JP2000019878A - 加熱装置及びこの加熱装置を備える画像形成装置 - Google Patents

加熱装置及びこの加熱装置を備える画像形成装置

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JP2000019878A
JP2000019878A JP10196512A JP19651298A JP2000019878A JP 2000019878 A JP2000019878 A JP 2000019878A JP 10196512 A JP10196512 A JP 10196512A JP 19651298 A JP19651298 A JP 19651298A JP 2000019878 A JP2000019878 A JP 2000019878A
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heating
heat
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Hidetaka Kawamura
英孝 河村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、起動後における最初の加熱処理に
亘り、定着回転体の外周面のうちの、未定着画像を担持
した記録媒体との接触領域の温度の目標温度から所定範
囲内の温度値への昇温維持、及び、複数枚の記録媒体へ
の連続加熱処理実行に伴う定着回転体の外周面の接触領
域及び非接触領域の温度差緩和を迅速に行うことができ
る加熱装置又はこの加熱装置を備える画像形成装置の提
供を目的とする。 【解決手投】 定着ローラ6の外周面における一端部か
ら他端部に亘り当接配置された円筒状の加熱ローラ8及
び加熱ローラ8の中空部に配置されたハロゲンヒータ9
から成る加熱体10が定着ローラ6の外周面を直接加熱
することにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着画像又は定
着画像を担持した記録媒体を互いに圧接された定着回転
体及び加圧回転体の間に通過せしめながら、加熱体によ
り前記記録媒体に加熱処理を施す加熱装置、特に、定着
回転体が、その軸方向に延びて中空部が形成され、又、
前記軸方向における定着回転体の中央部での内径が同方
向における定着回転体の一端部若しくは両端部での内径
よりも大きな値に採られている加熱装置及びこの加熱装
置を備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】かかる加熱装置にあっては、従来から、
未定着画像を担持した記録媒体に加熱体が加熱処理を施
すことにより、前記未定着画像を前記記録媒体に定着記
録する定着装置、若しくは、前記未定着画像を前記記録
媒体に仮定着する仮定着装置、又は、定着画像を担持し
た記録媒体に加熱体が加熱処理を施すことにより、前記
記録媒体の表面性を改質する表面性改質装置等として具
現化されている。
【0003】かかる加熱装置として、従来にあっては、
図11に示すように、未定着画像を担持したシート状の
記録媒体101を円筒状の定着回転体102及び円柱状
の加圧回転体103の間のニップ部104に通紙せしめ
ながら、定着回転体102の中空部に配置された加熱体
105が前記記録媒体101に加熱処理を施す加熱装置
100が主として提供されており、加熱装置100にあ
っては、サーミスタ感温素子等に代表される温度検知素
子(図示せず)により定着回転体102の外周面の通紙
領域等の温度を検知し、而して、前記温度検知素子の検
知温度を目標温度から所定範囲内の温度値に一致せしめ
るよう、加熱体105の点灯及び消灯の切り換えが制御
されていた。
【0004】詳細には、加熱装置100にあっては、定
着回転体102の外周面のうちの、使用可能な各種サイ
ズの記録媒体101に共通した通紙領域に温度検知素子
を当接又は近接配置し、以て、定着装置本体外部等に設
けられた電力供給源に前記温度検知素子の検知温度をフ
イードバックし、而して、加熱体105の点灯及び消灯
の切り換えが制御されていた。
【0005】即ち、定着回転体102の外周面の通紙領
域の温度が目標温度から所定範囲内の温度値に一致する
よう電力供給源から加熱体105への電力供給が制御さ
れることにより、定着回転体102等の温調が行われて
いた。
【0006】しかしながら、加熱装置100にあって
は、起動後における最初の加熱処理において、定着回転
体102の中空部に配置された加熱体105から定着回
転体102の内周面に供給された熱が定着回転体102
の外周面迄到達する以前に、最初の加熱処理に供される
記録媒体101が、ニップ部通紙に伴い、定着回転体1
02の外周面の保持熱を吸熱することとなり、以て、起
動後における最初の加熱処理に亘り、定着回転体102
の外周面の通紙領域の温度を目標温度から所定範囲内の
温度値に維持することが困難であった。
【0007】又、加熱装置100にあっては、複数枚の
記録媒体101への連続加熱処理進行に伴い、定着回転
体102の外周面の通紙領域及び非通紙領域の温度差が
生じることとなり、特に、定着回転体102の外周面の
最大通紙領域よりも小サイズの記録媒体101の使用時
にあっては、加熱処理枚数等に依っては、定着回転体1
02の外周面の通紙領域及び非通紙領域の間に著しい温
度差が生じてしまう虞れがあった。
【0008】故に、定着回転体102の外周面の通紙領
域及び非通紙領域の間に著しい温度差が生じた場合に
は、加圧回転体103の外周面の通紙領域及び非通紙領
域の間にも著しい温度差が生じてしまう虞れがあった。
【0009】然るに、定着装置等に代表される加熱装置
の設計にあっては、加熱装置の小型化及び加熱処理速度
の高速化等が常に考慮されることから、起動から定着回
転体の目標温度昇温迄に要する時間の短縮化、及び、起
動後における最初の加熱処理に亘る定着回転体の外周面
の通紙領域の目標温度から所定範囲内の温度値への維持
並びに複数枚の記録媒体への連続加熱処理進行に伴う定
着回転体の外周面の通紙領域及び非通紙領域の温度差緩
和を如何に図ることができるかが重要課題である。
【0010】そこで、従来にあっては、.配光分布の
異なる複数個の加熱体を定着回転体の中空部に配置し、
加熱処理に供される記録媒体のサイズに応じて各加熱体
の点灯並びに消灯を切り換える加熱装置(特開平03−
144477号等)、.加熱処理に供される記録媒体
のサイズに応じて定着回転体の外周面の非通紙領域に送
風自在に設定された冷却ファンを備える加熱装置(特開
平05−107983号、特開平09−034290号
等)、.定着回転体の外周面の非通紙領域を冷却する
ための開閉自在な複数個の冷却扉が設けられた断熱部材
を定着回転体の外周面に取り付け、加熱処理に供される
記録媒体のサイズに応じて各冷却扉の開閉を切り換える
加熱装置(特開平09−044025号等)、.対象
部材の放熱を目的とする放熱回転体を定着回転体の外周
面の非通紙領域のみ当接配置せしめた加熱装置(特開平
06−011983号等)、.定着回転体又は加圧回
転体の各両端部に冷却機構が設けられた加熱装置(特開
平07−253731号等)、.定着回転体又は加圧
回転体の外周面に当接配置された熱伝導体を備え、定着
回転体の外周面温度等の均一化を図る加熱装置(特開平
09−034290号、特開平06−250540号
等)、及び、.図12及び図13に示すように、定着
回転体201又は加圧回転体202の外周面に離接自在
な熱伝導体203と、熱伝導体203を定着回転体20
1又は加圧回転体102の外周面に離接せしめる離接機
構204とを備え、定着回転体201の外周面温度等の
均一化を図る加熱装置200等が提案され、実用に供さ
れている。
【0011】しかしながら、記載の加熱装置にあって
は、定着回転体の中空部に配置された各加熱体の点灯及
び消灯を切り換えるという複雑な制御を要すると共に、
各加熱体の点灯及び消灯の切換時に周辺機器等の瞬間的
な電力脈動、所謂、フリッカが生じる虞れがあった。
【0012】又、〜記載の加熱装置にあっては、定
着回転体の外周面の非通紙領域からの放熱が加熱装置本
体内部等に充満し、以て、加熱装置に搭載の諸部材等の
過剰昇温を生じる虞れがあり、特に、記載の加熱装置
にあっては、仕切り及びダクト等を設けたとしても、定
着回転体の外周面の非通紙領域のみに送風することは困
難であった。
【0013】同様に、記載の加熱装置にあっても、加
熱処理に供される記録媒体のサイズ等に応じて定着回転
体の外周面の非通紙領域が変動することから、やはり、
各種記録媒体に応じた定着回転体の外周面の非通紙領域
のみを冷却せしめることは困難であった。
【0014】更に、記載の加熱装置にあっては、所定
の熱容量を有する熱伝導体を定着回転体又は加圧回転体
の外周面に当接配置せしめる構成であることから、熱伝
導経路における熱容量の総和が増大し、以て、起動時に
おける定着回転体の外周面等の温度に依っては、定着回
転体の目標温度から所定範囲内の温度値への昇温迄に要
する時間が長期化する虞れがあった。
【0015】又、記載の加熱装置200にあっては、
熱伝導体203を定着回転体201又は加圧回転体20
2の外周面に離接自在とすることにより、記載の加熱
装置における問題の解消が図られることとなるが、図1
2及び図13に示すように、熱伝導体203を定着回転
体201又は加圧回転体202の外周面に離接せしめる
離接機構204を必要とするため、加熱装置の大型化が
避けられなかった。
【0016】そこで、近年にあっては、.起動後にお
ける最初の加熱処理に亘る定着回転体の外周面の通紙領
域の温度の目標温度から所定範囲内の温度値への昇温維
持、及び、複数枚の記録媒体への連続加熱処理進行に伴
う定着回転体の外周面の通紙領域及び非通紙領域の温度
差緩和を簡易に行うことができる加熱装置として、未定
着画像を担持した記録媒体を、互いに圧接された略円筒
状の定着回転体及び円柱状の加圧回転体の間のニップ部
に通紙せしめながら、定着回転体の中空部に配置された
加熱体が前記記録媒体に加熱処理を施し、又、定着回転
体の中央部での内径が両端部での内径よりも大きな値に
採られた形状、即ち、定着回転体の中空部において、定
着回転体の中央部から各端部に向けて段差が形成されて
いる加熱装置が提案され、実用に供されている。
【0017】故に、記載の加熱装置にあっては、定着
回転体の中央部での内径が両端部での内径よりも大きな
値に採られることにより、定着回転体の両端部から中央
部への熱伝導性を向上せしめ、以て、起動後における最
初の加熱処理中に亘る定着回転体の外周面の通紙領域の
温度の目標温度から所定範囲内の温度値への昇温維持、
及び、複数枚の記録媒体への連続加熱処理進行に伴う定
着回転体の外周面の通紙領域及び非通紙領域の温度差緩
和の簡易化が図られていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、
【従来の技術】における記載の加熱装置にあっては、
定着回転体の中央部での内径を両端部の内径よりも大き
な値とすることにより、定着回転体の両端部から中央部
への熱伝導性の向上が図られているものの、加熱体が定
着回転体の中空部に配置され、而して、未定着画像を担
持した記録媒体に加熱体が定着回転体を介して加熱処理
を施すことから、加熱体から定着回転体の内周面に供給
された熱が定着回転体の外周面迄に到達するのにある程
度の時間を要してしまい、起動後における最初の加熱処
理に亘る定着回転体の外周面の通紙領域の温度の目標温
度から所定範囲内の温度値への昇温維持、及び、複数枚
の記録媒体への連続加熱処理進行に伴う定着回転体の外
周面の通紙領域及び非通紙領域の温度差緩和の迅速化が
望まれていた。
【0019】そこで、本発明は、起動後における最初の
加熱処理に亘り、定着回転体の外周面のうちの、未定着
画像を担持した記録媒体との接触領域の温度の目標温度
から所定範囲内の温度値への昇温維持、及び、複数枚の
記録媒体への連続加熱処理進行に伴う定着回転体の外周
面の接触領域及び非接触領域の温度差緩和を迅速に行う
ことができる加熱装置又はこの加熱装置を備える画像形
成装置の提供を目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手投】本出願に依れば、上記目
的は、未定着画像又は定着画像を担持した記録媒体を、
互いに圧接された定着回転体及び加圧回転体の間に通過
せしめながら、電力供給源から電力供給を受けて点灯す
る加熱体により定着回転体を介して前記記録媒体に加熱
処理を施す加熱装置であって、定着回転体は、その軸方
向に延びて中空部が形成され、又、前記軸方向における
中央部での内径が同方向における一方の端部又は両端部
での内径よりも大きな値に採られている加熱装置におい
て、加熱体は、回転状体に成形され、定着回転体の外周
面における一方の端部から中央部又は他方の端部に亘り
圧接配置されているという第一の発明により達成され
る。
【0021】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第一の発明において、加熱体は、軸方向に沿って
中空部が形成され、又、定着回転体の外周面における一
方の端部から中央部又は他方の端部に亘り圧接配置され
る熱伝導回転体と、前記中空部に配置され、又、電力供
給源から電力供給を受けて発熱する発熱源とを備えてい
るという第二の発明によっても達成される。
【0022】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第二の発明において、熱伝導回転体は、主とし
て定着回転体よりも低熱容量且つ良熱伝導性な素材から
構成されているという第三の発明によっても達成され
る。
【0023】又、本出願に依れば、上記目的は、潜像担
持体に形成担持された潜像を現像剤により可視画像とし
たのち、前記可視画像を記録媒体に記録し出力する画像
形成装置であって、本出願に係る第一の発明記載の加熱
装置を備えるという第四の発明によっても達成される。
【0024】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第四の発明において、加熱体は、軸方向に沿っ
て中空部が形成され、又、定着回転体の外周面における
一方の端部から中央部又は他方の端部に亘り圧接配置さ
れる熱伝導回転体と、前記中空部に配置され、又、電力
供給源から電力供給を受けて発熱する発熱源とを備えて
いるという第五の発明によっても達成される。
【0025】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第五の発明において、熱伝導回転体は、主として
定着回転体よりも低熱容量且つ良熱伝導性な素材から構
成されているという第六の発明によっても達成される。
【0026】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第四の発明乃至第六の発明において、加熱装置
は、未定着画像を担持した記録媒体に加熱体が加熱処理
を施すことにより、前記未定着画像を前記記録媒体に定
着記録せしめる定着装置を構成するという第七の発明に
よっても達成される。
【0027】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第四の発明乃至第六の発明において、加熱装置
は、未定着画像を担持した記録媒体に加熱体が加熱処理
を施すことにより、前記未定着画像を前記記録媒体に仮
定着せしめる仮定着装置を構成するという第八の発明に
よっても達成される。
【0028】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第四の発明乃至第六の発明において、加熱装置
は、定着画像を担持した記録媒体に加熱体が加熱処理を
施すことにより、前記記録媒体の表面性を改質せしめる
表面性改質装置を構成するという第九の発明によっても
達成される。
【0029】即ち、本出願に係る第一の発明にあって
は、回転状体に成形され、又、定着回転体の外周面にお
ける一方の端部から中央部又は他方の端部に亘り圧接配
置された加熱体が定着回転体の外周面における一方の端
部から中央部又は他方の端部に亘り加熱する。
【0030】又、本出願に係る第二の発明にあっては、
電力供給源から電力供給を受けて発熱源から発せられた
熱が、定着回転体の外周面における一方の端部から中央
部又は他方の端部に亘り圧接配置された熱伝導回転体を
介して、定着回転体の外周面における一方の端部から中
央部又は他方の端部に亘り伝導する。
【0031】更に、本出願に係る第三の発明にあって
は、主として定着回転体よりも低熱容量且つ良熱伝導性
な素材から構成された熱伝導回転体を介して、定着回転
体の外周面における記録媒体との接触領域及び非接触領
域の間の熱伝導が行われる。
【0032】又、本出願に係る第四の発明にあっては、
回転状体に成形され、又、定着回転体の外周面における
一方の端部から中央部又は他方の端部に亘り圧接配置さ
れた加熱体が定着回転体の外周面における一方の端部か
ら中央部又は他方の端部に亘り加熱する。
【0033】又、本出願に係る第五の発明にあっては、
電力供給源から電力供給を受けて発熱源から発せられた
熱が、定着回転体の外周面における一方の端部から中央
部又は他方の端部に亘り圧接配置された熱伝導回転体を
介して、定着回転体の外周面における一方の端部から中
央部又は他方の端部に亘り伝導する。
【0034】更に、本出願に係る第六の発明にあって
は、主として定着回転体よりも低熱容量且つ良熱伝導性
な素材から構成された熱伝導回転体を介して、定着回転
体の外周面における記録媒体との接触領域及び非接触領
域の間の熱伝導が行われる。
【0035】更に、本出願に係る第七の発明にあって
は、本出願に係る第四の発明乃至第六の発明に基づき、
未定着画像を担持した記録媒体に加熱体が加熱処理を施
すことにより、前記未定着画像が前記記録媒体に定着記
録せしめられる。
【0036】又、本出願に係る第八の発明にあっては、
本出願に係る第四の発明乃至第六の発明に基づき、未定
着画像を担持した記録媒体に加熱体が加熱処理を施すこ
とにより、前記未定着画像が前記記録媒体に仮定着せし
められる。
【0037】更に、本出願に係る第九の発明にあって
は、本出願に係る第四の発明乃至第六の発明に基づき、
未定着画像を担持した記録媒体に加熱体が加熱処理を施
すことにより、前記記録媒体の表面性が改質せしめられ
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下の添付図面に基づき本発明に
係る実施の形態に関して説明する。
【0039】(第一の実施形態)先ず、本発明に係る第
一の実施形態に関して図1乃至図8に基づき説明する。
【0040】図1は、本実施形態の画像形成装置を具現
化した一例の概略構成図であり、現像装置1が現像剤に
より潜像担持体たるドラム状の回転自在なの電子写真感
光体2の外周面に形成担持せしめた可視画像を、転写回
転体3がシート状の記録媒体4に転写し未定着画像を前
記記録媒体4に形成し、次に、未定着画像を担持した記
録媒体4に加熱装置たる定着装置5から加熱処理が施さ
れ前記未定着画像が前記記録媒体4に定着記録されたの
ち、定着装置5における加熱処理済みの記録媒体4を画
像形成装置本体外部に排紙出力するようになっている。
【0041】図2は、本実施形態の加熱装置を具現化し
た一例たる定着装置5の概略構成図であり、定着装置5
は、図2に示すように、定着回転体たる略円筒状の回転
自在な定着ローラ6、加圧回転体たる円柱状の回転自在
な加圧ローラ7、熱伝導回転体たる円筒状の回転自在な
加熱ローラ8並びに発熱源たるハロゲンヒータ9を備え
る加熱体10、未定着画像を担持した記録媒体4を互い
に圧接された定着ローラ6及び加圧ローラ7の間のニッ
プ部11へと案内する給紙ガイド体12、シリコーンオ
イル等に代表される離型剤を定着ローラ6の外周面に塗
布する回転自在な塗布回転体13、爪状の先端部を定着
ローラ6の外周面に摺接し定着ローラ6の外周面に吸着
した記録媒体4を前記外周面から分離する分離爪14、
及び、定着済みの記録媒体4を定着装置本体外部へと案
内する排紙ガイド15等から構成されている。
【0042】即ち、定着装置5にあっては、未定着画像
を担持した記録媒体4をニップ部11に通紙せしめなが
ら、加熱体10が定着ローラ6を介して前記記録媒体4
に加熱処理を施すことにより、前記未定着画像を前記記
録媒体4に定着記録せしめるようになっている。
【0043】定着ローラ6は、アルミニウム等に代表さ
れる良熱伝導性の金属から成る円筒状の若しくは略円筒
状の芯金の外周面にシリコーンゴム又はフッ素樹脂等の
弾性素材から成る弾性層等が被覆された多層構造であ
り、未定着画像を担持した記録媒体4の加熱処理中にあ
っては、前記記録媒体4の未定着画像担持面に接触し、
加熱体10から受けた熱を前記未定着画像及び前記記録
媒体4に伝導せしめるようになっている。
【0044】尚、本実施形態にあっては、定着ローラ6
の中空部は、図3及び図4に示すように、定着ローラ6
の内周面における両端部6aから中央部6bに向けて段
差を設け、定着ローラ6の軸方向における両端部での内
径が中央部での内径よりも大きな値となる形状とするこ
とにより、以て、定着ローラ6の軸方向における熱伝導
の向上が図られている。
【0045】尚、図3は、定着ローラ6の概略形状を説
明する模式的斜視図であり、一方、図4は、定着ローラ
6の概略形状を説明する模式的断面図である。
【0046】定着ローラ6の外周面のうちの、使用可能
な各種サイズの記録媒体に共通した通紙領域には、図2
に示すように、サーミスタ感温素子等に代表される温度
検知素子11が当接又は近接配置されており、以て、温
度検知素子16の検知温度が目標温度から所定範囲内の
温度値に一致するよう加熱体10の点灯及び消灯の切り
換えが制御されるよう設定されている。
【0047】尚、本実施形態にあっては、1個の温度検
知素子16を定着ローラ6の外周面に当接又は近接配置
することにより、定着ローラ6の外周面のうちの、使用
可能な各種サイズの記録媒体に共通した通紙領域の温調
が行われることとしたが、複数個の温度検知素子を定着
ローラ6の外周面に当接又は近接配置し各温度検知素子
の検知温度に基づき定着ローラ6の外周面温度の温調が
行われても良いことは言うまでもない。
【0048】一方、加圧ローラ7は、アルミニウム等に
代表される良熱伝導性の金属から成る円柱状の若しくは
略円柱状の芯金の外周面にシリコーンゴム又はフッ素樹
脂等の弾性素材から成る弾性層等が被覆された多層構造
であり、未定着画像を担持した記録媒体4の加熱処理中
にあっては、加圧機構(図示せず)から加圧されること
により前記記録媒体4を介して定着ローラ6に圧接し、
以て、前記記録媒体4の未定着画像担持面及び定着ロー
ラ6の外周面の充分な接触を図るようになっている。
【0049】加熱体10を構成する加熱ローラ8は、図
2に示すように、主としてアルミニウム等に代表される
良熱伝導性の金属から成る円筒状の若しくは略円筒状の
芯金の外周面にシリコーンゴム又はフッ素樹脂等の弾性
素材から成る弾性層等が被覆された多層構造であり、加
圧機構(図示せず)から定着ローラ6に向けて加圧され
ることにより、定着ローラ6の軸方向における定着ロー
ラ6の外周面の一方の端部から他方の端部に亘り当接配
置されている。
【0050】尚、本実施形態にあっては、加熱ローラ8
の外径及び肉厚を定着ローラ6の外径及び肉厚よりも小
さい値に採ることにより、加熱ローラ9が定着ローラ6
よりも低熱容量とされ、以て、定着ローラ6の外周面に
おける記録媒体4との接触領域及び非接触領域の間の加
熱ローラ8を介した熱伝導が可能となっている。
【0051】又、本実施形態にあっては、加熱ローラ8
の内周面は滑らかに外周面処理が施されており、以て、
加熱ローラ8から定着ローラ6への熱伝導の均等化が図
られている。
【0052】一方、加熱体10を構成するハロゲンヒー
タ9は、加熱ローラ8の中空部に配置されており、而し
て、電力供給源(図示せず)から電力供給を受けてハロ
ゲンヒータ9から発せられた熱が加熱ローラ8を介して
定着ローラ6の外周面に伝導し、以て、定着ローラ6の
外周面の目標温度から所定範囲内の温度値への温調が図
られている。
【0053】本実施形態にあっては、図5に示すよう
に、定着ローラ6、加圧ローラ7及び加熱ローラ8の共
通軸方向における同側各端部にギア17,18,19が
設けられ、各ギア17,18,19は互いに噛合されて
おり、定着装置本体外部に配置された駆動モータ20か
らの駆動力が各ギア17,18,19を介して定着ロー
ラ6、加圧ローラ7及び加熱ローラ8に伝達されること
により、定着ローラ6、加圧ローラ7及び加熱ローラ8
が回転するようになっている。
【0054】尚、図5は、定着装置5の概略構成を説明
する模式的斜視図である。
【0055】次に、本実施形態に係る熱伝導の経路に関
して図6及び図7に基づき説明する。尚、図6は、定着
装置5における熱伝導経路を説明する模式的断面図であ
り、一方、図7は、定着装置5における熱伝導経路を説
明する模式的斜視図である。
【0056】先ず、ハロゲンヒータ9が電力供給源から
電力供給を受けて発熱し、以て、ハロゲンヒータ9から
周辺雰囲気に拡散された熱が加熱ローラ8を介して定着
ローラ6の外周面における一方の端部から他方の端部に
亘り均等に伝導される。
【0057】而して、本実施形態にあっては、定着ロー
ラ6の外周面のうちの加熱体10から熱供給を施された
部位(以下、熱供給部位と称する。)は、ニップ部11
から定着ローラ6の回転方向における直上流若しくはほ
ぼ直上流に位置することから、定着ローラ6の回転に伴
いニップ部11を通過中の記録媒体4に定着ローラ6の
外周面の熱供給部位が接触し、以て、前記熱供給部位の
保持する熱が、周辺雰囲気等にほとんど散逸されること
なく、前記記録媒体4に供給されることとなる。
【0058】又、本実施形態にあっては、図8に示すよ
うに、複数枚の記録媒体4への加熱処理進行に伴う定着
ローラ6の外周面の非通紙領域の温度が通紙領域の温度
を越え、定着ローラ6の外周面の通紙領域及び非通紙領
域の温度差緩和を迅速にて確実に行われるという測定結
果が得られた。
【0059】尚、図8は、有限要素法に基づき定着ロー
ラ6の外周面における伝熱シュミレーションの結果を表
すグラフである。
【0060】よって、本実施形態にあっては、定着ロー
ラ6の外周面における一端部から他端部に亘り当接配置
された円筒状の加熱ローラ8及び加熱ローラ8の中空部
に配置されたハロゲンヒータ9から成る加熱体10が定
着ローラ6の外周面を直接加熱するので、起動後におけ
る最初の加熱処理に亘り、定着ローラ6の外周面の通紙
領域の温度を目標温度から所定範囲内の温度値に迅速に
昇温維持することができると共に、定着ローラ6の両端
部から中央部への熱伝導が、定着ローラ6を介するのみ
ならず、加熱ローラ8を介しても行われることから、複
数枚の記録媒体への連続加熱処理実行に伴う定着ローラ
6の外周面の通紙領域及び非通紙領域の温度差を迅速に
行うことができ、以て、加熱不足に起因する画像不良及
び定着ローラ6の外周面の通紙領域、及び、非通紙領域
の著しい温度差に起因する加圧ローラ7等の損傷並びに
変形等を確実に防止することができる。
【0061】又、本実施形態にあっては、主としてアル
ミニウム等に代表される良熱伝導性の金属から成る円筒
状の芯金等から構成される多層構造であって、定着ロー
ラ6よりも低熱容量とされた加熱ローラ8が定着ローラ
6の一端部から他端部に亘り当接配置されているので、
定着ローラ6の各端部から中央部への熱伝導性の向上を
図ることができ、而して、複数枚の記録媒体への連続加
熱処理実行に伴う定着ローラ6の通紙領域及び非通紙領
域の温度差緩和の迅速化を一層図ることができる。
【0062】更に、本実施形態にあっては、定着ローラ
6の中央部での内径が両端部での内径より大きな値に採
られているので、定着ローラ6の中央部における熱容量
を定着ローラ6の各端部における熱容量よりも低く採
り、定着ローラ6の各端部から中央部への熱伝導性の向
上を図ることができ、而して、複数枚の記録媒体への連
続加熱処理実行に伴う定着ローラ6の通紙領域及び非通
紙領域の温度差緩和の迅速化をより一層図ることができ
る。
【0063】(第二の実施形態)次に、本発明に係る第
二の実施形態に関して図9及び図10に基づき説明す
る。尚、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成は、
前期実施形態に係る画像形成装置の概略構成と同様であ
ることから、図1に代えて説明を省略する。
【0064】図9は、本実施形態の加熱装置を具現化し
た一例たる定着装置21の概略構成を説明する模式的斜
視図であり、定着装置21は、図9に示すように、未定
着画像を担持した記録媒体4を定着回転体たる略円筒状
の回転自在な定着ローラ22の外周面の一端部に寄せて
ニップ部11を通過せしめ、又、定着ローラ22の外周
面の他端部を常時非通紙領域とする形態の定着装置であ
る。
【0065】尚、図9にあっては、図2等との共通箇所
に同符号を付与することにより、以下、前記共通箇所の
説明を前期実施形態に代えて省略する。
【0066】定着ローラ22は、図10に示すように、
定着ローラ22の一端部から中央部に亘る内径は若しく
はほぼ一定値に採られ、又、定着ローラ22の他端部で
の内径が定着ローラ22の一端部から中央部に亘る内径
よりも大きな値に採られている、即ち、本実施形態にあ
っては、定着ローラ22の中空部において、定着ローラ
22の中央部から他端部に向けてのみ段差が形成されて
おり、而して、図9に示すように、定着ローラ22の一
端部から他端部に亘り当接配置された円筒状の加熱ロー
ラ8及び加熱ローラ8の中空部に配置されたハロゲンヒ
ータ9から構成される加熱体10から加熱されるように
なっている。
【0067】尚、図10は、定着ローラ22の概略形状
を説明する模式的斜視図である。
【0068】よって、本実施形態にあっても前期実施形
態と同様の効果及び利点を得ることができる。
【0069】尚、第一の実施形態及び第二の実施形態に
あっては、加熱装置を具現化した一例たる定着装置に言
及してきたが、加熱装置を具現化する他例たる仮定着装
置及び表面性改質装置等に第一の実施形態及び第二の実
施形態を適用することにより、第一の実施形態及び第二
の実施形態の効果及び利点が得られるのは言うまでもな
い。
【0070】
【発明の効果】以上にて説明したように、本出願に係る
第一の発明に依れば、回転状体に成形され、又、定着回
転体の外周面における一方の端部から中央部又は他方の
端部に亘り圧接配置された加熱体が定着回転体の外周面
における一方の端部から中央部又は他方の端部に亘り加
熱するので、起動後における最初の加熱処理に亘り、定
着回転体の外周面のうちの、未定着画像を担持した記録
媒体との接触領域の温度を目標温度から所定範囲内の温
度値に迅速に昇温維持することができると共に、定着回
転体の両端部から中央部への熱伝導が、定着回転体を介
するのみならず、加熱体を介しても行われることから、
複数枚の記録媒体への連続加熱処理実行に伴う定着回転
体の外周面の接触領域及び非接触領域の温度差緩和を迅
速に行うことができ、以て、加熱不足に起因する画像不
良及び定着回転体の外周面の接触領域及び非接触領域の
著しい温度差に起因する加圧回転体等の損傷並びに変形
等を確実に防止することができる。
【0071】又、本出願に係る第二の発明に依れば、電
力供給源から電力供給を受けて発熱源から発せられた熱
が、定着回転体の外周面における一方の端部から中央部
又は他方の端部に亘り圧接配置された熱伝導回転体を介
して、定着回転体の外周面における一方の端部から中央
部又は他方の端部に亘り伝導するので、起動後における
最初の加熱処理に亘り、定着回転体の外周面のうちの、
未定着画像を担持した記録媒体との接触領域の温度を目
標温度から所定範囲内の温度値に迅速に昇温維持するこ
とができると共に、定着回転体の両端部から中央部への
熱伝導が、定着回転体を介するのみならず、熱伝導回転
体を介しても行われることから、複数枚の記録媒体への
連続加熱処理実行に伴う定着回転体の外周面の接触領域
及び非接触領域の温度差緩和を迅速に行うことができ、
以て、加熱不足に起因する画像不良及び定着回転体の外
周面の接触領域及び非接触領域の著しい温度差に起因す
る加圧回転体等の損傷並びに変形等を確実に防止するこ
とができる。
【0072】更に、本出願に係る第三の発明に依れば、
主として定着回転体よりも低熱容量且つ良熱伝導性な素
材から構成された熱伝導回転体を介して、定着回転体の
外周面における記録媒体との接触領域及び非接触領域の
間の熱伝導が行われるので、定着回転体の各端部から中
央部への熱伝導性の向上を図ることができ、而して、複
数枚の記録媒体への連続加熱処理実行に伴う定着回転体
の外周面のうちの、未定着画像を担持した記録媒体との
接触領域及び非接触領域の温度差緩和の迅速化を一層図
ることができる。
【0073】又、本出願に係る第四の発明に依れば、回
転状体に成形され、又、定着回転体の外周面における一
方の端部から中央部又は他方の端部に亘り圧接配置され
た加熱体が定着回転体の外周面における一方の端部から
中央部又は他方の端部に亘り加熱するので、本出願に係
る第一の発明の効果を有する加熱装置を備える画像形成
装置の提供を実現することができる。
【0074】又、本出願に係る第五の発明に依れば、電
力供給源から電力供給を受けて発熱源から発せられた熱
が、定着回転体の外周面における一方の端部から中央部
又は他方の端部に亘り圧接配置された熱伝導回転体を介
して、定着回転体の外周面における一方の端部から中央
部又は他方の端部に亘り伝導するので、本出願に係る第
二の発明の効果を有する加熱装置を備える画像形成装置
の提供を実現することができる。
【0075】更に、本出願に係る第六の発明に依れば、
主として定着回転体よりも低熱容量且つ良熱伝導性な素
材から構成された熱伝導回転体を介して、定着回転体の
外周面における記録媒体との接触領域及び非接触領域の
間の熱伝導が行われるので、本出願に係る第三の発明の
効果を有する加熱装置を備える画像形成装置の提供を実
現することができる。
【0076】更に、本出願に係る第七の発明に依れば、
本出願に係る第四の発明乃至第六の発明に基づき、未定
着画像を担持した記録媒体に加熱体が加熱処理を施すこ
とにより、前記未定着画像が前記記録媒体に定着記録せ
しめられるので、本出願に係る第一の発明乃至第三の発
明の効果を有する定着装置を備える画像形成装置の提供
を実現することができる。
【0077】又、本出願に係る第八の発明に依れば、本
出願に係る第四の発明乃至第六の発明に基づき、未定着
画像を担持した記録媒体に加熱体が加熱処理を施すこと
により、前記未定着画像が前記記録媒体に仮定着せしめ
られるので、本出願に係る第一の発明乃至第三の発明の
効果を有する仮定着装置を備える画像形成装置の提供を
実現することができる。
【0078】更に、本出願に係る第九の発明に依れば、
本出願に係る第四の発明乃至第六の発明に基づき、未定
着画像を担持した記録媒体に加熱体が加熱処理を施すこ
とにより、前記記録媒体の表面性が改質せしめられるの
で、本出願に係る第一の発明乃至第三の発明の効果を有
する表面性改質装置を備える画像形成装置の提供を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願に係る第一の実施形態の画像形成装置の
概略構成図である。
【図2】図1に示す定着装置の概略構成を説明する模式
的断面図である。
【図3】図2に示す定着ローラの概略形状を説明する模
式的斜視図である。
【図4】図2に示す定着ローラの概略形状を説明する模
式的断面図である。
【図5】図1に示す定着装置の概略構成を説明する模式
的斜視図である。
【図6】図1に示す定着装置における熱伝導経路を説明
する模式的断面図である。
【図7】図1に示す定着装置における熱伝導経路を説明
する模式的斜視図である。
【図8】有限要素法に基づき図2に示す定着ローラの外
周面における伝熱シュミレーションの結果を表すグラフ
である。
【図9】本出願に係る第二の実施形態の定着装置の概略
構成を説明する模式的斜視図である。
【図10】図9に示す定着ローラの概略形状を説明する
模式的斜視図である。
【図11】従来の加熱装置を具現した一例の概略構成図
である。
【図12】従来の加熱装置を具現した一例の概略構成図
である。
【図13】従来の加熱装置を具現した一例の概略構成図
である。
【符号の説明】
1 現像装置 2 電子写真感光体(潜像担持体) 3 転写回転体 4 記録媒体 5 定着装置(加熱装置) 6 定着ローラ(定着回転体) 7 加圧ローラ(加圧回転体) 8 加熱ローラ(熱伝導回転体) 9 ハロゲンヒータ(発熱源) 10 加熱体 11 ニップ部 12 給紙ガイド体 13 塗布回転体 14 分離爪 15 排紙ガイド 16 温度検知素子 17 ギア 18 ギア 19 ギア 20 駆動モータ 21 定着装置(加熱装置) 22 定着ローラ(定着回転体) 6a 定着ローラの内周面における各端部 6b 定着ローラの内周面における中央部 100 加熱装置 101 記録媒体 102 定着回転体 103 加圧回転体 104 ニップ部 105 加熱体 200 加熱装置 201 定着ローラ(定着回転体) 202 加圧ローラ(加圧回転体) 203 熱伝導体 204 離接機構

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未定着画像又は定着画像を担持した記録
    媒体を、互いに圧接された定着回転体及び加圧回転体の
    間に通過せしめながら、電力供給源から電力供給を受け
    て点灯する加熱体により定着回転体を介して前記記録媒
    体に加熱処理を施す加熱装置であって、定着回転体は、
    その軸方向に延びて中空部が形成され、又、前記軸方向
    における中央部での内径が同方向における一方の端部又
    は両端部での内径よりも大きな値に採られている加熱装
    置において、加熱体は、回転状体に成形され、定着回転
    体の外周面における一方の端部から中央部又は他方の端
    部に亘り圧接配置されていることを特徴とする加熱装
    置。
  2. 【請求項2】 加熱体は、軸方向に沿って中空部が形成
    され、又、定着回転体の外周面における一方の端部から
    中央部又は他方の端部に亘り圧接配置される熱伝導回転
    体と、前記中空部に配置され、又、電力供給源から電力
    供給を受けて発熱する発熱源とを備えていることとする
    請求項1記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 熱伝導回転体は、主として定着回転体よ
    りも低熱容量且つ良熱伝導性な素材から構成されている
    こととする請求項2記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 潜像担持体に形成担持された潜像を現像
    剤により可視画像としたのち、前記可視画像を記録媒体
    に記録し出力する画像形成装置であって、請求項1記載
    の加熱装置を備える画像形成装置。
  5. 【請求項5】 加熱体は、軸方向に沿って中空部が形成
    され、又、定着回転体の外周面における一方の端部から
    中央部又は他方の端部に亘り圧接配置される熱伝導回転
    体と、前記中空部に配置され、又、電力供給源から電力
    供給を受けて発熱する発熱源とを備えていることとする
    請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 熱伝導回転体は、主として定着回転体よ
    りも低熱容量且つ良熱伝導性な素材から構成されている
    こととする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 加熱装置は、未定着画像を担持した記録
    媒体に加熱体が加熱処理を施すことにより、前記未定着
    画像を前記記録媒体に定着記録せしめる定着装置を構成
    することとする請求項4乃至請求項6記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 加熱装置は、未定着画像を担持した記録
    媒体に加熱体が加熱処理を施すことにより、前記未定着
    画像を前記記録媒体に仮定着せしめる仮定着装置を構成
    することとする請求項4乃至請求項6記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 加熱装置は、定着画像を担持した記録媒
    体に加熱体が加熱処理を施すことにより、前記記録媒体
    の表面性を改質せしめる表面性改質装置を構成すること
    とする請求項4乃至請求項6記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214950A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Toshiba Tec Corp 熱定着装置及び画像形成装置
EP3447585A1 (en) * 2017-08-24 2019-02-27 Konica Minolta, Inc. Fixing apparatus, image forming apparatus, and method of designing fixing apparatus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002214950A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Toshiba Tec Corp 熱定着装置及び画像形成装置
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