JP2000020450A - 演算処理機能付パケット型メモリシステムおよびその制御方法 - Google Patents

演算処理機能付パケット型メモリシステムおよびその制御方法

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JP2000020450A
JP2000020450A JP10180337A JP18033798A JP2000020450A JP 2000020450 A JP2000020450 A JP 2000020450A JP 10180337 A JP10180337 A JP 10180337A JP 18033798 A JP18033798 A JP 18033798A JP 2000020450 A JP2000020450 A JP 2000020450A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来技術の演算処理機能付パケット型メモリシ
ステムにおいては、常にメモリコントローラLSI11の
みしかコマンドバス15を用いてコマンドを発行するこ
とができなかった。演算処理機能付パケット型メモリLS
I13がコマンドバス15を用いてコマンドを発行する
ことが出来るようにすることで、演算処理機能付パケッ
ト型メモリLSI13がより柔軟な演算処理を行うことが
可能になる。 【解決手段】従来技術の演算処理機能付パケット型メモ
リシステムのパケット型メモリバスに、レディ信号1
7、バス調停信号18を拡張する。レディ信号線17を
用いて演算処理の終了を通知する。また、バス調停信号
線18を用いて、メモリコントローラLSI11と演算処
理機能付パケット型メモリLSI13のどちらがコマンド
バス15を占有するかを調停する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量のメモリL
SIに用いて好適なパケット型メモリバス・インタフェ
ースを有するパケット型メモリLSIに関し、特に、パ
ケット型メモリLSIに演算処理機能を付加した演算処
理機能付パケット型メモリLSIのメモリシステム及び
その制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリLSIと演算処理機能付メモリL
SIを用いて演算処理機能付メモリシステムを構成する
技術として、例えば特開平10−049428号公報
(特願平08−204668号)の記載が参照される。
【0003】また、この技術に関連して、特にパケット
型メモリLSIと演算処理機能付パケット型メモリLS
Iを用いて同様の演算処理機能付メモリシステムを構成
する技術が、本願に先行して出願され本願出願時未公開
の特願平09−097587号に記載されている。
【0004】ここで、パケット型メモリLSIとは、例
えば、Direct Rambus DRAM(ダイレクト・ランバス・ダ
イナミックランダムアクセスメモリ、「DRDRAM」とい
う)やSynchronous−Link DRAM(シンクロナス・リンク
・ダイナミックランダムアクセスメモリ、「SLDRAM」と
いう)のような、パケットを用いてメモリアクセスを行
うことを特徴とするメモリLSIのことであり、その解
説は、「IEEE Micro」誌のNov/Dec,1997号、“Direct
Rambus Technology:The Next Main Memory Standar
d”,pp18−28、及び、同誌同号の“SLDRAM:High−Per
formance,Open−Standard Memory”,pp29−39に、詳
しい解説がある。
【0005】また、コプロセッサ内蔵パケット型メモリ
LSIとは、パケット型メモリLSIのLSI内部にコ
プロセッサを搭載したものであり、本明細書では、コプ
ロセッサ以外の演算処理機能を搭載したLSIをも含め
て「演算処理機能付パケット型メモリLSI」という。
【0006】一般に、メモリシステムはメモリLSIを
複数個並べて構成されているものであり、演算に使用す
るデータを格納する機能しか有していない。これに対し
て、特開平10−049428号公報に記載される演算
処理機能付メモリシステムは、メモリLSIと演算処理
機能付メモリLSIとを用いて構成されているものであ
り、演算処理機能付メモリシステム内の演算処理機能付
メモリLSIで演算処理を行うことを可能としたるもの
である。
【0007】また、上記特願平09−097587号に
記載される演算処理機能付きパケット型メモリシステム
は、パケット型メモリLSIと演算処理機能付パケット
型メモリLSIとを用いて構成されているものであり、
パケット型メモリLSIに対してパケットを用いてメモ
リアクセスを行うという前述の機構を拡張し、パケット
を用いて、演算処理機能付きパケット型メモリLSIに
おける演算処理の実行を制御する構成としたものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した先行出願等に
記載されるメモリシステムでは、従来のメモリバス、特
にパケット型メモリバスのバス構成をそのまま用いてい
て演算処理機能付メモリシステム、特に演算処理機能付
きパケット型メモリシステムを構成している。これは、
以下に述べるような理由による。
【0009】一般に、メモリバスにおいては、バス上に
コマンドを発行することを許されているバスマスタはメ
モリコントローラLSIだけである為、メモリバスの占
有権の調停は必要ない。また、メモリバス上で行われる
通信は、リードやライトなどのメモリアクセスだけであ
るため、通信フォーマットの数も少なく、その通信プロ
トコルは比較的単純である。
【0010】このように、プロトコルが簡単であるた
め、従来のメモリバスを用いた演算処理機能付メモリシ
ステムは、メモリバスを介した相互交信を短時間で実行
できるという特徴を有している。
【0011】演算処理機能付メモリシステムは、従来の
メモリシステムとしての機能をも包含するシステムでも
あるため、メモリアクセス時の遅延時間を如何に削減す
るかという点は、データバンド幅の向上と並んで大きな
課題である。
【0012】このため、上記した特徴は、演算処理機能
付メモリシステムのバスとして非常によく適合したもの
である、ということが出来る。
【0013】しかしながら、メモリコントローラLSI
のみがバスマスタになることができるということは、演
算処理機能付メモリLSIからメモリコントローラLS
Iへの割り込み動作を行って、演算処理機能付メモリL
SIがバスマスタになることが出来ない、ということを
意味する。
【0014】そして、複雑な演算処理を演算処理機能付
メモリLSIに実行させるためには、このような割り込
み動作を可能とし、メモリコントローラLSIだけでな
く、演算処理機能付メモリLSIもバスマスタとなるこ
とができるようにする必要がある。
【0015】一方、複数のバスマスタが存在するシステ
ムとして、複数のプロセッサが1本のプロセッサバスに
接続されて並列動作を行うバス接続型並列処理システム
が存在する。バス接続型並列処理システムにおけるプロ
セッサバスの通信プロトコルは、メモリバスの通信プロ
トコルよりも大幅に煩雑である。これは、幾つかの原因
に起因する。
【0016】まず第1の原因は、プロセッサバスは複数
のバスマスタが存在することを前提にしたバスである、
ということである。このため、複数のバスマスタが同時
にプロセッサバスに対して要求を発行する可能性が生
じ、どのバスマスタが要求を出せるかを決めるプロセッ
サバスの占有権制御を行なわなければならない。
【0017】更には、デッドロックやライブロックを避
けるために、プロセッサバス上でのフロー制御も必要と
なる。
【0018】また、並列処理・分散処理の効率化のため
に、多数の種類のバス上の通信フォーマットやあるいは
多数の種類のバス上の交信パターンをサポートしなけれ
ばならない。
【0019】さらに、キャッシュコヒーレンシなどのよ
うに、複数のプロセッサ間のデータの無矛盾性を保証す
る機構を、プロトコルに組み入れなければならないこと
もある。
【0020】このように、通信プロトコルが煩雑である
ため、これらのシステムでは、複数のバスマスタを許容
できるものの、プロセッサバスを介した相互交信に時間
がかかる、という問題が生じる。
【0021】したがって、本発明は、上記した技術的課
題の認識に基づきなされたものであって、その主たる目
的は、演算処理機能付パケット型メモリLSI及び演算
処理機能付パケット型メモリシステムをベースとしなが
ら、演算処理機能付パケット型メモリLSIがバスマス
タとなることを可能にする、より柔軟であり高機能な演
算処理機能付メモリシステム及びその制御方法を提供す
ることにある。
【0022】また本発明の他の目的は、上記の新たなパ
ケット型メモリバス技術により、パケット型メモリに、
信号線数本分を加えた外部入出力端子を備えた演算処理
機能付きパケット型メモリLSIを実現し、この演算処
理機能付きパケット型メモリLSIと、従来のパケット
型メモリLSIとを、同一のパケット型メモリバスに接
続して用いることを可能とする演算処理機能付メモリシ
ステム及びその制御方法を提供することにある。
【0023】本発明のさらに別の目的は、上記のパケッ
ト型メモリバスに接続されたパケット型メモリLSI及
び演算処理機能付パケット型メモリLSI双方に対する
メモリアクセスを、演算処理機能を付加したことによる
時間的なオーバーヘッドなしに実現する演算処理機能付
メモリシステム及びその制御方法を提供することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、複数のパケット型メモリLSIと、複数
の演算処理機能付パケット型メモリLSIと、一つのメ
モリコントローラLSIと、を少なくとも含む演算処理
機能付パケット型メモリシステムであって、前記メモリ
コントローラLSIと、複数の前記パケット型メモリL
SIと、複数の前記演算処理機能付パケット型メモリL
SIとが、双方向のデータバスとコマンドバスとにより
接続され、更に、前記メモリコントローラLSIと、複
数の前記演算処理機能付パケット型メモリLSIとが、
前記メモリコントローラLSIへ向かう一方向信号線で
あるレディ信号線と、双方向信号線であるバス調停信号
線とにより接続されている、ことを特徴とする。
【0025】また本発明は、複数のパケット型メモリL
SIと、複数の演算処理機能付パケット型メモリLSI
と、一つのメモリコントローラLSIと、を少なくとも
含む演算処理機能付パケット型メモリシステムであっ
て、前記メモリコントローラLSIと、複数の前記パケ
ット型メモリLSIと、複数の前記演算処理機能付パケ
ット型メモリLSIとが、双方向のデータバスとコマン
ドバスとにより接続され、更に、前記メモリコントロー
ラLSIと、前記複数の前記演算処理機能付パケット型
メモリLSIとが、前記メモリコントローラLSIへ向
かう一方向信号線であるレディ信号線、及び、メモリコ
ントローラ割り込み信号線と、前記メモリコントローラ
LSIからの一方向信号線である演算処理機能付パケッ
ト型メモリ割り込み信号線と、により接続されている、
ことを特徴とする。
【0026】本発明の演算処理機能付パケット型メモリ
システムの制御方法は、前記バス調停信号線を用いて、
前記メモリコントローラLSIと複数の前記演算処理機
能付パケット型メモリLSIの間で、現在前記コマンド
バスの占有権を有する、前記メモリコントローラLSI
もしくは複数の前記演算処理機能付パケット型メモリL
SIのうちのいずれかに対して、前記コマンドバスの占
有権の譲渡を要求する。
【0027】本発明の演算処理機能付パケット型メモリ
システムの制御方法は、メモリコントローラ割り込み信
号線を用いて、複数の前記演算処理機能付パケット型メ
モリLSIのうちいずれかが、前記コマンドバスの占有
権を、前記メモリコントローラLSIから当該の前記演
算処理機能付パケット型メモリLSIへ譲渡することを
要求し、前記演算処理機能付パケット型メモリ割り込み
信号線を用いて、前記メモリコントローラLSIが、前
記コマンドバスの占有権を、前記演算処理機能付パケッ
ト型メモリLSIから前記メモリコントローラLSIへ
譲渡することを要求する。
【0028】本発明の演算処理機能付パケット型メモリ
システムの制御方法は、前記メモリコントローラLSI
が前記コマンドバスの占有権を有する時に、複数の前記
演算処理機能付パケット型メモリLSIのいずれかが、
前記コマンドバスの占有権の譲渡を要求した場合、前記
メモリコントローラLSIから前記演算処理機能付パケ
ット型メモリLSIに対して前記コマンドバスを用いて
占有権譲渡コマンドパケットを送信することにより、前
記コマンドバスの占有権を前記演算処理機能付パケット
型メモリLSIに譲渡する、ことを特徴とする。
【0029】本発明の演算処理機能付パケット型メモリ
システムの制御方法は、前記演算処理機能付パケット型
メモリLSIが前記コマンドバスの占有権を有する時
に、前記メモリコントローラLSIが前記コマンドバス
の占有権の譲渡を要求した場合、前記演算処理機能付パ
ケット型メモリLSIから前記メモリコントローラLS
Iに対して、前記コマンドバスを用いて占有権譲渡コマ
ンドパケットを送信することにより、前記コマンドバス
の占有権を前記メモリコントローラLSIに譲渡する。
【0030】さらに、前記演算処理機能付パケット型メ
モリLSIが、前記コマンドバスの占有権を有する時
に、前記メモリコントローラLSIが前記コマンドバス
の占有権の譲渡を要求した場合、前記演算処理機能付パ
ケット型メモリLSIから前記メモリコントローラLS
Iに対して、前記レディ信号線を用いてレディ信号を送
ることにより、前記コマンドバスの占有権を前記メモリ
コントローラLSIに譲渡するようにしてもよい。
【0031】また、本発明においては、前記パケット型
メモリLSI、前記演算処理機能付パケット型メモリL
SI、及び前記メモリコントローラLSIがそれぞれ固
有のデバイスIDを持つ。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明を適用した好ましい一実施の形態は、図1
を参照すると、複数のパケット型メモリLSI(12−
1、12−2)と、複数の演算処理機能付パケット型メ
モリLSI(13−1、13−2)と、メモリコントロ
ーラLSI(11)と、を備えた演算処理機能付パケッ
ト型メモリシステムであって、複数のパケット型メモリ
LSI、複数の演算処理機能付パケット型メモリLSI
が、メモリコントローラLSIとデータバスLSI(1
4)とコマンドバス(15)にて接続され、演算処理機
能付パケット型メモリLSIが演算処理の終了をメモリ
コントローラLSIに通知するレディ信号線(17)を
備えるとともに、メモリコントローラLSIと演算処理
機能付パケット型メモリLSIとの間でコマンドバス
(15)の占有権の譲渡の要求信号を送受するためのバ
ス調停信号線(18)と、を備える。メモリコントロー
ラLSIと演算処理機能付パケット型メモリLSIのう
ちコマンドバスの占有権を有するバスマスタ側から、前
記コマンドバスの占有権の譲渡を要求した側への占有権
譲渡を通知するに際して、バスマスタがメモリコントロ
ーラLSIである場合にはコマンドバスを用いて演算処
理機能付パケット型メモリLSIへ、またバスマスタが
演算処理機能付パケット型メモリLSIである場合に
は、コマンドバスもしくはレディ信号線を用いてメモリ
コントローラLSIへ、占有権譲渡を、通知する。
【0033】本発明の実施の形態においては、メモリコ
ントローラLSIと演算処理機能付パケット型メモリL
SIとの間でコマンドバスの占有権の譲渡の要求信号を
送受するための信号として割り込み信号(図2の28、
29)を備えた構成としてもよい。
【0034】また、本発明の実施の形態においては、メ
モリコントローラLSI、複数のパケット型メモリLS
I、及び複数の演算処理機能付パケット型メモリLSI
が固有のデバイスIDを備え、バスマスタとなったメモ
リコントローラ又は演算処理機能付パケット型メモリは
コマンドバスを用いて転送するパケット内に、宛先のデ
バイスIDを指定して送信する。
【0035】さらに本発明の実施の形態においては、レ
ディ信号線、バス調停信号線、割り込み信号線のうち少
なくとも一つの信号線が複数の演算処理機能付パケット
型メモリLSI及び又はメモリコントローラLSIによ
り、時分割で駆動され、時分割で用いられる信号線を駆
動する装置の総数を上限として、バスサイクルを該上限
値まで巡回的にラベル付けし、前記信号線を駆動する装
置に固有のバスサイクルを割り当てる。
【0036】上記した本発明の実施の形態についてさら
に詳細に説明すべく本発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0037】
【実施例】図1は、本発明による演算処理機能付パケッ
ト型メモリシステムの第1の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。図1を参照すると、演算処理機能付パケッ
ト型メモリシステム1は、メモリコントローラLSI1
1と、複数のパケット型メモリLSI12−1、12−
2と、複数の演算処理機能付パケット型メモリLSI1
3−1、13−2と、を備えて構成されている。また、
メモリコントローラLSI11と、パケット型メモリL
SI12−1、12−2、メモリコントローラLSI1
1と演算処理機能付パケット型メモリLSI13−1、
13−2は、それぞれ双方向のデータバス14とコマン
ドバス15、及び双方向のクロック信号線16で接続さ
れている。
【0038】なお、従来のパケット型メモリシステム、
もしくは演算処理機能付パケット型メモリシステムで
は、コマンドバス15は、メモリコントローラLSI1
1からの一方向のバスであったが、本発明の第1の実施
例に係る演算処理機能付パケット型メモリシステムで
は、コマンドバス15は双方向のバスである。
【0039】更に、メモリコントローラLSI11と複
数の演算処理機能付パケット型メモリLSI13−1、
13−2は、メモリコントローラLSI11へ向かう一
方向のレディ信号線17と、双方向のバス調停信号線1
8により接続されている。
【0040】レディ信号線17は、演算処理機能付パケ
ット型メモリLSI13−1、13−2が、演算処理の
終了をメモリコントローラLSI11に通知するため等
に用いられる信号線である。また、バス調停信号線18
は、メモリコントローラLSI11と演算処理機能付パ
ケット型メモリLSI13のうちいずれがコマンドバス
15の占有権を有するかを調停するために用いられる信
号線である。
【0041】図2は、本発明による演算処理機能付パケ
ット型メモリシステムの第2の実施例の構成を示すブロ
ック図である。図2を参照すると、演算処理機能付パケ
ット型メモリシステム2は、メモリコントローラLSI
21と、複数のパケット型メモリLSI12−1、12
−2と、複数の演算処理機能付パケット型メモリLSI
23−1、23−2と、を備えて構成されている。ま
た、メモリコントローラLSI21と、パケット型メモ
リLSI12−1、12−2、メモリコントローラLS
I21と演算処理機能付パケット型メモリLSI23−
1、23−2は、それぞれ双方向のデータバス14とコ
マンドバス15、及び双方向のクロック信号線16で接
続されている。
【0042】更に、メモリコントローラLSI21と演
算処理機能付パケット型メモリLSI23−1、23−
2は、メモリコントローラLSI21へ向かう一方向
の、レディ信号線17及びメモリコントローラ割り込み
信号線28と、メモリコントローラLSI21からの片
方向の演算処理機能付パケット型メモリ割り込み信号線
29により接続されている。
【0043】レディ信号線17は、演算処理機能付パケ
ット型メモリLSI23−1、23−2が、演算処理の
終了をメモリコントローラLSI21に通知するためな
どに用いられる信号線である。
【0044】また、コントローラ割り込み信号線28
は、演算処理機能付パケット型メモリLSI23−1、
23−2がメモリコントローラLSI21に割り込みを
かけるために用いられる信号線である。
【0045】演算処理機能付パケット型メモリ割り込み
信号線29は、逆に、メモリコントローラLSI21が
演算処理機能付パケット型メモリLSI23−1、23
−2に割り込みをかけるために用いられる信号線であ
る。
【0046】なお、上記特願平09−097587号に
記載されるパケット型メモリLSI、もしくは上記特願
平08−204668号に記載される演算処理機能付パ
ケット型メモリLSIでは、コマンドバス15は、メモ
リコントローラLSI11からの片方向のバスであった
が、本発明の第1の実施例の演算処理機能付パケット型
メモリシステムでは、コマンドバス15は双方向のバス
である。
【0047】次に図1および図2に示した本発明の第
1、第2の実施例の演算処理機能付パケット型メモリシ
ステムの動作について説明する。なお、データバス14
及びコマンドバス15を用いたメモリコントローラLS
I11(21、括弧内は図2の参照符号を示す)からパ
ケット型メモリLSI12、もしくは、演算処理機能付
パケット型メモリLSI13(23)へのメモリアクセ
ス、及びデータバス14及びコマンドバス15を用いた
演算処理機能付パケット型メモリLSI13(23)へ
の演算処理要求アクセスのついては、上記特願平09−
097587号に記載されているので、説明を省略す
る。
【0048】上記第1、第2の実施例として説明した演
算処理機能付パケット型メモリシステムにおいて、通常
は、メモリコントローラLSI11(21)がコマンド
バスの占有権を有し、すなわちバスマスタとなってお
り、コマンドバス15に対して自由にコマンドパケット
を発行することが出来る。演算処理機能付パケット型メ
モリLSI13(23)は、それぞれ、以下の方法でバ
スマスタになり、コマンドバス15に対してコマンドパ
ケットを発行することが出来るようになる。
【0049】図1において、バス調停信号線18は、ア
クティブローの信号線であるとする。すなわち、メモリ
コントローラLSI11及び演算処理機能付パケット型
メモリLSI13がバス調停信号線18を駆動していな
い状態では、バス調停信号線18はハイレベルの状態と
なっており、メモリコントローラLSI11もしくは演
算処理機能付パケット型メモリLSI13−1、13−
2のいずれかが調停信号線18を駆動することで、バス
調停信号線18はローの状態になる。
【0050】メモリコントローラLSI11がバスマス
タになっている状態で、演算処理機能付パケット型メモ
リLSI13−1、13−2のいずれかが、バス調停信
号線18をローに駆動すると、メモリコントローラLS
I11は、演算処理機能付パケット型メモリLSI13
−1、13−2のいずれかがコマンドバス15の占有権
を要求しているものと判断する。
【0051】メモリコントローラLSI11は、コマン
ドバス15を介して、占有権譲渡コマンドパケットを演
算処理機能付パケット型メモリLSI13−1、13−
2に送ることにより、コマンドバス15の占有権を演算
処理機能付パケット型メモリLSI13−1又は13−
2に譲る。
【0052】逆に、演算処理機能付パケット型メモリL
SI13−1、13−2のいずれかがバスマスタになっ
ている状態で、メモリコントローラLSI11がバス調
停信号線18をローに駆動すると、演算処理機能付パケ
ット型メモリLSI13−1、又は13−2は、メモリ
コントローラLSI11がコマンドバス15の占有権を
要求しているものと判断する。
【0053】演算処理機能付パケット型メモリLSI1
3−1、13−2のうちコマンドバスの占有権を有して
いる演算処理機能付パケット型メモリLSIは、コマン
ドバス15を介して、占有権譲渡コマンドパケットをメ
モリコントローラLSI11に送ることにより、コマン
ドバス15の占有権をメモリコントローラLSI11に
譲る。
【0054】図2においては、メモリコントローラ割り
込み信号線28及び演算処理機能付パケット型メモリ割
り込み信号線29は、アクティブローの信号線であると
する。すなわち、メモリコントローラLSI21が演算
処理機能付パケット型メモリ割り込み信号線29を、演
算処理機能付パケット型メモリLSI23−1、23−
2がメモリコントローラ割り込み信号線28を、それぞ
れ駆動していない状態では、それぞれの信号線はハイの
状態になっており、メモリコントローラLSI21もし
くは演算処理機能付パケット型メモリLSI23−1、
23−2がそれぞれの信号線を駆動することで、それぞ
れの信号線28、29はローの状態になる。
【0055】メモリコントローラLSI21がバスマス
タになっている状態で、演算処理機能付パケット型メモ
リLSI23−1、23−2のいずれかがメモリコント
ローラ割り込み信号線28をローに駆動すると、メモリ
コントローラLSI21は、演算処理機能付パケット型
メモリLSI23−1又は23−2がコマンドバス15
の占有権を要求しているものと判断する。メモリコント
ローラLSI21は、コマンドバス15を介して、占有
権譲渡コマンドパケットを演算処理機能付パケット型メ
モリLSI23−1、23−2に送ることにより、コマ
ンドバス15の占有権を、占有権を要求下している演算
処理機能付パケット型メモリLSI23−1又は23−
2に譲る。
【0056】逆に、演算処理機能付パケット型メモリL
SI23−1、23−2のいずれかがバスマスタになっ
ている状態で、メモリコントローラ21が演算処理機能
付パケット型メモリ割り込み信号線29をローに駆動す
ると、演算処理機能付パケット型メモリLSI23−
1、23−2のうちバスマスタとなっているLSIは、
メモリコントローラLSI21がコマンドバス15の占
有権を要求しているものと判断する。演算処理機能付パ
ケット型メモリLSI23−1、23−2のうちバスマ
スタとなっているLSIは、コマンドバス15を介し
て、占有権譲渡コマンドパケットをメモリコントローラ
LSI21に送ることにより、コマンドバス15の占有
権をメモリコントローラLSI21に譲る。
【0057】図3は、本発明による演算処理機能付パケ
ット型メモリシステムの構成の第3の実施例を示すブロ
ック図である。図3は、図1に示した前記第1の実施例
を拡張したものであり、同様にして、図2に示した前記
第1の実施例を拡張することもできる。図3を参照する
と、本発明の第3の実施例においては、パケット型メモ
リLSI12−1、12−2は固有のデバイスID30
2−1、302−2を有し、演算処理機能付パケット型
メモリLSI13−1、及び13−2は、それぞれ固有
のデバイスID3031−1、3032−1、及び30
31−2、3032−2を有している。
【0058】ここで、演算処理機能付パケット型メモリ
LSI13−1、及び13−2がそれぞれ二つのデバイ
スID3031−1、3032−1、及び3031−
2、3032−2を有しているのは、上記特願平09−
097587号に記載されているように、演算処理機能
付パケット型メモリLSI13−1、13−2内のメモ
リ部と演算処理部を区別してコマンドパケットを送付す
るために、各LSIのメモリ部に対するデバイスID3
031−1、3031−2と演算処理部に対するデバイ
スID3032−1、3032−2を別に持たせるから
である。デバイスIDは、コマンドパケット内にコマン
ドのターゲットとなるデバイスのデバイスIDを持たせ
ることにより、コマンドのターゲットを識別する目的で
使用される。例えば、デバイスIDの値を「4」として
コマンドパケットを送れば、そのコマンドは演算処理機
能付パケット型メモリLSI13−1内の演算処理部を
ターゲットとすることになる。これは、図3では、演算
処理機能付パケット型メモリLSI13−1内演算処理
部のデバイスID3032−1の値が「4」であるから
である。
【0059】図3を参照すると、本実施例では、更に、
メモリコントローラLSI11もデバイスID301を
有している。このように、メモリコントローラLSI1
1にもデバイスID301を与えることにより、演算処
理機能付パケット型メモリLSI13−1、13−2の
いずれかがコマンドバスの占有権を確保したときに、演
算処理機能付パケット型メモリLSI13−1、13−
2からメモリコントローラLSI11とパケット型メモ
リLSI12の双方のいずれに対しても、コマンドパケ
ットを送信することが可能になる。これは、コマンドパ
ケット内にターゲットのデバイスIDを持たせることに
より実現される。
【0060】更に、前述したように、演算処理機能付パ
ケット型メモリLSI13−1、13−2からメモリコ
ントローラLSI11に対して占有権譲渡コマンドパケ
ットを送信する必要がある場合は、メモリコントローラ
LSI11のデバイスID301を当該占有権譲渡コマ
ンドパケット内に持たせることで、演算処理機能付パケ
ット型メモリLSI13からメモリコントローラLSI
11に対して当該占有権譲渡コマンドパケットを送信す
ることが可能となる。
【0061】図1乃至図3に示した本発明の第1乃至第
3の実施例において、レディ信号線17は、演算処理機
能付パケット型メモリLSI13−1、13−2(23
−1、23−2、括弧内は図2の参照符号を示す)の演
算処理の終了を通知するために用いられる。例えば、メ
モリコントローラLSI11(21)がコマンドバス1
5の占有権を有している場合、演算処理機能付パケット
型メモリLSI13−1、13−2(23−1、23−
2)がメモリコントローラLSI11(21)に対して
レディ信号を送ることにより、次の演算処理要求コマン
ドを受け入れ可能なことを通知することが出来る。
【0062】また、演算処理機能付パケット型メモリL
SI13−1又は13−2(23−1又は23−2)が
コマンドバス15の占有権を有している場合は、演算処
理機能付パケット型メモリLSI13−1又は13−2
(23−1又は23−2)がメモリコントローラLSI
11(21)に対してレディ信号を送ることにより、演
算処理機能付パケット型メモリLSI13−1又は13
−2(23−1又は23−2)がメモリコントローラL
SI11(21)からの割り込みを受け入れ可能であ
り、コマンドバス15の占有権をメモリコントローラL
SI11(21)に譲渡可能であることを通知すること
が出来る。
【0063】更に、演算処理機能付パケット型メモリL
SI13−1又は13−2(23−1又は23−2)が
コマンドバス15の占有権を有している時に、メモリコ
ントローラLSI11(21)からコマンドバス15の
占有権の譲渡を要求された場合、上述のようにコマンド
バス15を介して占有権譲渡コマンドパケットを送信す
る代わりに、レディ信号線17をローに駆動すること
で、レディ信号をメモリコントローラLSI11(2
1)に送信することにより、コマンドバス15の占有権
を譲渡する制御方法を採ることも可能である。
【0064】すなわち、この制御方法では、メモリコン
トローラLSI11(21)は、レディ信号線17がロ
ーに駆動されたことを持って、コマンドバス15の占有
権が譲渡されたと判断する。
【0065】図1および図2に示した本発明の第1、第
2の実施例に係る演算処理機能付パケット型メモリシス
テムにおいては、メモリコントローラLSI11(2
1)と複数の演算処理機能付パケット型メモリ13−
1、13−2(23−1、23−2)が、一本のレディ
信号線17、バス調停信号線18、もしくはメモリコン
トローラ割り込み信号線28、演算処理機能付パケット
型メモリ割り込み信号線29を共有している。従って、
これらの信号線が複数のデバイスから同時に駆動される
ことがないようにする必要がある。また、これらの信号
線がローに駆動されたときに、どのデバイスが駆動した
かを一意に判定することが必要である。
【0066】そこで、本発明の演算処理機能付パケット
型メモリシステムの制御方法の一実施例においては、一
本のレディ信号線17、バス調停信号線18、もしくは
メモリコントローラ割り込み信号線28、演算処理機能
付パケット型メモリ割り込み信号線29を時分割で用い
る。すなわち、これらの信号線を駆動するデバイスの総
数(N)を上限として、バスサイクルを1からNまでサ
イクリックにラベル付けし、それぞれのデバイスがどの
ラベルがついたバスサイクルで、これらの信号線を駆動
するかを予め決めておく。
【0067】これにより、これらの信号線を駆動するデ
バイスは、どのバスサイクルで見ても一つしかなくな
り、複数のデバイスから同時に駆動されることはなくな
る。従って、どのデバイスが駆動したかを一意に判定す
ることが可能となる。
【0068】図4は、本発明による演算処理機能付パケ
ット型メモリシステムの構成の第4の実施例の構成を示
す図であり、演算処理機能付パケット型メモリモジュー
ルの構成を示すブロック図である。
【0069】図4を参照すると、本発明の第4の実施例
においては、演算処理機能付パケット型メモリシステム
は、複数の演算処理機能付パケット型メモリモジュール
40から構成されている。図4は、そうのうちの一つの
演算処理機能付パケット型メモリモジュール40の構成
の一例を示したものである。ここで、メモリモジュール
とは、一般に用いられているDIMM(Dual Inlined Memor
y Module)やSIMM(Single Inlined Memory Module)な
どに相当するものである。
【0070】図4を参照すると、本発明の第4の実施例
では、演算処理機能付パケット型メモリLSI43は、
自分の属する演算処理機能付パケット型メモリモジュー
ル40内にしかコマンドパケットを送ることは出来な
い。これは、一般に、メモリモジュール間をまたがる場
合に比べて、メモリモジュール内の方が信号伝送の電気
的特性が優れており、演算処理機能付パケット型メモリ
LSI43からのコマンドパケットの送信範囲を演算処
理機能付パケット型メモリモジュール40内に限定する
ことにより、より容易に演算処理機能付パケット型メモ
リLSI43をバスマスタにする演算処理機能付パケッ
ト型メモリシステムを構成することが可能となるからで
ある。
【0071】本実施例では、演算処理機能付パケット型
メモリLSI43からメモリコントローラLSI41に
対して、コマンドバス15を介してコマンドパケットを
送信することは出来ない。メモリコントローラLSI4
1はメモリモジュール40の外にあるためである。従っ
て、コマンドバス15の占有権の譲渡は、レディ信号線
17を介してレディ信号を送信することにより行われ
る。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
演算処理機能付パケット型メモリLSIがコマンドバス
を用いてコマンドを発行することができるため、従来の
演算処理機能付パケット型メモリシステムに比べてより
柔軟な演算処理を実行することを可能とする、という効
果を奏する。
【0073】より詳細には、本発明によれば、演算処理
機能付パケット型メモリシステム内の演算処理機能付パ
ケット型メモリLSIが、同じ演算処理機能付パケット
型メモリシステム内のパケット型メモリLSIに対して
メモリアクセスコマンドを発行して、データの読み書き
を行うことができる。
【0074】また、本発明によれば、複数の演算処理機
能付パケット型メモリLSI同士で相互に割り込みなが
ら協調的に演算処理を行うことを可能としている。
【0075】さらに、本発明によれば、演算処理機能付
パケット型メモリLSIからメモリコントローラLSI
に割り込みをかけて処理の要求を行ったり、あるいはデ
ータを要求したりすることを可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】本発明の第4の実施例の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
11 メモリコントローラLSI 12 パケット型メモリLSI 13、23 演算処理機能付きパケット型メモリLSI 14 データバス 15 コマンドバス 16 クロック信号 17 レディ信号 18 バス調停信号線 29 メモリコントローラ割り込み信号線 29 演算処理機能付きパケット型メモリ割り込み信号
線 301、302、3031、3032 デバイスID 40 演算処理機能付きパケット型メモリモジュール

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のパケット型メモリLSIと、 複数の演算処理機能付パケット型メモリLSIと、 一つのメモリコントローラLSIと、 を少なくとも含む演算処理機能付パケット型メモリシス
    テムであって、 前記メモリコントローラLSIと、複数の前記パケット
    型メモリLSIと、複数の前記演算処理機能付パケット
    型メモリLSIとが、双方向のデータバスとコマンドバ
    スとにより接続され、更に、前記メモリコントローラL
    SIと、複数の前記演算処理機能付パケット型メモリL
    SIとが、前記メモリコントローラLSIへ向かう一方
    向信号線であるレディ信号線と、双方向信号線であるバ
    ス調停信号線とにより接続されている、ことを特徴とす
    る演算処理機能付パケット型メモリシステム。
  2. 【請求項2】複数のパケット型メモリLSIと、 複数の演算処理機能付パケット型メモリLSIと、 一つのメモリコントローラLSIと、 を少なくとも含む演算処理機能付パケット型メモリシス
    テムであって、 前記メモリコントローラLSIと、複数の前記パケット
    型メモリLSIと、複数の前記演算処理機能付パケット
    型メモリLSIとが、双方向のデータバスとコマンドバ
    スとにより接続され、更に、前記メモリコントローラL
    SIと、前記複数の前記演算処理機能付パケット型メモ
    リLSIとが、前記メモリコントローラLSIへ向かう
    一方向信号線であるレディ信号線、及び、メモリコント
    ローラ割り込み信号線と、前記メモリコントローラLS
    Iからの一方向信号線である演算処理機能付パケット型
    メモリ割り込み信号線と、により接続されている、こと
    を特徴とする演算処理機能付パケット型メモリシステ
    ム。
  3. 【請求項3】複数のパケット型メモリLSIと、 複数の演算処理機能付パケット型メモリLSIと、 一つのメモリコントローラLSIと、 を少なくとも含み、前記メモリコントローラLSIと、
    複数の前記パケット型メモリLSIと、複数の前記演算
    処理機能付パケット型メモリLSIとが、双方向のデー
    タバスとコマンドバスとにより接続され、更に、前記メ
    モリコントローラLSIと、複数の前記演算処理機能付
    パケット型メモリLSIとが、前記メモリコントローラ
    LSIへ向かう一方向信号線であるレディ信号線と、双
    方向信号線であるバス調停信号線とにより接続されてい
    る演算処理機能付パケット型メモリシステムの制御方法
    であって、 前記バス調停信号線を用いて、前記メモリコントローラ
    LSIと複数の前記演算処理機能付パケット型メモリL
    SIとの間で、現在前記コマンドバスの占有権を有す
    る、前記メモリコントローラLSIもしくは複数の前記
    演算処理機能付パケット型メモリLSIのうちのいずれ
    かに対して、前記コマンドバスの占有権の譲渡を要求す
    ることを特徴とする、演算処理機能付パケット型メモリ
    システムの制御方法。
  4. 【請求項4】複数のパケット型メモリLSIと、 複数の演算処理機能付パケット型メモリLSIと、 一つのメモリコントローラLSIと、 を少なくとも含み、前記メモリコントローラLSIと、
    複数の前記パケット型メモリLSIと、複数の前記演算
    処理機能付パケット型メモリLSIとが、双方向のデー
    タバスとコマンドバスとにより接続され、更に、前記メ
    モリコントローラLSIと、前記複数の前記演算処理機
    能付パケット型メモリLSIとが、前記メモリコントロ
    ーラLSIへ向かう一方向信号線であるレディ信号線、
    及び、メモリコントローラ割り込み信号線と、前記メモ
    リコントローラLSIからの一方向信号線である演算処
    理機能付パケット型メモリ割り込み信号線と、により接
    続されている演算処理機能付パケット型メモリシステム
    の制御方法において、 前記メモリコントローラ割り込み信号線を用いて、複数
    の前記演算処理機能付パケット型メモリLSIのうちの
    いずれかが、前記コマンドバスの占有権を、前記メモリ
    コントローラLSIからの前記演算処理機能付パケット
    型メモリLSIへ譲渡することを要求し、 前記演算処理機能付パケット型メモリ割り込み信号線を
    用いて、前記メモリコントローラLSIが、前記コマン
    ドバスの占有権を、前記演算処理機能付パケット型メモ
    リLSIから前記メモリコントローラLSIへ譲渡する
    ことを要求する、ことを特徴とする請求項2の演算処理
    機能付パケット型メモリシステムの制御方法。
  5. 【請求項5】前記メモリコントローラLSIが前記コマ
    ンドバスの占有権を有する時に、複数の前記演算処理機
    能付パケット型メモリLSIのいずれかが、前記コマン
    ドバスの占有権の譲渡を要求した場合、前記メモリコン
    トローラLSIから前記演算処理機能付パケット型メモ
    リLSIに対して前記コマンドバスを用いて占有権譲渡
    コマンドパケットを送信することにより、前記コマンド
    バスの占有権を前記演算処理機能付パケット型メモリL
    SIに譲渡する、ことを特徴とする請求項3又は4記載
    の演算処理機能付パケット型メモリシステムの制御方
    法。
  6. 【請求項6】前記演算処理機能付パケット型メモリLS
    Iが前記コマンドバスの占有権を有する時に、前記メモ
    リコントローラLSIが前記コマンドバスの占有権の譲
    渡を要求した場合、前記演算処理機能付パケット型メモ
    リLSIから前記メモリコントローラLSIに対して、
    前記コマンドバスを用いて占有権譲渡コマンドパケット
    を送信することにより、前記コマンドバスの占有権を前
    記メモリコントローラLSIに譲渡する、ことを特徴と
    する請求項3又は4記載の演算処理機能付パケット型メ
    モリシステムの制御方法。
  7. 【請求項7】前記演算処理機能付パケット型メモリLS
    Iが、前記コマンドバスの占有権を有する時に、前記メ
    モリコントローラLSIが前記コマンドバスの占有権の
    譲渡を要求した場合、前記演算処理機能付パケット型メ
    モリLSIから前記メモリコントローラLSIに対し
    て、前記レディ信号線を用いてレディ信号を送ることに
    より、前記コマンドバスの占有権を前記メモリコントロ
    ーラLSIに譲渡する、ことを特徴とする請求項3又は
    4記載の演算処理機能付パケット型メモリシステムの制
    御方法。
  8. 【請求項8】前記パケット型メモリLSI、前記演算処
    理機能付パケット型メモリLSI、及び前記メモリコン
    トローラLSIがそれぞれ固有のデバイスID(識別情
    報)を持つ、ことを特徴とする請求項1又は2記載の演
    算処理機能付パケット型メモリシステム。
  9. 【請求項9】前記パケット型メモリLSI、前記演算処
    理機能付パケット型メモリLSI、及び前記メモリコン
    トローラLSIがそれぞれ固有のデバイスID(識別情
    報)を持ち、 前記演算処理機能付パケット型メモリLSIが前記コマ
    ンドバスの占有権を獲得した際に、前記メモリコントロ
    ーラLSIに固有の前記デバイスIDを用いて前記メモ
    リコントローラLSIを指定し、前記メモリコントロー
    ラLSIに対してコマンドパケットを送信する、ことを
    特徴とする請求項3又は4記載の演算処理機能付パケッ
    ト型メモリシステムの制御方法。
  10. 【請求項10】前記レディ信号線を用いて、前記演算処
    理機能付パケット型メモリLSIが演算処理を終了した
    か、あるいは、前記演算処理機能付パケット型メモリL
    SIが占有権の譲渡が可能であることを、前記演算処理
    機能付パケット型メモリLSIから前記メモリコントロ
    ーラLSIに対して通知する、ことを特徴とする請求項
    1又は2記載の演算処理機能付パケット型メモリシステ
    ムの制御方法。
  11. 【請求項11】前記レディ信号線、前記バス調停信号
    線、前記メモリコントローラ割り込み信号線、又は前記
    演算処理機能付パケット型メモリ割り込み信号線を、そ
    れぞれ時分割で用い、複数の前記演算処理機能付パケッ
    ト型メモリLSIのうちのいずれかが、前記信号線を駆
    動しているかを判別可能とした、ことを特徴とする請求
    項3又は4記載の演算処理機能付パケット型メモリシス
    テムの制御方法。
  12. 【請求項12】複数のメモリモジュールから構成される
    前記演算処理機能付パケット型メモリシステムであっ
    て、 前記演算処理機能付パケット型メモリLSIは、前記コ
    マンドバスを用いてコマンドを送ることが出来る範囲
    を、前記演算処理機能付パケット型メモリLSIが属す
    る前記メモリモジュール内とした、ことを特徴とする請
    求項1又は2記載の演算処理機能付パケット型メモリシ
    ステム。
  13. 【請求項13】複数のパケット型メモリと、 複数の演算処理機能付パケット型メモリと、 メモリコントローラと、 を含む演算処理機能付パケット型メモリシステムであっ
    て、 前記パケット型メモリ、及び前記演算処理機能付パケッ
    ト型メモリが、前記メモリコントローラに共通のバスに
    て接続され、 前記複数の演算処理機能付パケット型メモリが演算処理
    の終了を前記メモリコントローラに通知するレディ信号
    線と、 前記メモリコントローラと前記演算処理機能付パケット
    型メモリとの間で前記コマンドバスの占有権の譲渡の要
    求信号を送受するための専用の要求信号線と、を備え、 前記メモリコントローラと前記演算処理機能付パケット
    型メモリのうち前記バスの占有権を有するバスマスタ側
    から前記バスの占有権の譲渡を要求した側へ占有権譲渡
    を通知するにあたり、前記バスマスタが前記メモリコン
    トローラである場合には、前記バスを用いて、また前記
    バスマスタが前記演算処理機能付パケット型メモリであ
    る場合には、前記バスもしくは前記レディ信号線を用い
    て、占有権譲渡を通知するように構成されてなる、こと
    を特徴とする演算処理機能付パケット型メモリシステ
    ム。
  14. 【請求項14】前記メモリコントローラ、前記複数のパ
    ケット型メモリ、及び前記演算処理機能付パケット型メ
    モリが固有のデバイスID(識別情報)を備え、前記バ
    スの占有権を得てバスマスタとなった前記メモリコント
    ローラ又は前記演算処理機能付パケット型メモリは、前
    記バスを用いて転送するパケット内に、宛先のデバイス
    IDを指定して送信する、ことを特徴とする請求項13
    記載の演算処理機能付パケット型メモリシステム。
  15. 【請求項15】前記レディ信号線、前記要求信号線のう
    ち少なくとも一つの信号線が前記複数のメモリ及び又は
    前記メモリコントローラにより、時分割で駆動され、 前記時分割で用いられる信号線を駆動する装置の総数を
    上限として、バスサイクルを該上限値まで巡回的に栽番
    し、前記信号線を駆動する装置に固有のバスサイクルを
    割り当てる、ことを特徴とする請求項13記載の演算処
    理機能付パケット型メモリシステムの制御方法。
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