JP2000017564A - 装飾体の製造方法及び装飾体 - Google Patents

装飾体の製造方法及び装飾体

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JP2000017564A
JP2000017564A JP10219549A JP21954998A JP2000017564A JP 2000017564 A JP2000017564 A JP 2000017564A JP 10219549 A JP10219549 A JP 10219549A JP 21954998 A JP21954998 A JP 21954998A JP 2000017564 A JP2000017564 A JP 2000017564A
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pattern
sheet
resin sheet
mold
forming resin
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Yasuo Iba
安夫 射場
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Abstract

(57)【要約】 [課題]シャープな形状で意匠性に優れるワッペン等の
装飾体を容易に得られるようにする。 [解決手段]摸様形成用樹脂シートとして厚手のものを
用い、そのシートに模様型で押圧する際に模様部分を成
形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワッペン等の装
飾体に関する。
【従来の技術】衣服や帽子は、例えば、ワッペンが貼ら
れることで意匠性が高められている。この種ワッペンと
して膨らみを持った立体的なものがあるが、これは、例
えば、2枚の樹脂シートを重ね、熱圧成形することでそ
の間に空間を持つように模様部分を形成している。した
がって、模様部分は断面が丸く膨らむ状態となりやす
く、シャープな感がなく、意匠性に優れないという基本
的な問題点があった。これに対し、例えば、金型を用い
樹脂を注入して模様を成形するようなことも考えられる
が、金型が高価であるとともに、成形に非常に手間がか
かり生産性が悪くなる問題が発生する。
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の問題
を解消するように行ったもので、シャープな形状で意匠
性に優れるワッペン等の装飾体を容易に得られるように
することを目的とする。
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の発
明では、模様形成用樹脂シートの上方から模様型で押圧
加熱することで、模様形成用樹脂シートの模様周囲部分
を溶かし模様形状の装飾体を得るに際し、前記模様形成
用樹脂シートとして厚手のものを用い、そのシートに前
記模様型で押圧する際に模様部分を成形するようにし
た。請求項2の発明では、上部から透明樹脂キャリヤシ
ート、模様形成用樹脂シート、熱接着用シートそれぞれ
を重ねた状態とし、その上方から模様型で押圧加熱する
ことで、模様形成用樹脂シート及び熱接着用シートの模
様周囲部分を溶かし、かつ、透明樹脂キャリヤシート、
模様形成用樹脂シート、熱接着用シートそれぞれを残る
模様部分において熱接着して一体とするに際し、前記模
様形成用樹脂シートとして厚手のものを用い、そのシー
トに前記模様型で押圧する際に模様部分を成形するよう
にした。前記模様形成用樹脂シートの厚さは、例えば、
0.8〜1.2mmとする。前記模様形成用樹脂シート
としては、例えば、ウレタン樹脂シートを用いる。
【発明の実施の形態】図1は装飾体が衣服等に貼り付け
られた状態を示す斜視図である。1は衣服の生地であ
り、その表面に「Big」という形態の樹脂よりなる装
飾体2が取り付けられている。図2、図3により上記装
飾体2の製造方法を説明する。図2に示すように、一方
の電極となる金型台13上に、上方から透明樹脂キャリ
アシート15、1mm厚さの模様形成用樹脂シートとし
てのウレタンシート16、熱接着用シートとしてのホッ
トメルトシート17それぞれを重ねた状態に置く。そし
て、その上方から、下面に周囲に溶断突出刃20を備え
る模様形成用凹部21それぞれが形成された他方の電極
である押さえ用金型19で押さえ、高周波誘電加熱す
る。この加熱の際、キャリアシート15として他のシー
ト16,17よりも熱変化温度が高いものを使用してい
ることで、キャリアシート15は熱変化しないが他のシ
ート16,17それぞれは熱変化し、とくに電極それぞ
れの近接部分は溶融状態となる。図3は押さえ用金型1
9で押さえた際の拡大部分断面図であり、シート16,
17それぞれの溶断突出刃20により押さえ込まれた部
分が溶融状態となり、両シート16,17の模様形成用
凹部21内に入り込む部分が装飾体2を形成する模様2
5として突出した状態に残される。その際、ウレタンシ
ート16として厚みのあるものを用い、模様形成用凹部
21でこのシート16を成形することで模様25を形成
している。すなわち、模様形成用凹部21の立ち上がり
部23に沿うように模様25の側壁部26を位置させ、
かつ、天井部分27がキャリアシート15の上面を押さ
えるようにして、断面において両上角部28を備える模
様25を突出形成して成形しているものである。上記模
様形成用凹部21の深さは「B」と「i」「g」とは異
なり、「B」の模様形成用凹部21の深さは3枚のシー
ト15,16,17を重ねた厚さと略等しく形成され、
「i」「g」の模様形成用凹部21はそれより浅く形成
されている。したがって、「i」「g」の模様25はウ
レタンシート16が圧縮される状態で形成される。ま
た、上記の高周波誘電加熱においては、上記模様25の
成形と同時にシート16,17それぞれの熱変化により
シート15,16,17それぞれが一体に接着される。
そして、キャリアシート15は押し込まれるものの熱変
形しないのでそのまま残り、したがって、押さえ用金型
19が上方に開かれると、キャリアシート15の裏側に
模様25それぞれとその周囲の切除部30とが付設され
たものが得られる。次に、その切除部30を溶断部分3
1に沿って切除して、キャリアシート15の裏面に模様
25のみの付設されたものを得る。模様25を衣服等に
装飾体2として取り付ける場合は、キァリアフィルム1
5を一体とする模様25を衣服等の所定位置に置き、そ
の上部からアイロン等で熱圧してホットメルトシート1
7を衣服等に熱接着させ、その後キャリアフィルム15
を剥す。
【発明の効果】この発明によれば、シャープな形状で意
匠性に優れるワッペン等の装飾体を、金型等を必要とす
ることなく容易に得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 装飾体の斜視図
【図2】 製造説明図
【図3】 製造説明部分拡大断面図
【符号の説明】
2 装飾体 15 透明樹脂キャリアシート 16 ウレタンシート(模様形成用樹脂シート) 17 ホットメルトシート(熱接着用シート) 25 模様

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 模様形成用樹脂シートの上方から模様型
    で押圧加熱することで、模様形成用樹脂シートの模様周
    囲部分を溶かし模様形状の装飾体を得るに際し、 前記模様形成用樹脂シートとして厚手のものを用い、そ
    のシートに前記模様型で押圧する際に模様部分を成形す
    ることを特徴とする装飾体の製造方法。
  2. 【請求項2】 上部から透明樹脂キャリヤシート、模様
    形成用樹脂シート、熱接着用シートそれぞれを重ねた状
    態とし、 その上方から模様型で押圧加熱することで、模様形成用
    樹脂シート及び熱接着用シートの模様周囲部分を溶か
    し、かつ、透明樹脂キャリヤシート、模様形成用樹脂シ
    ート、熱接着用シートそれぞれを残る模様部分において
    熱接着して一体とするに際し、 前記模様形成用樹脂シートとして厚手のものを用い、そ
    のシートに前記模様型で押圧する際に模様部分を成形す
    ることを特徴とする装飾体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記模様形成用樹脂シートの厚さを、
    0.8〜1.2mmとする請求項1または2記載の装飾
    体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記模様形成用樹脂シートをウレタン樹
    脂シートとする請求項1,2または3記載の装飾体の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4記載の製造方法によって
    得られる装飾体。
JP10219549A 1998-06-29 1998-06-29 装飾体の製造方法及び装飾体 Pending JP2000017564A (ja)

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