電子番組ガイド（ＥＰＧ：Ｅ
lectric Ｐrogram Ｇuide）のサービスが行われてい
る。この番組情報の放送に当って放送センター側では、
番組製作者及び提供者から番組に関する情報を受取り、
これを元に番組情報編成装置は番組情報を作成する。更
にこの番組情報を元にＥＰＧ生成装置は電子番組ガイド
データ（ＥＰＧデータ）を作成している。また、従来Ｅ
ＰＧ生成装置をテストする際、テストデータを生成する
テストデータ生成装置としての番組情報編成装置は公表
されていない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな番組情報編成装置にあっては、ＥＰＧ生成装置の動
作を確認する場合、それぞれの番組製作者及び提供者か
らの番組に関する情報がなければＥＰＧ生成装置に提供
すべき番組情報は作成することができない。また、この
番組情報編成装置で作成された番組情報が受信端末上で
どのように表示されるかの確認を行うことはできない。

【０００４】従って本発明の第１の目的は、番組情報放
送システムにおいて、それぞれの番組に関する情報がな
くても必要な内容の番組情報を容易に自動生成してＥＰ
Ｇ生成装置に提供することである。

【０００５】そして本発明の第２の目的は、受信端末側
の動作を確認しながら番組情報の作成を行うとともに、
ＥＰＧ生成装置が正しく動作されているかのチェックを
行うために、作成した番組情報を番組表形式で表示する
ことである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、第１に入力情報から内部データベースを作
成し、ＥＰＧ生成装置が読み取り可能な番組情報をＥＰ
Ｇ生成装置へ提供する内部データベース作成部を備えた
番組情報編成装置において、番組情報をモデル化して記
述した想定モデルを元に、想定した番組情報の自動生成
を行い、更に内部データベース内の過去の番組履歴から
番組情報の自動生成を行うことによって、それぞれの番
組製作者及び提供者からの番組に関する情報がなくても
必要な内容の番組情報を容易に自動生成してＥＰＧ生成
装置に提供することができる。

【０００７】第２に内部データベースの内容を表示する
表示部と、内部データベースと、受信端末装置における
性能を表すパラメータ情報を元に受信端末装置の表示速
度を計算するシミュレート部とを備えたことである。こ
れにより、ＥＰＧ生成装置に提供する番組情報の内容を
受信端末上での応答時間等を考慮しながら表示すること
ができる。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図１から図１５を用いて説明する。

【０００９】（実施の形態１）図１は番組情報放送シス
テムにおいて、本発明によりＥＰＧ生成装置に提供する
番組情報を作成し、その番組情報の内容を表示する番組
情報編成装置の一実施の形態の構成を示す概略ブロック
図である。

【００１０】図１において、１１は番組情報編成装置、
１２は番組情報編成装置が作成した番組情報を入力しＥ
ＰＧデータを生成するＥＰＧ生成装置を示す。更に番組
情報編成装置１１は以下のように構成される。１０１は
入力処理を行う入力部、１０２は入力部によって入力さ
れた情報を保持する入力情報保持部、１０３は入力情報
を元に内部データベースの作成及び変更処理を行う内部
データベース作成部、１０４は内部データベース作成部
１０３によって作成された内部データベースを保持する
内部データベース保持部、１０５は内部データベースを
元にＥＰＧ生成装置が読み取り可能な番組情報を出力す
る出力制御部、１０６は内部データベースの内容を表示
する表示部、１０７は内部データベースのデータ量と受
信端末装置の性能を元に、表示に関する受信端末装置の
表示速度を計算するシミュレート部を示す。

【００１１】以上のように構成された番組情報編成装置
について、以下その実施の形態を説明する。

【００１２】入力部１０１はネットワークを介してもし
くはフロッピーディスク等の記憶媒体を介して入力情報
を取得する。入力部１０１が入力する入力情報にはマス
ター情報、変更情報がある。図２に入力情報（マスター
情報と変更情報）の説明図を示す。図２において、
（ａ）はネットワーク・ＣＡ（Conditional Access：課
金情報）・ＴＳ（Transport Stream：トランスポートス
トリーム）に関する詳細な情報までを記述したマスター
情報であり、（ｂ）はチャネル・番組に関する詳細な情
報までを記述したマスター情報である。（ａ）、（ｂ）
に示すマスター情報には、各識別番号の他にネットワー
ク・ＣＡ（課金情報）・トランスポートストリーム情報に
はネットワーク名、システム管理情報、チャネル・番組
情報にはチャネル名、番組名、番組開始終了時刻、限定
受信情報等の各種項目が挙げられる。（ｃ）は各識別番
号と変更内容のみを記述した変更情報である。例えば、
内部データベース保持部１０４に番組名Ａの番組として
保持されているものを番組名Ｂに変更し、その変更内容
を番組情報としてＥＰＧ生成装置に提供する場合などに
用いられる。

【００１３】図３に番組情報編成装置のフローチャート
を示す。図３において、Ｓ３０１でシステム初期化、Ｓ
３０２でＴＣＳ内時刻（Traffic and Control System:
番組情報編成装置内時刻）の設定を行う。Ｓ３０３で前
記入力情報の入力処理を行う。これらの入力情報には番
組情報を出力する時刻が記述してあり、Ｓ３０４では入
力情報に記述された各々のタイムスタンプをスケジュー
ル情報として保持しておく。スケジュール情報について
は後述する。Ｓ３０５で現在の番組情報編成装置内時刻
がスケジュール情報の最後の時刻に達していたら番組情
報編成装置は終了となる。Ｓ３０６で番組情報編成装置
内時刻がスケジュール情報に記述されている時刻に達し
ている場合、Ｓ３０７及びＳ３０８で内部データベース
の作成もしくは変更処理、番組情報の出力処理を行う。
これを図４に示したスケジュール情報の説明図を用いて
説明する。内部データベース作成部１０３は入力情報に
記述されたタイムスタンプの順に内部データベースの作
成もしくは変更処理を行う。入力部１０１が入力した入
力情報の種類によって処理が異なる。マスター情報の場
合、これを元に内部データベースを作成する。変更情報
の場合、これを元に内部データベースを変更する。但
し、内部データベースの変更は該当するデータが存在し
ていなければ無効となる。図４において説明すると、番
組情報編成装置内時刻が1997 10/01 22:00に達した時、
内部データベース作成部１０３はそのタイムスタンプが
付けられた入力情報の内容を内部データベースに反映さ
せ、番組情報を出力することになる。図３のフローチャ
ートにおいてＳ３０６で番組情報編成装置内時刻がスケ
ジュール情報に記述されている時刻に達していない場
合、もしくは番組情報の出力処理が終了したら、Ｓ３０
９において番組情報編成装置内時刻は、現在の番組情報
編成装置内時刻から見て次のスケジュール時刻（スケジ
ュール情報に記述されている時刻）に移行する。そして
Ｓ３０５で最後のスケジュール時刻にまだ達していない
場合は再度内部データベースの作成及び変更処理、番組
表の出力処理を行う。

【００１４】内部データベース作成部１０３において作
成された内部データベースは内部データベース保持部１
０４によって保持される。図５に保持される内部データ
ベース構造の一例図を示す。内部データベース構造はネ
ットワーク情報、ＴＳ（トランスポートストリーム）情
報、チャネル情報、番組情報と階層的な構造をしてい
る。図５において、番組１はチャネル１に属している。
すなわちチャネル１の番組である。同様にチャネル１、
チャネル２はＴＳ１に属しており、チャネル３はＴＳ２
に属していることを表している。ＴＳ１からＴＳ２への
矢印もしくはチャネル１からチャネル２への矢印は、次
のＴＳ、次のチャネルへのリンクを表している。

【００１５】以上のように、本実施の形態では、入力情
報から内部データベースを作成し、ＥＰＧ生成装置が読
み取り可能な番組情報をＥＰＧ生成装置へ提供する内部
データベース作成部を備えることにより、ＥＰＧ生成装
置に提供する番組情報の作成・変更を行うことができ
る。また内部データベース作成部は、入力情報に記述さ
れた各々の時刻ごとに内部データベースの作成及び変更
処理を行うことにより、入力情報に記述されたスケジュ
ール時刻に合わせて時間的に連続した番組情報を作成す
ることができる。

【００１６】（実施の形態２）本番組情報編成装置はＥ
ＰＧ生成装置をテストするためのテストデータ生成装置
としても活用することができる。本実施の形態ではテス
トデータ生成装置としての機能について説明する。

【００１７】図１において入力部１０１は前記マスター
情報、変更情報の他にパターン情報を入力することがで
きる。パターン情報とは図２に示すマスター情報のチャ
ネル・番組情報において、その個々のチャネルや番組を
様々なチャネルパターン、番組パターンに分類し、その
パターンに対して様々な情報、例えば番組時間等の最大
値・最小値・平均値・ステップ値（番組時間の間隔）及
びその他付加情報の発生確率等を、出力する番組情報の
想定モデルとして記述したものである。図６にパターン
情報の一例図を示す。図６において、トランスポートス
トリーム１はチャネルパターン１のチャネルを５チャネ
ル持っており、この５チャネルに属する番組は番組パタ
ーン１の番組であることを示している。このパターン情
報は番組情報をモデル化して表したものであり、数十チ
ャネル分の番組の情報をマスター情報として全て用意し
なくてもパターン情報に記述された想定モデルを元に内
部データベースの自動生成を行わせるためのものであ
る。

【００１８】図７に内部データベース作成部１０３のフ
ローチャートを示す。図７を用いて上記パターン情報の
想定モデルから内部データベースの自動生成を行う場
合、更にマスター情報、変更情報、パターン情報がなく
ても過去の番組履歴から内部データベースの自動生成を
行う場合について述べる。過去の番組履歴についても後
述する。内部データベース作成部１０３はＳ７０１で入
力部１０１が入力した入力情報が変更情報である場合、
Ｓ７０２で内部データベースの変更処理を行う。入力情
報が変更情報でない場合、Ｓ７０３でネットワーク・ト
ランスポートストリーム情報が存在するかのチェックを
行い、存在する場合、Ｓ７０４でネットワーク・トラン
スポートストリーム情報の作成を行う。次にＳ７０５で
チャネル・番組情報がマスター情報かどうかのチェック
を行い、マスター情報である場合、実施の形態１に述べ
た通りＳ７０６及びＳ７０７でチャネル情報の作成及び
番組情報の作成を行う。Ｓ７０５でマスター情報でない
場合、Ｓ７０８でチャネル・番組情報がパターン情報か
どうかのチェックを行う。パターン情報である場合、パ
ターン情報に記述された図６の想定モデルからＳ７０９
でチャネル情報の自動生成、Ｓ７１０から番組情報の自
動生成を行う。この想定モデルを記述したパターン情報
を用いることによって、個々のチャネルや番組に対する
全ての情報を入力しなくてもＥＰＧ生成装置に提供する
番組情報を自動生成することができる。更にその番組情
報は単なる乱数によって自動生成されたものではなく、
想定した番組情報を自動生成することができる。自動生
成を行う場合、チャネル、番組の識別番号は内部データ
ベース作成部１０３によって重複しないように自動的に
付けられる。更にＳ７０８でチャネル・番組情報がパタ
ーン情報でない場合、Ｓ７１１で内部データベースに過
去の番組履歴が存在するかをチェックする。過去の番組
履歴とは内部データベース内に保持されている番組に関
する情報で図８にその概念図を示す。図８において番組
１、番組２は過去の番組を表しており、番組４０１はこ
れから内部データベースに作ろうとする番組を表してい
る。番組４０１を内部データベースに作ろうとしたが、
チャネル・番組情報はマスター情報、パターン情報とも
に存在せず、過去の番組履歴が存在した場合、図７のＳ
７１２で内部データベース作成部１０３はチャネルの過
去の番組履歴の中から任意に番組を選択して、そのチャ
ネルの番組情報の自動生成を行う。つまり図８において
は番組２を選択したら、その番組内容とそのまま同じ番
組内容の番組４０１を作成することになる。これによっ
て、マスター情報、変更情報、パターン情報の入力情報
がない場合でも、自動で内部データベースの番組情報を
作成することができる。過去の番組履歴が存在しない場
合、番組情報の自動生成は行われない。

【００１９】以上のように、本実施の形態では、内部デ
ータベース作成部１０３が、番組情報をモデル化して記
述した想定モデルを元に、想定した番組情報の自動生成
を行うことを特徴とすることによって、全チャネルの全
番組に関する全ての情報を入力する手間が省け、ＥＰＧ
生成装置をテストする際のテストデータを容易に作成す
ることができ、更に単なる乱数による自動生成ではなく
想定したモデルの番組情報を自動生成することができ
る。また、内部データベース作成部１０３が、内部デー
タベース内の過去の番組履歴から番組情報の自動生成を
行うことを特徴とすることによって、その都度入力情報
を入力しなくても番組情報を容易に作成することができ
る。

【００２０】（実施の形態３）図７の内部データベース
作成部１０３のフローチャートにおいて、内部データベ
ースの作成もしくは変更を行った場合、必ずＳ７１３で
内部データベースのチェックを行う。チェック項目とし
ては、チャネル識別番号の重複，同じチャネル内の番組
識別番号の重複、同じチャネル内の番組時間の重複等の
チェックが挙げられる。ここで、図９に同じチャネル内
の番組時間の重複のチェックの一例図を示す。チャネル
２０２において番組１の終了時間と番組２の開始時間が
重なっている場合、その旨を通知する。このようなチェ
ックを行うことによって、内部データベース内のチャネ
ルと番組の関係、番組同士の関係等の整合性を保証し、
常に誤りのない番組情報をＥＰＧ生成装置に提供するこ
とができる。

【００２１】以上のように、本実施の形態では、内部デ
ータベース作成部１０３が内部データベースの作成ある
いは変更を行った後、内部データベースの整合性が保証
されているかをチェックすることを特徴とすることによ
り、常に誤りのない番組情報をＥＰＧ生成装置に提供す
ることができる。

【００２２】（実施の形態４）本実施の形態において、
番組情報編成装置の内部データベース表示機能及び表示
画面を用いた番組情報編成装置内時刻の変更機能、内部
データベースの変更機能、更に内部データベースの表示
を行いながら番組情報の作成を行うかもしくは表示を行
わずに番組情報の作成を行うかの選択機能について説明
する。

【００２３】図１において、１０６は内部データベース
保持部１０４によって保持されている内部データベース
を表示する表示部を示している。図１０に表示内容の一
例図、図１１に番組情報編成装置のフローチャートを示
す。図１１において、Ｓ１１０１でシステムの初期化、
Ｓ１１０２でＴＣＳ内時刻（番組情報編成装置内時刻）
の設定、Ｓ１１０３で入力情報の入力処理、Ｓ１１０４
で入力情報に記述された番組情報の出力時刻をまとめた
スケジュール情報の作成を内部データベース作成部１０
３が行う。

【００２４】ここで内部データベースの表示を行いなが
ら番組情報の作成を行うかもしくは表示を行わずに番組
情報の作成を行うかの選択機能について説明する。Ｓ１
１０５では本番組情報編成装置の起動時に与えられた引
数等の情報から内部データベースの表示を行うか行わな
いかを判断する。表示を行わない場合、Ｓ１１０６から
Ｓ１１１０まで実施の形態１とまったく同じ処理を行
う。つまり、番組情報編成装置内時刻は自動的に上記の
スケジュール情報に記述されたスケジュール時刻に従っ
て移行していき、その都度内部データベースの作成及び
変更処理、番組情報の出力処理を行い、自動的に終了す
る。Ｓ１１０５において表示を行う場合、Ｓ１１１１で
番組情報編成装置内時刻が番組情報を出力するスケジュ
ール時刻に達していれば、Ｓ１１１２で内部データベー
スの作成及び変更処理を行い、Ｓ１１１３で番組情報の
出力処理を行う。Ｓ１１１１で番組情報編成装置内時刻
が番組情報を出力するスケジュール時刻に達していない
場合、Ｓ１１１４で表示部１０６による内部データベー
スの表示処理を行い、入力待ちの状態になる。つまり、
番組情報編成装置内時刻を変更するかどうか、終了する
かどうかは手動で行うことになる。これにより必要に応
じてこの２つの方法を使い分けることができる。

【００２５】図１０を用いて表示内容の一例について説
明する。（ａ）は番組情報編成装置内時刻及びスケジュ
ール時刻の表示画面である。ここでMainボタンを選択す
ると（ｂ）のメインメニューの画面になる。（ｂ）のメ
インメニュー画面において、ネットワーク・ＣＡ（Cond
itional Access:課金情報）・トランスポートストリー
ム情報画面もしくはチャネル一覧画面もしくは番組表画
面の選択を行う。（ｃ）はネットワーク・ＣＡ（Condit
ional Access:課金情報）・トランスポートストリーム
情報画面であり、ここで所望のトランスポートストリー
ム番号にカーソルを合わせチャネルボタンを選択する
と、そのトランスポートストリームに属するチャネルの
一覧情報になる。（ｄ）はチャネル一覧画面であり、こ
こで所望のチャネルにカーソルを合わせ番組表ボタンを
選択するとそのチャネルを中心にした番組表になる。
（ｅ）は番組表画面であり、ここで所望の番組にカーソ
ルを合わせＡＶボタンを選択すると映像・音声等の情報
になる。（ｆ）はその映像・音声等の情報画面である。
更に全ての画面において詳細ボタン、戻るボタンがあ
る。詳細ボタンは選択されたネットワーク、ＣＡ，トラ
ンスポートストリーム、チャネル、番組の詳細情報を表
示し、戻るボタンは一つ上の階層の画面を表示する。

【００２６】表示部１０６は内部データベース、スケジ
ュール情報等を表示すると入力待ちの状態になる。図１
１のフローチャートでＳ１１１４の内部データベース表
示処理において、表示部１０６は上記の表示画面の遷移
以外にも番組情報編成装置内時刻の変更、内部データベ
ースの変更、新たな入力情報の入力処理、終了処理の制
御を行う。

【００２７】第１に番組情報編成装置内時刻（ＴＣＳ内
時刻）の変更について説明する。図１０（ａ）の時刻ボ
タンによって、ＴＣＳ内時刻の変更を行う（Ｓ１１１
５、Ｓ１１１６）。ＴＣＳ内時刻の変更を行った結果、
ＴＣＳ内時刻が次のスケジュール時刻に達した場合（Ｓ
１１１１）、内部データベースの作成・変更処理（Ｓ１
１１２）及び出力制御部１０５の出力処理（Ｓ１１１
３）を行う。また、内部データベース内のネットワー
ク、ＣＡ，トランスポートストリーム、チャネル、番組
情報はそれぞれ有効期間を持っており、ＴＣＳ内時刻の
変更に伴って内部データベースの表示内容も変化する。
例えば、チャネル情報であれば、そのＴＣＳ内時刻がチ
ャネルの有効期間に含まれていればそのチャネルは表示
対象となり、番組情報であれば、そのＴＣＳ内時刻から
数日先までの番組情報が表示対象となる。図１２に有効
期間と表示内容の関係を、図１３にＴＣＳ内時刻変更時
の表示内容の変化の例を示す。図１２でＴＣＳ内時刻が
３時の時、チャネル１０１では番組１以降の番組が表示
対象となり、チャネル１０２では番組２以降の番組が表
示対象となる。この時番組表の表示は図１３の（ａ）の
ようになっている。また、図１２でＴＣＳ内時刻が６時
の時、チャネル１０１では番組４以降が表示対象とな
り、チャネル１０２では番組５以降が表示対象となる。
この時番組表の表示は図１３の（ｂ）のようになってい
る。これによって、表示部１０６はＴＣＳ内時刻に応じ
てその時刻に有効な内部データベースの情報のみを表示
する。そして時刻の遷移による内部データベースの表示
内容の変化を表示部１０６を用いて確認することができ
る。

【００２８】第２に内部データベースの変更について説
明する。図１０の内部データベース表示の各画面におい
て、変更ボタンを選択した場合、内部データベースを変
更することができる。表示部１０６の入力待ちの状態
（Ｓ１１１４）から内部データベース変更が選択された
場合（Ｓ１１１７）、その変更内容及び変更時刻を表示
部１０６において受付（Ｓ１１１８）、その変更情報を
元に入力処理（Ｓ１１０３）を行う。更にスケジュール
情報にもこの変更が反映されるように、スケジュール情
報に記述されるスケジュール時刻（番組情報出力時刻）
の追加を行う（Ｓ１１０４）。ここで、即座に内部デー
タベースの変更が行われるわけではない。番組情報編成
装置内時刻（ＴＣＳ内時刻）が次のスケジュール時刻に
達している場合、そのスケジュール時刻に対する内部デ
ータベースの作成及び変更を行うものであるから、ＴＣ
Ｓ内時刻が前記の変更を行う時刻に達した時（Ｓ１１１
１）、その変更が行われる。図１４に内部データベース
を変更した時の表示内容に関する図を示す。例えば、１
０月１日の３：３０に番組名４の番組を図１４（ａ）の
状態から図１４（ｂ）の状態に変更した場合すなわち番
組名４０に変更するスケジュールを入力した場合、ＴＣ
Ｓ内時刻が１０月１日の３：３０になった時、内部デー
タベースは変更され、新しい番組情報を出力する。更に
内部データベースが変更された時点で表示部１０６の表
示内容も番組４（図１４（ｃ））から番組４０（図１４
（ｄ））と変わる。これによって、表示部１０６で内部
データベースの内容を確認しながら、ＥＰＧ生成装置へ
提供する新しい番組情報を作成することができる。

【００２９】第３に図１０（ａ）の入力ボタンによって
新しい入力情報の入力処理を行う（図１１のＳ１１１
９）。そして、第４に図１０（ａ）の終了ボタンによっ
て番組情報編成装置は終了処理に入る（図１１のＳ１１
２０）。

【００３０】以上のように、本実施の形態では、以下の
４つの効果を言明している。第１に表示部１０６を備え
たことによって、ＥＰＧ生成装置に提供する番組情報
の内容を番組表形式で見ることができる。

【００３１】第２に表示部１０６から番組情報編成装置
内時刻を変更できることにより、その時刻に応じた内部
データベースの表示を行うことができる。

【００３２】第３に表示部１０６から内部データベース
を変更できることにより、表示部１０６で内部データベ
ースを確認しながら変更することができ、その変更に応
じて新しい番組情報をＥＰＧ生成装置へ提供することが
できる。

【００３３】第４に表示部１０６を用いて番組情報編成
装置内時刻の変更を行うか、表示部を用いないで番組情
報編成装置内時刻の変更を自動で行うかを選択できるこ
とにより、より様々なパターンの番組情報を作成するこ
とができる。

【００３４】（実施の形態５）図１において、１０７は
内部データベースと受信端末装置の性能を表すパラメー
タ情報を元に受信端末装置の表示速度を計算するシミュ
レート部を示す。図１５にシミュレート部１０７の機能
についての概念図を示す。シミュレート部１０７はあら
かじめ想定している受信端末装置の性能を表すパラメー
タ、例えばメモリー量、ディスク量、ＣＰＵ処理速度等
を持っている。図１５ではＣＰＵ処理速度が133MHzを示
している。そして内部データベース保持部１０４のデー
タ量と利用可能な帯域幅（図１５では3Mbps）から各テ
ーブル（ＰＡＴ，ＰＭＴ，ＣＡＴ、ＮＩＴ、ＳＤＴ，Ｅ
ＩＴ等）における最適な周期を計算する。更に各テーブ
ルにおける周期と受信端末装置の性能から受信端末上で
の表示に関する応答時間を計算する。ここで表示部１０
６において内部データベースの表示要求があった際、各
画面を構築するのに必要とされる表示に関するの応答時
間をシミュレート部１０７は表示部１０６に対して発行
する。表示部１０６はこの応答時間を考慮して番組情報
の表示を行う。例えば図１５において、サービス一覧を
表示する際にはシミュレート部１０７は表示部１０６に
対して２秒という計算結果を発行し、そのため表示する
までに２秒の応答時間がかかる。また番組表を表示する
際には表示するまでに３秒の応答時間がかかる。更に表
示部１０６のメインメニュー画面（図１０（ｂ））には
シミュレートボタンがある。このシミュレートボタンに
おいて、シミュレート部１０７が発行する応答時間を内
容表示に反映するかどうかの選択ができる。反映しない
方を選択した場合、シミュレート部の処理は省略され
る。

【００３５】以上のように、本実施の形態では、内部デ
ータベースと受信端末装置における性能を表すパラメー
タ情報を元に受信端末装置の表示速度を計算するシミュ
レート部１０７を備えたことによって、単に番組情報を
指定された出力装置に表示するのみならず、その送出周
期と応答時間を考慮した表示効果を得ることができる。

【００３６】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、第１に入
力情報から内部データベースを作成し、ＥＰＧ生成装置
が読み取り可能な番組情報をＥＰＧ生成装置へ提供する
内部データベース作成部を備えた番組情報編成装置にお
いて、番組情報をモデル化して記述した想定モデルを元
に、想定した番組情報の自動生成を行い、更に内部デー
タベース内の過去の番組履歴から番組情報の自動生成を
行うことによって、それぞれの番組製作者及び提供者か
らの番組に関する情報がなくても必要な内容の番組情報
を容易に自動生成してＥＰＧ生成装置に提供することが
できるという効果を有する。

【００３７】第２に内部データベースを表示する表示部
と内部データベースと受信端末装置における性能を表す
パラメータ情報を元に受信端末装置の表示速度を計算す
るシミュレート部とを備えたことにより、ＥＰＧ生成
装置に提供する番組情報の内容を、受信端末上での送出
周期や応答時間を考慮しながら表示することができると
いう効果がある。また、番組情報編成装置内時刻の変更
に応じた表示内容の変更、表示部からの内部データベー
ス変更に応じた変更情報の出力を行うことができるとい
う効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施形態における番組情報編成
装置の構成図

【図２】本発明の第１の実施形態における入力情報（マ
スター情報と変更情報）の説明図

【図３】本発明の第１の実施形態における番組情報編成
装置のフローチャート

【図４】本発明の第１の実施形態におけるスケジュール
情報の説明図

【図５】本発明の第１の実施形態における内部データベ
ース構造の一例図

【図６】本発明の第２の実施形態における入力情報（パ
ターン情報）の説明図

【図７】本発明の第２の実施形態における内部データベ
ース作成部のフローチャート

【図８】本発明の第２の実施形態における過去の番組履
歴と番組の任意選択の概念図

【図９】本発明の第３の実施形態における内部データベ
ースチェックの一例図

【図１０】本発明の第４の実施形態における内部データ
ベース表示内容の一例図

【図１１】本発明の第４の実施形態における番組情報編
成装置のフローチャート

【図１２】本発明の第４の実施形態における有効期間と
表示内容の関係図

【図１３】本発明の第４の実施形態における番組情報編
成装置内時刻変更に伴う表示内容の変化の一例図

【図１４】本発明の第４の実施形態における内部データ
ベース変更の一例図

【図１５】本発明の第５の実施形態におけるシミュレー
ト部の機能説明図

【符号の説明】

１１番組情報編成装置１２ＥＰＧ生成装置１０１入力部１０２入力情報保持部１０３内部データベース作成部１０４内部データベース保持部１０５出力部１０６表示部１０７シミュレート部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】入力情報から内部データベースを作成
し、ＥＰＧ生成装置が読み取り可能な番組情報をＥＰＧ
生成装置へ提供する内部データベース作成部を備えたこ
とを特徴とする番組情報編成装置。
【請求項２】前記内部データベース作成部は、前記入
力情報に記述された各々の時刻ごとに内部データベース
の作成及び変更処理を行うことを特徴とする請求項１記
載の番組情報編成装置。
【請求項３】前記内部データベース作成部は、番組情
報をモデル化して記述した想定モデルを元に、想定した
番組情報の自動生成を行うことを特徴とする請求項１記
載の番組情報編成装置。
【請求項４】前記想定モデルはパターン情報であるこ
とを特徴とする請求項３記載の番組情報編成装置。
【請求項５】前記内部データベース作成部は、内部デ
ータベース内の過去の番組履歴から番組情報の自動生成
を行うことを特徴とする請求項１記載の番組情報編成装
置。
【請求項６】前記内部データベース作成部は、内部デ
ータベースの作成あるいは変更を行った後、内部データ
ベースの整合性が保証されているかをチェックすること
を特徴とする請求項１記載の番組情報編成装置。
【請求項７】内部データベースの内容を表示する表示
部をさらに備えたことを特徴とする請求項１記載の番組
情報編成装置。
【請求項８】前記表示部は、番組情報編成装置内時刻
を変更し、その時刻に応じて内部データベースの表示内
容を変更することを特徴とする請求項７記載の番組情報
編成装置。
【請求項９】前記表示部は、内部データベースを変更
し、その変更に応じて新しい番組情報をＥＰＧ生成装置
へ提供することを特徴とする請求項７記載の番組情報編
成装置。
【請求項１０】前記内部データベース作成部は、前記
表示部を用いて番組情報編成装置内時刻の変更を行う
か、表示部を用いないで番組情報編成装置内時刻の変更
を自動で行うかを選択することを特徴とする請求項７記
載の番組情報編成装置。
【請求項１１】内部データベースと、放送を受信する
受信端末装置における性能を表すパラメータ情報を元
に、受信端末装置の表示速度を計算するシミュレート部
をさらに備えたことを特徴とする請求項７記載の番組情
報編成装置。