JP2000015633A - 未硬化樹脂シート - Google Patents

未硬化樹脂シート

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JP2000015633A
JP2000015633A JP10187635A JP18763598A JP2000015633A JP 2000015633 A JP2000015633 A JP 2000015633A JP 10187635 A JP10187635 A JP 10187635A JP 18763598 A JP18763598 A JP 18763598A JP 2000015633 A JP2000015633 A JP 2000015633A
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sheet
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JP10187635A
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Koichi Araki
公一 荒木
Toshio Kanbe
利雄 神戸
Kenichi Iimura
憲一 飯村
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Taiei Sales & Engineering Corp
TAIEI SHOKO KK
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Taiei Sales & Engineering Corp
TAIEI SHOKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FRP成形体の損傷部、成形体を手作業で形
成することのできる未硬化樹脂シート。 【構成】 配合態様の異なった流体基材4を任意に選択
して、複数の異質繊維強化材5のそれぞれに含浸させて
基材シート6…が形成され、該基材シート6…の複数が
積層され、その表裏面に離形フィルムが貼着されて一体
に形成されたことを特徴とする未硬化樹脂シート1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、未硬化樹脂シー
トに係り、特にFRP(繊維強化プラスチック)製成形
体を製造、或いはそれらFRP製品の亀裂、剥離などの
損傷部の補修に使用する未硬化樹脂シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、未硬化樹脂シートは、加熱加圧の
プレス成形用のもので、その配合組成も画一的なもので
ある。例えばウオータスライダのFRP製滑走樋等の損
傷部の補修等に手作業で使用することのできる未硬化樹
脂シートは、必要性がないので造成されていないし、そ
れら補修には流動性のある樹脂が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば前記滑走樋の破
損等が生じたときに、仮に前記プレス成形用未硬化樹脂
シートを使用することは困難である。それらの未硬化樹
脂シートは高圧高温をかけて圧縮成形するように素材配
合されているので、それを前記既存の滑走樋に貼付して
も、手作業に適する加圧手段、加熱手段がなく、作業ス
ペースの厳しい制約を受ける高所作業で実施することは
至難の技で、施工後の品質面で無理が生じ、作業性、コ
スト面で、実用性がないものであった。またFRPの特
性を設計通りに引き出すためには繊維強化材(マット,
ロービング等)の種類選定や材質の選定、使用する順序
及びそれぞれの繊維強化材に付着含有する配合樹脂組成
及び量によって性能は著しく異なる。それ故に熟練した
作業者が要求されるが、前記プレス成形用未硬化樹脂シ
ートでは、内容が単一的であるので、異なった現場にお
ける手作業施工に使用することが出来ない。この発明は
そのような実情から、手作業における施工性に優れた未
硬化樹脂シートを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を解
決し、目的を達成するために次のような技術的な手段を
講じた。ここでいう未硬化樹脂シートとは、樹脂主材、
溶媒、硬化剤、必要に応じて公知の調硬剤、膨潤剤、充
填材、顔料、耐候剤、離形剤、等を混合した流体基材を
単独で層体に形成し、あるいは流性のあるうちに繊維強
化材(クロス、マット等)に含浸させ、経時的に硬度を
高めて、0.5〜5ミリの可塑性シート状に形成したも
のをいう。このうち、繊維強化材に流体基材を含浸させ
た状態のものを基材シートという。樹脂主材とは、FR
P成形に使用する融点の高い固形熱硬化性合成樹脂、例
えば不飽和ポリエステル系樹脂、エポキシ、フェノー
ル、メラミン系樹脂等をいい、あらかじめ光重合開始剤
を混合した物、溶媒の含まれた物も含まれる。溶媒と
は、融点の高い固形の樹脂主材に流動性を付与する流体
熱可塑性合成樹脂、例えばスチレン系樹脂、アクリル系
樹脂、をいう。硬化剤とは、加熱、化学反応、あるいは
光硬化(光重合開始剤、紫外線硬化、電子線硬化)の作
用によって流体基材を硬化させる薬剤をいう。流体基材
とは、前記樹脂主材、溶媒、硬化剤のほかに、必要に応
じて、調硬剤、膨潤剤、添加剤、無機充填材、難燃剤、
顔料、耐候剤、離型剤、揺変剤から選択される1種以上
のものを混合したもので軟性飴状のものをいう。表層材
とは、流体基材の内で、特に成形体の表面に適した素材
構成(必要に応じてゴム系樹脂、着色剤を含む)を選択
した混合体の軟性飴状のものをいい、俗にいうゲルコー
ト材も含む。調硬剤とは、前記流体基材に混合したとき
に流体基材に作用して流動性を低下させ硬度を高める薬
剤(例えばアルカリ金属土類の酸化物)、粉末(含粒
体)熱可塑性合成樹脂(スチレン系樹脂、アクリル系樹
脂、)、炭酸カルシウム等をいう。繊維強化材とは、無
機繊維、有機繊維、金属繊維、ガラス繊維.カーボン繊
維、アラミド繊維等の鉱物繊維のチョップドストラン
ド、チョップドストランドマット、ストランドクロス、
サーフェスマット、ロービング、ロービングクロス、コ
ンティニュアスストランドマット等をいい、マット状と
いうのはこの中でマットとクロスを指す。異質マット状
繊維強化材とは、繊維の質、密度、組成、態様、厚み等
のいずれか一つ以上が異なっている物をいう。離形フィ
ルムとは、前記流体基材層の表面を保護するための被覆
材で、前記流体基材樹脂層からの剥離性に優れている紙
布状の物をいう。硬化作用発現とは、流体基材を硬化さ
せるための、熱作用、化学反応、光重合作用などをい
う。成形体とは、FRPの成形体であって、既に地上、
建造物などに設置、架設されている物、並びに、架設物
の一部に使用されているFRPの成形体、或いはその目
的で新規に製造される成形体、それらの損傷部を補修に
より成形した部分をいう。この発明の具体的な構成内容
は次の通りである。
【0005】流体基材を層体として、その表裏面にそれ
ぞれ、剥離性の異なった材質の離形フィルムが貼着され
て一体に形成された未硬化樹脂シート。
【0006】マット状の繊維強化材に流体基材が含浸さ
れ、その表裏面にそれぞれ剥離性の異なった材質の離形
フィルムが貼着されて一体に形成された未硬化樹脂シー
ト。
【0007】マット状の繊維強化材と流体基材層とが積
層され、その表裏面にそれぞれ離形フィルムが貼着さ
れ、一体に形成された未硬化樹脂シート。
【0008】流体基材の層体が、恒温ではシート状で、
60℃前後では軟化するよう素材構成されている未硬化
樹脂シート。
【0009】配合態様の異なった流体基材を任意に選択
して、複数の異質繊維強化材のそれぞれに含浸させて、
基材シートが形成され、該基材シートの複数が積層さ
れ、その表裏面に離形フィルムが貼着されて一体に形成
された未硬化樹脂シート。
【0010】前記離形フィルムの少なくとも一枚の内面
には表層材層が形成されて一体に形成された未硬化樹脂
シート。
【0011】
【作用】上記のように構成されたこの発明は次のような
作用を有している。未硬化樹脂シートは成形体の補修に
当って、当該成形体の補修に適した素材配合で工場で製
造することができる。従って、流体基材の配合態様の異
なった物ごとにシートとしておくことによって、施工に
適するシートを選定して現場に運び、補修の場所、例え
ば水中、衝撃を受けやすい部分、陽当り部等によって、
それに適した配合態様の未硬化樹脂シートを選択するこ
とができる。
【0012】表裏の離形フィルムの材質、剥離性が異な
っているものは、剥離性の容易な方を先に剥離してその
面を補修部に接触させて施工する事ができる。また離形
フィルムに表層材層が形成されているものにおいては、
成形体の基礎部分と表層部分とを同時に形成することが
できる。
【0013】温度上昇によって軟化する未硬化樹脂シー
トにおいては、運搬時にはシートとして運搬することが
でき、現場では加熱することによって軟化させて薄いシ
ートを団子状にもすることができる。
【0014】配合態様の異なった流体基材を任意に選択
して、複数の異質繊維強化材のそれぞれに含浸させて、
基材シートが形成され、該基材シートの複数が積層され
ているものは、例えば全体としての強度、基礎部の強
度、表層の強度(例えば耐塩素性、耐候性)等、組成構
成が最初から判っているので、現場で即応させて、成型
体の正確な組成設定をすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態例を図面を
参照して説明する。図1は未硬化樹脂シートの縦断正面
図である。PVA(ポリビニールアルコール)フィルム
からなる離形フィルム2の上に流体基材層4が形成さ
れ、パラフィン紙からなる離形フィルム3が被着されて
未硬化樹脂シート1が形成されている。調硬剤その他の
素材の材質、量、硬化させる温度等の選択により、例え
ば35℃前後ではシート状、60℃前後では軟化するよ
うに調節することができる。透光性のあるものにおいて
は、硬化剤として光硬化開始剤を選択することができ
る。前記離形フィルム2,3はこの流体基材層4に対す
る剥離性がよいもので、その素材によって、例えば、パ
ラフィン紙の方がPVAフィルムよりも剥離性がよい。
流体基材4の層体化は、ヘラ塗布、スプレィガン、ロー
ラ、型注入など任意の手段で行われる。未硬化樹脂シー
ト1の肉厚は流体基材4の塗着量、或いはローラなどに
よる圧延により0.2〜5ミリなど任意に設定すること
ができる。前記離形フィルム2の内面には、着色された
或いは透明な表層材層(図示せず)を形成することがで
きる。前記流体基材層4の素材配合は、単一ではなく、
未硬化樹脂シート1の個別ごとに変化させて、セットに
することができる。
【0016】図2は未硬化樹脂シート1の第2形態例を
示す縦断正面図である。これは流体基材4を繊維強化材
5に含浸させた積層体である。該繊維強化材5は単体、
或いは複数の積層にすることができる。この未硬化樹脂
シート1における流体基材4並びに繊維強化材5の種類
は、単一でなく、個別にそれぞれ異なった配合のもの、
異なった繊維強化材5のものを複数作成して、セットと
して組合わせることができる。勿論、離形フィルム2の
内面に表層材層(図示せず)を形成することができる。
【0017】図3は第3形態例の未硬化樹脂シート1の
縦断正面図である。この形態は、複数の異質マット状繊
維強化材5…それぞれに、配合態様の異なった流体基材
4…を含浸させて基材シート6…が形成され、該基材シ
ート6…の複数が順次に積層されたものである。該異質
マット状繊維強化材5…は繊維の種類、糸番手、形態、
厚み、等の異なる物が任意に選択される。例えば、サー
フェイスマット、チョップドストランドマット、ロービ
ングクロス、チョップドストランドマット等が一シート
用に選定される。前記配合態様の異なった流体基材4…
も配合組成の他に、量、厚み、硬度、色彩等任意に選択
され、例えば、耐蝕性樹脂ガラスコンテント10%、耐
蝕性樹脂ガラスコンテント30%、一般不飽和ポリエス
テル樹脂ガラスコンテント50%、一般不飽和ポリエス
テル樹脂ガラスコンテント30%等が一シートの成層用
に選定される。このように、各場所のガラスコンテント
に変えることができる。これらの組合わせも単一ではな
く、異なった複数を一セットとすることができる。すな
わち、特定の成形体に適合する配合組成の未硬化樹脂シ
ート1を選択するだけで、現場ですぐに施工をすること
ができる。また単一の成形体であっても、成形体の位置
(例えば水に浸る部分、陽にあたる部分、衝撃を受けや
すい部分等)に適する配合組成の未硬化樹脂シート1を
選択的に使用することができる。この態様は、成型体の
組成に合う態様に造成しておくもので、現場で配合計算
をすることなく、そのまま使用することができ、既存成
型体と均一な組成の補修成型体を容易に形成することが
できる。
【0018】既成の成形体を補修する場合、当該成形体
の組成に合うように繊維強化材と流体基材を積層させな
ければならないが、積層については、完成後の積層の状
態に合うように計算をして繊維強化材を選定し、流体基
材の質を選定し計量して積層をすることになるが、計算
には熟練を要し、また計算通りに仕上がらないという難
点がある。その点ではこのシートは素材組成の内容が正
確に設定されているので、現場に合わせて使用する未硬
化樹脂シートを選定することができる。
【0019】前記未硬化樹脂シート1の構成素材として
は、例えば、 流体基材として 樹脂主材 60〜75重量部 溶媒 25〜40重量部 硬化剤 0.5〜5重量部 の範囲で選択される。この場合、前記樹脂主剤と溶媒の
合計が100となる配合で、樹脂主剤と溶媒とが、あら
かじめ配合されているものを選択する事ができる。又必
要に応じて公知の、調硬剤、充填材、膨潤剤、耐候剤、
可塑剤、顔料、離形剤等が任意に添加される。
【0020】前記樹脂主材はFRP用の一般的な不飽和
ポリエステル樹脂が使用される。必要に応じて、光硬化
開始剤入の樹脂(リゴラック1557、リポキシR80
8=昭和高分子製)を使用することができる。溶媒とし
て例えばスチレン単量体、硬化剤として、例えばパーキ
ュア0、パッカードックス16、パーブチルZ(いずれ
も日本油脂製)等の一般的な熱硬化型、化学反応型のほ
かに、紫外線硬化剤(例えばベンゾィル化合物、アシロ
イン、アシロインエステル、アシロインエーテル、アシ
ルホスフィンオキシド化合物)、電子線硬化剤(EB硬
化)、光硬化開始剤(リゴラック1557、リポキシR
−808=昭和高分子)等が任意(単体もしくは複合)
に選択使用される。
【0021】調硬剤として一般的なものは、アルカリ土
金属類の化合物、粉体熱可塑性樹脂(例えば粉体スチレ
ン樹脂、粉体アクリル樹脂等)、或いは炭酸カルシウ
ム、揺変剤等が使用される。充填材としては一般的な炭
酸カルシウム、酸化マグネシウム等が使用される。離形
剤としてはステアリン酸亜鉛その他の脂肪酸が使用され
る。
【0022】硬化作用発現の促進には、硬化剤の種類に
よって、熱源(ドライヤ、赤外線、電磁誘導加熱)、光
照射(メタルハライドランプ、ハロゲンランプ、太陽
光、紫外線発生装置=波長380〜1800nm)、電
子線発生装置、速ゲル化硬化剤等が使用される。
【0023】光硬化開始剤(リゴラック1557、リポ
キシR−808)が使用されているときは、3kwメタ
ルハライドランプによる10分間(照射距離1m)の照
射で十分な硬度まで硬化させることができる。例えば紫
外線硬化剤が使用されているときは、紫外線発生装置
(波長380〜1800nm)等で所用の(3分〜5
分)の照射をする。20分前後で十分な強度に硬化させ
ることができる。
【0024】着色された未硬化樹脂シート1(離形フィ
ルムの内面に着色された表層材層が形成されているもの
を含む)で着色する場合には、これは光硬化は無理なの
で、別の硬化剤による別の硬化作用発現をして硬化させ
る。
【0025】前記構成の未硬化樹脂シート1は、剥離し
やすい離形フィルム3を剥離させ、補修部に貼着させ
る。表の離形フィルム2の上からヘラ、コテなどを当て
て表面処理を行う。この場合、温度上昇によって軟化す
る流体基材を使用しているものにおいては、60℃前後
に加熱して柔軟性を生起させると、凹凸のある部分に対
応して表面を平坦にすることができ、また片面の離形フ
ィルムを剥離し、柔軟化させて扁平な流動基材層4を、
未硬化樹脂シート1の中央部へ例えば団子状に掻き寄せ
てから補修部に貼着させることが出来る。表面の離形フ
ィルム2を剥離せずに硬化作用発現をして後に離形フィ
ルム2を剥離すると、表面は平滑になっている。
【0026】図4は、例えば屋上に簡易な池を形成する
方法を示すものである。すなわち屋上7に石囲い8を作
り排水管9を配設し、粘土10などで固定する。このよ
うにして形成された施工部11に前記未硬化樹脂シート
1…を配設して、流体基材4層に流動性を生起させて積
層する。適度の厚みにしてから表面処理をし、硬化させ
ると、池状の成形体12が短時間で形成される。水を満
たせばすぐにでも金魚を入れる事ができる。
【0027】この発明は前記形態例に限定されるもので
はなく、目的に合わせて適宜設計変更をすることができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上のように構成されたこの発明は、次
のような優れた効果を有している。
【0029】補修現場で樹脂主材とその他の薬剤を調合
する必要がないので、混合容器、攪拌具、泡立て器、含
侵ローラ、脱泡ローラ、等を現場に持込む必要がなく、
手軽に作業をすることができる効果がある。
【0030】樹脂混合用の道具類が必要なくなったた
め、それらの洗浄に用いる有機溶剤も不用となり、有機
溶剤作業主任の資格者が現場に赴く必要がなくなる効果
があり、現場で有機溶剤を使用しないでよいので、環境
への配慮並びに作業者の健康管理等にも有利となる効果
がある。
【0031】未硬化樹脂シートを使用するので、短時間
で補修作業をすることができ、光硬化開始剤の使用によ
り硬化時間を早くすることができるため、作業後即時に
使用することができる効果がある。
【0032】天候、気温、湿度などに制約を受けずに作
業を展開することができ、マット或いはクロスの繊維強
化材に流動基材を含浸させた未硬化樹脂シートを使用す
るので、短時間で均一な素材構成の未硬化樹脂シートを
補修部へ配設する事ができることから、補修部における
強度面での向上を図ることができる効果がある。
【0033】未硬化樹脂シートの表裏に貼付する離形フ
イルムの材質を変化させておく物においては、剥離しや
すい離形フイルムを先に剥離して損傷部に貼付させるこ
とによって施工性が向上する効果がある。
【0034】温度によって硬度が異なる未硬化樹脂シー
トにおいては、シートで現場に持ち運び、現場で軟化さ
せることによって、容易に手で複雑な形状に整形して損
傷部あるいは成形体の形状に適合させる事が出来る効果
がある。
【0035】構成材質の異なる未硬化樹脂シートの複数
を組み合わせるものにおいては、成形体の部位に適合し
た材質のシートをそれぞれに適合させて使用することが
できる効果がある。
【0036】離形フイルムに表層材層が形成されている
ものは、基礎部分と表層とを同時に形成することができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 未硬化樹脂シートの縦断正面図である。
【図2】 未硬化樹脂シートの第2形態例を示す縦断正
面図である。
【図3】 未硬化樹脂シートの第3形態例を示す縦断正
面図である。
【図4】 成形体の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 未硬化樹脂シート 2,3 離形フイルム 4 流体基材層 5 繊維強化材 6 基材シート 7 屋上 8 石囲い 9 排水管 10 粘土 11 施工部 12 成形体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 105:06 (72)発明者 飯村 憲一 茨城県下館市女方511番地 株式会社泰榮 製作所内 Fターム(参考) 2E109 AA07 AB04 CA02 CA07 CB01 CB04 DA03 DB11 FA11 4F072 AA01 AA07 AB29 AD38 AG03 AG16 AG18 AH21 AJ22 AK05 4F100 AK44 AT00A AT00B AT00C AT00D BA03 BA04 BA05 BA06 BA10B BA10C BA13 BA26 CA02 CA23 DG01 DH02A DH02D JB15 JK13A JK13D JL14B JL14C 4F205 AA36 AD08 AD16 AG03 HA06 HA14 HA33 HA35 HC06 HF01 HT11 HT20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体基材を層体として、その表裏面にそ
    れぞれ、剥離性の異なった材質の離形フィルムが貼着さ
    れて一体に形成されたことを特徴とする未硬化樹脂シー
    ト。
  2. 【請求項2】 マット状の繊維強化材に流体基材が含浸
    され、その表裏面にそれぞれ剥離性の異なった材質の離
    形フィルムが貼着されて一体に形成されたことを特徴と
    する未硬化樹脂シート。
  3. 【請求項3】 前記流体基材の層体が、恒温ではシート
    状で60℃前後では軟化するよう素材構成されている事
    を特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載された
    未硬化樹脂シート。
  4. 【請求項4】 配合態様の異なった流体基材を任意に選
    択して、複数の異質繊維強化材のそれぞれに含浸させて
    基材シートが形成され、該基材シートの複数が積層さ
    れ、その表裏面に離形フィルムが貼着されて一体に形成
    されたことを特徴とする未硬化樹脂シート。
  5. 【請求項5】 前記離形フィルムの少なくとも一枚の内
    面には表層材層が形成されて一体に形成されたことを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載された未硬
    化樹脂シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104234245A (zh) * 2014-09-29 2014-12-24 盐城市长达建材科技有限公司 裂缝自愈合免拆保温系统及其制备方法
CN114055801A (zh) * 2021-11-06 2022-02-18 中国电子科技集团公司第二十研究所 一种无模具纤维增强复合材料低压成型方法

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