JP2000018539A - 廃棄物焼却処理装置 - Google Patents

廃棄物焼却処理装置

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JP2000018539A
JP2000018539A JP10179846A JP17984698A JP2000018539A JP 2000018539 A JP2000018539 A JP 2000018539A JP 10179846 A JP10179846 A JP 10179846A JP 17984698 A JP17984698 A JP 17984698A JP 2000018539 A JP2000018539 A JP 2000018539A
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pipe
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incinerator
gas
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Michinori Togawa
通則 戸川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煙,有害ガス,臭気などの公害源をほとんど
排出しないのはもとより、構成が簡素で安価にすみ、排
ガス除塵装置や送風装置のコンパクト化ひいては装置全
体のコンパクト化が図れ、除塵処理などの処理効率の向
上化が図れて設備導入のしやすい廃棄物焼却処理装置を
提供すること。 【解決手段】 廃棄物焼却処理装置は、焼却炉と、排ガ
ス除塵装置3と、送風装置と、排ガス脱臭装置とを有し
てなり、排ガス除塵装置3は、槽内下部に水40を貯留
する密閉水槽29と、密閉水槽29内の上部に軸受3
1,32を介して高速回転可能に枢支され、内部に気液
接触用の充填材52を収容するとともに外周面に多数の
通気孔51を有する円筒箱状の回転式気液接触機28
と、密閉水槽29を貫通し回転式気液接触機28内に当
該回転軸心と同軸に挿通され当該挿通部分の外周面に多
数の通気孔50を有する排ガス導入管33と、排ガス導
入管33上流側の通気管22内に設けられ排ガス中に水
を噴き出すための水噴射ノズル39とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばゴム,廃材
などの廃棄物を焼却し排ガス処理を行う簡易式の廃棄物
焼却処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、大量の産業廃棄物や都市ゴミな
どを連続的に焼却する焼却設備は、多大な処理能力が要
求されることからストーカ式で大型のものが採用されて
おり、廃熱ボイラ,酸性ガス吸収塔,電気集塵機,廃水
処理装置などの付帯装置も併設されている。この焼却設
備に用いられる焼却炉の構造は、耐蝕性の優れたステン
レス鋼板で炉の外郭が形成されており、外郭内面には高
価な耐火煉瓦などを貼付けてあることが多い。
【0003】因みに、中堅都市の場合は、上記のような
大型焼却設備を通常1〜2基保有しており、家庭ゴミや
企業ゴミはもとより、紛れ込んだ廃木や古ゴムなどの廃
棄物も処理されている。上記の大型焼却設備は将来的な
人口増加,企業誘致などによる処理能力の増加分も加味
して設計されている。しかしながら、予測以上に廃棄物
量が増えた場合は能力アップのための設備改造を行わな
ければならず、多額の設備改造費を必要とする。また、
都市全体の廃棄物が1〜2か所に集中して搬入されるた
め、ゴミ収集車による交通渋滞を招いているのが実情で
ある。
【0004】そこで、処理能力が小規模で簡易式の廃棄
物用焼却炉を各所に分散して新設できれば、大型焼却設
備に持ち込まれる廃棄物の量がさほど増えることがな
く、ゴミ収集車による交通渋滞も落ちつくこととなる。
かかる簡易式の廃棄物焼却設備としては、例えば、ステ
ンレス鋼板で炉全体を形成した小型焼却炉と、小型焼却
炉からの排ガスにスチームを吹き付けて煤塵などをたた
き落とす除塵室と、除塵室からの排ガスを大気に拡散さ
せるための煙突とから主として構成されたものが挙げら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した簡
易式の廃棄物焼却設備の場合、比較的粒子径の大きな煤
塵などはスチームによりたたき落とされるが、微細な煙
粒子までは除去されない。また、スチームは高温である
ため、臭気成分や有害ガス成分が吸収されず、そのまま
排ガスに含まれて大気中に放出される。そのため、小規
模ではあるが、煙,有害ガス,臭気などの公害発生源と
なる。
【0006】一方、簡易式の廃棄物焼却設備に、焼却炉
とは別個の排ガス除塵装置を設置する場合がある。かか
る装置としては、例えば塔高3m、塔径1m程度の排ガ
ス洗浄塔が知られている。この排ガス洗浄塔では、塔内
に気液接触用の充填材が装填されていて、塔下部から吹
き込まれて塔内を上昇する排ガスは、塔内頂部から散水
されて流下してくる循環水と充填材の表面で気液接触し
て洗浄されるようになっている。ところが、この排ガス
洗浄塔のように水を自然流下させる構成の場合は、水が
比較的ゆっくり流れて層流状態にあるので、流下距離を
長くとる必要がある。そのため、塔高を必然的に大きく
採らざるを得ず、嵩高い装置となる。
【0007】他方、簡易式の廃棄物焼却設備に用いられ
る汎用のコンプレッサやブロアは、ピストンや羽根が高
速駆動する構造であるため、多くの水を含んだ排ガスを
送ることはできない。そこで、本発明者は、水とともに
排ガスを送れる送風装置を開発し、特開平8−1098
73号公報のように特許出願している。この装置では、
それぞれピストンを内蔵した2つの竪型シリンダを横並
びに配置し、これら竪型シリンダの上方に配置されてそ
れぞれのピストンと連結されたテコクランク機構によ
り、各ピストンを互い違いに上下駆動させてほぼ連続的
に排ガスを送るようにしたものである。当該公報開示の
送風装置によれば、多くの水を含んだ排ガスであっても
送風できるようになっている。しかしながら、公報開示
の送風装置では、構造の複雑なテコクランク機構を必要
とする。また、2つのシリンダが横並び配置されるの
で、広い設置場所をとる。そのため、中小の焼却処理業
者や町村などにおいて、焼却炉導入計画にあたって当該
送風装置の採用が困難となる場合が多い。
【0008】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、煙,有害ガス,臭気などの公害
源をほとんど排出しないのはもとより、構成が簡素で安
価にすみ、排ガス除塵装置や送風装置のコンパクト化ひ
いては装置全体のコンパクト化が図れ、除塵処理などの
処理効率の向上化が図れて設備導入のしやすい廃棄物焼
却処理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る廃棄物焼却処理装置は、廃棄物を焼却
する焼却炉と、焼却炉の排ガス出側に配管接続され焼却
炉からの排ガスに注水して除塵する排ガス除塵装置と、
排ガス除塵装置の排ガス出側に配管接続され排ガス除塵
装置からの排ガスを吸引して吐出する送風装置と、送風
装置の吐出側に配管接続され送風装置からの排ガスを脱
臭する排ガス脱臭装置とを有してなり、前記排ガス除塵
装置は、槽内下部に水を貯留する密閉水槽と、密閉水槽
内の上部に高速回転可能に枢支され、内部に気液接触用
の充填材を収容するとともに外周面に多数の通気孔を有
する円筒箱状の回転式気液接触機と、密閉水槽を貫通し
回転式気液接触機内に当該回転軸心と同軸に挿通され当
該挿通部分の外周面に多数の通気孔を有する排ガス導入
管と、排ガス導入管上流側の通気管内に設けられ排ガス
中に水を噴き出すための水噴射ノズルとから構成された
ものである。
【0010】また、廃棄物を焼却する焼却炉と、焼却炉
の排ガス出側に配管接続され焼却炉からの排ガスに注水
して除塵する排ガス除塵装置と、排ガス除塵装置の排ガ
ス出側に配管接続され排ガス除塵装置からの排ガスを吸
引して吐出する送風装置と、送風装置の吐出側に配管接
続され送風装置からの排ガスを脱臭する排ガス脱臭装置
とを有してなり、前記送風装置は、上下並列に配置され
た少なくとも一対の排ガス通路と、各排ガス通路の途中
に当該排ガス通路とほぼ直角の同軸心でそれぞれ上下配
置されたシリンダと、各シリンダ内で摺動自在にそれぞ
れ配備されたピストンと、各シリンダ内に一連配備され
るとともに各ピストンを固着してあり各シリンダの筒心
方向に往復駆動するピストン杆と、各排ガス通路の排ガ
ス吸込側にそれぞれ配備されてシリンダの吸込側を開閉
する吸込側逆止弁と、各排ガス通路の排ガス吐出側にそ
れぞれ配備されてシリンダの吐出側を開閉する吐出側逆
止弁とから構成されたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
廃棄物焼却処理装置の全体構成を示すブロック図であ
る。図において、廃棄物焼却処理装置1は、廃棄物を焼
却する焼却炉2と、焼却炉2の排ガス出側に配管接続さ
れ焼却炉2からの排ガスに注水して除塵する排ガス除塵
装置3と、排ガス除塵装置3の排ガス出側に配管接続さ
れ排ガス除塵装置3からの排ガスを吸引して吐出する送
風装置4と、送風装置4の吐出側に配管接続され送風装
置4からの排ガスを脱臭する排ガス脱臭装置5と、焼却
炉2の底部に残った残滓を再利用するための残滓処理装
置6とからなっている。
【0012】前述した構成要素のうち、まず焼却炉2
は、図2および図3に示すように、鋼板などからなる炉
ケーシング12内に、粘土と少量のセメントの混合物か
らなる炉体11が築炉されている。炉体11は上面に廃
棄物投入口13を有し、底面開口は可動床19により開
放可能に閉止されており、炉内空間が主燃焼室10とな
っている。廃棄物投入口13は枢支軸15を介して炉体
11上端に枢支された蓋14により開閉自在にされてい
る。因みに、この焼却炉2は、火床面積が2m3弱であ
り、1回に200kgの廃棄物を焼却処理する能力があ
る。
【0013】可動床19はその底部に配備された車輪2
1により横引出し式(図2の紙面と直角方向の手前に向
けて引き出す)の構成とされている。可動床19の下方
には、車輪21を有して横引出し式の残滓受槽20が配
置されており、可動床19の引出しによって炉体11底
面が開放されたとき主燃焼室10からの残滓aを収容す
るようになっている。すなわち、これらの可動床19と
残滓受槽20とから、残滓aを再利用するための残滓処
理装置6が構成されている。
【0014】そして、炉体11の上面には副燃焼室16
の炉体17が配置されている。主燃焼室10と副燃焼室
16とは炉内煙道18で通気可能に連結されている。炉
内煙道18は主燃焼室10側端部が下方位置となるよう
傾斜して配置されている。これにより、炉内煙道18に
溜まったタールtなどを主燃焼室10内に戻して炭化さ
せるようになっている。また、副燃焼室16の他端部に
は、副燃焼済みの排ガスを下流側設備に導く通気管22
が接続されている。また、空気ブロワ27から送り出さ
れた空気を主燃焼室10および副燃焼室16へ供給する
空気ノズル25,26が炉体11,17に接続されてい
る。そして、LPGなどの燃料ガスを供給し主燃焼室1
0および副燃焼室16の点火、種火用として用いる点火
バーナ23,24も炉体11,17に接続されている。
【0015】一方、排ガス除塵装置3は、図4に示すよ
うに、密閉の円筒箱状に形成されていて槽内下部に水4
0を貯留する密閉水槽29と、密閉水槽29内の上部に
配置され高速回転可能に枢支される回転式気液接触機2
8と、回転式気液接触機28内に排ガスを導入するため
の排ガス導入管33と、排ガス中に水を噴き出すための
水噴射ノズル39とを備えている。前記の排ガス導入管
33は下端部が封止して形成されている。この排ガス導
入管33は密閉水槽29を貫通して配備され、更に回転
式気液接触機28内にその回転軸心と同軸に挿通されて
いる。排ガス導入管33は、回転式気液接触機28内に
挿通した部分の外周面に多数の通気孔50,50,・・
・を有している。
【0016】また、排水噴射ノズル39は通気管22の
折曲部分で管内に挿通して設けられており、ポンプ41
からの高圧水を回転式気液接触機28に向けて噴き出す
ようになっている。密閉水槽29内の通気管53近傍に
は回転式気液接触機28から飛散した水滴をたたき落と
すための邪魔板29aが配備されている。そして、密閉
水槽29の近傍に沈澱水槽43が並設されている。この
沈澱水槽43は給水管47から供給された水44を貯溜
しており、底部のバルブ46を開閉することにより水4
4の水位を調整するようになっている。沈澱水槽43は
密閉水槽29と送水管42を介して水移送自由に連通し
ており、水40と水44はいずれも同じ水位となる。ま
た、沈澱水槽43は送水管45を介してポンプ41の吸
込側とも連通している。
【0017】ここで、排ガス除塵装置3の回転式気液接
触機28は、図5に示すように、円筒ケーシング49
と、円筒ケーシング49の上下開口をそれぞれ封着する
円板48,48とから主としてなり円筒箱状に形成され
ている。円筒ケーシング49の外周面には多数の通気孔
51,51,・・・が形成されており、円筒ケーシング
49の内部に気液接触用の充填材52が収容されてい
る。尚、充填材52として、ここではグラスウールを用
いているが、例えば金属研磨クズのように入手容易で安
価なものであれば代用できる。
【0018】前記の回転式気液接触機28は、密閉水槽
29内の上部に横架された懸架フレーム30で軸受31
を介して回転可能にスラスト支持され、密閉水槽29の
上板部に軸受32を介して高速回転自在にラジアル枢支
されている。また、回転式気液接触機28は、排ガス導
入管33の上部に取り付けられたプーリ35、ベルト3
6、プーリ38を介して、モータ37に駆動連結されて
いる。この回転式気液接触機28は遠心式で高速回転す
るようになっている。この場合、通気管22の下端部と
排ガス導入管33の上端部とはシール装置34により、
回動自在で、かつ、排ガスや水が洩れないよう密封状に
連結されている。
【0019】他方、送風装置4は、図6に示すように、
上下に並列して配置された一対の排ガス通路7a,7b
と、各排ガス通路7a,7bの途中にそれぞれ配置され
たシリンダ54a,54bと、各シリンダ54a,54
b内で摺動自在にそれぞれ配備されたピストン55a,
55bと、各シリンダ54a,54b内に一連配備され
各ピストン55a,55bを固着してあるピストン杆5
6と、各排ガス通路7a,7bの排ガス吸込側にそれぞ
れ配備された吸込側逆止弁62a,62bと、各排ガス
通路7a,7bの排ガス吐出側にそれぞれ配備された吐
出側逆止弁66a,66bとを備えている。
【0020】シリンダ54a,54bは、排ガス通路7
a,7bと直角の同軸心でそれぞれ上下に並べて配置さ
れている。ピストン杆56は各シリンダ54a,54b
内で各ピストン55a,55bを固着している。ピスト
ン杆56は各シリンダ54a,54b内に一連配備さ
れ、各シリンダ54a,54bの筒心方向に往復動する
ようになっている。このピストン杆56は連結杆69,
クランク盤70,ベルト71を介してモータ72と駆動
連結されている。シリンダ54a,54bの取付部分に
おいて、排ガス通路7aと排ガス通路7bとは隔壁57
で区画されている。ピストン杆56は隔壁57に取り付
けられたシール軸受58により摺動自在にシールされ、
シリンダ54a端部の摺動軸受64によっても摺動支持
されている。
【0021】また、吸込側ケーシング59は二股に分岐
した吸気管60aと吸気管60bとからなり、通気管5
3の下流側端部に接続される。吐出側ケーシング68は
互いに合流する送気管67aと送気管67bとからな
り、通気管73の上流側端部に接続される。そして、シ
リンダ54a,54b内で各ピストン55a,55bと
隔壁57の間に、圧縮室63a,63bがそれぞれ形成
されている。すなわち、排ガス通路7aは吸気管60
a,圧縮室63a,送気管67aから構成されており、
排ガス通路7bは吸気管60b,圧縮室63b,送気管
67bとから構成されている。
【0022】吸込側逆止弁62aは吸気管60a内のシ
リンダ54a近傍に枢支軸61aで枢支されており、吸
込側逆止弁62bは吸気管60b内のシリンダ54b近
傍に枢支軸61bで枢支されている。これらの吸込側逆
止弁62a,62bはシリンダ54a,54bの吸込側
を開閉するようになっている。同様に、吐出側逆止弁6
6aは送気管67a内のシリンダ54a近傍に枢支軸6
5aで枢支されており、吐出側逆止弁66bは送気管6
7b内のシリンダ54b近傍に枢支軸65bで枢支され
ている。これらの吐出側逆止弁66a,66bはシリン
ダ54a,54bの吐出側を開閉するようになってい
る。
【0023】そうして、排ガス脱臭装置5は、図7に示
すように、上流側から順に、水75を貯溜可能に形成さ
れ底部にバルブ77を有する密閉水槽74と、水82を
貯溜可能に形成され底部にバルブ84を有する密閉水槽
81と、水92を貯溜可能に形成され底部にバルブ93
を有する沈澱回収槽91とを備えている。送風装置4の
吐出側ケーシング68と連結された通気管73は、下流
側先端部分が密閉水槽74内の底部に挿通されている。
通気管73の下流側先端部分には多数の排ガス噴射ノズ
ル76が開口して設けられている。そして、密閉水槽7
4の上部に連結された通気管80は、下流側先端部分が
密閉水槽81内の底部に挿通されている。通気管80の
下流側先端部分にも多数の排ガス噴射ノズル83が開口
して設けられている。
【0024】また、密閉水槽74内の上部には槽内で発
生した気泡78の一部を受け、回収水として通気管80
から密閉水槽81へと送るための半割り状の樋体79が
懸架されている。密閉水槽81内の上部では槽内で発生
した気泡85の一部を収受し、回収水として送水管9
4,95へ送るための半割り状の樋体86が懸架されて
いる。更に、密閉水槽81の上面には脱臭処理後の排ガ
スを放出する排気管89が接続されている。この排気管
89の途中には臭気センサを装着したりガスサンプリン
グするための通気窓90が取り付けられている。密閉水
槽74と密閉水槽81とは途中にバルブ88を有する連
通管87でそれぞれの液浸部分が連通しており、バルブ
88が開放された状態で密閉水槽81内の水82と密閉
水槽74内の水75が同じ水位となるようにされてい
る。
【0025】密閉水槽81の上部と連通する通水管94
の下流側端部は沈澱回収槽91内の一側面に位置してい
る。そして、通水管94の下流側端部と対面する沈澱回
収槽91内の他側面には通水管96の一端部が配置され
ている。沈澱回収槽91内における通水管94と通水管
96とは、これらに対し着脱可能の通水管95で連結さ
れており、沈澱回収槽91へ吸着炭98を回収する際に
送水管95が送水管94,96から取り外されるように
なっている。送水管95近傍の送水管96には、供給弁
99を有する吸着炭槽97が接続されている。通水管9
6の他端部は送風装置4の吸込側ケーシング59近傍に
接続されている。
【0026】引続き、上記構成の廃棄物焼却処理装置1
による廃棄物焼却、排ガス処理などの動作について説明
する。まず、ゴムや廃材などといった産業廃棄物が焼却
炉2の廃棄物投入口13から主燃焼室10内に投入され
て蓋14が閉止される。そこで、排ガス除塵装置3のモ
ータ37およびポンプ41、送風装置4のモータ72が
駆動している状態で、焼却炉2の空気ブロワ27を起動
させると、送られてきた一次空気が空気ノズル25から
主燃焼室10内に吹き込まれる。同時に、点火バーナ2
3から吹き込まれた燃料ガスが点火されて、産業廃棄物
に着火させる。廃棄物の燃焼時間は一次空気の吹込量に
より調節される。因みに、主燃焼室10内の廃棄物が十
分に燃えているとき、炉内温度は1000℃以上にな
る。そのときを見計らって、沈澱水槽43で回収した沈
澱かす、沈澱回収槽91で回収した吸着炭かす、あるい
は生ごみなどを主燃焼室10に投入して燃焼または炭化
させると、最終的に廃棄される残滓量を大幅に減少でき
て好都合である。
【0027】主燃焼室10内で十分に燃やされた廃棄物
の残滓aは、炉体11底部の可動床19上に溜まる。そ
こで、廃棄物の燃焼がほぼ完了した頃合に残渣処理装置
6の可動床19を引き出して炉体11の底面開口を開け
る。これにより、残滓aは可動床19上から落下して残
滓受槽20内に収容される。そこで、直ちに残滓受槽2
0内の残滓aに多量の水をかけると、消し炭状の炭化物
を生じる。このようにして得た炭化物は吸着炭98とし
て吸着炭槽97に貯溜され再利用される。一方、廃棄物
の燃焼により生じた排ガスは、主燃焼室10から炉内煙
道18を通って副燃焼室16に導かれる。このとき、炉
内煙道18内で生じた煤、タールt、木酢などは、炉内
煙道18の先端から落下し主燃焼室10内で再度燃焼さ
れる。副燃焼室16においては、空気ノズル26から吹
き込まれる二次空気と、点火バーナ24から吹き込まれ
る燃料ガスの種火により、排ガス中に含まれている可燃
性ガスも完全燃焼される。
【0028】副燃焼室16で二次燃焼を終えた400〜
500℃程度の排ガスは、通気管22を通して排ガス除
塵装置3に導かれる。排ガス除塵装置3では、モータ3
7の駆動により回転式気液接触機28が高速回転してい
る。そこで、通気管22内の排ガスは水噴射ノズル39
からの高圧水の作用により吸引されて、水とともに回転
式気液接触機28の排ガス導入管33に導かれる。回転
式気液接触機28では、遠心力により水の粒子が細かく
される。
【0029】密閉水槽29内の水40は、送水管42か
ら、沈澱水槽43、送水管45、ポンプ41、水噴射ノ
ズル39、回転式気液接触機28を順に通る経路を循環
する。前記の水経路を循環する水は、必要に応じて給水
管47から補給されるが、排ガス中の飽和水蒸気として
通気管53から持ち出される以外は外部に流出しない。
従って、排水による二次公害発生のおそれはない。ま
た、沈澱水槽43では水44中の塵埃やタールなどを沈
澱させている。このように沈澱させた塵埃やタールなど
の沈澱かすはバルブ46の開放により沈澱水槽43から
取り出して回収される。
【0030】従って、この排ガス除塵装置3によれば、
回転式気液接触機28による遠心力や充填材52の存在
によって水の粒を強制的に細かくできる。これにより、
排ガス中の塵煤や有害ガスなどを効率よく、水40に分
散させたり溶解させたりすることができ、除塵、ガス吸
収の効率アップが図れる。更には、排ガスを冷却する効
果もある。また、動力を利用して水平方向へ排ガスおよ
び水を飛散させるので、従来技術の水自然流下式のもの
と比べて、回転式気液接触機28や密閉水槽29の縦横
寸法を小さくすることができ、排ガス除塵装置3のコン
パクト化を図ることができる。因みに、既述した焼却炉
2の焼却能力に合わせた排ガス除塵装置3の装置スケー
ルは、回転式気液接触機28の高さおよび外径がいずれ
も30cm程度であり、密閉水槽29は高さが70cm、外
径が50cm程度である。
【0031】一方、排ガス除塵装置3で除塵処理を終え
た100℃程度の排ガスは、通気管53を通して送風装
置4に導かれ、排ガス通路7a,7bのいずれかから吸
い込まれる。この送風装置4では、クランク盤70、連
結管69、およびピストン杆56からなるクランク機構
により、ピストン55a,55bがシリンダ54a,5
4b内を摺動し圧縮室63a,63bで圧縮工程と吸込
工程とが交互に実施される。これにより、排ガスはほぼ
連続的に吸気管60a,60bから吸い込まれて圧縮さ
れたのち送気管67a,67bを経て通気管73へ吐出
される。
【0032】この場合、送風装置4は一対のシリンダ5
4a,54bが上下一連に配置されているので、広い場
所をとることがない。また、一本のピストン杆56で2
つのピストン55a,55bを同時に駆動するので、構
成が簡素になり故障原因の発生も少なくなる。
【0033】そうして、送風装置4から吐出された排ガ
スは排ガス脱臭装置5の通気管73に導かれ、通気管7
3先端の排ガス噴射ノズル76から密閉水槽74内の水
75中に噴射される。その際、排ガス中の臭気成分は水
75自体に吸収されたり、あるいは水75中に分散して
いる吸着炭98に吸着されて除去される。また、排ガス
は水75によっても冷却される。その際、密閉水槽74
内の上部空間に気泡78が発生する場合がほとんどであ
る。気泡78の多くは密閉水槽74内の上部で破泡して
回収水となり樋体79上に収受されて通気管80に導か
れる。密閉水槽74で脱臭処理された90℃程度の排ガ
スは、前述の回収水とともに通気管80および排ガス噴
射ノズル83を通って密閉水槽81内の水82中に噴射
される。水82中で排ガスの臭気成分は、水82自体に
吸収されたり、あるいは水82中の吸着炭98で吸着さ
れて、いっそう除去される。このように一連の脱臭処理
を終えた70〜80℃程度の排ガスは排気管89から外
部に放出される。
【0034】他方、密閉水槽81内の上部空間に発生し
た気泡85は、多くが密閉水槽81内の上部で破泡して
液体となり樋体86上に収受されて送水管94に導かれ
る。通常、送水管94の回収水は、送水管95および送
水管96内を流通して送風装置4の吸込側に戻される。
尚、処理済み排ガスに随伴して水が外部に持ち出され排
ガス脱臭装置5内の水量が減少した場合は、図示せぬ給
水管からの水が排ガス脱臭装置5の系内に補給される。
送水管96の途中では必要に応じて供給弁99が開か
れ、吸着炭槽97からの吸着炭98が回収水に供給され
る。例えば、通気窓90を通して検知されている排ガス
に臭気が付いてきたような場合に、吸着炭槽97の吸着
炭98が補給されるのである。更に、吸着炭98の補給
によっても最終の排ガスから臭気がとれない場合は、送
水管95を取り外し、送水管94からの回収水を沈澱回
収槽91に収受して吸着炭98をスラリーとして回収す
る。回収された吸着炭スラリーは天日や火力で乾かされ
たのち、焼却炉2で焼却処分に付される。
【0035】すなわち、本実施形態の廃棄物焼却処理装
置1は、焼却炉2からの排ガスを排ガス除塵装置3で遠
心力などを利用して効率よく除塵する。そして、除塵後
の排ガスは送風装置4により送風されたのち、排ガス脱
臭装置5において密閉水槽74,81の水75,82中
に排ガス噴出ノズル76,83から噴き出されることに
より、排ガス中の塵煤や有害ガスなどが水に分散したり
溶解する。そのうえ、水中に分散して同伴する吸着炭9
8により、排ガス中の臭気も吸着除去される。従って、
廃棄物焼却処理装置1は簡素で安価な構成により、排ガ
スを無毒化,無臭化,無塵煤化して放出することができ
るのである。
【0036】尚、上記の実施形態における送風装置で
は、並列する一対の排ガス通路を例に挙げたが、本発明
は一対の排ガス通路に限るものでなく、二対以上の排ガ
ス通路を有する送風装置を用いることも、無論、可能で
ある。また、上記における排ガス除塵装置では、通気孔
を有する排ガス導入管と、通気孔を有する円筒ケーシン
グとを例示したが、これら通気孔を有するものに代え
て、例えばメッシュ体を有する排ガス導入管や円筒ケー
シングを用いても構わない。
【0037】
【発明の効果】上記したように、本発明に係る廃棄物焼
却処理装置によれば、排ガス除塵装置において、排ガス
導入管の通気孔から高速回転中の回転式気液接触機内に
噴出した水は、遠心力と充填材の存在により強制的に細
粒化されるので、水と排ガスを十分に気液接触させるこ
とができる。これにより、排ガス中の塵煤や有害ガスな
どを、効率よく水に分散させたり溶解させたりすること
ができる。他方、従来技術のように自然流下する水と気
液接触させるのではなく、動力を利用して強制的に水と
排ガスを気液接触させるので、排ガス除塵装置の除塵効
率やガス吸収効率が同一の場合は、排ガス除塵装置のコ
ンパクト化を図ることができる。
【0038】また、本発明に用いられる送風装置は排ガ
スおよび水を同時に送れる装置であって、少なくとも一
対の排ガス通路が上下に並列して配置され、各排ガス通
路の途中に当該排ガス通路とほぼ直角の同軸心で各シリ
ンダがそれぞれ上下配置されているので、広い設置場所
をとることがない。また、ピストン杆が各シリンダにわ
たり一連配備されていて、各シリンダのピストンが同時
駆動するようになっているので、構成が簡素となり、故
障原因の発生も少なくなる。
【0039】すなわち、本発明に係る廃棄物焼却処理装
置は、簡易式でありながら、廃棄物の焼却,排ガスの除
塵,脱臭などといった焼却に関連する諸々の処理を、連
続的かつ合理的に行うことができ、産業界に極めて貢献
するものであるといえる。また、従来の高価な廃棄物焼
却設備に匹敵する焼却処理能力を発揮できるものであ
る。従って、小規模の廃棄物焼却業者や予算規模が比較
的小さな町村などであっても、焼却炉導入計画を容易に
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る廃棄物焼却処理装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】廃棄物焼却処理装置の焼却炉を側面からみた要
部端面図である。
【図3】焼却炉の一部断面を含む平面図である。
【図4】廃棄物焼却処理装置の排ガス除塵装置を側面か
らみた要部端面図である。
【図5】排ガス除塵装置の回転式気液接触機を示す一部
破断した斜視図である。
【図6】廃棄物焼却処理装置の送風装置を側面からみた
要部端面図である。
【図7】廃棄物焼却処理装置の排ガス脱臭装置を側面か
らみた要部端面図である。
【符号の説明】
1 廃棄物焼却処理装置 2 焼却炉 3 排ガス除塵装置 4 送風装置 5 排ガス脱臭装置 22 通気管 28 回転式気液接触機 29 密閉水槽 31 軸受 32 軸受 33 排ガス導入管 39 水噴射ノズル 50,51 通気孔 52 充填材 54a,54b シリンダ 55a,55b ピストン 56 ピストン杆 62a,62b 吸込側逆止弁 63a,63b 圧縮室 66a,66b 吐出側逆止弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物を焼却する焼却炉と、焼却炉の排
    ガス出側に配管接続され焼却炉からの排ガスに注水して
    除塵する排ガス除塵装置と、排ガス除塵装置の排ガス出
    側に配管接続され排ガス除塵装置からの排ガスを吸引し
    て吐出する送風装置と、送風装置の吐出側に配管接続さ
    れ送風装置からの排ガスを脱臭する排ガス脱臭装置とを
    有してなり、 前記排ガス除塵装置は、槽内下部に水を貯留する密閉水
    槽と、密閉水槽内の上部に高速回転可能に枢支され、内
    部に気液接触用の充填材を収容するとともに外周面に多
    数の通気孔を有する円筒箱状の回転式気液接触機と、密
    閉水槽を貫通し回転式気液接触機内に当該回転軸心と同
    軸に挿通され当該挿通部分の外周面に多数の通気孔を有
    する排ガス導入管と、排ガス導入管上流側の通気管内に
    設けられ排ガス中に水を噴き出すための水噴射ノズルと
    から構成されていることを特徴とする廃棄物焼却処理装
    置。
  2. 【請求項2】 廃棄物を焼却する焼却炉と、焼却炉の排
    ガス出側に配管接続され焼却炉からの排ガスに注水して
    除塵する排ガス除塵装置と、排ガス除塵装置の排ガス出
    側に配管接続され排ガス除塵装置からの排ガスを吸引し
    て吐出する送風装置と、送風装置の吐出側に配管接続さ
    れ送風装置からの排ガスを脱臭する排ガス脱臭装置とを
    有してなり、 前記送風装置は、上下並列に配置された少なくとも一対
    の排ガス通路と、各排ガス通路の途中に当該排ガス通路
    とほぼ直角の同軸心でそれぞれ上下配置されたシリンダ
    と、各シリンダ内で摺動自在にそれぞれ配備されたピス
    トンと、各シリンダ内に一連配備されるとともに各ピス
    トンを固着してあり各シリンダの筒心方向に往復駆動す
    るピストン杆と、各排ガス通路の排ガス吸込側にそれぞ
    れ配備されてシリンダの吸込側を開閉する吸込側逆止弁
    と、各排ガス通路の排ガス吐出側にそれぞれ配備されて
    シリンダの吐出側を開閉する吐出側逆止弁とから構成さ
    れていることを特徴とする廃棄物焼却処理装置。
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