JP2000021645A - 油入変圧器 - Google Patents
油入変圧器Info
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- JP2000021645A JP2000021645A JP10182825A JP18282598A JP2000021645A JP 2000021645 A JP2000021645 A JP 2000021645A JP 10182825 A JP10182825 A JP 10182825A JP 18282598 A JP18282598 A JP 18282598A JP 2000021645 A JP2000021645 A JP 2000021645A
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- tank
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Abstract
(57)【要約】
【課題】貯油タンクのスペースを考慮せずに機器配置設
計が可能で、導油管路を短くして油漏れの可能性を低減
する。 【解決手段】鉄心2およびコイル3を絶縁油4とともに
収納したタンク1と、このタンク1の内部に配設された
貯油空間11と、内部事故によるタンク1内の圧力上昇
をそのタンク1内の絶縁油4を放出して緩和する放圧装
置7と、この放圧装置7から放出される絶縁油4を貯油
空間11に導く導油管路10とを備えた。
計が可能で、導油管路を短くして油漏れの可能性を低減
する。 【解決手段】鉄心2およびコイル3を絶縁油4とともに
収納したタンク1と、このタンク1の内部に配設された
貯油空間11と、内部事故によるタンク1内の圧力上昇
をそのタンク1内の絶縁油4を放出して緩和する放圧装
置7と、この放圧装置7から放出される絶縁油4を貯油
空間11に導く導油管路10とを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯油機構を備えた
油入変圧器に関する。
油入変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油入変圧器内部でアーク放電を
伴う内部事故が発生すると、急激なガスの発生により、
変圧器のタンクの内圧が上昇して、発生エネルギーや遮
断時間などによってはタンク破壊に至る可能性がある。
伴う内部事故が発生すると、急激なガスの発生により、
変圧器のタンクの内圧が上昇して、発生エネルギーや遮
断時間などによってはタンク破壊に至る可能性がある。
【0003】このため、油入変圧器には、通常タンク内
の異常圧力により開口する放圧装置が設けられ、この放
圧装置を介して絶縁油をタンク外部に放出することによ
り、タンク内の圧力上昇を緩和し、タンクが破壊されな
いようにしていた。
の異常圧力により開口する放圧装置が設けられ、この放
圧装置を介して絶縁油をタンク外部に放出することによ
り、タンク内の圧力上昇を緩和し、タンクが破壊されな
いようにしていた。
【0004】しかし、上記タンクから放圧装置を介して
放出された絶縁油は、従来変圧器本体と独立した場所に
設置された貯油タンクに、上記放圧装置と貯油タンクと
を連結する導油管路を通して導入していた。また、上記
貯油タンクに放出された絶縁油は、回収されるまでその
ままの状態で放置されていた。
放出された絶縁油は、従来変圧器本体と独立した場所に
設置された貯油タンクに、上記放圧装置と貯油タンクと
を連結する導油管路を通して導入していた。また、上記
貯油タンクに放出された絶縁油は、回収されるまでその
ままの状態で放置されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、タンクから放圧装置を介して放出さ
れた絶縁油を、変圧器本体と独立した場所に設置された
貯油タンクに送り込む場合、その貯油タンクが変圧器の
施工敷地外に設置されているため、消防申請の対象とな
る貯油タンクの施工位置を事前に決めておかなければな
らず、また前記放圧装置と貯油タンクとを連結する管路
が長くなると、その分、油が外部に漏れて環境に悪影響
を及ぼす可能性が増大する課題がある。
た従来の技術では、タンクから放圧装置を介して放出さ
れた絶縁油を、変圧器本体と独立した場所に設置された
貯油タンクに送り込む場合、その貯油タンクが変圧器の
施工敷地外に設置されているため、消防申請の対象とな
る貯油タンクの施工位置を事前に決めておかなければな
らず、また前記放圧装置と貯油タンクとを連結する管路
が長くなると、その分、油が外部に漏れて環境に悪影響
を及ぼす可能性が増大する課題がある。
【0006】また、貯油タンクに放出された絶縁油は、
外部に漏れると環境に悪影響を及ぼす物質であり、貯油
タンクに保管されている間および回収の際、その取扱い
には細心の注意を払う必要がある。
外部に漏れると環境に悪影響を及ぼす物質であり、貯油
タンクに保管されている間および回収の際、その取扱い
には細心の注意を払う必要がある。
【0007】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、貯油タンクのスペースを考慮せずに機器配置設
計が可能で、導油管路を短くして油漏れの可能性を低減
した油入変圧器を提供することを目的とする。
もので、貯油タンクのスペースを考慮せずに機器配置設
計が可能で、導油管路を短くして油漏れの可能性を低減
した油入変圧器を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的とするところは、
貯油タンクに放出された絶縁油の保管および回収の際の
取り扱いを容易にした油入変圧器を提供することにあ
る。
貯油タンクに放出された絶縁油の保管および回収の際の
取り扱いを容易にした油入変圧器を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、鉄心およびコイルを絶縁油
とともに収納したタンクと、このタンクの内部に配設さ
れた貯油空間と、内部事故による前記タンク内の圧力上
昇をそのタンク内の絶縁油を放出して緩和する放圧装置
と、この放圧装置から放出される絶縁油を前記貯油空間
に導く導油管路とを備えたことを特徴とする。
ために、請求項1の発明は、鉄心およびコイルを絶縁油
とともに収納したタンクと、このタンクの内部に配設さ
れた貯油空間と、内部事故による前記タンク内の圧力上
昇をそのタンク内の絶縁油を放出して緩和する放圧装置
と、この放圧装置から放出される絶縁油を前記貯油空間
に導く導油管路とを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項1の発明によれば、タンク内部に
は、通常タップ切換器の下部などのように余剰空間があ
り、この余剰空間を仕切板で内部と区切って絶縁油が入
らないように貯油空間とし、この貯油空間に放圧装置か
ら放出される絶縁油を導くようにしている。
は、通常タップ切換器の下部などのように余剰空間があ
り、この余剰空間を仕切板で内部と区切って絶縁油が入
らないように貯油空間とし、この貯油空間に放圧装置か
ら放出される絶縁油を導くようにしている。
【0011】したがって、タンク内に貯油空間を設ける
ことによって、貯油空間のスペースを考慮しないで、機
器配置設計ができるようにするとともに、導油管路を短
くすることによって、油漏れの可能性を少なくする。
ことによって、貯油空間のスペースを考慮しないで、機
器配置設計ができるようにするとともに、導油管路を短
くすることによって、油漏れの可能性を少なくする。
【0012】請求項2の発明は、鉄心およびコイルを絶
縁油とともに収納したタンクと、このタンク周囲に取り
付けられた遮音構造物と、この遮音構造物内に設けれた
貯油空間と、内部事故による前記タンク内の圧力上昇を
そのタンク内の絶縁油を放出して緩和する放圧装置と、
この放圧装置から放出される絶縁油を前記貯油空間に導
く導油管路とを備えたことを特徴とする。
縁油とともに収納したタンクと、このタンク周囲に取り
付けられた遮音構造物と、この遮音構造物内に設けれた
貯油空間と、内部事故による前記タンク内の圧力上昇を
そのタンク内の絶縁油を放出して緩和する放圧装置と、
この放圧装置から放出される絶縁油を前記貯油空間に導
く導油管路とを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、鉄心およびコイルを絶
縁油とともに収納したタンクと、このタンク周囲に付設
された防音タンクと、この防音タンク内に設けられた貯
油空間と、内部事故による前記タンク内の圧力上昇をそ
のタンク内の絶縁油を放出して緩和する放圧装置と、こ
の放圧装置から放出される絶縁油を前記貯油空間に導く
導油管路とを備えたことを特徴とする。
縁油とともに収納したタンクと、このタンク周囲に付設
された防音タンクと、この防音タンク内に設けられた貯
油空間と、内部事故による前記タンク内の圧力上昇をそ
のタンク内の絶縁油を放出して緩和する放圧装置と、こ
の放圧装置から放出される絶縁油を前記貯油空間に導く
導油管路とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項2および3の発明によれば、貯油空
間を変圧器の付属構成物内に設けることによって、貯油
空間のスペースを考慮しないで機器配置設計ができるよ
うにするとともに、導油管路を短くすることによって、
油漏れの可能性を少なくする。
間を変圧器の付属構成物内に設けることによって、貯油
空間のスペースを考慮しないで機器配置設計ができるよ
うにするとともに、導油管路を短くすることによって、
油漏れの可能性を少なくする。
【0015】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の油入変圧器において、貯油空間内に油凝
固剤を配し、この油凝固剤で流入した絶縁油を凝固させ
ることを特徴とする。
ずれかに記載の油入変圧器において、貯油空間内に油凝
固剤を配し、この油凝固剤で流入した絶縁油を凝固させ
ることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明によれば、油凝固剤を用い
て絶縁油を凝固させることによって、絶縁油の保管およ
び回収の際の取り扱いを容易にすることができる。
て絶縁油を凝固させることによって、絶縁油の保管およ
び回収の際の取り扱いを容易にすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0018】(第1実施形態)図1は本発明に係る油入
変圧器の第1実施形態を示す構成図である。図1に示す
ように、油入変圧器はタンク1を有し、このタンク1内
には鉄心2およびコイル3が絶縁油4とともに収納され
ている。
変圧器の第1実施形態を示す構成図である。図1に示す
ように、油入変圧器はタンク1を有し、このタンク1内
には鉄心2およびコイル3が絶縁油4とともに収納され
ている。
【0019】また、タンク1の上部には放出管5が連結
され、この放出管5から分岐してコンサベータ6が取り
付けられ、放出管5には放圧装置7が接続されている。
この放圧装置7は、内部事故によるタンク1内の圧力上
昇をそのタンク1内の絶縁油4を放出することにより緩
和する。
され、この放出管5から分岐してコンサベータ6が取り
付けられ、放出管5には放圧装置7が接続されている。
この放圧装置7は、内部事故によるタンク1内の圧力上
昇をそのタンク1内の絶縁油4を放出することにより緩
和する。
【0020】さらに、タンク1内部にはタップ切換器8
が設置され、このタップ切換器8下部には余剰空間が形
成され、この余剰空間は仕切板9によって絶縁油4の侵
入を遮断した独立した空間となっている。この独立空間
は、放圧装置7と導油管路としての延長ダクト10を介
して連結されており、貯油空間11となる。この貯油空
間11に放圧装置7から放出される絶縁油4を導くよう
にしている。
が設置され、このタップ切換器8下部には余剰空間が形
成され、この余剰空間は仕切板9によって絶縁油4の侵
入を遮断した独立した空間となっている。この独立空間
は、放圧装置7と導油管路としての延長ダクト10を介
して連結されており、貯油空間11となる。この貯油空
間11に放圧装置7から放出される絶縁油4を導くよう
にしている。
【0021】次に、第1実施形態の作用を説明する。
【0022】これらの構成により、放圧装置7から放出
される絶縁油4は、延長ダクト10を通して貯油空間1
1の中に収納される。したがって、タンク1内に貯油空
間11を設けることによって、貯油空間11のスペース
を考慮しないで、機器配置設計ができるようになり、ま
た延長ダクト10が短くなることで、油漏れの可能性が
少なくなる。
される絶縁油4は、延長ダクト10を通して貯油空間1
1の中に収納される。したがって、タンク1内に貯油空
間11を設けることによって、貯油空間11のスペース
を考慮しないで、機器配置設計ができるようになり、ま
た延長ダクト10が短くなることで、油漏れの可能性が
少なくなる。
【0023】このように第1実施形態によれば、貯油空
間11がタンク1内に設けられているため、発電所また
は変電所などの機器配置を設計する時、貯油空間11は
変圧器それ自体と考慮することができ、変圧器エリア以
外に、消防申請や環境に対する配慮を要する施設を考慮
する必要がなくなる。
間11がタンク1内に設けられているため、発電所また
は変電所などの機器配置を設計する時、貯油空間11は
変圧器それ自体と考慮することができ、変圧器エリア以
外に、消防申請や環境に対する配慮を要する施設を考慮
する必要がなくなる。
【0024】(第2実施形態)図2は本発明に係る油入
変圧器の第2実施形態を示す構成図である。なお、前記
第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明
し、前記第1実施形態と重複する部分の説明は省略す
る。以下の実施形態も同様である。
変圧器の第2実施形態を示す構成図である。なお、前記
第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明
し、前記第1実施形態と重複する部分の説明は省略す
る。以下の実施形態も同様である。
【0025】この第2実施形態では、図2に示すように
タンク1の外周面に補強部材12が上下方向に多段に取
り付けられ、この補強部材12の上下段に遮音構造物と
しての遮音板13が固定されている。この遮音板13は
補強部材12とともに密閉空間を形成し、この密閉空間
は貯油空間11となる。この貯油空間11は、延長ダク
ト10を介して放圧装置7と連結され、放圧装置7から
放出される絶縁油4が延長ダクト10を通して貯油空間
11に導かれる。
タンク1の外周面に補強部材12が上下方向に多段に取
り付けられ、この補強部材12の上下段に遮音構造物と
しての遮音板13が固定されている。この遮音板13は
補強部材12とともに密閉空間を形成し、この密閉空間
は貯油空間11となる。この貯油空間11は、延長ダク
ト10を介して放圧装置7と連結され、放圧装置7から
放出される絶縁油4が延長ダクト10を通して貯油空間
11に導かれる。
【0026】次に、第2実施形態の作用を説明する。
【0027】これらの構成により、放圧装置7から放出
される絶縁油4は、延長ダクト10を通して貯油空間1
1の中に収納される。したがって、変圧器の付属構成物
である遮音板13内に貯油空間11を設けることによっ
て、貯油空間11のスペースを考慮しないで、機器配置
設計ができるようになり、また延長ダクト10が短くな
ることで、油漏れの可能性が少なくなる。
される絶縁油4は、延長ダクト10を通して貯油空間1
1の中に収納される。したがって、変圧器の付属構成物
である遮音板13内に貯油空間11を設けることによっ
て、貯油空間11のスペースを考慮しないで、機器配置
設計ができるようになり、また延長ダクト10が短くな
ることで、油漏れの可能性が少なくなる。
【0028】(第3実施形態)図3は本発明に係る油入
変圧器の第3実施形態を示す構成図である。
変圧器の第3実施形態を示す構成図である。
【0029】この第3実施形態では、図3に示すように
タンク1周囲に防音板14が設置され、この防音板14
が二重に設けられて防音タンク15が付設され、この防
音タンク15内の密閉空間が貯油空間11となる。この
貯油空間11は、延長ダクト10を介して放圧装置7と
連結され、放圧装置7から放出される絶縁油4が延長ダ
クト10を通して貯油空間11に導かれる。
タンク1周囲に防音板14が設置され、この防音板14
が二重に設けられて防音タンク15が付設され、この防
音タンク15内の密閉空間が貯油空間11となる。この
貯油空間11は、延長ダクト10を介して放圧装置7と
連結され、放圧装置7から放出される絶縁油4が延長ダ
クト10を通して貯油空間11に導かれる。
【0030】次に、第3実施形態の作用を説明する。
【0031】これらの構成により、放圧装置7から放出
される絶縁油4は、延長ダクト10を通して貯油空間1
1の中に収納される。したがって、変圧器の付属構成物
である防音タンク15内に貯油空間11を設けることに
よって、貯油空間11のスペースを考慮しないで、機器
配置設計ができるようになり、また延長ダクト10が短
くなることで、油漏れの可能性が少なくなる。
される絶縁油4は、延長ダクト10を通して貯油空間1
1の中に収納される。したがって、変圧器の付属構成物
である防音タンク15内に貯油空間11を設けることに
よって、貯油空間11のスペースを考慮しないで、機器
配置設計ができるようになり、また延長ダクト10が短
くなることで、油漏れの可能性が少なくなる。
【0032】(第4実施形態)図4は本発明に係る油入
変圧器の第4実施形態を示す構成図である。
変圧器の第4実施形態を示す構成図である。
【0033】この第4実施形態では、図4に示すように
前記第2実施形態と同様にタンク1の外周面に補強部材
12が上下方向に多段に取り付けられ、この補強部材1
2の上下段に遮音構造物としての遮音板13が固定され
ている。この遮音板13は補強部材12とともに密閉空
間を形成し、この密閉空間は貯油空間11となる。この
貯油空間11には、油凝固剤16が収納されている。
前記第2実施形態と同様にタンク1の外周面に補強部材
12が上下方向に多段に取り付けられ、この補強部材1
2の上下段に遮音構造物としての遮音板13が固定され
ている。この遮音板13は補強部材12とともに密閉空
間を形成し、この密閉空間は貯油空間11となる。この
貯油空間11には、油凝固剤16が収納されている。
【0034】次に、第4実施形態の作用を説明する。
【0035】これらの構成により、放圧装置7から放出
される絶縁油4は、延長ダクト10を通して貯油空間1
1の中に収納された上、油凝固剤16によって凝結され
る。したがって、この油凝固剤16を用いて絶縁油4を
凝固させることによって、絶縁油4の保管および回収の
際の取り扱いを容易にすることができる。
される絶縁油4は、延長ダクト10を通して貯油空間1
1の中に収納された上、油凝固剤16によって凝結され
る。したがって、この油凝固剤16を用いて絶縁油4を
凝固させることによって、絶縁油4の保管および回収の
際の取り扱いを容易にすることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
によれば、タンク内に貯油空間を設けることによって、
貯油空間のスペースを考慮しないで、機器配置設計がで
きるようにするとともに、導油管路を短くすることによ
って、油漏れの可能性を少なくする。これにより、発電
所または変電所などの機器配置を設計する時、貯油空間
は変圧器それ自体と考慮することができ、変圧器エリア
以外に、消防申請や環境に対する配慮を要する施設を考
慮する必要がなくなる。
によれば、タンク内に貯油空間を設けることによって、
貯油空間のスペースを考慮しないで、機器配置設計がで
きるようにするとともに、導油管路を短くすることによ
って、油漏れの可能性を少なくする。これにより、発電
所または変電所などの機器配置を設計する時、貯油空間
は変圧器それ自体と考慮することができ、変圧器エリア
以外に、消防申請や環境に対する配慮を要する施設を考
慮する必要がなくなる。
【0037】本発明の請求項2および3によれば、貯油
空間を変圧器の付属構成物内に設けることによって、貯
油空間のスペースを考慮しないで機器配置設計ができる
ようになり、また導油管路を短くすることによって、油
漏れの可能性が少なくなる。本発明の請求項4によれ
ば、油凝固剤を用いて絶縁油を凝固させることによっ
て、絶縁油の保管および回収の際の取り扱いを容易にす
ることができ、環境に悪影響を与える可能性を減少する
ことができる。
空間を変圧器の付属構成物内に設けることによって、貯
油空間のスペースを考慮しないで機器配置設計ができる
ようになり、また導油管路を短くすることによって、油
漏れの可能性が少なくなる。本発明の請求項4によれ
ば、油凝固剤を用いて絶縁油を凝固させることによっ
て、絶縁油の保管および回収の際の取り扱いを容易にす
ることができ、環境に悪影響を与える可能性を減少する
ことができる。
【図1】本発明に係る油入変圧器の第1実施形態を示す
構成図。
構成図。
【図2】本発明に係る油入変圧器の第2実施形態を示す
構成図。
構成図。
【図3】本発明に係る油入変圧器の第3実施形態を示す
構成図。
構成図。
【図4】本発明に係る油入変圧器の第4実施形態を示す
構成図。
構成図。
1 タンク 2 鉄心 3 コイル 4 絶縁油 5 放出管 6 コンサベータ 7 放圧装置 8 タップ切換器 9 仕切板 10 延長ダクト(導油管路) 11 貯油空間 12 補強部材 13 遮音板(遮音構造物) 14 防音板 15 防音タンク 16 油凝固剤
Claims (4)
- 【請求項1】 鉄心およびコイルを絶縁油とともに収納
したタンクと、このタンクの内部に配設された貯油空間
と、内部事故による前記タンク内の圧力上昇をそのタン
ク内の絶縁油を放出して緩和する放圧装置と、この放圧
装置から放出される絶縁油を前記貯油空間に導く導油管
路とを備えたことを特徴とする油入変圧器。 - 【請求項2】 鉄心およびコイルを絶縁油とともに収納
したタンクと、このタンク周囲に取り付けられた遮音構
造物と、この遮音構造物内に設けれた貯油空間と、内部
事故による前記タンク内の圧力上昇をそのタンク内の絶
縁油を放出して緩和する放圧装置と、この放圧装置から
放出される絶縁油を前記貯油空間に導く導油管路とを備
えたことを特徴とする油入変圧器。 - 【請求項3】 鉄心およびコイルを絶縁油とともに収納
したタンクと、このタンク周囲に付設された防音タンク
と、この防音タンク内に設けられた貯油空間と、内部事
故による前記タンク内の圧力上昇をそのタンク内の絶縁
油を放出して緩和する放圧装置と、この放圧装置から放
出される絶縁油を前記貯油空間に導く導油管路とを備え
たことを特徴とする油入変圧器。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の油
入変圧器において、貯油空間内に油凝固剤を配し、この
油凝固剤で流入した絶縁油を凝固させることを特徴とす
る油入変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10182825A JP2000021645A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | 油入変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10182825A JP2000021645A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | 油入変圧器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000021645A true JP2000021645A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16125131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10182825A Pending JP2000021645A (ja) | 1998-06-29 | 1998-06-29 | 油入変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000021645A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100657857B1 (ko) * | 2005-09-21 | 2006-12-15 | 최춘식 | 활선 상태에서의 변압기 절연유 자동 공급장치 및 방법 |
KR100773024B1 (ko) | 2006-11-30 | 2007-11-02 | 대보전력기술 주식회사 | 절연유 회수장치를 갖는 지상변압기용 방압장치 |
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KR100990648B1 (ko) | 2010-02-02 | 2010-10-29 | 이명수 | 활선상태에서 광유 변압기에 대한 식물성 절연유로의 자동 교체 시스템의 혼유 자동 검사방법 및 장치 |
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CN117079935A (zh) * | 2023-08-11 | 2023-11-17 | 中国民用航空飞行学院 | 增压式油纸绝缘变压器及其压强调节方法 |
-
1998
- 1998-06-29 JP JP10182825A patent/JP2000021645A/ja active Pending
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