JP2000022970A - 画像処理装置及び画像処理方法並びに再生装置 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法並びに再生装置

Info

Publication number
JP2000022970A
JP2000022970A JP10181108A JP18110898A JP2000022970A JP 2000022970 A JP2000022970 A JP 2000022970A JP 10181108 A JP10181108 A JP 10181108A JP 18110898 A JP18110898 A JP 18110898A JP 2000022970 A JP2000022970 A JP 2000022970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
image
subject
area
red
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10181108A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kawai
川井  隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10181108A priority Critical patent/JP2000022970A/ja
Publication of JP2000022970A publication Critical patent/JP2000022970A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】赤目の判定精度を高める。 【解決手段】被写体距離及び撮影時に使用したレンズの
焦点距離に関する情報をフィルムの磁気記録領域から読
み込み、これらの情報に基づいて、読み取り画像上にお
ける被写体の両眼の間隔Yを計算する。また、読み取り
画像から赤色領域1201a',1201b',1203',1204a',1204b'
を抽出する。そして、互いの距離がYである赤色領域12
01a',1201b'を赤目領域であると判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
画像処理方法並びにメモリ媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置の1つとして透過原稿画像
の入力装置がある。図7は、透過原稿画像の入力装置の
代表例であるフィルムスキャナの一構成例を示す図であ
る。このフィルムスキャナ2000は、例えばパーソナ
ルコンピュータ等の外部機器1011と接続して使用さ
れる。
【0003】照明光源1001は、フィルムホルダ10
02に保持されたフィルムを照明する。このフィルムホ
ルダ1000は、磁気記録領域を有するフィルム(例え
ば、アドバンスト・フォトシステム用のフィルム)の非
画像部(例えば、パーフォレーション部)を裏表から挟
むようにして保持した状態で矢印Aの方向に移動可能に
構成されている。この移動方向(矢印Aの方向)は、フ
ィルムの透過画像を撮像する際の副走査方向である。
【0004】光学系ユニット1005は、結像レンズ1
003やCCDリニアイメージセンサ(以下、単にCC
Dともいう)1004の他、例えばミラー等で構成され
る。この結像レンズ1003は、フィルムを通過した光
をCCD1004上に結像させる。CCD1004は、
図示のZ軸方向が長手方向をなし、この長手方向は、フ
ィルムの透過画像を撮像する際の主走査方向である。こ
の光学系ユニット1005は、焦点調整を行うために、
結像レンズ1004の光軸方向(矢印Bの方向)に移動
可能に構成されている。
【0005】アナログ回路1006は、CCD1004
から出力されたアナログ画像信号を適正なゲインで増幅
すると共にクランプ処理を行う。A/D変換器1007
は、アナログ回路1006から出力されるアナログ画像
信号をA/D変換する。
【0006】画像処理部1008は、例えばゲートアレ
イで構成され、入力されたデジタル画像信号を処理して
出力用の画像信号を生成する。この画像処理部1008
は、A/D変換器1007から入力される画像信号のガ
ンマ変換や各種のフィルタ処理を行う他、CCD100
4の駆動信号等を制御する。
【0007】ラインバッファ1009は、画像処理部1
008から出力される画像信号を一時的に保持するため
に設けられている。インターフェース部1010は、パ
ーソナルコンピュータ等の外部機器1011と接続する
ために設けられている。
【0008】CPU(システムコントローラ)1012
は、内部のメモリデバイスに格納された所定の制御プロ
グラムに基づいて動作し、外部機器1011からの命令
に従ってフィルムスキャナ2000の全体の動作を統括
的に制御する。画像処理部1008、ラインバファ10
09、インターフェース部1010及びCPU1012
は、アドレスバス、データバス及びコントロールバスに
より構成されるCPUバス1013により接続されてい
る。
【0009】副走査モータドライバ1015は、CPU
1012からの命令に従って副走査モータ1014を駆
動する。副走査モータ1014は、例えばステッピング
モータで構成され、副走査モータドライバ1015から
の駆動信号に従って、副走査方向(矢印Aの方向)にフ
ィルムホルダ1002を移動させる。
【0010】フォーカスモータドライバ1017は、C
PU1012からの命令に従ってフォーカスモータ10
16を駆動する。フォーカスモータ1016は、例えば
ステッピングモータで構成され、フォーカスモータドラ
イバ1017からの駆動信号に従って、光学系ユニット
1005を結像レンズ1003の光軸方向(矢印Bの方
向)に移動させる。
【0011】副走査位置検出部1018は、CPU10
12からの命令に従って、フォトインターラプタにより
フィルムホルダ1002の突起形状部の位置を検出し、
その検出結果をCPU1012に通知する。磁気ヘッド
1019は、フィルムの磁気記録領域に記録された画像
付加情報(IX情報)を読み取るための磁気ヘッドであ
る。光源点灯回路1020は、CPU1012からの命
令に従って光源1001を点灯又は消灯させる。
【0012】以上の構成において、CPU1012は、
内部のメモリデバイスに格納された制御プログラムに基
づいて動作し、外部機器1011は、フィルムスキャナ
2000を操作するための制御プログラムに基づいて動
作し、両者がインターフェース部1010を介して通信
することにより、フィルムスキャナ2000から外部機
器1011に対して、フィルムの画像を読み取った画像
データを転送することができる。
【0013】以下、図8に示すフローチャートを参照し
ながら上記のフィルムスキャナ2000の動作手順を説
明する。なお、ここでは、既に、フィルムスキャナ20
00及び外部機器1011の電源が投入されて夫々の制
御プログラムが起動され、フィルムがフィルムホルダ1
002にセットされているものとする。
【0014】この処理は、ステップS501において、
外部機器1011がユーザからプレビューの表示の指示
を受けることにより開始される。この際、ユーザは、フ
ィルムの種類、読み取り範囲、読み取りの解像度等を指
定することができる。外部機器1011は、これらの情
報をフィルムスキャナ2000に転送する。
【0015】ステップS502では、CPU1012
は、転送されたフィルムの種類、読み取り範囲、読み取
りの解像度等に関する情報に基づいて、装置内の各デバ
イスの準備を行う。
【0016】ステップS503では、CPU1012
は、副走査位置検出部1018によりフィルムの副走査
方向の位置を検出しながら副走査モータ1014を駆動
し、フィルムを初期位置に移動させる。
【0017】ステップS504では、CPU1012
は、光源点灯回路1020に光源1001を点灯するよ
うに命令し、光源1001を点灯させる。
【0018】ステップS505では、CPU1012
は、1ライン読み取りに関するタイミングパルス(例え
ば、CCD駆動パルス、RAMアドレスの制御パルス
等)を出力するように画像処理部1008に命令する。
【0019】ステップS506では、副走査モータ10
14を駆動しながら、画像処理部1008において、A
E処理を行って露出を調整し、その後、副走査モータ1
014を駆動してフィルムを基準位置に戻す。
【0020】ステップS507では、まず、副走査モー
タ1014を駆動して、結像レンズ1003の光軸上に
フィルムの略中心位置が一致する位置に該フィルムを移
動させる。そして、フォーカスモータ1016を駆動し
て光学系ユニット1005を移動させながら、画像処理
部1008において、CCD1004よりアナログ回路
1006及びA/D変換器1007を介して出力される
全画素から画像信号の高周波成分をサンプリングする。
そして、その高周波成分のピーク値が得られる位置で光
学系ユニット1005の位置を固定する。
【0021】ステップS508では、再び副走査モータ
1014を駆動してフィルムを基準位置に戻してプレス
キャン動作を行う。具体的には、まず、1ライン読み取
りに関するタイミングパルスを出力し、副走査モータを
駆動し、所定の露光時間でライン毎に画像信号を読み込
む。その後、画像処理部1008で、その画像信号に対
して画像処理を施して、ラインバッファ1009及びイ
ンターフェース部1010を介して外部機器1011に
画像データを出力する。
【0022】指定された読み取り範囲のスキャンが終了
したら、CPU1012は、副走査モータドライバ10
15を介して副走査モータ1014を駆動してフィルム
を初期位置に戻すと共に光源点灯回路1020に光源1
001を消灯させる。また、CPU1012は、インタ
ーフェース部1010を介して全ての画像データが外部
機器1011に転送されるのを待った後に、外部機器1
011から次の命令が転送されてくるのを待つ。
【0023】ステップS509では、外部機器1011
は、フィルムスキャナ2000から受け取った画像デー
タに対応する画像をそのディスプレイに表示することに
より、フィルムの全体像をユーザに提供する。
【0024】ステップS510では、外部機器1011
は、ユーザからの指示に従って、フィルムの種類、読み
取り範囲、読み取りの解像度等のフィルムの読み取り条
件を設定し、フィルムスキャナ2000に転送する。そ
して、外部機器1011は、ユーザから本スキャンの実
行を指示されることにより、そのディスプレイに対する
プレビューの表示を終了する。
【0025】ステップS512では、フィルムスキャナ
2000は、ステップS503〜S507の動作をステ
ップS510で指定された本スキャンの条件で実行した
後に本スキャンを実行する。これにより、外部機器10
11には、本スキャンによる画像データが転送される。
【0026】ステップS513では、外部機器1011
は、本スキャンによる画像データに対応する画像をその
ディスプレイに表示し、必要に応じて、メモリ媒体(例
えば、ハードディスク、光磁気ディスク、フロッピーデ
ィスク等)に保存する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】人間や動物を暗い場所
でストロボ撮影した場合に発生する現象として赤目現象
が知られている。この赤目現象は、暗い場所で人間等を
ストロボ撮影する場合に、暗い環境下で開いた瞳孔にス
トロボの照明光が照射され、この照明光が網膜の血管で
反射されてることに起因して発生する。この赤目は、視
覚的に非常に奇異な印象を与える。上記の画像処理装置
では、この赤目をそのまま再現してしまうという問題点
がある。
【0028】特開平5−224271号に、赤目を修正
する画像処理装置が記載されている。この画像処理装置
では、撮影レンズの焦点距離情報と、撮影レンズとスト
ロボ発光部との距離情報等に基づいて、フィルムから読
み取った原稿画像における赤目の大きさを演算し、この
赤目の大きさ情報と、赤目の色情報及び形状情報とに基
づいて赤目の領域を判別して赤目を修正する。
【0029】しかしながら、フィルムに撮影される被写
体の瞳の大きさは非常に小さく、赤目の大きさの演算結
果には大きな誤差が含まれる。また、夜間に撮影した画
像には、図5に示すように、人物等の赤目1201a及
び1201bの他、例えば、信号機の赤色ランプ120
2、ビル等の照明1203、自動車のテールランプ12
04a及び1204b等の赤色の領域が含まれる場合が
多々ある。したがって、特開平5−224271号に記
載された画像処理装置では、赤目領域以外の領域を赤目
領域であると誤判定し、修正してしまう可能性が高い。
【0030】本発明は、上記の背景に鑑みてなされたも
のであり、赤目の判定精度を高めることを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、被写体を撮影することにより得られる原稿画像を
処理する画像処理装置であって、原稿画像を入力する画
像入力手段と、入力原稿画像から特定色の領域を抽出す
る抽出手段と、入力原稿画像に係る被写体の撮影条件に
基づいて、該入力原稿画像上における該被写体の両眼の
間隔を演算する演算手段と、前記抽出手段により抽出し
た特定色の領域と前記演算手段により演算した両眼の間
隔とに基づいて赤目領域を決定する決定手段と、赤目領
域の色を適正な色に補正する補正手段とを備えることを
特徴とする。
【0032】上記の画像処理装置において、前記画像入
力手段は、記録媒体の画像領域に記録された原稿画像を
読み込むことが好ましい。
【0033】上記の画像処理装置において、前記記録媒
体は、画像領域と、撮影条件に関する情報を記録した情
報記録領域とを有し、前記演算手段は、前記情報記録領
域に記録された撮影条件に関する情報に基づいて、入力
原稿画像上における被写体の両眼の間隔を演算すること
が好ましい。
【0034】前記情報記録領域は、例えば、磁気情報を
記録する領域である。
【0035】前記記録媒体は、例えば、アドバンスト・
フォトシステム用のフィルムである。
【0036】上記の画像処理装置において、前記演算手
段は、前記情報記録領域に記録された被写体距離に関す
る情報及び撮影時に使用したレンズの焦点距離に関する
情報に基づいて、入力原稿画像上における被写体の両眼
の間隔を演算することが好ましい。
【0037】上記の画像処理装置において、前記決定手
段は、前記情報記録領域に記録された情報の1つである
撮影時に照明装置を使用したか否かに関する情報に基づ
いて、赤目領域が存在し得るか否かを判定する判定手段
を有することが好ましい。
【0038】上記の画像処理装置において、前記決定手
段は、前記情報記録領域に記録された情報の1つである
撮影時に照明装置が有効に作用したか否かに関する情報
に基づいて、赤目領域が存在し得るか否かを判定する判
定手段を有することが好ましい。
【0039】上記の画像処理装置において、前記決定手
段は、前記抽出手段により抽出した特定色の領域と前記
演算手段により演算した両眼の間隔の他、前記情報記録
領域に記録された情報の1つである原稿画像内における
被写体の位置を示す情報に基づいて赤目領域を決定する
ことが好ましい。
【0040】上記の画像処理装置において、前記決定手
段は、前記情報記録領域に記録された情報の1つである
被写体の位置を示す情報に基づいて、入力原稿画像内の
処理対象領域を決定し、該処理対象領域を対象として赤
目領域を決定処理を実行することが好ましい。
【0041】上記の画像処理装置において、前記抽出手
段は、入力原稿画像から赤目に係る色及び該色に近似し
た色の領域を抽出することが好ましい。
【0042】上記の画像処理装置において、前記決定手
段は、前記抽出手段により抽出した各抽出領域に着目
し、互いの距離が前記演算手段により演算した両眼の間
隔に略一致する抽出領域を赤目領域であると看做すこと
が好ましい。
【0043】上記の画像処理装置において、前記決定手
段は、前記抽出手段により抽出した各抽出領域に着目
し、着目抽出領域から前記演算手段により演算した両眼
の間隔に略一致する距離に1のみの他の抽出領域が存在
する場合に、該着目抽出領域及び他の抽出領域を赤目領
域であると看做すことが好ましい。
【0044】本発明に係る画像処理装置は、被写体を撮
影することにより得られる原稿画像を処理する画像処理
方法であって、原稿画像を入力する画像入力工程と、入
力原稿画像から特定色の領域を抽出する抽出工程と、入
力原稿画像に係る被写体の撮影条件に基づいて、該入力
原稿画像上における該被写体の両眼の間隔を演算する演
算工程と、前記抽出工程で抽出した特定色の領域と前記
演算手段で演算した両眼の間隔とに基づいて赤目領域を
決定する決定工程と、赤目領域の色を適正な色に補正す
る補正工程と含むことを特徴とする。
【0045】本発明に係るメモリ媒体は、被写体を撮影
することにより得られる原稿画像を処理するプログラム
コードを収めたメモリ媒体であって、該プログラムコー
ドは、原稿画像を入力する画像入力工程のコードと、入
力原稿画像から特定色の領域を抽出する抽出工程のコー
ドと、入力原稿画像に係る被写体の撮影条件に基づい
て、該入力原稿画像上における該被写体の両眼の間隔を
演算する演算工程のコードと、前記抽出工程で抽出した
特定色の領域と前記演算工程で演算した両眼の間隔とに
基づいて赤目領域を決定する決定工程のコードと、赤目
領域の色を適正な色に補正する補正工程のコードとを含
むことを特徴とする。
【0046】本発明に係る再生装置は、被写体像情報と
被写体撮像時に閃光照明を使用したか否かを示す付加情
報とを記録した記録媒体から前記被写体像情報及び前記
付加情報を再生する再生手段と、前記再生手段により再
生された前記付加情報に基づいて前記被写体像情報の赤
目補正を実行するか否かを制御する制御手段とを備える
ことを特徴とする。
【0047】上記の再生装置において、前記記録媒体に
は、例えば銀塩フィルムが含まれる。
【0048】上記の再生装置において、前記被写体情報
は、例えば被写体像の画像信号を含む。
【0049】上記の再生装置において、前記制御手段
は、前記付加情報に基づいて、閃光照明が使用されてい
ないことが検知された場合に、前記被写体像情報の赤目
補正を禁止することが好ましい。
【0050】本発明に係るメモリ媒体は、情報処理装置
を制御するプログラムコードを収めたメモリ媒体であっ
て、該プログラムコードは、被写体像情報と、被写体撮
像時に閃光照明を使用したか否かを示す付加情報とを記
録した記録媒体から前記被写体像情報及び前記付加情報
を再生する再生工程のコードと、前記再生工程において
再生された前記付加情報に基づいて前記被写体像情報の
赤目補正を実行するか否かを制御する制御工程のコード
とを含むことを特徴とする。
【0051】本発明に係る再生装置は、被写体像情報
と、被写体撮影時の被写体距離を示す付加情報を記録し
た記録媒体から前記被写体像情報及び前記付加情報を再
生する再生手段と、前記再生手段により再生された前記
付加情報に基づいて前記被写体像情報の赤目補正を実行
するか否かを制御する制御手段とを備えることを特徴と
する。
【0052】上記の再生装置において、前記記録媒体に
は、例えば銀塩フィルムが含まれる。上記の再生装置に
おいて、前記被写体情報は、例えば被写体像の画像信号
を含む。上記の再生装置において、前記制御手段は、前
記付加情報に基づいて、被写体距離が所定距離よりも遠
いことが検出された場合に前記被写体像情報の赤目補正
を禁止することが好ましい。
【0053】本発明に係るメモリ媒体は、情報処理装置
を制御するプログラムコードを収めたメモリ媒体であっ
て、該プログラムは、被写体像情報と、被写体撮影時の
被写体距離を示す付加情報を記録した記録媒体から前記
被写体像情報及び前記付加情報を再生する再生工程のコ
ードと、前記再生工程において再生された前記付加情報
に基づいて前記被写体像情報の赤目補正を実行するか否
かを制御する制御工程のコードとを含むことを特徴とす
る。
【0054】本発明に係る再生装置は、被写体像情報
と、被写体撮影時の光学系の焦点距離を示す付加情報を
記録した記録媒体から前記被写体像情報及び前記付加情
報を再生する再生手段と、前記再生手段により再生され
た前記付加情報に基づいて前記被写体像情報の赤目補正
を実行するか否かを制御する制御手段とを備えることを
特徴とする。
【0055】上記の再生装置において、前記記録媒体に
は、例えば銀塩フィルムが含まれる。上記の再生装置に
おいて、前記被写体像情報は、例えば被写体の画像信号
を含む。上記の再生装置において、前記制御手段は、前
記付加情報に基づいて、焦点距離が所定距離よりも短い
ことが検知された場合に前記被写体像情報の赤目補正を
禁止することが好ましい。
【0056】本発明に係るメモリ媒体は、情報処理装置
を制御するプログラムコードを格納したメモリ媒体であ
って、該プログラムは、被写体像情報と、被写体撮影時
の光学系の焦点距離を示す付加情報を記録した記録媒体
から前記被写体像情報及び前記付加情報を再生する再生
工程のコードと、前記再生工程において再生された前記
付加情報に基づいて前記被写体像情報の赤目補正を実行
するか否かを制御する制御工程とを含むことを特徴とす
る。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態を説明する。
【0058】この実施の形態は、本発明を透過原稿画像
の入力装置の代表例であるフィルムスキャナに適用した
一例に関する。図3は、本発明の好適な実施の形態に係
るフィルムスキャナの構成例を示す図である。このフィ
ルムスキャナ1000は、図7に示すフィルムスキャナ
2000に対して、イメージメモリ3001及びビット
マップメモリ3002を付加し、制御手順を以下に説明
するように変更したものである。
【0059】図1は、図3に示すフィルムスキャナ10
00の画像処理部1008における処理の一部を示すフ
ローチャートである。なお、このフローチャートに示す
処理は、フィルムホルダ1002にセットされたフィル
ムの該当するコマ(画像領域)が読み取り位置に配置さ
れた後に起動される。
【0060】ステップS101では、付加情報を読み取
るための磁気ヘッド1019を駆動して、磁気記録領域
に記録された磁気情報を読み取る。図2は、このフィル
ムスキャナ1000に好適なフィルムの一例を示す図で
ある。このフィルムは、例えばアドバンスト・フォトシ
ステム用のフィルムであって、パーフォレーション部2
01、画像領域202及び磁気記録領域203を有す
る。パーフォレーション部201は、各コマの位置決め
とフィルム給送のために使用される。画像領域202に
は、被写体を撮影し現像することにより原稿画像が形成
される。磁気記録領域203には、例えば、ストロボを
使用したか否か、光源の種類、被写体距離、被写体撮影
時の光学系の焦点距離、被写体の輝度、撮影日時、プリ
ントタイプ、タイトル等の撮影条件等の情報が記録され
ている。
【0061】ステップS102では、副走査モータ10
14を駆動してフィルムを基準位置に戻し、1ライン読
み取りに関するタイミングパルスを出力して副走査モー
タ1014を駆動し、所定の露光時間でライン毎に画像
領域202の原稿画像をRGBの画像データとして読み
取る。読み取ったRGBの画像データは、イメージメモ
リ3001に順次格納される。なお、前述のように、プ
レビュー表示用の読み取りと最終的な読み取りとの2回
の読み取りを行ってもよいし、サムネイル表示用の読み
取りと最終的な読み取りとの2回の読み取りを行っても
よいし、最終的な読み取りのみを行ってもよいし、他の
方法に従って読み取りを行ってもよい。
【0062】以下のステップでは、赤目の判定処理と赤
目の補正処理とが実行される。
【0063】まず、ステップS103では、ステップS
101で読み取った磁気情報群の中から、撮影の際にス
トロボを使用したか否かに関する情報(ストロボ使用情
報)を取得する。そして、ステップS104では、この
ストロボ使用情報に基づいて、撮影の際にストロボが使
用されたか否かを判定し、ストロボが使用された場合に
は赤目現象が発生している可能性があるため、その補正
処理のためにステップS105に進み、ストロボが使用
されていない場合には赤目の補正の必要がないため、一
連の処理を終了する。
【0064】ステップS105では、イメージメモリ3
001に格納されたRGBの画像データ(原稿画像を読
み取った画像データ)から赤目に係る色を含む赤色の画
素を抽出する。この抽出は、例えば、RGBの画像デー
タから色相、明度、彩度を表現するHLSデータを算出
し、このHLSデータから、赤目に係る色の信号値(H
0,L0,S0)を含む所定の赤色領域(H0±ΔH,L0
±ΔL,S0±ΔS)に属するHLSデータを抽出する
ことにより得ることができる。なお、抽出した赤色の画
素の位置(アドレス)は、不図示のメモリ等に記憶して
おく。
【0065】ステップS106では、赤色領域が存在す
るか否か、即ち、ステップS105において赤色の画素
が抽出されたか否かを判定し、赤色領域が存在する場合
には、赤目の補正処理を続行するためにステップS10
7に進み、赤色領域が存在しない場合には、赤目の補正
の必要がないため、一連の処理を終了する。
【0066】ステップS107では、予め初期化されて
いるビットマップメモリ3002のアドレスのうちステ
ップS105で抽出した赤色領域に対応するアドレスの
データを反転する(フラグをオン)。例えば、図5に示
す撮影画像を処理した場合は、図6に示すように、赤色
領域1201a,1201b,1202,1203,1
204a,1204bに対応する抽出領域1201
a’,1201b’,1202’,1203’,120
4a’,1204b’を有する2値画像が形成される。
【0067】なお、ステップS105〜S107の処理
として、例えば、赤色領域であるか否かを画素単位で判
定し、当該画素が赤色領域に属する場合には、順次ビッ
トマップメモリ3002の該当するアドレスのデータを
反転し、撮影画像の全領域に対してこの処理が終了した
後に、赤色領域が存在したか否かを判定するという手順
を採用することもできるし、他の手順を採用することも
できる。
【0068】ステップS108では、ステップS101
において読み取った磁気情報から被写体距離及び撮影時
に使用したレンズの焦点距離に関する情報を取得する
他、その他、必要に応じて、ユーザから指定される読み
取りの解像度や拡大率等に関する情報を取得する。以下
では、このような情報を眼幅計算情報という。ステップ
S109では、この眼幅計算情報に基づいて、読み取り
画像上での被写体の両眼の間隔(以下、眼幅)Yを算出
する。この眼幅Yの算出方法に関しては具体例を後述す
る。
【0069】ステップS110では、眼幅Yに基づいて
赤目領域を判定する。具体的には、例えば、ビットマッ
プメモリ3002に保持された2値画像における各抽出
領域(図6参照)に順次着目し、着目抽出領域の中心部
付近を中心とする眼幅Yを半径とする所定幅(ΔY)の
判定円周400上に他の抽出領域が属するか否かを調べ
ることにより判定することができる。即ち、判定円周4
00上に他の抽出領域が存在する場合には、当該着目抽
出領域が一方の眼に対応し、当該他の抽出領域が他方の
眼に対応し、両抽出領域が赤目領域であると判定するこ
とができる。ここで、判定円周400上に複数の抽出領
域が属する場合には、当該領域が赤目領域ではない可能
性が高いため、判定円周400上に1のみの他の抽出領
域が属する場合に当該領域が赤目領域であると判定する
ことが好ましい。
【0070】図6を参照して具体的に説明すると、抽出
領域1201b’を着目抽出領域とした場合、判定円周
400上に1つの他の抽出領域1201a’が存在する
ため、両抽出領域1201a,1201b’が赤目領域
であると判定される。一方、信号機に係る抽出領域12
02’やビルの照明に係る抽出領域1203’は、仮に
赤目と同一の大きさであったとしても、その中心付近を
中心とする判定円周400上に他の抽出領域が存在しな
いため、赤目領域ではないと判定される。また、自動車
のテールランプに係る抽出領域1204a及び1204
b’のように、一対をなす抽出領域であっても、両者の
距離が眼幅Yに一致しない場合には、赤目領域ではない
と判定される。
【0071】ステップS111では、ステップS110
において赤目領域であると判定された抽出領域に対応す
るイメージメモリ3001上の領域に属する画素(赤色
画素)を適正な色(例えば、黒色)に変換する。
【0072】次いで、眼幅Yの算出方法に関して説明す
る。図4は、撮影時のフィルム、レンズ及び被写体の関
係を模式的に示す図である。被写体503の実際の眼幅
をX、被写体距離をL、レンズ502の焦点距離をfと
すると、フィルム501上に結像される像の眼幅yは、
次式で与えられる。
【0073】y=X・f/L ここで、例えば、人間の実際の眼幅Xは、大凡60mm
〜70mm程度であり、定数として与えられる。被写体
距離L及びレンズの焦点距離fに関しては、フィルムス
キャナ1000は、磁気記録領域に記録された眼幅計算
情報から得ることができる。
【0074】フォルムスキャナ1000では、ユーザか
らの指定された読み取り解像度や拡大率に応じた読み取
り倍率でフィルムの撮影画像を読み取る。この読み取り
倍率をαとすると、読み取りに係る画像データ上(イメ
ージメモリ3001上)での眼幅Yは、次式で与えられ
る。
【0075】Y=α・y=α・X・f/L なお、上記のΔYは、例えば、実際の眼幅の個体差、被
写体(頭部)がカメラに向かう角度の差等の誤差要因を
吸収するための定数であって、任意に設定することがで
きる。
【0076】次に、フィルムスキャナ1000の画像処
理部1008における処理の他の実施の形態を説明す
る。図9は、本発明の他の実施の形態に係るフィルムス
キャナ1000の画像処理部1008における処理の一
部を示すフローチャートである。なお、図1のフローチ
ャートと同様の処理を実行するステップには同一の符号
を付し、説明を省略する。
【0077】図9のフローチャートに示す処理は、図1
のフローチャートに示す処理に、ステップS201〜S
204を追加したものである。ステップS201では、
ステップS101で読み取った磁気情報群の中から、撮
影に係るカメラから被写体までの距離(被写体距離)を
示す被写体距離情報を取得する。そして、ステップS2
02では、この被写体距離情報に基づいて、被写体距離
が所定距離(例えば、10m)よりも長いか否かを判定
し、被写体距離が所定距離よりも長い場合には一連の処
理を終了し(赤目の補正処理を実行しない)、そうでな
い場合にはステップS203に進む。
【0078】ステップS203では、ステップS101
で読み取った磁気情報群の中から、撮影時の光学系の焦
点距離を示す焦点距離情報を取得する。そして、ステッ
プS204では、この焦点距離情報に基づいて、焦点距
離が所定距離よりも短いか否かを判定し、焦点距離が所
定距離よりも短い場合(例えば、広角)には一連の処理
を終了し(赤目の補正処理を実行しない)、そうでない
場合にはステップS105に進む。
【0079】以上のように、この実施の形態では、
(1)撮影の際にストロボが使用されていない場合、
(2)被写体距離が所定距離(例えば、10m)よりも
長い場合、或いは、(3)撮影時の光学系の焦点距離が
所定距離よりも短い場合(例えば、広角)において、赤
目の補正処理を実行しない。これは、上記の場合に赤目
の補正処理を実行すると、却って不自然な印象を与える
画像が生成される可能性、即ち、誤補正がなされる可能
性があるからである。ここで、上記の(1)、(2)及
び(3)の条件の全てを判定することが好ましいが、一
部の条件のみを判定してもよい。また、他の条件を追加
することもできる。
【0080】以下、上記の各実施の形態の変形例を挙げ
る。
【0081】(変形例1)上記の実施の形態では、1つ
の赤色領域から眼幅Y(±ΔY)だけ離れた位置に他の
赤色領域がある場合に当該領域を赤目領域であると判定
するが(S110)、他の判定条件を付加してもよい。
例えば、1つの赤色領域()から眼幅Y(±ΔY)だ
け離れた位置に他の赤色領域()がある場合であって
も、当該1つの赤色領域()からの距離が眼幅Y(−
ΔY)よりも小さい位置に更に他の赤色領域()が存
在する場合には、当該1つの赤色領域()及び他の赤
色領域()を赤目領域ではないと判定することによ
り、赤目の判定精度をより向上することができる。
【0082】(変形例2)上記の実施の形態では、磁気
記録領域に記録された磁気情報からストロボ使用情報を
取得し、これを赤目の判定の条件の1つとして利用する
が、この条件の代わりに、或いは、この条件に加えて、
他の条件を用いて赤目を判定してもよい。例えば、フィ
ルムの磁気記録領域に、ストロボが有効に作用したか否
かを示す情報(ストロボ情報)を撮影時に記録し、この
情報をフィルムスキャナ1000が読み取って、この情
報を利用して赤目の判定を行うことができる。即ち、ス
トロボによる照明が有効に作用しなかった場合には、赤
目領域が存在しないものと判定することができる。この
ストロボ情報は、例えば、ストロボ光が被写体に到達し
なかった場合に、ストロボが有効に作用しなかったこと
を示す情報である。なお、このストロボ情報の代わり
に、被写体距離を利用してもよい。
【0083】(変形例3)フィルムの磁気記録領域に主
被写体の位置を示す位置情報を記録し、この位置情報を
フィルムスキャナ1000で利用することにより、赤目
の判定処理を効率化すると共に精度を向上させることが
できる。即ち、上記の実施の形態では、撮影画像の全面
について赤目の判定処理を実行するが、主被写体の位置
情報を利用することにより、主被写体の領域に関しての
み赤目の判定処理を実行すれば十分になるため、処理を
高速化することができると共に、判定処理の対象領域外
の領域に赤目と近似した赤色の領域がある場合に、これ
を赤目領域であると誤認することを防止することができ
る。
【0084】(その他)上記の実施の形態は、例えば銀
塩フィルム等に好適なフィルムスキャナに関するが、本
発明は、撮像した画像が電気信号、磁気信号その他の形
態の画像信号として記録された記録媒体から該画像信号
を読み出す画像処理装置或いは再生装置にも広く適用す
ることができる。
【0085】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適
用してもよい。
【0086】また、上記の実施の形態に係る装置の機能
は、プログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或
いは装置に固定的又は一時的に組み込み、そのシステム
或いは装置のコンピュータ(又はCPU若しくはMP
U)が該記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み
出して実行することによっても達成される。ここで、該
記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体或いは
該記憶媒体自体が法上の発明を構成する。
【0087】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
が好適であるが、他のデバイスを採用することもでき
る。
【0088】また、コンピュータが記憶媒体から読み出
したプログラムコードを実行することにより本発明の特
有の機能が実現される場合のみならず、そのプログラム
コードによる指示に基づいて、コンピュータ上で稼働し
ているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処
理の一部又は全部を負担する実施の態様も本発明の技術
的範囲に属する。
【0089】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備え
られたメモリに書込まれた後に、そのプログラムコード
の指示に基づいて、その機能拡張ボードや機能拡張ユニ
ットに備えられたCPU等が実際の処理の一部又は全部
を負担する実施の態様も本発明の技術的範囲に属する。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、赤目の判定精度を高め
ることができる。
【0091】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係る赤目の補正処
理の手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明の好適な実施の形態に係るフィルムスキ
ャナに好適なフィルムの一例を示す図である。
【図3】本発明の好適な実施の形態に係るフィルムスキ
ャナの構成例を示す図である。
【図4】撮影時のフィルム、レンズ及び被写体の関係を
模式的に示す図である。
【図5】撮影画像の一例を示す図である。
【図6】図5に示す画像から抽出された赤色領域を示す
図である。
【図7】透過原稿画像の入力装置の代表例であるフィル
ムスキャナの一構成例を示す図である。
【図8】図7に示すフィルムスキャナの動作手順を示す
フローチャートである。
【図9】本発明の他の好適な実施の形態に係る赤目の補
正処理の手順を示すフローチャートである。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H110 BA18 CB27 CB35 CB41 CB67 5B057 AA20 BA02 CA01 CA12 CA16 CA19 CB01 CB12 CB16 CC03 CE17 CH01 CH11 DA08 DB02 DB06 DB09 DC03 DC25 5C077 LL01 LL19 MM03 MP08 NP01 NP07 PP27 PP28 PP32 PP37 PP58 PP66 PP71 PQ12 PQ22 SS01 5C079 HB01 JA10 JA11 JA25 KA06 LA02 LA06 LB12 MA01 MA11 NA01 NA29 PA08

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影することにより得られる原
    稿画像を処理する画像処理装置であって、 原稿画像を入力する画像入力手段と、 入力原稿画像から特定色の領域を抽出する抽出手段と、 入力原稿画像に係る被写体の撮影条件に基づいて、該入
    力原稿画像上における該被写体の両眼の間隔を演算する
    演算手段と、 前記抽出手段により抽出した特定色の領域と前記演算手
    段により演算した両眼の間隔とに基づいて赤目領域を決
    定する決定手段と、 赤目領域の色を適正な色に補正する補正手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像入力手段は、記録媒体の画像領
    域に記録された原稿画像を読み込むことを特徴とする請
    求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体は、画像領域と、撮影条件
    に関する情報を記録した情報記録領域とを有し、前記演
    算手段は、前記情報記録領域に記録された撮影条件に関
    する情報に基づいて、入力原稿画像上における被写体の
    両眼の間隔を演算することを特徴とする請求項2に記載
    の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記情報記録領域は、磁気情報を記録す
    る領域であることを特徴とする請求項3に記載の画像処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体は、アドバンスト・フォト
    システム用のフィルムであることを特徴とする請求項3
    に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記演算手段は、前記情報記録領域に記
    録された被写体距離に関する情報及び撮影時に使用した
    レンズの焦点距離に関する情報に基づいて、入力原稿画
    像上における被写体の両眼の間隔を演算することを特徴
    とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記決定手段は、前記情報記録領域に記
    録された情報の1つである撮影時に照明装置を使用した
    か否かに関する情報に基づいて、赤目領域が存在し得る
    か否かを判定する判定手段を有することを特徴とする請
    求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記決定手段は、前記情報記録領域に記
    録された情報の1つである撮影時に照明装置が有効に作
    用したか否かに関する情報に基づいて、赤目領域が存在
    し得るか否かを判定する判定手段を有することを特徴と
    する請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像
    処理装置。
  9. 【請求項9】 前記決定手段は、前記抽出手段により抽
    出した特定色の領域と前記演算手段により演算した両眼
    の間隔の他、前記情報記録領域に記録された情報の1つ
    である原稿画像内における被写体の位置を示す情報に基
    づいて赤目領域を決定することを特徴とする請求項3乃
    至請求項6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記決定手段は、前記情報記録領域に
    記録された情報の1つである被写体の位置を示す情報に
    基づいて、入力原稿画像内の処理対象領域を決定し、該
    処理対象領域を対象として赤目領域を決定処理を実行す
    ることを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1
    項に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前記抽出手段は、入力原稿画像から赤
    目に係る色及び該色に近似した色の領域を抽出すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に
    記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記決定手段は、前記抽出手段により
    抽出した各抽出領域に着目し、互いの距離が前記演算手
    段により演算した両眼の間隔に略一致する抽出領域を赤
    目領域であると看做すことを特徴とする請求項1乃至請
    求項11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記決定手段は、前記抽出手段により
    抽出した各抽出領域に着目し、着目抽出領域から前記演
    算手段により演算した両眼の間隔に略一致する距離に1
    のみの他の抽出領域が存在する場合に、該着目抽出領域
    及び他の抽出領域を赤目領域であると看做すことを特徴
    とする請求項1乃至請求項11に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 被写体を撮影することにより得られる
    原稿画像を処理する画像処理方法であって、 原稿画像を入力する画像入力工程と、 入力原稿画像から特定色の領域を抽出する抽出工程と、 入力原稿画像に係る被写体の撮影条件に基づいて、該入
    力原稿画像上における該被写体の両眼の間隔を演算する
    演算工程と、 前記抽出工程で抽出した特定色の領域と前記演算手段で
    演算した両眼の間隔とに基づいて赤目領域を決定する決
    定工程と、 赤目領域の色を適正な色に補正する補正工程と、 を含むことを特徴とする画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記画像入力工程では、記録媒体の画
    像領域に記録された原稿画像を読み込むことを特徴とす
    る請求項14に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記記録媒体は、画像領域と、撮影条
    件に関する情報を記録した情報記録領域とを有し、前記
    演算工程では、前記情報記録領域に記録された撮影条件
    に関する情報に基づいて、入力原稿画像上における被写
    体の両眼の間隔を演算することを特徴とする請求項15
    に記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記情報記録領域は、磁気情報を記録
    する領域であることを特徴とする請求項16に記載の画
    像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記記録媒体は、アドバンスト・フォ
    トシステム用のフィルムであることを特徴とする請求項
    16に記載の画像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記演算工程では、前記情報記録領域
    に記録された被写体距離に関する情報及び撮影時に使用
    したレンズの焦点距離に関する情報に基づいて、入力原
    稿画像上における被写体の両眼の間隔を演算することを
    特徴とする請求項14乃至請求項18のいずれか1項に
    記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記決定工程では、前記情報記録領域
    に記録された情報の1つである撮影時に照明装置を使用
    したか否かに関する情報に基づいて、赤目領域が存在し
    得るか否かを判定する判定手段を有することを特徴とす
    る請求項16乃至請求項19のいずれか1項に記載の画
    像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記決定工程は、前記情報記録領域に
    記録された情報の1つである撮影時に照明装置が有効に
    作用したか否かに関する情報に基づいて、赤目領域が存
    在し得るか否かを判定する判定工程を有することを特徴
    とする請求項16乃至請求項19のいずれか1項に記載
    の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 前記決定工程では、前記抽出工程で抽
    出した特定色の領域と前記演算工程で演算した両眼の間
    隔の他、前記情報記録領域に記録された情報の1つであ
    る原稿画像内における被写体の位置を示す情報に基づい
    て赤目領域を決定することを特徴とする請求項16乃至
    請求項19のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  23. 【請求項23】 前記決定工程では、前記情報記録領域
    に記録された情報の1つである被写体の位置を示す情報
    に基づいて、入力原稿画像内の処理対象領域を決定し、
    該処理対象領域を対象として赤目領域を決定処理を実行
    することを特徴とする請求項16乃至請求項19のいず
    れか1項に記載の画像処理方法。
  24. 【請求項24】 前記抽出工程では、入力原稿画像から
    赤目に係る色及び該色に近似した色の領域を抽出するこ
    とを特徴とする請求項14乃至請求項23のいずれか1
    項に記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】 前記決定工程では、前記抽出工程で抽
    出した各抽出領域に着目し、互いの距離が前記演算工程
    で演算した両眼の間隔に略一致する抽出領域を赤目領域
    であると看做すことを特徴とする請求項14乃至請求項
    24のいずれか1項に記載の画像処理方法。
  26. 【請求項26】 前記決定工程では、前記抽出工程で抽
    出した各抽出領域に着目し、着目抽出領域から前記演算
    工程で演算した両眼の間隔に略一致する距離に1のみの
    他の抽出領域が存在する場合に、該着目抽出領域及び他
    の抽出領域を赤目領域であると看做すことを特徴とする
    請求項14乃至請求項24に記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 被写体を撮影することにより得られる
    原稿画像を処理するプログラムコードを収めたメモリ媒
    体であって、該プログラムコードは、 原稿画像を入力する画像入力工程のコードと、 入力原稿画像から特定色の領域を抽出する抽出工程のコ
    ードと、 入力原稿画像に係る被写体の撮影条件に基づいて、該入
    力原稿画像上における該被写体の両眼の間隔を演算する
    演算工程のコードと、 前記抽出工程で抽出した特定色の領域と前記演算工程で
    演算した両眼の間隔とに基づいて赤目領域を決定する決
    定工程のコードと、 赤目領域の色を適正な色に補正する補正工程のコード
    と、 を含むことを特徴とするメモリ媒体。
  28. 【請求項28】 被写体像情報と、被写体撮像時に閃光
    照明を使用したか否かを示す付加情報とを記録した記録
    媒体から前記被写体像情報及び前記付加情報を再生する
    再生手段と、 前記再生手段により再生された前記付加情報に基づいて
    前記被写体像情報の赤目補正を実行するか否かを制御す
    る制御手段と、 を備えることを特徴とする再生装置。
  29. 【請求項29】 前記記録媒体には、銀塩フィルムが含
    まれることを特徴とする請求項28に記載の再生装置。
  30. 【請求項30】 前記被写体情報は、被写体像の画像信
    号を含むことを特徴とする請求項28に記載の再生装
    置。
  31. 【請求項31】 前記制御手段は、前記付加情報に基づ
    いて、閃光照明が使用されていないことが検知された場
    合に、前記被写体像情報の赤目補正を禁止することを特
    徴とする請求項28に記載の再生装置。
  32. 【請求項32】 情報処理装置を制御するプログラムコ
    ードを収めたメモリ媒体であって、該プログラムコード
    は、 被写体像情報と、被写体撮像時に閃光照明を使用したか
    否かを示す付加情報とを記録した記録媒体から前記被写
    体像情報及び前記付加情報を再生する再生工程のコード
    と、 前記再生工程において再生された前記付加情報に基づい
    て前記被写体像情報の赤目補正を実行するか否かを制御
    する制御工程のコードと、 を含むことを特徴とするメモリ媒体。
  33. 【請求項33】 被写体像情報と、被写体撮影時の被写
    体距離を示す付加情報を記録した記録媒体から前記被写
    体像情報及び前記付加情報を再生する再生手段と、 前記再生手段により再生された前記付加情報に基づいて
    前記被写体像情報の赤目補正を実行するか否かを制御す
    る制御手段と、 を備えることを特徴とする再生装置。
  34. 【請求項34】 前記記録媒体には、銀塩フィルムが含
    まれることを特徴とする請求項33に記載の再生装置。
  35. 【請求項35】 前記被写体情報は、被写体像の画像信
    号を含むことを特徴とする請求項33に記載の再生装
    置。
  36. 【請求項36】 前記制御手段は、前記付加情報に基づ
    いて、被写体距離が所定距離よりも遠いことが検出され
    た場合に前記被写体像情報の赤目補正を禁止することを
    特徴とする請求項3に記載の再生装置。
  37. 【請求項37】 情報処理装置を制御するプログラムコ
    ードを収めたメモリ媒体であって、該プログラムは、 被写体像情報と、被写体撮影時の被写体距離を示す付加
    情報を記録した記録媒体から前記被写体像情報及び前記
    付加情報を再生する再生工程のコードと、 前記再生工程において再生された前記付加情報に基づい
    て前記被写体像情報の赤目補正を実行するか否かを制御
    する制御工程のコードと、 を含むことを特徴とするメモリ媒体。
  38. 【請求項38】 被写体像情報と、被写体撮影時の光学
    系の焦点距離を示す付加情報を記録した記録媒体から前
    記被写体像情報及び前記付加情報を再生する再生手段
    と、 前記再生手段により再生された前記付加情報に基づいて
    前記被写体像情報の赤目補正を実行するか否かを制御す
    る制御手段と、 を備えることを特徴とする再生装置。
  39. 【請求項39】 前記記録媒体には、銀塩フィルムが含
    まれることを特徴とする請求項38に記載の再生装置。
  40. 【請求項40】 前記被写体像情報は、被写体の画像信
    号を含むことを特徴とする請求項38に記載の再生装
    置。
  41. 【請求項41】 前記制御手段は、前記付加情報に基づ
    いて、焦点距離が所定距離よりも短いことが検知された
    場合に前記被写体像情報の赤目補正を禁止することを特
    徴とする請求項38に記載の再生装置。
  42. 【請求項42】 情報処理装置を制御するプログラムコ
    ードを格納したメモリ媒体であって、該プログラムは、 被写体像情報と、被写体撮影時の光学系の焦点距離を示
    す付加情報を記録した記録媒体から前記被写体像情報及
    び前記付加情報を再生する再生工程のコードと、 前記再生工程において再生された前記付加情報に基づい
    て前記被写体像情報の赤目補正を実行するか否かを制御
    する制御工程と、 を含むことを特徴とするメモリ媒体。
JP10181108A 1998-06-26 1998-06-26 画像処理装置及び画像処理方法並びに再生装置 Withdrawn JP2000022970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10181108A JP2000022970A (ja) 1998-06-26 1998-06-26 画像処理装置及び画像処理方法並びに再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10181108A JP2000022970A (ja) 1998-06-26 1998-06-26 画像処理装置及び画像処理方法並びに再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000022970A true JP2000022970A (ja) 2000-01-21

Family

ID=16094999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10181108A Withdrawn JP2000022970A (ja) 1998-06-26 1998-06-26 画像処理装置及び画像処理方法並びに再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000022970A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316973A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Fuji Photo Film Co Ltd 赤目検出装置および方法並びにプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316973A (ja) * 2004-03-30 2005-11-10 Fuji Photo Film Co Ltd 赤目検出装置および方法並びにプログラム
JP4505362B2 (ja) * 2004-03-30 2010-07-21 富士フイルム株式会社 赤目検出装置および方法並びにプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7620242B2 (en) Particular-region detection method and apparatus, and program therefor
JP4373828B2 (ja) 特定領域検出方法、特定領域検出装置、およびプログラム
US7613332B2 (en) Particular-region detection method and apparatus, and program therefor
JP4966021B2 (ja) 赤目フィルターの性能を最適化する方法及びその装置
US8106999B2 (en) Focus adjustment apparatus, method, and program
US7630015B2 (en) Light emission control method of flash device, light emission control program, and image sensing apparatus
JP2005094571A (ja) 赤目補正機能を有するカメラ
JP4732299B2 (ja) 特定被写体像の検出方法およびデジタルカメラ
JP2005092759A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、および赤目検出方法ならびにプログラム
JP2010068128A (ja) 撮影装置、画像領域の存否判定方法及びプログラム
US20120121129A1 (en) Image processing apparatus
JP4262065B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法、プリンタ
JP2007148691A (ja) 画像処理装置
JP3973462B2 (ja) 画像撮影方法
JP2005322220A (ja) 特定領域検出方法、特定領域検出装置、およびプログラム
JPH11103380A (ja) 画像読み取り装置
JP2006033291A (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及び撮像装置の処理プログラム
JPH07220025A (ja) 画像処理装置
JP2000022970A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法並びに再生装置
JP2005099920A (ja) 画像処理装置および画像処理方法ならびにプログラム
JP2000201293A (ja) 画像処理装置
JP3304685B2 (ja) ディジタル式カメラ
JP2010009228A (ja) 画像処理装置および画像処理方法並びにコンピュータプログラムおよび記憶媒体
JP2005223660A (ja) デジタルカメラ
JP4407301B2 (ja) デジタルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906