JP2000021070A - 記録媒体ライブラリ装置における搬送機構 - Google Patents

記録媒体ライブラリ装置における搬送機構

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JP2000021070A
JP2000021070A JP10190611A JP19061198A JP2000021070A JP 2000021070 A JP2000021070 A JP 2000021070A JP 10190611 A JP10190611 A JP 10190611A JP 19061198 A JP19061198 A JP 19061198A JP 2000021070 A JP2000021070 A JP 2000021070A
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guide shaft
medium
picker
locking claw
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Iwao Ono
巌 小野
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVD等の記録媒体の受け渡しの際に該媒体
に対して係止ツメの掛け外しを行う搬送機構を簡易な構
造にした記録媒体ライブラリ装置の提供。 【解決手段】 記録媒体に対して係止ツメの掛け外しを
行う搬送機構は、ガイドシャフトを所定の回転角度にす
ることにより、係止ツメと記録媒体との係合状態の制御
を行う。すなわち、ガイドシャフトに係止ツメをキー結
合し、ガイドシャフトの回転に伴って係止ツメが回転す
ることによって、係止ツメは「ピックイン」位置または
「ピックアウト」位置のいずれか一方の位置に制御され
るようになる。また、このようなガイドシャフトの回転
制御は、ピッカとは別個に設けられた簡単な構成でなす
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD(Digi
tal Versatile Diskの略)等の記録
媒体ライブラリ装置において、記録媒体に係止部を係合
した状態で移動部材を移動することにより記録媒体を搬
送する搬送機構に関して、特に簡易な構成によって係止
部を記録媒体へ係合することができるようにしたことに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている記録媒体ライブラ
リ装置(以下、単にライブラリ装置と呼ぶ)は、カート
リッジ等の所定のケースに収納された光ディスクのよう
な記録媒体(以下、単に媒体と呼ぶ)を搬送ホルダを介
して収納体とドライブとの間で自動的に搬送し、ドライ
ブにおいて該媒体の駆動(つまり、データの読み出しま
たは書き込み)を行うようにしたものである。すなわ
ち、一般的にライブラリ装置は、媒体を搬送するための
搬送ホルダと、媒体を収納するための複数の収納棚から
なる収納体と、媒体に対して読み出しまたは書き込みを
行うためのドライブ等により構成される。前記搬送ホル
ダは、媒体に対して掛け外し可能な係止ツメを媒体に対
して掛けた状態で該係止ツメを備えたピッカを駆動する
ことによって所定の移動範囲にわたって該媒体を移動
し、これにより搬送ホルダと収納体またはドライブとの
間で該媒体を搬送するピッカ機構を備えている。
【0003】例えば媒体の読み書きを行う場合、まず、
搬送ホルダは所望の媒体が収納されている収納棚に相対
する所定位置まで移動し、該収納棚から搬送ホルダ内に
媒体を引き込む。この際に、例えば凸部に構成されたピ
ッカの係止ツメを凹部に構成された媒体側の切り欠き
(係止凹部)に係合することによって媒体の係止が行わ
れる。すなわち、ピッカ機構は係止ツメを突出させてい
ない状態でピッカを搬送ホルダ側の所定位置から収納棚
側の媒体を係止できる所定位置まで移動して、媒体を係
止できる所定位置に到達した時点で前記係止ツメをピッ
カ本体(すなわち、ピッカベース部)から突出させて前
記係止凹部と係合させて媒体の係止を行っている。その
後、係止ツメを突出させた状態のままで(すなわち、媒
体を係止した状態で)ピッカを搬送ホルダ側の所定位置
まで移動して、搬送ホルダ内に媒体を収容する。収容
後、搬送ホルダは収納棚からドライブまで移動する。移
動後、搬送ホルダ内への媒体の引き込み時と同様に係止
ツメに媒体を係止させ、ピッカを移動することによって
搬送ホルダから媒体をドライブに送り出す。このよう
に、収納棚と搬送ホルダ間、または搬送ホルダとドライ
ブ間でピッカの移動に応じて媒体の搬送(すなわち、媒
体の受け渡し)を行っている。なお、最近では、高密度
のディジタル記録媒体としてDVDが使用されるように
なってきているが、そのためのライブラリ装置として有
効なものはまだ提案されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ピッ
カ機構は係止凹部に対して係止ツメを水平方向から(つ
まり、差し込むような形で)係合したり、または、垂直
方向から(つまり、はめ込むような形で)係合したりす
ることによって媒体の係止を行うことができるようにな
っている。すなわち、係止ツメが係止凹部に係合してい
る状態(係合姿勢)である「ピックイン」位置と、係止
凹部に係合していない状態(離間姿勢)である「ピック
アウト」位置の二位置のいずれかに係止ツメを制御する
ことができるようになっている。ところで、従来から知
られているピッカは、係止ツメの出し入れの制御を行う
ためのピッカ機構をピッカに集中的かつ一体的に備えて
いたので、非常に精密でかつ複雑な構造となっていた。
したがって、ピッカの修理や交換等のメンテナンス作業
を簡単に行うことができず、また、ピッカのコストが比
較的高価なものになる、という問題点があった。この発
明は上述の点に鑑みてなされたもので、ピッカによる媒
体の係止を簡単な機構で行うことができるようにして、
ピッカの構造を簡易なものにした記録媒体ライブラリ装
置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、記録媒体を
搬送するための搬送体と、記録媒体を収納するための複
数の収納棚からなる収納体と、記録媒体の読み出し又は
書き込みを行うためのドライブとを備えた記録媒体ライ
ブラリ装置において、前記搬送体と前記収納棚または前
記ドライブとの間で記録媒体を搬送するための搬送機構
であって、搬送方向に沿って延びたガイドシャフトと、
該ガイドシャフトに沿って直線移動する移動部材と、前
記ガイドシャフトにキー結合してなり、前記移動部材と
一体的に該ガイドシャフトに沿って移動可能であって、
かつ、該ガイドシャフトの回転に応じて回転可能である
係止部とを具備し、該ガイドシャフトの回転に応じて前
記係止部は記録媒体に係合する係合位置と記録媒体との
係合が解かれる非係合位置のいずれかに制御され、前記
係止部が前記係合位置にある状態で前記ガイドシャフト
に沿って前記移動部材を直線移動させることにより記録
媒体を搬送するようにした記録媒体ライブラリ装置にお
ける搬送機構である。
【0006】この構成によれば、移動部材(すなわち、
ピッカ)の係止部(すなわち、係止ツメ)の記録媒体に
対する掛け外し制御を、搬送機構がガイドシャフトを所
定の角度に回転制御することによってできるようにな
る。係止ツメはガイドシャフトにキー結合して設けられ
ることから、ガイドシャフトの回転角度に比例して係止
ツメは記録媒体に対してガイドシャフト側を中心にして
その先端部が円弧を描くように(つまり、記録媒体に対
して垂直方向に)回転する。そして、所定の回転角度で
は係止ツメと記録媒体の係止凹部とが係合した状態とな
り、それ以外の回転角度では係止ツメと係止凹部とが係
合していない状態となる。すなわち、ガイドシャフトの
回転角度によって「ピックイン」位置(係止ツメが記録
媒体に係合した状態)または「ピックアウト」位置(係
止ツメが記録媒体に係合していない状態)のどちらか一
方に係止ツメを制御することができるようになる。ま
た、このような回転角度の制御を行うための搬送機構を
ピッカに集中的にまた一体的に設ける必要はないことか
ら、搬送機構をピッカと別々に設けることができる。す
なわち、ピッカを簡単な構成にすることができる。さら
に、係止ツメを記録媒体の係止凹部に係合させるための
回転角度の制御は比較的簡単な構成で行えることから搬
送機構そのものを簡素化することができる、という効果
が得られる。
【0007】ここで、前記記録媒体は所定の記録媒体搭
載体に搭載された状態で、記録媒体搭載体に係止部を係
合して搬送するものであってもよい。これにより、本発
明をDVDライブラリ装置として構成することができ
る。すなわち、上述したDVDやCD(Compact
Diskの略)のように媒体がディスク状(すなわ
ち、円板状)の形態をしており、また係止部が直接係合
して移動することができないような媒体である場合、そ
のような媒体には媒体毎に(すなわち、媒体と1対1に
対応して)搬送用トレイ(つまり、記録媒体搭載体)が
与えられ、媒体は各々に与えられた搬送用トレイ上に搭
載されている。このような場合には、係止ツメは搬送用
トレイに設けられている係止凹部と係合する。そのた
め、媒体の搬送は当該搬送用トレイと一体的に(すなわ
ち、搬送用トレイごと)受け渡しされることによって行
われる。なお、前記記録媒体搭載体は搬送用トレイのよ
うなものだけでなく、カートリッジのようなものであっ
てもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明を詳細に説明する。図1は、本発明を適用したDVD
用の記録媒体ライブラリ装置の全体構成例を示した図で
ある。図2は、図1の搬送ホルダ3の部分を拡大して詳
細に示した斜視図である。図1において、記録媒体ライ
ブラリ装置には媒体を搬送する搬送ホルダ3と、媒体を
収納するための複数の収納棚1aからなる収納体1と、
媒体の読み出し又は書き込みを行うためのドライブ2等
が設けられている。媒体の搬送は、搬送ホルダ3が所望
の媒体Cの収納されている収納棚1aとドライブ2との
間を移動することにより行われる。すなわち、搬送ホル
ダ3は上下方向(矢印X方向)に移動できるようになっ
ている。
【0009】図2に示すように搬送ホルダ3は、DVD
等からなる媒体Cを搭載したトレイTを矢印P方向に引
き込むことにより所定の位置でこれをホールドし、また
トレイTを矢印P方向とは反対側に送り出すことにより
これをリリースするものである。この搬送ホルダ3への
トレイTの引き込みおよび搬送ホルダ3からの送り出し
(すなわち、矢印Y方向のトレイTの受け渡し)を行う
ために、該搬送ホルダ3における所定の箇所3a内にピ
ッカ機構4(後述の図3参照)が設けられている。すな
わち、前記ピッカ機構4は例えばモーター等によって搬
送ホルダ3と共に上下方向(矢印X方向)に移動して、
搬送ホルダ3と所望の収納棚1aまたはドライブ2等と
の間でトレイTの受け渡し(すなわち、フィード搬送)
を行うことができるようになっている。なお、図2では
トレイTの受け渡しを搬送ホルダ3の左側でのみ行って
いる場合を図示しているが、図1に示した実施例のよう
な場合(すなわち、搬送ホルダ3の両側に収納体1また
はドライブ2等が配置されており、トレイTを搬送ホル
ダ3から見て左右のどちらの方向にもフィード搬送でき
るような場合)には、図2に図示した搬送ホルダ3の右
側でも左側と同様にしてトレイTの受け渡しを行うこと
ができるようになっていることはいうまでもない。
【0010】またトレイTの側面には、係止ツメ7(後
述の図3参照)がトレイTを係合するための係止凹部1
1a、11b(すなわち、切り欠き)が設けられてい
る。上述したように、本実施例においてトレイTは搬送
ホルダ3から見て左右のどちらの方向にもフィード搬送
されるが、左側へのフィード搬送と右側へのフィード搬
送とでは、トレイT側において係止ツメ7が掛けられる
箇所を異ならせた方が移動制御に都合がよい。そこで、
トレイTの側面には係止凹部11a、11bが2カ所設
けられている。ただし、これに限られるものではない。
なお、本実施例ではトレイT側を凹部に、係止ツメ7側
を凸部に構成した例を示したが、トレイT側を凸部に、
係止ツメ7側を凹部に形成してもよいことはいうまでも
ない。
【0011】図3は、搬送ホルダ3における所定の箇所
3a(図2参照)内のピッカ機構を上方から示した上面
概念図である。図4は、図3におけるガイドシャフト8
と係止ツメ7とのキー結合部分を概念的に拡大して詳細
に示した斜視図である。図5および図6は、図3のピッ
カ機構における係止ツメ7を側面から詳細に示した側面
概念図である。図5ではトレイTの係止凹部11a(ま
たは11b)に対して係止ツメ7を掛けている状態
(「ピックイン」位置)を、図6ではトレイTの係止凹
部11a(または11b)に対して係止ツメ7を外して
いる状態(「ピックアウト」位置)を示した。ただし、
説明の便宜上、図5および図6では搬送ホルダ3および
ベルト駆動機構(ベルトBおよびプーリHおよび駆動シ
ャフトS1等:図3参照)等の図示は省略している。
【0012】ピッカ機構は、係止ツメ7を「ピックイ
ン」位置にした状態でピッカ5を左右方向(矢印Y方
向)に往復移動することにより所定の移動範囲にわたっ
て前記トレイTを移動し、これにより搬送ホルダ3と収
納棚1aまたはドライブ2との間で該トレイTの受け渡
しを行うものである(図1参照)。すなわち、当該ピッ
カ機構は、その有する機能によって、係止ツメ7を備え
たピッカ5を左右方向に往復動するための媒体受渡機構
と、係止ツメ7をトレイTに係合するための係止機構と
に分けて説明することができる。
【0013】本実施例において、前記媒体受渡機構はベ
ルト駆動機構である。このような場合、ピッカ5は固定
部5Cを介して前記ベルトBの所定の箇所に固定して取
り付けられていると共に、ガイドシャフト8に直線摺動
可能なように取り付けられている。例えばモーター等
(図示せず)から発生される動力により生ずる駆動シャ
フトS1の回転は、少なくとも一つの例えばプーリのよ
うな変速シャフトHに前記駆動シャフトS1の回転を所
定の変速比で伝達する。そして、ベルトBは前記変速シ
ャフトHの回転を左右方向(矢印Y方向)の往復動に変
化する。そうすると、ピッカ5は左右方向(矢印Y方
向)にガイドシャフト8に沿って移動することができる
ようになっている。なお、前記駆動シャフトS1と前記
変速シャフトHとの間の動力の伝達手段は、上述したプ
ーリのようなものに限らず、例えばベルト駆動のような
ものであってもよい。また、上述した実施例では係止ツ
メ7を往復動する手段としてベルト駆動による例を挙げ
ているが、これに限らずリードスクリュー駆動のような
ものであってもよい。
【0014】前記係止機構は、ガイドシャフト8を回動
することによって係止ツメ7をトレイTに対して掛け外
しするものである。すなわち、ラック12と駆動シャフ
トS2には各々ギアG1、G2が設けられており、お互
いのギアは噛み合った状態である。そのため、例えばモ
ーター等の動力発生手段(図示せず)から発生される動
力により駆動シャフトS2が回転すると、ギアG1およ
びG2を介してラック12は前記回転角度に比例して前
後(すなわち、矢印Yの垂直方向)に往復動する。ま
た、ガイドシャフト8とラック12にも各々ギアG3、
G4が設けられているので、ラック12が往復動するこ
とによりガイドシャフト8が前記往復動の変位に比例し
て回転するようになっている。
【0015】図4に示すように、ガイドシャフト8の形
状は例えば円柱の側面の一部分8aがフラットであるよ
うな形状に構成される。係止ツメ7のボス部7aは、ガ
イドシャフト8を矢印Z方向に回動すると係止ツメ7が
同様に回動を行うようキー結合されている。すなわち、
係止ツメ7のボス部7aにはフラット部8aを有するガ
イドシャフト8と同様の形状をした軸穴が構成されてい
る。係止ツメ7のボス部7aの両側には、ガイドシャフ
ト8とキー結合していない(すなわち、軸穴がガイドシ
ャフト8のフラット部8aとキー結合しないように構成
された)ピッカ5(ベース部)のボス部5a、5bが設
けられており、当該ボス部5aおよび5bと固定部5C
(図3参照)とは結合している。したがって、係止ツメ
7はピッカ5(ベース部)と共にガイドシャフト8上を
水平方向(矢印Y方向)に移動でき、また、ガイドシャ
フト8を垂直方向に回転させると係止ツメ7は当該回転
と同様の回転を行う。ピッカ5は水平方向(矢印Y方
向)には移動できるが、ガイドシャフト8を回転させて
も回転しないようになっている。なお、ガイドシャフト
8と係止ツメ7とのキー結合は上述の例に限らず、例え
ばスプライン結合のようにガイドシャフト8の一部が凸
部(または凹部)に、係止ツメ7のボス部7a側が前記
凸部(または凹部)に対応した凹部(または凸部)に構
成されているようなものであってもよい。
【0016】本実施例において、駆動シャフトS2が右
回転した場合、ラック12が下方向に変位する(図3参
照)ことからガイドシャフト8は右回転を始める(図5
参照)。ガイドシャフト8が右回転すると、ガイドシャ
フト8と係止ツメ7はキー結合されていることから係止
ツメ7は係止凹部11aと係合しない向きに移動する
(つまり、図5の状態から図6の状態となる)。反対
に、駆動シャフトS2が左回転した場合、ラック12が
上方向に変位する(図3参照)ことからガイドシャフト
8は左回転を始める(図5参照)。ガイドシャフト8が
左回転すると、係止ツメ7は係止凹部11aと係合する
向きに移動することになる(つまり、図6の状態から図
5の状態になる)。このように、駆動シャフトS2の回
転方向および回転角度を制御することにより、係止ツメ
7が該係止凹部11a(または11b)に係合している
状態である「ピックイン」位置(図5参照)と、該係止
凹部11a(または11b)に係合していない状態であ
る「ピックアウト」位置(図6参照)の二位置に係止ツ
メ7を制御することができるようになる。
【0017】ここで、収納棚1aからドライブ2への媒
体の搬送における全体的な制御例について説明する。ま
ず搬送ホルダ3は、所望の媒体が収納されている収納棚
(例えば、図1に示した左側の収納体1における上から
二番目の収納棚1a)に相対する所定の位置に位置づけ
られる。次に、ピッカ機構は係止ツメ7を「ピックアウ
ト」位置のまま、ピッカ5を搬送ホルダ7側に予め既定
された基準位置から収納棚1a側の媒体を係止できる所
定位置まで左右方向に移動し、媒体を係止できる所定の
位置にピッカ5が到達した時点で係止ツメ7を「ピック
イン」位置にする。このようにして、係止ツメ7と媒体
の係止凹部11aとを係合させる(すなわち、媒体の係
止を行う)。媒体を係止した後、係止ツメ7を「ピック
イン」位置のまま、ピッカ5を媒体を収容できる搬送ホ
ルダ3側の所定位置まで移動して、搬送ホルダ3内に媒
体を収容する(すなわち、媒体の引き込み)。媒体の収
容後、係止ツメ7を「ピックアウト」位置にして、ピッ
カ5を前記基準位置に戻す。そして、搬送ホルダ3は収
納棚1aに相対する位置からドライブ2に相対する位置
まで移動する。移動後、上述の搬送ホルダ3内への媒体
の引き込み時と同様にしてピッカ5を移動することによ
って媒体をドライブ2に収容する(すなわち、媒体の送
り出し)。すなわち、係止ツメ7が「ピックアウト」位
置にあるピッカ5を基準位置から媒体を係止できる所定
の位置に移動させ、所定位置に到達後に係止ツメ7を
「ピックイン」位置にする。ただし、この場合には係止
ツメ7と係止凹部11bとが係合できるようにピッカ5
を移動する。そして、「ピックイン」位置のままピッカ
5をドライブ2の所定位置まで移動して、係止ツメ7を
「ピックアウト」位置にすることにより媒体の係止を解
除する。媒体の係止を解除したら、「ピックアウト」位
置のままピッカ5を前記基準位置まで戻す。こうして、
媒体の搬送が行われる。勿論、収納棚1a側やドライブ
2側に媒体を引き込むための補助機構等が備えられてい
てもよいことはいうまでもない。
【0018】なお、本実施例における係止ツメの制御方
法に対してはこれに限らず、以下のように変形したもの
であってもよい。駆動シャフトS2を設けることなく、
ラック12を直接往復動させ、ラック12の移動変位を
制御することによって係止ツメ7を「ピックイン」位置
または「ピックアウト」位置のいずれか一方の位置に制
御してもよい。さらに、駆動シャフトS2およびラック
12を設けることなく、ガイドシャフト8を直接モータ
ー等で回転させ、当該モーターの回転角度を制御するこ
とによって、係止ツメ7を「ピックイン」位置または
「ピックアウト」位置のいずれか一方の位置に制御して
もよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明にあっては、係
止ツメを所定の回転角度まで回転することにより、係止
ツメを「ピックイン」位置または「ピックアウト」位置
のどちらか一方の位置に簡単に制御することができるこ
とから、係止ツメを記録媒体の係止凹部に係合させるた
めの専用の係止機構をピッカ本体に設ける必要がなく、
その分ピッカの構成を簡素化することができる。また、
回転角度の制御は簡単な構成で行えることから、搬送機
構そのものを簡易な構成とすることもできるようにな
る。したがって、ピッカおよび搬送機構を簡単な構成と
することができるので、ピッカの修理や交換等のメンテ
ナンス作業を簡単に行うことができるようになる。さら
に、ピッカを小型化することができ、ピッカの製造にか
かるコストを低くすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例における記録媒体ライブラリ装置の
全体構成例を示す側面概略図。
【図2】 図1の記録媒体ライブラリ装置の搬送ホルダ
の部分を拡大して示した概略斜視図。
【図3】 本発明の一実施例に係る搬送機構の全体構成
例を示す上面概略図。
【図4】 本発明の一実施例に係る搬送機構においてガ
イドシャフトと係止ツメとの結合状態を概念的に拡大し
て示した斜視図。
【図5】 本発明の一実施例に係る搬送機構により係止
ツメがピックイン位置にある状態を示す側面概略図。
【図6】 本発明の一実施例に係る搬送機構により係止
ツメがピックアウト位置にある状態を示す側面概略図。
【符号の説明】
1 収納体 1a 収納棚 2 ドライブ 3 搬送ホルダ 5 ピッカ 7 係止ツメ 8 ガイドシャフト 11a(11b) 係止凹部 12 ラック B ベルト C 記録媒体 G1(G2、G3、G4) ギア H プーリ S1(S2) 駆動シャフト T 搬送用トレイ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を搬送するための搬送体と、記
    録媒体を収納するための複数の収納棚からなる収納体
    と、記録媒体の読み出し又は書き込みを行うためのドラ
    イブとを備えた記録媒体ライブラリ装置において、前記
    搬送体と前記収納棚または前記ドライブとの間で記録媒
    体を搬送するための搬送機構であって、 搬送方向に沿って延びたガイドシャフトと、 該ガイドシャフトに沿って直線移動する移動部材と、 前記ガイドシャフトにキー結合してなり、前記移動部材
    と一体的に該ガイドシャフトに沿って移動可能であっ
    て、かつ、該ガイドシャフトの回転に応じて回転可能で
    ある係止部とを具備し、 該ガイドシャフトの回転に応じて前記係止部は記録媒体
    に係合する係合位置と記録媒体との係合が解かれる非係
    合位置のいずれかに制御され、前記係止部が前記係合位
    置にある状態で前記ガイドシャフトに沿って前記移動部
    材を直線移動させることにより記録媒体を搬送するよう
    にした記録媒体ライブラリ装置における搬送機構。
JP10190611A 1998-07-06 1998-07-06 記録媒体ライブラリ装置における搬送機構 Pending JP2000021070A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012527713A (ja) * 2009-05-19 2012-11-08 ヴェンチャー コーポレーション リミテッド テープカートリッジハンドラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012527713A (ja) * 2009-05-19 2012-11-08 ヴェンチャー コーポレーション リミテッド テープカートリッジハンドラ

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