JP2000018113A - 燃料ポンプ装置 - Google Patents

燃料ポンプ装置

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JP2000018113A
JP2000018113A JP11099747A JP9974799A JP2000018113A JP 2000018113 A JP2000018113 A JP 2000018113A JP 11099747 A JP11099747 A JP 11099747A JP 9974799 A JP9974799 A JP 9974799A JP 2000018113 A JP2000018113 A JP 2000018113A
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suction pipe
pipe
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fuel
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俊雄 西尾
Satomi Wada
里美 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料ポンプ装置において、タンク深さの異な
る各種の燃料タンクにそのまま配置することができるよ
うにすることを第1の課題とする。 【解決手段】 タンク深さの異なる車両用の燃料タン
クにそのまま配置することができる燃料ポンプ装置であ
る。燃料ポンプ本体17が燃料タンク11内にあって上部壁
12に連結されている。燃料ポンプ本体の吸込口19に伸縮
可能な吸入管38が連結され、吸入管38の下端に連結され
た燃料フィルタ30が燃料タンクの底部壁上に位置してい
る。吸入管38が伸縮可能な管であって、伸長方向に弾性
が付与されている。例えば、吸入管が固定側吸入管22と
可動側吸入管27とによって構成され、固定側吸入管と可
動側吸入管とが摺動自在に嵌合されている。そして、固
定側吸入管の上端が燃料ポンプ本体に連結されるととも
に可動側吸入管の下端が燃料フィルタに連結され、可動
側吸入管がスプリング25によって下方に付勢されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の燃料タンク
内の燃料を内燃機関へ送るための燃料ポンプ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】燃料ポンプ本体を車両の燃料タンクの上
部壁に直接又はブラケットを介して取り付け、燃料フィ
ルタを燃料タンク内の底部に配置し、燃料フィルタと燃
料ポンプ本体の吸込口との間を単構造の吸入管で接続す
ることが行われている(例えば特開平8−177667
号公報参照)。こうした構造の燃料ポンプ本体を燃料タ
ンクに配設する場合、燃料タンクの深さ(大きさ,容
量,縦方向の長さ)に応じた長さの吸入管又は吐出管と
するため、燃料タンクの深さに応じて設計変更する必要
があり、燃料ポンプ装置の汎用性が低い。また、燃料タ
ンクに各種の外力が作用して燃料タンクが変形したり収
縮したりして、吸入管が折損したり燃料ポンプ本体が破
損することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、燃料ポンプ
装置において、タンク深さの異なる各種の燃料タンクに
そのまま配置することができるようにすることを第1の
課題とし、燃料タンクが変形したり収縮したりしても吸
入管又は吐出管の折損や燃料ポンプ本体の破損を起こさ
ないようにすることを第2の課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料ポンプ本
体が燃料タンクの上部壁に直接又はブラケットを介して
連結され、燃料ポンプ本体に接続された吐出管の端部が
燃料タンクの外部に配置され、燃料ポンプ本体の下端の
吸込口に吸入管が連結され、吸入管の下端に連結された
燃料フィルタが燃料タンクの底部壁上に位置する燃料ポ
ンプ装置において、吸入管が伸縮可能な管とされ、吸入
管に伸長方向の弾性が付与されたことを第1構成とす
る。本発明は、第1構成において、吸入管が固定側吸入
管と可動側吸入管とによって構成され、固定側吸入管と
可動側吸入管とが摺動自在に嵌合され、固定側吸入管の
上端が燃料ポンプ本体に連結されるとともに可動側吸入
管の下端が燃料フィルタに連結され、可動側吸入管がス
プリングによって下方に付勢されたことを第2構成とす
る。本発明は、第2構成において、固定側吸入管の外側
に可動側吸入管が配設され、スプリングが固定側吸入管
の外側で可動側吸入管の上端面と燃料ポンプ本体の下面
との間に配設されたことを第3構成とする。本発明は、
第2又は第3構成において、固定側吸入管と可動側吸入
管の対向側面の一方に環状装着溝が形成され、前記環状
装着溝にOリングが装着され、Oリングによって固定側
吸入管と可動側吸入管との間が密封されたことを第4構
成とする。本発明は、第2ないし第4構成において、固
定側吸入管の上端部外面に球面凸状部が形成され、燃料
ポンプ本体の下端の吸込口の部分に嵌合穴が形成され、
前記嵌合穴に環状の上側軸受ブシュと下側軸受ブシュが
嵌合され、上側軸受ブシュと下側軸受ブシュの内側の球
面に前記球面凸状部が自動調心状態かつ摺動自在に嵌合
されたことを第5構成とする。本発明は、第1構成にお
いて、吸入管がベローズ形伸縮管とされ、伸縮管にはベ
ローズ状部分が形成されたことを第6構成とする。本発
明は、第6構成において、ベローズ形伸縮管の上端には
燃料ポンプ本体との接続部が形成されるとともにベロー
ズ形伸縮管の下端には燃料フィルタとの接続部が形成さ
れたことを第7構成とする。本発明は、燃料ポンプ本体
に吸入管が連結され、吸入管の下端に連結された燃料フ
ィルタが燃料タンクの底部壁上に位置され、燃料ポンプ
本体の吐出口に連結された吐出管の上端部が燃料タンク
の上部壁を貫通して燃料タンクの上部壁に固定された燃
料ポンプ装置において、吐出管が伸縮可能な管とされ、
吐出管に伸長方向の弾性が付与されたことを第8構成と
する。本発明は、第8構成において、吐出管が固定側吐
出管と可動側吐出管とによって構成され、固定側吐出管
と可動側吐出管とが摺動自在に嵌合され、固定側吐出管
の上端が燃料タンクの上部壁に固定されるとともに可動
側吐出管の下端が燃料ポンプ本体に連結され、可動側吐
出管がスプリングによって下方に付勢されたことを第9
構成とする。本発明は、第9構成において、可動側吐出
管の外側に固定側吐出管が配設され、スプリングが可動
側吐出管の外側で固定側吐出管の下面と燃料ポンプ本体
の上面との間に配設されたことを第10構成とする。本
発明は、第9又は第10構成において、固定側吐出管と
可動側吐出管の対向側面の一方に環状装着溝が形成さ
れ、前記環状装着溝にOリングが装着され、Oリングに
よって固定側吐出管と可動側吐出管との間が密封された
ことを第11構成とする。本発明は、第9ないし第11
構成において、可動側吐出管の下端部外面に球面凸状部
が形成され、燃料ポンプ本体の上端の吐出口の部分に嵌
合穴が形成され、前記嵌合穴に環状の上側軸受ブシュと
下側軸受ブシュが嵌合され、上側軸受ブシュと下側軸受
ブシュの内側の球面に前記球面凸状部が自動調心状態か
つ摺動自在に嵌合されたことを第12構成とする。本発
明は、第8構成において、吐出管がベローズ形伸縮管と
され、ベローズ形伸縮管にはベローズ状部分が形成され
たことを第13構成とする。本発明は、第13構成にお
いて、ベローズ形伸縮管の下端には燃料ポンプ本体との
接続部が形成されるとともにベローズ形伸縮管の上端部
には接続部が形成されたことを第14構成とする。本発
明は、燃料ポンプ本体が燃料タンクの上部壁上に載置さ
れ、燃料ポンプ本体に吐出管が接続され、燃料タンクの
上部壁の挿通穴に吸入管の上端部が挿通され、燃料ポン
プ本体の下端の吸込口に吸入管が連結され、吸入管の下
端に連結された燃料フィルタが燃料タンクの底部壁上に
位置する燃料ポンプ装置において、吸入管が伸縮可能な
管とされ、吸入管に伸長方向の弾性が付与されたことを
第15構成とする。本発明は、第15構成において、吸
入管が固定側吸入管と可動側吸入管とによって構成さ
れ、固定側吸入管と可動側吸入管とが摺動自在に嵌合さ
れ、固定側吸入管の上端が燃料ポンプ本体に連結される
とともに可動側吸入管の下端が燃料フィルタに連結さ
れ、可動側吸入管がスプリングによって下方に付勢され
たことを第16構成とする。本発明は、第16構成にお
いて、固定側吸入管の外側に可動側吸入管が配設され、
スプリングが固定側吸入管の外側で可動側吸入管の上端
面と燃料ポンプ本体の下面との間に配設されたことを第
17構成とする。本発明は、第16又は17構成におい
て、固定側吸入管と可動側吸入管の対向側面の一方に環
状装着溝が形成され、前記環状装着溝にOリングが装着
され、Oリングによって固定側吸入管と可動側吸入管と
の間が密封されたことを第18構成とする。本発明は、
第16〜18構成において、固定側吸入管の上端部外面
に球面凸状部が形成され、燃料ポンプ本体の下端の吸込
口の部分に嵌合穴が形成され、前記嵌合穴に環状の上側
軸受ブシュと下側軸受ブシュが嵌合され、上側軸受ブシ
ュと下側軸受ブシュの内側の球面に前記球面凸状部が自
動調心状態かつ摺動自在に嵌合されたことを第19構成
とする。本発明は、第15構成において、吸入管がベロ
ーズ形伸縮管とされ、伸縮管にはベローズ状部分が形成
されたことを第20構成とする。本発明は、第20構成
において、ベローズ形伸縮管の上端には燃料ポンプ本体
との接続部が形成されるとともにベローズ形伸縮管の下
端には燃料フィルタとの接続部が形成されたことを第2
1構成とする。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の燃料ポンプ装置の
実施の形態第1を示す。燃料タンク11の上部壁12に装着
穴15が形成され、燃料ポンプ本体17、吸入管38及び燃料
フィルタ30が装着穴15を通して燃料タンク11内に挿入さ
れ、燃料ポンプ本体17の上端のフランジ部18が上部壁12
の上面に当接されている。不図示のボルト, ナットによ
りフランジ部18が上部壁12に固定され、こうして燃料ポ
ンプ本体17等が燃料タンク11内に装着されている。フラ
ンジ部18の上部に端子台51が連結され、端子台51から給
電線14が延びている。燃料ポンプ本体17は、下端面に開
口された吸込口19から燃料を吸い込み、燃料タンク11の
上方に突出した吐出管20から吐出する作用をなすもので
ある。
【0006】吸入管38は固定側吸入管22と可動側吸入管
27から構成され、固定側吸入管22の上端のフランジ部23
の上面が燃料ポンプ本体17の下端面の吸込口19の部分に
当接され、吸込口19と固定側吸入管22の内部通路とは連
通状態にされている。不図示のボルトが固定側吸入管22
のフランジ部23の不図示の挿通孔に挿通され、ボルトが
フランジ部23の不図示のボルト孔に螺合されて、固定側
吸入管22が燃料ポンプ本体17に固定され、フランジ部23
の上面と燃料ポンプ本体17の下端面との間は密封状態に
されている。可動側吸入管27の上端にフランジ部28が形
成され、固定側吸入管22の外周面と可動側吸入管27の内
周面とが摺動自在かつ液密状態に嵌合されている。
【0007】固定側吸入管22の外周部で、固定側吸入管
22のフランジ部23の下面と可動側吸入管27のフランジ部
28の上面との間にスプリング25が装着され、スプリング
25の弾発力によって可動側吸入管27が下方へ付勢されて
いる。なお、スプリング25を燃料ポンプ本体17の下面と
可動側吸入管27の上面との間に装着してもよいことは当
然である。燃料フィルタ30のケース31には出口開口32が
形成され、出口開口32に可動側吸入管27の下端が嵌合さ
れ固定されている。燃料フィルタ30はスプリング25によ
り下方へ付勢され、ケース31の下面が燃料タンク11の底
部壁13の上面に当接している。燃料フィルタ30のケース
31内にはフィルタエレメント33が配設され、フィルタエ
レメント33によってケース31内が入口側室35と出口側室
34とに区分されている。入口側室35は不図示の入口開口
を介してケース31の外部と連通され、出口側室34は出口
開口32に連通されている。なお、可動側吸入管27の上方
部の外周面を固定側吸入管22の下方部の内周面に摺動自
在に嵌合させることができ、そのときはフランジ28を省
略し可動側吸入管27の外周で固定側吸入管の下端面と燃
料フィルタ30の上端面との間にスプリングを装着するこ
ととなる。
【0008】燃料ポンプ本体17を作動させると、燃料タ
ンク11内の燃料37が、燃料フィルタ30、可動側吸入管2
7、固定側吸入管22、吸込口19を通って燃料ポンプ本体1
7に吸い込まれ、吐出管20を通って内燃機関に向けて吐
出される。固定側吸入管22と可動側吸入管27とを摺動可
能状態に嵌合して吸入管38が構成されているので、吸入
管38の長さは可変であり、従って燃料ポンプ本体17をタ
ンク深さの異なる燃料タンク11にそのまま取り付けるこ
とができ、汎用性がある。また、燃料タンク11が変形し
たり収縮して燃料ポンプ本体17の下端面と底部壁13の上
面との間の距離が変更したとき、可動側吸入管27が固定
側吸入管22に対して摺動し、吸入管38が折損することが
なく、また燃料ポンプ本体17に力が加わって損傷させた
りすることがない。
【0009】図2は本発明の燃料ポンプ装置の実施の形
態第2の要部を示す。実施の形態第2の説明において、
実施の形態第1と対応する部材には同一の符号を付す。
実施の形態第2の特徴は固定側吸入管22を自動調心形自
在管継手によって燃料ポンプ本体17に連結した点にあ
る。固定側吸入管22の上端部外面に球面凸状部44が形成
され、固定側吸入管22の上端の開口から、それに続く凸
状部の外表面が球面となっている。環状で内周面に球面
が形成された上側軸受ブシュ41と下側軸受ブシュ42を用
意し、球面凸状部44の外表面の最大直径部より上側に上
側軸受ブシュ41の球面を当接させ、外表面の最大直径部
より下側に下側軸受ブシュ42の球面を当接させるように
してある。
【0010】燃料ポンプ本体17の下端で吸込口19の開口
部に嵌合穴40が形成され、固定側吸入管22の球面凸状部
44が内周球面に当接された上側軸受ブシュ41と下側軸受
ブシュ42を嵌合穴40に嵌合させてある。上側軸受ブシュ
41と下側軸受ブシュ42に対して固定側吸入管22は自動調
心かつ揺動自在の状態とされ、下側軸受ブシュ42の抜け
止めが施されている。抜け止め手段として、例えば段付
の環状金具45の内面段差部が下側軸受ブシュ42に当接さ
れ、環状金具45がボルト等により燃料ポンプ本体17に連
結されている。上側軸受ブシュ41・下側軸受ブシュ42と
嵌合穴40との間は液密状態とされ、固定側吸入管22の球
面凸状部44と上側軸受ブシュ41・下側軸受ブシュ42との
間も液密状態とされている。固定側吸入管22の外周部
で、環状金具45の下面と可動側吸入管27のフランジ部28
の上面との間にスプリング25が装着され、スプリング25
の弾発力によって可動側吸入管27が下方へ付勢されてい
る。本発明の実施の形態第2では固定側吸入管22・可動
側吸入管27が揺動するので、燃料タンク11の変形や収縮
に対して自由に対応することができる。実施の形態第2
のその他の点は、実施の形態第1と同様である。
【0011】図3は本発明の燃料ポンプ装置の実施の形
態第3の要部を示す。実施の形態第3の説明において、
実施の形態第1と対応する部材には同一の符号を付す。
実施の形態第3の特徴は固定側吸入管22と可動側吸入管
27との間の対向側面がOリング46によってシールされて
いることである。固定側吸入管22の下方部の外周に環状
装着溝47が形成され、環状装着溝47にOリング46が装着
されている。環状装着溝47を可動側吸入管27の内周に形
成し、そこにOリング46を装着してもよいことは当然で
ある。実施の形態第3のその他の点は、実施の形態第1
と同様である。
【0012】図4は、実施の形態第1に用いた燃料ポン
プ本体17と吸入管38を、燃料タンク11の上部壁にブラケ
ット49を介して連結した例を示す。図4の説明におい
て、実施の形態第1と対応する部材には同一の符号を付
し、その説明は省略する。プレート50の下面にブラケッ
ト49の上端が溶着され、プレート50に吐出管20が挿通さ
れ、また端子台51が連結されている。上部壁12の装着穴
15の外周部上面にパッキン52が配置され、装着穴15から
燃料ポンプ本体17、吸入管38及び燃料フィルタ30がブラ
ケット49とともに燃料タンク11内に挿入され、プレート
50がパッキン52の上面に当接され、固定されている。ブ
ラケット49の下端部は燃料ポンプ本体17の下端面を支持
し、ブラケット49に連結されたバンド53によって燃料ポ
ンプ本体17の上方部が支持されている。こうして燃料ポ
ンプ本体17は燃料タンク11の内部に支持されており、図
4のその他の点は実施の形態第1と同様である。
【0013】図5は本発明の燃料ポンプ装置の実施の形
態第4を示す。実施の形態第4の説明において、実施の
形態第1と対応する部材には同一の符号を付し、その説
明は省略する。実施の形態第4の特徴は吸入管38として
金属製又は合成樹脂製のベローズ形伸縮管54を使用した
ことである。ベローズ形伸縮管54は、上端のフランジ部
(接続部)55と下端の円筒状部(接続部)56との間にベ
ローズ状部分57があり、各部が一体化され伸縮管として
機能する。ベローズ形伸縮管54の上端のフランジ部55の
上面が燃料ポンプ本体17の下端面の吸込口19の部分に当
接され、吸込口19とベローズ形伸縮管54の内部通路とは
連通状態にされている。ベローズ形伸縮管54の円筒状部
56の下端が燃料フィルタ30の出口開口32に嵌合され固定
されている。ベローズ形伸縮管54からなる吸入管38は装
着予定箇所の長さよりも予め長くされており、燃料ポン
プ本体17と燃料フィルタ30の間に接続され、図5に示す
位置に配設されると、ベローズ形伸縮管54は弾性により
伸長方向の力が作用する。従って、実施の形態第4には
スプリングが用いられないが、ベローズ形伸縮管54の弾
性により燃料フィルタ30は下方へ付勢され、ケース31の
下面が燃料タンク11の底部壁13の上面に当接している。
また、ベローズ形伸縮管54からなる吸入管38は軸方向に
伸縮するとともに、任意の方向に曲げることができる。
実施の形態第4のその他の点は、実施の形態第1と同様
である。
【0014】図6は本発明の燃料ポンプ装置の実施の形
態第5を示す。実施の形態第5の説明において、実施の
形態第1と対応する部材には同一の符号を付し、その説
明は省略する。実施の形態第5の特徴は吐出管20Aとし
て実施の形態第1において吸入管として使用したタイプ
の管を採用したことである。
【0015】吐出管20A、燃料ポンプ本体17及び燃料フ
ィルタ30が装着穴15を通して燃料タンク11内に挿入さ
れ、吸入管38Aを介して燃料ポンプ本体17に燃料フィル
タ30が連結されている。吐出管20Aは固定側吐出管59と
可動側吐出管60から構成され、固定側吐出管59の上方部
がプレート63の挿通孔に挿通され、固定側吐出管59の上
端部のフランジ部62の下面がプレート63の上面に当接さ
れ固定されている。プレート63の下面の周縁部が上部壁
12の上面で装着孔15の周縁部に当接され固定されてお
り、プレート63の下面と上部壁12の上面との間は密封さ
れ、またフランジ部62の下面とプレート63の上面との間
も密封されている。
【0016】可動側吐出管60の下端のフランジ部65の下
面が燃料ポンプ本体17の上端面の吐出口64の部分に当接
され、吐出口64と可動側吐出管60の内部通路とは連通状
態にされている。不図示のボルトがフランジ部65の不図
示の挿通孔に挿通され、ボルトが燃料ポンプ本体17の不
図示のボルト孔に螺合されて、可動側吐出管60が燃料ポ
ンプ本体17に固定され、フランジ部65の下面と燃料ポン
プ本体17の上端面との間は密封状態にされている。可動
側吐出管60の外周面と固定側吐出管59の内周面とが摺動
自在かつ液密状態に嵌合され、固定側吐出管59の下面と
フランジ部65の上面との間にスプリング61が装着されて
いる。スプリング61の弾発力によって燃料ポンプ本体17
及び燃料フィルタ30が下方へ付勢され、燃料フィルタ30
の下面が底部壁13の上面に当接されている。プレート63
の上部に不図示の端子台が連結され、給電線が端子台を
通って燃料ポンプ本体17に延びて接続されている。
【0017】燃料ポンプ本体17を作動させると、燃料タ
ンク11内の燃料37が、燃料フィルタ30、吸入管38Aを通
って燃料ポンプ本体17に吸い込まれ、可動側吐出管60及
び固定側吐出管59を通って内燃機関に向けて吐出され
る。可動側吐出管60と固定側吐出管59とを摺動可能状態
に嵌合して吐出管20Aが構成されているので、吐出管20
Aの長さは可変であり、従って燃料ポンプ本体17をタン
ク深さの異なる燃料タンク11にそのまま取り付けること
ができる。また、燃料タンク11が変形したり収縮して燃
料ポンプ本体17の上端面と上部壁12の下面との間の距離
が変更したとき、可動側吐出管60が固定側吐出管59に対
して摺動し、吐出管20Aが折損することがなく、また燃
料ポンプ本体17に力が加わって損傷させたりすることが
ない。
【0018】図7は本発明の燃料ポンプ装置の実施の形
態第6の要部を示す。実施の形態第6の説明において、
実施の形態第5と対応する部材には同一の符号を付す。
実施の形態第6の特徴は可動側吐出管60を自動調心形自
在管継手によって燃料ポンプ本体17に連結した点にあ
る。可動側吐出管60の下端部外面に球面凸状部67が形成
され、可動側吐出管60の下端の開口から、それに続く凸
状部の外表面が球面となっている。環状で内周面に球面
が形成された下側軸受ブシュ70と上側軸受ブシュ71を用
意し、球面凸状部67の外表面の最大直径部より下側に下
側軸受ブシュ70の球面を当接させ、外表面の最大直径部
より上側に上側軸受ブシュ71の球面を当接させるように
してある。
【0019】燃料ポンプ本体17の上端で吐出口64の開口
部に嵌合穴69が形成され、可動側吐出管60の球面凸状部
67が内周球面に当接された下側軸受ブシュ70と上側軸受
ブシュ71を嵌合穴69に嵌合させてある。下側軸受ブシュ
70と上側軸受ブシュ71に対して可動側吐出管60は自動調
心かつ揺動自在の状態とされ、上側軸受ブシュ71の抜け
止めが施されている。抜け止め手段として、例えば段付
の環状金具68の内面段差部が上側軸受ブシュ71に当接さ
れ、環状金具68がボルト等により燃料ポンプ本体17に連
結されている。下側軸受ブシュ70・上側軸受ブシュ71と
嵌合穴69との間は液密状態とされ、可動側吐出管60の球
面凸状部67と下側軸受ブシュ70・上側軸受ブシュ71との
間も液密状態とされている。可動側吐出管60の外周部
で、環状金具68(又はポンプ本体17)の上面と固定側吐
出管59のフランジ部72の下面(又は固定側吐出管59の下
面)との間にスプリング61が装着され、スプリング61の
弾発力によって可動側吐出管60が下方へ付勢されてい
る。本発明の実施の形態第6では可動側吐出管60に対し
て燃料ポンプ本体17が揺動するので、燃料タンク11の変
形や収縮に対して自由に対応することができる。実施の
形態第6のその他の点は、実施の形態第5と同様であ
る。
【0020】図8は本発明の燃料ポンプ装置の実施の形
態第7の要部を示す。実施の形態第7の説明において、
実施の形態第5と対応する部材には同一の符号を付す。
実施の形態第7の特徴は可動側吐出管60と固定側吐出管
59との間の対向側面がOリング75によってシールされて
いることである。可動側吐出管60の上方部の外周に環状
装着溝74が形成され、環状装着溝74にOリング75が装着
されている。環状装着溝74を固定側吐出管59の内周に形
成し、そこにOリング75を装着してもよいことは当然で
ある。実施の形態第7のその他の点は、実施の形態第5
と同様である。
【0021】図9は本発明の燃料ポンプ装置の実施の形
態第8を示す。実施の形態第8の説明において、実施の
形態第5と対応する部材には同一の符号を付し、その説
明は省略する。実施の形態第8の特徴は吐出管20Aとし
て金属製又は合成樹脂製のベローズ形伸縮管78を使用し
たことである。
【0022】ベローズ形伸縮管78は、下端のフランジ部
(接続部)79と上方の円筒状部81(接続部)との間にベ
ローズ状部分82があり、各部が接続され伸縮管として機
能する。ベローズ形伸縮管78の下端のフランジ部79の下
面が燃料ポンプ本体17の上端面の吐出口64の部分に当接
され、吐出口64とベローズ形伸縮管78の内部通路とは連
通状態にされている。ベローズ形伸縮管78の円筒状部81
はプレート63の挿通孔に挿通され、円筒状部81と一体の
フランジ62がプレート63上に固定されている。ベローズ
形伸縮管78からなる吐出管20Aは装着予定箇所の長さよ
りも予め長くされており、図9に示す位置に配設される
と、ベローズ形伸縮管78は弾性により伸長方向の力が作
用する。従って、実施の形態第8にはスプリングが用い
られないが、ベローズ形伸縮管78の弾性により燃料フィ
ルタ30は下方へ付勢され、燃料フィルタ30の下面が燃料
タンク11の底部壁13の上面に当接している。また、ベロ
ーズ形伸縮管78からなる吐出管20Aは軸方向に伸縮する
とともに、任意の方向に曲げることができる。実施の形
態第8のその他の点は、実施の形態第5と同様である。
【0023】図10は、本発明の燃料ポンプ装置の実施
の形態第9を示し、実施の形態第9では燃料ポンプ本体
17が燃料タンク11の上部壁12の上面に載置されている。
実施の形態第1〜第8においては、燃料タンクが深く、
燃料ポンプ本体17が燃料タンク11内に取り付けられてい
た(いわゆるインタンク式)。しかし、燃料タンクが浅
い場合は、燃料ポンプ本体17を燃料タンク11内に取り付
けることができないので、実施の形態第9のように、燃
料ポンプ本体17を燃料タンク11の外側に取り付ける(い
わゆるインライン式)こととなる。図10では実施の形
態第4(図5)の燃料ポンプ装置のポンプ本体17を燃料
タンク11の上側に配置したが、実施の形態第1〜第3の
燃料ポンプ装置のポンプ本体17を燃料タンク11の上側に
配置することができることは当然である。また、燃料タ
ンクが深い場合にいわゆるインライン式のものを採用で
きることも当然である。
【0024】実施の形態第9の説明において、実施の形
態第4と対応する部材には同一の符号を付す。実施の形
態第9では、実施の形態第4と同様に、吸入管38として
金属製又は合成樹脂製のベローズ形伸縮管54を使用して
いる。ベローズ形伸縮管54は、上端のフランジ部(接続
部)55と下端の円筒状部(接続部)56との間にベローズ
状部分57があり、各部が一体化され伸縮管として機能す
る。ベローズ形伸縮管54の上端のフランジ部55が燃料タ
ンク11の上部壁12の挿通穴16に挿通され、上部壁12の上
面で挿通穴16の近傍と燃料ポンプ本体17の下面との間が
Oリング21等により密封されている。フランジ部55の上
面が燃料ポンプ本体17の下端面の吸込口19の部分に当接
され、ベローズ形伸縮管54のフランジ部55の上面と燃料
ポンプ本体17の下端面との間は密封されている。こうし
て、吸込口19とベローズ形伸縮管54の内部通路とは連通
状態にされている。
【0025】ベローズ形伸縮管54からなる吸入管38は装
着予定箇所の長さよりも予め長くされており、図10に
示す位置に配設されると、ベローズ形伸縮管54は弾性に
より伸長方向の力が作用する。従って、実施の形態第9
にはスプリングが用いられないが、ベローズ形伸縮管54
の弾性により燃料フィルタ30は下方へ付勢され、ケース
31の下面が燃料タンク11の底部壁13の上面に当接してい
る。また、ベローズ形伸縮管54からなる吸入管38は軸方
向に伸縮するとともに、任意の方向に曲げることができ
る。実施の形態第9のその他の点は、実施の形態第4と
同様である。なお、実施の形態第1〜第3の燃料ポンプ
装置のポンプ本体17を燃料タンク11の上側に配置すると
きは、固定側吸入管22のフランジ部23及び環状金具45の
フランジ部を挿通穴16に挿通させることとなり、その他
の点は図10の場合と同様である。
【0026】
【発明の効果】請求項1〜7,15〜21の燃料ポンプ
装置では、燃料フィルタが下方に付勢され、この付勢力
によって燃料フィルタが燃料タンクの底部壁に接触して
いる。そして、燃料ポンプ装置をタンク深さの異なる各
種の燃料タンクにそのまま配置することができ、また燃
料タンクが変形したり収縮したりしても吸入管全体の長
さが自動的に変わるので、吸入管の折損や燃料ポンプ本
体の破損を起こさず、安全性及び耐久性が向上する。そ
して、特に請求項6,20の燃料ポンプ装置は、吸入管
(固定側吸入管・可動側吸入管)が伸縮及び揺動できる
ので、燃料タンクの変形や収縮に対して吸入管が伸縮及
び揺動して燃料フィルタの下面を燃料タンクの底部壁に
十分接触させることができる。
【0027】請求項8〜14の燃料ポンプ装置では、燃
料ポンプ本体及び燃料フィルタが伸縮可能な吐出管によ
り下方に付勢され、この付勢力によって燃料フィルタが
燃料タンクの底部壁に接触している。そして、燃料ポン
プ装置をタンク深さの異なる各種の燃料タンクにそのま
ま配置することができ、また燃料タンクが変形したり収
縮したりしても吸入管全体の長さが自動的に変わるの
で、吐出管の折損や燃料ポンプ本体の破損を起こさず、
安全性及び耐久性が向上する。そして、特に請求項12
の燃料ポンプ装置は、吐出管(固定側吐出管・可動側吐
出管)が伸縮及び揺動できるので、燃料タンクの変形や
収縮に対して吐出管が伸縮及び揺動して燃料フィルタの
下面を燃料タンクの底部壁に十分接触させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料ポンプ装置の実施の形態第1を示
す部分断面図である。
【図2】本発明の燃料ポンプ装置の実施の形態第2の要
部を示す断面図である。
【図3】本発明の燃料ポンプ装置の実施の形態第3の要
部を示す断面図である。
【図4】実施の形態第1に用いた燃料ポンプ本体と吸入
管を、燃料タンクの上部壁にブラケットを介して連結し
た場合の部分断面図である。
【図5】本発明の燃料ポンプ装置の実施の形態第4を示
す部分断面図である。
【図6】本発明の燃料ポンプ装置の実施の形態第5を示
す部分断面図である。
【図7】本発明の燃料ポンプ装置の実施の形態第6の要
部を示す断面図である。
【図8】本発明の燃料ポンプ装置の実施の形態第7の要
部を示す断面図である。
【図9】本発明の燃料ポンプ装置の実施の形態第8を示
す部分断面図である。
【図10】本発明の燃料ポンプ装置の実施の形態第9を
示す部分断面図である。
【符号の説明】
11 燃料タンク 12 上部壁 13 底部壁 17 燃料ポンプ本体 18 フランジ部 19 吸込口 20 吐出管 22 固定側吸入管 25 スプリング 27 可動側吸入管 28 フランジ部 30 燃料フィルタ 38 吸入管 40 嵌合管 41 上側軸受けブッシュ 42 下側軸受けブッシュ 46 Oリング 47 環状装着溝 49 ブラケット 57 ベローズ状部分 59 固定側吐出管 60 可動側吐出管 61 スプリング 67 球面凸状部 69 嵌合穴 70 下側軸受ブッシュ 71 上側軸受ブッシュ 74 環状装着溝 75 Oリング 82 ベローズ状部分

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ポンプ本体が燃料タンクの上部壁に
    直接又はブラケットを介して連結され、燃料ポンプ本体
    に接続された吐出管の端部が燃料タンクの外部に配置さ
    れ、燃料ポンプ本体の下端の吸込口に吸入管が連結さ
    れ、吸入管の下端に連結された燃料フィルタが燃料タン
    クの底部壁上に位置する燃料ポンプ装置において、吸入
    管が伸縮可能な管とされ、吸入管に伸長方向の弾性が付
    与されたことを特徴とする燃料ポンプ装置。
  2. 【請求項2】 吸入管が固定側吸入管と可動側吸入管と
    によって構成され、固定側吸入管と可動側吸入管とが摺
    動自在に嵌合され、固定側吸入管の上端が燃料ポンプ本
    体に連結されるとともに可動側吸入管の下端が燃料フィ
    ルタに連結され、可動側吸入管がスプリングによって下
    方に付勢された請求項1記載の燃料ポンプ装置。
  3. 【請求項3】 固定側吸入管の外側に可動側吸入管が配
    設され、スプリングが固定側吸入管の外側で可動側吸入
    管の上端面と燃料ポンプ本体の下面との間に配設された
    請求項2記載の燃料ポンプ装置。
  4. 【請求項4】 固定側吸入管と可動側吸入管の対向側面
    の一方に環状装着溝が形成され、前記環状装着溝にOリ
    ングが装着され、Oリングによって固定側吸入管と可動
    側吸入管との間が密封された請求項2又は3記載の燃料
    ポンプ装置。
  5. 【請求項5】 固定側吸入管の上端部外面に球面凸状部
    が形成され、燃料ポンプ本体の下端の吸込口の部分に嵌
    合穴が形成され、前記嵌合穴に環状の上側軸受ブシュと
    下側軸受ブシュが嵌合され、上側軸受ブシュと下側軸受
    ブシュの内側の球面に前記球面凸状部が自動調心状態か
    つ摺動自在に嵌合された請求項2ないし4のいずれか一
    つに記載された燃料ポンプ装置。
  6. 【請求項6】 吸入管がベローズ形伸縮管とされ、伸縮
    管にはベローズ状部分が形成された請求項1記載の燃料
    ポンプ装置。
  7. 【請求項7】 ベローズ形伸縮管の上端には燃料ポンプ
    本体との接続部が形成されるとともにベローズ形伸縮管
    の下端には燃料フィルタとの接続部が形成された請求項
    6記載の燃料ポンプ装置。
  8. 【請求項8】 燃料ポンプ本体に吸入管が連結され、吸
    入管の下端に連結された燃料フィルタが燃料タンクの底
    部壁上に位置され、燃料ポンプ本体の吐出口に連結され
    た吐出管の上端部が燃料タンクの上部壁を貫通して燃料
    タンクの上部壁に固定された燃料ポンプ装置において、
    吐出管が伸縮可能な管とされ、吐出管に伸長方向の弾性
    が付与されたことを特徴とする燃料ポンプ装置。
  9. 【請求項9】 吐出管が固定側吐出管と可動側吐出管と
    によって構成され、固定側吐出管と可動側吐出管とが摺
    動自在に嵌合され、固定側吐出管の上端が燃料タンクの
    上部壁に固定されるとともに可動側吐出管の下端が燃料
    ポンプ本体に連結され、可動側吐出管がスプリングによ
    って下方に付勢された請求項8記載の燃料ポンプ装置。
  10. 【請求項10】 可動側吐出管の外側に固定側吐出管が
    配設され、スプリングが可動側吐出管の外側で固定側吐
    出管の下面と燃料ポンプ本体の上面との間に配設された
    請求項9記載の燃料ポンプ装置。
  11. 【請求項11】 固定側吐出管と可動側吐出管の対向側
    面の一方に環状装着溝が形成され、前記環状装着溝にO
    リングが装着され、Oリングによって固定側吐出管と可
    動側吐出管との間が密封された請求項9又は10記載の
    燃料ポンプ装置。
  12. 【請求項12】 可動側吐出管の下端部外面に球面凸状
    部が形成され、燃料ポンプ本体の上端の吐出口の部分に
    嵌合穴が形成され、前記嵌合穴に環状の上側軸受ブシュ
    と下側軸受ブシュが嵌合され、上側軸受ブシュと下側軸
    受ブシュの内側の球面に前記球面凸状部が自動調心状態
    かつ摺動自在に嵌合された請求項9ないし11のいずれ
    か一つに記載された燃料ポンプ装置。
  13. 【請求項13】 吐出管がベローズ形伸縮管とされ、ベ
    ローズ形伸縮管にはベローズ状部分が形成された請求項
    8記載の燃料ポンプ装置。
  14. 【請求項14】 ベローズ形伸縮管の下端には燃料ポン
    プ本体との接続部が形成されるとともにベローズ形伸縮
    管の上端部には接続部が形成された請求項13記載の燃
    料ポンプ装置。
  15. 【請求項15】 燃料ポンプ本体が燃料タンクの上部壁
    上に載置され、燃料ポンプ本体に吐出管が接続され、燃
    料タンクの上部壁の挿通穴に吸入管の上端部が挿通さ
    れ、燃料ポンプ本体の下端の吸込口に吸入管が連結さ
    れ、吸入管の下端に連結された燃料フィルタが燃料タン
    クの底部壁上に位置する燃料ポンプ装置において、吸入
    管が伸縮可能な管とされ、吸入管に伸長方向の弾性が付
    与されたことを特徴とする燃料ポンプ装置。
  16. 【請求項16】 吸入管が固定側吸入管と可動側吸入管
    とによって構成され、固定側吸入管と可動側吸入管とが
    摺動自在に嵌合され、固定側吸入管の上端が燃料ポンプ
    本体に連結されるとともに可動側吸入管の下端が燃料フ
    ィルタに連結され、可動側吸入管がスプリングによって
    下方に付勢された請求項15記載の燃料ポンプ装置。
  17. 【請求項17】 固定側吸入管の外側に可動側吸入管が
    配設され、スプリングが固定側吸入管の外側で可動側吸
    入管の上端面と燃料ポンプ本体の下面との間に配設され
    た請求項16記載の燃料ポンプ装置。
  18. 【請求項18】 固定側吸入管と可動側吸入管の対向側
    面の一方に環状装着溝が形成され、前記環状装着溝にO
    リングが装着され、Oリングによって固定側吸入管と可
    動側吸入管との間が密封された請求項16又は17記載
    の燃料ポンプ装置。
  19. 【請求項19】 固定側吸入管の上端部外面に球面凸状
    部が形成され、燃料ポンプ本体の下端の吸込口の部分に
    嵌合穴が形成され、前記嵌合穴に環状の上側軸受ブシュ
    と下側軸受ブシュが嵌合され、上側軸受ブシュと下側軸
    受ブシュの内側の球面に前記球面凸状部が自動調心状態
    かつ摺動自在に嵌合された請求項16ないし18のいず
    れか一つに記載された燃料ポンプ装置。
  20. 【請求項20】 吸入管がベローズ形伸縮管とされ、伸
    縮管にはベローズ状部分が形成された請求項15記載の
    燃料ポンプ装置。
  21. 【請求項21】 ベローズ形伸縮管の上端には燃料ポン
    プ本体との接続部が形成されるとともにベローズ形伸縮
    管の下端には燃料フィルタとの接続部が形成された請求
    項20記載の燃料ポンプ装置。
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