JP2000019661A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
も、正確な濃度補正を可能にする。価格の低い濃度計3
を使用することにより、装置の価格低減を図る。 【解決手段】 基準パターンプリントの濃度を測定する
と共に、基準パターンプリントの画像データに基づい
て、本装置にて記録したパターンプリントの濃度を測定
する濃度計3を設ける。濃度計3は、精度の良くないも
ので構成され、価格の低いものである。基準パターンプ
リントの濃度を、パターンプリントの濃度測定に供され
る濃度計3で測定することにより、基準パターンプリン
トの測定濃度値が、パターンプリントの目標濃度値とな
り、しかも、濃度計3の精度に応じた目標濃度値とな
る。したがって、パターンプリントの濃度値を、基準パ
ターンプリントの測定濃度値に合わせることにより、パ
ターンプリントの濃度値が本来の目標濃度値に一致す
る。
Description
て感光材料としての印画紙を露光することにより、印画
紙に画像を記録する画像記録装置に関するものであり、
特に、装置の稼働前等においてセットアップを行うため
に必要な濃度計を備えた画像記録装置に関するものであ
る。なお、上記のセットアップとは、プリント濃度の所
定値(基準値)からのずれを予め補正しておく処理のこ
とを言う。
た画像記録装置が種々提案されている。上記のデジタル
露光デバイスは、フィルム画像等を画像データとして取
り込み、取り込んだ画像データに応じて感光材料として
の印画紙を露光し、印画紙に画像を記録するものであ
る。ライン露光デバイスは、例えばPLZT素子を用い
た露光ヘッドで構成され、面露光デバイスは、例えばF
OCRT(Fiber Optic Cathode Ray Tube)等の画像表
示装置で構成される。
例えば以下に示すときに装置のセットアップが行われ
る。 装置に薬液(現像処理液)を入れたとき。 装置の立ち上げ時(例えば毎朝)。 異なる種類の印画紙への交換時。 これは、デジタル露光デバイスとして例えばFOCRT
を考えた場合、(1) FOCRTのカソードに印加する電
圧(以下、CRT電圧と称する)と、そのときFOCR
Tが放つ光の量(以下、CRT光量と称する)との関係
は常に一定ではなく、FOCRTの経時変化によって変
化し、CRT光量の変化に伴ってプリント濃度が変化す
る、(2) FOCRTの照射光量が同じでも、使用する印
画紙の種類が異なればプリント濃度が変化する、等の理
由によるものである。
“0〜255”という値の画像データに対応させたとき
の、画像データとプリント濃度との本来の関係を示して
いる。このように、画像データごとにプリント濃度が決
まっているが、上記したFOCRTの経時変化、使用す
る印画紙等によって、所定の画像データに対するプリン
ト濃度が変化してしまうのである。したがって、画像デ
ータに応じた所望のプリント濃度を常に得るためにも、
画像記録装置のセットアップは欠かせないものとなる。
うにして行っている。
ーンに分け、各段階を0〜255のいずれかの値に画像
データとして対応させる。例えば、最も黒い(最も濃度
の濃い)段階10を画像データとして“0”に、段階9
を画像データとして“30”に、段階8を画像データと
して“70”に、・・・段階6を画像データとして“1
28”に、・・・そして、最も白い(最も濃度の薄い)
段階1を画像データとして“255”にそれぞれ対応さ
せる。
められている正式な濃度値を上記の画像データと対応さ
せて予めメモリに記憶させる。例えば、段階10に対し
て画像データ“0”およびその正式な濃度値“2.0”
を、段階9に対して画像データ“30”およびその正式
な濃度値“1.75”を、段階8に対して画像データ
“70”およびその正式な濃度値“1.65”を、・・
・段階1に対して画像データ“255”およびその正式
な濃度値“0”を、予めメモリに記憶させる。
のいずれかまたは全てに基づいて記録したパターンの濃
度を濃度計で測定する。ここで、図6は、予めメモリに
記憶させた各段階ごとの正式な濃度値(図中○印)と、
実際に上記の濃度計で測定した各段階ごとの測定濃度値
(図中△印)とを示している。同図に示すように、例え
ば段階10において、記録パターンの測定濃度値(同図
では“1.4”)が、目標濃度値“2.0”から外れて
いる場合には、装置内部の制御部(図示せず)は、上記
記録パターンが目標濃度値“2.0”となるように、上
記記録パターンを焼くためのCRT電圧を調整する。段
階1〜9ついても同様であり、各段階の記録パターンが
目標濃度値(図中の○印の値)となるように、制御部
は、目標濃度値と測定濃度値とのずれ量に応じてCRT
電圧を調整する。このようにして上記のずれ量が予め補
正され、装置稼働前のセットアップが終了する。
像において所望のプリント濃度を確実に得るためには、
上記の濃度計を高精度のもので構成し、上記のセットア
ップを高精度で行うことが要求される。しかし、高精度
の濃度計は価格が高く、上記濃度計の併設は装置自体の
価格上昇を招く。したがって、装置の価格低減をも実現
したいのであれば、濃度計としては、精度のあまり良く
ないもので構成せざるを得ない。
合には、装置の価格低減を図ることはできるものの、セ
ットアップ自体を正確に行うことはできないという問題
が生ずる。
度の良くない濃度計で測定した各段階ごとの測定濃度値
(図中×印)をプロットしたものを示している。例えば
段階10の記録パターンにおいては、精度の高い濃度計
では“1.4”(図中△印)という測定濃度値が得られ
るはずであるが、精度の良くない濃度計では“1.0”
という誤った測定濃度値が得られてしまう。
度値“2.0”と真の測定濃度値“1.4”との差aを
補償する調整(CRT電圧の調整)を行うところが、こ
の場合、目標濃度値“2.0”と誤った測定濃度値
“1.0”との差(a+b)を補償する調整を行ってし
まう。その結果、各段階におけるCRT電圧が誤った値
に設定されてしまい、所望のプリント濃度が得られなく
なる。
なされたもので、その目的は、装置の価格低減と正確な
セットアップの実行とを両方同時に実現することのでき
る画像記録装置を提供することにある。
像記録装置は、上記の課題を解決するために、画像デー
タに応じて感光材料を露光することにより、感光材料に
画像を記録する画像記録装置において、画像データと対
応付けられた階調の画像が少なくとも一つ基準濃度で記
録されている第1記録パターンの濃度を測定すると共
に、記録された画像に対応する画像データの少なくとも
一つが、上記第1記録パターンに記録された画像に対応
する画像データのいずれかと同一である第2記録パター
ンの濃度を測定する濃度測定手段と、画像データが同一
の画像について、上記第2記録パターンの濃度値が上記
第1記録パターンの濃度値と等しくなるように、露光条
件を変更する露光条件変更手段とを備えていることを特
徴としている。
よび第2記録パターンは、階調に対応した画像データが
同一の画像を少なくとも有している。そして、露光条件
変更手段により、画像データが同一の画像について、第
2記録パターンの濃度値(以下、第2の濃度値と称す
る)が第1記録パターンの濃度値(以下、第1の濃度値
と称する)と等しくなるように、露光条件が変更され
る。
定した値としているので、第1の濃度値が、第2の濃度
値を合わせる際の、濃度測定手段の精度に応じた目標濃
度値となる。したがって、同じ濃度測定手段で第2の濃
度値を測定し、第2の濃度値を上記第1の濃度値に合わ
せに行く補正を行うことで、濃度測定手段の精度に応じ
た濃度補正が可能となる。
度測定手段の精度がどのようなものであっても、上記精
度に応じた目標濃度値を得て、濃度補正を正確に行うこ
とができ、その結果、目標濃度値で記録された画像を得
ることができる。また、濃度測定手段を精度の良くない
もので構成することも可能となるので、例えば価格の低
い濃度測定手段を用いることによって装置の価格低減を
図ることもできる。つまり、上記構成によれば、装置の
価格低減と正確な濃度補正とを両方同時に実現すること
ができる。
記の課題を解決するために、請求項1の構成において、
上記第2記録パターンの画像は、上記第1記録パターン
の画像に対応する画像データ全てに基づいて記録されて
いることを特徴としている。
画像と同一階調の画像を第2記録パターンにおいて確実
に得ることができる。これにより、所定の階調における
濃度補正を確実に行うことができる。
記の課題を解決するために、請求項1または2の構成に
加えて、上記濃度測定手段が測定した第1記録パターン
の濃度値を記憶する記憶手段をさらに備えていることを
特徴としている。
した第1の濃度値が記憶手段に記憶されるので、濃度補
正を行うたびに第1記録パターンの濃度を濃度測定手段
で測定しなくても済む。したがって、第1の濃度値を記
憶する記憶手段を備えていることにより、濃度補正を効
率的に行うことができる。
記の課題を解決するために、請求項1、2または3の構
成において、上記濃度測定手段は、固体撮像素子を備え
た画像読み取り装置で構成されていることを特徴として
いる。
量に応じた電気信号を出力するものであり、それゆえ、
固体撮像素子を備えた画像読み取り装置を用いても、正
確な濃度値を検出することはできないが、濃さに対応し
た数字を得ることくらいは可能である。ここで、請求項
1の構成により、濃度測定手段を精度の良くないもので
構成することが可能であることから、濃度測定手段にて
得られる濃度値は、当該濃度値が濃さと対応さえしてい
ればよく、その絶対値が必ずしも正確である必要はない
ことが言える。したがって、正確な濃度値を検出できな
い画像読み取り装置を用いても、簡易的な濃度補正を行
うことができる。
に出回っている濃度計等で構成することが可能である
が、濃度計と呼ばれるものは、その精度に応じた価格設
定がなされており、精度が悪くなるにつれて価格も当然
低くなっている。ところが、上記の画像読み取り装置
は、価格の低い濃度計よりもさらに価格が低い。したが
って、濃度測定手段を画像読み取り装置で構成すること
により、濃度測定手段を濃度計で構成した場合に比べ
て、装置の価格低減をより一層図ることができる。
図1ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
示すように、画像記録部10(画像記録装置)と処理部
20とを備えている。
ている。現像部は、発色現像液、漂白定着液、安定液の
各処理液を収容する各処理槽を有しており、画像記録部
10にて画像の記録された印画紙6を各処理液に順次浸
漬することにより、現像処理を行う。乾燥部は、上記現
像部にて処理された印画紙6を例えば熱風の吹きつけに
より乾燥させる。
た印画紙6を1コマ単位に分割するカッター(図示せ
ず)を備えており、上記カッターにて分割された印画紙
6は、仕上がりプリントとして処理部20から排出され
る。
ン1、露光部2、濃度計3(濃度測定手段)、メモリ4
(記憶手段)、および、制御部5(露光条件変更手段)
を備えている。
画紙6(感光材料)をロール状態で収納する印画紙収納
部であり、収納された印画紙6は、画像記録部10内の
所定の露光位置に搬送されるようになっている。
画紙6を画像データに応じて露光し、印画紙6上に画像
を記録する。本実施形態では、露光部2は、画像データ
に応じた画像を表示する画像表示装置であるFOCRT
2aと、FOCRT2aからの光像を印画紙6に結像さ
せるレンズ2bとで構成されている。つまり、この構成
では、FOCRT2aの表示画像に対応した光でもって
印画紙6を露光することで、印画紙6上に画像が記録さ
れる。
ほど良好ではなく、それゆえ、以下に示す他の画像表示
装置に比べて露光時間を長くする必要があるが、解像度
が良くない分、逆にデジタル露光特有のドット粒が現れ
ないという利点を有している。また、高電圧で蛍光体を
励起するので、比較的明るい画像が得られると共に、入
力情報に対する応答性が良いことも、FOCRT2aの
利点である。
レンズ2bで構成する以外にも、例えば液晶表示装置、
LED(Light Emitting Diode)アレイ、蛍光表示管、
PLZT露光ヘッド等の画像表示装置で構成することが
できる。なお、上記のPLZT露光ヘッドとは、透明強
誘電性セラミックス材料であるPLZT素子を一対の偏
光板(偏光子と検光子)の間に配したものである。PL
ZT素子は、ジルコン酸鉛(PbZrO3 )とチタン酸
鉛(PbTiO3 )とを適当な比率で固溶体としたもの
(PZT)に、ランタンを添加してホットプレスして得
られる(Pb1-x Lax )(Zry Ti1-y )1-x/4 O
3 系固溶体である。
使用されている『Status A』という規格の濃度計であ
り、白色光をプリントに当てたときに得られる反射光を
3色のフィルタを介して検出し、反射光量を濃度値とし
て数字で表すようになっている。この数字がいわゆる濃
度値に対応しており、数字が高いほど濃度が濃いことを
示す。本実施形態の濃度計3は、例えば比較的精度の良
くない低価格のもので構成されており、それゆえ、高精
度の濃度計を併設する場合に比べ、装置の価格が上昇す
ることはない。
階調の画像が少なくとも一つ基準濃度で記録されている
基準パターンプリント(第1記録パターン)の濃度を測
定すると共に、記録された画像に対応する画像データの
少なくとも一つが、基準パターンプリントに記録された
画像に対応する画像データのいずれかと同一であるパタ
ーンプリント(第2記録パターン)の濃度を測定する。
つまり、基準パターンプリントの濃度およびパターンプ
リントの濃度は、同一の濃度計3で測定される。この場
合、濃度計3が備える3色の各フィルタに対応して3種
類の基準パターンプリントが用意される。
して、上記3種類のうちの一つを図2に示す。なお、他
の2種類については同様の構成であるのでその図示およ
び説明を省略する。図2に示す基準パターンプリント
は、白から黒までを例えば10段階の階調パターンに分
けたものとなっているが、その他、18段階で分けたも
のや、数段階に分けたもののうちの少なくとも一つをプ
リントしたものであってもよい。
調)を図面上で区別するために、画像濃度を黒丸の数に
対応させた模式的な図であり、黒丸の数が多くなればな
るほど、画像濃度が濃いことを示している。実際の基準
パターンプリントは、白から黒までを10段階のグラデ
ーションで示したものとなっており、同図に示すような
ドットパターンではない。
それぞれ0〜255のいずれかの値に画像データとして
対応している。例えば、最も黒い(最も濃度の濃い)段
階10は画像データとして“0”に、段階9は画像デー
タとして“30”に、段階8は画像データとして“7
0”に、・・・段階6は画像データとして“128”
に、・・・そして、最も白い(最も濃度の薄い)段階1
は画像データとして“255”にそれぞれ対応してい
る。
としてのパターンプリントは、上記基準パターンプリン
トの各階調に対応した画像データに基づいて本写真処理
装置によって記録されたパターンである。つまり、パタ
ーンプリントは、基準パターンプリントの全画像データ
をそのまま利用して得たものである。したがって、例え
ば本写真処理装置が既に正しくセットアップされている
とすれば、上記パターンプリントは、基準パターンプリ
ントと各階調の濃度値が同等のプリントとなる。
データをそのまま利用してパターンプリントを得ること
により、比較対象である、基準パターンプリントと同一
階調の画像をパターンプリントにおいて確実に得ること
ができる。その結果、所定の階調における濃度補正を確
実に行うことができる。
パターンプリントの画像データを全て利用したものでな
くてもよく、基準パターンプリントおよびパターンプリ
ントの画像において、階調に対応した少なくとも一つの
画像データが共通している画像であれば足りる。
ーンプリントの濃度値を記憶するものである。この点
は、装置の濃度計により測定した濃度値ではなく、予め
求められている正式な濃度値を直接記憶させる従来と異
なっている。濃度計3が測定した濃度値を一旦メモリ4
に記憶させるようにすれば、セットアップを行うたびに
基準パターンプリントの濃度値を濃度計3で測定しなく
ても済む。したがって、メモリ4を備えていることによ
り、セットアップを効率的に行うことができる。
CRT光量、および、プリント濃度の相関関係を示して
いる。詳しくは、図3の第1象限は、画像データとCR
T電圧との関係を、図3の第2象限は、CRT電圧とC
RT光量との関係を、図3の第3象限は、CRT光量と
プリント濃度との関係を、図3の第4象限は、プリント
濃度と画像データとの関係をそれぞれ示している。な
お、CRT電圧とは、FOCRT2aのカソードに印加
する電圧のことである。これらの関係から、画像データ
a1 において所望のプリント濃度d1 を得るためには、
画像データa1 に応じたCRT電圧b1 をFOCRT2
aのカソードに印加し、そのとき得られるCRT光量c
1 でもって印画紙6を露光することが必要であることが
分かる。
データとCRT電圧との関係がルックアップテーブル
(以下、LUTと略称する)として記憶されている。C
RT電圧は、0〜255の各画像データごとに設定され
ており、画像データの値が小さくなるほど大きい値とな
っている。
T電圧が増加するほどCRT光量は増加し、また、図3
の第3象限に示すように、CRT光量が増加するほどプ
リント濃度は増加する。しかし、CRT光量は、FOC
RT2aの経時変化によって変化することが分かってお
り、それゆえ、一定時間経過後は、図3の第2および第
3象限の関係から、CRT電圧が一定であっても、CR
T光量の変化によってプリント濃度が変化してしまう。
また、プリント濃度は、CRT電圧およびCRT光量が
一定であっても、使用する印画紙6の種類によって異な
ることが分かっている。したがって、図3に示す関係
は、例えば装置の立ち上げ時や印画紙6の交換時等にお
いて、プリント濃度の補正、すなわち、セットアップが
必要であることを裏付けるものでもある。
が図3の第4象限に示すように略放物線となっているの
は、モニタのγ特性が曲がっているためである。γ特性
曲線の直線部分の勾配γの値は、使用する基本ソフト
(オペレーティング・システム)によって異なってい
る。
じた画像が記録されるように、CRT電圧を調整し、F
OCRT2aによる露光を制御する。また、制御部5
は、画像データが同一の画像について、濃度計3が測定
したパターンプリントの濃度値が、メモリ4に記憶され
ている基準パターンプリントの濃度値と等しくなるよう
に、露光条件、具体的には、各画像データに対応したC
RT電圧を変更すると共に、メモリ4に記憶されている
LUTを更新する露光条件変更手段を構成している。
る前に、まず、本実施形態の写真処理装置の動作につい
て以下に説明する。
ン1から印画紙6が露光位置に搬送されると、制御部5
はCRT電圧を制御してFOCRT2aに所望の画像を
表示させる。この表示画像に対応する光がレンズ2bを
介して印画紙6に照射されることで、印画紙6上に画像
が記録される。
像部に搬送され、発色現像液、漂白定着液、安定液の各
処理液を収容した各処理槽に順次浸漬される。現像部に
てこのように現像処理された印画紙6は、その後、乾燥
部に搬送され、熱風が吹きつけられて乾燥される。そし
て、図示しないカッターにより、上記印画紙6は1コマ
単位に分割され、処理部20から排出される。
ップについて以下に説明する。
おける各階調の濃度を濃度計3で測定する。図4中の○
印は、このときの測定濃度値を示している。本実施形態
の濃度計3は、上述したように、価格の高い高精度のも
のではないので、例えば段階10の階調においては濃度
値“2.2”が得られており、本来、高精度の濃度計で
得られる濃度値(例えば図6に示した濃度値“2.
0”)とは異なる値となっている。濃度計3による基準
パターンプリントの各階調ごとの測定結果は、各階調と
対応付けられた画像データとともにメモリ4に記憶され
る。
データに基づいて、本写真処理装置で画像を記録し、パ
ターンプリントを得る。そして、パターンプリントにお
ける各階調の濃度を、上記と同じ濃度計3で測定する。
図4中の△印は、このときの測定濃度値を示しており、
例えば段階10の階調においては、濃度値“1.5”が
得られている。
計3が測定したパターンプリントの測定濃度値が、メモ
リ4に記憶されている基準パターンプリントの測定濃度
値と等しくなるように、各画像データに対応したCRT
電圧を変更すると共に、メモリ4に記憶されているLU
Tを更新する。例えば段階10においては、パターンプ
リントの測定濃度値が、目標濃度値である基準パターン
プリントの測定濃度値“2.2”となるように、制御部
5はCRT電圧を変更する。
同様に濃度補正を行えばよいが、このようなセットアッ
プは、全ての段階について必ずしも行う必要はなく、少
なくとも一つの段階について行えば足りる。
が基準パターンプリントの濃度値と等しくなるように、
CRT電圧を変更するので、例えばFOCRT2aの経
時変化、使用する印画紙6の種類等に起因してプリント
濃度が変化する場合であっても、所望のプリント濃度を
確実に得ることができる。
ンプリントの測定濃度値“2.2”は、濃度計3で測定
した値であるので、上記測定濃度値“2.2”は、同じ
濃度計3で測定されるパターンプリントの測定濃度値を
合わせに行く際の、濃度計3の精度に応じた目標濃度値
となる。
値“2.2”が、高精度の濃度計で測定したときの濃度
値“2.0”とずれるのは、使用する濃度計の精度が違
うため当然である。しかし、上記のように値がずれてい
ても、上記両測定値が得られる測定対象はどちらも同じ
基準パターンプリントであるので、上記測定濃度値
“2.2”は、実質的に、高精度の濃度計で測定したと
きの濃度値“2.0”と同じである。したがって、上記
測定濃度値“2.2”は、濃度計3を用いたときの実質
的な目標濃度値となり、基準パターンプリントの濃度値
を測定する際に用いるのと同じ濃度計3でパターンプリ
ントの濃度値を測定し、当該濃度値を基準パターンプリ
ントの測定濃度値“2.2”に合わせに行く補正を行う
ことで、補正後の濃度値は、実質的に、高精度の濃度計
で測定したときの濃度値“2.0”に一致するようにな
る。
ようなものであっても、濃度計3の精度に応じた目標濃
度値を得て濃度補正を正確に行うことができる。また、
本実施形態のように、濃度計3を精度の良くないもので
構成することが可能であるので、価格の低い濃度計3を
装置に併設して装置の価格低減を図ることもできる。つ
まり、本発明によれば、装置の価格低減と正確な濃度補
正とを両方同時に実現することができる。
で構成しているが、濃度計3の代わりに、例えばCCD
(Charge Coupled Device ;固体撮像素子)を備えたス
キャナ等の画像読み取り装置で構成することも可能であ
る。
受光したときに、受光量に応じた電気信号を出力するも
のである。それゆえ、CCDを備えたスキャナでは正確
な濃度値を検出することはできないが、濃さに対応した
数字を得ることくらいは可能である。本発明では、用い
る濃度計3の精度がどのようなものでも対応できること
から、測定濃度値の絶対値が必ずしも正確である必要が
ない。したがって、CCDを備えたスキャナを用いて
も、簡易的に濃度調整を行うことができる。また、濃度
計と呼ばれるものは、その精度に応じた価格設定がなさ
れており、精度が悪くなるにつれて価格も当然低くなっ
ているが、上記のスキャナは、価格の低い濃度計よりも
さらに価格が低い。したがって、濃度測定手段をスキャ
ナで構成することにより、装置の価格をより一層低減す
ることが可能となる。
以上のように、画像データと対応付けられた階調の画像
が少なくとも一つ基準濃度で記録されている第1記録パ
ターンの濃度を測定すると共に、記録された画像に対応
する画像データの少なくとも一つが、上記第1記録パタ
ーンに記録された画像に対応する画像データのいずれか
と同一である第2記録パターンの濃度を測定する濃度測
定手段と、画像データが同一の画像について、上記第2
記録パターンの濃度値が上記第1記録パターンの濃度値
と等しくなるように、露光条件を変更する露光条件変更
手段とを備えている構成である。
測定した値としているので、第1の濃度値が、第2の濃
度値を合わせる際の、濃度測定手段の精度に応じた目標
濃度値となる。したがって、同じ濃度測定手段で第2の
濃度値を測定し、第2の濃度値を上記第1の濃度値に合
わせに行く補正を行うことで、濃度測定手段の精度に応
じた正確な濃度補正が可能となる。
度測定手段の精度がどのようなものであっても、上記精
度に応じた目標濃度値を得て、濃度補正を正確に行うこ
とができ、その結果、目標濃度値で記録された画像を得
ることができる。また、濃度測定手段を精度の良くない
もので構成することも可能となるので、例えば価格の低
い濃度測定手段を用いることによって装置の価格低減を
図ることもできる。つまり、上記構成によれば、装置の
価格低減と正確な濃度補正とを両方同時に実現すること
ができるという効果を奏する。
上のように、請求項1の構成において、上記第2記録パ
ターンの画像は、上記第1記録パターンの画像に対応す
る画像データ全てに基づいて記録されている構成であ
る。
階調の画像を第2記録パターンにおいて確実に得ること
ができるので、所定の階調における濃度補正を確実に行
うことができ、請求項1の構成による効果を確実に得る
ことができるという効果を奏する。
上のように、請求項1または2の構成に加えて、上記濃
度測定手段が測定した第1記録パターンの濃度値を記憶
する記憶手段をさらに備えている構成である。
濃度値が記憶手段に記憶されるので、濃度補正を行うた
びに第1記録パターンの濃度を濃度測定手段で測定しな
くても済む。したがって、記憶手段を備えていることに
より、請求項1または2の構成による効果に加えて、濃
度補正を効率的に行うことができるという効果を奏す
る。
上のように、請求項1、2または3の構成において、上
記濃度測定手段は、固体撮像素子を備えた画像読み取り
装置で構成されている構成である。
できないが、濃さに対応した数字を得ることくらいは可
能である。したがって、請求項1、2または3の構成に
よる効果に加えて、濃度補正を簡易的に行うことができ
るという効果を奏する。
低い濃度計よりもさらに価格が低い。したがって、濃度
測定手段を画像読み取り装置で構成することにより、濃
度測定手段を濃度計で構成した場合に比べて、装置の価
格低減をより一層図ることができるという効果を併せて
奏する。
示す説明図である。
る濃度の違いを模式的に示す説明図である。
び、プリント濃度の相関関係を示すグラフである。
濃度値とパターンプリントの測定濃度値とを示すグラフ
である。
フである。
度値(目標濃度値)と、濃度計で測定した測定濃度値と
の関係を示すグラフである。
場合に生じる不都合を説明するためのグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】画像データに応じて感光材料を露光するこ
とにより、感光材料に画像を記録する画像記録装置にお
いて、 画像データと対応付けられた階調の画像が少なくとも一
つ基準濃度で記録されている第1記録パターンの濃度を
測定すると共に、記録された画像に対応する画像データ
の少なくとも一つが、上記第1記録パターンに記録され
た画像に対応する画像データのいずれかと同一である第
2記録パターンの濃度を測定する濃度測定手段と、 画像データが同一の画像について、上記第2記録パター
ンの濃度値が上記第1記録パターンの濃度値と等しくな
るように、露光条件を変更する露光条件変更手段とを備
えていることを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項2】上記第2記録パターンの画像は、上記第1
記録パターンの画像に対応する画像データ全てに基づい
て記録されていることを特徴とする請求項1に記載の画
像記録装置。 - 【請求項3】上記濃度測定手段が測定した第1記録パタ
ーンの濃度値を記憶する記憶手段をさらに備えているこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の画像記録装
置。 - 【請求項4】上記濃度測定手段は、固体撮像素子を備え
た画像読み取り装置で構成されていることを特徴とする
請求項1、2または3に記載の画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10186425A JP2000019661A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10186425A JP2000019661A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 画像記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000019661A true JP2000019661A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16188210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10186425A Pending JP2000019661A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000019661A (ja) |
-
1998
- 1998-07-01 JP JP10186425A patent/JP2000019661A/ja active Pending
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