JP2000021090A - ライブラリシステムにおける記録媒体の欠陥救済装置及びその方法 - Google Patents

ライブラリシステムにおける記録媒体の欠陥救済装置及びその方法

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JP2000021090A
JP2000021090A JP10184124A JP18412498A JP2000021090A JP 2000021090 A JP2000021090 A JP 2000021090A JP 10184124 A JP10184124 A JP 10184124A JP 18412498 A JP18412498 A JP 18412498A JP 2000021090 A JP2000021090 A JP 2000021090A
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Nobuo Amano
宣夫 天野
Takanari Tanabe
隆也 田辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各ライブラリ装置内の全ての記録媒体に対す
る欠陥代替処理を含む情報の読み書きを高速に実行可能
とするライブラリシステムにおける記録媒体の欠陥救済
装置及びその方法を提供すること。 【解決手段】 各ライブラリ装置40,50,60内の
ドライブ装置にそれぞれ、光ディスクの代替セクタの代
わりに情報を一時的に記憶する第1の一時記憶装置を設
けるとともに、全ライブラリ装置内の複数の光ディスク
の代替セクタの記録内容を記憶する第2の一時記憶装置
71を設置し、最初に光ディスクを組み込む際に代替セ
クタ情報を第2の一時記憶装置71に記憶しておき、ア
クセス要求が発生した時は、光ディスクの代替セクタか
らではなく、第2の一時記憶装置71から対応する光デ
ィスクの代替セクタ情報を第1の一時記憶装置へ転写す
ることにより、欠陥代替処理を含む情報の読み書きを直
ちに実行可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体と変換
器、例えばドライブ装置との間の相対運動に基づく情報
記憶装置、特に複数備えた記録媒体のうちの任意の記録
媒体に対して情報を読み書きし得る装置を複数具備した
システムにおける、記録媒体の欠陥救済装置及びその方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスク記憶装置等の記録媒体とドラ
イブ装置との間の相対運動に基づく情報記憶装置では、
少なくとも1ビットのデータから構成される記憶ブロッ
クをトラック上に複数個、連続的に配置した記憶領域が
記録媒体に形成され、前記記憶ブロック単位で情報の書
き込み及び読み出し(記録及び再生)が行われる。この
種の記録媒体は極めてクリーンな環境下の工場において
厳重な管理の元で生産されるが、欠陥部分を皆無とする
ことは困難であり、また、運用中に欠陥を生じる場合も
ある。
【0003】このような記録媒体上の欠陥に対処する最
も簡単な方法として、情報にエラー訂正コード等を付加
して記憶する方法があるが、欠陥が大きかったり、多数
あるような時にはエラー訂正ができず、正しい情報が得
られない場合がある。このため、従来は、情報を記録す
る際、記憶ブロック単位で情報を書き込んだ後、直ちに
書き込んだ情報を読み出して正しく再生できたかどうか
を確認し、もし正しく再生できなければ、別の記憶ブロ
ックに記録するようになしていた。
【0004】光ディスク記憶装置の場合、通常、購入し
た光ディスクをユーザが自らのドライブ装置にセット
し、前述した記憶領域を形成する処理(初期化処理)を
実行させるが、この際、該記憶領域を構成する記憶ブロ
ック(セクタ)のうち、欠陥部分を含む記憶ブロック
(欠陥セクタ)が発見されると、例えばセクタスリップ
方式によって別のセクタを代替使用するように処理され
る。また、初期化後に発見された欠陥セクタは、例えば
線形置換方式によって別のセクタを代替使用するように
処理される。
【0005】ここで、セクタスリップ方式とは、欠陥セ
クタを発見した場合、これに続くセクタを代替セクタと
して使用する方式であり、また、線形置換方式とは、欠
陥セクタを発見した場合、予め別の箇所(通常、別のト
ラック)に設けた予備のセクタを代替セクタとして使用
する方式である。
【0006】このように従来の方式では、光ディスク上
の他の場所にあるセクタを代替セクタとして使用してい
るため、欠陥セクタがある場合、ヘッドが代替セクタを
求めて光ディスク上であちこち移動することになり、光
ディスクの回転通りに情報をスムーズに書き込んだり、
読み出したりすることができず、特に多数の欠陥セクタ
がある場合、記録・再生に非常に時間がかかるという問
題があった。
【0007】次に、前記セクタスリップ方式の概要を図
面を用いて説明する。図1は本方式における光ディスク
上のトラック及びセクタを概念的に示すもので、図中、
10は光ディスク、11,12はトラック、13,14
はトラック11,12上の欠陥セクタ、15,16は欠
陥セクタ13,14と同一トラック11,12上の次の
セクタにそれぞれ設定された代替セクタである。なお、
この他、光ディスク10上には欠陥セクタや代替セクタ
の位置を管理・記憶する欠陥セクタ管理領域が別に設け
られ、また、欠陥セクタに対する記録・再生を他の部分
に対して実行する処理(欠陥代替処理)は図示しないド
ライブ装置に組み込まれている制御回路で実行されるも
のとする。
【0008】本方式では、ドライブ装置に装填された光
ディスク10に対し、上位装置から欠陥のない正常なセ
クタへのアクセスがあった時はそのセクタに対してその
ままデータの読み書きを実行する。しかし、光ディスク
10の欠陥セクタ13または14へのアクセスがあった
時は該欠陥セクタ13または14に対してデータの読み
書きをせず、欠陥セクタ管理領域に書き込まれている情
報に従って代替セクタ15または16に対してデータの
読み書きを実行する。
【0009】このようにセクタスリップ方式では、欠陥
セクタがある場合、次の代替セクタへスリップして読み
書きするため、特に欠陥セクタが多数続けてあるような
場合、光ディスクの回転通りにデータの読み書きを実行
できず、時間がかかるという問題があった。
【0010】次に、前記線形置換方式の概要を図面を用
いて説明する。図2は本方式における光ディスク上のト
ラック及びセクタを概念的に示すもので、図中、20は
光ディスク、21,22,23はトラック、24,25
はトラック21,22上の欠陥セクタ、26,27は欠
陥セクタ24,25とは別のトラック23上に設定され
た代替セクタである。なお、この他、光ディスク20上
には欠陥セクタや代替セクタの位置を管理・記憶する欠
陥セクタ管理領域が別に設けられ、また、欠陥代替処理
は図示しないドライブ装置に組み込まれている制御回路
で実行されるものとする。
【0011】本方式では、ドライブ装置に装填された光
ディスク20に対し、上位装置から欠陥のない正常なセ
クタへのアクセスがあった時はそのセクタに対してその
ままデータの読み書きを実行する。しかし、光ディスク
20の欠陥セクタ24または25へのアクセスがあった
時は該欠陥セクタ24または25に対してデータの読み
書きをせず、欠陥セクタ管理領域に書き込まれている情
報に従ってヘッドをトラック23へ移動させ、代替セク
タ26または27に対してデータの読み書きを実行す
る。
【0012】このように線形置換方式では、欠陥セクタ
がある場合、代替セクタのある別のトラックにヘッドが
到達するまでの待ち時間がかかることになり、光ディス
クの回転通りにデータの読み書きを実行できず、欠陥セ
クタへのアクセスの度に必然的に余分な時間がかかり、
特に欠陥セクタが多数あるような場合には非常に不利と
なっていた。
【0013】このような従来の欠点を改善した方式とし
て、次に述べるものが提案されている。これは、データ
を一時的に蓄積する一時記憶部をドライブ装置に設けて
おき、通常、光ディスクの欠陥セクタへのアクセスがあ
った時は、代替セクタに対してデータの読み書きを実行
する代わりに一時記憶部にデータの読み書きを実行し、
光ディスクを交換したり、装置の運用を終了する時は一
時記憶部の内容を代替セクタに書き込むようにする方式
(以下、一時記憶方式と称す。)である。この方式によ
れば、欠陥セクタがあっても光ディスクの回転通りにデ
ータの読み書きを実行できるため、アクセス時間が短く
て済み、欠陥代替処理を高速に行うことが可能となる。
【0014】前記一時記憶方式の概要を図3を用いて説
明する。図3は本方式における光ディスク上のトラック
及びセクタとともに一時記憶部を概念的に示すもので、
図中、30は光ディスク、31,32はトラック、3
3,34はトラック31,32上の欠陥セクタ、35,
36は欠陥セクタ33,34と同一トラック31,32
上にそれぞれ設定された代替セクタ、37はドライブ装
置(図3では図示せず)の一時記憶部である。なお、こ
の他、光ディスク30上には欠陥セクタや代替セクタの
位置を管理・記憶する欠陥セクタ管理領域が別に設けら
れ、また、欠陥代替処理は図示しないドライブ装置に組
み込まれている制御回路で実行されるものとする。
【0015】本方式では、ドライブ装置に光ディスク3
0を装填するとドライブ装置自身の自動立ち上げ制御に
より、光ディスク30の欠陥セクタ管理領域に書かれて
いる情報に従って、本来、欠陥セクタ33,34に記録
されるべき代替セクタ35,36の内容を一時記憶部3
7へ転写する。そして、上位装置から欠陥のない正常な
セクタへのアクセスがあった時はそのセクタに対してそ
のままデータの読み書きを実行する。しかし、光ディス
ク30の欠陥セクタ33または34へのアクセスがあっ
た時は該欠陥セクタ33または34の代替セクタ35ま
たは36に対してデータの読み書きをせず、直接、一時
記憶部37に対してデータの読み書きを実行する。な
お、データの読み書きを終え、光ディスクを交換した
り、装置の運用を終了する時は一時記憶部37の内容を
欠陥セクタ33,34に対応する代替セクタ35,36
へ書き込む。
【0016】このように一時記憶方式では、光ディスク
上に欠陥セクタがあってもヘッドを代替セクタにアクセ
スさせる必要がなく、光ディスクの回転通りにデータの
読み書きを実行でき、読み書きに要する時間を正常なセ
クタへのアクセスの場合と同等もしくはそれ以上に短く
することができ、特に欠陥セクタが多数あるような場合
には時間的に有利となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】一方、前述したような
記録媒体を倉庫に複数収納し、任意の記録媒体を自動ハ
ンドリング機構によってドライブ装置まで移動し、該記
録媒体に対して情報を読み書きするように構成された装
置(以下、ライブラリ装置と称す。)が知られており、
さらにこのようなライブラリ装置を複数、具備してなる
システム(以下、ライブラリシステムと称す。)も知ら
れている。しかしながら、この種のライブラリシステム
に前述した一時記憶方式をそのまま適用した場合、各ラ
イブラリ装置において記録媒体をドライブ装置まで移動
し装填する都度、その代替セクタの内容を一時記憶部へ
転写しなければならず、記録媒体に対し、実際に欠陥代
替処理を含む情報の読み書きを実行できるようにするま
でに時間がかかるという欠点があった。
【0018】本発明の目的は、各ライブラリ装置内の全
ての記録媒体に対する欠陥代替処理を含む情報の読み書
きを高速に実行可能とするライブラリシステムにおける
記録媒体の欠陥救済装置及びその方法を提供することに
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記目的を
達成するため、少なくとも1ビットのデータから構成さ
れる記録ブロックをトラック上に複数個配置するととも
に該複数個の記録ブロックのうち欠陥のある記録ブロッ
クと記録ブロック単位で切り替えて使用するための代替
記録ブロックを備えた複数の記録媒体と、該複数の記録
媒体を収納する倉庫と、前記記録媒体との間の相対運動
に基づいて前記記録ブロック単位で情報の読み書きを行
う少なくとも1台のドライブ装置と、倉庫に収納された
任意の記録媒体をドライブ装置に装填・交換する搬送手
段とを備えたライブラリ装置を複数、具備してなるライ
ブラリシステムにおいて、各ライブラリ装置内のドライ
ブ装置にそれぞれ、前記記録媒体における代替記録ブロ
ックの代わりに情報を一時的に記憶する第1の一時記憶
装置を設けるとともに、全ライブラリ装置内の前記複数
の記録媒体の代替記録ブロックの記録内容を記憶する第
2の一時記憶装置を設置したライブラリシステムにおけ
る記録媒体の欠陥救済装置を提案する。
【0020】前記構成によれば、全ライブラリ装置内の
各記録媒体の代替記録ブロックの記録内容を第2の一時
記憶装置に記憶しておくことができ、各ライブラリ装置
において記録媒体をドライブ装置に装填する都度、その
代替記録ブロックの記録内容を読み出し、第1の一時記
憶装置へ転写する必要をなくすことができる。
【0021】また、記録媒体を最初にライブラリ装置に
組み込む際、該記録媒体の代替記録ブロックに記録され
た情報をドライブ装置を介して第2の一時記憶装置へ転
写しておき、倉庫に収納された記録媒体にアクセスが発
生した場合、該記録媒体の倉庫からドライブ装置への搬
送中に、該記録媒体の代替記録ブロックに記録された情
報を第2の一時記憶装置から第1の一時記憶装置へ転写
し、前記記録媒体の欠陥のある記録ブロックにアクセス
が生じた時は、代替記録ブロックの代わりに第1の一時
記憶装置に対して情報の読み書きを行い、前記記録媒体
へのアクセスが終了した時は、第1の一時記憶装置の記
憶内容を該記録媒体の代替記録ブロックへ書き込むとと
もに第2の一時記憶装置へ転写することにより、ドライ
ブ装置に設けた第1の一時記憶装置への代替記録ブロッ
クの記録内容の転写は、記録媒体を倉庫からドライブ装
置へ搬送する間に第2の一時記憶装置から極めて高速に
行うことができ、従来のようにドライブ装置に装填され
た記録媒体の代替記録ブロックから転写されるのを待つ
ことなく、直ちに欠陥代替処理を含む情報の読み書きを
行うことができる。
【0022】また、記録媒体を最初にライブラリ装置に
組み込む際、該記録媒体の代替記録ブロックに記録され
た情報をドライブ装置を介して第2の一時記憶装置へ転
写しておき、ドライブ装置に装填された記録媒体の欠陥
のある記録ブロックにアクセスが生じた場合、代替記録
ブロックへのシーク中に、該記録媒体の代替記録ブロッ
クに記録された情報を第2の一時記憶装置から第1の一
時記憶装置へ転写し、代替記録ブロックの代わりに第1
の一時記憶装置に対して情報の読み書きを行い、前記記
録媒体へのアクセスが終了した時は、第1の一時記憶装
置の記憶内容を該記録媒体の代替記録ブロックへ書き込
むとともに第2の一時記憶装置へ転写することにより、
第1の一時記憶装置に記録媒体の全ての代替記録ブロッ
クに対応する記憶容量を必要とすることがなく、必要の
都度、第1の一時記憶装置を書き替えるだけで済む。
【0023】
【発明の実施の形態】図4は本発明によるライブラリシ
ステムの実施の形態の一例を示すもので、図中、40,
50,60は複数、ここでは3つのライブラリ装置、7
1は第2の一時記憶装置、72は制御装置である。
【0024】ライブラリ装置40は、記録媒体、例えば
光ディスク41−1,41−2,……41−nと、倉庫
42と、ドライブ装置43−1,43−2と、第1の一
時記憶装置44−1,44−2とを備えている。同様
に、ライブラリ装置50は、光ディスク51−1,51
−2,……51−nと、倉庫52と、ドライブ装置53
−1,53−2と、第1の一時記憶装置54−1,54
−2とを備えている。また、同様に、ライブラリ装置6
0は、光ディスク61−1,61−2,……61−n
と、倉庫62と、ドライブ装置63−1,63−2と、
第1の一時記憶装置64−1,64−2とを備えてい
る。
【0025】各光ディスク41−1〜41−n,51−
1〜51−n,61−1〜61−nは、少なくとも1ビ
ットのデータから構成されるセクタをトラック上に複数
個配置するとともに、該複数個のセクタのうち欠陥のあ
るセクタとセクタ単位で切り替えて使用するための代替
セクタを備えている。倉庫42,52,62は、複数の
光ディスクをそれぞれ収納する複数の収納部42a,5
2a,62aを備えている。ドライブ装置43−1,4
3−2,53−1,53−2,63−1,63−2は、
前記光ディスク41−1〜41−n,51−1〜51−
n,61−1〜61−nとの間の相対運動に基づいて前
記セクタ単位で情報の読み書きを行う。
【0026】第1の一時記憶装置44−1,44−2,
54−1,54−2,64−1,64−2は、それぞれ
ドライブ装置43−1,43−2,53−1,53−
2,63−1,63−2に付随して設けられ、光ディス
クにおける代替セクタの代わりに情報を一時的に記憶す
るもので、例えば半導体RAM等のアクセス速度の速い
装置で構成される。
【0027】第2の一時記憶装置71は、各光ディスク
41−1〜41−n,51−1〜51−n,61−1〜
61−nの代替セクタに書かれている情報(代替セクタ
情報)を記憶するもので、例えば半導体RAMや磁気デ
ィスク等のアクセス速度の速い大容量の装置で構成され
る。
【0028】なお、倉庫42,52,62に収納された
任意の光ディスクは図示しない搬送手段により、選択さ
れたドライブ装置に装填・交換される。また、制御装置
72は前述した各ライブラリ装置40,50,60及び
第2の一時記憶装置71を制御する。
【0029】次に、本システムの動作の概要を説明す
る。
【0030】まず、光ディスクを最初に本システムに組
み込む際、正確にはいずれかのライブラリ装置40,5
0,60のいずれかのドライブ装置43−1,43−
2,53−1,53−2,63−1,63−2に装填し
た時、制御装置72は従来の一時記憶方式の場合と同様
にして、各光ディスク41−1〜41−n,51−1〜
51−n,61−1〜61−nの代替セクタ情報を、ド
ライブ装置43−1,43−2,53−1,53−2,
63−1,63−2を介して第2の一時記憶装置71へ
転写させる。その後、搬送手段により、光ディスクを一
つずつ倉庫42,52,62の収納部42a,52a,
62aへ収納させるが、この際、制御装置72は各光デ
ィスク41−1〜41−n,51−1〜51−n,61
−1〜61−nの番号と収納部42a,52a,62a
の番号とを整理して記憶しておく。
【0031】図5は本システムにおける光ディスクのア
クセス時の動作フローチャートの一例を示すものであ
る。
【0032】制御装置72の図示しない上位装置より、
本システムに組み込まれた、ある光ディスクに対するア
クセス要求、即ちドライブ装置への装填要求が発生する
(s1)と、該当光ディスクの番号と倉庫の収納部の番
号との対応をもとに、倉庫の収納部、例えば倉庫42の
収納部42aから該当光ディスクをハンドリング(搬
送)し、対応するライブラリ装置40内の任意のドライ
ブ装置、例えば43−1へ装填する(s2)。
【0033】この際、光ディスクを倉庫42からドライ
ブ装置43−1へハンドリングするには数秒かかるの
で、その間に該当光ディスクの代替セクタ情報を第2の
一時記憶装置71からドライブ装置43−1に付随する
第1の一時記憶装置44−1へ転写する(s3)。
【0034】ハンドリング及び情報転送の終了後(s
4)、ドライブ装置43−1に装填した光ディスクに対
し、前述した一時記憶方式による情報の読み書き、即ち
欠陥のない正常なセクタへのアクセスがあった時はその
セクタに対してそのままデータの読み書きを実行し、欠
陥セクタへのアクセスがあった時は代替セクタに対して
データの読み書きを実行する代わりに第1の一時記憶装
置44−1にデータの読み書きを実行する(s5)。
【0035】前記光ディスクに対するアクセス要求が終
了した後(s6)は、第1の一時記憶装置の内容を光デ
ィスクの代替セクタへ書き込むとともに、第2の一時記
憶装置71へ転写する(s7,s8)。
【0036】このように、本システムによれば、ドライ
ブ装置に付随する第1の一時記憶装置への代替セクタ情
報の転写は、光ディスクを倉庫からドライブ装置へ搬送
する間に第2の一時記憶装置から極めて高速に行うこと
ができ、従来のようにドライブ装置に装填された光ディ
スクの代替セクタから転写されるのを待つことなく、直
ちに欠陥代替処理を含むデータの読み書きを行うことが
できる。また、第2の一時記憶装置はライブラリ装置毎
に置く必要がなく、システム全体で共用できるため、経
済的なシステムを構築できる。
【0037】図6は本システムにおける動作フローチャ
ートの他の例を示すもので、ここでは代替セクタ情報を
第2の一時記憶装置から第1の一時記憶装置へ転写する
タイミングを光ディスクの代替セクタのシーク中とした
例を示す。
【0038】即ち、光ディスクの対応するライブラリ装
置内の任意のドライブ装置への装填は前記同様に行う
(s11,s12,s13)が、この際、第2の一時記
憶装置から第1の一時記憶装置への代替セクタ情報の転
写は行わない。
【0039】そして、ドライブ装置に装填した光ディス
クに対し、欠陥のない正常なセクタへのアクセスがあっ
た時はそのセクタに対してそのままデータの読み書きを
実行し、欠陥セクタへのアクセスがあった時(s14,
s15)は、代替セクタへのシーク中に、該当光ディス
クの代替セクタ情報を第2の一時記憶装置から第1の一
時記憶装置へ転写し(s16,s17)、該第1の一時
記憶装置にデータの読み書きを実行する(s18,s1
4)。
【0040】光ディスクに対するアクセス要求が終了し
た後の処理は前記と同様である(s19,s20,s2
1)。
【0041】このように、光ディスクの代替セクタをシ
ークする毎に第2の一時記憶装置から第1の一時記憶装
置へ代替セクタ情報を転写するようにすれば、第1の一
時記憶装置に光ディスクの全ての代替セクタに対応する
記憶容量を必要とすることがなく、必要の都度、第1の
一時記憶装置を書き替えるだけで済む。
【0042】また、前述した処理は、複数のライブラリ
装置において複数の各ドライブ装置にそれぞれ光ディス
クを装填して同時にアクセスするような場合でも適用で
きることはいうまでもない。ここで、各ライブラリ装置
内のドライブ装置は一つでも良いが、複数の方が多くの
光ディスクを同時にアクセス可能であり、アクセス時間
が短くなる利点がある。
【0043】さらにまた、これまでの説明では記憶媒体
として光ディスクのみを取り上げたが、磁気ディスク、
ホログラフィ等の他の記憶媒体であっても、周辺装置を
各媒体に合うように作れば、前記同様に適用可能である
ことはいうまでもない。
【0044】
【効果の説明】以上説明したように、本発明によれば、
各ライブラリ装置内のドライブ装置にそれぞれ、前記記
録媒体における代替記録ブロックの代わりに情報を一時
的に記憶する第1の一時記憶装置を設けるとともに、全
ライブラリ装置内の前記複数の記録媒体の代替記録ブロ
ックの記録内容を記憶する第2の一時記憶装置を設置
し、最初に記録媒体を組み込む際に代替記録ブロックの
記録内容を第2の一時記憶装置に記憶しておき、アクセ
ス要求が発生した時は、記録媒体の代替記録ブロックか
らではなく、第2の一時記憶装置から対応する記録媒体
の代替記録ブロックの記録内容を第1の一時記憶装置へ
転写することにより、従来のように記録媒体をドライブ
装置へ装填する都度、その代替記録ブロックの記録内容
を第1の一時記憶装置へ転写する必要がなくなり、記録
媒体に対し、欠陥代替処理を含む情報の読み書きを直ち
に実行可能とすることができ、また、第2の一時記憶装
置はライブラリ装置毎に置く必要がなく、システム全体
で共用できるため、経済的なシステムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の記録媒体の欠陥救済方式の概念図
【図2】従来の記録媒体の欠陥救済方式の概念図
【図3】従来の記録媒体の欠陥救済方式の概念図
【図4】本発明によるライブラリシステムの実施の形態
の一例を示す概念図
【図5】光ディスクのアクセス時の動作フローチャート
の一例を示す図
【図6】光ディスクのアクセス時の動作フローチャート
の他の例を示す図
【符号の説明】
40,50,60:ライブラリ装置、41−1〜41−
n,51−1〜51−n,61−1〜61−n:光ディ
スク、42,52,62:倉庫、42a,52a,62
a:収納部、43−1,43−2,53−1,53−
2,63−1,63−2:ドライブ装置、44−1,4
4−2,54−1,54−2,64−1,64−2:第
1の一時記憶装置、71:第2の一時記憶装置、72:
制御装置。
フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC05 CC04 DE64 DE66 GK19 5D072 CA17 CB01 EB02 5D090 AA01 BB03 CC01 CC04 DD03 DD05 FF27 FF30 FF36 HH01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1ビットのデータから構成さ
    れる記録ブロックをトラック上に複数個配置するととも
    に該複数個の記録ブロックのうち欠陥のある記録ブロッ
    クと記録ブロック単位で切り替えて使用するための代替
    記録ブロックを備えた複数の記録媒体と、該複数の記録
    媒体を収納する倉庫と、前記記録媒体との間の相対運動
    に基づいて前記記録ブロック単位で情報の読み書きを行
    う少なくとも1台のドライブ装置と、倉庫に収納された
    任意の記録媒体をドライブ装置に装填・交換する搬送手
    段とを備えたライブラリ装置を複数、具備してなるライ
    ブラリシステムにおいて、 各ライブラリ装置内のドライブ装置にそれぞれ、前記記
    録媒体における代替記録ブロックの代わりに情報を一時
    的に記憶する第1の一時記憶装置を設けるとともに、 全ライブラリ装置内の前記複数の記録媒体の代替記録ブ
    ロックの記録内容を記憶する第2の一時記憶装置を設置
    したことを特徴とするライブラリシステムにおける記録
    媒体の欠陥救済装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のライブラリシステムにお
    ける記録媒体の欠陥救済装置において、 記録媒体を最初にライブラリ装置に組み込む際、該記録
    媒体の代替記録ブロックに記録された情報をドライブ装
    置を介して第2の一時記憶装置へ転写しておき、 倉庫に収納された記録媒体にアクセスが発生した場合、
    該記録媒体の倉庫からドライブ装置への搬送中に、該記
    録媒体の代替記録ブロックに記録された情報を第2の一
    時記憶装置から第1の一時記憶装置へ転写し、 前記記録媒体の欠陥のある記録ブロックにアクセスが生
    じた時は、代替記録ブロックの代わりに第1の一時記憶
    装置に対して情報の読み書きを行い、 前記記録媒体へのアクセスが終了した時は、第1の一時
    記憶装置の記憶内容を該記録媒体の代替記録ブロックへ
    書き込むとともに第2の一時記憶装置へ転写することを
    特徴とするライブラリシステムにおける記録媒体の欠陥
    救済方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のライブラリシステムにお
    ける記録媒体の欠陥救済装置において、 記録媒体を最初にライブラリ装置に組み込む際、該記録
    媒体の代替記録ブロックに記録された情報をドライブ装
    置を介して第2の一時記憶装置へ転写しておき、 ドライブ装置に装填された記録媒体の欠陥のある記録ブ
    ロックにアクセスが生じた場合、代替記録ブロックへの
    シーク中に、該記録媒体の代替記録ブロックに記録され
    た情報を第2の一時記憶装置から第1の一時記憶装置へ
    転写し、代替記録ブロックの代わりに第1の一時記憶装
    置に対して情報の読み書きを行い、 前記記録媒体へのアクセスが終了した時は、第1の一時
    記憶装置の記憶内容を該記録媒体の代替記録ブロックへ
    書き込むとともに第2の一時記憶装置へ転写することを
    特徴とするライブラリシステムにおける記録媒体の欠陥
    救済方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6940796B2 (en) 2001-07-02 2005-09-06 Nec Electronics Corporation Optical disk device using a new alternate list for defect correction
US8788611B2 (en) 2001-12-28 2014-07-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method for using partitioning to provide capacity on demand in data libraries

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