JP2000022757A - ネットワークシステム間接続方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】アドレスが重複しているネットワークシステム
を相互に接続するデータ通信システムにおいて、端末か
らの名前問い合わせに対してネットワークシステム間接
続装置がシステム内で一意に変換したアドレスを回答す
ることにより通信を可能にする。 【解決手段】通信時に通信端末がネットワークシステム
間接続装置に名前問い合わせを行い、変換後のアドレス
を回答し、ネットワークシステムを越える際に、ネット
ワークシステム間接続装置で実アドレスに変換すること
により、他ネットワークシステム内の端末と通信を可能
にする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はデータ通信方式に関
し、特に、接続するネットワークシステム間で端末アド
レスの重複があるデータ通信システム間で通信を行う際
に好適な端末アドレス変換および端末名−アドレス解決
方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、端末間で通信を行う際には、各々
の通信端末間を一対一には接続せず、端末が接続された
ネットワークをネットワーク間接続装置で相互に接続し
て端末と通信を行うデータ通信システムが実用化されて
いる。

【０００３】この種の端末が接続されたネットワーク間
をネットワーク間接続装置により接続した端末間の通信
においては、例えばＴＣＰ／ＩＰプロトコルでは、端末
にＩＰアドレスと呼ばれるシステム内で固有に設定した
端末アドレスを設定し、端末間で通信を行う際には通信
データに識別子である端末アドレスを付与してネットワ
ークに送出し、受け取ったネットワーク間接続装置が端
末アドレスを解析して適切なネットワークに対して伝送
することにより、目的の端末が接続しているネットワー
クまで通信データを伝送している。

【０００４】また、通信相手の端末アドレスを知るため
に、あらかじめ特定のサーバに端末名と端末アドレスと
の対応表を作成しておき、通信相手の端末名をサーバに
問い合わせることにより通信相手の端末アドレスを解決
するという手法が用いられている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】従来のネットワークシ
ステムでは、通信を行う際に通信相手を特定するためシ
ステム内で固有に設定した端末アドレスを用いているた
め、ネットワークシステム内で端末アドレスを一元的に
管理する必要があった。そのため、端末アドレスの管理
元が異なるネットワークシステムを相互に接続する場合
には、全ネットワークシステムで識別子として用いられ
る端末アドレスを一意にするため、端末アドレス重複し
ている場合、端末にすでに設定してあるアドレスを付け
替えなければいけないという問題が発生した。このた
め、膨大な機器の設定変更が発生し、また端末アドレス
管理元が異なるため、端末アドレスの変更が組織的に難
しい場合も多く、端末アドレス管理上の負担も増大する
という問題も発生した。

【０００６】本発明の目的は、ネットワークシステムを
接続する装置で、お互いの使用しているアドレスの情報
を集中管理し、端末アドレスの重複している部分の変換
を行い、通信端末からの名前−アドレス問い合わせに対
し、変換後のアドレスを通知することにより、ネットワ
ークシステム内でのアドレス付け替えや、通信仕様を変
更することなしに、端末アドレスの管理元が異なるネッ
トワークシステム間で通信を可能にする方法を提供する
ことにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では各々のネットワークシステム間接続装置
に、自分に接続しているネットワークシステム内で用い
られている全アドレス空間、および他のネットワークシ
ステム内の端末と通信を行いたい端末のアドレスおよび
端末名を持たせ、各々のネットワークシステム間接続装
置を接続した際に、中心となるネットワークシステム間
接続装置に対しその情報を送付する。中心となるネット
ワークシステム間接続装置は、すべてのネットワークシ
ステム間接続装置から集められた情報を一元的に管理
し、アドレスが重複した場合、全ネットワークシステム
内で一意になるようにアドレスの変換を自動的に行う。
また、端末名に新たなアドレスを関連付け、各々のネッ
トワークシステム間接続装置に送付し、端末に端末名−
アドレス解決サービスを展開する。

【０００８】異なるネットワークシステム（それぞれ
Ａ、Ｂとする）内にある通信端末間（それぞれα、βと
する）で通信を行うとき、通信元の通信端末（αとす
る）はネットワークシステムＡの接続しているネットワ
ークシステム間接続装置に対し、端末名−アドレス問い
合わせを行う。通信端末βに実際に設定されているアド
レスがネットワークシステムＡ内に存在する場合でも、
すでにネットワークシステム接続装置間で端末βの端末
アドレスは全ネットワークシステム内で重複しない一意
の端末アドレスに変換が行われているため、端末装置β
の端末アドレスとしてネットワークシステムＡ内のアド
レスと重複しない変換後のアドレスが回答され、通信端
末αは通信端末βを一意に特定できるため、通信端末α
−β間でデータ通信が可能となる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面により詳細に説明する。

【００１０】図１は本発明を適用したネットワークシス
テム間接続方法の実施の形態のブロック図を示したもの
である。図１において、１０は主ネットワークシステム
間接続装置、２０は従ネットワークシステム間接続装
置、３０，４０はネットワークシステム、５０は通信回
線である。本発明の実施では、主ネットワークシステム
間接続装置一台に対し、従ネットワークシステム間接続
装置は一台しか示されていないが、勿論、実際にはこれ
以上の従ネットワークシステム間接続装置およびネット
ワークシステムが接続されたシステムも含んでいるとい
うことはいうまでもない。

【００１１】ネットワークシステム間接続装置１０，２
０はそれぞれ接続装置間通信ポート１１，２１、ネット
ワークシステム側通信ポート１２，２２、データ通信機
構１３，２３、アドレス−通信ポートデータベース１３
１，２３１、端末名−アドレス解決機構１４，２４、ア
ドレス解決データベース１４１，２４１、使用アドレス
空間データベース１５，２５、通信要求端末データベー
ス１６，２６を有している。また、主ネットワークシス
テム間接続装置１０にはこの他に全アドレス表作成機構
１７、重複アドレス調整機構１８、アドレス変換機構１
９、アドレス変換データベース１９１を有している。

【００１２】本発明の実施の形態では、主ネットワーク
システム間接続装置１０には接続装置間通信ポート１
１、アドレス変換機構１９およびアドレス変換データベ
ース１９１は一つしか示されていないが、勿論、接続さ
れる従ネットワークシステム間接続装置の数に従って、
これ以上の数が主ネットワークシステム間接続装置に搭
載されていてもよいということは言うまでもない。

【００１３】ネットワークシステム３０，４０はそれぞ
れネットワーク３１，３２と４１，４２を有しており、
ネットワーク３１，４１はそれぞれ通信端末３１１，４
１１を有している。本発明の実施の形態では、内部に二
つのネットワークと一つの通信端末しか示されていない
が、勿論、実際にはそれ以上の数のネットワークと端末
が相互に多段に接続された大規模なネットワークシステ
ムも含んでいるということは言うまでもない。

【００１４】また、本発明の実施の形態では、通信端末
３１１と４１１との間で通信要求が存在するとし、互い
の端末アドレスａ₃₁₁とａ₄₁₁が属するネットワークアド
レス空間Ａ₃₁とＡ₄₁が、それぞれ互いに、ネットワーク
システムアドレス空間Ａ₄₀とＡ₃₀内の他のネットワーク
アドレス空間Ａ₄₂とＡ₃₂と重複しているとする。また、
表現し得る全アドレス空間、すなわち普遍集合をＵとす
る。これを集合式で書くと以下になり、ベン図で表した
ものを図２に示す。

【００１５】

【数１】 ｛Ａ₃₁、Ａ₃₂｝⊆Ａ₃₀ ｛Ａ₄₁、Ａ₄₂｝⊆Ａ₄₀ ａ₃₁₁∈Ａ₃₁ ａ₄₁₁∈Ａ₄₁ Ａ₃₁＝Ａ₄₂、Ａ₄₁＝Ａ₃₂ 本発明の実施の形態では、端末アドレスとネットワーク
アドレス空間をこのような集合式で示したが、勿論、こ
れ以上の通信要求端末が存在したり、これ以上の通信要
求のある通信端末が属するネットワークのネットワーク
アドレス空間の重複がある場合も含んでいるということ
は言うまでもない。

【００１６】接続装置間通信ポートはネットワークシス
テム接続装置間で通信を行うための接続口であり、アド
レスを用いずに対向に接続されたネットワークシステム
接続装置間で、データ通信を行うために使用される。ネ
ットワークシステム側通信ポートはネットワークシステ
ム接続装置にネットワークシステムを接続するための接
続口であり、端末から送出された通信データを受け取る
ため、接続されるネットワークシステム内で一意のアド
レスを持つ。データ通信機構は内部にアドレス−通信ポ
ートデータベースを持ち、ネットワークシステム側通信
ポートから受け取った通信データのアドレスを解析し
て、適切な接続装置間通信ポートに伝送するのに使用さ
れる。端末名−アドレス解決機構は、通信端末からの端
末名−端末アドレス問い合わせに対し、アドレス解決デ
ータベースを参照して適切な端末アドレスを通信端末に
回答するのに使用される。

【００１７】使用アドレス空間データベースは、それぞ
れの接続しているネットワークシステムで使用している
全アドレス空間を持つデータベースであり、本発明の実
施の形態では使用アドレス空間データベース１５，２５
はそれぞれ接続しているネットワークシステムの全アド
レス空間であるＡ₃₀、Ａ₄₀を持つ。通信要求端末データ
ベースは、それぞれの接続しているネットワークシステ
ム内で、ネットワークシステム間接続装置を介して他の
ネットワークシステム内の通信端末と通信を要求してい
る端末の端末名と端末アドレスを持つデータベースであ
り、本発明の実施の形態では通信要求端末データベース
１６，２６はそれぞれ通信要求のある端末３１１，４１
１の端末名称ｎ₃₁₁，ｎ₄₁₁および端末アドレスａ₃₁₁，
ａ₄₁₁を持つ。

【００１８】全アドレス表作成機構は全ネットワークシ
ステム間接続装置の使用アドレス空間データベースと通
信要求端末データベースを参照し、全ネットワークシス
テム内でのネットワークアドレス空間の使用状況の作成
および重複を検出するのに使用される。重複アドレス調
整機構は、全アドレス表作成機構で検出されたネットワ
ークアドレスの重複部分を、全ネットワークシステム内
で一意になるようにアドレス変換データベースを作成し
て調整するために使用される。アドレス変換機構はデー
タ通信機構および接続装置間通信ポートより受け取った
通信データのアドレスを、アドレス変換データベースを
参照して変換するために使用される。

【００１９】ネットワークシステムは内部に一つあるい
は複数のネットワークを持ち、通信データのアドレスを
解析して適切なネットワークに通信データをルーティン
グする機能を持つ。ネットワークはそれぞれ受け取った
通信データを自ネットワークに接続されている通信端末
に対して送信する機能を持つ。

【００２０】次に、本ネットワークシステム間接続方法
による端末名とアドレス調整の様子を図４のフローチャ
ートに従って説明する。図４は主ネットワーク間接続装
置１０と従ネットワーク間接続装置２０との間で端末名
とアドレスの調整が行われる場合について示したもので
ある。

【００２１】まず、ネットワークシステム３０，４０と
の間で通信を行うため、ネットワークシステム間接続装
置１０，２０を通信回線５０を用いて接続する。接続装
置間通信ポート１１，２１間でデータリンクが確立した
時点で、従ネットワークシステム間接続装置２０は使用
アドレス空間データベース２５からアドレス空間Ａ
₄₀を、通信要求端末データベース２６から通信要求端末
名ｎ₄₁₁と端末アドレスａ_{4 11}を、主ネットワークシステ
ム間接続装置１０に対して接続装置間通信ポート２１か
ら伝送を行う。主ネットワークシステム間接続装置１０
は、アドレス空間Ａ₄₀、通信要求端末名ｎ₄₁₁、端末ア
ドレスａ₄₁₁を接続装置間通信ポート１１で受信し、全
アドレス表作成機構１７へ送付する（ステップ８１）。

【００２２】また主ネットワークシステム間接続装置１
０自身も、使用アドレス空間データベース１５からアド
レス空間Ａ₃₀を、通信要求端末データベース１６から通
信要求端末名ｎ₃₁₁と端末アドレスａ₃₁₁を全アドレス表
作成機構１７へ送付する（ステップ８２）。

【００２３】全アドレス表作成機構１７は、各データベ
ース１５，１６，２５，２６より集められたアドレス情
報を基に、全ネットワークシステム内でのネットワーク
アドレス空間の使用状況（図２）を作成する（ステップ
８３）。ここで、それぞれ他ネットワークシステム内の
端末と通信要求のある端末のアドレスａ₃₁₁、およびａ
₄₁₁の属しているアドレス空間Ａ₃₁，Ａ₄₁が、アドレス
空間Ａ₃₀，Ａ₄₀において、重複していなければ問題ない
が、本発明の実施の形態では双方とも重複しているため
それを検出し、アドレスの調整を行うため、全ネットワ
ークシステム内でのネットワークアドレス空間の使用状
況を重複アドレス調整機構１８へ送付する。

【００２４】重複アドレス調整機構１８は、受け取った
全ネットワークシステム内でのネットワークアドレス空
間の使用状況を基に、重複しているアドレス空間Ａ₃₁と
Ａ₄₁の写像として、それぞれ全ネットワークシステム内
での使用ネットワークアドレス空間の補集合（Ａ₃₀∪Ａ
₄₀）Ｃ内のアドレス空間Ａ₆₀とＡ₇₀を確保し、端末アド
レスａ₃₁₁，ａ₄₁₁を、それぞれアドレス空間Ａ₆₀，Ａ₇₀
内のアドレスａ₆₁₁，ａ₇₁₁に写像した、新ネットワーク
アドレス空間（図３）を作成する（ステップ８４）。

【００２５】重複アドレス調整機構は、作成した新ネッ
トワークアドレス空間を基に、アドレス変換表を作成
し、アドレス変換データベース１９１（図６）に格納す
る（ステップ８５）。さらに新ネットワークアドレス空
間より、ａ₄₁₁の写像アドレスａ₇₁₁と、従ネットワーク
システム間接続装置２０から送付された通信要求端末４
１１の端末名ｎ₄₁₁の対応表をアドレス解決データベー
ス１４１（図７）に追記する（ステップ８６）。同様
に、主ネットワークシステム間接続装置に接続している
ネットワークシステム３０内で、ネットワーク４０内の
通信端末４１１との通信を要求している通信端末３１１
の写像アドレスａ₆₁₁と端末名ｎ₃₁₁との対応表を、従ネ
ットワークシステム間接続装置２０内のアドレス解決デ
ータベース２４１（図８）に追記する（ステップ８
７）。

【００２６】また、従ネットワークシステム間接続装置
２０から送付されたアドレス空間Ａ₄₁の写像である新ア
ドレス空間Ａ₇₀に対する送出ポートを、従ネットワーク
システム間接続装置２０が接続されている接続装置間通
信ポート１１とし、アドレス−通信ポートデータベース
１３１（図９）に追記し、ネットワークシステム３０に
ルーティング情報として伝送する（ステップ８８）。同
様に、主ネットワークシステム間接続装置に接続してい
るネットワークシステム３０内のアドレス空間Ａ₃₁の写
像である新アドレス空間Ａ₆₀の情報を、従ネットワーク
システム間接続装置２０内のデータ通信機構２３に対し
て送付し、データ通信機構２３は新アドレス空間Ａ₆₀の
情報が送付されてきた接続装置間通信ポート２１を送出
ポートとし、アドレス通信ポートデータベース２３１
（図１０）に追記し、ネットワークシステム４０にルー
ティング情報として伝送する（ステップ８９）。以上の
手順により、主ネットワーク間接続装置１０と従ネット
ワーク間接続装置２０との間で端末名とアドレスの調整
が行われる。

【００２７】続いて、本ネットワークシステム間接続方
法によるデータ通信処理の様子を図５のフローチャート
に従って説明する。図５は通信端末３１１，４１１の間
で通信が行われる場合について示したものである。

【００２８】ネットワークシステム上の通信端末３１
１，４１１との間で通信の要求が発生すると（通信元端
末を３１１、通信先端末を４１１とする）、通信端末３
１１は自分の属しているネットワークシステム３０が接
続しているネットワークシステム間接続装置１０に対
し、通信端末４１１の端末名ｎ₄₁₁に対する端末名−ア
ドレス解決を要求する（ステップ９１)。ネットワーク
システム間接続装置１０は端末３１１からの端末名−ア
ドレス解決要求を端末名−アドレス解決機構１４に送信
し、端末名−アドレス解決機構１４はアドレス解決デー
タベース１４１を参照し、端末アドレスａ₇₁₁を端末３
１１に回答する（ステップ９２）。端末３１１はこれを
受け、通信元アドレスを自らのアドレスａ₃₁₁に、通信
先アドレスをａ₇₁₁として通信データＤをネットワーク
システム３０に送出する（ステップ９３）。

【００２９】ネットワークシステム３０は、通信データ
Ｄの通信先アドレスａ₇₁₁を解析し、通信データＤをネ
ットワークシステム間接続装置１０のネットワークシス
テム側通信ポート１２まで伝送する（ステップ９４）。
ネットワークシステム間接続装置１０は受信した通信デ
ータＤをデータ通信機構１３に送付し、データ通信機構
１３は通信データＤの通信先アドレスａ₇₁₁をアドレス
−通信ポートデータベースで参照し、接続装置間通信ポ
ート１１に接続されているアドレス変換機構１９に送付
する（ステップ９５）。

【００３０】アドレス変換機構１９はアドレス変換デー
タベース１９１を参照し、通信データＤの通信元アドレ
スａ₃₁₁をａ₆₁₁に、通信先アドレスａ₇₁₁をａ₄₁₁に変換
し、接続装置間通信ポート１１に送付する（ステップ９
６）。接続装置間通信ポート１１は、送付された通信デ
ータＤを通信回線５０を経由して対向の接続装置間通信
ポート２１に送信する（ステップ９７）。

【００３１】接続装置間通信ポート２１は受信した通信
データＤをデータ通信機構２３に送付し、データ通信機
構２３は通信データＤの通信先アドレスａ₄₁₁をアドレ
スー通信ポートデータベースで参照し、ネットワークシ
ステム側通信ポート２２に送付し、ネットワークシステ
ム側通信ポート２２は受け取った通信データＤをネット
ワークシステム４０に送信する（ステップ９８）。ネッ
トワークシステム４０は通信データＤの通信先アドレス
ａ₄₁₁を解析して通信データＤをネットワーク４１に伝
送され、ネットワーク４１は伝送された通信データＤが
通信端末４１１に送信し、端末３１１，４１１間で通信
が可能となる（ステップ９９）。

【００３２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アドレス管理組織が異なり、通信を要求しているネット
ワークでアドレスの重複があるネットワークシステムを
相互に接続したデータ通信システムにおいて、通信相手
の名前をネットワークシステム間接続装置に問い合わせ
るだけで、容易に他ネットワークシステム上の通信相手
との通信を可能とし、各々のネットワークシステム内で
端末アドレスの付け替えや通信仕様の変更を行う必要が
なくなるため、全ネットワークシステム内でのアドレス
管理が非常に簡便となり、管理作業を大幅に軽減でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態を示すシステム構成ブロッ
ク図。

【図２】図１におけるネットワークアドレス空間図。

【図３】図１におけるアドレス調整後の新ネットワーク
アドレス空間図。

【図４】図１における端末名とアドレスの調整の手順を
示すフローチャート図。

【図５】図１におけるデータ通信処理の手順を示すフロ
ーチャート図。

【図６】図１におけるアドレス変換データベース１９１
内の情報を示す表を示す図。

【図７】図１におけるアドレス解決データベース１４１
内の情報を示す表を示す図。

【図８】図１におけるアドレス解決データベース２４１
内の情報を示す表を示す図。

【図９】図１におけるアドレス−通信ポートデータベー
ス１３１内の情報を示す表を示す図。

【図１０】図１におけるアドレス−通信ポートデータベ
ース２３１内の情報を示す表を示す図。

【符号の説明】

１０，２０…ネットワークシステム間接続装置、３０，
４０…ネットワークシステム、 ５０…通信
回線。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ネットワークに接続された各々の通信端末
   が、通信を行う相手を名称（以下、これを端末名とす
   る）で識別し、各通信端末上のアプリケーションが通信
   を行う際には、通信相手の端末名を、端末名とそのネッ
   トワークシステム内で端末固有のアドレス（以下、これ
   を端末アドレスとする）との対応データベースを持った
   サーバ（以下、これを端末名−アドレス解決サーバとす
   る）に問い合わせ、得られた端末アドレスを通信データ
   に付与してネットワークに送出し、ネットワーク間を接
   続する接続装置（以下、これをネットワーク間接続装置
   とする）が端末アドレスを解析して、通信データを次に
   伝送するネットワーク間接続装置を特定し、特定された
   ネットワーク間接続装置に通信データを伝送する事によ
   り通信相手である端末が属するネットワークまで通信デ
   ータを伝送し、通信相手の端末が通信データを受け取る
   ことにより通信が行われるネットワークシステムが存在
   し、それぞれのネットワークシステムで独自にアドレス
   管理がなされ、互いのネットワークシステム間でネット
   ワークアドレス空間の重複が存在するネットワークシス
   テム同士を接続するデータ通信システムにおいて、ネッ
   トワークシステム間を接続する接続装置（以下、これを
   ネットワークシステム間接続装置とする）によって接続
   されたデータ通信システム内で、それぞれのネットワー
   クシステム間接続装置に接続されたネットワークシステ
   ムで使用しているアドレス空間と、他ネットワークシス
   テム内の通信端末に対し通信を要求している通信端末の
   端末名およびアドレスの情報を集中管理することによ
   り、データ通信システム全体で一意に特定できなくなる
   ネットワークアドレス空間の重複を検知し、検知したネ
   ットワークアドレス空間をデータ通信システム全体で一
   意になるように、データ通信システム全体で使用してい
   ないネットワークアドレス空間(以下、これを写像アド
   レス空間とする)に写像し、写像したアドレスを端末名
   と対応付け、通信要求時に通信端末が、他ネットワーク
   システム内の通信端末の端末名の問い合わせを行った際
   に写像アドレスを回答し、ネットワークシステム間接続
   装置でアドレス変換を行うことにより、アドレス管理の
   異なるネットワークシステム間でデータ通信処理を実行
   することを特徴とするネットワークシステム間接続方
   法。