JP2000019396A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JP2000019396A
JP2000019396A JP10190244A JP19024498A JP2000019396A JP 2000019396 A JP2000019396 A JP 2000019396A JP 10190244 A JP10190244 A JP 10190244A JP 19024498 A JP19024498 A JP 19024498A JP 2000019396 A JP2000019396 A JP 2000019396A
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JP
Japan
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lens
refractive power
lens group
group
object side
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JP10190244A
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English (en)
Inventor
Shuichi Kikuchi
修一 菊地
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ないレンズ枚数でレンズの小型化及び収差
変動の低減を実現できる高性能のズームレンズを提供す
る。 【解決手段】 該ズームレンズは、物体側より順に、正
の屈折力を有する第1レンズ群Iと、負の屈折力を有す
る第2レンズ群IIと、正の屈折力を有する第3レンズ群
III と、正の屈折力を有する第4レンズ群IVとから成る
レンズ群により構成される。第1レンズ群Iのメニスカ
スレンズ3の像面側の側面、第2レンズ群IIのメニスカ
スレンズ4の物体側の側面、及び両凹レンズ5とメニス
カスレンズ6との接合面、第3レンズ群III のメニスカ
スレンズ7の像面側の側面、第4レンズ群IVの凸レンズ
9の像面側の側面は、非球面に形成される。両凹レンズ
5とメニスカスレンズ6との接合面5aの曲率を低次収
差を補正できる程度に大きくし、さらに接合面5aを非
球面にするので、該低次収差の補正で生じる高次収差を
低く抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少ないレンズ枚数
でレンズの小型化及び収差変動の低減を実現することが
できる高性能のズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビデオカメラに用いられるズ
ームレンズには、コンパクトで高変倍なものが求められ
ている。このようなズームレンズとしては、特開平8−
5916号公報の実施例に示されるものがある。この実
施例に示されるズームレンズは、物体側より正の屈折力
を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ
群、正の屈折力を有する第3レンズ群、及び正の屈折力
を有する第4レンズ群で構成される。そして、第3レン
ズ群は両面が非球面の正単レンズ、第4レンズ群は正の
接合レンズと単レンズとから成っている。このズームレ
ンズでは、各レンズ群の焦点距離及び第2レンズ群のレ
ンズの屈折率が所定の条件式を満たすことにより、特に
広角端での歪曲収差を補正しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の実施例に見
られるズームレンズでは、第4レンズ群が3枚のレンズ
から成っており、ズームレンズを構成するレンズの枚数
が多い。それにもかかわらず、該実施例の収差図(例え
ば特開平8−5916号公報図2〜図4)によれば、特
に、非点収差のM線及び球面収差のg線において、収差
変動が大きい。
【0004】ところで、一般に、ズームレンズの倍率を
10倍程度に大きくした状態で、ズームレンズの小型化
を図ろうとすると、変倍作用を行う第2レンズ群の屈折
力を大きくするのが効果的である。しかし、この第2レ
ンズ群の屈折力を大きくすると、該第2レンズ群の負レ
ンズで発生する収差量が大きくなる。そこで、この収差
を補正するため、該第2レンズ群の該負レンズと正レン
ズとの接合面の曲率を大きくする。これにより、該収差
の補正、特に、低次収差の補正を行うことが考えられ
る。
【0005】しかし、このような補正を行うと、高次収
差の発生量が大きくなり、収差バランスを保つことがで
きない。よって、第2レンズ群内での収差の補正が不十
分なため、ズーム時の収差変動が大きいという課題があ
る。
【0006】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、少ないレンズ枚数でレン
ズの小型化及び収差変動の低減を実現することができる
高性能のズームレンズを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るズームレンズは、物体側より順に、固
定された正の屈折力を有する第1レンズ群と、光軸上を
移動して主に変倍を行う負の屈折力を有する第2レンズ
群と、固定された正の屈折力を有する第3レンズ群と、
光軸上を移動して主に変倍時における像面の位置変化を
補正する正の屈折力を有する第4レンズ群と、により構
成されるズームレンズであって、上記第2レンズ群は、
物体側より順に、1枚の単レンズと、2枚のレンズを接
合した接合レンズとから成り、該接合面を非球面形状に
形成することを特徴とする。
【0008】また、本発明にかかるズームレンズは、物
体側より順に、固定された正の屈折力を有する第1レン
ズ群と、光軸上を移動して主に変倍を行う負の屈折力を
有する第2レンズ群と、固定された正の屈折力を有する
第3レンズ群と、光軸上を移動して主に変倍時における
像面の位置変化を補正する正の屈折力を有する第4レン
ズ群と、により構成されるズームレンズであって、上記
第2レンズ群は、物体側より順に、1枚の単レンズと、
2枚のレンズを接合した接合レンズとから成り、該接合
レンズの接合面の曲率半径をR24、全系の望遠端の焦点
距離をfT としたとき、以下の条件式を満足し、さらに
該接合面を非球面形状に形成することを特徴とする。 R24/fT <0.13 (1) したがって、該曲率を上記のように大きくすることによ
り低次収差が補正される。さらに、該接合面を非球面形
状にするので、該低次収差の補正によって発生する高次
収差が小さく抑えられる。よって、ズーム時におけるレ
ンズ全系の収差変動を小さくすることができる。
【0009】また、前記ズームレンズは、前記1枚の単
レンズが、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ
であり、前記接合レンズは、負の両凹レンズと物体側に
凸面を向けた正のメニスカスレンズとを接合したレンズ
であることが望ましい。更に、第2レンズ群の残存収差
を小さくするためには、第2レンズ群の該単レンズ(第
1負レンズ)の物体側面を非球面とすることが望まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の
形態によるズームレンズのレンズ配置を示す断面図であ
る。該ズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を
有する第1レンズI群と、負の屈折力を有する第2レン
ズ群IIと、正の屈折力を有する第3レンズ群IIIと、正
の屈折力を有する第4レンズ群IVとから成るレンズ群に
より構成される。
【0011】第2レンズ群IIは光軸13方向に沿って移
動可能である。この移動により、第1レンズ群Iと第2
レンズ群IIとの相対位置が変化し、変倍が行われる。ま
た、第4レンズ群IVが光軸13方向に沿って移動するこ
とにより、変倍時に生じる焦点位置のずれ(像点変動)
を補正する。第3レンズ群III の物体側には、開口絞り
10が配置される。また、第4レンズ群IVと撮像面12
との間には、フィルター等の平行平面板11が配置され
ている。
【0012】各レンズ群I〜IVの具体的な構成は、物体
側から像側に向けて以下の通りである。 第1レンズ群I: 物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ(負レンズ)1 該メニスカスレンズ1に接合された正のメニスカスレンズ(第2正レンズ)2 物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズ(第1負レンズ)3 第2レンズ群II: 物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ(第1負レンズ)4 負の両凹レンズ(第2負レンズ)5 該両レンズ5に接合された正のメニスカスレンズ(正レンズ)6 第3レンズ群III : 正のメニスカスレンズ(正レンズ)7 第4レンズ群IV: 物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ(負レンズ)8 該メニスカスレンズ8に接合された正の両凸レンズ(第2正レンズ)9
【0013】これらのレンズ1〜9のうち、メニスカス
レンズ3の像面側の面3a、メニスカスレンズ4の物体
側の面4a、両凹レンズ5とメニスカスレンズ6との接
合面5a、正のメニスカスレンズ7の像面側の面7a、
及び凸レンズ9の像面側の面9aは、非球面形状に形成
される。
【0014】以下に、具体的な数値実施例を挙げる。該
実施例において表1は、レンズデータの表である。ま
た、表2は非球面係数の表であり、表3は、可変間隔の
表である。各数値例において、各符号の意味は以下の通
りである。 r:レンズ各面の曲率半径 d:レンズ厚またはレンズ間隔 N:d線の屈折率 ν:アッベ数 f:全系の焦点距離 FNO:全系のFナンバ ω:半画角
【0015】また、非球面の形状は、光軸方向にXa
軸、光軸と直交する方向にy軸をとり、cを近軸曲率
(1/r)、A2iを第2i次の非球面係数としたとき、
下記の数式で表せる。 Xa =c・y2 /(1+√ ((1−c2)・y2 )) +Σ(A2i・y2i) (2) ここで、 Xa :非球面の光軸方向の座標 c:近軸曲率(1/r) A2i:第2i次の非球面係数 y:光軸からの距離
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】
【表3】 条件対応値 R24/fT =0.115
【0019】図2から図4は、それぞれ、広角端、中間
域、望遠端での収差図である。各図の左側から順に、球
面収差、非点収差、及び歪曲収差を示す。各収差図(図
2〜図4)において、球面収差図中の実線はd線につい
ての球面収差、破線はg線についての球面収差である。
非点収差図中のSはサジタル像面、Mはメリディオナル
像面を示す。各収差図(図2〜図4)から、球面収差、
非点収差、及び歪曲収差それぞれについて良好な補正結
果が得られている。
【0020】上記実施の形態によれば、両凹レンズ5と
メニスカスレンズ6との接合面5aの曲率半径R24、全
系の望遠端の焦点距離fT としたとき、以下の条件式
(1)を満足し、さらに、該接合面を式(2)で示され
るような非球面形状に形成する。 R24/fT <0.13 (1) 式(1)を満たすように該接合面の曲率を大きくするこ
とにより低次収差を補正する。また、式(2)を満たす
ように該接合面を該非球面とすることにより、低次収差
の補正によって発生する高次収差を低く抑える。よっ
て、ズーム時の収差変動を小さく抑えることができる。
その結果、10倍程度の高倍率で、ズーム時の収差変動
を小さくすることができ、ズームレンズの高性能及び小
型化を実現できる。
【0021】また、接合面5aを非球面形状にすると共
に、メニスカスレンズ4の像面側の側面4aを非球面形
状にする。よって、これら両者を非球面にすることによ
る相乗効果が生じ、第2レンズ群IIの残存収差を一層小
さくすることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
ないレンズ枚数でレンズの小型化及び収差変動の低減を
実現することができる高性能のズームレンズを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるズームレンズのレン
ズ配置を示す断面図である。
【図2】広角端での球面収差、非点収差、及び歪曲収差
を示す図である。
【図3】中間域での球面収差、非点収差、及び歪曲収差
を示す図である。
【図4】望遠端での球面収差、非点収差、及び歪曲収差
を示す図である。
【符号の説明】
1,4,8…負のメニスカスレンズ,9…両凸レンズ,
2,3,6…正のメニスカスレンズ,3a,4a,7
a,9a…面,5…負の両凹レンズ,5a…接合面,7
…正のメニスカスレンズ,10…開口絞り,11…平行
平面板,12…撮像面,13…光軸。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側より順に、固定された正の屈折力
    を有する第1レンズ群と、 光軸上を移動して主に変倍を行う負の屈折力を有する第
    2レンズ群と、 固定された正の屈折力を有する第3レンズ群と、 光軸上を移動して主に変倍時における像面の位置変化を
    補正する正の屈折力を有する第4レンズ群と、により構
    成されるズームレンズであって、 上記第2レンズ群は、物体側より順に、1枚の単レンズ
    と、2枚のレンズを接合した接合レンズとから成り、 該接合面を非球面形状に形成することを特徴とするズー
    ムレンズ。
  2. 【請求項2】 物体側より順に、固定された正の屈折力
    を有する第1レンズ群と、 光軸上を移動して主に変倍を行う負の屈折力を有する第
    2レンズ群と、 固定された正の屈折力を有する第3レンズ群と、 光軸上を移動して主に変倍時における像面の位置変化を
    補正する正の屈折力を有する第4レンズ群と、により構
    成されるズームレンズであって、 上記第2レンズ群は、物体側より順に、1枚の単レンズ
    と、2枚のレンズを接合した接合レンズとから成り、 該接合レンズの接合面の曲率半径をR24、全系の望遠端
    の焦点距離をfT としたとき、以下の条件式を満足し、
    さらに該接合面を非球面形状に形成することを特徴とす
    るズームレンズ。 R24/fT <0.13 (1)
  3. 【請求項3】 前記1枚の単レンズは、物体側に凸面を
    向けた負のメニスカスレンズであり、前記接合レンズ
    は、負の両凹レンズと物体側に凸面を向けた正のメニス
    カスレンズとを接合したレンズであることを特徴とする
    請求項1または2に記載のズームレンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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