JP2000019635A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2000019635A
JP2000019635A JP10184554A JP18455498A JP2000019635A JP 2000019635 A JP2000019635 A JP 2000019635A JP 10184554 A JP10184554 A JP 10184554A JP 18455498 A JP18455498 A JP 18455498A JP 2000019635 A JP2000019635 A JP 2000019635A
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JP
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hologram screen
hologram
image
screen
display device
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JP10184554A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Hattori
秀和 服部
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より観察者に強い印象を与えることができる
ような高いアイキャッチ効果を有する,表示装置を提供
すること。 【解決手段】 投影装置12から投影光120を投射す
ることにより映像110を表示することができるホログ
ラムスクリーン11と他の表示媒体13とを組み合わせ
ること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,動画および静止画により文字,
図形,宣伝,広告等の映像を表示するための表示装置に
関する。
【0002】
【従来技術】ショーウィンドウ等に貼り付け,動画,静
止画等により構成された宣伝用,広告用の映像を観察者
となる通行人等に提示する表示装置として,ホログラム
スクリーンを利用した表示装置を考えることができる。
ここにホログラムスクリーンとは,後述するごとき露光
光学系を用いて作製された薄膜状のホログラム素子を透
明基板に貼り付ける等して構成したスクリーンである
(図2,図3参照)。
【0003】上記ホログラムスクリーンに対し,投影装
置(例えばプロジェクタ等)を用いて投影光を投射す
る。上記ホログラム素子には回折格子として機能する干
渉縞が記録されており,投影光がホログラム素子中の回
折格子により回折,散乱されることで投影光の実像がホ
ログラムスクリーン上に形成される。以上により,平面
状のホログラムスクリーンにおいて2次元的な映像が観
察されることとなる。
【0004】
【解決しようとする課題】現在各種ディスプレイ等より
なる多くの宣伝・広告媒体は2次元的に構成されている
ことから,新しい宣伝・広告媒体として,観察者に対し
て一層インパクトを与えるような映像を表現することが
できる,高いアイキャッチ効果を有するような表示装置
が求められている。
【0005】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,より観察者に強い印象を与えることがで
きるような高いアイキャッチ効果を有する,表示装置を
提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,投影装置
から投影光を投射することにより映像を表示することが
できるホログラムスクリーンと他の表示媒体とを組み合
わせることを特徴とする表示装置にある。
【0007】本発明において,上記ホログラムスクリー
ンとしては投影光を透過させるタイプの透過型ホログラ
ムスクリーンを用いることができる。また,投影光を反
射させる反射型ホログラムスクリーンを用いることがで
きる。
【0008】上記透過型ホログラムスクリーンとは,観
察者から見て,ホログラムスクリーンの背後の上方(ま
たは下方)に投影装置を配置することでスクリーン上に
映像を再生できるスクリーンである。上記投影装置から
投射した投影光はホログラムスクリーンにおいて結像,
実像を形成する。上記実像から散乱透過される回折光に
より,観察者は映像を認識することができる。
【0009】一方,上記反射型ホログラムスクリーンと
は,観察者から見て,ホログラムスクリーンの手前の上
方(または下方)に投影装置を配置することでスクリー
ン上に映像を再生できるスクリーンである。上記投影装
置から投射した投影光はホログラムスクリーンにおいて
結像,実像を形成する。上記実像から散乱反射される回
折光により,観察者は映像を認識することができる。
【0010】上記ホログラムスクリーンは,例えば各種
保護材に対しホログラム素子を貼付けて構成することが
できる。また,上記ホログラム素子は,すりガラス等の
光拡散体を通した拡散光を物体光,非拡散光を参照光と
して,両者を感光部材に投射し,両者により形成された
回折格子として機能する干渉縞を上記感光部材に記録す
ることにより作製することができる(後述する図2,図
3参照)。
【0011】なお,上記投影装置としては,スライド投
影器,OHP(オーバー・ヘッド・プロジェクタ),プ
ロジェクタ,映写機等の静止画,動画の投影光を投射可
能な各種装置を使用することができる。また,上記映像
投影器は外部または内部に映像供給装置を有しており,
ここが映像のソースとなる。この映像供給装置として
は,ビデオテープ,各種光ディスク等の再生装置やパソ
コン等を使用できる。
【0012】次に,本発明の作用につき説明する。本発
明において最も注目すべきことは,ホログラムスクリー
ンと他の表示媒体とを組み合わせてなることにある。と
ころでホログラムスクリーンは容易に透明なものを作製
できるため,映像を表示すると共に映像が表示されてい
ない余白の部分も含めてスクリーンの背景を透かし見る
ことができるような構成を容易に実現できる。
【0013】本発明はこのようなホログラムスクリーン
特有の特性を利用し,他の表示媒体と組み合わせること
で,例えば後述する図1に示すごとくホログラムスクリ
ーンにフォアグラウンドとなる動画を,他の表示媒体に
バックグラウンドとなる静止画を表示させる等して,例
えば立体的,3次元的な効果をもった新規な表示方法を
実現することができる。
【0014】また,ホログラムスクリーンと他の表示媒
体を組み合わせた場合,ホログラムスクリーンに表示さ
れる映像は透明感が高く,他の表示媒体に表示される映
像等から受ける印象とは大分異なることが知られてい
る。そして,他の表示媒体で一般に使用されるものは殆
ど不透明である。従って,本発明の表示装置を使用する
ことで,透明感のある映像と不透明な映像等とが混在し
た状況を作製できるため,従来の表示装置では再現でき
ない不思議感を観察者に与えることもできる。
【0015】このように,本発明の表示装置を使用する
ことで,より強い印象を観察者に与える映像表現が実現
できる。よって,宣伝,広告媒体として好適な表示装置
を得ることができる。以上,本発明によれば,より観察
者に強い印象を与えることができるような高いアイキャ
ッチ効果を有する,表示装置を提供することができる。
【0016】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記ホログラムスクリーンと上記他の表示媒体は2次元ま
たは3次元的に配置されていることが好ましい。これに
より,宣伝,広告表示の大画面化が容易にできることは
勿論,ホログラムスクリーンと他の表示媒体とを混在配
置し,不透明な表示媒体の間,または隣接する場所にホ
ログラムスクリーンによる映像を表示することで,ホロ
グラムスクリーンの透明感のある映像が一層際立つと共
に,3次元的に配置することにより,奥行き感のある宣
伝,広告表示が可能となり,より宣伝効果が増加する。
【0017】なお,2次元的な配置の例としては,後述
する図5,図6に示すごとく,何枚かのホログラムスク
リーンや表示媒体を組み合わせて一枚の大きなスクリー
ン状とする配置が挙げられる。また,3次元的な配置の
例としては,後述する図1,図2,図7,図8に示すご
とく,観察者の視線方向に対してホログラムスクリーン
と表示媒体とを置く配置が挙げられる。
【0018】次に,請求項3に記載の発明のように,上
記ホログラムスクリーンは表示装置を観察する観察者の
視線方向に対し複数枚かつ3次元的に配置されているこ
とが好ましい。これにより,従来の不透明な表示媒体で
は不可能であった,例えば動画を重ね合わせ,立体感の
ある映像による宣伝,広告表示が可能となり,より高い
宣伝効果を得ることができる。
【0019】次に,請求項4の発明のように,上記ホロ
グラムスクリーンは,反射型ホログラムスクリーンと透
過型ホログラムスクリーンとを観察するホログラムスク
リーンに対する観察者の位置から見て互いの背面同士,
または表面同士にて貼り合わせることにより構成されて
なり,該ホログラムスクリーンに対し1台の投影装置か
ら投影光を投射することにより反射型ホログラムスクリ
ーン側と透過型ホログラムスクリーン側との双方におい
て実質的に同じ映像を表示することが好ましい。
【0020】これにより,1台の投影装置を用いて少な
くとも2枚のホログラムスクリーンに対し同じ映像を表
示することができるためランニングコストを削減するこ
とができ,また省スペースを図ることができる。
【0021】ここで,本発明におけるホログラムスクリ
ーンは,反射型ホログラムスクリーンと透過型ホログラ
ムスクリーンとを観察するホログラムスクリーンに対す
る観察者の位置から見て背面同士で貼り合わせた場合,
反射型ホログラムスクリーンを透過した投影光(透過
光)によって透過型ホログラムスクリーンに映像を表示
する構成となっているため,反射型ホログラムスクリー
ンの透過率をより高くすることで透過型ホログラムスク
リーンに表示される映像をより鮮明なものとすることが
できる。
【0022】ただし,あまり透過率の高いものを使用す
ると,今度は反射型ホログラムスクリーンに映る映像が
不鮮明となるため,より好ましいのは投影光の透過率が
30〜70%(または反射率が30〜70%)である反
射型ホログラムスクリーンを使用することである。
【0023】また,反射型ホログラムスクリーンと透過
型ホログラムスクリーンとを観察するホログラムスクリ
ーンに対する観察者の位置から見て表面同士で貼り合わ
せた場合は,透過型ホログラムスクリーンを透過した投
影光(透過光)によって反射型のホログラムスクリーン
に映像を表示する構成となるため,透過型ホログラムス
クリーンの透過率を高くすることで,反射型ホログラム
スクリーンに映る映像をより鮮明なものとすることがで
きる。
【0024】ただし,ここでもあまり透過率の高いもの
を使用すると,今度は透過型ホログラムスクリーンに映
る映像が不鮮明となるため,より好ましいのは投影光の
透過率が30〜70%(または反射率が30〜70%)
である透過型ホログラムスクリーンを使用するのが好ま
しい。
【0025】次に,請求項5の発明のように,投影装置
からの投影光を分割して分割投影光となし,該分割投影
光を複数枚のホログラムスクリーンのそれぞれに対し投
射することにより上記複数枚のホログラムスクリーンの
それぞれに対し実質的に同じ映像を表示することが好ま
しい。
【0026】これにより,1台の投影装置を用いて少な
くとも2枚のホログラムスクリーンに対し同じ映像を表
示することができるためランニングコストを削減するこ
とができ,また省スペースを図ることができる。また,
本請求項にかかる表示装置を用いることで通路の両側に
同じ映像を表示することができる。このため,観察者に
強い印象を与える空間を構成することができる。つま
り,よりアイキャッチ効果の高い状態を容易に実現でき
る。
【0027】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる表示装置につき,図1〜図
3を用いて説明する。図1に示すごとく,本例の表示装
置1は,投影装置12から投影光120を投射すること
により映像110を表示することができるホログラムス
クリーン11と他の表示媒体13とを組み合わせて構成
されている。
【0028】以下,詳細に説明する。図1に示すごと
く,本例の表示装置1は,ショールームのウィンドウガ
ラス等の透明部材14の裏面側に貼り付けた透過型のホ
ログラムスクリーン11と投影装置12である液晶プロ
ジェクタと,表示媒体13である液晶ディスプレイとか
らなる。本例においては,ホログラムスクリーン11に
は動画を,表示媒体13には静止画を表示する。なお,
本例のホログラムスクリーン11としては透明なものを
使用する。
【0029】また,表示媒体13には図示を略した映像
供給装置が接続されてなり,この装置から供給される静
止画像が表示媒体13には表示される。また,投影装置
12についても図示を略した映像供給装置が接続され,
この装置から供給される動画がホログラムスクリーン1
1に表示されることとなる。なお,上記映像供給装置と
してはレーザーディスクプレーヤーを使用した。
【0030】上記ホログラムスクリーン11は以下に述
べる方法にて作製したホログラム素子を透明基板に対し
貼付けて構成した透過型のスクリーンである。図2に示
すごとく,露光光学系5において,レーザ光源51から
放射されたコヒーレントな光34をミラー511で光路
変更した後,ハーフミラー512により2つの光34
1,342に分割する。一方の光341をレンズ516
で発散した後,光拡散体52を透過させ,得られた拡散
光を物体光36として感光部材50に投射する。なお,
同図において,脈動する波型の表示は拡散光を模式的に
表示したものである。
【0031】また,ハーフミラー512で分割された他
方の光342を,ミラー513,514で光路変更した
後,レンズ515で発散させ,参照光35として感光部
材50に投射する。以上により,参照光35と物体光3
6により感光部材50に回折格子として機能する干渉縞
が形成され,ホログラム素子となる。なお,感光部材5
0としては,フォトポリマ,重クロム酸ゼラチン等を使
用することができる。このようにして得られたホログラ
ム素子は薄膜状で強度的にも弱いので,透明なガラス板
等に貼って補強してホログラムスクリーン11となす。
【0032】上記表示装置1を観察する観察者8は透明
部材14の一方の側から透明部材14を透かしてホログ
ラムスクリーン11に映る映像(動画)と表示媒体13
に映る映像(静止画)とを見ることができる。矢線80
は観察者8の視線方向を表わしている。
【0033】従って,観察者8は,宇宙空間の映像13
0がバックグラウンド,宇宙船の映像110がフォアグ
ラウンドとなった複合的な映像を見ることができる。ま
た,映像110はより観察者8側に位置するホログラム
スクリーン11に表示され,映像130は映像110の
背面に表示されるため,観察者8は映像130,映像1
10全体から立体的な印象を受ける。
【0034】本例の作用効果について説明する。本例の
表示装置1を眺める観察者8は,ホログラムスクリーン
11に映った映像110と共に,ホログラムスクリーン
11と間隔を置いて配置された表示媒体13に映る映像
130とを重ねて観察することができる。
【0035】つまり,本例の表示装置1を使用すること
で,観察者8に対し,従来の宣伝,広告媒体の主流であ
った写真,印刷物,ディスプレイからでは不可能な立体
感を持った複合的な映像を提示することができる。この
ため,本例の表示装置1を使用することで観察者8に対
し強い印象を与えることができる。よって,従来にない
宣伝,広告表示が可能となり,観察者8に対するアイキ
ャッチ効果を高めることができる。以上により,本例に
よれば,より観察者に強い印象を与えることができるよ
うな高いアイキャッチ効果を有する,表示装置を提供す
ることができる。
【0036】なお,本例の表示装置1は透過型のホログ
ラムスクリーン11を用いた場合について説明したが,
図1において,投影装置12からの投射光120を観察
者8側から照射することで反射型のホログラムスクリー
ンを使用することができ,同様の効果を得ることができ
る。
【0037】この反射型ホログラムスクリーンを作製す
る場合には,図3に示すように参照光35と物体光36
とを互いに感光部材50の反対の側から投射し回折格子
として機能する干渉縞を形成することで得られたホログ
ラム素子を使用する。その他は上述の透過型のホログラ
ムスクリーンと同じである。
【0038】また,本例は表示媒体13に液晶ディスプ
レイを用いた場合について説明したが,表示媒体13に
写真,印刷物,ブラウン管よりなるディスプレイ等を使
用しても同様の効果を得ることができる。
【0039】実施形態例2 本例の表示装置は,図4に示すごとく,透過型のホログ
ラムスクリーン11を貼着した透明部材14を3枚,液
晶ディスプレイよりなる表示媒体13を1枚,観察者8
の視線方向80に対して奥行き方向に配置した構成であ
る。このような表示装置1は,3枚のホログラムスクリ
ーン11に投影された3種の映像と表示媒体13に映像
が奥行き方向に重ねられた状態を観察することができ
る。その他は実施形態例1と同様である。
【0040】本例は,実施形態例1と同様に立体感のあ
る映像を提供することができるため,観察者に対するア
イキャッチ効果の高い表示装置を得ることができる。そ
の他は実施形態例1と同様である。また,言うまでもな
く,ホログラムスクリーンが反射型であっても同様の効
果を得ることができると共に,表示媒体13に写真,印
刷物,ブラウン管よりなるディスプレイ等を使用しても
同様の効果を得ることができる。
【0041】実施形態例3 本例では,図5〜図8に示すごとく,ホログラムスクリ
ーンと他の表示媒体とを組み合わせて配置した表示装置
1について説明する。図5は,透過型のホログラムスク
リーン11と液晶ディスプレイよりなる表示媒体15と
を2次元的に配置したもので,ホログラムスクリーン1
1を中央に,該ホログラムスクリーン11の周辺に表示
媒体15を8枚配置し,全体として一枚の大きな平面ス
クリーンとした表示装置1である。
【0042】この表示装置1では,不透明な表示媒体1
5に囲まれた中にホログラムスクリーン11に表示され
た透明感のある映像が表示されることができる。これに
より,不思議感が生まれ,観察者8となる通行人等に対
するアイキャッチ効果が向上する。また,宣伝,広告表
示の大型化が容易にできる。
【0043】なお,表示装置1において,図6に示すよ
うに横長の長方形状の表示媒体15に2枚のホログラム
スクリーン11を組み合わせた構成を採ることもでき,
上記の効果はホログラムスクリーン11及び表示媒体1
5において,それぞれの形状,枚数,大きさ,配置場
所,総枚数等とは関係なく効果を得ることができる。
【0044】また,表示装置1において,ホログラムス
クリーン11と表示媒体15とを積層した構成を図7
(a),(b)に示す。同図に示すごとく,上記表示媒
体15には切り抜き部150が設けてあり,この切り抜
き部150の全体を覆うようにホログラムスクリーン1
1が積層してある。同図の切り抜き部150は文字A,
B,Cの形を有しており,観察者8はこの切り抜き部1
50を通じて見えるホログラムスクリーン11に映る映
像を見ることができる。なお,この映像はホログラムス
クリーン11の背面側に設置した投影装置12から投影
光120を投影することで表示される。
【0045】なお,本例の図7においては,ホログラム
スクリーン11は,切り抜き部150全体を覆うように
設けたが,切り抜き部150を含む一部,または,表示
媒体15の全面に対しホログラムスクリーン11を積層
することもできる。
【0046】このようにすることで,表示媒体15に提
示される宣伝,広告の面内で切り抜き部150が構成す
る文字のみが明るく浮き出る表示となる。よって,観察
者8に対する高いアイキャッチ効果を得ることができ
る。また,この文字として店名,商品名等を綴ることが
考えられるが,こうすることで高い宣伝効果を得ること
ができる。
【0047】また,他の表示装置1として,ホログラム
スクリーン11と表示媒体15とを奥行き方向に配置し
た構成を図8に示す。この表示装置1においては,表示
媒体15の中央を四角く切り抜いて切り抜き部150を
設け,観察者8から見て切り抜き部150の延長線後方
にホログラムスクリーン11を配置する。
【0048】このようにすることで,奥行き感のある宣
伝,広告表示が可能となり,観察者となる通行人に対す
るアイキャッチ効果が向上する。また,ホログラムスク
リーンと他の表示媒体との位置関係を逆にしても同様の
効果がある。また,本例においても,表示媒体15に写
真,印刷物,ブラウン管よりなるディスプレイ等を使用
しても同様の効果を得ることができる。
【0049】実施形態例4 本例は図9,図10に示すごとく,1台の投影装置を用
いて,2枚のホログラムスクリーンに対し実質的に同じ
映像を表示するよう構成した表示装置である。図9に示
す表示装置1は,2枚の反射型のホログラムスクリーン
11と投影装置12であるプロジェクタ,投影装置12
からの投影光120を分割するハーフミラー16よりな
る構成である。
【0050】本例の表示装置1は通路に設置されるもの
であり,通路の両側を構成する壁面18に対し,上記2
枚のホログラムスクリーン11が設置され,この通路の
上方には上記ハーフミラー16,投影装置12が設置さ
れている。
【0051】上記投影装置12から投射された投影光1
20はハーフミラー16により分割光121,122と
なって,ホログラムスクリーンに分割投影される。この
分割光121,122により,2枚のホログラムスクリ
ーン11のそれぞれに同一の映像が投影される。通路を
通る観察者8は通路の両壁面に表示されたこの映像を観
察することができる。その他は実施形態例1と同様であ
る。
【0052】また,本例において,通路の両側を構成す
る壁面18が透明部材であった場合は,ホログラムスク
リーン11に2枚の反射型ホログラムスクリーンの他に
2枚の透過型ホログラムスクリーンを用いて通路の外側
に向けて映像を映すことができ,通路に隣接した空間の
観察者801,802が映像を観察できる。このため,
違う場所にいる複数の観察者が同時に同じ映像を観察す
ることが可能となり,映像をより多くの観察者に対し提
示することができ,より高いアイキャッチ効果を得るこ
とができる。
【0053】本例による表示装置1では,2枚のホログ
ラムスクリーン11に対する投影装置を1台とすること
ができるため,経済性に優れている。その他は実施形態
例1と同様の作用効果を有する。
【0054】また,図10に示す表示装置は,透過型ホ
ログラムスクリーン119と反射型ホログラムスクリー
ン118とこれらスクリーン118,119を固定する
透明壁185,投影装置12であるプロジェクタよりな
る。本例の表示装置1において,反射型のホログラムス
クリーン118と透過型のホログラムスクリーン119
とは透明壁185を介して対向する位置に固定されてあ
る。上記投影装置12であるプロジェクタから投射され
た投影光120は,まず反射型ホログラムスクリーン1
18により散乱反射される。これにより,投影装置配置
側の観察者88が観察できる映像が表示される。
【0055】また,投影光120の一部は反射型ホログ
ラムスクリーン118で反射されずにこれを透過し,透
過光129となって透過型ホログラムスクリーン119
に入射する。この透過光129は透過型ホログラムスク
リーン119により散乱回折され,投影装置配置側と反
対側にいる観察者89が観察できる映像が表示される。
その他は実施形態例1と同様である。
【0056】本例による表示装置1では,2枚のホログ
ラムスクリーン11に対する投影装置を1台とすること
ができるため,経済性に優れている。また,本例による
表示装置1では,透明壁を隔てて違う場所にいる複数の
観察者が同時に同じ映像を観察することが可能となり,
映像をより多くの観察者に対し提示することができる。
このため,より高いアイキャッチ効果を得ることができ
る。
【0057】また,本例においても投影装置1台で2枚
のホログラムスクリーンに実質的に同じ映像を表示させ
ることができるため,経済性にも優れており,省スペー
スである。また,本例において,透過型ホログラムスク
リーン119を投影装置配置側,反射型ホログラムスク
リーン118と投影装置配置側と反対側に配置しても同
様の効果が得られる。
【0058】また,透過型ホログラムスクリーンと反射
型ホログラムスクリーンは,双方を貼り合わせた一体型
スクリーンとして使用することもできる。この場合は両
面に実質的に同じ映像を表示することができる双方向ス
クリーンを構成することができる。また,部分的に透明
壁を埋めこんだ不透明壁を準備し,この透明壁に対し透
過型と反射型のホログラムスクリーンを貼るような構成
とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,表示装置の斜視説明
図。
【図2】実施形態例1における,透過型のホログラムス
クリーンを構成するホログラム素子の作製説明図。
【図3】実施形態例1における,反射型のホログラムス
クリーンを構成するホログラム素子の作製説明図。
【図4】実施形態例2における,複数枚のホログラムス
クリーンを観察者の視線方向の奥行き方向に対し並べた
表示装置の説明図。
【図5】実施形態例3における,ホログラムスクリーン
と表示媒体とを2次元的に並べた表示装置の斜視説明
図。
【図6】実施形態例3における,ホログラムスクリーン
と表示媒体とを2次元的に並べた表示装置の斜視説明
図。
【図7】実施形態例3における,(a)ホログラムスク
リーンと切り抜き部を設けた表示媒体とを積層して構成
した表示装置の斜視説明図,(b)上記表示装置のA−
A矢視断面説明図。
【図8】実施形態例3における,ホログラムスクリーン
と表示媒体とを奥行き方向に配置した構成を示す説明
図。
【図9】実施形態例4における,1台の投影装置を用い
て,2枚のホログラムスクリーンに対し映像を表示する
よう構成した表示装置の説明図。
【図10】実施形態例4における,1台の投影装置を用
いて,2枚の反射型及び透過型のホログラムスクリーン
に対し映像を表示するよう構成した表示装置の説明図。
【符号の説明】
1...表示装置, 11...ホログラムスクリーン, 110...映像, 12...投影装置, 120...投影光, 13...表示媒体, 8...観察者, 80...視線方向,

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影装置から投影光を投射することによ
    り映像を表示することができるホログラムスクリーンと
    他の表示媒体とを組み合わせることを特徴とする表示装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記ホログラムスク
    リーンと上記他の表示媒体は2次元または3次元的に配
    置されていることを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,上記ホログ
    ラムスクリーンは表示装置を観察する観察者の視線方向
    に対し複数枚かつ3次元的に配置されていることを特徴
    とする表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記ホログラムスクリーンは,反射型ホログラムスクリ
    ーンと透過型ホログラムスクリーンとを観察するホログ
    ラムスクリーンに対する観察者の位置から見て互いの背
    面同士,または表面同士にて貼り合わせることにより構
    成されてなり,該ホログラムスクリーンに対し1台の投
    影装置から投影光を投射することにより反射型ホログラ
    ムスクリーン側と透過型ホログラムスクリーン側との双
    方において実質的に同じ映像を表示することを特徴とす
    る表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    投影装置からの投影光を分割して分割投影光となし,該
    分割投影光を複数枚のホログラムスクリーンのそれぞれ
    に対し投射することにより上記複数枚のホログラムスク
    リーンのそれぞれに対し実質的に同じ映像を表示するこ
    とを特徴とする表示装置。
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