JP2000022967A - 画像読み取り装置及びコンピュ−タ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

画像読み取り装置及びコンピュ−タ読み取り可能な記憶媒体

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JP2000022967A
JP2000022967A JP10184276A JP18427698A JP2000022967A JP 2000022967 A JP2000022967 A JP 2000022967A JP 10184276 A JP10184276 A JP 10184276A JP 18427698 A JP18427698 A JP 18427698A JP 2000022967 A JP2000022967 A JP 2000022967A
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Fumio Mikami
文夫 三上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RGBの3ラインセンサを用いた画像読み取
り装置の色ずれを簡単な構成で補正する。 【解決手段】 ラインセンサの方向に黒線が入った原稿
を読み取ったRBのセンサ101、103の出力の縦に
隣接する各2画素はそれぞれ係数(1−p)、p、(1
−q)、qが乗算されて加算され、各加算出力とGのセ
ンサ102の出力は入力マスキング回路127、色空間
変換回路128を経て色判定回路133で有彩色か無彩
色かを判定され、有彩色の判定信号IROのカウント値
がCPU135に送られる。CPUは各係数を変えなが
ら上記カウント値の立ち下がり、立ち上がり側で、所定
のカウント値を挟む2つの係数の平均値をそれぞれ求
め、さらに各平均値の平均値を求め、これを色ずれ補正
に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、RGB3ラインセ
ンサを有する画像読み取り装置に用いて好適な画像読み
取り装置及びこの装置に用いられるコンピュ−タ読み取
り可能な記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、RGBの3ラインカラーセンサを
走査して移動させながら原稿画像を読み取る画像読み取
り装置においては、走査時の速度むら、振動、センサ配
置の取り付け精度等により、出力されるRGB信号間に
位相ずれが生じる。この位相ずれは、組み立て時の部品
精度、温度、経時変化等により生じたり、変化する可能
性がある。その結果、出力された画像のエッジ部分に色
にじみ、文字領域の判定回路の誤動作等の障害が現れ
る。このため読み取り画素精度が上がるほど精度を厳格
にすることが必要である。
【0003】これに対して従来は、第1には部品精度を
上げることで対応していた。第2には、原稿を走査しな
がらRGB信号を装置外部へ取り出し、コンピュータへ
取り込んでRGBの位相を測定し、補正のための情報を
得ることが行われていた。また第3には、センサ間の補
間値を変更することで等価的にセンサ間隔を補正する補
正値を求めるときに、有彩色の画素数をカウントするこ
とにより、最適な補間値を求める技術が提案されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の部品精度を上げる方法は、部品のコストアップにつ
ながる。また今後、画素読み取り密度の高密度化が進む
につれて部品精度も向上させることが必要であり、密度
に依存しない解決方法が必要とされているという問題が
あった。
【0005】また、上記RGB信号を製品の外部へ取り
出してコンピュータに処理させる方法は、製品としては
不要な信号取り出し用のインタフェース回路を設ける必
要があり、製品のコストアップと大型化を招くことにな
る。また、コンピュータへ画像を取り込んで、位相ずれ
量を計算し、補正量を製品側に入力するという操作が煩
雑で時間もかかるため、製造工場での調整工数がかさ
み、製品のコストアップにつながるという問題があっ
た。
【0006】さらに、上記第3の、センサ間の補間値を
変更することで等価的にセンサ間隔を補正する補正値を
求めるときに、有彩色の画素数をカウントすることによ
り、最適な補間値を求める技術は、上記カウント値が典
型的な極小点を持たない場合は、正確な補正値を求める
ことが困難になるという問題があった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するために成
されたもので、3ラインセンサが同一画素を読み取る際
の、読み取り精度を向上させることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による画像読み取り装置においては、画像
をそれぞれ主走査して読み取り、第1、第2、第3の色
信号を出力する第1、第2、第3の画像読み取り手段
と、上記第1の色信号における副走査方向に隣接する画
素値にそれぞれ係数を乗じて加算する第1の演算手段
と、上記第2の色信号における副走査方向に隣接する画
素値にそれぞれ係数を乗じて加算する第2の演算手段
と、上記第1、第2の演算手段の出力と上記第3の色信
号との少なくとも2つの信号から上記画像が有彩色か無
彩色かを判定し、判定信号を出力する判定手段と、上記
有彩色を判定した判定信号をカウントするカウント手段
と、上記無彩色の画像を、上記係数を順次に変化させな
がら上記各画像読み取り手段に読み取らせ、上記カウン
ト手段のカウント値と上記係数との関係を示すテーブル
を作成する制御手段と、上記テーブル上の上記カウント
値の立ち下がり側で、所定のカウント値を挟む2つの係
数の平均値を求めて第1の中点とし、上記テーブル上の
上記カウント値の立ち上がり側で、上記所定のカウント
値を挟む2つの係数の平均値を求めて第2の中点とし、
上記第1、第2の中点のさらに中点を求めて第3の中点
とする第3の演算手段とを設けている。
【0009】また、本発明によるコンピュ−タ読み取り
可能な記憶媒体においては、画像を第1、第2、第3の
画像読み取り手段によりそれぞれ主走査して読み取り、
第1、第2、第3の色信号を出力する画像読み取り処理
と、上記第1の色信号における副走査方向に隣接する画
素値にそれぞれ係数を乗じて加算する第1の演算処理
と、上記第2の色信号における副走査方向に隣接する画
素値にそれぞれ係数を乗じて加算する第2の演算処理
と、上記第1、第2の演算処理の出力と上記第3の色信
号との少なくとも2つの信号から上記画像が有彩色か無
彩色かを判定し、判定信号を出力する判定処理と、上記
有彩色を判定した判定信号をカウントするカウント処理
と、上記無彩色の画像を、上記係数を順次に変化させな
がら上記各画像読み取り手段に読み取らせ、上記カウン
ト処理のカウント値と上記係数との関係を示すテーブル
を作成する制御処理と、上記テーブル上の上記カウント
値の立ち下がり側で、所定のカウント値を挟む2つの係
数の平均値を求めて第1の中点とし、上記テーブル上の
上記カウント値の立ち上がり側で、上記所定のカウント
値を挟む2つの係数の平均値を求めて第2の中点とし、
上記第1、第2の中点のさらに中点を求めて第3の中点
とする第3の演算処理とを実行するためのプログラムを
記憶している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
と共に説明する。図1は、本発明の実施の形態によるカ
ラー複写機の読み取り部の構成を示すブロック図であ
る。図2は、図1のCCDラインセンサ101〜103
の構成を示すもので、DBはBセンサとGセンサ間の距
離であり、ここでは等倍走査時に8画素分の距離とす
る。DRはRセンサとGセンサ間の距離であり、ここで
は等倍走査時に8画素分の距離とする。
【0011】図1において、101〜103は主走査方
向に原稿の画像を読み取るCCDラインセンサであり、
それぞれR、G、B信号を出力する。104〜106は
増幅器で、ラインセンサ101〜103の出力を増幅す
る。107〜109はA/D変換器で、増幅器104〜
106の出力信号を8ビットのデジタル信号に変換す
る。110〜112はシェーディング補正回路で、セン
サと光学系の輝度むらを補正する。
【0012】113はR信号のライン遅延器で、等倍走
査時にはラインセンサ101、102のRG間の距離が
8画素分、GBの距離が8画素分であるので、ここで8
+8=16ライン分の遅延を行う。この遅延ライン数は
CPU135により変更することができる。
【0013】114はG信号のライン遅延器で、等倍走
査時にはラインセンサ102、103のGB間の距離が
8画素分であるので、ここで8ライン分の遅延を行う。
この遅延ライン数はCPU135により変更することが
できる。
【0014】これらの構成によって、理想的な光学系の
場合には、遅延器113の出力(R:第1の色信号)
と、遅延器114の出力(G:第3の色信号)と、シェ
ーディング補正回路112の出力(B:第2の色信号)
とが同一タイミングで同一画素に対する出力となる。即
ち、RGBの副走査方向の位相が一致する。
【0015】Rライン遅延器113の出力R信号は次に
1ライン遅延器115へ入力され、その出力値と係数レ
ジスタ117の値(1−p)とが乗算器121で乗算さ
れる。また、1ライン遅延されていないR信号は、係数
レジスタ118の値(p)と乗算器122で乗算され
る。乗算器121、122の各出力値は加算器125で
加算される。
【0016】シェーディング補正回路112の出力B信
号は次に1ライン遅延器116へ入力され、その出力値
と係数レジスタ119の値(1−q)とが乗算器123
で乗算される。また、1ライン遅延されていないB信号
は、係数レジスタ120の値(q)と乗算器124で乗
算される。乗算器123、124の各出力値は加算器1
26で加算される。上記係数レジスタ117〜120
は、CPU135により書き換えることができるもので
ある。
【0017】次に、加算器125の出力値(R)と遅延
器114の出力値(G)と加算器126の出力値(B)
とが入力マスキング回路127に入力され、下記の演算
が行われる。 R′=a00×R+a01×G+a02×B G′=a10×R+a11×G+a12×B B′=a20×R+a21×G+a22×B ───(1) ここで、a00、a01、a02、a10、a11、a
12、a20、a21、a22は係数である。
【0018】入力マスキング回路127の出力値は色空
間変換回路128へ入力され、下記演算が行われてL、
CA、CB信号が得られる。 L=(R+2G+B)/4 CA=(R−G)/2 CB=(R+G−2B)/4 ───(2) 色空間変換回路128の出力値は空間フィルタ回路12
9と色判定回路133に入力される。
【0019】色判定回路133では、CA、CBの絶対
値を所定のしきい値Tca、Tcbと比較して、双方と
もこれらのしきい値以上なら有彩色としてIRO信号を
1として出力する。無彩色時は、IRO信号を0として
出力する。このIRO信号はカウンタ回路134へ入力
され、IRO信号の1の数をカウントされる。
【0020】また、IRO信号は空間フィルタ129へ
も入力される。空間フィルタ129ではエッジ強調ある
いはスムージング処理が行われる。空間フィルタの係数
はIRO信号で切り換えることができるようになされて
いる。
【0021】空間フィルタ129の出力信号は色空間変
換回路130へ入力され、下記演算が行われてRGBの
出力が得られる。 R=(4L+5CA+2CB)/4 G=(4L−3CA+2CB)/4 B=(4L+CA+6CB)/4 ───(3)
【0022】色空間変換回路130の出力信号はLOG
変換、出力マスキング回路131によってデータ変換が
行われてC、M、Y、K信号が得られる。これはテーブ
ル変換により行われる。これらのCMYK信号はプリン
タ132へ出力されて印刷される。尚、CPU135
は、本発明を構成する記憶媒体136に格納されている
制御プログラムにより処理を実行する。
【0023】次に、色ずれ自動補正動作について説明す
る。これは、工場での光学系の組み立て時、あるいは市
場での光学系の部品交換等により色ずれ量が変化する可
能性のある場合に使用する動作モードである。まず、白
地に平行な黒線が複数本入ったテスト用の原稿を、上記
黒線がラインセンサと平行になるようにして原稿台に載
せる。そして等倍画像がが得られる速度でラインセンサ
を、このラインセンサに垂直な方向(副走査方向)に走
査する。ここで、原稿の輝度に対して光学系が理想的で
あれば、RGBの各信号は重なるはずであるが、現実に
は各信号はある距離分だけずれている。また、MTFが
3色で異なるために3色が重ならないことも考えられ
る。
【0024】図3は、上記黒の線を読み込んだときのR
GBのラインセンサの出力例である。この図3の例で
は、Gを中心にRとBがそれぞれ3画素づつずれてい
る。図3で1アドレスを0.1画素とすると、R信号が
G信号に対して0.3画素、B信号がG信号に対して
0.3画素ずれていることになる。
【0025】この場合、このまま読み取り画像を再生す
ると、黒線の両側に色成分が現れることになる。従っ
て、このような原稿画像を走査して読み取ると、カウン
タ回路134では有彩色画素がカウントされることにな
る。
【0026】以上の情報は、Rライン遅延器113を後
述により16ライン遅延とし、Gライン遅延器114を
8ライン遅延とし、係数レジスタの係数p、qを1とす
ることにより得られたものである。この例では、RGB
の順で画像が読み込まれているので、RをGへ0.3画
素近づけるように、即ち、RとGの画素距離を7.7画
素とすれば、RとGの位相が一致することになる。同様
に、BをGへ0.3画素近づけるように、即ち、GとB
の画素距離を7.7画素とすれば、GとBの位相が一致
することになる。このようにして色ずれがない状態にす
ることができる。
【0027】これを2ラインでの補間の行い方で示す
と、Rについては、7ライン目の画素に0.3の係数を
乗じ、8ライン目の画素に0.7の係数を乗じ、それら
を加算することにより得られる。Gについては、7ライ
ン目の画素に0.3の係数を乗じ、8ライン目の画素に
0.7の係数を乗じ、それらを加算することにより得ら
れる。この結果を得るためには、Rライン遅延器113
の遅延量を16ラインとし、係数レジスタ117、11
8のpを0.7とし、Gライン遅延器114の遅延量を
8ラインとし、係数レジスタ119、120のqを0.
7とすることで対応できる。
【0028】上記説明によれば、色ずれが発生している
ときは、白黒原稿を読み取ったときでも、副走査方向の
画像エッジ部で有彩色がカウントされ、色ずれが発生し
ていないときは、有彩色がカウントされないことにな
る。実際の画像読み取り装置では、センサが移動すると
きは振動が生じる。このため、振動がないときの色ずれ
量(走査速度精度、光学系の倍率精度に起因する)に加
えて、振動に起因する色ずれが加わる。
【0029】このため、pとqの値を最適化したとして
も、白黒原稿を読み取ったときに、ある量の有彩色がカ
ウントされることになる。即ち、カウント値が0でなく
ても最小となる条件が、色ずれが最小となる条件と考え
ることができる。本発明の実施の形態は、この有彩色の
カウント値から、色ずれが最小となる係数を求めるもの
である。
【0030】次に本発明の第1の実施の形態を説明す
る。まず、RとGの画素距離を7.5画素、BとGの画
素距離を7.5画素として、上記テスト用の原稿を読み
取り、このときの上記カウント値を読み取る。これを4
回繰り返してカウント値を加算する。複数回読み取るの
は、読み取りにより得られるカウント値が、電気的雑音
と光学系の振動により一定しないので、平均化するため
である。次に、RとGの画素距離を7.5画素としたま
まBとGの画素距離を7.53125画素として、上記
カウント値を読み取り、これを4回繰り返してカウント
値を加算する。
【0031】同様に、RとGの画素距離を7.5画素か
ら8.5画素まで変えながら、順次BとGの画素距離を
7.5画素から8.5画素まで変えて、それぞれの条件
でのカウント値の加算値を求める。
【0032】図4は、上記の手順により作成されたテー
ブル実測値を示す。図4において、補間値は0.031
25画素(1/32画素)単位で補間される。またグラ
フ上の補間値0は画素距離8画素を表し、例えば0.0
625は8.0625画素を表す。ここでは、カウント
値120以上をフルカウントと設定している。
【0033】まず、フルカウント値の中心値60を閾値
として、そのカウント値を挟み込む補間値を求める。図
4より、カウント値の立ち下がり側は、−0.125
(LXH)と−0.09375(LXL)の間にある。
カウント値が60となる補間値を (LXH+LXL)/2={(−0.125)+(0.
09375)}/2=−0.109375 により、−0.109375を得る。
【0034】同様にして図4より、カウント値の立ち上
がり側は、0.34375(RXL)と0.375(R
XH)の間にある。カウント値が60となる補間値を (RXH+RXL)/2={(0.34375)+
(0.375)}/2=0.36125 により、0.36125を得る。
【0035】次に上記2つの補間値の中点を (−0.109375)+(0.36125)=0.1
259375 により求める。この中点0.1259375を実際の設
定値(0.03125画素単位)とするため0.125
を本装置の補正値とする。
【0036】これらの補正値は電源を切っても消去され
ないメモリに記憶しておく。これにより、次に電源を投
入したときに再び補正値を求める操作が不要となる。
【0037】尚、このとき使用する上記テスト用の原稿
は、本装置が接続されているプリンタから特定のパター
ンとして出力することもできる。これにより市場で上記
の調整を行うときにも特定の原稿を持っている必要がな
く、また誤った原稿を使用することを防止できる。ま
た、上記調整用の原稿は、単に黒の直線が描かれている
だけなので、低解像度のプリンタを用いてもジャギーの
影響が出ないため、問題なく使用できる。
【0038】コピー動作時には、原稿が有彩色画素を含
むか否かによって、カラーコピー動作を行うか、白黒コ
ピー動作を行うかを決定する。そのためにコピー動作を
行う前に原稿を走査して、カウンタ回路134のカウン
ト値をCPU135で読み取る。このカウント値が所定
値以上ならカラー原稿と判断してカラーコピー動作を行
い、カウント値が所定値以下なら白黒原稿と判断して白
黒コピー動作を行う。これは従来より行われているカラ
ー/白黒自動識別動作である。
【0039】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。上記第1の実施の形態では、補間値の可変範囲を全
て1ステップ(1/32画素)ずつ順番に動かしてカウ
ント値を得ていたが、本実施の形態は、カウント値がフ
ルのときは、4ステップ(4/32画素)進めてカウン
トを行うものである。
【0040】図5は本実施の形態の処理を示すフローチ
ャートであり、ここでは図4の数値を用いて説明する。
まず立ち下がり側では、補間値−0.5でのカウント値
がフルであるため、4ステップ進めて補間値−0.37
5でのカウントを行う。ここでもカウント値がフルであ
るため、4ステップ進めて補間値−0.25でのカウン
トを行う。ここでもカウント値がフルであるため、4ス
テップ進めて補間値−0.125でのカウントを行う。
このときフルでなく60以上あるので1ステップ進めて
補間値−0.09375でカウントを行う。このときの
カウイト値は60以下で有るので、−0.125と−
0.09375の中間値をカウント値60の補間値とす
る。同様にして立ち上がり側でも、補間値0.5から順
次カウント値を求めていく。
【0041】本実施の形態によれば、カウント動作の回
数を減らすことができるので、補正値を求める時間を短
縮することができ、これにより生産効率が向上し、製品
コストを下げることができる。
【0042】尚、本発明の目的は、上述した実施の形態
を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した
記憶媒体を、システムや装置で用い、そのシステムや装
置のCPUが上記記憶媒体に格納されたプログラムコー
ドを読み出し、実行することによっても達成することが
できる。その場合、上記記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した例えば
図1に示す記憶媒体136のような記憶媒体は、本発明
を構成することになる。
【0043】また、この記憶媒体としては、ROM、R
AM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロ
ッピィディスク、磁気媒体、磁気カード、不揮発性メモ
リカード等に構成して用いてよい。
【0044】従って、この記憶媒体を図1に示したシス
テムや装置以外の他のシステムや装置で用い、そのシス
テムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し、実行することによって
も、前述した実施の形態と同等の機能を実現できると共
に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成
することができる。
【0045】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは記憶媒体
から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに
挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された
拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そ
のプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能ボ
ードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一部
又は全部を行う場合にも、実施の形態と同等の機能を実
現できると共に、同等の効果を得ることができ、本発明
の目的を達成することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
部品精度を上げることなく、色ずれ補正を行うことがで
き、このためコストアップすることがなく、しかも画素
密度に依存することもない。また、RGB信号を製品の
外部へ取り出すことが不要なので、信号取り出し用のイ
ンタフェース回路を設ける必要がなく、さらにコンピュ
ータへ画像を取り込んで、位相ずれ量を計算し、補正量
を製品側に入力するという操作が不要になり、操作を簡
単にできると共に、作業時間を短縮することができる。
【0047】また、補正用の原稿は、装置が接続されて
いるプリンタから特定のパターンとして出力することが
できるので、市場で調整を行うときにも特定の原稿を持
っている必要がなく、また誤った原稿を使用することを
防止できる。また、上記補正用の原稿は、単に黒の直線
が描かれているだけでよいので、低解像度のプリンタを
用いてもジャギーの影響が出ないため、問題なく使用で
きる。
【0048】さらに、前述したセンサ間の補間値を変更
することで等価的にセンサ間隔を補正する補正値を求め
るときに、有彩色の画素数をカウントすることにより、
最適な補間値を求める技術において、上記カウント値が
典型的な極小点を持たない場合にも正確な補正値を求め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による画像読み取り装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】CCDラインセンサの構成図である。
【図3】RGBの各ラインセンサの出力特性図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態により作成されたテ
ーブルの実測値を示す構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
101、102、103 CCDラインセンサ 113〜116 ライン遅延器 117〜120 係数器 121〜124 乗算器 125、126 加算器 127 入力マスキング回路 128 色空間変換回路 133 色判定回路 134 カウンタ回路 135 CPU 136 記憶媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB04 BA02 BB03 DA04 DB01 DC20 5C072 AA01 BA04 BA19 EA05 FA08 QA17 RA18 UA11 UA13 UA14 UA18 5C079 HB01 JA04 JA23 LA02 LA03 LA17 LA24 MA01 MA10 MA11 NA03 NA25 NA29

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像をそれぞれ主走査して読み取り、第
    1、第2、第3の色信号を出力する第1、第2、第3の
    画像読み取り手段と、 上記第1の色信号における副走査方向に隣接する画素値
    にそれぞれ係数を乗じて加算する第1の演算手段と、 上記第2の色信号における副走査方向に隣接する画素値
    にそれぞれ係数を乗じて加算する第2の演算手段と、 上記第1、第2の演算手段の出力と上記第3の色信号と
    の少なくとも2つの信号から上記画像が有彩色か無彩色
    かを判定し、判定信号を出力する判定手段と、 上記有彩色を判定した判定信号をカウントするカウント
    手段と、 上記無彩色の画像を、上記係数を順次に変化させながら
    上記各画像読み取り手段に読み取らせ、上記カウント手
    段のカウント値と上記係数との関係を示すテーブルを作
    成する制御手段と、 上記テーブル上の上記カウント値の立ち下がり側で、所
    定のカウント値を挟む2つの係数の平均値を求めて第1
    の中点とし、上記テーブル上の上記カウント値の立ち上
    がり側で、上記所定のカウント値を挟む2つの係数の平
    均値を求めて第2の中点とし、上記第1、第2の中点の
    さらに中点を求めて第3の中点とする第3の演算手段と
    を備えた画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記第3の中点として
    の係数を上記第1、第2の演算手段に用いて上記各画像
    読み取り手段に上記画像の読み取りを行わせることを特
    徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 上記所定のカウント値は、フルカウント
    値の略1/2であることを特徴とする請求項1記載の画
    像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 上記カウント値の変化の大きさが所定値
    以下であるときは、上記順次に変化させる係数を大きく
    変化させ、上記カウント値の変化の大きさが所定値以上
    であるときは、上記順次に変化させる係数を小さく変化
    させることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装
    置。
  5. 【請求項5】 画像を第1、第2、第3の画像読み取り
    手段によりそれぞれ主走査して読み取り、第1、第2、
    第3の色信号を出力する画像読み取り処理と、 上記第1の色信号における副走査方向に隣接する画素値
    にそれぞれ係数を乗じて加算する第1の演算処理と、 上記第2の色信号における副走査方向に隣接する画素値
    にそれぞれ係数を乗じて加算する第2の演算処理と、 上記第1、第2の演算処理の出力と上記第3の色信号と
    の少なくとも2つの信号から上記画像が有彩色か無彩色
    かを判定し、判定信号を出力する判定処理と、 上記有彩色を判定した判定信号をカウントするカウント
    処理と、 上記無彩色の画像を、上記係数を順次に変化させながら
    上記各画像読み取り手段に読み取らせ、上記カウント処
    理のカウント値と上記係数との関係を示すテーブルを作
    成する制御処理と、 上記テーブル上の上記カウント値の立ち下がり側で、所
    定のカウント値を挟む2つの係数の平均値を求めて第1
    の中点とし、上記テーブル上の上記カウント値の立ち上
    がり側で、上記所定のカウント値を挟む2つの係数の平
    均値を求めて第2の中点とし、上記第1、第2の中点の
    さらに中点を求めて第3の中点とする第3の演算処理と
    を実行するためのプログラムを記憶したコンピュ−タ読
    み取り可能な記憶媒体。
  6. 【請求項6】 上記第3の中点としての係数を上記第
    1、第2の演算処理に用いて上記各画像読み取り手段に
    上記画像の読み取りを行う処理を設けたことを特徴とす
    る請求項5記載のコンピュ−タ読み取り可能な記憶媒
    体。
  7. 【請求項7】 上記所定のカウント値は、フルカウント
    値の略1/2であることを特徴とする請求項5記載のコ
    ンピュ−タ読み取り可能な記憶媒体。
  8. 【請求項8】 上記カウント値の変化の大きさが所定値
    以下であるときは、上記順次に変化させる係数を大きく
    変化させ、上記カウント値の変化の大きさが所定値以上
    であるときは、上記順次に変化させる係数を小さく変化
    させることを特徴とする請求項5記載のコンピュ−タ読
    み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011259427A (ja) * 2010-06-04 2011-12-22 Toshiba Corp 画像処理装置及び画像処理方法

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JP2011259427A (ja) * 2010-06-04 2011-12-22 Toshiba Corp 画像処理装置及び画像処理方法

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