JP2000019061A - 光学部材検査装置及びホルダ - Google Patents

光学部材検査装置及びホルダ

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JP2000019061A
JP2000019061A JP10187955A JP18795598A JP2000019061A JP 2000019061 A JP2000019061 A JP 2000019061A JP 10187955 A JP10187955 A JP 10187955A JP 18795598 A JP18795598 A JP 18795598A JP 2000019061 A JP2000019061 A JP 2000019061A
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JP10187955A
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Masayuki Sugiura
正之 杉浦
Kiyoshi Yamamoto
山本  清
Taichi Nakanishi
太一 中西
Takashi Higashihara
隆 東原
Satoshi Nakamura
中村  聡
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査対象光学部材の種類を示す情報を自動的
に識別し、識別結果に応じて画像処理を行うことができ
る光学部材検査装置を、提供する。 【解決手段】ホルダ23の本体部には、中心軸Oと平行
な貫通孔230eが穿たれている。この貫通孔230e
内には、透明部材からなる指標部材243が填め込まれ
ている。この指標部材243の表面には、指標Iが描か
れている。この指標Iの中心軸Oからの距離は、このホ
ルダ23によって保持可能な検査対象光学部材27の種
類に対して、予め対応付けられている。この指標部材2
43を撮像した撮像装置1から出力された画像データが
入力された制御装置6は、この画像データから指標の位
置を検出して、検出した指標と中心軸Oとの間の距離を
算出する。そして、制御装置6は、算出した距離に予め
対応付けられた種類を読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、レンズ等の光学部
材の不良要因を検出するための光学部材検査装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】レンズ,プリズム等の光学部材は、入射
した光束が規則正しく屈折したり、平行に進行したり、
一点又は線状に収束したり発散するように設計されてい
る。しかしながら、光学部材の形成時において糸くず等
が光学部材内に混入してしまっていたり(いわゆる「ケ
バ」)、成形後の人的取り扱いによって光学部材の表面
上にキズ等が生じていると、入射した光束が乱れてしま
うので、所望の性能を得ることができなくなる。
【0003】そのため、光学部材の不良要因を検出して
自動的に良否判定を行うための光学部材検査装置が、従
来、種々提案されている。例えば、本出願人は、特願平
9−50760号において、検査対象光学部材をその光
軸を中心に回転させつつこの光軸上に配置された結像光
学系及びラインセンサを用いてこの検査対象光学部材を
撮像し、1回転にわたる撮像によって得られた画像デー
タに基づいて検査対象光学部材の良否判定を行う光学部
材検査装置を、提案した。
【0004】この種の光学部材検査装置において、検査
対象光学部材の種類毎に検査結果の統計処理を行うため
には、検査対象光学部材の種類(レンズの面形状,レン
ズ径,等の区別)が画像処理装置に入力されなければな
らない。また、個々の検査対象光学部材毎に、画像デー
タに基づく良否判定を行うためには、検査対象光学部材
の径が画像処理装置に入力されなければならない。従来
の光学部材検査装置では、これら検査対象光学部材の種
類を示す情報は、マニュアルにて画像処理装置に入力さ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、検査対
象光学部材の種類を変更する毎に、これらの識別情報を
マニュアルにて画像処理装置に入力することは、大変に
手間の掛かる作業であった。また、入力間違えを完全に
防ぐことは不可能であるので、統計処理結果や良否判定
結果には、完全な信頼を置くことができなかった。
【0006】そこで、本発明は、検査対象光学部材の種
類を示す情報を自動的に識別し、識別結果に応じて画像
処理を行うことができる光学部材検査装置,及び、この
ような光学部材検査装置に用いられるホルダを提供する
ことを、課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の構成を採用した。
【0008】即ち、請求項1記載の発明は、光学部材を
撮像することによって得られた画像データに基づいて前
記光学部材の検査を行う光学部材検査装置において、前
記光学部材を保持する保持部を有しているとともにこの
保持部によって保持可能な光学部材の種類に対応付けら
れた識別情報を化体した識別部を有しているホルダと、
このホルダに保持されている光学部材を撮像して画像デ
ータを出力する撮像装置と、前記識別部から前記識別情
報を読み取る識別情報読取手段と、この識別情報読取手
段によって読み取られた前記識別情報に基づいて前記画
像データを処理する画像処理手段とを、備えたことを特
徴とする。
【0009】このように構成されると、ホルダの識別部
には、このホルダの保持部によって保持可能な光学部材
の種類に対応付けられた識別情報が化体しているので、
識別情報読取手段が読み取った識別情報は、撮像装置に
よって撮像された光学部材の種類に対応することにな
る。従って、この識別情報に基づいて画像データを処理
する画像処理手段は、検査対象の光学部材の種類に応じ
た画像データの処理を行うことができる。
【0010】識別情報によって対応付けられる光学部材
の種類は、例えば、光学部材の径の相違や、光学部材の
面形状の相違等によって区別されるものである。また、
この識別情報は、磁気情報であっても良い。この場合、
識別部は、磁気記録媒体となる。また、識別情報は、デ
ジタルデータやアナログ電気信号等の電子情報であって
も良い。この場合、識別部は、メモリデバイスや、二値
化された電位が与えられた電気接点等となる。また、識
別情報は、機械的な形状であっても良い。この場合、識
別部は、形状センサや機械スイッチとなる。また、識別
情報は、視覚的な形状であっても良い。この場合、識別
部は、撮像装置及び画像処理装置となる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1の識別情
報が、前記光学部材の種類に対応付けられた形状として
前記識別部に化体されており、前記撮像装置が、前記ホ
ルダに保持されている光学部材とともに前記識別部を撮
像し、前記識別情報読取手段が、前記撮像装置から出力
された画像データに基づいて、前記識別部の形状を検出
し、検出した形状から前記識別情報を読み出すことで、
特定したものである。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2の識別部
が、前記光学部材の種類に対応付けられた位置に指標が
描かれた部材からなることで、特定したものである。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項2の識別部
が、前記光学部材の種類に対応付けられた位置に指標が
描かれた透明部材からなることで、特定したものであ
る。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項2の識別部
が、前記光学部材の種類に対応付けられた数値をコード
化した指標が描かれた部材からなることで、特定したも
のである。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項2の識別部
が、前記光学部材の種類に対応付けられた数値をコード
化した指標が描かれた透明部材からなることで、特定し
たものである。
【0016】請求項7記載の発明は、光学部材を撮像す
ることによって得られた画像データに基づいて前記光学
部材の検査を行う光学部材検査装置に前記光学部材をセ
ットするためのホルダであって、前記光学部材を保持す
る保持部を有しているとともにこの保持部によって保持
可能な光学部材の種類に対応付けられた識別情報を化体
した識別部を有していることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。
【0018】
【実施形態1】<光学部材検査装置の構成>本発明の第
1実施形態による光学部材検査装置の概略構成を、図1
の部分断面図に示す。この図1に示すように、光学部材
検査装置は、上方から、撮像装置1,光学部材保持部
2,拡散板保持部3,及び、光源4を重ねて、構成され
ている。これらのうち、撮像装置1,拡散板保持部3,
及び光源4は、互いに同軸に配置されている。また、光
学部材保持部2は、その中心軸Oがこれら各部1,3,
4の中心を通る線(撮影光軸l)から若干オフセットす
るように、配置されている。
【0019】上記光源4は、図示せぬ光源ランプから発
光された照明光を伝送するライトガイドファイバ41
と、このライトガイドファイバ41の先端を図の左右方
向に並べて配置する配光部42とから、構成される。
【0020】拡散板保持部3は、光学部材検査装置の図
示せぬフレームに固定されているとともに円形の開口3
1aが穿たれた保持板31と、この開口31aに填め込
まれた平面円形の拡散透過板32と、その長辺を図1の
左右方向に向けて拡散透過板32の表面に貼り付けられ
た短冊状の遮光板33とから、構成されている。この拡
散透過板32は、その下面全域にて光源4からの照明光
を受けて、その上面全域から拡散光として出射する。ま
た、遮光板33は、その長手方向を拡散透過板32の直
径方向と一致させた位置関係で、拡散板32の表面上に
貼り付けられている。従って、この遮光板33の中心は
撮像装置1の撮像光軸lと一致している。また、図6に
示すように、撮像装置1の位置から見ると、遮光板33
は、検査対象光学部材27の半径に完全に重なってい
る。また、遮光板33の幅は、撮像素子12の画素列の
方向に直交する方向における光学部材検査装置の断面図
である図8に示すように、撮像素子12の各画素に入射
する光の周縁光線m,mの間隔よりも広い。
【0021】光学部材保持部2は、光学部材検査装置の
図示せぬフレームに固定されているとともに円筒状の鏡
筒部20aが一体に形成された回転テーブル支持台20
と、ベアリング21を介して鏡筒部20aに対して回転
自在に被せられた円板状の回転テーブル22と、この回
転テーブル22の中心において鏡筒部20aと同軸に穿
たれた貫通孔22aに対して着脱自在に填め込まれた円
環状のホルダ23と、回転テーブル22の周囲に填めら
れたリング状の被駆動ギヤ24と、この被駆動ギヤ24
に噛合する駆動ギヤ25を回転駆動するモータ26とか
ら、構成されている。上述した回転テーブル22の貫通
孔22aは、その光源側(下側)半分がホルダ23の外
径よりも若干小径であり、その撮像装置側(上側)半分
がホルダ23の外径と略同径となっている。これによっ
て構成される段差部に、ホルダ23が係止される。ま
た、この貫通孔22aの上端側における大内径部分の一
部には、後で詳細に説明するホルダ23のキー231に
係合するキー溝22bが、切り欠かれている。従って、
ホルダ23は、回転テーブル22に対して相対回転不能
となっている。また、ホルダ23の内部には、検査対象
光学部材27が、同軸に保持される。その結果、モータ
26が駆動ギヤ25を回転させると、ホルダ23及び検
査対象光学部材27が、その中心軸Oを中心として回転
する。
【0022】撮像装置1は、その光軸lを中心軸Oと平
行にオフセットして配置された撮像レンズ11と、この
撮像レンズ11に関して検査対象光学部材27の表面と
共役な位置に配置されたラインセンサ12とから、構成
されている。このラインセンサ12は、検査対象光学部
材27の半径方向と平行,且つ、遮光板33の長辺と平
行(図1の左右方向)に、配置されている。従って、ラ
インセンサ12は、図6において2点鎖線によって示す
ように、検査対象光学部材27を、その半径方向におけ
る全域にわたって撮像することができるばかりか、その
外縁の外側における若干の幅の領域をも撮像することが
できる。この撮像によってラインセンサ12から出力さ
れた画像データは、撮像装置1内の図示せぬA/D変換
器によってデジタル信号に変換されて、図7に示す制御
装置6に入力される。
【0023】次に、上述したホルダ23の具体的な構成
を、図2乃至図5を用いて説明する。図2は、撮像装置
1の位置から見たホルダ23の平面図であり、図3は、
ホルダの側面図である。また、図4は、図2に示す状態
からカバー232のみを取り外して保持機構を示す分解
平面図である。さらに、図5は、図4におけるV−V線
に沿った縦断面図である。
【0024】これら各図に示されるように、ホルダ23
は、全体として略円筒形状を有しており、その大部分を
占める本体部230と、この本体部230を一部切り欠
くことによって形成された空間に構築された保持機構M
と、この保持機構Mを覆うカバー232とから、大略構
成されている。上述したキー231は、その長軸を中心
軸Oの方向と平行に向けた角柱形状を有し、本体部23
0の外周面における一箇所にねじ止め固定されている。
以下の説明においては、このキー231の中心及び中心
軸Oを通る直径を、「X経線」と定義し、このX経線に
直交する直径を、「Y経線」と定義する。
【0025】この本体部230の外周面は略円柱面とし
て形成されている。この外周面の径は、何れのレンズ種
及びレンズ径の検査対象光学部材27に用いられるホル
ダ23についても、同一である。この本体部230の内
部は、図5に示されるように、中心軸Oの方向に沿っ
て、撮影装置1寄りに位置する小内径部230aと拡散
透過板保持部3寄りに位置する大内径部230bとに区
分される。
【0026】この大内径部230bの形状は、回転対称
な円筒形状であり、その内周面は、検査対象光学部材2
7よりも十分に大径な円柱面となっている。
【0027】また、小内径部230aの厚さは、検査対
象光学部材27の厚さよりも十分厚く、図2の例におい
ては、検査対象光学部材27の厚さの約2倍となってい
る。但し、小内径部230aの平面形状は、その周方向
に沿って変化している。即ち、小内径部230aの内径
は、Y経線を境としてキー231から離れた部分におい
ては、検査対象光学部材27よりも若干大径な一定径と
なっているが、Y経線よりもキー231側の部分では漸
次変化している。具体的には、小内径部230aの内径
は、X経線に対して中心線Oを中心に+/−30度ずれ
た位置(最小径位置α,β)において、最も縮小し、検
査対象光学部材27の外径とほぼ同じになっている。そ
して、これら二箇所の最小径位置α,βにおいて、小内
径部230aの内面には夫々高摩擦部材としてのシリコ
ンラバー233が埋め込まれており、検査対象光学部材
27の側面(コバ)に対して高摩擦状態で線接触する。
なお、これら各最小径位置α,βの近傍において、小内
径部230aの内面は、ほぼ平面状となっている。
【0028】また、小内径部230aは、Y経線と平行
にキー231とは逆方向にずれた線Y1を境に、それよ
りもキー231から離れた部分が、X経線上におけるキ
ー231との対称位置に形成された支持柱部230cを
残して、全て切り欠かれている。この切り欠きによって
形成された凹部(以下、「機構収容部S」という)に、
上述した保持機構Mが構築される。以下、この保持機構
Mの具体的構成を説明する。
【0029】いま、図4に示すように、機構収容部S及
び検査対象光学部材27を通ってX経線に直交する線Y
2を想定する。機構収容部Sの底面上において、X経線
に対して線対称となる当該線Y2上の二位置には、夫
々、ネジ穴(図示略)が形成されている。これら各ネジ
穴には、相互に同一のサイズ及び形状を有する2枚の長
板状のリンクアーム234,234の一端が、夫々、ネ
ジ235,235によって、中心軸Oに直交する面内で
回動自在に取り付けられている。これら両リンクアーム
234,234の他端には、各ネジ235,235間距
離と同じ長さを有する長板状の平行移動板236の各端
部が、夫々、ネジ237,237によって、回動自在に
取り付けられている。これにより、平行移動板236
は、Y経線に対して平行な姿勢を保ちつつ、中心軸Oに
対して接近及び離反する。
【0030】平行移動板236の中央には、機構収容部
Sの深さとほぼ同じ厚さを有する可動部材としての可動
ブロック238が、固定されている。この可動ブロック
238の中心軸O側に向いた側面(以下、「可動保持面
238a」という)は、平行移動板236の側縁及び中
心軸Oに対して平行に、この平行移動板236の側縁よ
りも中心軸O側に突出している。この可動保持面238
aにも、検査対象光学部材27の側面(コバ)に対して
高摩擦状態で線接触する高摩擦部材としてのシリコンラ
バー239が埋め込まれている。なお、可動ブロック2
38の平面形状は、その外側縁における両端が夫々斜め
に面取りされた形状となっている。そして、この可動ブ
ロック238は、平行移動板236と一体に、機構収容
部Sの底面上を摺動し、最小径位置α,βに向けて移動
する。
【0031】機構収容部Sの底面における一方のネジ2
35の近傍には、ストッパピン244が植設されてい
る。このストッパピン244は、検査対象光学部材27
が無い状態において、検査対象光学部材27の外縁(図
4において二点鎖線によって図示)を大きく超えて可動
保持面238aが最小径位置α,βに接近しようとした
ときに、可動ブロック238の側面に当接することによ
って、その移動を阻止する。
【0032】また、機構収容部Sの底面上において、各
ネジ235の位置からX経線と平行に中心軸O側に等距
離だけずれた位置には、夫々、固定バネ掛けピン240
が植設されている。一方、各リンクアーム234,23
4の中央にも、夫々、可動バネ掛けピン241が植設さ
れている。そして、各固定バネ掛けピン240と各可動
バネ掛けピン241との間には、夫々、引張バネ24
2,242が掛け渡されている。従って、これら各引張
バネ242,242により、可動ブロック238は、常
時最小径位置α,βに接近する方向に、付勢されてい
る。但し、固定バネ掛けピン240,ネジ235,及び
可動バネ掛けピン241が一直線状に並ぶ死点において
は、可動ブロック238には付勢力が加わらずに安定す
る。なお、この死点においては、上述のストッパピン2
44に一方のリンクアーム234が当接するので、この
死点を超えて両リンクアーム234,234が図4の反
時計方向へ回転することが、防止される。
【0033】小内径部230aにおける切り欠きの縁
(線Y1)からY経線側へ寄った一定幅の領域は、上述
したカバー232の取付代230d,230dとして、
このカバー232の厚さ分だけ、その表面が凹んでい
る。上述したカバー232は、図2に示すように、これ
ら両取付代230d,230dの間に掛け渡されてお
り、その中間部にて支持柱部230cに固定されてい
る。このカバー232は、大内径部230bと同じ幅及
び同じ径を有する円弧状の板である。このカバー232
は、可動ブロック238の移動を許容するために、その
移動範囲が切り欠かれている。但し、上述した死点を超
えて各リンクアーム234,234が逆方向(図4にお
ける反時計方向)に回転したと仮定した場合における可
動ブロック238の移動範囲には、切り欠きは形成され
ていない。
【0034】以上の様に構成されるホルダ23に検査対
象光学部材27をセットするには、オペレータは、各リ
ンクアーム234,234を図2及び図4の反時計方向
に回転させて、上記死点にて安定させる。そして、保持
部である小内径部230aの内面と可動ブロック238
との間に、検査対象光学部材27を挿入した状態で、各
リンクアーム234,234を図2及び図4の時計方向
に回転させる。すると、各引張バネ242,242の弾
性により、各最小径部α,βと可動接触面238aとが
検査対象光学部材27の側面に当接して、この検査対象
光学部材27を保持する。
【0035】以上の様に構成されるホルダ23の本体部
230における最小径位置βと外周面との間には、その
長軸をホルダ23全体の径に直交させた長円型の開口を
有する貫通孔230eが、中心軸Oと平行に穿たれてい
る。この貫通孔230e内には、この貫通孔230eと
同じ幅と長さを有する六角柱型の指標部材243がはめ
込まれている。この指標部材243は、透明部材(アク
リル)から形成されており、その表面には、ホルダ23
の中心軸Oを曲率中心とした円弧型の指標Iが描かれて
いる。この指標Iは、図5に示すように、断面が60度
のV字溝の内面を黒色塗料によって墨入れすることによ
って、描かれている。この指標Iの曲率半径,即ち中心
軸Oからの距離は、そのホルダ23によって保持可能な
光学部材27の種類(即ち、レンズ種及びレンズ径)に
対応付けられて、予め定まっている。即ち、この指標I
を含む指標部材243が、ホルダ23によって保持可能
な検査対象光学部材27の種類に対応付けられた識別情
報を形状(即ち、中心軸Oから指標Iまでの距離)とし
て化体した識別部として機能する。撮像装置1の位置か
ら見ると、この指標部材243は、拡散透過板32にお
ける遮光板33の端部よりも外側の領域に重なって見え
る。従って、撮像装置1の撮像素子12は、この指標部
材243上の指標Iを撮像することができるのである。
【0036】制御装置6は、駆動モータ26に駆動電流
を供給しつつ、撮像装置1から入力された画像データに
基づいて検査対象光学部材27の種類(即ち、レンズ種
及びレンズ径)を読み取る識別情報読取手段として機能
するとともに、読みとった検査対象光学部材27の種類
及び上記画像データに基づいて検査対象光学部材27が
良品であるか不良品であるかの判定を行う画像処理手段
として機能する。
【0037】図7は、この制御装置6の内部回路構成を
示すブロック図である。図7に示す様に、制御装置6
は、バスBを介して相互に接続されたCPU60,フレ
ームメモリ61,ホストメモリ62,及びモータ駆動回
路63から、構成されている。
【0038】フレームメモリ61は、撮像装置1から入
力された画像データが書き込まれるバッファである。
【0039】ホストメモリ62は、画像メモリ領域62
a,第1作業メモリ領域62b,第2作業メモリ領域6
2c,及び、画像処理プログラム格納領域62dを、含
んでいる。このうち、画像メモリ領域62aは、フレー
ムメモリ61に書き込まれた画像データが所定時間毎に
先頭行から行単位で書き込まれる領域である。また、第
1作業メモリ領域62b及び第2作業メモリ領域62c
は、CPU60による画像処理が実行される領域であ
る。また、画像処理プログラム格納領域62dは、CP
U60にて実行される画像処理プログラムを格納するコ
ンピュータ可読媒体としての領域である。なお、この画
像処理プログラム格納領域62dは、更に、中心軸Oか
ら指標Iまでの様々な距離と検査対象光学部材27の種
類(即ち、レンズ種及びレンズ径)との1対1対応関係
を定義付けたテーブルを格納している。
【0040】モータ駆動回路63は、撮像装置1側から
見てホルダ23及び検査対象光学部材27が反時計方向
に等速回転する様に駆動モータ26を駆動させる駆動電
流を、この駆動モータ26に供給する。
【0041】CPU60は、制御装置6全体の制御を行
うコンピュータである。即ち、CPU60は、ホストメ
モリ62の画像処理プログラム格納領域62dに格納さ
れている画像処理プログラムを実行し、フレームメモリ
61に書き込まれた画像データを定期的にホストメモリ
62の画像メモリ領域62aに書き写すとともに、画像
メモリ領域62a中に検査対象光学部材27全体に対応
する画像データ(極座標データ)が合成された時点で、
この画像データを直交座標データに変換して第1作業メ
モリ領域62bに書き写す。また、画像データ中に指標
部材243を示す明部が存在している場合には、指標を
示す当該明部内の黒線と中心軸Oとの距離に対応する種
類(即ち、レンズ種及びレンズ径)を画像処理プログラ
ム格納領域62d内のテーブルから読み出す。CPU6
0は、以上のようにして、第1作業メモリ領域62b内
に直交座標データを生成して、検査対象光学部材27の
種類(即ち、レンズ種及びレンズ径)を読み出すと、こ
の画像データに基づいて検査対象光学部材27の良否判
定及び統計処理を実行する。また、CPU60は、フレ
ームメモリ61からの画像データ取り込みを行うのと同
期して、モータ駆動回路63に対して、駆動電流を駆動
モータ26に供給させる指示を行う。 <検査の原理>以上のように構成される光学部材検査装
置において、図8の面内では、撮像レンズ11に入射し
て撮像素子12の各画素に入射し得る光は、撮像レンズ
11の光軸lに沿った光線を主光線とする光束であり且
つ図8に示される周縁光線m,m間を通る光のみであ
る。この周縁光線m,mを逆方向に辿ると、検査対象光
学部材27の表面において交差した後に、拡散透過板3
2に向かって拡がっている。そして、拡散透過板32上
において、この周縁光線m,mの間が遮光板33によっ
て遮られている。従って、図8に示すように、検査対象
光学部材27における撮像素子5による撮像対象領域
(撮像レンズ11に関して撮像素子12の画素列の受光
面と共役な部位及び光軸方向におけるその近傍)に不良
要因がないとすると、撮像素子12の各画素に入射する
光はない。即ち、拡散透過板32の表面における遮光板
33の側方箇所から拡散した光nは、検査対象光学部材
27における撮像対象領域を透過するが、周縁光線m,
mの外側を通るので、撮像レンズ11には入射しない。
また、拡散透過板32の表面における遮光板33の側方
箇所から拡散して検査対象光学部材27における撮像対
象領域以外の箇所を透過した光は、撮像レンズ11に入
射し得るが、撮像素子12の各画素上には収束されな
い。そのため、撮像装置1から出力される画像データ
は、検査対象光学部材27に相当する領域の全域におい
て、暗くなっている。但し、検査対象光学部材27の側
面(コバ)においては、このコバに入射した光が拡散反
射するので、このコバの像(コバ像)が撮像素子12の
撮像面に形成される。
【0042】以上に対して、図2に示すように、検査対
象光学部材27表面における撮像対象領域内にキズC及
びゴミDがある場合、図9に示すように、拡散透過板3
2の表面における遮光板33の側方箇所から拡散した光
nがこれらキズC及びゴミDに当たると、この光がこれ
らキズC及びゴミDによって拡散される。この拡散光
n’は、周縁光線m,mの交点を中心として発散するの
で、その一部は、撮像レンズ11を介して撮像素子12
の画素上に入射する。従って、キズC及びゴミDの像
(周囲の暗い背景よりも明るい像)が撮像素子12の撮
像面に形成される。
【0043】なお、撮像装置1の位置から見ると、検査
対象光学部材27の外縁とホルダ230の内面との間の
空間は、遮光板33と重なって見える。従って、上述し
た理由により、撮像装置1から出力される画像データ
は、この空間に相当する領域の全域において、暗くなっ
ている。また、ホルダ23は拡散透過板32からの光を
遮ぎっているので、撮像装置1から出力される画像デー
タは、このホルダ23に相当する領域の全域において、
暗くなっている。
【0044】しかしながら、上述したように、指標部材
243は透明部材から構成されており、しかも、図6に
示すように、この指標部材243が填め込まれた貫通孔
230eは、撮像装置1の位置から見ると、拡散透過板
32における遮光板33の端の外側の領域と重なってい
る。従って、拡散透過板32からの拡散光が、この指標
部材243を通って撮像レンズ11に入射し、撮像素子
12の撮像面上に、指標Iを含む指標部材243の像
(指標Iが黒線として映り込んだ明るい像)を形成す
る。図10(a)及び(b)は、この撮像素子12の撮
像面上に形成される指標部材243の画像例を示す。図
10(a)及び(b)において指標部材243の形状が
矩形であるのは、撮像素子12がラインセンサであるか
らである。
【0045】撮像素子122による撮像(電荷蓄積及び
走査)は、駆動モータ26による検査対象光学部材27
の回転と同期して、この検査対象光学部材27が所定角
度だけ回転する毎に行われる。そして、撮像素子12に
よる撮像(電荷蓄積及び走査)がなされる毎に、ライン
状の画像データが、制御装置6のフレームメモリ61に
書き込まれて、ホストメモリ62の画像メモリ領域62
aに取り込まれる。その結果、検査対象光学部材27が
回転するにつれて、画像メモリ領域62aの各行には、
撮像装置1によって撮像された各ライン状画像データ
が、先頭行から順に書き込まれる。
【0046】検査対象光学部材27が1回転した時点で
ホストメモリ62の画像メモリ領域62aに格納されて
いる画像データは極座標データであるので、CPU60
は、この画像データに対して座標変換(極座標−直交座
標変換)を施して、第1作業メモリ62bに書き写す。
この作業を行う際に、CPU60は、画像メモリ領域6
2aに格納されている画像データを所定角度分(所定ラ
イン数分)づつ順番に読み出す。そして、読み出した画
像データを回転角方向に積分し、積分結果を中心軸O側
から順に判定基準値と比較してゆき、最初に積分結果が
判定基準値を超えた箇所を上記コバ像の位置と認識す
る。そして、この位置よりも中心側の領域に対して座標
変換を行って、第1作業メモリ領域62aに書き写す。
なお、図10(a),(b)に示す指標部材243の
映像に対応する積分結果は、夫々、同図(c),(d)
に示すように、指標Iに相当する部分を除き、最高値近
傍の値となる。そのため、CPU60は、コバ像検出後
も、積分結果を判定基準値と比較しつづけ、再度、積分
結果が判定基準値を超えた領域を検出すると、その領域
が指標部材243の画像に相当するものと認識する。C
PU60は、このようにして指標部材243の画像に相
当する領域を検出すると、更に、この領域内部において
積分値が判定基準値を下回っている箇所を探して、これ
を指標Iに相当するものと認識する。このようにして指
標Iを認識すると、CPU60は、中心軸Oから指標I
までの距離Dを算出する。この距離Dは、ホルダ23毎
に異なり、図10(a)に示す形状の指標部材243を
有するホルダ23の場合にはD1となり、図10(b)
に示す形状の指標部材243を有するホルダ23の場合
にはD2となる。そこで、CPU60は、算出した距離
Dに対応する種類(即ち、レンズ種及びレンズ径)を画
像処理プログラム格納領域62d内のテーブルから読み
出し、以後の画像処理に用いるデータとして記憶する。
【0047】CPU60は、以上のようにして、画像メ
モリ領域62a内の画像データにおける全検査対象領域
を決定して検査対象光学部材27の種類(即ち、レンズ
種及びレンズ径)を検出すると、この画像データに基づ
いて検査対象光学部材27の良否判定及び統計処理を実
行する。即ち、上述した座標変換を画像メモリ62a内
の画像データ全体に対して行った結果第1作業メモリ領
域62bに書き込まれた画像データは、直交座標データ
となるので、画像データ中の不良要因を示す領域は、検
査対象光学部材27における実際の不良要因に対して所
定比率の面積の相似形状を有するようになる。CPU6
0は、この第1作業メモリ領域62b内の画像データを
所定閾値(ノイズとみなし得る程度輝度値よりも若干大
きい値)を用いて二値化した画像データを第2作業メモ
リ62cに書き込み、これをマスク画像とする。そし
て、このマスク画像を用いて第1作業メモリ領域62b
内の画像データに対してマスキング処理を施し、マスキ
ング処理が施された画像データ中における各明領域(0
を超える輝度値を有する画素からなる領域)の図形的特
徴量を数値化する。具体的には、明領域中の画素数を算
出したり、明領域中の画素値の総和を算出したり、明領
域の最大フィレ径を算出する。そして、これらの図形的
特徴量に対して所定の演算を施す。例えば、上述したよ
うにして記憶した検査対象光学部材27のレンズ径に基
づいて算出した検査対象光学部材27の表面積に占める
明領域の面積の比を算出したり、検査対象光学部材27
における単位面積当たりの輝度値総和を算出する。そし
て、CPU60は、何れかの演算結果を所定の良否判定
基準値と比較し、前者が後者を超えている場合には、検
査対象光学部材27が不良品であると判定し、前者が後
者以下である場合には、検査対象光学部材27が良品で
あると判定する。
【0048】また、CPU60は、上述したようにして
記憶した検査対象光学部材27のレンズ種に基づいて、
同種の検査対象光学部材27毎に、上述した各値(明瞭
域の面積,輝度値総和,最大フィレ径,各種演算結果,
等)を分類して、統計処理を行うこともできる。
【0049】以上説明したように、本実施例の光学部材
検査装置によると、各ホルダ23の指標部材243に
は、そのホルダ23によって保持可能な検査対象光学部
材27の種類(即ち、レンズ種及びレンズ径)に予め対
応付けられた位置に、指標Iが形成されている。従っ
て、光学部材検査装置の制御装置6は、撮像装置1から
の画像データに基づいてこの指標Iの位置を検出するこ
とにより、そのホルダ23に保持されている検査対象光
学部材27の種類(即ち、レンズ種及びレンズ径)を認
識することができる。
【0050】なお、本第1実施形態では、透明なアクリ
ル板から指標部材243を形成したが、乳白色のアクリ
ル板から指標部材243を形成しても良い。このように
乳白色のアクリル板とすれば、指紋等の汚れが指標Iと
間違えられて検出されることもないばかりか、それ自体
が拡散透過板であるので、撮像装置1の位置から見て遮
光板33と重なって見える場合であっても、その像が撮
像素子12の撮像面に形成される。
【0051】
【実施形態2】本発明の第2実施形態は、上述した第1
実施形態と比較して、指標部材243の構成のみが異な
り、それ以外の構成が第1実施形態と共通となってい
る。従って、以下の説明においては、この指標部材24
3の説明のみを行い、その他の説明を省略する。
【0052】上述した第1実施形態の指標部材243に
よると、指標Iの中心軸Oからの距離のみに基づいて他
との区別がなされていたので、この指標部材243に対
応付けることが可能な種類(即ち、レンズ種及びレンズ
径)の数には、撮像装置1の解像度に依って自ずから限
度がある。これに対して、指標部材243の幅を広げる
ことも考えられるが、撮像レンズ11の倍率との関係に
依り、これにも限界がある。本第2実施形態は、指標部
材243の幅を広げることなく、指標部材243に対応
付けることができる検査対象光学部材27の種類(即
ち、レンズ種及びレンズ径)の数を増やすことを目的と
している。
【0053】図11(a)は、本第2実施形態の指標部
材243’を撮像装置1によって撮像して得られた画像
を示している。この図11(a)に示されるように、こ
の指標部材243’上には、撮像装置1の解像度に応じ
たピッチ(撮像装置1によって位置の識別が可能な最小
の間隔)で、予め複数の指標形成予定位置(実線又は破
線にて図示)が設定されている。これら各指標形成予定
位置を二進数における各ビットを対応付け、二進数にお
ける“0”の値に対応する指標形成予定位置に、第1実
施形態のものと同じ手法によって指標I(実線にて図
示)を形成する。その結果、指標形成予定位置の数をK
とした場合、この指標部材243’によって対応付ける
ことができる検査対象光学部材27の種類(即ち、レン
ズ種及びレンズ径)の数は2K通りとなる(第1実施例
の指標部材243の場合にはK通りに限られる)。
【0054】制御装置6のCPU60は、この指標部材
243’に対応する領域を画像データの積分結果から検
出すると、指標形成予定位置毎に、画像データの積分結
果が判定基準値以下であるか否かを判断する。そして、
図11(c)に示すように、画像データの積分結果が判
定基準値以下である指標形成予定位置には“0”を割り
当てるとともに、画像データの積分結果が判定基準値を
超える指標形成予定位置には“1”を割り当てる。この
ようにして、CPU60は、指標部材243から二進値
を読み出し、この二進値に対して予め対応付けられてい
た検査対象光学部材27の種類(即ち、レンズ種及びレ
ンズ径)を、画像処理プログラム領域62d内のテーブ
ルから読み出す。
【0055】本第2実施形態におけるその他の動作は、
上述した第1実施形態と全く同じであるので、その説明
を省略する。
【0056】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の光学部
材検査装置又はホルダによれば、検査対象光学部材の種
類を示す情報を自動的に識別し、識別結果に応じて画像
処理を行うことが、可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態による光学部材検査装
置の概略構成を示す側面断面図
【図2】 図1のホルダの平面図
【図3】 ホルダの側面図
【図4】 カバーを外した状態におけるホルダの分解平
面図
【図5】 図4のV−V線に沿ったホルダの縦断面図
【図6】 図1の検査対象光学部材等を撮像装置の位置
から見た平面図
【図7】 図1の制御装置の内部回路構成を示すブロッ
ク図
【図8】 検査対象光学部材に不良要因がない場合にお
ける光の進行状態を示す図
【図9】 検査対象光学部材に不良要因がある場合にお
ける光の進行状態を示す図
【図10】 指標部材の画像データに対する画像処理を
示すグラフ
【図11】 本発明の第2実施形態による指標部材の画
像データに対する画像処理を示すグラフ
【符号の説明】
1 撮像装置 2 光学部材保持部 6 制御装置 23 ホルダ 27 検査対象光学部材 60 CPU 230 本体部 230e 貫通孔 243 指標部材 I 指標
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 太一 東京都板橋区前野町2丁目36番9号旭光学 工業株式会社内 (72)発明者 東原 隆 東京都板橋区前野町2丁目36番9号旭光学 工業株式会社内 (72)発明者 中村 聡 東京都板橋区前野町2丁目36番9号旭光学 工業株式会社内 Fターム(参考) 2G086 EE08 FF05 FF06 2H044 AF00 AF02 AF05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学部材を撮像することによって得られた
    画像データに基づいて前記光学部材の検査を行う光学部
    材検査装置において、 前記光学部材を保持する保持部を有しているとともにこ
    の保持部によって保持可能な光学部材の種類に対応付け
    られた識別情報を化体した識別部を有しているホルダ
    と、 このホルダに保持されている光学部材を撮像して画像デ
    ータを出力する撮像装置と、 前記識別部から前記識別情報を読み取る識別情報読取手
    段と、 この識別情報読取手段によって読み取られた前記識別情
    報に基づいて前記画像データを処理する画像処理手段と
    を備えたことを特徴とする光学部材検査装置。
  2. 【請求項2】前記識別情報は、前記光学部材の種類に対
    応付けられた形状として前記識別部に化体されており、 前記撮像装置は、前記ホルダに保持されている光学部材
    とともに前記識別部を撮像し、 前記識別情報読取手段は、前記撮像装置から出力された
    画像データに基づいて、前記識別部の形状を検出し、検
    出した形状から前記識別情報を読み出すことを特徴とす
    る請求項1記載の光学部材検査装置。
  3. 【請求項3】前記識別部は、前記光学部材の種類に対応
    付けられた位置に指標が描かれた部材からなることを特
    徴とする請求項2記載の光学部材検査装置。
  4. 【請求項4】前記識別部は、前記光学部材の種類に対応
    付けられた位置に指標が描かれた透明部材からなること
    を特徴とする請求項2記載の光学部材検査装置。
  5. 【請求項5】前記識別部は、前記光学部材の種類に対応
    付けられた数値をコード化した指標が描かれた部材から
    なることを特徴とする請求項2記載の光学部材検査装
    置。
  6. 【請求項6】前記識別部は、前記光学部材の種類に対応
    付けられた数値をコード化した指標が描かれた透明部材
    からなることを特徴とする請求項2記載の光学部材検査
    装置。
  7. 【請求項7】光学部材を撮像することによって得られた
    画像データに基づいて前記光学部材の検査を行う光学部
    材検査装置に、前記光学部材をセットするためのホルダ
    であって、 前記光学部材を保持する保持部を有しているとともにこ
    の保持部によって保持可能な光学部材の種類に対応付け
    られた識別情報を化体した識別部を有していることを特
    徴とするホルダ。
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