JP2000018162A - 油水分離装置 - Google Patents

油水分離装置

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JP2000018162A
JP2000018162A JP10188584A JP18858498A JP2000018162A JP 2000018162 A JP2000018162 A JP 2000018162A JP 10188584 A JP10188584 A JP 10188584A JP 18858498 A JP18858498 A JP 18858498A JP 2000018162 A JP2000018162 A JP 2000018162A
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JP
Japan
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oil
vacuum chamber
drain
water
vacuum
Prior art date
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Pending
Application number
JP10188584A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakagawa
憲治 仲川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】真空加熱乾燥による油水分離装置において、油
水分離の完了状態をドレンの昇温状態から把握できるよ
う、温度センサとマイコンの演算機能を組合せた制御装
置を提供するもの。 【解決手段】真空チャンバ内部のドレン温度をセンサに
て測定し、その値から真空チャンバ内の水の沸点を超え
たことをマイコンで検知し、弁を自動的に開閉制御する
ことによって、継続的にドレンの水分と油分を分離さ
せ、水分は大気に気化還元し、油分は真空チャンバから
排出することを可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は沸点の異なる2種類
以上の混合液を気化分離させる分離装置において、分離
が完了したことを確認し次のプロセスに移る制御を自動
的に行うための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油水分離装置の従来技術は公知例平4−3
3430号公報に示す。圧縮空気は一般産業用動力源として
広く利用されており、圧縮空気を生み出す装置として一
般に給油式圧縮機が使われている。このため吐出圧縮空
気は油が含まれており、圧縮空気が冷却された際に凝縮
するドレンには水と油が混合された状態となっており、
このまま河川等に放流することはできない。
【0003】このドレンを処理して水と油を分離するた
めに、従来は油と水の比重差を用いた油水分離手段によ
る槽、および吸油材を備えた装置を使用するのが一般的
である。この方式と、本発明は根本的に油水を分離する
原理が異なっており、従来技術には本発明に係わる構造
上の要素は含まれていない。
【0004】すなわち、本発明は吸油材を使用せず、真
空加熱乾燥により、油水を分離する際の制御装置を提供
するものであるが、従来技術は単に吸油材の交換を一定
時間で実施するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による油水分
離方式では、吸油材の経時的な性能低下が考えられるた
め定期的に吸油材を交換しなければならず、またこの吸
油材は産業廃棄物扱いとなるため、専問業者への処理依
頼が必要である。さらに、吸油材の寿命について正確に
把握することが困難であり単なる使用時間累計による定
期的な交換しか方法がないが、定期交換直前まで油水分
離機能と性能が維持されていたことを確認するには、油
水分離処理後の水に含まれる油分を定量分析しなければ
ならず、費用と分析結果が出るまで時間が必要である。
【0006】本発明は真空加熱乾燥を基本原理としてい
るため前述の吸油材は使用しておらず、定期的な吸油材
の交換は必要なく、また基本的に排水がないため処理水
の油分濃度管理の必要もない。
【0007】本発明の目的は、この真空加熱乾燥を基本
原理とする油水分離装置において、真空チャンバへのド
レン導入と、加熱乾燥,排油を1サイクルとし、このサ
イクルを繰り返すことにより油水分離装置の運転を継続
させる制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は真空チャンバ内
のドレンを真空加熱した時、ドレンに含まれる油と水の
沸点差を温度センサ,マイコンで検知するものである。
すなわち、ドレンを加熱すると当初は一定の昇温勾配で
温度が上昇するが、真空状態である温度に達すると水の
沸点に達し昇温が止まる。加熱真空を継続するとドレン
中の水分が気化蒸発し最終的には油だけが残留する状態
になる。水分の気化熱が不要になると再び昇温が始ま
る。温度センサで測温した信号をマイコンに取込み、昇
温速度が0からプラスに転じた点が上記のドレンにおけ
る水分と油分が分離完了した状態と判断し真空チャンバ
に設けた弁の開,閉動作を制御する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図に従って
説明する。図1は油水分離装置の構成機器を示す。真空
チャンバ1は真空パイプ2の吸気側と連結されている。
真空チャンバ1の本体には、内部の油水混合液を昇温で
きる加熱器3が設けられている。また、真空チャンバ1
にはドレン導入電磁弁4,排油電磁弁5,均圧電磁弁6
が設置されている。さらに真空チャンバの下部には温度
センサが設けてあり、温度センサの信号は制御盤8に取
込まれている。
【0010】次に動作を説明する。油と水の混合液(ド
レン)はドレン導入電磁弁4を通って真空チャンバ1に
溜められる。この時排油電磁弁5は閉となっている。一
定量ドレンが溜まると、ドレン導入電磁弁4、及び均圧
電磁弁6を閉にし、真空ポンプ2を運転すると共に加熱
器3によりドレンを昇温させる。
【0011】昇温の状態を図2に示す。加熱時間の経過
に従ってドレンはθ1 の勾配で昇温するが、真空下にお
ける水の沸点に近づくと、次第に勾配が緩やかになり、
加熱エネルギーが水の気化熱に消費されている間は、昇
温速度は0となる。
【0012】この状態で運転を継続すると、水は気化し
て真空ポンプ2より大気に放出され、真空チャンバ1内
には油だけが残留した状態になる。この状態になると、
気化熱はほとんど必要なくなるため、再び昇温が始ま
り、θ2 の勾配で温度が上がる。真空チャンバ1内の液
量は図2の時間軸においてT1>T2>T3 の関係にあ
り、かつ比熱は水>油の関係にあるためθ2>θ1とな
る。
【0013】この図2の昇温状態は、温度センサ7の測
定値を制御盤8に内蔵のマイコンに取込むことによっ
て、検知することが出来、θ2 を確認した段階で、真空
ポンプ2,加熱器3を停止させる。同時に排油電磁弁
5,均圧電磁弁6を開いて真空チャンバ1に残溜した油
を外部に排出する。排油が完了すると温度が図2のT1
の状態に戻るため、この時点で排油電磁弁5を閉とし、
ドレン導入電磁弁4を再び開にして真空チャンバ1にド
レンを導入し上記運転を繰り返す。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、真空チ
ャンバに温度センサを設け、ドレンの昇温速度をマイコ
ンで検知し真空ポンプ,加熱器,弁を制御することによ
って、油水分離装置の自動運転が可能となる。また、図
2のT3 ポイントは精度良く検知することが可能であ
り、油水分離の完了を正確にとらえることができるた
め、分離後の油から水分は完全に除去されており、油の
再使用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油水分離装置の機器構成を示す構成
図。
【図2】昇温状態とドレンの状態を示す特性図。
【符号の説明】
1…真空チャンバ、2…真空ポンプ、3…加熱器、4…
ドレン導入電磁弁、5…排油電磁弁、6…均圧電磁弁、
7…温度センサ、8…制御盤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空ポンプと、真空ポンプの吸気側に設け
    られた真空チャンバと、真空チャンバを加熱するヒータ
    と、真空チャンバに油を含む水(ドレン)を導入する配
    管と、この配管流路を開閉する弁と、真空チャンバ内の
    油を外部に排出する弁と、真空チャンバ内部を外気と均
    圧する弁を有する装置に於いて、真空チャンバ内部のド
    レン温度をセンサにて測定し、その値から真空チャンバ
    内の水の沸点を超えたことをマイコンで検知し、前述の
    弁を自動的に開閉制御することによって継続的にドレン
    の水分と油分を分離させ、水分は大気に気化還元し、油
    分は真空チャンバから排出することを可能にしたことを
    特徴とする油水分離装置。
JP10188584A 1998-07-03 1998-07-03 油水分離装置 Pending JP2000018162A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005012728A1 (en) * 2003-08-01 2005-02-10 Compair Uk Limited System of protecting compressor from water in lubricating oil
RU2617766C1 (ru) * 2016-06-16 2017-04-26 Федеральное Государственное Унитарное Предприятие "Государственный Ордена Трудового Красного Знамени Научно-Исследовательский Институт Химических Реактивов И Особо Чистых Химических Веществ" Способ выделения битумного вяжущего из растворов и эмульсий
CN109682713A (zh) * 2019-02-21 2019-04-26 吉林大学 一种油页岩含油率自动测定装置及测定方法

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CN109682713B (zh) * 2019-02-21 2024-04-19 吉林大学 一种油页岩含油率自动测定装置及测定方法

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