JP2017055410A - 番組出力装置、番組管理サーバ、補助情報管理サーバ、番組と補助情報の出力方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の番組出力装置では、受信している番組とは別に当該番組に対応する補助情報を取得し、当該番組とともに出力させることが困難であった。【解決手段】番組を受信する番組受信部201と、番組受信部201が受信している番組のチャネル識別子を取得するチャネル識別子取得部202と、チャネル識別子を含む番組特定情報に対応する番組識別情報を取得する番組識別情報取得部204と、番組識別情報に対応する1以上の補助情報を格納している第二サーバから受信される補助情報であり、番組識別情報取得部204が取得した番組識別情報に対応する補助情報を取得する補助情報取得部206と、番組受信部201が受信した番組と補助情報取得部206が取得した補助情報とを出力する出力部207とを具備する番組出力装置により、受信している番組とは別に提供される補助情報を取得し、当該番組とともに出力させることができる。【選択図】図1
Description
本発明は、番組に受信に応じて当該番組に対応する字幕などの補助情報をサーバなどから取得し、当該番組とともに当該補助情報を出力させることができる番組出力装置等に関するものである。
従来、聴覚障害者や聴覚能力が低下している高齢者のために、受信装置で番組情報とともに障害の程度に応じた補助情報を出力させることができる送受信システムが提案されている(特許文献1の段落[0008]、図1,図2参照)。補助情報は、聴覚障害者の視聴を補助するための字幕情報や手話映像などの情報である。この送受信システムは、送信装置から映像情報と音声情報を含む番組情報に加えて補助情報を受信装置に送信し、当該受信装置で番組情報とともに障害の程度に応じた補助情報を出力させるシステムである。
また、CS放送においては、映像に字幕と手話映像をオーバーレイさせた番組の放送が実施され、聴覚障害者などから高く評価されている。
近年、IPTV(Internet Protocol Television)の普及に伴い、地上波放送やIPTVなどによる番組提供サービスにおいて、アクセスビリティの高い補助情報の出力技術が求められている。例えば、放送局の送信装置から送信される番組情報に対して、補助情報提供事業者がサーバなどで当該番組情報に対応する補助情報を提供し、受信装置で送信装置から番組情報を受信するとともに、サーバから当該番組情報に対応する補助情報を取得し、当該補助情報を番組情報に対応付けて出力できる技術が求められている。
従来の、受信装置で補助情報を番組情報とともに出力させる技術は、予め補助情報が対応付けられた番組情報(補助情報付き番組情報)を放送局が受信装置に送信する構成での技術である。
しかしながら、番組情報に補助情報が対応付けられておらず、補助情報が放送局の送信装置とは異なるサーバなどの装置から提供される場合は、補助情報が番組情報に対応付けられていなければ、番組出力装置は、受信している番組情報に対応する補助情報をサーバから取得することはできない。また、番組出力装置がサーバから全ての補助情報を取得しておいても、受信している番組情報とともに当該番組情報に対応する補助情報を出力させることはできない。
すなわち、従来の、受信装置で補助情報を番組情報とともに出力させる技術では、補助情報が送信装置とは異なるサーバなどの装置から提供される場合には対応することができず、求められている補助情報の出力技術を実現することはできない。
本第一の発明の番組出力装置は、第一サーバと第二サーバと番組出力装置とを具備する番組システムを構成する番組出力装置であって、第一サーバは、番組を識別する番組識別情報と、番組が放送されるチャネルを識別するチャネル識別子と、番組が放送される時間帯を示す放送時間帯情報とを有する1または2以上の番組管理情報を格納している第一格納部と、番組のチャネル識別子を含む番組特定情報を番組出力装置から受信する第一受信部と、番組特定情報が有するチャネル識別子と現在時刻とに対応する番組識別情報を第一格納部から取得する第一処理部と、第一処理部が取得した番組識別情報を番組出力装置に送信する第一送信部と、を具備し、第二サーバは、番組識別情報に対応付いている1以上の補助情報を格納している第二格納部と、番組出力装置から番組識別情報を有する補助情報送信指示を受信する第二受信部と、補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を第二格納部から取得する第二処理部と、第二処理部が取得した補助情報を番組出力装置に送信する第二送信部とを具備し、番組出力装置は、番組を受信する番組受信部と、番組受信部が受信している番組のチャネル識別子を取得するチャネル識別子取得部と、チャネル識別子を含む番組特定情報を第一サーバに送信する番組特定情報送信部と、番組特定情報の送信に応じて、第一サーバから番組識別情報を受信する番組識別情報取得部と、番組識別情報取得部が受信した番組識別情報を有する補助情報送信指示を第二サーバに送信する補助情報送信指示送信部と、補助情報送信指示の送信に応じて、補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を第二サーバから受信する補助情報取得部と、番組受信部が受信した番組と補助情報取得部が受信した補助情報とを出力する出力部とを具備する番組システムを構成する番組出力装置である。
かかる構成により、番組出力装置で、受信している番組とともに、当該番組に対応付けられた補助情報を出力させることができる。また、番組を提供する番組提供者(放送局)と、番組管理情報を管理する番組管理事業者と、補助情報を提供する補助情報提供者とによって、補助情報が付いていない番組に対して番組出力装置側で当該番組に補助情報を付加して視聴することができる番組システムを構築することができる。また、また、従来の放送局側の構成を変更しなくても、補助情報が付いていない番組に対して、番組出力装置側で番組と当該番組に対応する補助情報とを出力させることができる。
また、本第二の発明の番組出力装置は、第一の発明に対して、補助情報送信指示は、番組識別情報と番組識別情報で識別される番組内の補助情報の出力箇所を示す箇所情報とを有し、第二格納部の補助情報は、箇所情報と対応付いており、第二処理部は、補助情報送信指示が有する番組識別情報と箇所情報とに対応する補助情報を第二格納部から取得する番組出力装置である。
かかる構成により、番組出力装置で、受信している番組とともに、当該番組に対応付けられた複数の補助情報をそれぞれ番組内の指定された出力箇所に出力させることができる。
また、本第三の発明の番組出力装置は、第一の発明に対して、第二送信部は、第二処理部が取得した補助情報と、補助情報を識別する補助情報識別子とを番組出力装置に送信し、補助情報送信指示送信部は、番組識別情報取得部が受信した番組識別情報と補助情報識別子とを有する補助情報送信指示を第二サーバに送信し、第二処理部は、補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報であって、補助情報識別子で識別される補助情報の次の補助情報を取得する番組出力装置である。
かかる構成により、番組出力装置で、受信している番組とともに、当該番組に対応付けられた複数の補助情報をそれぞれ番組内の指定された出力箇所に出力させることができる。
また、本第四の発明の番組出力装置は、第一から第三のいずれか1つの発明に対して、第一サーバと第二サーバとは異なる装置である番組出力装置である。
かかる構成により、番組出力装置で、受信している番組とともに、当該番組に対応付けられた複数の補助情報をそれぞれ番組内の指定された出力箇所に出力させることができる。また、番組管理情報と補助情報を別々に管理することができる。
また、本第五の発明の番組出力装置は、第一から第四のいずれか1つの発明に対して、第一サーバの第一受信部は、外部装置から番組管理情報が有する番組識別情報を変更するための情報である変更情報を受信し、第一処理部は、変更情報に対応する番組特定情報が有する番組識別情報を変更する番組出力装置である。
かかる構成により、番組出力装置が受信している番組の内容が変更になっても、変更後の番組とともに変更後の番組の内容に対応する補助情報を出力させることができる。
また、本第六の発明の番組出力装置は、第一から第五のいずれか1つの発明に対して、補助情報は、番組に対応する字幕、手話映像、絵文字、補助音声のうちの1種類以上の情報である番組出力装置である。
かかる構成により、番組出力装置で、受信している番組とともに、当該番組に対応付けられた字幕、手話映像、絵文字、補助音声等の1種類以上の補助情報を出力させることができる。
また、本第七の発明の番組出力装置は、番組を受信する番組受信部と、番組受信部が受信している番組のチャネル識別子を取得するチャネル識別子取得部と、チャネル識別子を含む番組特定情報に対応する番組識別情報を取得する番組識別情報取得部と、番組識別情報に対応する1以上の補助情報を格納している補助情報管理サーバから受信される補助情報であり、番組識別情報取得部が取得した番組識別情報に対応する補助情報を取得する補助情報取得部と、番組受信部が受信した番組と補助情報取得部が取得した補助情報とを出力する出力部とを具備する番組出力装置である。
かかる構成により、番組出力装置で、受信している番組とともに、当該番組に対応付けられた補助情報を出力させることができる。また、番組を提供する番組提供者(放送局)と、番組管理情報を管理する番組管理事業者と、補助情報を提供する補助情報提供者とによって、補助情報が付いていない番組に対して番組出力装置側で当該番組に補助情報を付加して視聴することができる番組システムを構築することができる。また、従来の放送局側の構成を変更しなくても、補助情報が付いていない番組に対して、番組出力装置側で番組と当該番組に対応する補助情報とを出力させることができる。
また、本第八の発明の番組管理サーバは、番組を識別する番組識別情報と、番組のチャネル識別子と、番組が放送される時間帯を示す放送時間帯情報とを有する1または2以上の番組管理情報を格納している番組管理情報格納部と、番組のチャネル識別子を含む番組特定情報を番組出力装置から受信する番組特定情報受信部と、番組特定情報が有するチャネル識別子と、現在時刻とに対応する番組識別情報を番組管理情報格納部から取得する番組識別情報取得部と、番組識別情報取得部が取得した番組識別情報を番組出力装置に送信する番組識別情報送信部と、を具備する番組管理サーバである。
かかる構成により、番組出力装置に、当該番組出力装置が受信している番組の番組識別情報を提供することができる。
また、本第九の発明の補助情報管理サーバは、番組識別情報に対応付いている1以上の補助情報を格納している補助情報格納部と、番組出力装置から番組識別情報を有する補助情報送信指示を受信する補助情報送信指示受信部と、補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を補助情報格納部から取得する補助情報取得部と、補助情報取得部が取得した補助情報を番組出力装置に送信する補助情報送信部とを具備する補助情報管理サーバである。
かかる構成により、番組出力装置に、当該番組出力装置が受信している番組に対する補助情報を提供することができる。
また、本第十の発明の番組と補助情報の出力方法は、番組を識別する番組識別情報と番組のチャネル識別子を含む1または2以上の番組管理情報を備える番組管理サーバと、番組識別情報に対応付いている1以上の補助情報を備える補助情報管理サーバとに通信可能に接続された番組出力装置における番組及び補助情報の出力方法であって、番組を受信する番組受信ステップと、受信している番組のチャネル識別子を取得するチャネル識別子取得ステップと、チャネル識別子取得ステップで取得したチャネル識別子を含む番組特定情報を番組管理サーバに送信する番組特定情報送信ステップと、番組特定情報の送信に応じて、番組管理サーバから番組識別情報を受信する番組識別情報受信ステップと、番組識別情報受信ステップで受信した番組識別情報を有する補助情報送信指示を、補助情報管理サーバに送信する補助情報送信指示送信ステップと、補助情報送信指示の送信に応じて、補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を補助情報管理サーバから受信する補助情報受信ステップと、番組受信ステップで受信した番組と補助情報受信ステップで受信した補助情報とを出力する出力ステップと、を具備する番組及び補助情報の出力方法である。
かかる構成により、番組出力装置で、受信している番組とともに、当該番組に対応付けられた補助情報を出力させることができる。また、番組を提供する番組提供者(放送局)と、番組管理情報を管理する番組管理事業者と、補助情報を提供する補助情報提供者とによって、補助情報が付いていない番組に対して番組出力装置側で当該番組に補助情報を付加して視聴することができる番組システムを構築することができる。また、従来の放送局側の構成を変更しなくても、補助情報が付いていない番組に対して、番組出力装置側で番組と当該番組に対応する補助情報とを出力させることができる。
また、本第十一の発明のプログラムは、番組を識別する番組識別情報と番組のチャネル識別子を含む1または2以上の番組管理情報を備える番組管理サーバと、番組識別情報に対応付いている1以上の補助情報を備える補助情報管理サーバとに通信可能に接続された番組出力装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、コンピュータを、番組を受信する番組受信部と、受信している番組のチャネル識別子を取得するチャネル識別子取得部と、チャネル識別子取得部で取得したチャネル識別子を含む番組特定情報を番組管理サーバに送信する番組特定情報送信部と、番組特定情報の送信に応じて、番組管理サーバから番組識別情報を受信する番組識別情報取得部と、番組識別情報取得部が受信した番組識別情報を有する補助情報送信指示を、補助情報管理サーバに送信する補助情報送信指示送信部と、補助情報送信指示の送信に応じて、補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を補助情報管理サーバから受信する補助情報受信部と、番組受信部が受信した番組と補助情報受信部が受信した補助情報とを出力する出力部と、して機能させるためのプログラムである。
かかる構成により、番組出力装置で、受信している番組とともに、当該番組に対応付けられた補助情報を出力させることができる。また、番組を提供する番組提供者(放送局)と、番組管理情報を管理する番組管理事業者と、補助情報を提供する補助情報提供者とによって、補助情報が付いていない番組に対して番組出力装置側で当該番組に補助情報を付加して視聴することができる番組システムを構築することができる。また、従来の放送局側の構成を変更しなくても、補助情報が付いていない番組に対して、番組出力装置側で番組と当該番組に対応する補助情報とを出力させることができる。
本発明による番組出力装置、番組管理サーバ、補助情報管理サーバ、番組と補助情報の出力方法、及びプログラムによれば、番組出力装置で、受信している番組に対応付けられた補助情報を、補助情報管理サーバなどから取得し、当該番組とともに出力させることができる。また、番組を提供する番組提供者(放送局)と、番組管理情報を管理する番組管理事業者と、補助情報を提供する補助情報提供者とによって、補助情報が付いていない番組に対して番組出力装置側で当該番組に補助情報を付加して視聴することができる番組システムを構築することができる。また、従来の放送局側の構成を変更しなくても、補助情報が付いていない番組に対して、番組出力装置側で番組と当該番組に対応する補助情報とを出力させることができる。
以下、本発明による番組出力装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、所定の情報が格納され得る格納部等において、当該格納部に情報が記憶される過程は問わないものとする。例えば、記録媒体を介して情報が格納部等で記憶されるようになってもよい。さらに、入力デバイスを介して入力された情報が格納部等で記憶されるようになってもよい。
また、本実施の形態において説明する各種の情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、形式、内容は問わない。
(実施の形態1)
本実施の形態1において、番組識別情報と番組の放送時間帯情報と1または2以上の補助情報とを対応付けて管理するサーバと、番組を受信するとともにサーバから補助情報を取得し、当該番組とともに当該補助情報を出力する番組出力装置とを具備する番組システムについて説明する。
本実施の形態1において、番組識別情報と番組の放送時間帯情報と1または2以上の補助情報とを対応付けて管理するサーバと、番組を受信するとともにサーバから補助情報を取得し、当該番組とともに当該補助情報を出力する番組出力装置とを具備する番組システムについて説明する。
なお、番組識別情報は、テレビジョン放送やIP(Internet Protocol)放送などによって放送される番組(コンテンツ)を識別する情報である。また、放送時間帯情報は、番組が放送される時間帯に関する情報である。また、補助情報は、番組とともに出力されて視聴者の当該番組の視聴を補助するための情報である。
図1は、本実施の形態における番組システム1のブロック図である。図2は、番組システム1を構成する番組出力装置2のブロック図である。図3は、番組システム1を構成する第一サーバ3のブロック図である。図4は、番組システム1を構成する第二サーバ4のブロック図である。
番組システム1は、1または2以上の番組出力装置2、1または2以上の第一サーバ3、1または2以上の第二サーバ4を備える。番組出力装置2、第一サーバ3および第二サーバ4は、例えば、インターネット回線網5に接続されている。第一サーバ3と第二サーバ4は、本第八の発明の番組管理サーバと本第九の発明の補助情報管理サーバにそれぞれ対応している。なお、図1では、番組出力装置2、第一サーバ3および第二サーバ4がそれぞれ1台の番組システム1の例を示している。
番組出力装置2は、図示省略の放送局から放送される番組を受信するとともに、第二サーバ4から番組に対応付けられた補助情報を取得する。番組出力装置2は、テレビジョン放送やIP放送などによって放送される番組を受信可能であるとともに、第一サーバ3および第二サーバ4から番組識別情報や補助情報を取得可能な装置である。番組出力装置2は、例えば、デジタルテレビ受信機や、パソコンや、ハードディスクレコーダーや、プルーレイディスク・レコーダーなどである。
番組出力装置2は、図2に示すように、番組受信部201、チャネル識別子取得部202、番組特定情報送信部203、番組特定情報取得部204、補助情報送信指示送信部205、補助情報取得部206、出力部207を備える。出力部207は、番組出力手段2071と補助情報出力手段2072を備える。
番組受信部201は、番組を受信する。番組受信部201は、番組配信サーバから有線や無線の通信手段で番組を受信しても良いし、地上波放送局から無線で番組を受信しても良い。
番組受信部201は、通常、番組出力装置2の電源がONになっている間、設定されている受信チャネルの番組を受信している。通常、視聴者がリモコンを操作して受信チャネルの番号を設定すると、そのチャネル番号は図示省略のチャネル識別子格納部に格納される。番組受信部201は、チャネル識別子格納部に格納されているチャネル番号に対応する周波数に受信周波数を調整して、当該チャネル識別子で放送されている番組を受信する。
なお、チャネル識別子格納部には、視聴者がリモコンを操作して受信チャネルを設定する毎に、設定されたチャネル識別子が格納される。従って、チャネル識別子格納部には、視聴者が設定した最新のチャネル識別子が格納されている。
番組受信部201は、通常、1フレーム単位で番組の映像情報と音声情報を受信し、受信した映像情報と音声情報を図示省略の番組格納部に蓄積する。番組格納部に蓄積された番組の映像情報と音声情報は、後述する出力部207の番組出力手段2071によって出力される。
チャネル識別子取得部202は、番組受信部201が受信している番組のチャネル識別子を取得する。チャネル識別子は、番組が放送されるチャネルを識別する情報であり、例えば、チャネル番号などである。チャネル番号は、放送局が番組を放送するための物理的な伝送路として割り当てられた周波数帯を識別するための番号である。例えば、地上波デジタル放送におけるチャネル番号「13」、「14」やBS放送におけるチャネル番号「BC200」、「BC201」などである。
チャネル識別子取得部202は、通常、チャネル識別子格納部からチャネル番号を読み出すことにより、番組受信部201が受信している番組のチャネル識別子を取得する。なお、チャネル識別子は、チャネル番号に限定されるものではなく、番組の送信チャネルを識別できるものであれば、他の情報であってもよい。例えば、放送局に1つのチャネルが割り当てられている場合、放送局名をチャネル識別子としてもよい。
番組特定情報送信部203は、チャネル識別子取得部202が取得したチャネル識別子を含む番組特定情報を第一サーバ3に送信する。番組特定情報送信部203が番組特定情報を第一サーバ3に送信するのは、番組受信部201が受信している番組の番組識別情報を第一サーバ3から取得するためである。番組識別情報は、番組を識別するための情報である。番組識別情報は、通常は、番組毎に付与される番組識別子であるが、例えば、Gコードなどの番組コードであってもよい。
番組特定情報は、番組出力装置2が現在受信している番組を特定するための情報である。放送局が放送する番組は、その番組のチャネル識別子と放送時間帯によって特定されるので、番組出力装置2が現在受信している番組は、例えば、番組出力装置2が受信しているチャネル識別子と現在時刻によって特定し得る。
番組特定情報に含まれるチャネル識別子と現在時刻は、番組出力装置2で取得したチャネル識別子と現在時刻で構成しても良く、番組出力装置2で取得したチャネル識別子だけで構成してもよい。前者の構成の場合は、番組特定情報送信部203は、例えば、図示省略の時計から現在時刻を取得し、チャネル識別子取得部202が取得したチャネル識別子とともに第一サーバ3に送信する。なお、現在時刻の取得の方法や手順などは問わない。一方、後者の構成の場合は、番組特定情報送信部203は、チャネル識別子取得部202が取得したチャネル識別子を第一サーバ3に送信する。
番組識別情報取得部204は、番組受信部201が受信している番組の番組識別情報を取得する。番組識別情報取得部204は、番組特定情報送信部203による番組特定情報の送信に応じて、第一サーバ3から番組識別情報を受信する。
補助情報送信指示送信部205は、番組識別情報取得部204が受信した番組識別情報を有する補助情報送信指示を第二サーバ4に送信する。補助情報送信指示は、第二サーバ4に対して番組識別情報に対応付けられた1以上の補助情報を番組出力装置2に送信することの指示である。
補助情報は、視聴者が番組出力装置2で出力される番組を視聴する際にその視聴を補助するための情報である。補助情報には、字幕、手話、絵文字、補助音声などの情報が含まれるが、これらの情報に限定されるものではない。
字幕情報は、番組の映像に合わせて表示させる会話、解説,擬音語などを文字や記号で表記した情報である。字幕は、通常、背景に文字や記号を表記した静止画で構成され、番組映像の対応付けられたシーンに重ねて出力される。手話情報は、会話、解説、擬音語などを手話で表現している映像(動画)の情報である。絵文字情報は、絵文字を用いて会話や解説の内容を象徴的に表現した情報である。絵文字は、例えば、予め作成された絵や記号の画像データ(ビットマップデータ)や、絵文字をコードに登録したコードデータで構成される。
補助音声情報は、番組の映像に表示若しくは付加される解説などを音声で解説した情報である。補助音声は、例えば、人が解説文を読み上げた音声や、解説文を音声合成により変換した音声などである。補助情報音声は、例えば、デジタルオーディオデータである。
1つの番組には、通常、1または2以上の補助情報が対応付けられている。1つの番組に2以上の補助情報が対応付けられる場合、各補助情報が番組の出力箇所(対応付けるシーンの時間的な出現位置)によって対応付けられる場合がある。
番組受信部201が受信している番組に対して複数の補助情報が対応付けられている場合、補助情報送信指示送信部205は、それらの補助情報の一括送信を指示する補助情報送信指示を第二サーバ4に送信しても良く、それらの補助情報の順次送信を指示する補助情報送信指示を第二サーバ4に送信しても良い。
複数の補助情報の順次送信を指示する場合、補助情報送信指示送信部205は、最初の補助情報に対する送信指示では、番組識別情報を有する補助情報送信指示を第二サーバ4に送信する。また、補助情報送信指示送信部205は、2回目以降の補助情報に対する送信指示では、番組識別情報取得部204が受信した番組識別情報と、取得した補助情報に含まれる補助情報識別子とを有する補助情報送信指示を第二サーバ4に送信する。
補助情報取得部206は、補助情報送信指示送信部205による補助情報送信指示の送信に応じて、補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を第二サーバ4から受信する。補助情報取得部206は、取得した補助情報を図示省略の補助情報格納部に格納する。補助情報格納部は、例えば、バッファメモリで構成される。
出力部207は、番組受信部201が受信した番組と補助情報取得部206が受信した補助情報を出力する。番組は、番組出力手段2071によって出力され、補助情報は、補助情報出力手段2072によって出力される。
番組出力手段2071は、番組格納部に格納されている映像情報と音声情報を出力する。映像情報の出力は、通常、番組出力装置2に設けられたディスプレイによる画像出力であり、音声情報の出力は、通常、番組出力装置2に設けられたスピーカーによる音声出力である。番組出力手段2071は、番組の映像情報をディスプレイに出力し、番組の音声情報をスピーカーに出力する。
補助情報出力手段2072は、補助情報格納部に格納されている補助情報を出力する。補助情報出力手段2072による補助情報の出力は、例えば、スピーカーへの出力(音出力)、ディスプレイへの出力(画像表示)、プロジェクタを用いた投影、プリンタでの印字、他の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信、蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的に視聴者に提示されるものとする。また、他の装置とは、例えば、イヤホン、ヘッドホン、携帯電話、スマートフォンなどのように、画像または音声を出力することができる装置である。
また、補助情報出力手段2072は、通常、補助情報が字幕や手話映像などの画像情報の場合、当該補助情報を番組の映像情報とともに番組出力装置2のディスプレイに出力したり、番組出力装置2とは異なる携帯端末などの他の装置のディスプレイに出力したりする。また、補助情報出力手段2072は、通常、補助情報が補助音声などの音声情報の場合、当該音声情報を番組出力装置2のスピーカーや番組出力装置2とは異なる携帯端末などの他の装置のスピーカーから出力する。
補助情報を番組出力装置2に出力する場合、補助情報出力手段2072は、例えば、ディスプレイの同一画面に番組の映像と重ねて補助情報を出力する態様や、ディスプレイの分割された画面の一方に補助情報を出力する態様などで補助情報を出力することができる。
出力部207は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても良く、含まないと考えても良い。出力部207は、出力デバイスのドライバーソフト、または、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
番組受信部201、番組特定情報送信部203および補助情報送信指示送信部205は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。また、チャネル識別子取得部202、番組識別情報取得部204および補助情報取得部206は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。チャネル識別子取得部202、番組識別情報取得部204および補助情報取得部206の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
第一サーバ3は、番組の番組管理情報を管理する。第一サーバ3は、番組出力装置2から番組特定情報を受信すると、その番組特定情報に対応する番組識別情報を番組出力装置2に送信する。
第一サーバ3は、図3に示すように、第一格納部301と、第一受信部302と、第一処理部303と、第一送信部304と、を備える。
第一格納部301は、番組を識別する番組識別情報と、番組のチャネル識別子と、番組の放送時間帯を示す放送時間帯情報とを有する1または2以上の番組管理情報を格納している。放送時間帯情報は、例えば、放送日(年/月/日)、放送開始時刻(時/分/秒)および放送終了時刻(時/分/秒)を含む情報である。番組管理情報は、番組識別情報とチャネル識別子と放送時間帯情報を有するが、番組名(タイトル名)や番組のあらすじ、番組の概要、番組の解説、番組の出演者、番組に対するコメントなどの番組に関連した番組関連情報を有していてもよい。
第一格納部301に格納されている番組管理情報は、修正若しくは変更可能である。例えば、番組の内容が変更になったり、番組の放送時間が延長になったり、地震発生などによって通常の番組放送に緊急放送が差し替えられたりすることによって番組の内容や放送時間帯に変更が生じた場合に、第一格納部301に格納されている番組管理情報の修正や変更が行われる。番組管理情報の修正や変更は、例えば、番組提供事業者によって行われる。
第一格納部301は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。第一格納部301に番組管理情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して番組管理情報が第一格納部301で記憶されてもよい。また、通信回線等を介して送信された番組管理情報が第一格納部301で記憶されてもよい。あるいは、入力デバイスを介して入力された番組管理情報が第一格納部301で記憶されてもよい。
第一受信部302は、番組のチャネル識別子を含む番組特定情報を番組出力装置2から受信する。番組特定情報は、上述した番組出力装置2の番組特定情報送信部203が送信する番組特定情報である。また、第一受信部302は、外部装置から番組管理情報が有する番組識別情報を変更するための情報である変更情報を受信する。外部装置は、例えば、番組提供事業者に設けられる端末装置などである。
第一処理部303は、第一受信部302が受信した番組特定情報に含まれるチャネル識別子と現在時刻とに対応する番組識別情報を第一格納部301から取得する。上述したように、「現在時刻」は、番組出力装置2から送信される番組特定情報が現在時刻を有する場合は、当該番組特定情報が有する現在時刻である。また、番組特定情報が現在時刻を有しない場合は、第一処理部303が、図示省略の時計から取得する現在時刻(第一受信部302が番組特定情報を受信した時刻に相当)である。
また、第一処理部303は、第一格納部301に格納されている番組識別情報に対して、第一受信部302が受信した変更情報に対応する番組識別情報を変更する処理を行う。
第一送信部304は、第一処理部303が取得した番組識別情報を番組出力装置2に送信する。
第一受信部302および第一送信部304は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。また、第一処理部303は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。第一処理部303の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
第二サーバ4は、番組出力装置2に提供する補助情報を管理する。また、第二サーバ4は、番組出力装置2から番組識別情報を受信すると、当該番組識別情報に対応する補助情報を番組出力装置2に送信する。第二サーバ4は、複数種類の補助情報(例えば、字幕情報、手話情報および絵文字情報など)を管理する構成でも良く、1種類の補助情報情報(例えば、字幕情報)を管理する構成でも良い。第二サーバ4が1種類の補助情報を管理する構成の場合、番組システム1に種類の異なる補助情報を管理する複数の第二サーバ4を設けても良い。例えば、番組システム1に、字幕情報を管理する第二サーバ4と手話情報を管理する第二サーバ4を設けても良い。
第二サーバ4は、第二格納部401、第二受信部402、第二処理部403、第二送信部404を備える。第二格納部401は、番組識別情報に対応付いている1または2以上の補助情報を格納している。第二格納部401に格納される補助情報は、上述した字幕情報、手話情報、絵文字情報、補助音声情報などの補助情報である。第二格納部401に格納されている1または2以上の補助情報には、補助情報を識別するための補助情報識別子が付与されている。
第二格納部401は、番組内の出力箇所を示す箇所情報にも対応付いている補助情報を格納していてもよい。補助情報の箇所情報は、上述した補助情報の出力箇所(時間的な出力位置)を示す情報である。補助情報の箇所情報は、番組の出力開始時からの補助情報の時間的な出力位置を示す情報であれば、任意のものを採用することができる。
例えば、図5(a),(b)に示すように、1つの番組に対して、n個のシーンS(i)(iは、シーンを識別する番号。i=1,2,…n)に対してn個の補助情報J(i)(iは、シーンに対応付けられた補助情報を識別する番号。i=1,2,…n)をそれぞれ出力させるように、補助情報が対応付けられている場合、番組内のi番目の補助情報J(i)の出力箇所は、例えば、シーンS(i)の出現時刻t(i)によって定義することができる。
出現時刻t(i)を示す情報としては、番組の出力開始時刻tsを基準に計時した番組内における相対的な出力時刻の情報でもよく、図5(c)に示すように、番組がある放送日の時刻Tsに放送が開始される場合、放送時間帯における補助情報の出力時刻T(i)(絶対的な出力時刻)の情報でもよい。また、番組の映像を構成するフレームのうち、出現時刻t(i)に対応するフレーム番号を補助情報の出力箇所の情報としてもよい。また、シーンS(i)の出現時刻t(i)を示すオフセットを補助情報の出力箇所の情報としてもよい。
第二格納部401は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。第二格納部401に補助情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して補助情報が第二格納部401で記憶されてもよい。また、通信回線等を介して送信された補助情報が第二格納部401で記憶されてもよい。あるいは、入力デバイスを介して入力された補助情報が第二格納部401で記憶されてもよい。
第二受信部402は、番組出力装置2から番組識別情報を有する補助情報送信指示を受信する。補助情報送信指示は、番組識別情報を有するが、番組識別情報で識別される番組内の補助情報の出力箇所を示す箇所情報を有する場合もある。
第二処理部403は、補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を第二格納部401から取得する。第二処理部403は、第二受信部402が補助情報送信指示を受信とすると、その補助情報送信指示が番組識別情報を有している場合、その補助情報送信指示から番組識別情報を取得する。そして、第二処理部403は、第二格納部401から当該番組識別情報に対応する補助情報を取得する。
第二処理部403は、補助情報送信指示が補助情報識別子を有している場合、その補助情報送信指示から補助情報識別子を取得する。そして、第二処理部403は、第二格納部401からその補助情報識別子で識別される補助情報の次の補助情報を取得する。次の補助情報は、番組内における出力箇所が時間的に次となる補助情報である。従って、第二処理部403は、第二格納部401に番組識別情報に対応付けられた補助情報が複数個格納されている場合、番組識別情報に対応する複数個の補助情報を番組内の出力箇所の順番で取得する。なお、第二処理部403は、番組識別情報に対応付けられた複数の補助情報を一括して取得するようにしてもよい。
第二送信部404は、第二処理部403が取得した番組識別情報を番組出力装置2に送信する。
第二受信部402および第二送信部404は、通常、無線または有線の通信手段で実現される。また、第二処理部403は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。第二処理部403の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
次に、番組システム1の動作について、図6〜図8のフローチャートを用いて説明する。本発明に係る番組システム1は、番組出力装置2が第一サーバ3および第二サーバ4と相互に通信して、番組出力装置2が受信している番組に対応付けられた補助情報を取得し、その補助情報を受信している番組とともに出力する動作に特徴があるので、番組出力装置2、第一サーバ3および第二サーバ4の各装置の動作について説明する。
まず、番組出力装置2の出力制御の動作について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)番組受信部201は、電源がONになったか否かを判断する。電源がONになると(S601:Y)、ステップS602に進み、電源がOFF状態であれば(S601:N)、ステップS601に戻る。
(ステップS602)番組受信部201は、チャネル識別子格納部に格納されているチャネル識別子で送信される番組を受信する。番組受信部201は、番組の映像情報と音声情報を1フレーム単位で受信し、番組格納部に順番に格納する。
(ステップS603)出力部207の番組出力手段2071は、番組格納部に格納された番組の音声情報と映像情報を格納順に読み出して出力する。
(ステップS604)チャネル識別子取得部202は、チャネル識別子格納部からチャネル識別子を取得する。
(ステップS605)番組特定情報送信部203は、チャネル識別子取得部202が取得したチャネル識別子を含む番組特定情報を第一サーバ3に送信する。
(ステップS606)番組識別情報取得部204は、番組特定情報送信部203による番組特定情報の送信に応じて第一サーバ3から当該番組特定情報に含まれるチャネル識別子に対応する番組識別情報が送信されると、その番組識別情報を受信する。
(ステップS607)補助情報送信指示送信部205は、出力部207が出力している番組に対して当該番組とともに出力させる補助情報を第二サーバ4から全て取得しているか否かを判別する。補助情報送信指示送信部205は、補助情報を全て取得していなければ(S607:N)、ステップS608に進み、補助情報を全て取得していれば(S607:Y)、ステップS610に進む。
(ステップS608)補助情報送信指示送信部205は、番組識別情報取得部204が取得した番組識別情報を含む補助情報送信指示を第二サーバ4に送信する。補助情報送信指示送信部205は、未だ第二サーバ4から補助情報を受信していない場合は、番組識別情報を第二サーバ4に送信するが、既に補助情報を受信している場合は、受信している最新の補助情報に含まれる補助情報識別子を番組識別情報とともに第二サーバ4に送信する。
(ステップS609)補助情報取得部206は、補助情報送信指示送信部205による補助情報送信指示に応じて第二サーバ4から補助情報が送信されると、その補助情報を番組受信部201が現在受信している番組に対応付けられた補助情報として取得し、バッファメモリに保存する。
なお、補助情報送信指示送信部205が最初に補助情報送信指示を第二サーバ4ら送信したときは、第二サーバ4は、補助情報送信指示に含まれる番組識別情報と現在時刻(補助情報送信指示の受信時刻に相当)とに対応する補助情報識別子を有する補助情報を番組出力装置2に送信する。従って、補助情報取得部206は、番組受信部201が番組の受信を開始した時刻に対応する補助情報を取得する。この補助情報は、出力部207が番組の出力を開始して最初に出現する補助情報の出力箇所に対応する補助情報である。
一方、補助情報送信指示送信部205が2回目以降の補助情報送信指示を第二サーバ4に出力したときは、第二サーバ4は、補助情報送信指示に含まれる番組識別情報と、補助情報送信指示に含まれる補助情報識別子の次の補助情報識別子とを有する補助情報を番組出力装置2に送信する。従って、補助情報取得部206は、既に取得している最新の補助情報に対して時間的に次の補助情報を取得する。
(ステップS610)補助情報出力手段2072は、バッファメモリに保存されている1または2以上の補助情報に含まれる出力箇所(番組内の相対的な出力時刻)が出力部207で出力されている番組の出力箇所に該当しているか否かを判断する。補助情報出力手段2072は、いずれかの補助情報に含まれる出力箇所が現在出力されている番組の出力個所に該当していれば(S610:Y)、ステップS611に進み、いずれの補助情報も現在出力されている番組の出力個所に該当していなければ(S610:N)、ステップS612に進む。
(ステップS611)補助情報出力手段2072は、現在出力されている番組の出力箇所を有する補助情報をバッファメモリから読み出し、その補助情報を出力する。
(ステップS612)番組受信部201は、電源がOFFになったか否かを判断する。電源がOFFになっていないときは(S612:N)、ステップS602に戻り、電源がOFFになったときは(S612:Y)、補助情報の出力制御は終了する。
なお、図6のフローチャートのステップS605,S606において、番組特定情報送信部203は、現在時刻を取得し、その現在時刻とチャネル識別子取得部202が取得したチャネル識別子とを含む番組特定情報を第一サーバ3に送信し、第一サーバ3からそのチャネル識別子と現在時刻とに対応する番組識別情報を取得するようにしてもよい。
また、図6のフローチャートにおいて、処理終了の割り込みがあれば、処理は終了する。
次に、第一サーバ3の番組識別情報の送信制御の動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)第一受信部302は、番組出力装置3からチャネル識別子を含む番組特定情報を受信した否かを監視しており(ステップS701のループ処理)、第一受信部302が番組出力装置3からの番組特定情報を受信すると(ステップS701:Y)、ステップS702に進む。
(ステップS702)第一処理部303は、第一受信部302が受信した番組特定情報に現在時刻が含まれているか否か判別する。番組特定情報に現在時刻が含まれていなければ(S702:N)、ステップS703に進み、番組特定情報に現在時刻が含まれていれば(S702:Y)、ステップS704に進む。
(ステップS703)第一処理部303は、現在時刻(第一受信部302がチャネル識別子を受信した時刻に相当)の情報を第一サーバ3に内蔵された時計から取得する。
(ステップS704)第一処理部303は、第一格納部301に格納された番組識別情報のうち、番組特定情報が有するチャネル識別子と現在時刻とに対応する番組識別情報を決定する。なお、第一受信部302が受信した番組特定情報にチャネル識別子と現在時刻が含まれる場合、第一処理部303は、当該チャネル識別子と当該現在時刻とに対応する番組識別情報を決定する。また、第一受信部302が受信した番組特定情報にチャネル識別子だけが含まれる場合、第一処理部303は、当該チャネル識別子と第一処理部303が取得した現在時刻とに対応する番組識別情報を決定する。
(ステップS705)第一処理部303は、決定した番組識別情報を第一格納部301から読み出して番組出力装置3に送信すべき番組識別情報を取得する。
(ステップS706)第一送信部304は、第一処理部303が取得した番組識別情報を番組出力装置3に送信し、ステップS701に戻る。
なお、図7のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、第二サーバ4の補助情報の送信制御の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)第二受信部402は、番組出力装置3から番組識別情報を含む補助情報若しくは番組識別情報と補助情報識別子を含む補助情報の送信指示があるか否かを監視しており(ステップS801のループ処理)、第二受信部402が番組出力装置3から補助情報送信指示を受信すると(ステップS801:Y)、ステップS802に進む。
(ステップS802)第二処理部403は、第二受信部402が受信した補助情報送信指示に補助情報識別子が含まれているか否かを判別する。第二処理部403は、第二受信部402が受信した補助情報送信指示に補助情報識別子が含まれていなければ(S802:N)、ステップS803に進み、補助情報識別子が含まれていれば(S802:Y)、ステップS805に進む。
(ステップS803)第二処理部403は、現在時刻(第二受信部402が補助情報の要求を受信した時刻に相当)の情報を第二サーバ4に内蔵された時計から取得する。
(ステップS804)第二処理部403は、第二格納部401に格納された番組識別情報のうち、第二受信部402が受信した補助情報送信指示に含まれる番組識別情報と、第二処理部403が取得した現在時刻とに対応する補助情報を決定する。
(ステップS805)第二処理部403は、第二格納部401に格納された番組識別情報のうち、第二受信部402が受信した補助情報送信指示に含まれる番組識別情報と、補助情報送信指示に含まれる補助情報識別子に対して次の補助情報識別子とに対応する補助情報を決定する。
(ステップS806)第二処理部403は、決定した補助情報(補助情報識別子、番組識別情報および箇所情報を含む情報)を第二格納部401から読み出して番組出力装置3に送信すべき補助情報を取得する。
(ステップS807)第二送信部404は、第二処理部403が取得した補助情報を番組出力装置3に送信し、ステップS801に戻る。
なお、図8のフローチャートにおいて、ステップS801で受信した補助情報送信指示に現在時刻が含まれている場合は、ステップS803の処理をせず、ステップS804で、第二処理部403は、第二格納部401に格納された補助情報のうち、第二受信部402が受信した補助情報送信指示に含まれる番組識別情報と現在時刻とに対応する補助情報を決定するようにすればよい。
また、図8のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
(具体例)
次に、番組出力装置2における番組と補助情報の出力動作の具体例について説明する。
次に、番組出力装置2における番組と補助情報の出力動作の具体例について説明する。
以下の説明では、番組出力装置2は、番組表に従って放送される番組を受信するものとし、第二サーバ4からは補助情報として字幕情報が提供される場合について説明する。
第一サーバ3の第一格納部301には、例えば、図9に示すリスト形式で1以上の番組の番組管理情報が格納されているものとする。
図9において、「ID」の欄は、番組の番組識別情報を示す欄であり、「タイトル」の欄は、番組名を示す欄であり、「Ch」の欄は、番組が放送されるチャネル識別子を示す欄である。また、「放送日」、「開始」および「終了」の各欄は、番組が放送される放送日(年/月/日)と放送開始時刻(時/分/秒)と放送終了時刻(時/分/秒)を示す欄であり、「概要」の欄は、番組の内容の概要を示す欄である。
図9の例では、例えば、番組名が「AAA」の番組は、「xx11」の番組識別子を有し、チャネル番号(チャネル識別子)「X1」のチャネルで、Y1年M1月D1日の時刻「T1」に放送が開始され、時刻「T2」に放送が終了することを示している。また、番組名が「BBB」の番組は、「xx12」の番組識別子を有し、チャネル番号「X1」のチャネルで、Y1年M1月D1日の時刻「T2」に放送が開始され、時刻「T3」に放送が終了することを示している。「AAA」の番組の放送終了時刻と「BBB」の番組の放送開始時刻が同じになっているのは、「AAA」の番組の後に「BBB」の番組が続いて放送されることを示してしている。
第一格納部301に格納されている番組管理情報は、例えば、地震などが発生して放送中の番組が当該地震の緊急放送に切り換えられる場合や放送中の番組が延長して放送される場合などに、番組提供事業者などによって修正される。例えば、「AAA」の番組の放送終了時刻T2が30分延長される場合、第一格納部301に格納されている1以上の番組管理情報は、「AAA」の番組の放送終了時刻T2と、「AAA」の番組に続いて順番に放送される「BBB」,「CCC」,…の各番組の放送開始時刻T2,T3,…と放送終了時刻T3,T4,…がそれぞれ30分ずつ繰り下がるように修正される。
また、「AAA」の番組の放送中の時刻「Tk」(T1<Tk<T2)から緊急放送「FFF」を30分間流す場合、第一格納部301に格納されている1以上の番組管理情報は、「AAA」の番組と「BBB」の番組の間に「FFF」の緊急放送の番組管理情報(ID:xxNN、タイトル:地震速報、Ch:X1、放送日:Y1/M1/D1、放送開始時刻:Ta、放送終了時刻:(Ta+30分))を追加するように、修正される。
「FFF」の緊急放送の番組管理情報を追加することにより、「AAA」の番組の番組管理情報は、放送時間帯が放送開始時刻T1から放送終了時刻Tkのものと、放送開始時刻(Tk+30分)から放送終了時刻(T2++30分)のものに分割され、「AAA」の番組に連続して順番に放送される「BBB」,「CCC」,…の各番組の放送開始時刻2,T3,…と放送終了時刻T3,T4,…がそれぞれ30分ずつ繰り下げるように修正される。
第二サーバ4の第二格納部401には、例えば、図10に示すリスト形式で1以上の字幕情報が格納されているものとする。
図10において、「字幕ID」の欄は、補助情報識別子を示す欄であり、「番組ID」は、字幕情報が対応付けられている番組の番組識別情報を示す欄である。また、「出力箇所」の欄は、対応付けられた番組内での字幕情報の出力箇所を示す欄であり、「字幕内容」の欄は、出力される字幕の内容を示す欄である。
図10の例では、「出力箇所」の情報として番組内における相対的な出力時刻(図5の出力時刻t(i)に相当する時刻)の情報が記載されている。また、「字幕内容」は、短文の場合は、1つの文章であるが、長文の場合は、1つの文章を複数個に分割した文である。例えば、「今日の天気は晴れです。」の文章や、「今日の天気は、午前中は晴れますが、」、「午後になると雨になるでしょう。」などの文である。
以下の説明では、番組出力装置2が図9の番組名「AAA」の番組を放送開始後に受信する場合の例を、図11に示すタイムチャートを用いて説明する。
図11は、番組名「AAA」の番組を放送している時間帯(放送開始時刻T1から放送終了時間T2の時間帯)の時刻Ta(T1<Ta<T2)で番組出力装置2が番組名「AAA」の番組の受信を開始したときの、番組出力装置2での番組の受信、番組IDの取得、字幕情報の取得および番組と字幕情報の出力の各処理のタイムチャートの一例を示す図である。
図11において、「番組の放送」は、ストリーミング形式で番組名「AAA」の番組の映像情報と音声情報が送信されている状態を示している。「番組の受信」は、番組出力装置2がストリーミング形式で送信されている番組名「AAA」の番組の映像情報と音声情報の受信を時刻Taから開始している状態を示している。「番組の放送」の欄に記載のシーンS(2),S(3)は、字幕が表示されるシーンを示している。時刻T(2),T(3)は、それぞれシーンS(2),S(3)の出現時刻を示している。
また、「番組IDの取得」は、番組出力装置2が受信している番組名「AAA」の番組の番組ID「xx11」(図9参照)を取得する処理のタイミングを示している。「字幕情報の取得」は、番組ID「xx11」に対応付けられた字幕ID「PN01」,「PN02」,「PN03」,…「PN50」(図10参照)を取得する処理のタイミングを示している。「番組の出力」は、番組出力装置2の出力部207が番組と字幕情報を出力する処理のタイミングを示している。
まず、番組名「AAA」の番組が放送されている放送時間帯(T1からT2の時間帯)内の時刻Taで視聴者が番組出力装置2の電源をONにすると、番組受信部201はチャネル識別子格納部に格納されているチャネル番号(チャネル識別子)で放送されている番組の受信を開始し、番組出力装置2の電源がOFFになるまで、番組の受信を継続する。
例えば、チャネル識別子格納部にチャネル番号「X2」が格納されていると、番組受信部201は、チャネル番号「X2」で「T1」から「T2」の放送時間帯に放送されている番組名「DDD」の番組の受信を開始する。一方、視聴者がリモコンを操作してチャネル番号「X1」を入力すると、チャネル識別子格納部のチャネル番号が「X1」に変更され、番組受信部201は、チャネル識別子「X1」で「T1」から「T2」の放送時間帯に放送されている番組名「AAA」の番組の受信を開始する。
本具体例では、チャネル識別子格納部にチャネル識別子「X1」が格納されているものとし、番組受信部201は、時刻Taで番組名「AAA」の番組の受信を開始するものとする。
番組受信部201は、番組名「AAA」の番組の映像情報と音声情報を1フレーム単位で受信し、番組格納部に順番に格納する。一方、出力部207の番組出力手段2071は、番組格納部に格納された番組の映像情報と音声情報を格納順にフレーム単位で読み出して映像情報をディスプレイに出力し、音声情報をスピーカーから出力する。
また、チャネル識別子取得部202は、番組受信部201が受信している番組名「AAA」の番組のチャネル番号「X1」をチャネル識別子格納部から取得し、番組特定情報送信部203がそのチャネル番号「X1」を含む番組特定情報を第一サーバ3に送信する。なお、番組特定情報送信部203は、現在時刻を取得し、番組受信部201が受信したチャネル番号「X1」と、取得した現在時刻とを含む番組特定情報を第一サーバ3に送信してもよい。
第一サーバ3では、第一受信部302が番組特定情報送信部203からの番組特定情報を受信すると、第一処理部303が当該番組特定情報に現在時刻が含まれているか否かを判別し、現在時刻が含まれていなければ、第一処理部303が第一サーバ3内の時計から現在時刻Ta'(番組特定情報を受信した時刻に相当)を取得する。番組出力装置2の番組特定情報送信部203がチャネル番号「X1」を送信する時刻は、番組出力装置2の番組受信部201が番組名「AAA」の番組の受信を開始した時刻Taの直後であるので、第一処理部303が取得する現在時刻Ta'は、番組名「AAA」の番組の受信開始時刻Taと見なすことができる。
第一処理部303は、第一格納部301に格納された番組管理情報を検索し、受信した番組特定情報に現在時刻が含まれている場合は、受信したチャネル番号「X1」を有し、且つ、現在時刻Taが放送時間帯に含まれる番組の番組IDを取得する。一方、受信した番組特定情報に現在時刻が含まれていない場合は、受信したチャネル番号「X1」を有し、且つ、取得した現在時刻Ta'が放送時間帯に含まれる番組の番組IDを取得する。
図9に示す番組管理情報によれば、番組名「AAA」の番組管理情報がCh=X1、T1<Ta<T2若しくはT1<Ta'<T2を満たすから、第一処理部303は、番組名「AAA」の番組ID「xx11」を取得する。そして、第一送信部304がその番組ID「xx11」を番組出力装置2に送信する。
番組出力装置2の番組識別情報取得部204は、第一サーバ3から番組ID「xx11」が送信されると、その番組ID「xx11」を番組受信部201が受信している番組名「AAA」の番組の番組IDとして取得する。そして、補助情報送信指示送信部205は、取得した番組ID「xx11」に対応する字幕情報を第二サーバ4から取得しているか否かを判断し、取得していなければ、時刻Tb(Ta<Tb<T2)にその番組ID「xx11」とともに補助情報送信指示を第二サーバ4に送信する。
すなわち、図11の例で、字幕ID「PN02」を有する字幕情報を第二サーバ4から取得するときには、番組出力装置2は、番組ID「xx11」と現在時刻の情報によって字幕ID「PN02」を有する字幕情報を特定し、その字幕情報を第二サーバ4から取得する。なお、時刻Taと時刻Tbの時間差は微小であるので、本具体例では、第二サーバ4で現在時刻Tbを取得し、番組ID「xx11」と現在時刻Tbによって字幕ID「PN02」を有する字幕情報を特定するようにしている。
また、補助情報送信指示送信部205は、取得した番組ID「xx11」に対応する字幕情報を第二サーバ4から取得していれば、その字幕情報に含まれる字幕IDおよび番組ID「xx11」とともに補助情報送信指示を第二サーバ4に送信する。
すなわち、図11の例で、字幕ID「PN03」以降の字幕IDを有する字幕情報を第二サーバ4から取得するときには、番組出力装置2は、番組ID「xx11」と既に取得している最新の字幕IDを第二サーバ4に送信し、送信した字幕IDの次の字幕IDと番組ID「xx11」とを有する字幕情報を第二サーバ4から取得する。例えば、最新の字幕IDが「PN02」の場合、番組出力装置2は、番組ID「xx11」と字幕ID「PN02」を第二サーバ4に送信し、字幕ID「PN02」の次の字幕ID「PN03」と番組ID「xx11」とを有する字幕情報を第二サーバ4から取得する。
第二サーバ4では、第二受信部402が補助情報送信指示送信部205からの補助情報送信指示を受信すると、第二処理部403は、その補助情報送信指示に字幕IDが含まれているか否かを判断し、含まれていなければ、第二サーバ4内の時計から現在時刻Tb'(補助情報送信指示を受信した時刻に相当)を取得する。そして、第二処理部403は、第二格納部401に格納された字幕情報を検索し、受信した補助情報送信指示に含まれる番組ID「xx11」と取得した現在時刻Tb'に対応する出力箇所とを有する字幕情報を取得する。
図11の例では、現在時刻Tb'よりも後の時刻で最初に出力される字幕は、シーンS(2)の出現時刻t(2)を有する字幕であるから、第二処理部403は、番組ID「xx11」と出現時刻t(2)に対応する出力箇所とを有する字幕情報を取得する。第二処理部403は、現在時刻Tb'(絶対的な時刻)を番組名「AAA」の番組の放送時間内における相対的な時刻「t(2)」に変換し、図9に示す字幕情報の中から、番組ID「xx11」と出力箇所(番組内の相対的な出力時刻)「t(2)」を有する字幕情報(字幕ID「PN02」、番組ID「xx11」、出力箇所「t(2)」および字幕内容「bbb…。」を有する情報)を取得する。そして、第二送信部404は、取得した字幕情報を番組出力装置2に送信する。
一方、受信した補助情報送信指示に字幕IDが含まれていれば、第二処理部403は、第二格納部401に格納された字幕情報を検索し、補助情報送信指示に含まれる番組ID「xx11」と、補助情報送信指示に含まれる字幕IDの次の字幕IDとに対応する補助情報を取得する。
図11の例では、受信した補助情報送信指示に字幕ID「PN02」が含まれていれば、第二処理部403は、字幕ID「PN02」の次の字幕ID「PN03」と番組ID「xx11」とを有する字幕情報(字幕ID「PN03」、番組ID「xx11」、出力箇所「t(3)」および字幕内容「ccc…。」を有する情報)を第二格納部401から取得する。そして、第二送信部404は、取得した字幕情報を番組出力装置2に送信する。
補助情報取得部206は、第二サーバ4から補助情報が送信される毎に、その補助情報を番組受信部201が受信している番組名「AAA」の番組とともに出力すべき補助情報として取得し、バッファメモリに格納する。
図11の例では、補助情報取得部206は、「PN02」から「PN50」の字幕IDを有する補助情報を順番に取得し、それぞれバッファメモリに格納する。
出力部207の補助情報出力手段2072は、番組受信部201と出力部207の番組出力手段2071によって時刻Taから番組の出力が開始されると、バッファメモリに格納される1以上の字幕情報の中で現在時刻が出力箇所に一致する字幕情報が存在するか否かを監視する。そして、現在時刻が出力箇所に一致する字幕情報が存在すると、補助情報出力手段2072は、その字幕情報をバッファメモリから読み出して出力する。
図11の例では、現在時刻が受信開始時刻TaとシーンS(2)の出現時刻t(2)の間にあれば、バッファメモリに格納されている1以上の字幕情報の中には現在時刻が出力箇所に一致する字幕情報は存在しないから、補助情報出力手段2072は字幕情報の出力処理をしない。
その後、現在時刻がシーンS(2)の出現時刻t(2)になると、バッファメモリに格納されている1以上の字幕情報の中の字幕ID「PN02」を有する字幕情報の出力箇所「t(2)」が現在時刻に一致するので、補助情報出力手段2072は、バッファメモリから字幕ID「PN02」と出力箇所「t(2)」を有する字幕ID「PN02」の字幕内容「ccc…。」を読み出す。そして、補助情報出力手段2072は。例えば、スーパーインポーズなどの出力技術を用いて、図12に示すように、番組のシーンS(2)の映像が出力されているディスプレイに当該映像に重ねて出力する。補助情報出力手段2072は、番組のシーンS(2)の映像の出力が終了すると、字幕ID「PN02」の字幕内容「ccc…。」の出力処理を終了する。
その後は、補助情報出力手段2072は、番組出力中の現在時刻を監視し、シーンS(3),S(4),…の映像の出現時刻t(3),t(4),…が到来する毎に、各出現時刻t(3),t(4),…に一致する出力箇所を有する字幕ID「PN03」,「PN04」,…の字幕をバッファメモリから読み出して、図12に示すように、番組のシーンS(3),S(4),…の映像に重ねて字幕ID「PN03」,「PN04」,…の字幕を出力する。
上記の具体例では、番組ID「xx11」に対応する字幕ID「PN02」,「PN04」,…「PN50」の字幕情報を第二サーバ4から出力箇所の順番に取得しているが、これらの字幕情報を最初に字幕情報を取得するときに一括して第二サーバ4から取得するようにしてもよい。
また、上記の具体例では、字幕情報を例に説明したが、手話情報や絵文字情報や補助音声等の補助情報についても同様の出力制御を行うことによって、番組のシーンに対応させて1以上の補助情報を番組とともに出力させることができる。
なお、手話情報の場合は、手話映像が番組映像と重ならないように、補助情報出力手段2072は、図13に示すように、ディスプレイの画面の一部を手話映像用に分割し、その分割した部分に手話映像を出力する。また、絵文字情報の場合は、番組映像と重ねて絵文字を出力するようにしてもよく、番組映像と分離して絵文字を出力するようにしてもよい。
上記の具体例では、同一の画面内に番組と補助情報を出力するようにしているが、図14に示すように、番組出力装置2のディスプレイに番組を出力し、携帯端末などの他の装置に補助情報を出力するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態1では、第一サーバ3に番組管理情報を格納しておき、番組出力装置2が第一サーバ3と通信して、受信している番組の番組識別情報を取得するようにしているが、例えば、番組出力装置2が受信している放送局から電子番組表(EPG)を取得し、当該電子番組表から現在受信している番組の番組識別情報を取得するようにしてもよい。この場合は、チャネル識別子と現在時刻とを第一サーバ3に送信する手順や、第一サーバ3からチャネル識別子と現在時刻とに対応する番組識別情報を受信する手順などが不要になり、番組識別情報の取得処理が簡単になる利点がある。
また、上記の具体例では、番組出力装置2が番組の受信を開始すると、当該番組に対応付けられた補助情報を第二サーバ4から取得するようにしているが、番組出力装置2の電源がONになって番組の受信を開始すると、番組出力装置2が受信しているチャネル番号で受信可能な全ての番組に対応付けられた全ての補助情報を取得するようにしてもよい。或いはまた、全てのチャネルで放送される受信可能な番組に対応付けられた全ての補助情報を取得するようにしてもよい。このようにした場合、受信している番組が終了した後に続いて同一チャネルまたは他のチャネルの番組を受信する際に当該番組に対応付けられた補助情報を取得する処理が不要になる利点がある。
また、上記の具体例では、番組出力装置2が第二サーバ4から字幕情報だけを取得して、受信している番組とともに出力する例を説明したが、番組出力装置2が受信している番組に字幕情報だけでなく、手話情報、絵文字情報、補助音声情報などの他の種類の補助情報が用意されている場合、それらの補助情報の取得処理も番組の受信開示時に行い、番組とともに字幕情報や手話情報などの複数の種類の補助情報を出力させるようにしてもよい。
この場合、第二サーバ4が複数種類の補助情報を管理し、番組出力装置2は、受信している番組に対応付けらたれた複数種類の補助情報を第二サーバ4から取得するようにしてもよい。また、複数種類の補助情報を種類毎に異なるサーバで管理し、番組出力装置2は、受信している番組に対応付けられた複数種類の補助情報を各種類に対応したサーバから取得するようにしてもよい。
例えば、補助情報を管理する第二サーバ4として、手話情報を管理する第二サーバ4Aと、字幕情報を管理する第二サーバ4Bが設けられている場合、番組出力装置2は、番組の受信を開始すると、当該番組の番組管理情報を取得した後、第二サーバ4Aと第二サーバ4Bにアクセスして当該番組に対応付けられた手話情報と字幕情報を取得し、番組とともに手話情報と字幕情報を出力するようにすればよい。なお、番組出力装置2が第二サーバ4Aと第二サーバ4Bにアクセスする順番は問わない。
以上、本実施の形態1によれば、番組に対応付けられた補助情報が当該番組とは別に提供される場合に、番組出力装置で当該補助情報を取得し、受信している番組とともに当該番組に対応付けられた補助情報を出力させることができる。すなわち、番組を提供する番組提供者(放送局)と、番組管理情報を管理する番組管理事業者と、補助情報を提供する補助情報提供者とによって、補助情報が付いていない番組に対して番組出力装置側で当該番組に補助情報を付加して視聴することができる番組システムを構築することができる。
また、従来の放送局側の構成を変更しなくても、補助情報が付いていない番組に対して、番組出力装置側で番組と当該番組に対応する補助情報とを出力させることができ、アクセサビリティの高い補助情報を提供することができる番組システムを構築することができる。
従って、補助情報を視聴覚障碍者や視聴覚能力が低下した高齢者等の視聴を補助する内容とすることによって、視聴覚障碍者等に対して番組の視聴を補助することができる。また、補助情報を番組の内容に関連した情報とすることによって、健常者にも番組の視聴を補助することができる。
さらに、本実施の形態1の番組出力装置2、第一サーバ3、第二サーバ4における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。
本実施の形態1における番組出力装置2を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。
すなわち、番組を識別する番組識別情報と当該番組のチャネル識別子を含む1または2以上の番組管理情報を備える番組管理サーバと、前記番組識別情報に対応付いている1以上の補助情報を備える補助情報管理サーバとに通信可能に接続された番組出力装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、前記コンピュータを、番組を受信する番組受信部と、受信している番組のチャネル識別子を取得するチャネル識別子取得部と、前記チャネル識別子取得部で取得したチャネル識別子を含む番組特定情報を前記番組管理サーバに送信する番組特定情報送信部と、前記番組特定情報の送信に応じて、前記番組管理サーバから番組識別情報を受信する番組識別情報取得部と、前記番組識別情報取得部で受信した番組識別情報を有する補助情報送信指示を、前記補助情報管理サーバに送信する補助情報送信指示送信部と、前記補助情報送信指示の送信に応じて、当該補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を前記補助情報管理サーバから受信する補助情報受信部と、前記番組受信部で受信した番組と前記補助情報受信部で受信した補助情報とを出力する出力部と、して機能させるためのプログラムである。
また、番組出力装置2を実現するための上記プログラムにおいて、前記補助情報は、前記番組に対応する字幕、手話映像、絵文字、補助音声のうちの1種類以上の情報であるとよい。
また、本実施の形態1における第一サーバ3を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。
すなわち、記録媒体に、番組を識別する番組識別情報と、当該番組のチャネル識別子と、当該番組が放送される時間帯を示す放送時間帯情報とを有する1または2以上の番組管理情報が格納されており、コンピュータを、番組のチャネル識別子を含む番組特定情報を番組出力装置から受信する第一受信部と、前記番組特定情報が有するチャネル識別子と、現在時刻とに対応する番組識別情報を前記番組管理情報格納部から取得する第一処理部と、前記番組識別情報取得部が取得した番組識別情報を前記番組出力装置に送信する第一送信部と、して機能させるためのプログラムである。
第一サーバ3を実現するための上記プログラムにおいて、前記第一受信部は、外部装置から番組管理情報が有する番組識別情報を変更するための情報である変更情報を受信し、前記第一処理部は、前記変更情報に対応する番組特定情報が有する番組識別情報を変更するとよい。
また、本実施の形態1における第二サーバ4を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。
すなわち、記録媒体に、番組識別情報に対応付いている1以上の補助情報を格納しており、コンピュータを、番組出力装置から番組識別情報を有する補助情報送信指示を受信する第二受信部と、前記補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を前記補助情報格納部から取得する第二処理部と、前記補助情報取得部が取得した補助情報を前記番組出力装置に送信する第二送信部と、して機能させるためのプログラムである。
第二サーバ4を実現するための上記プログラムにおいて、前記補助情報送信指示は、前記番組識別情報と当該番組識別情報で識別される番組内の補助情報の出力箇所を示す箇所情報とを有し、前記記録媒体に格納された補助情報は、箇所情報と対応付いており、前記第二処理部は、前記補助情報送信指示が有する番組識別情報と箇所情報とに対応する補助情報を前記第二格納部から取得するとよい。
また、第二サーバ4を実現するための上記プログラムにおいて、前記第二送信部は、前記第二処理部が取得した補助情報と、当該補助情報を識別する補助情報識別子とを前記番組出力装置に送信し、前記第二受信部は、前記番組出力装置から番組識別情報と前記補助情報識別子とを有する補助情報送信指示を受信し、第二処理部は、前記補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報であって、前記補助情報識別子で識別される補助情報の次の補助情報を取得するとよい。
図15は、上記プログラムを実行して、実施の形態1による番組出力装置2、第一サーバ3、第二サーバ4を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。実施の形態1は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図15において、コンピュータシステム900は、CD−ROMドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図16は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図16において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANやWAN等への接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、実施の形態1によるナビゲーション装置1または実施の形態2による端末装置4の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921に記憶されて、CD−ROMドライブ905に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。また、CD−ROM921に代えて他の記録媒体(例えば、DVD等)を介して、プログラムがコンピュータシステム900に読み込まれてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、実施の形態1によるナビゲーション装置1または実施の形態2による端末装置4の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能やモジュールを呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信する送信ステップや、情報を受信する受信ステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明に係る番組出力装置等は、番組に対応付けられた補助情報が当該番組とは別に提供される場合に、番組出力装置で当該補助情報を取得し、受信している番組とともに当該番組に対応付けられた補助情報を出力させることができるという効果を有する。すなわち、従来の放送局側の番組提供の構成を変更しなくても、番組出力装置側で補助情報が付いていない番組に対して当該番組と補助情報とを出力させることができるという効果を有する。従って、視聴者に対して番組の視聴を補助することができる番組出力装置等として有用である。
特に、補助情報を視聴覚障碍者等の視聴を補助する内容とすることによって、視聴覚障碍者等に対して番組の視聴を補助することができる番組出力装置等として有用である。
1 番組システム
2 番組出力装置
201 番組受信部
202 チャネル識別子取得部
203 番組特定情報送信部
204 番組特定情報取得部
204 番組識別情報取得部
205 補助情報送信指示送信部
206 補助情報取得部
207 出力部
2071 番組出力手段
2072 補助情報出力手段
3 第一サーバ
301 第一格納部
302 第一受信部
303 第一処理部
304 第一送信部
4 第二サーバ
401 第二格納部
402 第二受信部
403 第二処理部
404 第二送信部
5 インターネット回線網
900 コンピュータシステム
901 コンピュータ
902 キーボード
903 マウス
904 モニタ
914 ハードディスク
915 バス
2 番組出力装置
201 番組受信部
202 チャネル識別子取得部
203 番組特定情報送信部
204 番組特定情報取得部
204 番組識別情報取得部
205 補助情報送信指示送信部
206 補助情報取得部
207 出力部
2071 番組出力手段
2072 補助情報出力手段
3 第一サーバ
301 第一格納部
302 第一受信部
303 第一処理部
304 第一送信部
4 第二サーバ
401 第二格納部
402 第二受信部
403 第二処理部
404 第二送信部
5 インターネット回線網
900 コンピュータシステム
901 コンピュータ
902 キーボード
903 マウス
904 モニタ
914 ハードディスク
915 バス
Claims (11)
- 第一サーバと第二サーバと番組出力装置とを具備する番組システムを構成する番組出力装置であって、
前記第一サーバは、
番組を識別する番組識別情報と、当該番組が放送されるチャネルを識別するチャネル識別子と、当該番組が放送される時間帯を示す放送時間帯情報とを有する1または2以上の番組管理情報を格納している第一格納部と、
番組のチャネル識別子を含む番組特定情報を前記番組出力装置から受信する第一受信部と、
前記番組特定情報が有するチャネル識別子と、現在時刻とに対応する番組識別情報を前記第一格納部から取得する第一処理部と、
前記第一処理部が取得した番組識別情報を前記番組出力装置に送信する第一送信部とを具備し、
前記第二サーバは、
番組識別情報に対応付いている1以上の補助情報を格納している第二格納部と、
前記番組出力装置から番組識別情報を有する補助情報送信指示を受信する第二受信部と、
前記補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を前記第二格納部から取得する第二処理部と、
前記第二処理部が取得した補助情報を前記番組出力装置に送信する第二送信部とを具備し、
前記番組出力装置は、
番組を受信する番組受信部と、
前記番組受信部が受信している番組のチャネル識別子を取得するチャネル識別子取得部と、
前記チャネル識別子を含む番組特定情報を前記第一サーバに送信する番組特定情報送信部と、
前記番組特定情報の送信に応じて、前記第一サーバから番組識別情報を受信する番組識別情報取得部と、
前記番組識別情報取得部が受信した番組識別情報を有する補助情報送信指示を前記第二サーバに送信する補助情報送信指示送信部と、
前記補助情報送信指示の送信に応じて、当該補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を前記第二サーバから受信する補助情報取得部と、
前記番組受信部が受信した番組と前記補助情報取得部が受信した補助情報とを出力する出力部とを具備する番組システムを構成する番組出力装置。 - 前記補助情報送信指示は、前記番組識別情報と当該番組識別情報で識別される番組内の補助情報の出力箇所を示す箇所情報とを有し、
前記第二格納部の補助情報は、箇所情報と対応付いており、
前記第二処理部は、
前記補助情報送信指示が有する番組識別情報と箇所情報とに対応する補助情報を前記第二格納部から取得する請求項1記載の番組出力装置。 - 前記第二送信部は、
前記第二処理部が取得した補助情報と、当該補助情報を識別する補助情報識別子とを前記番組出力装置に送信し、
前記補助情報送信指示送信部は、
前記番組識別情報取得部が受信した番組識別情報と前記補助情報識別子とを有する補助情報送信指示を前記第二サーバに送信し、
前記第二処理部は、
前記補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報であって、前記補助情報識別子で識別される補助情報の次の補助情報を取得する請求項1記載の番組出力装置。 - 前記第一サーバと前記第二サーバとは異なる装置である請求項1から請求項3いずれか一項に記載の番組出力装置。
- 前記第一サーバの第一受信部は、
外部装置から番組管理情報が有する番組識別情報を変更するための情報である変更情報を受信し、
前記第一処理部は、
前記変更情報に対応する番組特定情報が有する番組識別情報を変更する請求項1から請求項4いずれか一項に記載の番組出力装置。 - 前記補助情報は、
前記番組に対応する字幕、手話映像、絵文字、補助音声のうちの1種類以上の情報である請求項1から請求項5いずれか一項に記載の番組出力装置。 - 番組を受信する番組受信部と、
前記番組受信部が受信している番組のチャネル識別子を取得するチャネル識別子取得部と、
前記チャネル識別子を含む番組特定情報に対応する番組識別情報を取得する番組識別情報取得部と、
番組識別情報に対応する1以上の補助情報を格納している補助情報管理サーバから受信される補助情報であり、前記番組識別情報取得部が取得した番組識別情報に対応する補助情報を取得する補助情報取得部と、
前記番組受信部が受信した番組と前記補助情報取得部が取得した補助情報とを出力する出力部とを具備する番組出力装置。 - 番組を識別する番組識別情報と、当該番組のチャネル識別子と、当該番組が放送される時間帯を示す放送時間帯情報とを有する1または2以上の番組管理情報を格納している番組管理情報格納部と、
番組のチャネル識別子を含む番組特定情報を番組出力装置から受信する番組特定情報受信部と、
前記番組特定情報が有するチャネル識別子と、現在時刻とに対応する番組識別情報を前記番組管理情報格納部から取得する番組識別情報取得部と、
前記番組識別情報取得部が取得した番組識別情報を前記番組出力装置に送信する番組識別情報送信部と、
を具備する番組管理サーバ。 - 番組識別情報に対応付いている1以上の補助情報を格納している補助情報格納部と、
番組出力装置から番組識別情報を有する補助情報送信指示を受信する補助情報送信指示受信部と、
前記補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を前記補助情報格納部から取得する補助情報取得部と、
前記補助情報取得部が取得した補助情報を前記番組出力装置に送信する補助情報送信部と
を具備する補助情報管理サーバ。 - 番組を識別する番組識別情報と当該番組のチャネル識別子を含む1または2以上の番組管理情報を備える番組管理サーバと、前記番組識別情報に対応付いている1以上の補助情報を備える補助情報管理サーバとに通信可能に接続された番組出力装置における番組と補助情報の出力方法であって、
番組を受信する番組受信ステップと、
受信している番組のチャネル識別子を取得するチャネル識別子取得ステップと、
前記チャネル識別子取得ステップで取得したチャネル識別子を含む番組特定情報を前記番組管理サーバに送信する番組特定情報送信ステップと、
前記番組特定情報の送信に応じて、前記番組管理サーバから番組識別情報を受信する番組識別情報受信ステップと、
前記番組識別情報受信ステップで受信した番組識別情報を有する補助情報送信指示を、前記補助情報管理サーバに送信する補助情報送信指示送信ステップと、
前記補助情報送信指示の送信に応じて、当該補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を前記補助情報管理サーバから受信する補助情報受信ステップと、
前記番組受信ステップで受信した番組と前記補助情報受信ステップで受信した補助情報とを出力する出力ステップと、
を具備する番組と補助情報の出力方法。 - 番組を識別する番組識別情報と当該番組のチャネル識別子を含む1または2以上の番組管理情報を備える番組管理サーバと、前記番組識別情報に対応付いている1以上の補助情報を備える補助情報管理サーバとに通信可能に接続された番組出力装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
番組を受信する番組受信部と、
受信している番組のチャネル識別子を取得するチャネル識別子取得部と、
前記チャネル識別子取得部で取得したチャネル識別子を含む番組特定情報を前記番組管理サーバに送信する番組特定情報送信部と、
前記番組特定情報の送信に応じて、前記番組管理サーバから番組識別情報を受信する番組識別情報取得部と、
前記番組識別情報取得部が受信した番組識別情報を有する補助情報送信指示を、前記補助情報管理サーバに送信する補助情報送信指示送信部と、
前記補助情報送信指示の送信に応じて、当該補助情報送信指示が有する番組識別情報に対応する補助情報を前記補助情報管理サーバから受信する補助情報受信部と、
前記番組受信部が受信した番組と前記補助情報受信部が受信した補助情報とを出力する出力部と、
して機能させるためのプログラム。
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