JP2000020254A - Ieee1394インタフェースを有する特定高速動作可能な印刷システム、印刷装置、データ送信装置、及び印刷方法、データ送信方法 - Google Patents

Ieee1394インタフェースを有する特定高速動作可能な印刷システム、印刷装置、データ送信装置、及び印刷方法、データ送信方法

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JP2000020254A
JP2000020254A JP10187738A JP18773898A JP2000020254A JP 2000020254 A JP2000020254 A JP 2000020254A JP 10187738 A JP10187738 A JP 10187738A JP 18773898 A JP18773898 A JP 18773898A JP 2000020254 A JP2000020254 A JP 2000020254A
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Akitomo Fukui
章智 福井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のIEEE1394シリアルバスで接続
したパソコンのシステムではバスが他の機器の動作で混
雑していると必要なデータ転送レートが得られる程度ま
で他の機器の通信がなくなるのを待つか、転送レートが
低くても印刷動作が出来るよう解像度を下げて印刷して
いた。転送レートが確保できないという不具合があっ
た。 【解決手段】 IEEE1394インタフェース接続機
器間で特定高速印刷が可能か否かを識別し、特定高速印
刷のできない機器に接続されているIEEE1394イ
ンタフェースに対して、特定バスリセット出力手段は特
定バスリセット信号を出力し、現在行われている通信を
一旦保留又は停止させる。この間に、特定高速印刷可能
な機器間で高速印刷を行い、印刷が終了すると特定バス
リセットを解除し、特定バスリセット前の通信を再スタ
ートさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IEEE1394
インターフェース(I/F)を介してパーソナルコンピ
ュータ(以下、PCとする)、スキャナ等に接続される
プリンタ等の出力装置を使用する印刷システム、印刷装
置、データ送信装置、及び印刷方法、データ送信方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】パソコン、印刷装置、スキャナを含み、
デジタルビデオカメラのような記録再生装置やHDDの
ような記録装置や他のパソコンのような他のデジタル機
器をIEEE1394シリアルバスで接続したパソコン
のシステムにおいて、スキャナで読み取ったデータの印
刷やMODEMの受信データの印刷を行う場合、従来の
IEEE1394シリアルバスでの転送では隣接した機
器間のデータ転送であってもバスに対するデータ転送と
なっていた。
【0003】また、パソコン、印刷装置、スキャナを含
み、デジタルビデオカメラのような記録再生装置やHD
Dのような記録装置や他のパソコンのような他のデジタ
ル機器をIEEE1394シリアルバスで接続したパソ
コンのシステムにおいて、MODEM、スキャナ、プリ
ンターがリーフ接続を含めて隣接していてもそれぞれが
パソコン等の制御機器から制御されていたためIEEE
1394シリアルバスの制御通信をパソコンは3台同時
動作時でも3台分制御しなければならなかった。
【0004】さらに、具体的には前記3台のうちの2台
で直接通信すれば済む内容の動作でもパソコンが介在し
制御していたので対応する2台のためのIEEE139
4シリアルバスの通信制御をしなければならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のIEEE139
4シリアルバスで接続したパソコンのシステムではバス
が他の機器の動作で混雑していると必要なデータ転送レ
ートが得られる程度まで他の機器の通信がなくなるのを
待つか、転送レートが低くても印刷動作が出来るよう解
像度を下げて印刷していた。
【0006】また、スキャナのデータをプリンターで印
刷する場合やMODEMの受信データをプリンターで印
刷する場合に1台を制御するなら十分な転送レートが得
られるときでも2台分の制御をするために転送レートが
確保できないという不具合があった。
【0007】本発明にかかる印刷システムは、隣接する
装置間での印刷動作等の特定高速動作時にバスが他の機
器の動作で混雑していても必要なデータ転送レートが得
られ、他の機器の通信がなくなるのを待つ時間的な無駄
や、印刷物の解像度を下げることなく印刷することであ
る。
【0008】さらに、本発明にかかる印刷システムで
は、リーフ接続を含む統合動作のできる機器を隣接して
接続した場合に他方のIEEE1394シリアルバスに
対し1台として動作することができるようにし、1台を
制御するIEEE1394シリアルバス制御通信だけで
複数台の動作をさせIEEE1394シリアルバスの転
送レートをより高速に使用できるようにすることであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】従来抱えている問題を解
決するため、本発明にかかる印刷システムは以下の構成
よりなる。すなわち、印刷システムは印刷情報を授受す
るための複数のIEEE1394インタフェースと、特
定動作可能機器であることを識別するための特定固有デ
ータと、前記印刷情報に包含される接続機器IDデータ
とから前記機器が特定動作可能であることを判定する特
定固有判定手段と、前記判定の結果を保持し、特定動作
可能機器間での印刷処理を優先させるための印刷制御を
行う特定動作コントロール手段と、前記特定動作コント
ロール手段の制御に基づき、非特定動作可能機器間との
データ授受を中断させる特定バスリセット出力手段とを
有する印刷用データ送信手段と、前記印刷用データ送信
手段から印刷情報を授受するための複数のIEEE13
94インタフェースと、特定動作可能機器であることを
識別するための特定固有データと、前記印刷情報に包含
される接続機器IDデータとから前記機器が特定動作可
能であることを判定する特定固有判定手段と、前記判定
の結果を保持し、特定動作可能機器間での印刷処理を優
先させるための印刷制御を行う特定動作コントロール手
段と、前記特定動作コントロール手段の制御に基づき、
非特定動作可能機器間とのデータ授受を中断させる特定
バスリセット出力手段とを有するする印刷手段とを備え
る。
【0010】また、前記印刷手段は、特定高速印刷開始
コマンド認識手段を更に備え、前記印刷用データ送信手
段からの特定高速印刷開始コマンドを判定する。
【0011】また、前記印刷用データ送信手段は、特定
高速印刷を行う際に、前記印刷手段に対して特定高速印
刷開始コマンドを出力する特定高速印刷開始コマンド出
力手段を更に備える。
【0012】また、IEEE1394インタフェースを
複数具備し、少なくともひとつのインタフェースを特定
高速動作のためのデータ授受に使用できる印刷用データ
送信手段と、IEEE1394インタフェースを複数具
備し、少なくともひとつのインタフェースで特定高速動
作のためのデータ授受をし、前記特定高速動作中に自装
置の使用中信号と前記特定高速動作時の印刷用データ送
信手段との使用中信号とを他のIEEE1394インタ
フェースに出力する。
【0013】また、複数のIEEE1394インタフェ
ースとデータセレクタ部とを備える印刷システムは、前
記複数のIEEE1394インタフェース部の通信を制
御するバスSW部と、特定動作可能機器であることを識
別するための特定固有データと、リーフ接続で隣接する
機器のIDデータとから前記機器が前記特定固有データ
を有する特定動作可能機器であるかを判定する特定固有
判定手段と、前記リーフ接続で隣接する特定動作可能機
器に対しては特定動作で動作することを通知する手段
と、前記リーフ接続で接続する特定動作可能機器が接続
されている場合に、前記機器のIDデータと自機器のI
Dデータとから他方のIEEE1394インタフェース
への通知用IDデータを作成することができるMFSI
Dデータ作成手段と、を備え、前記他方のインタフェー
スだけへバスリセットを出力でき、前記出力によるバス
リセット直後のバス構築時にMFSIDデータを通知可
能とする。
【0014】また、前記特定固有データを有する機器が
リーフ接続で隣接して接続されると、前記機器に対して
は必ずルートとして動作し、他方のIEEE1394イ
ンタフェース部に対しては前記隣接して接続される機器
の機能を合わせたリーフ接続の1台のMFSとして通知
し動作する。
【0015】また、印刷システムを構成する印刷装置は
印刷情報を授受するための複数のインタフェースと、特
定動作可能機器であることを識別するための特定固有デ
ータと、前記印刷情報に包含される接続機器IDデータ
とから前記機器が特定動作可能であることを判定する特
定固有判定手段と、前記判定の結果を保持し、特定動作
可能機器間での印刷処理を優先させるための印刷制御を
行う特定動作コントロール手段と、前記特定動作コント
ロール手段の制御に基づき、非特定動作可能機器間との
データ授受を中断させる手段とを備える。
【0016】また、データ送信装置は情報を授受するた
めの複数のインタフェースと、特定動作可能機器である
ことを識別するための特定固有データと、前記情報に包
含される接続機器IDデータとから前記機器が特定動作
可能であることを判定する特定固有判定手段と、前記判
定の結果を保持し、特定動作可能機器間での処理を優先
させるための制御を行う特定動作コントロール手段と、
前記特定動作コントロール手段の制御に基づき、非特定
動作可能機器間とのデータ授受を中断させる手段とを備
える。
【0017】また、印刷方法は、複数のインタフェース
から印刷情報を授受するための工程と、特定動作可能機
器であることを識別するための特定固有データと、前記
印刷情報に包含される接続機器IDデータとから前記機
器が特定動作可能であることを判定する特定固有判定工
程と、前記判定の結果を保持し、特定動作可能機器間で
の印刷処理を優先させるための印刷制御を行う特定動作
コントロール工程と、前記特定動作コントロール手段の
制御に基づき、非特定動作可能機器間とのデータ授受を
中断させるとを備える。
【0018】また、データ送信方法は、複数のインタフ
ェースから情報を授受するための工程と、特定動作可能
機器であることを識別するための特定固有データと、前
記情報に包含される接続機器IDデータとから前記機器
が特定動作可能であることを判定する特定固有判定工程
と、前記判定の結果を保持し、特定動作可能機器間での
処理を優先させるための制御を行う特定動作コントロー
ル工程と、前記特定動作コントロール手段の制御に基づ
き、非特定動作可能機器間とのデータ授受を中断させる
工程とを備える。
【0019】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明の実
施形態について図面を参照しながら説明する。
【0020】図1に本発明の印刷装置と印刷用データ送
信装置のブロック図を示す。
【0021】図において、3001はPCで、ROM3
のプログラム用ROMに記された文書処理プログラム等
に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含
む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備え、
システムデバイス4に接続される各デバイスをCPU1
が総括的に制御する。
【0022】また、このROM3のプログラム用ROM
には、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3
のフォント用ROMには上記文書処理等を行う際に使用
するフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用R
OMは各種データ(例えば、各コントローラの物理アド
レス)を記憶する。2はRAMで、CPU1の主メモ
リ、ワークエリア等として機能する。5はキーボードコ
ントローラ(KBC)で、キーボード9や不図示のポイ
ンティングデバイスからのキー入力を制御する。
【0023】6はCRTコントローラ(CRTC)で、
CRTディスプレイ(10)の表示を制御する。7はデ
ィスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、
種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファ
イル、編集ファイル等を記憶するハードディスク(H
D)、フロッピーディスク(FD)等の外部メモリ11
とのアクセスを制御する。
【0024】8はデータセレクタで、IEEE1394
インタフェース21を介してプリンタ1510に接続さ
れて、プリンタ1510との通信制御処理を実行する。
IEEE1394インターフェイス21,22はIEE
E1394インターフェース部であり、図3にIEEE
1394インターフェースの構成要素を示す。
【0025】IEEE1394インターフェースは全体
としてレイヤ(階層)構造で構成されている。図3に示
したように、最もハード的なのがIEEE1394イン
ターフェースのケーブルであり、そのケーブルのコネク
タが接続されるコネクタポートがあり、その上にハード
ウェアとしてフィジカル・レイヤとリンク・レイヤがあ
る。
【0026】ハードウェア部は実質的なインターフェイ
スチップの部分であり、そのうちフィジカル・レイヤは
符号化やコネクタ関連の制御等を行い、リンク・レイヤ
はパケット転送やリサイクルタイムの制御等を行なう。
【0027】ファームウェア部のトランザクション・レ
イヤは、転送(トランザクション)すべきデータの管理
を行ない、ReadやWriteといった命令を出す。
シリアルバスマネージメント・レイヤは、接続されてい
る各機器の接続状況やIDの管理を行ない、ネットワー
クの構成を管理する部分である。
【0028】このハードウェアとファームウェアまでが
実質上のIEEE1394インターフェースの構成であ
る。
【0029】またソフトウェア部のアプリケーション・
レイヤは使うソフトによって異なり、インタフェース上
にどのようにデータをのせるか規定する部分であり、A
Vプロトコルなどのプロトコルによって規定されてい
る。
【0030】データセレクタ8(図1)は上記のファー
ムウェアに相当する。IEEE1394インターフェー
ス22はデータセレクタ8に直接つながらず特定バスリ
セット出力手段102に接続される。特定バスリセット
出力手段102は特定動作コントロール手段103の制
御により、特定バスリセットを出力できる。特定動作コ
ントロール手段103は特定バスリセット出力手段10
2の動作をコントロールし、特定固有判定手段101の
判定結果を保持することができる。特定固有判定手段1
01はIEEE1394インターフェース21に接続さ
れた機器のIDから特定動作が可能かどうか判定するこ
とができ該判定結果を特定動作コントロール手段103
に通知できる。
【0031】特定固有データ100は本機器が特定動作
可能機器であることを示すデータであり、特定固有判定
手段101でIEEE1394インターフェース21に
接続された機器(現在プリンタ1510)のIDから該
機器(プリンタ1510)が特定動作可能かどうかを判
定する際に比較すべきデータも含んでいる。
【0032】ここで特定固有データはこれに限定するも
のではなく、特定動作可能機器の判定に使うデータとは
分けてあってもかまわない。
【0033】プリンタ1510において、12はプリン
タCPUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶さ
れた制御プログラム等或は外部メモリ14に記憶された
制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続さ
れる各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印
刷部インタフェース16を介して接続される印刷部(プ
リンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出
力する。
【0034】また、このROM13のプログラムROM
には、CPU12の制御プログラム等を記憶する。RO
M13のフォント用ROMには上記出力情報を生成する
際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM13の
データ用ROMには各種データ(例えば、各インターフ
ェースの物理アドレス)を記憶する。
【0035】CPU12はホストインターフェース18
を介してPCとの通信処理が可能となっており、プリン
タ内の情報等をPC3001に通知可能に構成されてい
る。ただし、ここではIEEE1394インターフェー
スで通信処理を行うので使用しない。14はCPU12
の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMで、
図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMに
よりメモリ容量を拡張することができるように構成され
ている。なお、RAM14は、出力情報展開領域、環境
データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述した
ハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ1
9は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセス
を制御される。外部メモリ19は、オプションとして接
続され、フォントデータ、エミュレーションプログラ
ム、フォームデータ等を記憶する。1501は操作パネ
ルで、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配
されている。
【0036】また、前述した外部メモリは1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御
言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数
接続できるように構成されていても良い。さらに、図示
しないNVRAMを有し、操作パネル1501からのプ
リンタモード設定情報を記憶するようにしても良い。
【0037】24はデータセレクタで、IEEE139
4インタフェース25を介してPC3001に接続され
て、IEEE1394I/F機器のひとつとして通信制
御処理を実行する。IEEE1394インターフェイス
25はIEEE1394インターフェース部であり、デ
ータセレクタ24と外部のIEEE1394I/F機器
とのデータの入出力を行うための接続部である。
【0038】IEEE1394インターフェイス26は
IEEE1394インターフェース部であり、データセ
レクタ24に直接つながらず特定バスリセット出力手段
202に接続される。特定バスリセット出力手段202
は特定動作コントロール手段203の制御により、特定
バスリセットを出力したり、データセレクタ24のデー
タを外部のIEEE1394I/F機器へ入出力を行う
ことができる。
【0039】特定動作コントロール手段203は特定バ
スリセット出力手段202の動作をコントロールし、特
定固有判定手段201の判定結果を保持することができ
る。特定固有判定手段201はIEEE1394インタ
ーフェース21に接続された機器のIDから特定動作が
可能かどうか判定することができ該判定結果を特定動作
コントロール手段203に通知できる。特定固有データ
200は本機器が特定動作可能機器であることを示すデ
ータであり、特定固有判定手段201でIEEE139
4インターフェース25に接続された機器(現在はPC
3001)のIDから該機器(PC3001)が特定動
作可能かどうかを判定する際に比較すべきデータも含ん
でいる。ここで特定固有データは特定動作可能かどうか
を判定する際に比較すべきデータも含まれているように
限定するものではなく、特定動作可能機器の判定に使う
データとは分けてあってもかまわない。
【0040】特定固有データ200は、ROMの中のデ
ータとして構成してもいいし、DIPスイッチで設定し
ておいてもよく、IEEE1394I/Fのバスリセッ
ト時にIDデータが出力できれば何でもよい。ここでは
ROM13とは異なるROMで構成する。
【0041】図2に本発明を適用したPC(印刷用デー
タ送信装置)3001及び印刷装置1510と、従来の
記録再生装置及びスキャナの4つの機器を接続した構成
図を示す。
【0042】記録再生装置4000は、動画又は静止画
を記録再生する、デジタルカメラやカメラ一体型デジタ
ルVTR等である。ここでは通常のIEEE1394イ
ンターフェースでPC3001に接続されている。スキ
ャナ5000は、写真や文書などの静止画像をデジタル
データに変換するものである。ここでは通常のIEEE
1394インターフェースで印刷装置1510に接続さ
れている。PC3001は本発明の印刷用データ送信装
置であり記録再生装置4000と印刷装置1510に接
続されている。印刷装置1510は本発明の印刷装置で
あり、スキャナ5000とPC3001に接続されてい
る。
【0043】かかる構成で、記録再生装置4000とス
キャナ5000間でスキャナ読み取りデータの記録を行
っているとき、PCから印刷装置に対してPCの印刷用
データの印刷命令が出されたときの動作を説明する。
【0044】電源ONによりIEEE1394インター
フェースを使用する機器はバスリセットを発生しバスの
構築を行う。バスリセットシーケンスは通常のIEEE
1394I/Fの通りである。
【0045】続いて、バスリセットの後、各ノードは新
しいネットワーク構成を構築するために、各ノードにI
Dを与える動作に入る。このときの、バスリセットから
ノードID決定までのシーケンスを図4,5,6のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0046】図4のフローチャートは、バスリセットの
発生からノードIDの決定、データ転送までの、一連の
バスの作業を示す。
【0047】ステップS401では、ネットワーク内に
バスリセットが発生することを常時監視していて、ノー
ドの電源ON/OFFなどでバスリセットが発生すると
(S401−Yes)、ステップS402に移る。
【0048】ステップS402では、ネットワークがリ
セットされた状態から、新たなネットワークの接続状況
を知るために、直接接続されている各ノード間において
親子関係の宣言を行う。
【0049】ステップS403として、すべてのノード
間で親子関係が決定すると(S403−Yes)、一つ
のルートが決定する(ステップS404)。すべてのノ
ード間で親子関係が決定するまで、ステップS402の
親子関係の宣言を行い、ルートが決定される。
【0050】ステップS404でルートが決定される
と、次はステップS405として、各ノードにIDを与
えるノードIDの設定作業が行われる。所定のノード順
序で、ノードIDの設定が行われ、すべてのノードにI
Dが与えられるまで繰り返し設定作業が行われ、最終的
にステップS406としてすべてのノードにIDを設定
し終えたら、新しいネットワーク構成がすべてのノード
において認識されたので、ステップS407としてノー
ド間のデータ転送が行える状態となり、データ転送が開
始される。
【0051】このステップS407の状態になると、再
びバスリセットが発生するのを監視するモードに入り、
バスリセットが発生したらステップS401からステッ
プS406までの設定作業が繰り返し行われる。
【0052】以上が、図4のフローチャートの説明であ
るが、図4のフローチャートのバスリセットからルート
決定までの部分と、ルート決定後からID設定終了まで
の手順をより詳しくフローチャート図に表したものをそ
れぞれ、図5、図6に示す。
【0053】図5は親子関係宣言動作を説明するフロー
チャートである。
【0054】ステップS502として、リセットされた
ネットワークの接続状況を再認識する作業の第一歩とし
て、各機器にリーフ(ノード)であることを示すフラグ
を立てておく。さらに、ステップS503として各機器
が自分の持つポートがいくつ他ノードと接続されている
のかを調べる。調べ方はIEEE1394I/Fの作法
に準ずる。
【0055】ステップS504のポート数の結果に応じ
て、これから親子関係の宣言を始めていくために、未定
義(親子関係が決定されていない)ポートの数を調べ
る。バスリセットの直後はポート数=未定義ポート数で
あるが、親子関係が決定されていくに従って、ステップ
S504で検知する未定義ポートの数は変化していくも
のである。
【0056】まず、バスリセットの直後、はじめに親子
関係の宣言を行えるのはリーフに限られている。リーフ
であるというのはステップS503のポート数の確認で
知ることができる。ステップS505でリーフは、自分
に接続されているノードに対して、「自分は子(Chi
ld)、相手は親(Parent)」と宣言し、ステッ
プS510で特定固有データを持っているかいないか確
認する。特定固有データを持っている場合は(S510
−Yes)、ステップS511で、特定固有データの送
受信を行う。親となるべき機器は特定高速動作できる場
合は該特定固有データを認識し、子となるべく接続され
た機器を特定高速動作可能機器であるという判定を保持
し、子となるべく接続された機器に対して自分の特定固
有データを送信する。子となるべく接続された機器は親
となる機器が特定高速動作可能機器であるという判定を
保持し動作を終了する。
【0057】ステップS510で、特定固有データを持
っていない機器は宣言するだけで動作を終了する。
【0058】ステップS503でポート数が複数ありブ
ランチ(分岐)と確認したノードは、バスリセットの直
後はステップS504で未定義ポート数>1ということ
なので、ステップS506へと移り、ブランチというフ
ラグ(FL)が立てられ、ステップS507でリーフか
らの親子関係宣言で「親」の受付をするために待つ。
【0059】リーフが親子関係の宣言を行い、ステップ
S507でそれを受けたブランチは適宜ステップS50
4の未定義ポート数の確認を行い、未定義ポート数が1
になっていれば残っているポートに接続されているノー
ドに対して、ステップS505の「自分が子」の宣言を
することが可能になる。
【0060】2度目以降、ステップS504で未定義ポ
ート数を確認しても2以上あるブランチに対しては、再
度ステップS507でリーフ又は他のブランチからの
「親」の受付をするために待つ。
【0061】最終的に、いずれか1つのブランチ、又は
例外的にリーフ(子宣言を行えるのにすばやく動作しな
かった為)がステップS504の未定義ポート数の結果
としてゼロになったら、ネットワーク全体の親子関係の
宣言が終了したものであり、未定義ポート数がゼロ(す
べて親のポートとして決定)になった唯一のノードはス
テップS508としてルートのフラグが立てられ、ステ
ップS509としてルートとしての認識がなされる。
【0062】このようにして、図5に示したバスリセッ
トから、ネットワーク内すべてのノード間における親子
関係の宣言までが終了する。さらに、特定高速動作可能
機器の認識も終了する。
【0063】次ぎに、図6のフローチャートについて説
明する。
【0064】まず、図5までのシーケンスでリーフ、ブ
ランチ、ルートという各ノードのフラグの情報が設定さ
れているので、これを基にして、ステップS601でそ
れぞれ分類する。
【0065】各ノードにIDを与える作業として、最初
にIDの設定を行うことができるのはリーフからであ
る。リーフ→ブランチ→ルートの順で若い番号(ノード
番号=0〜)からIDの設定がなされていく。
【0066】ステップS602としてネットワーク内に
存在するリーフの数N(Nは自然数)を設定する。この
後、ステップS603で各自リーフがルートに対して、
IDを与えるように要求する。この要求が複数ある場合
には、ルートはステップS604としてアービトレーシ
ョン(1つに調停する作業)を行い、ステップS605
で勝ったノード1つにID番号を与え、負けたノードに
は失敗の結果通知を行う。ステップS606としてID
取得が失敗に終わったリーフは、再度ID要求を出し
(S606−No、S606)、同様の作業を繰り返
す。
【0067】ステップS607でIDを取得できたリー
フからそのノードのID情報をブロードキャストで全ノ
ードに転送する。1ノードID情報のブロードキャスト
が終わると、ステップS608として残りのリーフの数
が1つ減らされる。ここで、ステップS609として、
この残りのリーフの数が1以上ある時はステップS60
3のID要求の作業からを繰り返し行い、最終的にすべ
てのリーフがID情報をブロードキャストすると、ステ
ップS609がN=0となり、次はブランチのID設定
に移る(S610、S601−FLブランチ)。
【0068】ブランチのID設定もリーフの時と同様に
行われる。
【0069】まず、ステップS610でネットワーク内
に存在するブランチの数M(Mは自然数)を設定する。
この後、ステップS611で各自ブランチがルートに対
して、IDを与えるように要求する。これに対してルー
トは、アービトレーションを行い(ステップS61
2)、勝ったブランチから順にリーフに与え終ったID
番号の次に若い番号からブランチにID番号を与えてい
く。
【0070】ステップS613で、ルートは要求を出し
たブランチにID情報又は失敗結果を通知し、ステップ
S614としてID取得が失敗に終わったブランチは、
再度ID要求を出し(S614−No、S611)、同
様の作業を繰り返す。ステップS615でIDを取得で
きたブランチから、そのノードのID情報をブロードキ
ャストで全ノードに転送する。1ノードID情報のブロ
ードキャストが終わると、ステップS616で残りのブ
ランチの数が1つ減らされる。
【0071】ここで、ステップS617として、この残
りのブランチの数が1以上ある時はステップS611の
ID要求の作業からを繰り返し、最終的にすべてのブラ
ンチがID情報をブロードキャストするまで行われる。
すべてのブランチがノードIDを取得すると、ステップ
S617はM=0となり、ブランチのID取得モードも
終了する。
【0072】ここまで終了すると、最終的にID情報を
取得していないノードはルートのみなので、ステップS
618として与えていない番号で最も若い番号を時分の
ID番号と設定し、ステップS619としてルートのI
D情報をブロードキャストする。
【0073】以上で、図6に示したように、親子関係が
決定した後から、すべてのノードのIDが設定されるま
での手順が終了する。
【0074】該動作によりルート機器が決定され、IE
EE1394シリアルバスとして通信機能が働く。ルー
ト機器はIEEE1394シリアルバスを使用して通信
を行おうとする機器に対しその通信時に他の機器の通信
が重なった場合に、IEEE1394シリアルバスの使
用権の調停をしたり、通常125uSというIEEE1
394シリアルバスのサイクル・スタート・パケット
(CSP)の送信を行う。
【0075】以上の動作を図2の構成で実際に行った場
合の動作を説明する。
【0076】電源ONにより、バスリセットが発生し、
4つの機器がバスリセットを認識すると図4のステップ
S402(親子関係の宣言)の動作となる。ステップS
402の親子関係宣言は図5の動作に拠る。図5のステ
ップS502として、リセットされたネットワークの接
続状況を再認識する作業の第一歩として、各機器にリー
フ(ノード)であることを示すフラグを立てる。
【0077】ステップS503で各機器が自分の持つポ
ートがいくつ他ノードと接続されているのかを調べる。
調べ方はIEEE1394I/Fの作法に準ずる。
【0078】図2の構成に従うと、ホストコンピュータ
(PC)3001は2つのポートが他ノードと接続され
ている。IEEE1394I/F(21:図1)がプリ
ンタ1510へ接続され、IEEE1394I/F(2
2:図1)が記録再生装置4000へ接続されている。
【0079】プリンタ1510は2つのポートが他ノー
ドと接続されている。IEEE1394I/F25がホ
ストコンピュータ3001へ接続され、IEEE139
4I/F26がスキャナ5000へ接続されている。
【0080】同様に、記録再生装置4000は1つのポ
ートが他のノードと接続されている。スキャナ5000
も1つのポートが他のノードと接続されている。
【0081】ステップS504で未定義ポートが1つで
ある記録再生装置4000とスキャナ5000はまず、
リーフというフラグが立てられ、ステップS505のC
hild宣言を行う。該2台の機器は特定固有データを
持たないので特定固有データの送受信(ステップS51
1)は行わずに動作を終了する。
【0082】この動作の終了は親となる機器から特定固
有データの送信がないことを確認する信号を送ってそれ
に反応させてもいいし、ある時間まで特定固有データの
受け付けを待ってみてそれがこない場合にタイムアウト
処理として認識してもかまわない。ここではタイムアウ
ト処理で認識した。
【0083】ステップS503でポート数が複数ありブ
ランチと認識したホストコンピュータ3001とプリン
タ1510は、ステップS504で未定義ポート数>1
ということなので、ステップS506へと移り、ブラン
チというフラグを立て、ステップS507でリーフから
の親子関係宣言で「親」の受付をするために待つ。
「子」となる記録再生装置4000とスキャナ5000
からのChild宣言を受け付けると未定義ポートが1
つとなり、ステップS504へ戻る。プリンタ1510
はホストコンピュータ3001よりも早く未定義ポート
数=1を認識すると、ステップS505へ進む。
【0084】ホストコンピュータ3001はステップS
507でプリンタ1510からのChild宣言を受け
付ける。プリンタ1510はステップS510で特定固
有データを持つので、ステップS511の特定固有デー
タの送受信も行う。プリンタ1510は特定固有データ
200をコンピュータ3001に送信する。
【0085】該特定固有データ200はプリンタ151
0のCPU12の制御により、システムバス15を経由
してデータセレクタ24へ送られIEEE1394I/
F25からホストコンピュータ3001へ送られる。ホ
ストコンピュータ3001はIEEE1394I/F2
1に入力された特定固有データ200をデータセレクタ
8を通して特定固有判定手段101に送る。
【0086】特定固有判定手段101は特定固有データ
200を送信した機器が特定高速動作のできる印刷装置
であると判定し、該判定結果を特定動作コントロール手
段103に通知し、保持する。この通知および保持方法
は特定動作コントロール手段103が「子」として接続
された機器が特定高速印刷動作のできる印刷装置である
ことを認識できれば、特定動作コントロール手段103
に格納する機能を設けてそこに格納してもいいし、特定
動作コントロール手段103に特定高速印刷可能ビット
を設けておいてCPU1が該ビットをセットすることで
保持してもいいし、CPU1がRAM2に格納してもよ
い。ここでは特定動作コントロール手段103に特定高
速印刷可能ビットを設けたのでこれをCPU1がセット
している。
【0087】CPU1は該セットの後、特定固有データ
100をシステムバス4をとおして、データセレクタ8
に出力し、IEEE1394I/F21からプリンタ1
510へ送信する。 プリンタ1510は該特定固有デ
ータ100をIEEE1394I/F25で受信すると
データセレクタ24、システムバス15を経由し特定固
有判定手段201で判定する。特定固有判定手段201
はコンピュータ3001の特定固有データ100から
「親」として接続された機器が特定高速印刷用データ送
信装置であることを判定し、該判定結果を特定動作コン
トロール手段203に通知し、保持する。
【0088】この通知および保持方法は特定動作コント
ロール手段203が「親」として接続された機器が特定
高速印刷動作のできる印刷用データ送信装置であること
を認識できれば、特定動作コントロール手段203に格
納する機能を設けてそこに格納してもいいし、特定動作
コントロール手段203に特定高速印刷可能ビットを設
けておいてCPU12が該ビットをセットすることで保
持してもいいし、CPU12がRAM14に格納しても
なんでもよい。ここでは特定動作コントロール手段20
3に特定高速印刷可能ビットを設けたのでこれをCPU
12がセットした。プリンタ1510は該特定固有デー
タ100の受信で親子関係宣言動作を終了する。
【0089】ホストコンピュータ3001は該特定固有
データ100の送信をするとステップS504へ戻り未
定義ポート数を確認する。未定義ポートは0になってい
るのでステップS508へ進み、ルートのフラグが立て
られ、ステップS509でルートとしての認識がなされ
る。
【0090】ここまでの動作で図5の親子関係宣言動作
が終了し、図4のステップS403が終了する。ステッ
プS404でルートフラグが立てられたホストコンピュ
ータ3001がルートに決定する。
【0091】ステップS405へ進み、ノードID設定
が開始される。図6のステップS601でリーフ、ブラ
ンチ、ルートに別れて動作する。最初にIDの設定がで
きるリーフからIDを設定する。ステップS602でリ
ーフの数を設定する。リーフの数は2であり、「2」を
設定する。リーフはルートにID要求を出す。リーフで
ある記録再生装置4000がルートであるホストコンピ
ュータ3001に対しID要求を出す。これに前後して
スキャナ5000もホストコンピュータ3001にID
要求を出す。
【0092】ホストコンピュータ3001はステップS
604としてID要求のアービトレイションを行い、記
録再生装置4000へID番号の「1」を与える。ま
た、スキャナ5000へはID取得が失敗した事を通知
する。記録再生装置4000はステップS606でID
番号1の取得を認識し、ステップS607のID情報ブ
ロードキャストを行う。該ID情報ブロードキャストに
より、スキャナ5000、プリンタ1510、コンピュ
ータ3001はID番号1の機器が記録再生装置400
0になったことを認識する。
【0093】記録再生装置4000はステップS608
として残りリーフ数を2から1引いて1にセットする。
スキャナ5000はステップS606においてIDの取
得に失敗したことを認識し、ステップS603に戻り、
再びID要求をホストコンピュータ3001へ出す。ホ
ストコンピュータ3001は残りリーフ数が1になって
いることを認識し、ID要求を出しているスキャナ50
00にID番号の「2」を与える。
【0094】スキャナ5000はステップS606で該
ID番号の2の取得を認識し、ステップS607でID
情報のブロードキャストを行う。該ID情報のブロード
キャストで記録再生装置4000、プリンタ1510、
コンピュータ3001はID番号2の機器がスキャナ5
000であることを認識する。スキャナ5000はステ
ップS608で残りリーフ数1から1を引いて0をセッ
トする。
【0095】ステップS609で残りリーフ数が0であ
るとステップS610に進む。ステップS610ではブ
ランチ数をセットする。ブランチ数は(プリンタの)1
なので「1」をセットする。ステップS611でブラン
チのプリンタ1510がID要求をコンピュータ300
1へ出す。
【0096】コンピュータ3001はステップS612
としてアービトレイションを行い、ID番号の「3」を
プリンタ1510へ与える。コンピュータ301はステ
ップS613でID番号の3をプリンタ1510へ通知
する。プリンタ1510はステップS614でID番号
の3を取得した事を認識し、ステップS615のID情
報のブロードキャストを行う。該ID情報のブロードキ
ャストで記録再生装置4000、スキャナ5000、コ
ンピュータ3001はID番号の3はプリンタ1510
であることを認識する。プリンタ1510はステップS
616として残りブランチ数1から1を引いて0をセッ
トする。
【0097】ステップS617で残りブランチ数が0な
ので、ステップS618へ進む。ステップS618では
コンピュータ3001がルートのID番号として4を取
得し、ID情報のブロードキャストを行う。該ID情報
のブロードキャストでID番号4の機器はコンピュータ
3001であることを、記録再生装置4000、スキャ
ナ5000、プリンタ1510が認識する。ここまで
で、図6のID設定動作を終了し、図4のステップS4
07へ進む。
【0098】ステップS407でデータ転送が可能とな
り、再びステップS401に戻り、バスリセットの監視
を行う。
【0099】以上の動作により、データ転送可能となる
とルート機器であるコンピュータ3001はサイクルス
タートパケットの送信やデータ転送のアービトレイショ
ン等を行い、IEEE1394I/Fを使用したバスの
動作を管理する。
【0100】今、スキャナ5000で画像データを読み
込み、該読み込んだ画像データを記録再生装置4000
に記録する動作がスタートした。ここで、さらにコンピ
ュータ3001のデータをプリンタ1510で印刷する
という動作も開始したとする。
【0101】スキャナ5000はID番号以外にもIE
EE1394で規定されている機器個別のID情報を持
っており、ノードID番号の取得時に行ったID情報ブ
ロードキャストで前記機器個別のID情報も送信してい
る。したがって、スキャナ5000と記録再生装置40
00との間のデータ転送はバスリセット等で中断されて
も再びバスが構築された後にお互いに相手の新しいノー
ドID番号をすぐに認識する事ができるので、バスリセ
ットの解除後にデータ通信の再開は簡単に行える。
【0102】スキャナ5000と記録再生装置4000
との間のデータ転送はIEEE1394バスの規定によ
り、データの転送先を示すアドレスやCRC、あるいは
Gapとしてデータの区切れ目を示す部分などを設けて
いるので最高データ転送レートよりは少ないレートでの
データ転送を行っている。
【0103】100MbpsのIEEE1394バスな
ので、ここでは6.00Mバイト/秒であった。通常の
データでコンピュータ3001からプリンタ1510へ
のデータ転送を開始すると転送レートは5.8Mバイト
/秒しか出せなかった。
【0104】コンピュータ3001はプリンタ1510
への印刷を開始する。CPU1は印刷開始入力を認識す
ると、特定動作コントロール手段103に保持している
特定動作可能機器の判定結果を参照する。特定動作可能
判定が保持されているのでCPU1はプリンタ1510
が特定動作可能機器であることを認識する。
【0105】CPU1は特定高速印刷動作を開始し、デ
ータセレクタ8を通常の動作ではなく特定動作としてC
PU1からのデータをそのままIEEE1394I/F
21へ送信させる。該送信させるデータは特定高速印刷
用データであり、プリンタ1510のIEEE1394
I/F25ではこれを受け取りデータセレクタ24、シ
ステムバス15、CPU12へと伝えられる。プリンタ
1510では特定動作コントロール手段203がデータ
セレクタ24に受信されCPU12へ伝えられたデータ
を監視しているので特定高速印刷用のデータであること
を認識し、特定バスリセット出力手段202をコントロ
ールしIEEE1394I/F26へ特定バスリセット
を出力する。
【0106】ここで、特定動作コントロール手段203
の該特定高速印刷開始の認識方法は特定動作コントロー
ル手段203が認識できればなんでもよく、CPU12
が通知してもいいし、特定動作コントロール手段203
がシステムバス15を監視していてもいいし、データセ
レクタ24へのアクセスのみ特定動作コントロール手段
203が監視するようにしてもよい。ここでは、データ
セレクタ24へのアクセスのみ特定動作コントロール手
段203が監視し、認識したものとする。
【0107】同時に、コンピュータ3001ではCPU
1からデータセレクタ8へのアクセスを特定動作コント
ロール手段103が監視し、特定高速印刷用データの送
信であることを認識し、特定バスリセット出力手段10
2からIEEE1394I/F22へ特定バスリセット
を出力する。
【0108】これら2つの特定バスリセットにより記録
再生装置4000とスキャナ5000はバスリセットを
認識しバスリセット動作に入る。この状態でコンピュー
タ3001とプリンタ1510は特定高速印刷を行う。
記録再生装置4000とスキャナ5000はバスリセッ
ト動作中なのでIEEE1394バスはデータ転送動作
を行っていない。
【0109】したがって、コンピュータ3001とプリ
ンタ1510の間のIEEE1394バスは最高速で印
刷用データの送受信が行うことができる。このときのデ
ータ転送は12.5Mバイト/秒であった。
【0110】該特定高速印刷動作終了後、コンピュータ
3001とプリンタ1510は特定バスリセットを終了
し、特定バスリセットによりバスリセット動作に入って
いる記録再生装置4000及びスキャナ5000と同じ
ようにバスリセット動作に入り、図4のステップS40
2へ進み、前記バスの構築動作を繰り返し、バスを構築
する。該構築が終了すると記録再生装置4000とスキ
ャナ5000は特定バスリセット前に行っていたスキャ
ナ5000で画像データを読み込み、該読み込んだ画像
データを記録再生装置4000に記録する動作を再開す
る。
【0111】IEEE1394インタフェースで接続さ
れている複数の機器間で、隣接する2台がお互いに特定
動作可能であることを意味する特定のIDデータを有す
る場合、電源ONによる最初のバス構築時に本発明にか
かる印刷システムを構成する印刷装置の特定固有データ
判定手段で特定動作可能機器であると判定され、該特定
動作可能という判定結果を特定動作コントロール手段に
保持する。
【0112】相手側の機器が特定のIDデータを有して
いないときは電源ONによる最初のバス構築時に特定デ
ータ判定手段で特定動作可能機器ではないと判定し、該
特定動作不可能という判定結果を特定動作コントロール
手段に保存し、通常のIEEE1394インタフェース
接続機器として動作する。
【0113】特定高速動作可能時に相手側の機器からの
印刷入力があるとバスの混雑に影響されないように、特
定機器に接続されていないIEEE1394インタフェ
ースに対して特定動作コントロール手段のコントロール
により特定バスリセット出力手段から特定バスリセット
信号を出力する。特定動作に関連しない機器はこの特定
バスリセット信号により、現在の通信を一旦保留又は停
止する。
【0114】この間に特定機器間で特定高速印刷を行
い、印刷が終了すると特定バスリセットを解除する。こ
の解除によりIEEE1394インタフェースが正常な
バスリセット処理に入り、新たなバス構築がなされ、特
定バスリセット前の特定動作に関連しない機器の通信が
再スタートし、バスの動作が元に戻る。
【0115】ここで特定バスリセットとは特定高速動作
中に他の機器が元々対応しているバスリセット信号を出
すことであるが、その期間が特定高速印刷終了まで続け
られるものである。ただし、これに限定するものではな
くバスリセット要求を何度も出し直してもよい。
【0116】さらに、該バスリセット動作でも各機器の
IDデータのやり取りが発生するのでここで始めのよう
に隣接する機器が特定動作可能と判定され、特定動作が
できるバス構築がなされる。
【0117】[実施形態1の効果]他の通信のためにバス
のデータ転送レートが確保できないようなときでも最高
速のデータ転送で高速に印刷動作のためのデータ転送が
行える。また、該高速印刷のときに行われていた他のデ
ータ転送を一時中断するがその復帰は自動で行われる。
【0118】[実施形態2]以下、本発明の実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0119】図7に本発明の実施形態2のブロック図を
示す。スキャナ6000は、CPU51により統括的に
制御される。スキャナ基本構成部50は通常のスキャナ
動作部分であり、画像をデジタル画像データに変換する
ことができ、CPU51の制御で動作するものである。
52は特定固有データであり、特定動作のできる機器と
接続された場合にスキャナ5001が特定動作可能機器
であることを示すものである。53は特定動作用のプロ
グラムであり、特定動作可能機器と接続されたときにC
PU51が特定動作を行うために参照するプログラムで
ある。54はデータセレクタ部でIEEE1394I/
F55とデータの送受信を行いCPU51の制御で通常
のIEEE1394I/Fの動作もでき、特定動作もで
きるものである。
【0120】ここで、特定動作とはIEEE1394シ
リアルバスの作法で送信先のアドレスやCRCなどCP
U51を介さずに付加したり解読したりする動作をせず
にIEEE1394I/Fとの単なるバッファー動作を
行うことである。
【0121】56はスキャナ5001のシステムバスで
ありCPU51やスキャナ基本構成部50、特定固有デ
ータ52、特定動作用プログラム53、そしてデータセ
レクタ54が接続されている。
【0122】プリンタ1600は本発明にかかる印刷シ
ステムを構成する印刷装置で、31はCPUであり、R
OM33のプログラム用ROMに記憶された制御プログ
ラム等或は外部メモリ43に記憶された制御プログラム
等に基づいてシステムバス37に接続される各種のデバ
イスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェ
ース40を介して接続される印刷部(プリンタエンジ
ン)17に出力情報としての画像信号を出力する。
【0123】また、このROM33のプログラムROM
には、CPU31の制御プログラム等を記憶する。RO
M33のフォント用ROMには上記出力情報を生成する
際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM33の
データ用ROMには各種データ(例えば、各インターフ
ェースの物理アドレス)を記憶する。
【0124】CPU31はホストインターフェース38
を介してPCとの通信処理が可能となっており、プリン
タ内の情報等をPC3001に通知可能に構成されてい
る。ただし、ここではIEEE1394インターフェー
スで通信処理を行うので使用しない。32はCPU31
の主メモリ、ワークエリア等として機能するRAMで、
図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMに
よりメモリ容量を拡張することができるように構成され
ている。なお、RAM32は、出力情報展開領域、環境
データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述した
外部メモリ43は、ハードディスク(HD)、ICカー
ド等でありメモリコントローラ(MC)42によりアク
セスを制御される。外部メモリ43は、オプションとし
て接続され、フォントデータ、エミュレーションプログ
ラム、フォームデータ等を記憶する。39は操作パネル
で、操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配さ
れている。
【0125】また、前述した外部メモリは1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御
言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数
接続できるように構成されていても良い。さらに、図示
しないNVRAMを有し、操作パネル39からのプリン
タモード設定情報を記憶するようにしても良い。
【0126】44はデータセレクタで、IEEE139
4インタフェース48を介してスキャナ6000に接続
されて、IEEE1394機器のひとつとして通信制御
処理を実行する。また、バスSW46にもつながってい
る。そして、CPU31の制御により、特定動作を行う
ことができる。45もデータセレクタでIEEE139
4インターフェース47を介してPC3000(図8)
に接続されて、IEEE1394機器のひとつとして通
信制御処理を実行する。また、バスSW46にもつなが
っている。そして、CPU31の制御により、特定動作
を行うことができ、バスSW46の制御も行う。
【0127】バスSW46はデータセレクタ45の制御
によりIEEE1394インタフェース47とIEEE
1394インターフェース48間のデータを接続したり
分離したりすることができる。
【0128】IEEE1394インターフェース47,
48はIEEE1394インターフェース部であり、デ
ータセレクタ44又は45に接続される。特定固有デー
タ34は本機器が特定動作可能機器であることを示すデ
ータであり、特定固有判定手段35でIEEE1394
インターフェース47又は48に接続された機器の特定
固有データから該機器が特定動作可能かどうかを判定す
る際に比較すべきデータも含んでいる。ここで特定固有
データは特定動作可能かどうかを判定する際に比較すべ
きデータも含まれているように限定するものではなく、
特定動作可能機器の判定に使うデータとは分けてあって
もかまわない。
【0129】特定固有判定手段35はIEEE1394
インターフェース47又は48に接続された機器の特定
固有データから接続された機器が特定動作可能かを判定
することができる。MFSID作成手段36はCPU3
1の制御により、リーフ接続で特定動作可能機器が接続
されたとき該機器と本プリンタ1600の特定固有デー
タ34からMFS(Multifunction system)IDデータ
を作成する。MFSIDは実際に存在する機能の機器と
同じIDにしてもいいし、まったく別のIDにしても構
わない。
【0130】特定固有データ34は、ROMの中のデー
タとして構成してもいいし、DIPスイッチで設定して
おいてもよく、IEEE1394I/Fのバスリセット
時にIDデータが出力できれば何でもよい。ここではR
OM33とは異なるROMで構成する。
【0131】図8に本発明を適用した印刷装置とスキャ
ナを、従来のコンピュータに接続した構成図を示す。
【0132】コンピュータ3000は、通常のIEEE
1394インターフェースでプリンタ1600に接続さ
れている。スキャナ6000は、写真や文書などの静止
画像をデジタルデータに変換するものである。ここでは
本発明のIEEE1394インターフェースで印刷装置
1600に接続されている。
【0133】かかる構成で、コンピュータ3000とス
キャナ6000間でスキャナ読み取りデータの記録を行
いながら、その読み取りデータの印刷命令が出されたと
きの動作を説明する。
【0134】電源ONによりIEEE1394インター
フェースを使用する機器はバスリセットを発生しバスの
構築を行う。バスリセットシーケンスは通常のIEEE
1394の通りである。
【0135】続いて、バスリセットの後、各ノードは新
しいネットワーク構成を構築するために、各ノードにI
Dを与える動作に入る。このときの、バスリセットから
ノードID決定までのシーケンスを図9,10,11の
フローチャートを用いて説明する。
【0136】図9のフローチャートは、バスリセットの
発生からノードIDが決定し、データ転送が行えるよう
になるまでの、一連のバスの作業を示している。
【0137】電源ON、OFFによりバスリセットが発
生する(S901−Yes)とステップS902に移
る。ステップS902では、ネットワークがリセットさ
れた状態から、新たなネットワークの接続状況を知るた
めに、直接接続されている各ノード間において親子関係
の宣言がなされる。
【0138】ステップS903として、すべてのノード
間で親子関係が決定すると(S903−Yes)、ステ
ップS904で一つのルートが決定する。すべてのノー
ド間で親子関係が決定するまで、ステップS902、S
903−Noで親子関係の宣言を行い、ルートも決定さ
れない状態である。
【0139】全てのノードで親子関係が決定すると(S
903−Yes)、ステップS904でルートが決定さ
れる。更に、ステップS905で、各ノードにIDを与
えるノードIDの設定作業が行われる。所定のノード順
序で、ノードIDの設定が行われ、すべてのノードにI
Dが与えられるまで繰り返し設定作業が行われ、最終的
にステップS906ですべてのノードにIDを設定し終
えたら、新しいネットワーク構成がすべてのノードにお
いて認識されたことになる。ステップS907でノード
間のデータ転送が行える状態となり、データ転送が開始
される。
【0140】ステップS907の状態になると、再びバ
スリセットが発生するのを監視するモードに入り、バス
リセットが発生したらステップS901からステップS
906までの設定作業が繰り返し行われる。
【0141】以上が、図9のフローチャートの説明であ
るが、図9のフローチャートのバスリセットからルート
決定までの部分と、ルート決定後からID設定終了まで
の手順をより詳しくフローチャート図に表したものをそ
れぞれ、図10、図11に示す。
【0142】まず、図10の親子関係宣言動作のフロー
チャートの説明を行う。
【0143】ステップS1002で、リセットされたネ
ットワークの接続状況を再認識する作業の第一歩とし
て、各機器にリーフ(ノード)であることを示すフラグ
を立てる。さらに、ステップS1003で各機器が自分
の持つポートがいくつ他ノードと接続されているのかを
調べる。調べ方はIEEE1394の作法に準ずる。
【0144】ステップS1004のポート数の結果に応
じて、これから親子関係の宣言を始めていくために、未
定義(親子関係が決定されてない)ポートの数を調べ
る。バスリセットの直後はポート数=未定義ポート数で
あるが、親子関係が決定されていくにしたがって、ステ
ップS1004で検知する未定義ポートの数は変化して
いく。
【0145】バスリセットの直後、はじめに親子関係の
宣言を行えるのはリーフに限られている。リーフである
というのはステップS1003のポート数の確認で知る
ことができる。リーフは、ステップS1005として、
自分に接続されているノードに対して、「自分は子、相
手は親」と宣言し、ステップS1010で特定固有デー
タを持っているかいないか確認する。特定固有データを
持っている場合は、ステップS1011として特定固有
データの送受信を行う。親となるべき機器が特定動作で
きる場合は該特定固有データを認識し子となるべく接続
された機器が特定動作可能機器であるという判定を保持
し、子となるべく接続された機器に対して自分の特定固
有データを送信する。子となるべく接続された機器は親
となる機器が特定動作可能機器であるという判定を保持
し動作を終了する。
【0146】ステップS1010で、特定固有データを
持っていない機器は宣言するだけで動作を終了する。
【0147】ステップS1003でポート数が複数あり
ブランチと認識したノードは、バスリセットの直後はス
テップS1004で未定義ポート数>1ということなの
で、ステップS1006へと移り、まずブランチという
フラグが立てられ、ステップS1007でリーフからの
親子関係宣言で「親」の受付をするために待つ。
【0148】リーフが親子関係の宣言を行い、ステップ
S1007でそれを受けたブランチはステップS101
2で子として接続された機器が特定固有データを持って
いるか確認する。特定固有データを持っている機器なら
ば特定固有データを送信してくるのでそれを受信し特定
固有判定手段で特定動作可能機器であることを判定す
る。
【0149】特定動作可能機器でない場合は特定動作不
可という判定を保持しステップS1004へ戻る。特定
動作可能機器ならばステップS1013で特定動作可能
機器でない側のIEEE1394インターフェースにバ
スリセットを行い、特定動作可能機器でない側のIEE
E1394シリアルバスを再構築する。このとき、特定
機器側のインターフェースとそうでない側のインターフ
ェースをバスSW46(図7)で分離しておき、MFS
IDを作成及び保持しておく。そして、またステップS
1001へ戻る。
【0150】今度は本印刷装置のポートは片側に特定動
作可能機器が接続済みであるのでリーフとして動作す
る。
【0151】特定機器がいないポートに対しポートの確
認(S1003)をする。
【0152】適宜ステップS1004の未定義ポート数
の確認を行い、未定義ポート数が1になっていれば残っ
ているポートに接続されているノードに対して、ステッ
プS1005の「自分が子」の宣言をすることが可能に
なる。2度目以降、ステップS1004で未定義ポート
数を確認しても2以上あるブランチに対しては、再度ス
テップS1007でリーフ又は他のブランチからの
「親」の受付をするために待つ。
【0153】最終的に、いずれか1つのブランチ、又は
例外的にリーフ(子宣言を行えるのにすばやく動作しな
かった為)がステップS1004の未定義ポート数の結
果としてゼロになったら、これにてネットワーク全体の
親子関係の宣言が終了したものであり、未定義ポート数
がゼロ(すべて親のポートとして決定)になった唯一の
ノードはステップS1008としてルートのフラグが立
てられ、ステップS1009としてルートとしての認識
がなされる。
【0154】このようにして、図10に示したバスリセ
ットから、ネットワーク内すべてのノード間における親
子関係の宣言までが終了する。さらに、特定高速動作可
能機器の認識も終了する。
【0155】つぎに、図11のフローチャートについて
説明する。
【0156】まず、図10までのシーケンスでリーフ、
ブランチ、ルートという各ノードのフラグの情報が設定
されているので、これを基にしてステップS1101で
それぞれ分類する。
【0157】各ノードにIDを与える作業として、最初
にIDの設定を行うことができるのはリーフからであ
る。リーフ→ブランチ→ルートの順で若い番号(ノード
番号=0〜)からIDの設定がなされていく。
【0158】ステップS1102としてネットワーク内
に存在するリーフの数N(Nは自然数)を設定する。こ
の後、ステップS1103で各自リーフがルートに対し
て、IDを与えるように要求する。この要求が複数ある
場合には、ルートはステップS1104でアービトレー
ション(1つに調停する作業)を行い、ステップS11
05で勝ったノード1つにID番号を与え、負けたノー
ドには失敗の結果通知を行う。ステップS1106でI
D取得が失敗に終わったリーフは、再度ID要求を出
し、同様の作業を繰り返す(S1106−No、S11
03)。IDを取得できたリーフからステップS110
7で、そのノードのID情報をブロードキャストで全ノ
ードに転送する。1ノードID情報のブロードキャスト
が終わると、ステップS1108で残りのリーフの数が
1つ減らされる。
【0159】ステップS1109で、残りのリーフの数
が1以上ある時はステップS1103のID要求の作業
から繰り返し行い、最終的にすべてのリーフがID情報
をブロードキャストすると、ステップS1109がN=
0となり、次はブランチのID設定に移る。
【0160】ブランチのID設定もリーフの時と同様に
行われる。
【0161】ステップS1110としてネットワーク内
に存在するブランチの数M(Mは自然数)を設定する。
この後、ステップS1111で各自ブランチがルートに
対して、IDを与えるように要求する。これに対してル
ートは、ステップS1112でアービトレーションを行
い、勝ったブランチから順にリーフに与え終った次の若
い番号から与えていく。
【0162】ステップS1113で、ルートは要求を出
したブランチにID情報又は失敗結果を通知し、ステッ
プS1114でID取得が失敗に終ったブランチは、再
度ID要求を出し、同様の作業を繰り返す。IDを取得
できたブランチからステップS1115で、そのノード
のID情報をブロードキャストで全ノードに転送する。
【0163】1ノードID情報のブロードキャストが終
ると、ステップS1116で残りのブランチの数が1つ
減らされる。ここで、ステップS1117で、この残り
のブランチの数が1以上ある時はステップS1111の
ID要求の作業からを繰り返し、最終的にすべてのブラ
ンチがID情報をブロードキャストするまで行われる。
すべてのブランチがノードIDを取得すると、ステップ
S1117はM=0となり、ブランチのID取得モード
も終了する。
【0164】ここまで終了すると、最終的にID情報を
取得していないノードはルートのみなので、ステップS
1118で付与していない番号で最も若い番号を自分の
ID番号と設定し、ステップS1119でルートのID
情報をブロードキャストする。
【0165】以上で、図11に示したように、親子関係
が決定した後から、すべてのノードのIDが設定される
までの手順が終了する。
【0166】該動作によりルート機器が決定され、IE
EE1394シリアルバスとして通信機能が働く。ルー
ト機器はIEEE1394シリアルバスを利用して通信
を行おうとする機器に対し、その通信時に他の機器の通
信が重なった場合に、IEEE1394シリアルバスの
使用権の調停をしたり、通常125uSというIEEE
1394シリアルバスのサイクル開始を示すサイクル・
スタート・パケット(CSP)の送信を行う。
【0167】以上の動作を図8の構成で実際に行った場
合の動作を説明する。
【0168】電源ONにより、バスリセットが発生し、
3つの機器がバスリセットを認識すると図9のS902
の動作となる。S902の親子関係宣言の詳細は図10
のフローチャートの動作となる。
【0169】すなわち、図10のステップS1002
で、リセットされたネットワークの接続状況を再認識す
る作業の第一歩として、各機器にリーフ(ノード)であ
ることを示すフラグを立てておく。さらに、ステップS
1003で各機器が自分の持つポートがいくつ他ノード
と接続されているのかを調べる。調べ方はIEEE13
94の作法に準ずる。
【0170】コンピュータ(PC)3000は1つのポ
ートがプリンタ1600と接続されている。プリンタ1
600は2つのポートが他のノードと接続されている。
IEEE1394I/F47がコンピュータ3000へ
接続され、IEEE1394I/F48がスキャナ60
00へ接続されている。スキャナ6000は1つのポー
トがプリンタ1600に接続されている。ここでプリン
タ1600は電源ONからの一回目のバスリセットなの
でバスSW46(図7)を接続状態にし、データセレク
タ44のみを使用して通信を行う。
【0171】従って、ステップS1004で未定義ポー
トが1つであるコンピュータ3000とスキャナ600
0はまず、リーフというフラグが立てられ、ステップS
1005のChild宣言を行う。該コンピュータ30
00は特定固有データを持たないので特定固有データの
送受信(ステップS1011)は行わずに動作を終了す
る。この動作の終了は親となる機器から特定固有データ
の送信がないことを確認する信号を送ってそれに反応さ
せてもいいし、ある時間まで特定固有データの受け付け
を待ってみてそれがこない場合にタイムアウト処理とし
て認識してもかまわない。ここではタイムアウト処理で
認識した。
【0172】同様に未定義ポートが1つのスキャナ60
00もステップS1005でChild宣言を行う。ス
キャナ6000は特定固有データを持つのでプリンタ1
600へ特定固有データ52の送信を行う。プリンタ1
600は該特定固有データ52を受信すると特定固有判
定手段35でリーフ接続のスキャナ6000が特定動作
可能機器であると判定し、該特定固有データ52と本プ
リンタ1600の特定固有データ34からMFSID作
成手段36でMFSIDを作成する。該判定と該MFS
IDを保持する。該判定とMFSIDはCPU31が使
用するRAM32に保持領域を設けて保存してもいい
し、MFSIDはMFSID作成手段36で保持し、特
定固有判定結果は特定固有判定手段35で保持しても構
わない。ここでは後者とする。該保持動作が終了すると
CPU31はデータセレクタ45を制御して特定動作可
能機器がIEEE1394I/Fの47か48かを確認
する作業を行う。これはバスSW46を利用して簡単な
通信を行えばいい。ここでバスSW46はIEEE13
94I/F47と48を分離しておく。CPU31は該
作業から特定動作可能機器IEEE1394I/F48
に接続されていることを認識する。この認識結果を保持
しながら、特定動作可能機器の接続されていない側のI
EEE1394I/F47へバスリセットを出力する。
また、IEEE1394I/F48へは本プリンタ16
00が特定動作可能機器であることを示す特定固有デー
タ34を送信する。ただし、この送信は特定動作可能機
器のIEEE1394I/Fの47か48かを確認する
作業の中で行っていても良い。ここではそうしている。
【0173】コンピュータ3000は該バスリセットを
認識し、ステップS1001の状態となり、ステップS
1002へ進む。スキャナ6000はバスリセットされ
ず、プリンタ6000にリーフ接続された特定動作可能
機器として待機している。プリンタ1600は該バスリ
セット動作をコンピュータ3000と同じようにステッ
プS1001で認識し、ステップS1002へ進む。コ
ンピュータ3000とプリンタ1600はリーフとして
ポートが1つずつ接続されていることを認識し、ステッ
プS1004へ進む。2台ともステップS1005とし
てChild宣言することができるが、ここではプリン
タ1600が先にChild宣言したとする。プリンタ
1600はステップS1010で特定固有データを持っ
ているので、ステップS1011の特定固有データの送
信を行う。コンピュータ3000は特定固有データを持
っていないので、該送信に対して応答をしないので、プ
リンタ1600はコンピュータ3000が特定固有デー
タを持たない機器であることをタイムアウト処理として
認識し、該親子関係宣言動作を終了する。コンピュータ
3000はこれにより、未定義ポートが0となったの
で、ステップS1004からステップS1008でルー
トのフラグを付けて該親子関係動作を終了する。
【0174】ここまでの動作で図10の親子関係宣言動
作が終了し、図9のステップS903が終了する。ステ
ップS904でルートフラグが立てられたホストコンピ
ュータ3000はルートを決定し、ノードID設定が開
始される(ステップS905)。
【0175】ここで、詳細な処理は図11のフローチャ
ートに従うことになる。図11のステップS1101で
リーフ、ブランチ、ルートに別れて動作する。最初にI
Dの設定ができるリーフからIDを設定する。ステップ
S1102でリーフの数を設定する。リーフの数は1で
あり、「1」を設定する。リーフはルートにID要求を
出す。リーフであるプリンタ1600がルートであるホ
ストコンピュータ3000に対しID要求を出す。
【0176】ホストコンピュータ3000はステップS
1104でID要求のアービトレイションを行い、プリ
ンタ1600へID番号の「1」を与える。プリンタ1
600はステップS1106でID番号1の取得を認識
し、ステップS1107のID情報ブロードキャストを
行う。該ID情報ブロードキャストにより、コンピュー
タ3000はID番号1の機器がプリンタ1600にな
った事を認識する。
【0177】ただし、このときのID情報はMFSID
でのID情報通知をする。したがって、コンピュータ3
000はプリンタ1600ではなくMFSが接続されて
いると認識する。プリンタ1600はステップS110
8として残りリーフ数を1から1引いて0にセットす
る。ステップS1109で残りリーフ数が0であるとス
テップS1110に進む。ステップS1110ではブラ
ンチ数をセットする。ブランチ数は0なので「0」をセ
ットする。
【0178】ステップS1117で残りブランチ数が0
なので、ステップS1118へ進む。ステップS111
8ではコンピュータ3000がルートのID番号として
2を取得し、ID情報のブロードキャストを行う。該I
D情報のブロードキャストでID番号2の機器はコンピ
ュータ3000であることを、プリンタ1600が認識
する。
【0179】ここまでで、図11のID設定動作を終了
し(S906−Yes)、図9のステップS907へ進
む。ステップS907でデータ転送が可能となり、再び
ステップS901に戻り、バスリセットの監視を行う。
【0180】以上の動作により、データ転送可能となる
とルート機器であるコンピュータ3000はサイクルス
タートパケットの送信やデータ転送のアービトレイショ
ン等を行い、IEEE1394I/Fを使用したバスの
動作を管理する。
【0181】今、スキャナ6000で画像データを読み
込み、該読み込んだ画像データをコンピュータ3000
に保持する動作がスタートした。さらに、該読み込んだ
画像データをプリンタ1600で印刷するという動作も
開始した。実際にはコンピュータ3000からはMFS
と認識されているプリンタ1600へ画像を読み込みコ
ンピュータ3000へ送信し、さらに印刷も行うように
制御をした。
【0182】従来はここで、スキャナ6000からコン
ピュータ3000へのデータの送信とプリンタ1600
へのデータの送信が同時に発生し、スキャナ6000→
プリンタ1600→コンピュータ3000で2台分の重
複した経路の通信が行われていた。
【0183】本発明にかかる実施形態2では上述のよう
に1台のMFSでスキャナ6000から読み込んだデー
タをプリンタ1600に送信し、プリンタ1600はス
キャナ6000からのデータをIEEE1394I/F
48から受け取り、データセレクタ45を介して印刷用
にCPU31で処理しながらデータセレクタ44を介し
てコンピュータ3000にデータ送信を行う。したがっ
て、IEEE1394シリアルバスにはプリンタ160
0とスキャナ6000間の通信が1つとプリンタ160
0とコンピュータ3000間の通信が1つになり、バス
のトラフィックが減少できる。
【0184】さらに、スキャナ6000に対してはプリ
ンタ1600が親の接続なので常にルートとして動作す
るだけでも同様の結果になる。プリンタ1600がスキ
ャナ6000に対して常にルートとして動作するには特
定動作(バッファ動作)を行わなくてもバスSW46を
使用することで可能である。この場合は特別なデータセ
レクタにする必要はなくなる。
【0185】特定固有データを持つ機器がリーフを含め
て隣接して接続されると本印刷システムを構成する印刷
装置の特定固有判定手段で特定動作可能と判定するとM
FSとしてのIDを作成し、該特定動作可能という判定
結果に基づき特定動作コントロール手段で特定機器側で
ない方のI/Fへはバスリセットをかけて、ネットワー
クを再構築する。
【0186】バスリセットの直後では本印刷システムを
構成する印刷装置を1台のリーフ接続のMFSとして動
作する。
【0187】特定機器側へは本印刷装置をルートとして
通知して動作するか、特定動作をすることを通知して特
定動作だけで動作する。該特定機器側バス内は特定機器
間の通信だけであり、メインバスとしても1台のMFS
だけとなり他の通信の影響が少なくなる。したがって、
2台の通信制御によるバスの混雑が緩和され印刷時の通
信レートを高く保つことができる。
【0188】[実施形態2の効果]また、他の通信のため
にバスのデータ転送レートが確保できないようなときで
も最高速のデータ転送で高速に印刷動作のためのデータ
転送が行える。また、特別なデータセレクタを使わない
でバスSWをうまく動作させれば同様の効果が得られ
る。
【0189】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0190】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0191】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0192】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0193】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0194】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0195】
【発明の効果】他の通信のためにバスのデータ転送レー
トが確保できないようなときでも最高速のデータ転送で
高速に印刷動作のためのデータ転送が行える。また、該
高速印刷のときに行われていた他のデータ転送を一時中
断するがその復帰は自動で行われる。
【0196】また、他の通信のためにバスのデータ転送
レートが確保できないようなときでも最高速のデータ転
送で高速に印刷動作のためのデータ転送が行える。ま
た、特別なデータセレクタを使わないでバスSWをうま
く動作させれば同様の効果が得られる。
【0197】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1にかかる印刷装置と印刷用
データ送信装置のブロック図である。
【図2】本発明を適用したPC(印刷用データ送信装
置)及び印刷装置と、従来の記録再生装置及びスキャナ
の接続図である。
【図3】IEEE1394シリアルバスの構成要素を表
す図である。
【図4】バスリセットからノードIDの決定までの流れ
を示すフローチャート図である。
【図5】バスリセットにおける親子関係決定の流れを示
すフローチャート図である。
【図6】バスリセットにおける親子関係決定後から、ノ
ードID決定までの流れを示すフローチャート図であ
る。
【図7】本発明の実施形態2の印刷装置と印刷用データ
送信装置のブロック図である。
【図8】本発明を適用したスキャナ及び印刷装置と、従
来のコンピュータの接続図である。
【図9】実施形態2のバスリセットからノードIDの決
定までの流れを示すフローチャート図である。
【図10】実施形態2のバスリセットにおける親子関係
決定の流れを示すフローチャート図である。
【図11】実施例2のバスリセットにおける親子関係決
定後から、ノードID決定までの流れを示すフローチャ
ート図である。
【符号の説明】
3000 従来のPC 3001 本発明の実施例1のPC 1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 システムデバイス 5 キーボードコントローラ(KBC) 6 CRTコントローラ(CRTC) 7 ディスクコントローラ(DKC) 8 データセレクタ 9 キーボード 10 CRTディスクレイ 11 外部メモリ 21 IEEE1394インターフェース1(プリン
タ接続) 22 IEEE1394インタフェース2(記録再生
装置に接続) 100 特定固有データ 101 特定固有判定手段 102 特定バスリセット出力手段 103 特定動作コントロール手段 1500 従来のプリンタ 1510 本発明の実施例1のプリンタ 1501 操作パネル 12 プリンタCPU 13 ROM 14 RAM 15 システムバス 16 印刷部インタフェース 17 印刷部(プリンタエンジン) 18 入力部(ホストインターフェース) 19 外部メモリ 25 IEEE1394インタフェース1(3001
へ接続) 26 IEEE1394インタフェース2(スキャナ
に接続) 200 特定固有データ 201 特定固有判定手段 202 特定バスリセット出力手段 203 特定動作コントロール手段 4000 記録再生装置 5000 スキャナ 1600 本発明の実施例2のプリンタ 31 プリンタCPU 32 RAM 33 ROM 34 特定固有データ 35 特定固有判定手段 36 MFSID作成手段 37 システムバス 38 ホストI/F 39 操作パネル 40 印刷部I/F 41 印刷部 42 MC 43 外部メモリ 44 主データセレクタ 45 副データセレクタ 46 バスSW 47 IEEE1394I/F 48 IEEE1394I/F 6000 スキャナ 50 スキャナ基本構成部 51 CPU 52 特定固有データ 53 特定動作用プログラム 54 データセレクタ 55 IEEE1394I/F 56 システムバス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷情報を授受するための複数のIEEE
    1394インタフェースと、 特定動作可能機器であることを識別するための特定固有
    データと、前記印刷情報に包含される接続機器IDデー
    タとから前記機器が特定動作可能であることを判定する
    特定固有判定手段と、 前記判定の結果を保持し、特定動作可能機器間での印刷
    処理を優先させるための印刷制御を行う特定動作コント
    ロール手段と、 前記特定動作コントロール手段の制御に基づき、非特定
    動作可能機器間とのデータ授受を中断させる特定バスリ
    セット出力手段とを有する印刷用データ送信手段と、 前記印刷用データ送信手段から印刷情報を授受するため
    の複数のIEEE1394インタフェースと、 特定動作可能機器であることを識別するための特定固有
    データと、前記印刷情報に包含される接続機器IDデー
    タとから前記機器が特定動作可能であることを判定する
    特定固有判定手段と、 前記判定の結果を保持し、特定動作可能機器間での印刷
    処理を優先させるための印刷制御を行う特定動作コント
    ロール手段と、 前記特定動作コントロール手段の制御に基づき、非特定
    動作可能機器間とのデータ授受を中断させる特定バスリ
    セット出力手段とを有するする印刷手段と、 を備えることを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】前記印刷手段は、特定高速印刷開始コマン
    ド認識手段を更に備え、前記印刷用データ送信手段から
    の特定高速印刷開始コマンドを判定することを特徴とす
    る請求項1記載の印刷システム。
  3. 【請求項3】前記印刷用データ送信手段は、特定高速印
    刷を行う際に、前記印刷手段に対して特定高速印刷開始
    コマンドを出力する特定高速印刷開始コマンド出力手段
    を更に備えることを特徴とする請求項1記載の印刷シス
    テム。
  4. 【請求項4】IEEE1394インタフェースを複数具
    備し、少なくともひとつのインタフェースを特定高速動
    作のためのデータ授受に使用できる印刷用データ送信手
    段と、 IEEE1394インタフェースを複数具備し、少なく
    ともひとつのインタフェースで特定高速動作のためのデ
    ータ授受をし、前記特定高速動作中に自装置の使用中信
    号と前記特定高速動作時の印刷用データ送信手段との使
    用中信号とを他のIEEE1394インタフェースに出
    力することを特徴とする印刷システム。
  5. 【請求項5】 複数のIEEE1394インタフェース
    とデータセレクタ部とを備える印刷システムであって、 前記複数のIEEE1394インタフェース部の通信を
    制御するバスSW部と、 特定動作可能機器であることを識別するための特定固有
    データと、リーフ接続で隣接する機器のIDデータとか
    ら前記機器が前記特定固有データを有する特定動作可能
    機器であるかを判定する特定固有判定手段と、 前記リーフ接続で隣接する特定動作可能機器に対しては
    特定動作で動作することを通知する手段と、 前記リーフ接続で接続する特定動作可能機器が接続され
    ている場合に、前記機器のIDデータと自機器のIDデ
    ータとから他方のIEEE1394インタフェースへの
    通知用IDデータを作成することができるMFSIDデ
    ータ作成手段と、 を備え、前記他方のインタフェースだけへバスリセット
    を出力でき、前記出力によるバスリセット直後のバス構
    築時にMFSIDデータを通知可能とすることを特徴と
    する印刷システム。
  6. 【請求項6】前記特定固有データを有する機器がリーフ
    接続で隣接して接続されると、前記機器に対しては必ず
    ルートとして動作し、他方のIEEE1394インタフ
    ェース部に対しては前記隣接して接続される機器の機能
    を合わせたリーフ接続の1台のMFSとして通知し動作
    することを特徴とする請求項5記載の印刷システム。
  7. 【請求項7】印刷情報を授受するための複数のインタフ
    ェースと、 特定動作可能機器であることを識別するための特定固有
    データと、前記印刷情報に包含される接続機器IDデー
    タとから前記機器が特定動作可能であることを判定する
    特定固有判定手段と、 前記判定の結果を保持し、特定動作可能機器間での印刷
    処理を優先させるための印刷制御を行う特定動作コント
    ロール手段と、 前記特定動作コントロール手段の制御に基づき、非特定
    動作可能機器間とのデータ授受を中断させる手段と、 を備えることを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】情報を授受するための複数のインタフェー
    スと、 特定動作可能機器であることを識別するための特定固有
    データと、前記情報に包含される接続機器IDデータと
    から前記機器が特定動作可能であることを判定する特定
    固有判定手段と、 前記判定の結果を保持し、特定動作可能機器間での処理
    を優先させるための制御を行う特定動作コントロール手
    段と、 前記特定動作コントロール手段の制御に基づき、非特定
    動作可能機器間とのデータ授受を中断させる手段と、 を備えることを特徴とするデータ送信装置。
  9. 【請求項9】複数のインタフェースから印刷情報を授受
    するための工程と、 特定動作可能機器であることを識別するための特定固有
    データと、前記印刷情報に包含される接続機器IDデー
    タとから前記機器が特定動作可能であることを判定する
    特定固有判定工程と、 前記判定の結果を保持し、特定動作可能機器間での印刷
    処理を優先させるための印刷制御を行う特定動作コント
    ロール工程と、 前記特定動作コントロール手段の制御に基づき、非特定
    動作可能機器間とのデータ授受を中断させると、 を備えることを特徴とする印刷方法。
  10. 【請求項10】複数のインタフェースから情報を授受す
    るための工程と、 特定動作可能機器であることを識別するための特定固有
    データと、前記情報に包含される接続機器IDデータと
    から前記機器が特定動作可能であることを判定する特定
    固有判定工程と、 前記判定の結果を保持し、特定動作可能機器間での処理
    を優先させるための制御を行う特定動作コントロール工
    程と、 前記特定動作コントロール手段の制御に基づき、非特定
    動作可能機器間とのデータ授受を中断させる工程と、 を備えることを特徴とするデータ送信方法。
JP10187738A 1998-07-02 1998-07-02 Ieee1394インタフェースを有する特定高速動作可能な印刷システム、印刷装置、データ送信装置、及び印刷方法、データ送信方法 Withdrawn JP2000020254A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008065737A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd データストリーム送受信装置

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