JP2000018880A - 一体型熱交換器 - Google Patents
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- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/04—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
- F28D1/0408—Multi-circuit heat exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat exchangers for more than two fluids
- F28D1/0417—Multi-circuit heat exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat exchangers for more than two fluids with particular circuits for the same heat exchange medium, e.g. with the heat exchange medium flowing through sections having different heat exchange capacities or for heating/cooling the heat exchange medium at different temperatures
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
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- F28D1/0435—Combination of units extending one behind the other
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2215/00—Fins
- F28F2215/02—Arrangements of fins common to different heat exchange sections, the fins being in contact with different heat exchange media
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F2270/00—Thermal insulation; Thermal decoupling
- F28F2270/02—Thermal insulation; Thermal decoupling by using blind conduits
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一体型熱交換器において、熱交換器部間相互
の熱伝導による悪影響を回避するとともに、簡単かつ正
確に製作する。 【解決手段】 ヘッダー２１、２１間に、両端を両ヘッ
ダーに対応させた複数本の熱交換路用チューブ２２が、
それらの各間にフィン３を介在した状態で積層配置され
た熱交換器コア２を備える。複数本の熱交換路用チュー
ブ２２のうち特定の熱交換路用チューブ２２ａが、冷媒
が流通しない疑似熱交換路用チューブとして構成され、
その疑似熱交換路用チューブ２２ａを境に、一対のヘッ
ダー２１、２１が分割される。そして熱交換器コア２に
おける疑似熱交換路用チューブ２２ａよりも一方側に第
１の熱交換器部（コンデンサー部Ｃ）が形成されるとと
もに、他方側に第２の熱交換器部（ＡＴＦクーラー部
Ａ）が形成される。
の熱伝導による悪影響を回避するとともに、簡単かつ正
確に製作する。 【解決手段】 ヘッダー２１、２１間に、両端を両ヘッ
ダーに対応させた複数本の熱交換路用チューブ２２が、
それらの各間にフィン３を介在した状態で積層配置され
た熱交換器コア２を備える。複数本の熱交換路用チュー
ブ２２のうち特定の熱交換路用チューブ２２ａが、冷媒
が流通しない疑似熱交換路用チューブとして構成され、
その疑似熱交換路用チューブ２２ａを境に、一対のヘッ
ダー２１、２１が分割される。そして熱交換器コア２に
おける疑似熱交換路用チューブ２２ａよりも一方側に第
１の熱交換器部（コンデンサー部Ｃ）が形成されるとと
もに、他方側に第２の熱交換器部（ＡＴＦクーラー部
Ａ）が形成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの熱交換器コ
アに互いに独立した２つ以上の熱交換器部を有する一体
型熱交換器に関し、特にラジエーター、コンデンサー及
びオイルクーラーを含む自動車用複式一体型熱交換器に
好適に利用できる一体型熱交換器に関する。
アに互いに独立した２つ以上の熱交換器部を有する一体
型熱交換器に関し、特にラジエーター、コンデンサー及
びオイルクーラーを含む自動車用複式一体型熱交換器に
好適に利用できる一体型熱交換器に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車には、エンジン冷却用のラジエー
ターや、空調用のコンデンサーの他、オートマチック車
用トランスミッションオイル冷却用のオイルクーラー
（ＡＴＦクーラー）やエンジンオイル冷却用のオイルク
ーラー等、多くの熱交換器が備えられている。
ターや、空調用のコンデンサーの他、オートマチック車
用トランスミッションオイル冷却用のオイルクーラー
（ＡＴＦクーラー）やエンジンオイル冷却用のオイルク
ーラー等、多くの熱交換器が備えられている。
【０００３】現在、ラジエーターとコンデンサーとは、
個別の熱交換器として個々に製作され、それぞれ車体の
前部に隣り合わせ状態に備えられるというのが主流であ
るが、コンパクト化による設置スペースの節減や、組付
作業工数の削減を目的として、マルチフロー型あるいは
パラレルフロー型と称されるタイプの熱交換器を前後に
一体化することにより、ラジエーター用及びコンデンサ
ー用の２つの熱交換器を一体的に備えさせた一体型熱交
換器が開発されている。
個別の熱交換器として個々に製作され、それぞれ車体の
前部に隣り合わせ状態に備えられるというのが主流であ
るが、コンパクト化による設置スペースの節減や、組付
作業工数の削減を目的として、マルチフロー型あるいは
パラレルフロー型と称されるタイプの熱交換器を前後に
一体化することにより、ラジエーター用及びコンデンサ
ー用の２つの熱交換器を一体的に備えさせた一体型熱交
換器が開発されている。
【０００４】一方、ＡＴＦクーラーは、一般に、樹脂製
ロアタンク内に配備され、タンク内の冷却水にて冷却さ
れる水冷式となされているが、近年になって、上記一体
型熱交換器における一方の熱交換器コアの一部を、ＡＴ
Ｆクーラー用の熱交換器部として利用するようにした複
式一体型熱交換器が提案されている。
ロアタンク内に配備され、タンク内の冷却水にて冷却さ
れる水冷式となされているが、近年になって、上記一体
型熱交換器における一方の熱交換器コアの一部を、ＡＴ
Ｆクーラー用の熱交換器部として利用するようにした複
式一体型熱交換器が提案されている。
【０００５】このような熱交換器において、一方の熱交
換器コア、例えばコンデンサー側の熱交換器コアは、図
２２に示すように、上下一対の水平方向に沿うヘッダー
（５１）間に、両端を両ヘッダー（５１）に連通接続す
る複数本の熱交換路用チューブ（５２）が、それらの各
間にフィン（５３）を介在した状態でヘッダー長さ方向
に沿って積層配置されている。そしてこの熱交換器コア
の一部を、ＡＴＦクーラー用の熱交換器部として使用す
る場合には、両ヘッダー（５１）の内部を、互いに対応
する位置で仕切り（５５）により仕切り、その仕切り
（５５）よりも一方側を例えばコンデンサ部（Ｃ）とし
て使用し、他方側をＡＴＦクーラー部（Ａ）として使用
するのが通例である。
換器コア、例えばコンデンサー側の熱交換器コアは、図
２２に示すように、上下一対の水平方向に沿うヘッダー
（５１）間に、両端を両ヘッダー（５１）に連通接続す
る複数本の熱交換路用チューブ（５２）が、それらの各
間にフィン（５３）を介在した状態でヘッダー長さ方向
に沿って積層配置されている。そしてこの熱交換器コア
の一部を、ＡＴＦクーラー用の熱交換器部として使用す
る場合には、両ヘッダー（５１）の内部を、互いに対応
する位置で仕切り（５５）により仕切り、その仕切り
（５５）よりも一方側を例えばコンデンサ部（Ｃ）とし
て使用し、他方側をＡＴＦクーラー部（Ａ）として使用
するのが通例である。
【０００６】また図２３に示すように、ラジエーター側
の熱交換器コアに、ＡＴＦクーラーを形成する場合、上
下一対のヘッダーとしてのタンク部を、互いに独立した
ラジエーター用タンク部（６１Ｒ）と、ＡＴＦクーラー
用タンク部（６１Ａ）との２つのタンク部により構成
し、熱交換器コアにおけるラジエーター用タンク部（６
１Ｒ）に相当する部分をラジエーター部（４）として使
用し、ＡＴＦクーラー用タンク部（６１Ａ）に相当する
部分をＡＴＦクーラー部（Ａ）として使用するのが通例
である。
の熱交換器コアに、ＡＴＦクーラーを形成する場合、上
下一対のヘッダーとしてのタンク部を、互いに独立した
ラジエーター用タンク部（６１Ｒ）と、ＡＴＦクーラー
用タンク部（６１Ａ）との２つのタンク部により構成
し、熱交換器コアにおけるラジエーター用タンク部（６
１Ｒ）に相当する部分をラジエーター部（４）として使
用し、ＡＴＦクーラー用タンク部（６１Ａ）に相当する
部分をＡＴＦクーラー部（Ａ）として使用するのが通例
である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記複
式一体型熱交換器は、例えばコンデンサー部（Ｃ）を流
れる冷媒の温度は、６０℃前後であり、ラジエーター部
（Ｒ）を流れるクーラントの温度は、１００℃前後であ
るのに対し、ＡＴＦクーラー部（Ａ）を流れるオイルの
温度は、１１０℃前後と非常に高いものである。このた
め、ＡＴＦクーラー部（Ａ）のオイル熱が、コンデンサ
ー部（Ｃ）の冷媒、又はラジエーター部（Ｒ）のクーラ
ントに伝達されて、悪影響を及ぼし、各熱交換器部の熱
交換性能が低下するという問題が発生する。
式一体型熱交換器は、例えばコンデンサー部（Ｃ）を流
れる冷媒の温度は、６０℃前後であり、ラジエーター部
（Ｒ）を流れるクーラントの温度は、１００℃前後であ
るのに対し、ＡＴＦクーラー部（Ａ）を流れるオイルの
温度は、１１０℃前後と非常に高いものである。このた
め、ＡＴＦクーラー部（Ａ）のオイル熱が、コンデンサ
ー部（Ｃ）の冷媒、又はラジエーター部（Ｒ）のクーラ
ントに伝達されて、悪影響を及ぼし、各熱交換器部の熱
交換性能が低下するという問題が発生する。
【０００８】また、昨今の熱交換器においては、高性能
化を図るため、フィン高さ（Ｈ）の低いもの、例えばフ
ィン高さ（Ｈ）が６〜７ｍｍ位のものが主流となってい
る。このため、そのフィン高さ（Ｈ）に相当する狭い範
囲内において、ヘッダー（５１Ｃ）（５１Ａ）間や、タ
ンク部（６１Ｒ）（６１Ａ）間を分割する必要があり、
高い位置精度が要求され、製作が困難であるという問題
も有している。
化を図るため、フィン高さ（Ｈ）の低いもの、例えばフ
ィン高さ（Ｈ）が６〜７ｍｍ位のものが主流となってい
る。このため、そのフィン高さ（Ｈ）に相当する狭い範
囲内において、ヘッダー（５１Ｃ）（５１Ａ）間や、タ
ンク部（６１Ｒ）（６１Ａ）間を分割する必要があり、
高い位置精度が要求され、製作が困難であるという問題
も有している。
【０００９】この発明は、上記従来技術の問題を解消
し、熱交換器部間相互の熱伝導による悪影響を回避で
き、優れた熱交換性能を得ることができるとともに、簡
単かつ正確に製作することができる一体型熱交換器を提
供することを目的とする。
し、熱交換器部間相互の熱伝導による悪影響を回避で
き、優れた熱交換性能を得ることができるとともに、簡
単かつ正確に製作することができる一体型熱交換器を提
供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の一体型熱交換器は、離間して対峙される一
対のヘッダー間に、両端を両ヘッダーに対応させた複数
本の熱交換路が、それらの各間にフィンを介在した状態
でヘッダー長さ方向に積層状に設けられる熱交換器コア
を備え、前記複数本の熱交換路のうち、積層方向の中間
に配置される特定の熱交換路が、熱交換媒体が流通しな
い疑似熱交換路用部材により構成されるとともに、残り
の熱交換路が、熱交換媒体が流通する熱交換路用チュー
ブにより構成され、前記疑似熱交換路用部材を境に、前
記一対のヘッダーが分割され、前記熱交換器コアにおけ
る前記疑似熱交換路用部材よりも積層方向の一方側に第
１の熱交換器部が形成されるとともに、他方側に前記第
１の熱交換器部に対し独立した第２の熱交換器部が形成
されてなるものを要旨としている。
め、本発明の一体型熱交換器は、離間して対峙される一
対のヘッダー間に、両端を両ヘッダーに対応させた複数
本の熱交換路が、それらの各間にフィンを介在した状態
でヘッダー長さ方向に積層状に設けられる熱交換器コア
を備え、前記複数本の熱交換路のうち、積層方向の中間
に配置される特定の熱交換路が、熱交換媒体が流通しな
い疑似熱交換路用部材により構成されるとともに、残り
の熱交換路が、熱交換媒体が流通する熱交換路用チュー
ブにより構成され、前記疑似熱交換路用部材を境に、前
記一対のヘッダーが分割され、前記熱交換器コアにおけ
る前記疑似熱交換路用部材よりも積層方向の一方側に第
１の熱交換器部が形成されるとともに、他方側に前記第
１の熱交換器部に対し独立した第２の熱交換器部が形成
されてなるものを要旨としている。
【００１１】本発明の一体型熱交換器においては、第１
及び第２の熱交換器部間に配置される熱交換路を、熱交
換媒体が流通しない疑似熱交換路用部材により構成して
いるため、その疑似熱交換路用部材と、それに隣接する
フィンとを含む広い範囲を、第１及び第２の熱交換部間
の境界とすることができる。
及び第２の熱交換器部間に配置される熱交換路を、熱交
換媒体が流通しない疑似熱交換路用部材により構成して
いるため、その疑似熱交換路用部材と、それに隣接する
フィンとを含む広い範囲を、第１及び第２の熱交換部間
の境界とすることができる。
【００１２】また、両熱交換器部間に、疑似熱交換路用
部材及びそれに隣接するフィン等の多数の部材が介在さ
れるとともに、両熱交換器部間の間隔が広くなるので、
両熱交換器部間相互の熱伝導を有効に防止でき、各熱交
換器部において、個々に効率良く熱交換することができ
る。
部材及びそれに隣接するフィン等の多数の部材が介在さ
れるとともに、両熱交換器部間の間隔が広くなるので、
両熱交換器部間相互の熱伝導を有効に防止でき、各熱交
換器部において、個々に効率良く熱交換することができ
る。
【００１３】本発明においては、前記疑似熱交換路用部
材が、前記熱交換路用チューブと同種の部材、又は最外
側のフィンの外側に配置されるサイドプレートと同種の
部材により構成されてなるものを採用するのが好まし
い。
材が、前記熱交換路用チューブと同種の部材、又は最外
側のフィンの外側に配置されるサイドプレートと同種の
部材により構成されてなるものを採用するのが好まし
い。
【００１４】すなわちこの場合、疑似熱交換路用部材と
して、別途、新規な部材を準備する必要がなく、部品の
共通化を図ることができる。
して、別途、新規な部材を準備する必要がなく、部品の
共通化を図ることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】＜第１の実施形態＞図１ないし図
６はこの発明の第１の実施形態である一体型熱交換器が
適用された自動車用複式一体型熱交換器を示す図であ
る。これらの図に示すように、この自動車用熱交換器
は、それを構成している各熱交換器構成部材がアルミニ
ウム製又はその合金製であり、これらの構成部材が仮組
みされた状態で一括してろう付けされることにより、全
体が連結一体化されるものであって、前後に並んで平行
に配置される第１及び第２の熱交換器コア（１）（２）
を有している。
６はこの発明の第１の実施形態である一体型熱交換器が
適用された自動車用複式一体型熱交換器を示す図であ
る。これらの図に示すように、この自動車用熱交換器
は、それを構成している各熱交換器構成部材がアルミニ
ウム製又はその合金製であり、これらの構成部材が仮組
みされた状態で一括してろう付けされることにより、全
体が連結一体化されるものであって、前後に並んで平行
に配置される第１及び第２の熱交換器コア（１）（２）
を有している。
【００１６】一方、第１の熱交換器コア（１）は、ラジ
エーター部（Ｒ）を構成しており、一対のヘッダーとし
ての上下のタンク部（１１）（１１）間に、扁平チュー
ブからなる熱交換路用チューブ（１２）が、長さ方向を
上下方向に向けて、左右方向に所定の間隔おきに積層状
に配置された状態で、チューブ（１２）の両端がタンク
部（１１）（１１）にそれぞれ連通接続されている。
エーター部（Ｒ）を構成しており、一対のヘッダーとし
ての上下のタンク部（１１）（１１）間に、扁平チュー
ブからなる熱交換路用チューブ（１２）が、長さ方向を
上下方向に向けて、左右方向に所定の間隔おきに積層状
に配置された状態で、チューブ（１２）の両端がタンク
部（１１）（１１）にそれぞれ連通接続されている。
【００１７】第２の熱交換器コア（２）は、空調用コン
デンサー部（Ｃ）と、オイルクーラー部としてのＡＴＦ
クーラー部（Ａ）とを構成するものであり、水平方向に
沿って互いに平行に配置された上下一対のヘッダー（２
１）（２１）が、コンデンサー用ヘッダー（２１Ｃ）
と、そのコンデンサー用ヘッダー（２１Ｃ）から水平方
向（ヘッダー長さ方向）に沿って間隔をおいて配置され
るＡＴＦクーラー用ヘッダー（２１Ａ）とにより構成さ
れている。
デンサー部（Ｃ）と、オイルクーラー部としてのＡＴＦ
クーラー部（Ａ）とを構成するものであり、水平方向に
沿って互いに平行に配置された上下一対のヘッダー（２
１）（２１）が、コンデンサー用ヘッダー（２１Ｃ）
と、そのコンデンサー用ヘッダー（２１Ｃ）から水平方
向（ヘッダー長さ方向）に沿って間隔をおいて配置され
るＡＴＦクーラー用ヘッダー（２１Ａ）とにより構成さ
れている。
【００１８】この上下一対のヘッダー（２１）（２１）
間に、扁平チューブからなる熱交換路用チューブ（２
２）が、上記第１の熱交換器コア（１）の熱交換路用チ
ューブ（１２）と同じ配列ピッチで配置されている。
間に、扁平チューブからなる熱交換路用チューブ（２
２）が、上記第１の熱交換器コア（１）の熱交換路用チ
ューブ（１２）と同じ配列ピッチで配置されている。
【００１９】そして、上記第１及び第２の熱交換器コア
（１）（２）が、前後に隣接状態に組み合わされ、図７
及び図８に示すようにコルゲートフィン（３）が第１熱
交換器コア側チューブ（１２）の各間と、第２熱交換器
コア側チューブ（２２）の各間とにわたすようにフィン
共有状態となるように配置されるとともに、最外側のチ
ューブ（１２）（２２）の外側にコルゲートフィン
（３）を介してサイドプレート（４）が配置される。
（１）（２）が、前後に隣接状態に組み合わされ、図７
及び図８に示すようにコルゲートフィン（３）が第１熱
交換器コア側チューブ（１２）の各間と、第２熱交換器
コア側チューブ（２２）の各間とにわたすようにフィン
共有状態となるように配置されるとともに、最外側のチ
ューブ（１２）（２２）の外側にコルゲートフィン
（３）を介してサイドプレート（４）が配置される。
【００２０】第２の熱交換器コア（２）において、各熱
交換路用チューブ（２２）は、コンデンサー部（Ｃ）及
びＡＴＦクーラー部（Ａ）間に配置されるチューブ（２
２ａ）を除き、両端が両ヘッダー（２１）（２１）に連
通接続されている。
交換路用チューブ（２２）は、コンデンサー部（Ｃ）及
びＡＴＦクーラー部（Ａ）間に配置されるチューブ（２
２ａ）を除き、両端が両ヘッダー（２１）（２１）に連
通接続されている。
【００２１】また図９に示すように、コンデンサー部
（Ｃ）及びＡＴＦクーラー部（Ａ）間の熱交換路用チュ
ーブ（２２ａ）は、疑似熱交換路用部材を構成してお
り、この疑似熱交換路用チューブ（２２ａ）の両端は、
いずれのヘッダー（２１）にも連通されることはなく、
コンデンサ用ヘッダー（２１Ｃ）及びＡＴＦクーラー用
ヘッダー（２１Ａ）の端面間に配置される。
（Ｃ）及びＡＴＦクーラー部（Ａ）間の熱交換路用チュ
ーブ（２２ａ）は、疑似熱交換路用部材を構成してお
り、この疑似熱交換路用チューブ（２２ａ）の両端は、
いずれのヘッダー（２１）にも連通されることはなく、
コンデンサ用ヘッダー（２１Ｃ）及びＡＴＦクーラー用
ヘッダー（２１Ａ）の端面間に配置される。
【００２２】図１ないし図６に示すように、第２の熱交
換器コア（２）のコンデンサー用ヘッダー（２１Ｃ）
（２１Ｃ）には、複数の仕切り（２５）が設けられ、コ
ンデンサー部（Ｃ）を冷媒が蛇行状に流れるように構成
されている。
換器コア（２）のコンデンサー用ヘッダー（２１Ｃ）
（２１Ｃ）には、複数の仕切り（２５）が設けられ、コ
ンデンサー部（Ｃ）を冷媒が蛇行状に流れるように構成
されている。
【００２３】また第２の熱交換器コア（２）のコンデン
サー用ヘッダー（２１Ｃ）（２１Ｃ）及びＡＴＦクーラ
ー用ヘッダー（２１Ａ）（２１Ａ）には、各ヘッダー
（２１Ｃ）（２１Ａ）の内部に連通する出入口管（２５
ａ）（２５ｂ）（２６ａ）（２６ｂ）がそれぞれ連結さ
れている。
サー用ヘッダー（２１Ｃ）（２１Ｃ）及びＡＴＦクーラ
ー用ヘッダー（２１Ａ）（２１Ａ）には、各ヘッダー
（２１Ｃ）（２１Ａ）の内部に連通する出入口管（２５
ａ）（２５ｂ）（２６ａ）（２６ｂ）がそれぞれ連結さ
れている。
【００２４】一方、第１の熱交換器コア（１）における
一側端の前方には、レシーバタンク（５）がブラケット
（６）を介して取り付けられており、このレシーバタン
ク（５）の上端の冷媒入口に、上記コンデンサー部
（Ｃ）の出口管（２５ｂ）の端部が連結されている。
一側端の前方には、レシーバタンク（５）がブラケット
（６）を介して取り付けられており、このレシーバタン
ク（５）の上端の冷媒入口に、上記コンデンサー部
（Ｃ）の出口管（２５ｂ）の端部が連結されている。
【００２５】また第１の熱交換器コア（１）における上
下一対のタンク部（１１）（１１）には、タンク部（１
１）（１１）の内部に連通する出入口管（１５ａ）（１
５ｂ）がそれぞれ連結されている。
下一対のタンク部（１１）（１１）には、タンク部（１
１）（１１）の内部に連通する出入口管（１５ａ）（１
５ｂ）がそれぞれ連結されている。
【００２６】以上の構成の自動車用一体型熱交換器で
は、図６に示すように、コンデンサー部（Ｃ）におい
て、入口管（２５ａ）から上側のコンデンサー用ヘッダ
ー（２１Ｃ）の一端部に流入した冷媒は、仕切り（２
５）の作用により、チューブ（２２）を蛇行状に流れて
空気と熱交換した後、下側のコンデンサー用ヘッダー
（２１Ｃ）の他端部に導かれ、更に出口管（２５ｂ）を
介してレシーバタンク（５）へと送り込まれる。
は、図６に示すように、コンデンサー部（Ｃ）におい
て、入口管（２５ａ）から上側のコンデンサー用ヘッダ
ー（２１Ｃ）の一端部に流入した冷媒は、仕切り（２
５）の作用により、チューブ（２２）を蛇行状に流れて
空気と熱交換した後、下側のコンデンサー用ヘッダー
（２１Ｃ）の他端部に導かれ、更に出口管（２５ｂ）を
介してレシーバタンク（５）へと送り込まれる。
【００２７】更にＡＴＦクーラー部（Ａ）において、入
口管（２６ａ）から上側のＡＴＦクーラー用ヘッダー
（２１Ａ）に流入したオイルは、各チューブ（２２）を
平行に通って、空気と熱交換した後、下側のＡＴＦクー
ラー用ヘッダー（２１Ａ）に導かれて、出口管（２６
ｂ）を介して流出される。
口管（２６ａ）から上側のＡＴＦクーラー用ヘッダー
（２１Ａ）に流入したオイルは、各チューブ（２２）を
平行に通って、空気と熱交換した後、下側のＡＴＦクー
ラー用ヘッダー（２１Ａ）に導かれて、出口管（２６
ｂ）を介して流出される。
【００２８】またラジエーター部（Ｒ）の上側タンク部
（１１）に、入口管（１５ａ）から流入したクーラント
は、各チューブ（１２）を平行に通って、空気と熱交換
した後、下側のタンク部（１１）に導かれて、出口管
（１５ｂ）を介して流出される。
（１１）に、入口管（１５ａ）から流入したクーラント
は、各チューブ（１２）を平行に通って、空気と熱交換
した後、下側のタンク部（１１）に導かれて、出口管
（１５ｂ）を介して流出される。
【００２９】この複式一体型熱交換器の第２の熱交換器
コア（２）においては、コンデンサ部（Ｃ）及びＡＴＦ
クーラー部（Ａ）間に配置される熱交換路用チューブ
（２２ａ）を、冷媒やクーラントが流通しない疑似熱交
換路用部材として構成しているため、その疑似熱交換路
用チューブ（２２ａ）と、その両側のフィン（３）
（３）とを含む広い範囲を、コンデンサー部（Ｃ）及び
ＡＴＦクーラー部（Ａ）間の境界とすることができる。
このため、この広い範囲において、ヘッダー（２１）
（２１）を分割すれば良く、スペース的に余裕ができ
て、簡単かつ正確に製作することができる。
コア（２）においては、コンデンサ部（Ｃ）及びＡＴＦ
クーラー部（Ａ）間に配置される熱交換路用チューブ
（２２ａ）を、冷媒やクーラントが流通しない疑似熱交
換路用部材として構成しているため、その疑似熱交換路
用チューブ（２２ａ）と、その両側のフィン（３）
（３）とを含む広い範囲を、コンデンサー部（Ｃ）及び
ＡＴＦクーラー部（Ａ）間の境界とすることができる。
このため、この広い範囲において、ヘッダー（２１）
（２１）を分割すれば良く、スペース的に余裕ができ
て、簡単かつ正確に製作することができる。
【００３０】またコンデンサー部（Ｃ）及びＡＴＦクー
ラー部（Ａ）間に疑似熱交換路用チューブ（２２ａ）及
び２つのフィン（３）（３）等の多数の部材が介在され
るとともに、両熱交換器部（Ｃ）（Ａ）間の間隔が広く
なるので、両熱交換器部（Ｃ）（Ａ）間相互の熱伝導を
有効に防止でき、各熱交換器部（Ｃ）（Ａ）の熱交換性
能を向上させることができる。
ラー部（Ａ）間に疑似熱交換路用チューブ（２２ａ）及
び２つのフィン（３）（３）等の多数の部材が介在され
るとともに、両熱交換器部（Ｃ）（Ａ）間の間隔が広く
なるので、両熱交換器部（Ｃ）（Ａ）間相互の熱伝導を
有効に防止でき、各熱交換器部（Ｃ）（Ａ）の熱交換性
能を向上させることができる。
【００３１】また熱交換器においては、疑似熱交換路用
部材として、熱交換路用チューブ（２２ａ）等の熱交換
器構成用部材と同種の部材により構成しているため、疑
似熱交換路用部材として、別途、新規な部材を準備する
必要がなく、部品の共通化を図ることができ、組立作業
性の向上及びコストの削減を図ることができる。
部材として、熱交換路用チューブ（２２ａ）等の熱交換
器構成用部材と同種の部材により構成しているため、疑
似熱交換路用部材として、別途、新規な部材を準備する
必要がなく、部品の共通化を図ることができ、組立作業
性の向上及びコストの削減を図ることができる。
【００３２】なお上記実施形態においては、疑似熱交換
路用部材を、熱交換路用チューブ（２２ａ）により構成
しているが、本発明においては、疑似熱交換路用部材を
どのような部材により構成しても良い。
路用部材を、熱交換路用チューブ（２２ａ）により構成
しているが、本発明においては、疑似熱交換路用部材を
どのような部材により構成しても良い。
【００３３】例えば図１０に示すように、疑似熱交換路
用部材として、サイドプレート（４）と同種の部材から
なる帯板状プレート（２２ｂ）を使用しても良い。
用部材として、サイドプレート（４）と同種の部材から
なる帯板状プレート（２２ｂ）を使用しても良い。
【００３４】更に図１１に示すように、疑似熱交換路用
部材として、サイドプレート（４）と同種部材からなる
帯板状プレート（２２ｂ）を使用し、そのプレート（２
２ｂ）の上下両端部を左右に切り開くように折曲するこ
とにより、帯板状プレート（２２ｂ）両側のフィン
（３）（３）を保護するとともに、ヘッダー（２１Ｃ）
（２１Ａ）との干渉を防止するように構成しても良い。
部材として、サイドプレート（４）と同種部材からなる
帯板状プレート（２２ｂ）を使用し、そのプレート（２
２ｂ）の上下両端部を左右に切り開くように折曲するこ
とにより、帯板状プレート（２２ｂ）両側のフィン
（３）（３）を保護するとともに、ヘッダー（２１Ｃ）
（２１Ａ）との干渉を防止するように構成しても良い。
【００３５】また上記実施形態においては、疑似熱交換
路用部材を１本設ける場合について説明したが、本発明
においては、疑似熱交換路用部材を２本以上設けるよう
にしても良い。
路用部材を１本設ける場合について説明したが、本発明
においては、疑似熱交換路用部材を２本以上設けるよう
にしても良い。
【００３６】例えば図１２に示すように、両熱交換器部
（Ｃ）（Ａ）間に、上下両端部を左右に切り開くように
折曲した帯板状プレート（２２ｂ）（２２ｂ）からなる
２本の疑似熱交換路用部材を配置して、そのプレート
（２２ｂ）（２２ｂ）と、それらのプレート（２２ｂ）
（２２ｂ）に隣接するフィン（３）（３）（３）とを含
む領域を両熱交換器部（Ｃ）（Ａ）間の境界領域とし、
その境界領域の範囲内でヘッダー（２１）（２１）を分
割するようにしても良い。この変形例のように、２本以
上の疑似熱交換路用部材を設ける場合には、両熱交換器
部（Ｃ）（Ａ）の間隔を、より広く確保することができ
るので、両者間の熱伝導による悪影響を、より確実に回
避することができ、一段と熱交換性能を向上させること
ができるとともに、ヘッダー（２１）（２１）の分割を
より一層簡単に行うことができ、より一層、簡単かつ正
確に製作することができる。
（Ｃ）（Ａ）間に、上下両端部を左右に切り開くように
折曲した帯板状プレート（２２ｂ）（２２ｂ）からなる
２本の疑似熱交換路用部材を配置して、そのプレート
（２２ｂ）（２２ｂ）と、それらのプレート（２２ｂ）
（２２ｂ）に隣接するフィン（３）（３）（３）とを含
む領域を両熱交換器部（Ｃ）（Ａ）間の境界領域とし、
その境界領域の範囲内でヘッダー（２１）（２１）を分
割するようにしても良い。この変形例のように、２本以
上の疑似熱交換路用部材を設ける場合には、両熱交換器
部（Ｃ）（Ａ）の間隔を、より広く確保することができ
るので、両者間の熱伝導による悪影響を、より確実に回
避することができ、一段と熱交換性能を向上させること
ができるとともに、ヘッダー（２１）（２１）の分割を
より一層簡単に行うことができ、より一層、簡単かつ正
確に製作することができる。
【００３７】＜第２の実施形態＞図１３ないし図１７は
この発明の第２の実施形態である一体型熱交換器が適用
された自動車用複式一体型熱交換器を示す図である。こ
れらの図に示すように、この一体型熱交換器は、ラジエ
ーター側の第１の熱交換器コア（１）において、その上
下一対のヘッダーとしてのタンク部（１１）が、ＡＴＦ
クーラー用タンク部（１１Ａ）と、そのタンク部（１１
Ａ）に対し水平方向（ヘッダー長さ方向）に間隔をおい
て配置されるラジエーター用タンク部（１１Ｒ）とによ
り構成されている。
この発明の第２の実施形態である一体型熱交換器が適用
された自動車用複式一体型熱交換器を示す図である。こ
れらの図に示すように、この一体型熱交換器は、ラジエ
ーター側の第１の熱交換器コア（１）において、その上
下一対のヘッダーとしてのタンク部（１１）が、ＡＴＦ
クーラー用タンク部（１１Ａ）と、そのタンク部（１１
Ａ）に対し水平方向（ヘッダー長さ方向）に間隔をおい
て配置されるラジエーター用タンク部（１１Ｒ）とによ
り構成されている。
【００３８】またこの第１の熱交換器コア（１）におい
て、熱交換路用チューブ（１２）は、ラジエーター部
（Ｒ）及びＡＴＦクーラー部（Ａ）間に配置されるチュ
ーブ（１２ａ）を除き、両端が両タンク部（１１）（１
１）に連通接続されている。
て、熱交換路用チューブ（１２）は、ラジエーター部
（Ｒ）及びＡＴＦクーラー部（Ａ）間に配置されるチュ
ーブ（１２ａ）を除き、両端が両タンク部（１１）（１
１）に連通接続されている。
【００３９】更に図１８に示すように、ラジエーター部
（Ｒ）及びＡＴＦクーラー部（Ａ）間の熱交換路用チュ
ーブ（１２ａ）は、疑似熱交換路用部材を構成してお
り、このチューブ（１２ａ）の両端は、いずれのタンク
部（１１）にも連通されることなく、ラジエーター用タ
ンク部（１１Ｒ）及びＡＴＦクーラー用タンク部（１１
Ａ）の端面間に配置される。
（Ｒ）及びＡＴＦクーラー部（Ａ）間の熱交換路用チュ
ーブ（１２ａ）は、疑似熱交換路用部材を構成してお
り、このチューブ（１２ａ）の両端は、いずれのタンク
部（１１）にも連通されることなく、ラジエーター用タ
ンク部（１１Ｒ）及びＡＴＦクーラー用タンク部（１１
Ａ）の端面間に配置される。
【００４０】また第２の熱交換器コア（２）は、その全
域が、コンデンサー部（Ｃ）として構成される。
域が、コンデンサー部（Ｃ）として構成される。
【００４１】その他の構成は、上記第１の実施形態の構
成と実質的に同様であるため、同一又は相当部分に、同
一又は相当符号を付して、重複説明は省略する。
成と実質的に同様であるため、同一又は相当部分に、同
一又は相当符号を付して、重複説明は省略する。
【００４２】この自動車用一体型熱交換器では、図１７
に示すように、コンデンサー部（Ｃ）において、入口管
（２５ａ）から上側のヘッダー（２１）に流入した冷媒
が、仕切り（２５）の作用により、チューブ（２２）を
蛇行状に流れて、下側のヘッダー（２１）に導かれて、
出口管（２５ｂ）から流出される。
に示すように、コンデンサー部（Ｃ）において、入口管
（２５ａ）から上側のヘッダー（２１）に流入した冷媒
が、仕切り（２５）の作用により、チューブ（２２）を
蛇行状に流れて、下側のヘッダー（２１）に導かれて、
出口管（２５ｂ）から流出される。
【００４３】また、上側のラジエーター用タンク部（１
１Ｒ）に流入したクーラントは、各チューブ（１２）を
平行に通って、下側のラジエーター用タンク部（１１
Ｒ）に導かれるとともに、上側のＡＴＦクーラー用タン
ク部（１１Ａ）に流入したオイルは、各チューブ（１
２）を平行に通って、下側のＡＴＦクーラー用タンク部
（１１Ａ）に導かれる。
１Ｒ）に流入したクーラントは、各チューブ（１２）を
平行に通って、下側のラジエーター用タンク部（１１
Ｒ）に導かれるとともに、上側のＡＴＦクーラー用タン
ク部（１１Ａ）に流入したオイルは、各チューブ（１
２）を平行に通って、下側のＡＴＦクーラー用タンク部
（１１Ａ）に導かれる。
【００４４】この第２の実施形態においても、上記第１
の実施形態と同様で、ラジエーター部（Ｒ）及びＡＴＦ
クーラー部（Ａ）間に配置される熱交換路用チューブ
（１２ａ）を、冷媒やクーラントが流通しない疑似熱交
換路用部材として構成しているため、その疑似熱交換路
用チューブ（１２ａ）と、その両側のフィン（３）
（３）とを含む広い範囲を、ラジエーター部（Ｒ）及び
ＡＴＦクーラー部（Ａ）間の境界とすることができる。
このため、この広い範囲において、タンク部（１１）
（１１）を分割すれば良く、スペース的に余裕ができ
て、簡単かつ正確に製作することができる。
の実施形態と同様で、ラジエーター部（Ｒ）及びＡＴＦ
クーラー部（Ａ）間に配置される熱交換路用チューブ
（１２ａ）を、冷媒やクーラントが流通しない疑似熱交
換路用部材として構成しているため、その疑似熱交換路
用チューブ（１２ａ）と、その両側のフィン（３）
（３）とを含む広い範囲を、ラジエーター部（Ｒ）及び
ＡＴＦクーラー部（Ａ）間の境界とすることができる。
このため、この広い範囲において、タンク部（１１）
（１１）を分割すれば良く、スペース的に余裕ができ
て、簡単かつ正確に製作することができる。
【００４５】またラジエーター部（Ｒ）及びＡＴＦクー
ラー部（Ａ）間に疑似熱交換路用チューブ（１２ａ）及
び２つのフィン（３）（３）等の多数の部材が介在され
るとともに、両熱交換器部（Ｒ）（Ａ）間の間隔が広く
なるので、両熱交換器部（Ｒ）（Ａ）間相互の熱伝導を
有効に防止でき、各熱交換器部（Ｒ）（Ａ）の熱交換性
能を向上させることができる。
ラー部（Ａ）間に疑似熱交換路用チューブ（１２ａ）及
び２つのフィン（３）（３）等の多数の部材が介在され
るとともに、両熱交換器部（Ｒ）（Ａ）間の間隔が広く
なるので、両熱交換器部（Ｒ）（Ａ）間相互の熱伝導を
有効に防止でき、各熱交換器部（Ｒ）（Ａ）の熱交換性
能を向上させることができる。
【００４６】なお本発明においては、例えば図１９に示
すように、疑似熱交換路用部材として、サイドプレート
（４）と同種の部材からなる帯板状プレート（１２ｂ）
を使用しても良い。
すように、疑似熱交換路用部材として、サイドプレート
（４）と同種の部材からなる帯板状プレート（１２ｂ）
を使用しても良い。
【００４７】更に図２０に示すように、疑似熱交換路用
部材として、上下両端部を左右に切り開くように折曲し
た帯板状プレート（１２ｂ）により構成しても良い。
部材として、上下両端部を左右に切り開くように折曲し
た帯板状プレート（１２ｂ）により構成しても良い。
【００４８】また図２１に示すように、両熱交換器部
（Ｒ）（Ａ）間に、帯板状プレート（１２ｂ）からなる
２本の疑似熱交換路を配置するようにしても良い。この
場合、上記図１２の変形例と同様で両熱交換器部（Ｒ）
（Ａ）の間隔をより広く確保することができるので、両
者間の熱伝導による悪影響を、より確実に回避すること
ができ、一段と熱交換性能を向上させることができると
ともに、タンク部（１１）（１１）の分割をより一層簡
単に行うことができて、より一層、簡単かつ正確に製作
することができる。
（Ｒ）（Ａ）間に、帯板状プレート（１２ｂ）からなる
２本の疑似熱交換路を配置するようにしても良い。この
場合、上記図１２の変形例と同様で両熱交換器部（Ｒ）
（Ａ）の間隔をより広く確保することができるので、両
者間の熱伝導による悪影響を、より確実に回避すること
ができ、一段と熱交換性能を向上させることができると
ともに、タンク部（１１）（１１）の分割をより一層簡
単に行うことができて、より一層、簡単かつ正確に製作
することができる。
【００４９】なお、上記実施形態及び変形例において
は、２つの熱交換器コアを前後に一体化した熱交換器
に、本発明を適用する場合について説明したが、本発明
はそれだけに限られず、１つの熱交換器コアを２つ以上
の独立した熱交換器部に分割するものであればどような
ものにでも適用することができ、例えば冷却凝縮部と過
冷却部との２つの熱交換器部を有するサブクールシステ
ムコンデンサ等の熱交換器にも適用することができる。
は、２つの熱交換器コアを前後に一体化した熱交換器
に、本発明を適用する場合について説明したが、本発明
はそれだけに限られず、１つの熱交換器コアを２つ以上
の独立した熱交換器部に分割するものであればどような
ものにでも適用することができ、例えば冷却凝縮部と過
冷却部との２つの熱交換器部を有するサブクールシステ
ムコンデンサ等の熱交換器にも適用することができる。
【００５０】
【発明の効果】以上のように、本発明の一体型熱交換器
によれば、第１及び第２の熱交換器部間に配置される熱
交換路を、熱交換媒体が流通しない疑似熱交換路用部材
により構成しているため、その疑似熱交換路用部材と、
それに隣接するフィンとを含む広い範囲を、第１及び第
２の熱交換部間の境界とすることができる。このため、
この広い範囲において、ヘッダーを分割すれば良く、ス
ペース的に余裕ができるので、簡単かつ正確に製作する
ことができる。また、両熱交換器部間に疑似熱交換路用
部材及びそれに隣接するフィン等の多数の部材が介在さ
れるとともに、両熱交換器部間の間隔が広くなるので、
両熱交換器部間相互の熱伝導を有効に防止でき、各熱交
換器部において、個々に効率良く熱交換することがで
き、熱交換性能を向上させることができるという効果が
ある。
によれば、第１及び第２の熱交換器部間に配置される熱
交換路を、熱交換媒体が流通しない疑似熱交換路用部材
により構成しているため、その疑似熱交換路用部材と、
それに隣接するフィンとを含む広い範囲を、第１及び第
２の熱交換部間の境界とすることができる。このため、
この広い範囲において、ヘッダーを分割すれば良く、ス
ペース的に余裕ができるので、簡単かつ正確に製作する
ことができる。また、両熱交換器部間に疑似熱交換路用
部材及びそれに隣接するフィン等の多数の部材が介在さ
れるとともに、両熱交換器部間の間隔が広くなるので、
両熱交換器部間相互の熱伝導を有効に防止でき、各熱交
換器部において、個々に効率良く熱交換することがで
き、熱交換性能を向上させることができるという効果が
ある。
【００５１】また本発明においては、疑似熱交換路用部
材として、熱交換路用チューブやサイドプレート等の熱
交換器構成用部材と同種の部材により構成する場合に
は、疑似熱交換路用部材として、別途、新規な部材を準
備する必要がなく、部品の共通化を図ることができ、組
立作業性の向上及びコストの削減を図ることができると
いう利点がある。
材として、熱交換路用チューブやサイドプレート等の熱
交換器構成用部材と同種の部材により構成する場合に
は、疑似熱交換路用部材として、別途、新規な部材を準
備する必要がなく、部品の共通化を図ることができ、組
立作業性の向上及びコストの削減を図ることができると
いう利点がある。
【図１】この発明の第１の実施形態の一体型熱交換器が
適用された自動車用複式一体型熱交換器を示す正面図で
ある。
適用された自動車用複式一体型熱交換器を示す正面図で
ある。
【図２】第１実施形態の熱交換器を示す背面図である。
【図３】第１実施形態の熱交換器を示す平面図である。
【図４】第１実施形態の一体型熱交換器を示す側面図で
ある。
ある。
【図５】第１実施形態の熱交換器を示す底面図である。
【図６】第１実施形態の熱交換器における熱交換媒体の
流通態様を模式的に示す斜視図である。
流通態様を模式的に示す斜視図である。
【図７】第１実施形態の熱交換器構成部材を分離状態に
して示す斜視図である。
して示す斜視図である。
【図８】第１実施形態の熱交換器におけるフィン連結部
周辺を拡大して示す平面図である。
周辺を拡大して示す平面図である。
【図９】第１実施形態の熱交換器におけるヘッダーの分
割部周辺を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図
（ｂ）は平面図である。
割部周辺を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図
（ｂ）は平面図である。
【図１０】第１の変形例におけるヘッダーの分割部周辺
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
【図１１】第２の変形例におけるヘッダーの分割部周辺
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
【図１２】第３の変形例におけるヘッダーの分割部周辺
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
【図１３】この発明の第２の実施形態の一体型熱交換器
が適用された自動車用複式一体型熱交換器を示す正面図
である。
が適用された自動車用複式一体型熱交換器を示す正面図
である。
【図１４】第２実施形態の熱交換器を示す背面図であ
る。
る。
【図１５】第２実施形態の熱交換器を示す平面図であ
る。
る。
【図１６】第２実施形態の熱交換器を示す側面図であ
る。
る。
【図１７】第２実施形態の熱交換器における熱交換媒体
の流通態様を模式的に示す斜視図である。
の流通態様を模式的に示す斜視図である。
【図１８】第４の変形例におけるタンク部の分割部周辺
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
【図１９】第５の変形例におけるタンク部の分割部周辺
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
【図２０】第６の変形例におけるタンク部の分割部周辺
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
【図２１】第７の変形例におけるタンク部の分割部周辺
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
を示す図であって、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は
平面図である。
【図２２】従来の熱交換器における一方側ヘッダーの分
割部周辺を示す平面図である。
割部周辺を示す平面図である。
【図２３】他の従来の熱交換器における一方側タンク部
の分割部周辺を示す平面図である。
の分割部周辺を示す平面図である。
１…第１の熱交換器コア ２…第２の熱交換器コア ３…フィン ４…サイドプレート １１…タンク部（ヘッダー） １２、２２…熱交換路用チューブ １２ａ、２２ａ…疑似熱交換路用チューブ １２ｂ、２２ｂ…疑似熱交換路用帯板状プレート ２１…ヘッダー Ａ…ＡＴＦクーラー部 Ｃ…コンデンサー部 Ｒ…ラジエーター部
Claims (2)
- 【請求項１】 離間して対峙される一対のヘッダー間
に、両端を両ヘッダーに対応させた複数本の熱交換路
が、それらの各間にフィンを介在した状態でヘッダー長
さ方向に積層状に設けられる熱交換器コアを備え、 前記複数本の熱交換路のうち、積層方向の中間に配置さ
れる特定の熱交換路が、熱交換媒体が流通しない疑似熱
交換路用部材により構成されるとともに、残りの熱交換
路が、熱交換媒体が流通する熱交換路用チューブにより
構成され、 前記疑似熱交換路用部材を境に、前記一対のヘッダーが
分割され、 前記熱交換器コアにおける前記疑似熱交換路用部材より
も積層方向の一方側に第１の熱交換器部が形成されると
ともに、他方側に前記第１の熱交換器部に対し独立した
第２の熱交換器部が形成されてなることを特徴とする一
体型熱交換器。 - 【請求項２】 前記疑似熱交換路用部材が、前記熱交換
路用チューブと同種の部材、又は最外側のフィンの外側
に配置されるサイドプレートと同種の部材により構成さ
れてなる請求項１記載の一体型熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17578598A JP2000018880A (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | 一体型熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17578598A JP2000018880A (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | 一体型熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000018880A true JP2000018880A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16002216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17578598A Pending JP2000018880A (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | 一体型熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000018880A (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003028591A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-29 | Denso Corp | 熱交換器 |
| EP1477757A2 (en) | 2003-05-14 | 2004-11-17 | Calsonic Kansei Corporation | Compound type heat exchanger |
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