JP2000017056A - 開環重合体 - Google Patents

開環重合体

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JP2000017056A JP11026004A JP2600499A JP2000017056A JP 2000017056 A JP2000017056 A JP 2000017056A JP 11026004 A JP11026004 A JP 11026004A JP 2600499 A JP2600499 A JP 2600499A JP 2000017056 A JP2000017056 A JP 2000017056A
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聖 岳 張
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邦 慶 何
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泰 聖 葉
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    • C08G61/04Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes only aliphatic carbon atoms
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    • C08G61/08Macromolecular compounds containing only carbon atoms in the main chain of the macromolecule, e.g. polyxylylenes only aliphatic carbon atoms prepared by ring-opening of carbocyclic compounds of carbocyclic compounds containing one or more carbon-to-carbon double bonds in the ring
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐エッチング性・皮膜特性・機械的性質に優
れ、ガラス転移温度が低く、かつ商用の現像剤で現像で
きるような、新規な重合体を提供する。 【解決手段】 式(I)または(II): 【化1】 (ここで、AおよびBはそれぞれ、ハロゲン、水素、炭
素数3〜20の環式および多環式アルキル、炭素数1〜
20の直鎖および枝分れアルキル等であり、CはO、S
等であり、Rは、水素、ハロゲンまたは炭素数1〜20
のアルキルであり、nは1〜6の整数である)で表され
る少なくとも1つの多環式オレフィンを開環メタセシス
重合させることによりえられる開環重合体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な開環重合体
に関するもので、特に、少なくとも一つの多環式オレフ
ィンを開環メタセシス重合(ring-opening metathesis
polymerization)させることにより調製される新規な開
環重合体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、薄膜塗布工業および感光工業が、
化学工業において極めて重要な役割を果たしている。薄
膜塗布で使用する樹脂は、優れた接着性と皮膜特性を有
する必要があるため、ガラス転移温度が高すぎてはなら
ない。また、ICフォトレジストへの応用を考慮する
と、耐エッチング性・耐熱性などの、分子設計によりえ
られるような特性をさらに備える必要がある。
【0003】薄膜塗布によく使用される樹脂は、2種類
に大別できる。1つは遊離基で重合するアクリル樹脂
(例えば、米国特許第4, 491, 628号が開示した
ものなど)、もう1つは遊離基で重合する多環式樹脂
(例えば、米国特許第3,928,497号が開示した
ものなど)である。しかしアクリル樹脂には、耐エッチ
ング性に優れない、商用の現像剤(例えば2.38%の
TMAHなど)では現像できない、などの欠点がある。
また、遊離基で重合する多環式樹脂の場合、密すぎる構
造が遊離度の低下を招くため、ガラス転移温度が高すぎ
る、皮膜特性に優れないなどの特性を示す。したがっ
て、塗布時に薄膜がひび割れるという現象がしばしば発
生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、以上
の問題点を解決し、耐エッチング性・皮膜特性・機械的
性質に優れ、ガラス転移温度が低く、かつ商用の現像剤
で現像できるような、新規な樹脂を開示することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では開環重合体を提供する。この開環重合
体は、式(I)または(II)で表される少なくとも1
つの多環式オレフィンを、開環メタセシス重合させるこ
とによりえられる。この開環重合体は、主鎖にビニレン
基を有する。
【0006】
【化22】
【0007】ここで、AおよびBは互いに同一でも異な
ってもよく、かつ各AおよびBは、ハロゲン、水素、炭
素数3〜20の環式および多環式アルキル、炭素数1〜
20の直鎖および枝分れアルキル、炭素数6〜20のア
リール、炭素数7〜20のアリールアルキル、炭素数7
〜20のアルキルアリール、シリル、アルキルシリル、
ゲルミル(germyl)、アルキルゲルミル、アルコキシカ
ルボニル、アシル、ならびに複素環よりなる群から独立
して選択され、あるいは、AおよびBは連結して炭素数
が3〜20の飽和もしくは不飽和の環式炭化水素、また
は置換もしくは未置換の複素環を形成し、CはO、S、
【0008】
【化23】
【0009】−CH2 −、および−SiH2 −よりなる
群から選択され、R1 は、炭素数1〜20のアルキル、
およびフェニルよりなる群から独立して選択され、R
は、水素、ハロゲン、および炭素数1〜20のアルキル
よりなる群から独立して選択され、nは1〜6の整数で
ある。
【0010】本発明はまた、もう1つの開環重合体を提
供する。この開環重合体は、式(I)または(II)で
表される少なくとも1つの多環式オレフィンを、開環メ
タセシス重合、および水素化させることによりえられ
る。この開環重合体は、主鎖にエチレン基を有する。
【0011】本発明によると、式(I)または(II)
はノルボルネンの誘導体であることが好ましい。すなわ
ち、式(I)または(II)において、nが1、CがO
であることが好ましい。つまり、本発明の開環重合体
は、式(I)または(II)(式中、n=1、C=O)
で表される少なくとも1つのノルボルネン誘導体を、開
環メタセシス重合させることによりえられる重合体でも
よい。
【0012】式(I)がノルボルネンの誘導体である場
合、式(I)で表される化合物として適用できる具体例
は、
【0013】
【化24】
【0014】などがある。式(I)はまた、
【0015】
【化25】
【0016】(mは1〜3の整数)、または
【0017】
【化26】
【0018】(qは1〜3の整数、XはO、N、または
S)で表される三環式ラクトンの化合物でもよい。
【0019】以上より、本発明の開環重合体は、式
(I)または(II)で表される少なくとも1つの多環
式オレフィンを、開環メタセシス重合させることにより
えられる。例えば、式(I)または(II)で表される
多環式オレフィンを、その他の環式オレフィン少なくと
も1つと開環メタセシス重合させることにより、本発明
の開環重合体をえることができる。
【0020】例えばまた、式(I)または(II)で表
される多環式オレフィンを、その他の環式オレフィン少
なくとも1つと、環式オレフィン以外の単量体少なくと
も1つと開環メタセシス重合させることにより、本発明
の開環重合体をえることもできる。
【0021】いわゆる化学的増幅型フォトレジスト(ch
emically amplified resist )とは、光線の照射後に生
じた酸が原因で、現像剤への溶解度が変化するようなフ
ォトレジストのことを指す。この種のフォトレジスト
は、保護を受けた樹脂(protected resin )、光酸発生
剤(photoacid generator )、および溶剤より構成され
る。いわゆる保護を受けた樹脂とは、酸で分解する保護
基(protective group)を有する樹脂のことで、この保
護基が酸の存在下で分解すると、樹脂がアルカリ可溶へ
と性質を変える。基板上に塗布した化学的増幅型フォト
レジストに光を照射すると、光酸発生剤から酸が発生し
て樹脂の保護基を分解し、その結果、樹脂がアルカリ性
の現像剤に可溶となる。
【0022】したがって、本発明の開環重合体を化学的
増幅型フォトレジストとして適用するためには、本発明
の開環重合体が酸に分解する保護基を有することが好ま
しい。この保護基を酸の存在下で分解すれば、開環重合
体をアルカリ可溶にすることができる。
【0023】酸に分解するこの保護基は、式(I)およ
び(II)のなかに存在させることができ、式(I)ま
たは(II)と共重合する環式オレフィン、および式
(I)または(II)と共重合するその他全ての単量体
のなかにも存在させることができる。
【0024】例えば、式(I)または(II)と共重合
する環式オレフィンは、ノルボルネンまたはノルボルネ
ンの誘導体でよい。このノルボルネンの誘導体は、酸に
分解する保護基Dを含有してもよく、すると、本発明の
開環重合体が酸の存在下にあるとき、保護基Dが分解し
て開環重合体をアルカリ可溶にすることができる。この
種のノルボルネン誘導体としては、
【0025】
【化27】
【0026】などがある。ここで、Dは酸で分解する保
護基であり、酸の存在下で分解することにより開環重合
体をアルカリ可溶にすることができ、各R3 は、水素、
炭素数1〜20の直鎖および枝分れのアルキル、ならび
に炭素数3〜20の環式および多環式アルキルよりなる
群から独立して選択される。
【0027】Dの代表例としては、
【0028】
【化28】
【0029】などがある。ここで、R4 は水素、炭素数
1〜20の直鎖および枝分れアルキル、ならびに炭素数
3〜20の環式および多環式アルキルよりなる群から選
択される。
【0030】式(I)で表される化合物は、酸に分解す
る保護基を含有するようなノルボルネン誘導体と開環メ
タセシス重合することにより、共重合体である開環重合
体を生成する。例えば、式(I)(n=1)は、式(V
I)および(VIII)と反応し、ビニレン基を有した
式(III)で表されるような開環重合体を生成でき
る。
【0031】
【化29】
【0032】ここで、AとBは互いに同一かまたは異な
り、かつ各AとBはハロゲン、水素、炭素数3〜20の
環式および多環式アルキル、炭素数1〜20の直鎖およ
び枝分れアルキル、炭素数6〜20のアリール、炭素数
7〜20のアリールアルキル、炭素数7〜20のアルキ
ルアリール、シリル、アルキルシリル、ゲルミル、アル
キルゲルミル、アルコキシカルボニル、アシル、ならび
に複素環よりなる群から独立して選択され、あるいは、
AとBは連結して炭素数が3〜20の飽和もしくは不飽
和の環式炭化水素、または置換もしくは未置換の複素環
を形成し、CはO、S、
【0033】
【化30】
【0034】−CH2 −、および−SiH2 −よりなる
グループから選択され、R1 は、炭素数1〜20のアル
キル、およびフェニルよりなる群から独立して選択さ
れ、Rは、水素、ハロゲン、および炭素数1〜20のア
ルキルよりなる群から独立して選択され、Dは酸で分解
する保護基であり、酸の存在下で分解することにより開
環重合体をアルカリ可溶にすることができ、各R3 は、
水素、炭素数1〜20の直鎖および枝分れアルキル、な
らびに炭素数3〜20の環式および多環式アルキルより
なる群から独立して選択され、各X、Y、およびZは、
対応する単量体のモル比であり、X+Y+Z=1であ
り、各X、Y、Zは0.1から0.8の間である。
【0035】本発明が提供するもう1つの開環重合体
は、式(I)または(II)で表される少なくとも1つ
の多環式オレフィンを開環メタセシス重合させた後、さ
らに水素化させることによりえられる。したがって、え
られる開環重合体は、主鎖にエチレン基を有する。
【0036】例えば、式(III)をさらに水素化させ
ることにより、エチレン基を有する開環重合体がえられ
る。式(III)が完全に水素化されると、式(IV)
で表されるような開環重合体がえられる。
【0037】
【化31】
【0038】ここで、A、B、C、R、R3 、およびD
は前に定義したとおりであり、各X、Y、およびZは対
応する単量体のモル比であり、X+Y+Z=1であり、
各X、Y、Zは0.1から0.8の間である。
【0039】一般に、環式オレフィンを開環メタセシス
重合させる場合、有機金属化合物またはその混合物を触
媒として使用できる。この種の有機金属化合物は、W、
Ir、Ta、またはThを含有していることが好まし
い。
【0040】本発明の開環重合体を薄膜塗布として適用
するためには、有機溶剤に可溶であることが最も好まし
い。本発明の好ましい開環重合体は、ガラス転移温度
(Tg)が70℃〜150℃、重量平均分子量が100
0〜100000、分解温度(Td )が>80℃であ
り、したがって、薄膜塗布用の樹脂として使用するのに
非常に適している。薄膜塗布の応用範囲には、感光イン
キ、印刷インキ、フォトレジスト、表面塗布材料などが
含まれる。
【0041】本発明の開環重合体をフォトレジスト(感
光性組成物)として使用する場合、適当な波長範囲は1
50nm〜600nmであり、なかでも193nmまた
は248nmであることが好ましい。本発明の開環重合
体が酸で分解する保護基を有する場合は、特に化学的増
幅型フォトレジストとして使用するのに適している。
【0042】本発明の開環重合体は、その他のどんな重
合体とブレンドしてもよく、元の開環重合体と異なる性
質のポリマーブレンドをえることにより、様々なニーズ
に対応することができる。
【0043】本発明は、ホモ重合体または共重合体とす
ることができる。共重合体の場合、ランダム共重合体が
一般的であるが、ブロック共重合体としてもよい。
【0044】たとえば、本発明により、下記の式(X
I)または(XII)で表される繰返し単位からなる線
状重合体等の重合体を提供することができる。
【0045】また、本発明により、下記の式(XI)お
よび(XII)でそれぞれ表される構造単位の群から選
択される1つまたは2つの構造単位と、式(XIII)
〜(XVI)でそれぞれ表される構造単位の群から選択
される1つまたは2つ以上の構造単位とからなるランダ
ム共重合体またはブロック共重合体等の共重合体を提供
することができる。このような共重合体において、単位
(XI)および(XII)から選択される1つまたは2
つのモル%は10〜80とすることができ、単位(XI
II)〜(XVI)から選択される1つまたは2つ以上
のモル%は、それぞれ10〜80とすることができる。
【0046】
【化32】
【0047】(式中、n、A、B、C、D、RおよびR
3 は上記と同義である)より具体的には、本発明によ
り、単位(XI)および単位(XIII)からなる共重
合体、単位(XI)および単位(XIV)からなる共重
合体、単位(XI)および単位(XV)からなる共重合
体、単位(XI)および単位(XVI)からなる共重合
体、単位(XI)、単位(XIII)および単位(XI
V)からなる共重合体、単位(XI)、単位(XII
I)および(XV)からなる共重合体、単位(XI)、
単位(XIII)および単位(XVI)からなる共重合
体、単位(XI)、単位(XIV)および単位(XV)
からなる共重合体、または単位(XI)、単位(XI
V)および単位(XVI)からなる共重合体を好ましく
提供することができる。これらの共重合体において、各
単位のモル%は、10〜80とすることができる。
【0048】上述した重合体または共重合体において、
たとえば、nは、1〜3が好ましく、1がより好まし
い。Aは、たとえば、水素、低級アルキルが好ましく、
炭素数1〜4のアルキルがより好ましい。Bは、たとえ
ば、水素、低級アルキルが好ましく、炭素数1〜4のア
ルキルがより好ましい。Cは、たとえば酸素原子(O)
が好ましい。Rは、たとえば、水素、炭素数1〜4のア
ルキル等の低級アルキルが好ましく、R3 は、たとえ
ば、水素、炭素数1〜4のアルキル等の低級アルキルが
好ましい。
【0049】上述した重合体をえる場合、有機金属化合
物またはその混合物を触媒として使用できる。この種の
有機金属化合物は、W、Ir、Ta、またはThを含有
していることが好ましい。
【0050】上述した重合体を薄膜塗布として適用する
ためには、有機溶剤に可溶であることが最も好ましい。
上述した重合体は、70℃〜150℃のガラス転移温度
(T g )、1000〜100000の重量平均分子量、
80℃より高い分解温度(T d )を有することが好まし
い。このような特性を有する重合体は、薄膜塗布用の樹
脂として使用するのに非常に適している。薄膜塗布の応
用範囲には、感光インキ、印刷インキ、フォトレジス
ト、表面塗布材料などが含まれる。
【0051】上述した重合体をフォトレジスト(感光性
組成物)として使用する場合、適当な波長範囲は150
nm〜600nmであり、なかでも193nmまたは2
48nmであることが好ましい。酸で分解する保護基を
有する上述した重合体は、特に化学的増幅型フォトレジ
ストとして使用するのに適している。上記式中のOD基
は、酸の存在下で分解し、重合体をアルカリ可溶性にす
ることができる。この分解において、D基は解離するこ
とができる。上述した重合体は、その他のどんな重合体
とブレンドしてもよく、元の開環重合体と異なる性質の
ポリマーブレンドをえることにより、様々なニーズに対
応することができる。
【0052】さらに、たとえば、本発明により、下記の
式(XXI)または(XXII)で表される繰返し単位
からなる線状重合体等の重合体を提供することができ
る。
【0053】また、本発明により、下記の式(XXI)
および(XXII)でそれぞれ表される構造単位の群か
ら選択される1つまたは2つの構造単位と、式(XXI
II) 〜(XXVI)でそれぞれ表される構造単位の群
から選択される1つまたは2つ以上の構造単位とからな
るランダム共重合体またはブロック共重合体等の共重合
体を提供することができる。このような共重合体におい
て、単位(XXI)および(XXII)から選択される
1つまたは2つのモル%は10〜80とすることがで
き、単位(XXIII)〜(XXVI)から選択される
1つまたは2つ以上のモル%は、それぞれ10〜80と
することができる。このような共重合体は、上述したビ
ニレン基の骨格を有する共重合体を水素化することによ
りえることができる。
【0054】
【化33】
【0055】(式中、n、A、B、C、D、RおよびR
3 は上記と同義である)より具体的には、本発明によ
り、単位(XXI)および単位(XXIII)からなる
共重合体、単位(XXI)および単位(XXIV)から
なる共重合体、単位(XXI)および単位(XXV)か
らなる共重合体、単位(XXI)および単位(XXV
I)からなる共重合体、単位(XXI)、単位(XXI
II)および単位(XXIV)からなる共重合体、単位
(XXI)、単位(XXIII)および(XXV)から
なる共重合体、単位(XXI)、単位(XXIII)お
よび単位(XXVI)からなる共重合体、単位(XX
I)、単位(XXIV)および単位(XXV)からなる
共重合体、または単位(XXI)、単位(XXIV)お
よび単位(XXVI)からなる共重合体を好ましく提供
することができる。これらの共重合体において、各単位
のモル%は、10〜80とすることができる。
【0056】上述した共重合体において、たとえば、n
は、1〜3が好ましく、1がより好ましい。Aは、たと
えば、水素、低級アルキルが好ましく、炭素数1〜4の
アルキルがより好ましい。Bは、たとえば、水素、低級
アルキルが好ましく、炭素数1〜4のアルキルがより好
ましい。Cは、たとえば酸素原子(O)が好ましい。R
は、たとえば、水素、炭素数1〜4のアルキル等の低級
アルキルが好ましく、R3 は、たとえば、水素、炭素数
1〜4のアルキル等の低級アルキルが好ましい。
【0057】上述した重合体をえる場合、有機金属化合
物またはその混合物を触媒として使用できる。この種の
有機金属化合物は、W、Ir、Ta、またはThを含有
していることが好ましい。
【0058】上述した重合体を薄膜塗布として適用する
ためには、有機溶剤に可溶であることが最も好ましい。
上述した重合体は、70℃〜150℃のガラス転移温度
(T g )、1000〜100000の重量平均分子量、
80℃より高い分解温度(T d )を有することが好まし
い。このような特性を有する重合体は、薄膜塗布用の樹
脂として使用するのに非常に適している。薄膜塗布の応
用範囲には、感光インキ、印刷インキ、フォトレジス
ト、表面塗布材料などが含まれる。
【0059】上述した重合体をフォトレジスト(感光性
組成物)として使用する場合、適当な波長範囲は150
nm〜600nmであり、なかでも193nmまたは2
48nmであることが好ましい。酸で分解する保護基を
有する上述した重合体は、特に化学的増幅型フォトレジ
ストとして使用するのに適している。上記式中のOD基
は、酸の存在下で分解し、重合体をアルカリ可溶性にす
ることができる。この分解において、D基は解離するこ
とができる。上述した重合体は、その他のどんな重合体
とブレンドしてもよく、元の開環重合体と異なる性質の
ポリマーブレンドをえることにより、様々なニーズに対
応することができる。
【0060】本発明の長所は次のようにまとめることが
できる。 1.開環方式で合成される本発明の開環重合体は、主鎖
上にビニレン基またはエチレン基を形成するため、樹脂
の遊離度が高まり、ガラス転移温度を下げることができ
る。したがって、遊離基重合型樹脂に見られるような、
Tgが高すぎて膜がひび割れるという現象は発生せず、
皮膜特性が向上する。また、Tgが適当であるため、開
環重合体のPEB(post exposure bake)温度は70〜
130℃でよく、極大のプロセス窓(process window)
がえられ、ICフォトレジストに使用すれば、最も理想
的な直線関係(linear relationship )を示す。
【0061】2.また、分子設計の方式でエステル、酸
無水物、ケトンなどの官能基、およびカーボンリングを
導入することにより、本発明の開環重合体に優れた接着
性と耐エッチング性を付与することができる。よって、
薄膜塗布工業および感光工業に適用することができる。
【0062】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の方
法、特徴、および長所をさらに詳しく説明するが、これ
らは決して本発明の範囲を限定するものではなく、当該
技術に熟知した者ならば誰でも、本発明の精神と領域を
脱しない範囲内で各種の変動や工夫を加えられるべきで
ある。実施例1:開環重合体樹脂の合成 以下の式に従って合成を行なった。
【0063】
【化34】
【0064】t−ブチルノルボルネン−2−カルボキシ
レート4.85g、トリシクロ−8−メチル−8−エチ
ル[32.7 ,23.6 ,1,2]ラクトン4.45g、酢
酸15g、水5g、エタノール15g、および1,4−
ジオキサン15gを反応器に入れ、攪拌した後、ヘキサ
クロロイリデート(IV)カリウム0.72gと、亜鉛
0.98gを加え、60℃まで緩やかに加熱した。約1
0分後、0.21gの1−デセン(decene)を加え、2
4時間攪拌した。ついで、えられた反応液を、メタノー
ル100mlとn−ヘキサン100mlを混合してえら
れる混合液に加え、沈殿、濾過(6号濾紙を使用)、乾
燥を経た結果、白色固体の樹脂が7.22gえられた。
分析の結果、Tg =87℃(示差走査熱分析による)、
重量平均分子量=11200(ゲル透過クロマトグラフ
ィーによる)、樹脂の合成変換率は77%であった。実施例2:水素化反応 以下の式に従う水素化反応を行なった。
【0065】
【化35】
【0066】実施例1でえられた開環重合体樹脂5g
と、p−トルエンスルホニルヒドラジド25gを、23
0gのトルエンに溶解し、窒素ガスのもとで110℃ま
で加熱した。ついで、反応液を1時間還流させたら室温
まで冷却し、白色固体を濾過した。濾液を減圧により圧
縮してえられたゲル状の物質を、さらにメタノールで洗
浄すると、薄黄色の固体が1.48gえられた。分析の
結果、Tg =78℃(示差走査熱分析による)、重量平
均分子量=13200(ゲル透過クロマトグラフィーに
よる)、樹脂の合成変換率は29.6%であった。実施例3:樹脂の皮膜特性の測定 実施例1でえられた樹脂を2.25gとり、トリフェニ
ルスルホニウムトリフルオロスルフェート0.0675
g、および4−ブチルコラート0.1125gとともに
PGMEA(propylene glycol monomethyl ether acet
ate )12.75gに溶解し、12時間攪拌した。つい
で、反応液を0.2μmの濾膜で濾過した後、濾液を2
mlだけとり、回転速度3000rpmで4インチのウ
ェーハに塗布し、さらに130℃で焼き付けた(soft b
ake )した。Nanospecで薄膜の厚さを測定した
ところ、7040±27Åであった。厚さのぶれが小さ
いことから、薄膜特性が優れていることがわかる。実施例4:樹脂の光電感度性の測定 実施例3で薄膜を塗布したウェーハを、193nmのエ
キシマーレーザーで露光した。露光量は、それぞれ0、
2、4、6、8、10、12、14、16、18、2
0、24、28、32、42、52、74、124mJ
/cm2 であった。露光後、ウェーハを130℃まで加
熱し、1分後にさらに2.38%のテトラメチルアンモ
ニウム水酸化物溶液に浸し、1分間現像した。現像後ウ
ェーハを取り出し、今度は蒸留水に15秒浸した後、取
り出して乾燥させ、最後に塗膜の厚さを測定した。その
結果、露光量が28mJ/cm2 の場合、樹脂は完全に
感光・溶解したことがわかった。
【0067】以上に好ましい実施例を開示したが、これ
らは決して本発明の範囲を限定するものではなく、当該
技術に熟知した者ならば誰でも、本発明の精神と領域を
脱しない範囲内で各種の変動や工夫を加えられるべきで
ある。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、耐エッチング性、皮膜
特性、機械的性質に優れ、ガラス転移温度が低く、かつ
商用の現像剤で現像できる樹脂を提供できる。本発明の
樹脂を含有する塗膜用組成物は、均一な厚みを有し、ひ
び割れのない薄膜をもたらすことができる。また、本発
明の樹脂を含有する感光性組成物は、露光および現像の
後、好ましい解像度で樹脂パターンをもたらすことがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 陳 建 宏 台湾新竹市公園路186巷2弄5号 (72)発明者 葉 泰 聖 台湾屏東縣長治郷香楊路1巷36弄2−2号 (72)発明者 張 瑞 發 台湾新竹市光華二街81巷10弄39号1樓

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I)または(II): 【化1】 (ここで、AおよびBは互いに同一でも異なってもよ
    く、且つ各AおよびBは、ハロゲン、水素、炭素数3〜
    20の環式および多環式アルキル、炭素数1〜20の直
    鎖および枝分れアルキル、炭素数6〜20のアリール、
    炭素数7〜20のアリールアルキル、炭素数7〜20の
    アルキルアリール、シリル、アルキルシリル、ゲルミル
    (germyl)、アルキルゲルミル、アルコキシカルボニ
    ル、アシル、ならびに複素環よりなる群から独立して選
    択され、 あるいは、AおよびBは連結して炭素数が3〜20の飽
    和もしくは不飽和の環式炭化水素、または置換もしくは
    未置換の複素環を形成し、 CはO、S、 【化2】 −CH2 −、および−SiH2 −よりなる群から選択さ
    れ、 R1 は、炭素数1〜20のアルキル、およびフェニルよ
    りなる群から独立して選択され、 Rは、水素、ハロゲン、および炭素数1〜20のアルキ
    ルよりなる群から独立して選択され、 nは1〜6の整数である)で表される少なくとも1つの
    多環式オレフィンを、開環メタセシス重合させることに
    よりえられることを特徴とする開環重合体。
  2. 【請求項2】 nが1、CがOであることを特徴とする
    請求項1に記載の開環重合体。
  3. 【請求項3】 式(I)が、 【化3】 よりなる群から選択されることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の開環重合体。
  4. 【請求項4】 式(I)が、 【化4】 (ここで、mは1〜3の整数)であることを特徴とする
    請求項1または2に記載の開環重合体。
  5. 【請求項5】 式(I)が、 【化5】 (ここで、qは1〜3の整数、XはO、N、およびSよ
    りなる群から選択される)であることを特徴とする請求
    項1または2に記載の開環重合体。
  6. 【請求項6】 式(I)または(II)で表される少な
    くとも1つの多環式オレフィン、および少なくとも1つ
    の環式オレフィンを、開環メタセシス共重合させること
    によりえられることを特徴とする、請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の開環重合体。
  7. 【請求項7】 式(I)または(II)で表される少な
    くとも1つの多環式オレフィン、少なくとも1つの環式
    オレフィン、および少なくとも1つの環式オレフィン以
    外の単量体よりなる共重合体であることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の開環重合体。
  8. 【請求項8】 前記環式オレフィンがノルボルネンまた
    はノルボルネンの誘導体であることを特徴とする、請求
    項6または7に記載の開環重合体。
  9. 【請求項9】 前記ノルボルネンの誘導体が、 【化6】 (ここで、Dは酸で分解する保護基であり、酸の存在下
    で分解することにより開環重合体をアルカリ可溶にする
    ことができ、 各R3 は、水素、炭素数1〜20の直鎖および枝分れア
    ルキル、ならびに炭素数3〜20の環式および多環式ア
    ルキルよりなる群から独立して選択される)よりなる群
    から選択されることを特徴とする請求項8に記載の開環
    重合体。
  10. 【請求項10】 Dが、 【化7】 (ここで、R4 は水素、炭素数1〜20の直鎖および枝
    分れアルキル、ならびに炭素数3〜20の環式および多
    環式アルキルよりなる群から選択される)よりなる群か
    ら選択されることを特徴とする請求項9に記載の開環重
    合体。
  11. 【請求項11】 式(III): 【化8】 (ここで、AとBは互いに同一かまたは異なり、かつ各
    AとBはハロゲン、水素、炭素数3〜20の環式および
    多環式アルキル、炭素数1〜20の直鎖および枝分れア
    ルキル、炭素数6〜20のアリール、炭素数7〜20の
    アリールアルキル、炭素数7〜20のアルキルアリー
    ル、シリル、アルキルシリル、ゲルミル、アルキルゲル
    ミル、アルコキシカルボニル、アシル、ならびに複素環
    よりなる群から独立して選択され、 あるいは、AとBは連結して炭素数が3〜20の飽和も
    しくは不飽和の環式炭化水素、または置換もしくは未置
    換の複素環を形成し、 CはO、S、 【化9】 −CH2 −、および−SiH2 −よりなる群から選択さ
    れ、 R1 は、炭素数1〜20のアルキル、およびフェニルよ
    りなる群から独立して選択され、 Rは、水素、ハロゲン、および炭素数1〜20のアルキ
    ルよりなる群から独立して選択され、 Dは酸で分解する保護基であり、酸の存在下で分解する
    ことにより開環重合体をアルカリ可溶にすることがで
    き、 各R3 は、水素、炭素数1〜20の直鎖および枝分れア
    ルキル、ならびに炭素数3〜20の環式および多環式ア
    ルキルよりなる群から独立して選択され、 各X、Y、およびZは、対応する単量体のモル比であ
    り、 X+Y+Z=1であり、 各X、Y、Zは0.1から0.8の間である)で表され
    ることを特徴とする請求項1に記載の開環重合体。
  12. 【請求項12】 式: 【化10】 (ここで、A、B、C、D、RおよびR3 は前記と同義
    であり、pおよびqは対応する単量体のモル比で、p+
    q=1である)で表されることを特徴とする請求項1に
    記載の開環重合体。
  13. 【請求項13】 式: 【化11】 (ここで、pおよびqは対応する単量体のモル比で、p
    +q=1である)で表されることを特徴とする請求項1
    に記載の開環重合体。
  14. 【請求項14】 式(I)または(II)で表される少
    なくとも1つの多環式オレフィンを、有機金属化合物ま
    たはその混合物が触媒として存在する条件下で、開環メ
    タセシス重合させることによりえられ、該有機金属化合
    物がW、Ir、Ta、またはThを含有することを特徴
    とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の開環重
    合体。
  15. 【請求項15】 有機溶剤に可溶であることを特徴とす
    る、請求項1〜14のいずれか1項に記載の開環重合
    体。
  16. 【請求項16】 ガラス転移温度(Tg )が70〜15
    0℃であることを特徴とする請求項1〜15のいずれか
    1項に記載の開環重合体。
  17. 【請求項17】 重量平均分子量が1000〜1000
    00であることを特徴とする請求項1〜16のいずれか
    1項に記載の開環重合体。
  18. 【請求項18】 分解温度(Td )が80℃より高いこ
    とを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の
    開環重合体。
  19. 【請求項19】 前記開環重合体が酸で分解する保護基
    を有し、この保護基が酸の存在下で分解することにより
    開環重合体をアルカリ可溶にできることを特徴とする、
    請求項1〜18のいずれか1項に記載の開環重合体。
  20. 【請求項20】 式(I)または(II): 【化12】 (ここで、AおよびBは互いに同一でも異なってもよ
    く、かつ各AおよびBは、ハロゲン、水素、炭素数3〜
    20の環式および多環式アルキル、炭素数1〜20の直
    鎖および枝分れアルキル、炭素数6〜20のアリール、
    炭素数7〜20のアリールアルキル、炭素数7〜20の
    アルキルアリール、シリル、アルキルシリル、ゲルミル
    (germyl)、アルキルゲルミル、アルコキシカルボニ
    ル、アシル、ならびに複素環よりなる群から独立して選
    択され、 あるいは、AおよびBは連結して炭素数が3〜20の飽
    和もしくは不飽和の環式炭化水素、または置換もしくは
    未置換の複素環を形成し、 CはO、S、 【化13】 −CH2 −、および−SiH2 −よりなる群から選択さ
    れ、 R1 は、炭素数1〜20のアルキル、およびフェニルよ
    りなる群から独立して選択され、 Rは、水素、ハロゲン、および炭素数1〜20のアルキ
    ルよりなる群から独立して選択され、 nは1〜6の整数である)で表される少なくとも1つの
    多環式オレフィンを、開環メタセシス重合および水素化
    させることによりえられることを特徴とする開環重合
    体。
  21. 【請求項21】 nが1、CがOであることを特徴とす
    る請求項20に記載の開環重合体。
  22. 【請求項22】 式(I)が、 【化14】 よりなる群から選択されることを特徴とする、請求項2
    0または21に記載の開環重合体。
  23. 【請求項23】 式(I)が、 【化15】 (ここで、mは1〜3の整数)であることを特徴とす
    る、請求項20〜22のいずれか1項に記載の開環重合
    体。
  24. 【請求項24】 式(I)が、 【化16】 (ここで、qは1〜3の整数、XはO、N、およびSよ
    りなる群から選択される)であることを特徴とする、請
    求項20〜23のいずれか1項に記載の開環重合体。
  25. 【請求項25】 式(I)または(II)で表される少
    なくとも1つの多環式オレフィン、および少なくとも1
    つの環式オレフィンを、開環メタセシス共重合および水
    素化することによりえられることを特徴とする、請求項
    20〜24のいずれか1項に記載の開環重合体。
  26. 【請求項26】 式(I)または(II)で表される少
    なくとも1つの多環式オレフィン、少なくとも1つの環
    式オレフィン、および少なくとも1つの環式オレフィン
    以外の単量体よりなる共重合体を、水素化することによ
    りえられることを特徴とする、請求項20〜24のいず
    れか1項に記載の開環重合体。
  27. 【請求項27】 前記環式オレフィンがノルボルネンま
    たはノルボルネンの誘導体であることを特徴とする、請
    求項25または26に記載の開環重合体。
  28. 【請求項28】 前記ノルボルネンの誘導体が、 【化17】 (ここで、Dは酸で分解する保護基であり、酸の存在下
    で分解することにより開環重合体をアルカリ可溶にする
    ことができ、 各R3 は、水素、炭素数1〜20の直鎖および枝分れア
    ルキル、ならびに炭素数3〜20の環式および多環式ア
    ルキルよりなる群から独立して選択される)よりなる群
    から選択されることを特徴とする、請求項27に記載の
    開環重合体。
  29. 【請求項29】 Dが、 【化18】 (ここで、R4 は水素、炭素数1〜20の直鎖および枝
    分れアルキル、ならびに炭素数3〜20の環式および多
    環式アルキルよりなる群から選択される)よりなる群か
    ら選択されることを特徴とする、請求項28に記載の開
    環重合体。
  30. 【請求項30】 式(IV): 【化19】 (ここで、A、B、C、R、R3 、およびDは前に定義
    したとおりであり、 各X、Y、およびZは対応する単量体のモル比であり、 X+Y+Z=1であり、 各X、Y、Zは0.1から0.8の間である)で表され
    ることを特徴とする、請求項20に記載の開環重合体。
  31. 【請求項31】 【化20】 (ここで、A、B、C、D、RおよびR3 は前記と同義
    であり、pおよびqは対応する単量体のモル比であり、
    p+q=1である)で表されることを特徴とする請求項
    20に記載の開環重合体。
  32. 【請求項32】 【化21】 (ここで、pおよびqは対応する単量体のモル比であ
    り、p+q=1である)で表されることを特徴とする請
    求項20に記載の開環重合体。
  33. 【請求項33】 式(I)または(II)で表される少
    なくとも1つの多環式オレフィンを、有機金属化合物ま
    たはその混合物が触媒として存在する条件下で、開環メ
    タセシス重合および水素化させることによりえられ、該
    有機金属化合物がW、Ir、Ta、またはThを含有す
    ることを特徴とする、請求項20〜32のいずれか1項
    に記載の開環重合体。
  34. 【請求項34】 有機溶剤に可溶であることを特徴とす
    る、請求項20〜33のいずれか1項に記載の開環重合
    体。
  35. 【請求項35】 ガラス転移温度(Tg )が70〜15
    0℃であることを特徴とする、請求項20〜34のいず
    れか1項に記載の開環重合体。
  36. 【請求項36】 重量平均分子量が1000〜1000
    00であることを特徴とする、請求項20〜35のいず
    れか1項に記載の開環重合体。
  37. 【請求項37】 分解温度(Td )が80℃より高いこ
    とを特徴とする、請求項20〜36のいずれか1項に記
    載の開環重合体。
  38. 【請求項38】 前記開環重合体が酸で分解する保護基
    を有し、この保護基が酸の存在下で分解することにより
    開環重合体をアルカリ可溶にできることを特徴とする、
    請求項20〜37のいずれか1項に記載の開環重合体。
  39. 【請求項39】 請求項1〜38のいずれか1項に記載
    の開環重合体を含有することを特徴とする薄膜塗布組成
    物。
  40. 【請求項40】 請求項1〜38のいずれか1項に記載
    の開環重合体を含有することを特徴とする感光性組成
    物。
  41. 【請求項41】 感光性を示すときの波長が150〜6
    00nmであることを特徴とする請求項40に記載の感
    光性組成物。
  42. 【請求項42】 感光性を示すときの波長が193nm
    または248nmであることを特徴とする請求項40に
    記載の感光性組成物。
  43. 【請求項43】 請求項1〜38のいずれか1項に記載
    の開環重合体、およびこの開環重合体以外の重合体を含
    有することを特徴とするポリマーブレンド。
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