JP2000022511A - パワートランジスタ制御回路 - Google Patents

パワートランジスタ制御回路

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JP2000022511A
JP2000022511A JP10186035A JP18603598A JP2000022511A JP 2000022511 A JP2000022511 A JP 2000022511A JP 10186035 A JP10186035 A JP 10186035A JP 18603598 A JP18603598 A JP 18603598A JP 2000022511 A JP2000022511 A JP 2000022511A
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Hiroshi Gokan
博 後閑
Shinji Yamada
眞志 山田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチングに伴う発生ノイズを低減し、か
つ、電力損失も少なくして正確にオン・オフ時間を制御
する制御回路を得る。 【解決手段】 オン・オフ最終制御対象であるパワート
ランジスタの制御電流として、複数のミクロドライバの
出力を合成する構成とし、各ミクロドライバには出力を
制限する定電流制限回路を設け、各ミクロドライバのオ
ン・オフ時間を制御するミクロドライバ・スイッチング
パターン生成回路を備えた。パワートランジスタのゲー
ト側に抵抗を接続し、この抵抗を流れる制御電流により
発生する電圧を検出して、帰還してパワートランジスタ
のゲート電流を制御するための制御値を得るパワートラ
ンジスタ動作変化検出回路を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源回路や電動
機制御など電力分野において、MOSFETやIGBT
といったパワートランジスタをスイッチングさせる制御
回路の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のIGBT等のパワートランジスタ
のオン・オフを制御する制御回路として、例えば、図9
に示すものがあった。即ち、パワートランジスタ6−1
のゲートの入力電流に抵抗を入れることでドライブを制
御するが、この抵抗は、オン時の電流を制御するRON
抗6−5、オフ時の電流を制御するROFF 抵抗6−6及
び共通に制御するRG 抵抗6−7が設けられており、こ
れらの値を可変にして調整することでパワートランジス
タ6−1のスイッチング速度を調整する。これら抵抗と
して、RON抵抗6−5、ROFF 抵抗6−6、RG 抵抗6
−7の全てを使用するケース、RON抵抗6−5とROFF
抵抗6−6のみでRG 抵抗6−7は省略するケース、R
G 抵抗6−7のみでRON抵抗6−5とROFF 抵抗6−6
は省略するケースなど各種組み合わせをとることができ
る。
【0003】この第1の従来例では、パワートランジス
タ6−1のゲートの入力電流に抵抗RON抵抗6−5、R
OFF 抵抗6−6、RG 抵抗6−7を入れることで、パワ
ートランジスタ6−1のゲート電流の電荷注入速度を抑
え、それによりスイッチング速度を鈍らせ、その結果、
パワートランジスタ6−1の電圧波形、電流波形の傾き
とサージ、オーバーシュートを押さえ込むことで、EM
Iノイズの放射を抑制していた。しかし、この方法で
は、スイッチング速度を鈍らせることは、即ち、スイッ
チング時間を長くすることであり、スイッチング自体の
スイッチングロス(電力損失)が大きくなる。
【0004】第2の従来例として、富士電機のH9電気
学会半導体研究会論文SPC−97−71「スイッチン
グ時のdi/dtを抑制するIGBT用ゲート駆動回
路」掲載の方法がある。図10に、その構成と制御方法
を示し、図10(A)は、ターンOn時の制御回路を示
し、図10(B)は、ターンOff時の制御回路を示
す。図10(A)では、パワートランジスタ7−1のゲ
ート電流を制御するための抵抗として、R1 7−1
1,R2 7−12,R3 7−13があり、R27−
12,R3 7−13は、SW3 7−9,SW4 7
−10によって接続を切り換えられるようになってい
る。通常は、SW3 7−9,SW4 7−10はOn
し、R1 7−11,R2 7−12,R3 7−13
の並列抵抗値にてゲートへの電荷注入を行うが、di/
dt制御を行うべきタイミングとして、パワートランジ
スタ7−1のスイッチング時のdi/dt等をセンス抵
抗7−3や寄生インダクタンスLE 7−2で検出し、
小電流時にはSW4 7−10を小電流、かつ、ターン
On時にはSW3 7−9をOffして抵抗値を大きく
し、ゲートへの電荷注入量を抑えるよう動作する。
【0005】また、図7(b)では、Off時のゲート
電流制御回路として、コンデンサC1 7−20、抵抗
R5 7−19、SW5 7−18が付加されており、
ターンOff時にはSW5 7−18がOnすることに
より、コンデンサC1 7−20に蓄積されている電荷
をパワートランジスタ7−1のゲートに注入し、ゲート
電荷引き抜きのタイミングを調整してスイッチング速度
を制御する。SW57−18をOnさせるタイミング
は、センス抵抗7−3や寄生インダクタンスLE 7−
2にてターンOff時の電流量やdi/dtを検出し、
大電流で、かつ、ターンOff時のAND条件でSW5
7−18をOnさせる。
【0006】上記に示す第2の従来例では、パワートラ
ンジスタ7−1のゲート電荷注入に関してバイパスの経
路を設け、バイパスを開いたり閉じたりすることで、電
荷注入速度、電荷引き抜き速度を段階的に変化させるこ
とを目的としている。この場合、パワートランジスタ7
−1のゲートドライブスイッチングのタイミングに対し
てバイパス経路の開閉動作のスイッチングを±数十ns
のオーダで制御しなければならない。また、この最適な
ポイントをずらしてしまうと、EMIノイズを抑制でき
ない上に、パワートランジスタ7−1のスイッチング損
失をむやみに増すことになり、細かく制御する回路をわ
ざわざ入れたことで、回路全体のパフォーマンスを悪く
することになる。±数十nsのオーダでスイッチングの
タイミングを制御する要求に対して、各ドライバ回路を
構成するトランジスタのプロセスばらつきにより、スイ
ッチングのタイミングが±数十ns単位でずれ、また、
周囲の電圧温度変化等に対しても同様の数十ns単位で
ばらつくために、ばらつきの累積で±百ns程度のばら
つきを見込まれるため、ゲート電流を微妙にコントロー
ルする最適なスイッチングポイントがずれてしまう。即
ち、パワートランジスタ7−1のスイッチングのタイミ
ングの制御の精度を高めて、いかなる状況下でもEMI
ノイズを抑制しながら、スイッチング損失も抑えた運転
を行うことは極めて困難である。パワートランジスタ7
−1のスイッチングのdi/dt,dv/dtの検出回
路を高速、高精度で構成できたとしても、ドライブのバ
イパス経路の開閉用の単一トランジスタのスイッチング
のタイミングを±数十nsでコントロールすることは現
状では困難である。
【0007】一方、パワートランジスタの動作変化を検
出し、従ってこれを帰還して制御する。検出回路とし
て、第3の従来例の図11ないし図12の検出回路があ
る。上記第2の従来例である「スイッチング時のdi/
dtを抑制するIGBTゲート駆動回路」(富士電機)
は、図11(A)のように、パワートランジスタIGB
Tの過電流検出用sense端子を抵抗に接続して、そ
の両端の電圧をサンプルホールド回路を経由して得た検
出信号と、比較レベル入力とを比較するコンパレータに
よって、パワートランジスタのスイッチングOnとOf
fを検出する。
【0008】更に、高周波ノイズを落とすローパスフィ
ルタや傾き検出のハイパスフィルタやサンプルホールド
回路を接続して、安定化した検出信号をコンパレータに
供給することも考えられている。図11(B),(C)
は、その例である。このIGBTのsense端子によ
る検出では、スイッチング時の大電流のOn/Off動
作により、かなり大きい高周波電圧ノイズがsense
端子に出てくるため、本来検出したいスイッチングの電
流、もしくは、電圧の傾きdi/dt,dv/dtを正
確に把握することは、漏洩電流などとも絡んだ高出力の
高周波ノイズに埋もれてしまい、その対策としてsen
se端子の電圧信号に対してローパスフィルタなどのフ
ィルタリング処理を行っても、この高周波ノイズの出力
が大きくて除去しきれない。従って、正確なパワートラ
ンジスタの電流又は電流変化の検出をすることは困難で
ある。
【0009】または、第4の従来例としてのH9電気学
会全国大会857「可飽和リアクトルを用いたサージ電
圧抑制ゲート駆動回路」(富士電機)、H9電気学会全
国大会858「di/dt抑制ゲート駆動回路の動作特
性」(富士電機)によると、図12(A),(B)に示
す検出回路が示されている。即ち、パワートランジスタ
のエミッタと還流ダイオード端子の間にインダクタンス
Lを持つコイル、もしくは、可飽和リアクトルを挿入し
て、Ldi/dt=vでコイル両端電圧発生からパワー
トランジスタのスイッチングのOn側のdi/dt,d
v/dtを検出する。また、パワートランジスタのエミ
ッタ端子にごく僅かなインダクタンスL成分を付加する
か、またはエミッタ端子の配置のバスバー配線に自然に
寄生するインダクタンスL成分による電圧発生からパワ
ートランジスタのスイッチングのOff側のdi/d
t,dv/dtを検出する。
【0010】従来のパワートランジスタへインダクタン
スを持ったコイルやリアクトルやバスバーの寄生インダ
クタンスから、当該di/dt,dv/dtを検出する
構成によると、IGBTsense端子の電圧電流から
検出する構成と同様に、パワートランジスタの出力電圧
電流変化の一瞬だけを捉えるので、パワートランジスタ
の製品ばらつきによるスイッチングタイミングばらつ
き、ドライブ回路の製造ばらつき、パワートランジスタ
動作周辺温度によるスイッチングタイミングばらつき、
パワートランジスタ動作電源電圧変動によるスイッチン
グタイミングばらつき等があるため、それを帰還して制
御したとしても、パワートランジスタの安定したオン・
オフ制御が保証されず、また、必要なタイミングより数
十ns遅れた制御しか行えない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例では、ス
イッチング時間が長くなり、かつ、電力損失が大きくな
るという課題があった。また、第2の従来例では、パワ
ートランジスタのゲート電荷の注入と引き抜きをバイパ
ス経路の開閉操作で制御しているが、ドライバ自体が大
きなものであり、ばらつきが大きくて正確なタイミング
制御できないという課題があった。更に、第3の従来例
では、パワートランジスタの出力電圧電流変化の一瞬だ
けを捉えるので、実際の製品としてはあまりにばらつき
が大きく、低温動作時にはよくても、高温動作時には動
作が完了してしまう不具合があったり、必要なタイミン
グより数十ns遅れた検出信号しか得られない等の課題
があった。即ち、大容量のIGBTsense端子の電
圧電流を検出する場合、本格的なOn/Off動作が始
まった一瞬だけを捉えて制御しようとしても、検出の応
答時間とドライブ回路の制御時間に余裕がなく、僅か百
ns未満で電圧電流の検出からドライブ回路の制御まで
を行う必要があり、回路設計上の制約が多く、特に、大
容量のパワートランジスタの短時間On/Off制御
は、非常に困難であるという課題があった。また、可飽
和リアクトルやバスバーの寄生Lを拾う方法では、パワ
ートランジスタ素子モジュールの中に、それらの高耐圧
大電流仕様の要素を埋め込む必要があり、コストアップ
となり、更に、パワートランジスタ素子製造の段階で組
み込む必要があるという課題もあった。
【0012】この発明は、上記の課題を解決するために
なされたもので、パワートランジスタのスイッチング制
御電流を抑えて周囲へのノイズを低減し、かつ、パワー
トランジスタへの電荷の注入、引き抜きのタイミングが
正確な、更に、スイッチングタイミングのばらつきがあ
るパワートランジスタであっても、スイッチング状態を
確実に捉えて以後の制御が可能なパワートランジスタ制
御回路を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るパワート
ランジスタ制御回路は、オン・オフ最終制御対象である
パワートランジスタの制御電流として、複数のミクロド
ライバの出力を合成する構成とし、各ミクロドライバに
は出力を制限する定電流制限回路を設け、各ミクロドラ
イバのオン・オフ時間を制御するミクロドライバ・スイ
ッチングパターン生成回路を備えた。
【0014】また更に、ミクロドライバ・スイッチング
パターン生成回路は、制御対象の各ミクロドライバのオ
ン・オフ時間を少なくとも1つは他と異なる時間に設定
して、最終制御対象であるパワートランジスタの制御電
流を抑えた。
【0015】また更に、各ミクロドライバは、最終制御
対象のパワートランジスタに対して電荷の注入・引き抜
きを行う相補トランジスタ接続とした。
【0016】また更に、ミクロドライバ・スイッチング
パターン生成回路は、制御対象の各ミクロドライバの出
力が注入・引き抜き・ハイインピーダンスのいずれかに
なるよう設定して、組み合わせて最終制御対象であるパ
ワートランジスタの制御電流を抑えた。
【0017】また更に、複数のミクロドライバと、ミク
ロドライバ・スイッチングパターン生成回路とを同一の
集積回路とし、ミクロドライバ・スイッチングパターン
生成回路から各ミクロドライバへの制御線の長さを略同
一長とした。
【0018】または、オン・オフ最終制御対象であるパ
ワートランジスタのゲート電流を時間的に変化させて制
御する構成において、パワートランジスタのゲート側に
抵抗を接続し、この抵抗を流れる制御電流により発生す
る電圧を検出して、帰還してパワートランジスタのゲー
ト電流を制御するための制御値を得るパワートランジス
タ動作変化検出回路を備えた。
【0019】また更に、パワートランジスタ動作変化検
出回路は、検出した制御電流に基づく電圧を積分して駆
動電圧レベル相当に変換してパワートランジスタのオン
・オフを検出するための積分回路を設けた。
【0020】また更に、最終制御対象のパワートランジ
スタのゲート側に抵抗を接続し、この抵抗を流れる制御
電流により発生する電圧を検出するパワートランジスタ
動作変化検出回路を備え、ミクロドライバ・スイッチン
グパターン生成回路は、パワートランジスタ動作変化検
出回路が検出した電圧により制御対象の各ミクロドライ
バのオン・オフ制御をするようにした。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本実施の形態にお
けるパワートランジスタ制御回路を説明する。即ち、図
1の構成において、パワートランジスタ1−14をドラ
イブするトランジスタとして、1つだけではパワートラ
ンジスタをドライブするのに十分な能力はないが、スイ
ッチングのタイミングとしてはプロセスばらつき、周囲
の温度、電源電圧変動に対して±lns程度のばらつき
しかない高速スイッチングの1つのペアを構成している
小ドライブ能力トランジスタ1−23,1−24を複数
個並列接続する。このトランジスタのことを以後、小駆
動Trと記述し、これを出力電流が加算されて該当パワ
ートランジスタをドライブするのに十分な能力となる個
数、並列に用いる。その際、小駆動Trの保護と制御動
作の安定化のために、ドライブ回路のプラス電源側とマ
イナス電源側の両方に一定電流以上を流さないようにす
る定電流制御回路1−21,1−22を挿入する。そし
て、小駆動Trのドライブ命令を伝達する信号線#1
1−5,#2 1−6,・・・,#n 1−7の信号に
よって、 (1)(小駆動Tr1−23On・・・小駆動Tr1−
24Off・・・出力ハイ) (2)(小駆動Tr1−23Off,・・・小駆動Tr
1−24On・・・出力ロー) (3)(小駆動Tr1−23Off・・・小駆動Tr1
−24Off・・・出力ハイインピーダンス) の3種類の駆動方式で駆動可能なプリドライバ回路1−
25によって構成される回路ブロックをミクロドライバ
として用意する。
【0022】そして、これらミクロドライバ#1 1−
9,#2 1−10,#n 1−11をn個でミクロド
ライバ集合ドライバ部1−8を構成し、各ミクロドライ
バへのスイッチング信号伝達配線を等長となるように信
号線#1 1−5,#2 1−6,・・・,#n 1−
7をレイアウトする。こうすることで、製造と動作ばら
つきが少ないミクロドライバという小さいドライブ能力
の駆動要素を集めて、スイッチングの信号伝達ばらつき
を抑制して、スイッチングのプロセスばらつき、温度/
電圧変動ばらつきを数ns以下に抑制できる。小駆動T
rとは、CMOS,Bipolar等によるトランジス
タである。このように、小駆動Trの個数を増やしたり
減らしたりして、スイッチングばらつきを±数nsに抑
えて、かつ、大容量のパワートランジスタから小容量の
パワートランジスタまで任意のゲート電荷を制御可能な
パワートランジスタ制御回路が得られる。
【0023】図2,図3,図4,図5は、図1における
ミクロドライバの個数を4個で構成した場合の、各ミク
ロドライバ信号線制御部#1〜#4内のパターン設定レ
ジスタ部の設定例を示す図である。本説明においては、
n=4の場合を例として説明しているが、nは4も含め
て当然2以上のいろいろな数をとることが可能である。
【0024】次に、このように構成された制御回路の動
作を説明する。ここでは、各ミクロドライバ信号線制御
部#1〜#4のパターン設定レジスタ部のレジスタ設定
を、図2のように設定しているとする。最初に、ドライ
ブ信号がカプラなどによるドライブ信号伝達回路1−1
5から送られてきて、各ミクロドライバ信号線制御部#
1 1−2,#2 1−3,〜#n 1−4に並列に取
り込まれる。各ミクロドライバ信号線制御部#1,#
2,#nでは、設定レジスタ2−1,2−2,2−3,
2−4の設定表に従い、最初の0〜100nsはOn、
次の100〜200nsはハイインピーダンス、更に次
の200〜300nsはOn、それ以降は「+」という
記号を読んで300ns以後もOnというドライブ信号
が出力される。ミクロドライバ信号線制御部#4の設定
レジスタは2−4のレジスタ設定に従い、最初の0〜1
00nsはOn、次の100〜200nsもOn、更に
次の200〜300nsもOn、それ以降は「+」とい
う記号を読んで300ns以後Onとして、ずっとOn
として出力される。これら設定が信号線1−5,1−
6,1−7等を通して、ミクロドライバ#11−9,#
2 1−10,〜#4 1−11に伝えられ、その加算
出力1−26によりパワートランジスタ1−14のゲー
トへの電荷注入が行われる。即ち、最初の0〜100n
sは十分な電荷注入、次の100〜200nsは注入量
が1/4に制限された少ない電荷注入、更に次の200
〜300nsは十分な電荷注入、300ns以後も十分
な電荷注入が行われる。こうすることで、急激すぎるパ
ワートランジスタのOnによるサージやオーバーシュー
トを抑制できる。
【0025】パワートランジスタ1−14のOffに関
しても同様のレジスタ設定2−1,2−2,2−3,2
−4により加算出力1−26を得て、パワートランジス
タ1−14のゲートからの電荷引き抜き動作を、最初の
0〜100nsは十分な電荷引き抜き、次の100〜2
00nsは引き抜き量が1/4に制限された少ない電荷
引き抜き、更に次の200〜300nsは十分な電荷引
き抜き、それ以降は「−」という記号を読んで300n
s以後も十分な電荷引き抜きとして平均化することで、
パワートランジスタのあまりに急激なOff動作による
サージやオーバーシュートを注入時同様に抑制できる。
【0026】各ミクロドライバ信号線制御部#1〜#4
のパターン設定レジスタ部1−17のレジスタ設定を、
図3のように変更すると、Onの最初の0〜100ns
は全体の半分の注入、次の100〜200nsも全体の
半分量の注入、更に次の200〜300nsも半分量の
注入とし、Offの動作時も同様となり、パワートラン
ジスタ1−14のOn/Offの両方の動作に関して、
フルのドライブ能力の半分でパワートランジスタ1−1
4のゲートへの電荷注入、電荷引き抜きを行う。こうし
て、パワートランジスタのあまりに急激なOn/Off
動作によるサージやオーバーシュートを抑制できる。
【0027】また、各ミクロドライバ信号線制御部#1
〜#4のパターン設定レジスタ部1−17のレジスタ部
を、図4のように変更すると、パワートランジスタ1−
14のOn/Offの両方の動作に関して、フルのドラ
イブ能力でパワートランジスタ1−14のゲートへの電
荷注入、電荷引き抜きを行うことになる。
【0028】また、各ミクロドライバ信号線制御部#1
〜#4のパターン設定レジスタ部1−17のレジスタ設
定を、図5のように変更すると、パワートランジスタ1
−14のOn/Offの両方の動作に関して、100n
s刻みから25ns刻みに変更し、パワートランジスタ
1−14のゲートへの電荷注入、電荷引き抜きを行うこ
とになる。この場合、注入、引き抜きのパターンもそれ
ぞれ全く別のパターンに設定しており、パワートランジ
スタのOnまたはOff時に発生するサージやオーバー
シュートを確実に抑制できる。
【0029】この構成、即ち、小駆動Trによるトラン
ジスタドライブ部と定電流制御回路の組み合わせ構成で
あるミクロドライバによれば、一部だけをOnにした
り、あるタイミングのみ一部だけOn、他のタイミング
は全てOnなどの各種のバリエーションを実現できる。
それによって、パワートランジスタのスイッチングのサ
ージ、オーバーシュート、電圧電流傾きをコントロール
することが可能である。
【0030】実施の形態2.本実施の形態においては、
パワートランジスタの動作状態を帰還して以後のサー
ジ、オーバーシュートの抑制を行う制御回路を説明す
る。図1の構成において、カプラなどによるドライブ信
号伝達回路1−15からの信号と、パワートランジスタ
1−14の電圧傾き検出部1−12と、電流傾き検出部
1−13からの検出信号の3つまたは少なくともその内
の2つを用いてパターン発生トリガ1−16と、予め各
ミクロドライバの動作を設定したパターン設定レジスタ
部1−17とでパターン発生部1−18は、ドライブ信
号パターンを生成する。以後、各ミクロドライバ信号線
制御部#1,#2,・・・,#nの組み合わせ回路部1
−19から信号線#1,#2,・・・,#nによってミ
クロドライバ#1 1−9,#2 1−10,〜#4
1−11へのOn/Offを個別に制御する。ドライブ
を数十nsステップで変化させることで、パワートラン
ジスタ1−14のスイッチングに関わるサージやオーバ
ーシュートやスイッチング電圧電流傾きを抑制する。
【0031】この構成、即ち、各ミクロドライバ信号線
制御部を外部から設定可能なレジスタを持つパターン設
定レジスタ部とパターン発生部、更には、電圧傾き検出
部と電流傾き検出回路からの検出信号との信号の組み合
わせる構成として、実際のパワートランジスタの運転状
態に適応して、パワートランジスタのスイッチングのサ
ージ、オーバーシュート、電圧電流傾きをコントロール
可能にできる。
【0032】実施の形態1におけるミクロドライバ集合
ドライバ部1−8と、ミクロドライバ・スイッチングパ
ターン生成回路集合部1−1を合わせて、パワートラン
ジスタドライブ制御回路1−20として1つのLSI上
に集積することで、ドライブ回路を細かく分割すること
による部品数が増えるという短所がなくなり、かつ、信
号線#1 1−5,#2 1−6,〜#n 1−7の長
さのばらつきをなくし、スイッチングのサージやオーバ
ーシュートを抑えつつ、高速なスイッチングや低スイッ
チングロスとした高機能なデバイスが得られる。
【0033】実施の形態3.パワートランジスタの動作
状態を検出帰還して、以後のサージ等を抑制する検出・
抑制制御回路を説明する。この構成を示すものが図6で
ある。即ち、パワートランジスタ1−14をOnまたは
Off動作をさせるため、パワートランジスタのゲート
入力に対して1−26の電荷の注入、もしくは、引き抜
き動作が行われる。パワートランジスタ1−14のゲー
ト入力とパワートランジスタドライブ回路3−24の出
力の間にゲート抵抗を挿入すると、その2つの端点、も
しくは、ゲート抵抗の構成を2素子以上で構成し、その
内の1素子のゲート抵抗#2 3−22の2つの端点3
−30と3−31には、ゲート抵抗を流れた電流に比例
して電圧が発生する。ゲート抵抗3−22は相対的に小
さい抵抗値とし、対して抵抗3−40,3−41は十分
大きい抵抗値とすることで、ドライブ回路3−24とパ
ワートランジスタ1−14の動作に影響を与えることな
く、この2つの端点の間に発生する電位差を利用でき
る。このように、当該パワートランジスタ1−14のゲ
ートへの電荷注入、引き抜きの状態をモニタして、当該
パワートランジスタの動作が検出できる。図6におい
て、パワートランジスタdi/dt,dv/dt検出回
路3−1がこの検出値を得て、ドライブ回路3−24に
帰還制御をする。図7は、図6で示す回路動作を説明す
るために、図6の主な各回路ブロックの信号出力の変化
を時間経過とともに示した図である。図7の(A)〜
(G)は、図6の図中に同記号を付して対応信号を示し
てある。
【0034】次に、このように構成された制御回路の動
作を説明する。ここでは、パワートランジスタとしてI
GBTを考える。もちろん、他の種類のものであっても
動作は同じである。カプラなどによるドライブ信号伝達
回路1−23の出力波形が3−34(図7(A))のよ
うに変化して与えられたとき、ドライブ回路3−24で
パワートランジスタとしてのIGBT1−14のゲート
に対してドライブ出力が与えられ、IGBT1−14の
ゲート電流1−26(図7(B))のように変化する。
このとき、抵抗3−40,3−41は十分に大きい抵抗
値であり、ドライブ回路1−24とパワートランジスタ
1−20の動作に影響を与えない。かつ、ゲート抵抗#
2 3−22の両端点3−30,3−31の間にゲート
電流に基づく電位差が現れ、簡単なノイズフィルタ3−
14,3−15を経た出力3−16,3−17を入力と
して、差動増幅器3−2により出力3−18(図7
(C))を得る。この電圧波形は、基本的に当該IGB
Tゲート電流と相似な信号波形となる。
【0035】この波形をそのまま用いてもよいのだが、
図6の構成では、この信号から積分回路3−3が差動増
幅器3−2の出力を時間積分した値を出力する。例え
ば、IGBTのOn動作のとき、この積分回路3−3の
出力は、当該IGBTのゲートに注入された注入開始か
らの積算電荷量を正確に表す。従って、この積算ゲート
注入電荷量と、IGBTが導通を開始すると考えられる
On側電荷注入レベル設定部3−6の設定値とが比較器
3−4で比較され、当該設定レベル4−12を超える
と、比較器3−4の出力は変化する(図7(D))。こ
の変化信号を受けてパルス生成器3−8は、On側パル
ス幅設定部3−10に予め設定したパルス幅に応じたパ
ルス幅を持つ信号を図7(E)の4−5に示すような信
号が出力される。このとき、出力制御部3−12は、生
成された当該パルス信号を最終的に出力するかどうかを
外部状況から判断して切り換える動作を行い、3−36
の信号としてドライブ回路3−24のドライブ能力制限
信号生成器3−25へ入力され、IGBTのOn動作時
のサージやオーバーシュートやスイッチング時間やスイ
ッチングロスを適宜制御して、結果として、当該IGB
TのOnスイッチング過程を制御する。
【0036】比較器3−5に入力されたOff側信号
は、上記で述べたIGBTのOn側スイッチング制御と
同様になる。即ち、当該IGBTのOff側のゲートの
電荷の引き抜き動作時には、比較器3−5、Off側電
荷引き抜きレベル設定部3−7、パルス生成器3−9、
Off側パルス幅設定部3−11を通して出力制御部3
−13を通って信号出力3−37としてドライブ回路3
−24のドライブ能力制限信号生成器3−25へ入力さ
れる。IGBTのOff動作時のサージやオーバーシュ
ートやスイッチング時間やスイッチングロスも制御され
ることになる。なお、当該IGBTが長時間にわたって
スイッチング動作をすると、積分回路3−3にIGBT
のOn/Offの電荷の差によるオフセットが累積され
てくるため、累積積分値ゼロレベル補正回路1−32
は、積分回路出力信号波形2−4の2−16で示される
ようなIGBTのOn/OffのOffの期間中のスイ
ッチング動作の影響の少ない時間帯に、毎回または何回
かに1回ゼロレベル補正動作を行う。こうして、積分回
路3−3がIGBTがOnする前には殆どゼロに近い信
号出力値から積算を開始するよう補正動作を行う。
【0037】この構成によれば、従来のパワートランジ
スタへインダクタンスを持ったコイルやリアクトルやバ
スバーの寄生インダクタンスから当該di/dt,dv
/dtを検出する場合に比べ、高耐圧大電流素子を使う
ことなく、通常の小信号用電子デバイスのみで回路を構
成できる。このため、低コストが見込め、かつ、半導体
メーカ以外のパワートランジスタ利用者であっても組み
込みが可能である。
【0038】更に、パワートランジスタの電荷注入引き
抜き量変化を積分してモニタする構成によれば、外来の
ノイズに強く、ゲートの電荷量をより正確に把握するこ
とで、IGBTのOn/Offタイミングを正確に評価
でき、かつ、ばらつきの小さい単位の小駆動Trをドラ
イブ配線を等長にレイアウトすることで、パワートラン
ジスタの製造プロセス、温度や電圧等によるスイッチン
グタイミングばらつき、ドライブ回路の製造ばらつき等
を全て吸収して積算した電荷注入、引き抜き量をモニタ
でき、その後の帰還制御に反映が可能である。また、図
8に示すように、図6における検出用ゲート抵抗#2
3−22の代わりに、CTなどといった電流を検出する
ためのコイル5−1を当該IGBTのゲート入力信号線
に巻き付けて使用することも可能である。
【0039】図6のパワートランジスタdi/dt,d
v/dt検出回路3−1の各部の具体的な構成として、
簡単なノイズフィルタ3−14,3−15は、抵抗とコ
ンデンサ、またはオペアンプと抵抗とコンデンサ、また
はトランジスタと抵抗とコンデンサで構成できる。ま
た、差動増幅器3−2、積分回路3−3、それぞれオペ
アンプと抵抗とコンデンサ、またはトランジスタと抵抗
とコンデンサで構成できる。また、累積積分値ゼロレベ
ル補正回路3−32は、積分回路3−3の積分値を残す
働きをするコンデンサ素子の両端に、トランジスタと抵
抗を並列につなぎ、積分回路3−3のゼロレベル補正時
のタイミングで当該コンデンサ素子の両端につながれた
トランジスタをOnにして放電させ、当該コンデンサ素
子の蓄積電荷をゼロにして積分値をゼロクリアする構成
がとれる。また、比較器3−4,3−5は、コンパレー
タ素子、もしくは、トランジスタと抵抗とコンデンサと
ダイオードで構成できる。また、On側電荷注入レベル
設定部3−6、Off側電荷引き抜きレベル設定部3−
7、パルス生成器3−8,3−9、On側パルス幅設定
部3−10、Off側パルス幅設定部3−11は、各種
フリップフロップまたはトランジスタと抵抗とコンデン
サで構成できる。また、出力制御部3−12,3−13
も、トランジスタによる組み合わせ回路で実現できる。
更に、市販の個別の電子回路デバイスを組み合わせて、
またはLSI上にこれらの回路構成要素を展開して回路
を構成することができる。
【0040】図6のパワートランジスタdi/dt,d
v/dt検出回路3−1の各部の具体的な構成として、
差動増幅器3−2、積分回路3−3、累積積分値ゼロレ
ベル補正回路3−32、比較器3−4,3−5、On側
電荷注入レベル設定部3−6、Off側電荷引き抜きレ
ベル設定部3−7、パルス生成器3−8,3−9、On
側パルス幅設定部3−10、Off側パルス幅設定部3
−11、出力制御部3−12,3−13の各構成要素回
路ブロックを、電圧電流の細かいレベルで動作するアナ
ログ回路でないハイ、ローといった2つの状態だけを取
り扱うディジタル論理回路によっても構成できる。
【0041】
【発明の効果】この発明は、電流制限付きの出力電流加
算形式による複数のミクロドライバとスイッチングパタ
ーン生成回路を備えたので、パワートランジスタへの電
荷の注入、引き抜きタイミングがばらつきが少なく段階
的に最適に正確に制御でき、その結果として、スイッチ
ングサージを抑制できる効果がある。
【0042】また更に、ミクロドライバとスイッチング
パターンによってスイッチング立ち上がりのみを鋭くす
ることで、スイッチング損失を抑制できる効果がある。
【0043】また更に、ミクロドライバとスイッチング
パターンによって瞬間的にスイッチングを緩和させてや
ることで、高周波成分を減らし、EMIノイズを低減す
る効果がある。
【0044】また更に、パワートランジスタのOn/O
ffタイミングをトランジスタの出力電圧や電流から直
接取らずにゲート端子電流検出で取り込むことで、大電
流スイッチング特有の漏洩電流などの外来ノイズからの
影響無しでOn/Offを検出できる効果がある。
【0045】また更に、パワートランジスタのOn/O
ffタイミングを出力電圧や電流からの瞬間的なタイミ
ングで検出せず、ゲート電流の積分の注入引き抜き電荷
量から判断する回路によって、より正確なOn/Off
タイミングを作ることができる効果がある。
【0046】また更に、パワートランジスタのOn/O
ffタイミングを出力電圧や電流から瞬間的なタイミン
グで検出しないことは、パワートランジスタのゲート電
荷注入、引き抜き開始から監視することで、On/Of
f検出のための処理応答時間が出力を直接センスするよ
り長く取れることになり、この処理時間の余裕が検出回
路が少し複雑になっても出力を直接センスする場合のよ
うに、ノイズに埋もれた信号から高速の応答時間で検出
しなければならないのに比べて、回路の実現が容易とな
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1におけるパワートラン
ジスタ制御回路の構成図である。
【図2】 実施の形態1におけるパターン設定レジスタ
部の設定レジスタの設定例を示す図である。
【図3】 実施の形態1におけるパターン設定レジスタ
部の設定レジスタの設定例を示す図である。
【図4】 実施の形態1におけるパターン設定レジスタ
部の設定レジスタの設定例を示す図である。
【図5】 実施の形態1におけるパターン設定レジスタ
部の設定レジスタの設定例を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態3におけるパワートラン
ジスタ制御回路の構成図である。
【図7】 図6の構成の装置の各部信号を示す図であ
る。
【図8】 実施の形態3におけるゲート電荷注入、引き
抜き検出回路の他の構成を示す図である。
【図9】 第1の従来例におけるパワートランジスタの
ドライブ回路構成図である。
【図10】 第2の従来例におけるパワートランジスタ
のドライブ回路構成図である。
【図11】 第3の従来例であるパワートランジスタ電
荷注入、引き抜き検出回路の構成図である。
【図12】 第3の従来例であるパワートランジスタ電
荷注入、引き抜き検出回路の構成図である。
【符号の説明】 1−1 ミクロドライバスイッチングパターン生成回路
集合部、1−2 ミクロドライバ信号線制御部#1、1
−3 ミクロドライバ信号線制御部#2、1−4 ミク
ロドライバ信号線制御部#n、1−5 信号線#1、1
−6 信号線#2、1−7 信号線#n、1−8 ミク
ロドライバ集合ドライバ部、1−9 ミクロドライバ#
1、1−10 ミクロドライバ#2、1−11 ミクロ
ドライバ#n、1−12 電圧傾き検出部、1−13
電流傾き検出部、1−14 パワートランジスタ、1−
15 カプラなどによるドライブ信号伝達回路、1−1
6パターン発生トリガ部、1−17 パターン設定レジ
スタ部、1−18 パターン発生部、1−19 組み合
わせ回路部、1−20 パワートランジスタドライブ制
御回路、1−21,1−22 定電流制限回路、1−2
3,1−24 小駆動Tr、1−25 小駆動Tr駆動
用プリドライバ、1−26 パワートランジスタゲート
電流(加算されたミクロドライバ出力側電流)、2−
1,2−2,2−3,2−4 パターン設定レジスタ部
のレジスタ設定値、3−1 パワートランジスタdi/
dt,dv/dt検出回路、3−2 差動増幅器、3−
3 積分回路、3−4,3−5 比較器、3−6 On
側電荷注入レベル設定部、3−7 Off側電荷引き抜
きレベル設定部、3−8,3−9 パルス生成器、3−
10 On側パルス幅設定部、3−11 Off側パル
ス幅設定部、3−12,3−13 出力制御部、3−1
4,3−15 簡単なノイズフィルタ、3−16,3−
17 簡単なノイズフィルタ信号出力、3−18 差動
増幅器信号出力、3−19 積分回路信号出力、3−2
1 ゲート入力抵抗#1、3−22 ゲート入力抵抗#
2、3−24 パワートランジスタのドライブ回路、3
−25 ドライブ能力制限信号生成器、3−26,3−
27,3−28 プリドライバ、3−30,3−31
ゲート抵抗#2の両端における電圧信号、3−22 累
積積分値ゼロレベル補正回路、3−33 累積積分値ゼ
ロレベル補正回路入出力信号、3−34,3−35 カ
プラなどによるドライブ信号伝達回路の出力信号、3−
36 パワートランジスタdi/dt,dv/dt検出
回路のOn側制御信号出力、3−37 パワートランジ
スタdi/dt,dv/dt検出回路のOff側制御信
号出力、3−40,3−41 抵抗、4−4 積分回路
の信号出力例、4−5,4−6 パルス生成器の信号出
力例、4−7 パワーデバイスのコレクタエミッタ間電
圧波形例、4−8 パワーデバイスのコレクタ電流波形
例、4−10 パワートランジスタがOnするのに十分
な電荷注入が行われたタイミング例、4−11 パワー
トランジスタがOffするのに十分な電荷引き抜きが行
われたタイミング例、4−12,4−13 On側電荷
注入レベル設定値、4−14 On側パルス幅設定値、
4−15 Off側パルス幅設定値、4−16 累積積
分値ゼロレベル補正回路の動作区間、4−17 On動
作開始時までの積算注入電荷量、4−18 Off動作
開始時までの積算引き抜き電荷量、5−1CTなどの電
流検出コイル、5−2,5−3 CTなどの電流検出コ
イル両端の電流、5−4 パワートランジスタdi/d
t,dv/dt検出回路、5−5ドライブ回路、5−6
カプラなどによるドライブ信号伝達回路、5−7 ゲ
ート抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H740 AA05 BA11 BA13 BB06 BC01 BC02 HH06 JA01 JB02 5J055 AX11 AX25 AX64 BX16 CX07 CX19 CX20 DX09 DX22 EX04 EX06 EX07 EX11 EY01 EY05 EY10 EY21 EZ00 EZ01 EZ07 EZ08 EZ09 EZ10 EZ14 EZ27 EZ33 FX04 FX07 FX12 FX18 FX32 GX02 GX04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オン・オフ最終制御対象であるパワート
    ランジスタの制御電流として、複数のミクロドライバの
    出力を合成する構成とし、 上記各ミクロドライバには出力を制限する定電流制限回
    路を設け、 上記各ミクロドライバのオン・オフ時間を制御するミク
    ロドライバ・スイッチングパターン生成回路を備えたこ
    とを特徴とするパワートランジスタ制御回路。
  2. 【請求項2】 ミクロドライバ・スイッチングパターン
    生成回路は、制御対象の各ミクロドライバのオン・オフ
    時間を少なくとも1つは他と異なる時間に設定して、最
    終制御対象であるパワートランジスタの制御電流を抑え
    たことを特徴とする請求項1記載のパワートランジスタ
    制御回路。
  3. 【請求項3】 各ミクロドライバは、最終制御対象のパ
    ワートランジスタに対して電荷の注入・引き抜きを行う
    相補トランジスタ接続としたことを特徴とする請求項1
    記載のパワートランジスタ制御回路。
  4. 【請求項4】 ミクロドライバ・スイッチングパターン
    生成回路は、制御対象の各ミクロドライバの出力が注入
    ・引き抜き・ハイインピーダンスのいずれかになるよう
    設定して、組み合わせて最終制御対象であるパワートラ
    ンジスタの制御電流を抑えたことを特徴とする請求項1
    記載のパワートランジスタ制御回路。
  5. 【請求項5】 複数のミクロドライバと、ミクロドライ
    バ・スイッチングパターン生成回路とを同一の集積回路
    とし、ミクロドライバ・スイッチングパターン生成回路
    から各ミクロドライバへの制御線の長さを略同一長とし
    たことを特徴とする請求項1記載のパワートランジスタ
    制御回路。
  6. 【請求項6】 オン・オフ最終制御対象であるパワート
    ランジスタのゲート電流を時間的に変化させて制御する
    構成において、 上記パワートランジスタのゲート側に抵抗を接続し、該
    抵抗を流れる制御電流により発生する電圧を検出して、
    帰還して上記パワートランジスタのゲート電流を制御す
    るための制御値を得るパワートランジスタ動作変化検出
    回路を備えたことを特徴とするパワートランジスタ制御
    回路。
  7. 【請求項7】 パワートランジスタ動作変化検出回路
    は、検出した制御電流に基づく電圧を積分して駆動電圧
    レベル相当に変換してパワートランジスタのオン・オフ
    を検出するための積分回路を設けたことを特徴とする請
    求項6記載のパワートランジスタ制御回路。
  8. 【請求項8】 最終制御対象のパワートランジスタのゲ
    ート側に抵抗を接続し、該抵抗を流れる制御電流により
    発生する電圧を検出するパワートランジスタ動作変化検
    出回路を備え、 ミクロドライバ・スイッチングパターン生成回路は、上
    記パワートランジスタ動作変化検出回路が検出した電圧
    により制御対象の各ミクロドライバのオン・オフ制御を
    することを特徴とする請求項2記載のパワートランジス
    タ制御回路。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100372534B1 (ko) * 2000-04-26 2003-02-15 가부시끼가이샤 도시바 반도체 집적회로
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JP2019115095A (ja) * 2017-12-21 2019-07-11 カルソニックカンセイ株式会社 スイッチングユニット

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