JP2000015526A - 自動リベッタ - Google Patents

自動リベッタ

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JP2000015526A
JP2000015526A JP10186043A JP18604398A JP2000015526A JP 2000015526 A JP2000015526 A JP 2000015526A JP 10186043 A JP10186043 A JP 10186043A JP 18604398 A JP18604398 A JP 18604398A JP 2000015526 A JP2000015526 A JP 2000015526A
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JP
Japan
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rivet
frame
insertion device
work
cylinder tube
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Withdrawn
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JP10186043A
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English (en)
Inventor
Masao Nakagawa
政夫 中川
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リベットの締結に際して加わる荷重によるリ
ベッタの構成部材の変形、あるいは機器の損傷等の悪影
響を回避する。 【解決手段】 締結すべきワークの片側面にてリベット
を保持し切削手段にて形成された開口に該リベットの胴
部を差し入れるリベット挿入装置と、該ワークの反対側
の面にて該開口に挿入されたリベットと対面しリベット
挿入装置との協働にてリベットを加圧してワークの締結
を行う押圧装置とを備えた自動リベッタにおいて、この
リベッタに、押圧装置による加圧にて生じる反力をリベ
ット挿入装置を通して直接受けるフレームを配置するよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、とくに航空機の機
体を製作する際に用いて好適な自動リベッタに関し、該
リベッタの長期にわたる使用においても高い精度のもと
にワークを締結しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】航空機の機体胴体部は、表面に比較的厚
さの薄いアルミ合金の板が配置され、その裏側には補強
部材が設けれた構造になっていて、板と補強部材はリベ
ットで締結されているのが一般的になっている。
【0003】リベットによる部材同士の締結は原始的で
はあるが、現在最も強固な締結法であり、リベットの締
結には自動リベッタが適用されている。図1は、現在使
用されている自動リベッタの外観を示したものであり、
図2はその要部の構成を模式的に示したものである。か
かるリベッタは、C型フレームFを備え、そのフレーム
Fの上部には、ヘッド移動装置hが設けられている。ベ
ッド移動装置hの内部には油圧モータ1を有しクランプ
cにて位置決めされたワークwにリベットを挿入する開
口を形成する切削装置2、位置決め監視カメラ3、近接
スイッチを備えるリベット挿入装置4、リベットインジ
ャクタ5が配置されており、一方、フレームFの下方に
は押圧装置6が配置されていて、リベット挿入装置4に
よってワークwの開口にリベットを挿入した状態で該挿
入装置4と押圧装置6の相互間でリベットを加圧し、そ
の胴部先端をつぶすことによってワークw同士の締結を
行うようになっていた。
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成になる従来の自動リベッタはヘッド移動装置h内
に配置される切削装置2等が駆動用油圧シリンダ7によ
ってカムフォロア8に沿い移動可能とする基板9に固定
保持された仕組みになっていたため以下のような不具合
があった。
【0004】とくに航空機用のリベッタは、通常のリベ
ッタに比較して高精度(リベットを挿入する開口の径は
±0.025mm以下とする)が要求されるが、リベット
の締結に際して約10トンにも及ぶような加圧力が加え
られた場合にヘッド移動装置h内の基板9やその周辺部
材にはその反力がかかることから基板9を誘導するガイ
ド部材gに補強リブrなどを設けるような対策をとって
も基板やガイド部材自体の変形が避けられずリベットの
締結に際してリベットの頭と開口とかしっかりと密着し
ない(密着しないと所定の強度を確保することができな
い)不具合があった。
【0005】また、基板9はガイド部材gとカムフォロ
ア8の相互間で摺動することによって移動するが、長期
にわたる使用でその摺動面が摩耗したり、カムフォロア
8の回転不良が発生しヘッド移動装置h内に配置した機
器を精度よく案内できないことがあることに加え、基板
9を駆動する駆動油圧シンダにも余計な負荷がかかり大
きな偏心荷重が加わった場合にシリンダーが破損するの
は避けられない。
【0006】本発明の目的は、高い精度のもとでリベッ
トによるワークの締結を長期間実施することができる、
とくに航空機の機体の製作に使用して好適な自動リベッ
タを提案するところにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、締結すべきワ
ークの片側面にてリベットを保持し切削手段にて形成さ
れた開口に該リベットの胴部を差し入れるリベット挿入
装置と、該ワークの反対側の面にて該開口に挿入された
リベットと対面しリベット挿入装置との協働にてリベッ
トを加圧してワークの締結を行う押圧装置とを備えた自
動リベッタであって、このリベッタに、押圧装置による
加圧にて生じる反力をリベット挿入装置を通して直接受
けるフレームを配置したことを特徴とする自動リベッタ
であり、上記のリベット挿入装置としては、先端部にリ
ベットを保持しワークに形成された開口に伸びるピスト
ンと、装置に対する反力によって後方へ移動してその後
端部がフレームに突き当たるシリンダーチューブと、こ
のシリンダーチューブを固定保持するサポートからなる
ものとする。また、シリンダーチューブがフレームに突
き当たるチューブ後端部には凸部または凹部を設け、フ
レームの受け面にはこれに対応する凹部または凸部を設
けるものとする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明においてはリベットによる
ワークの締結の際のリベッタにかかる反力はリベット挿
入装置を経て直接フレームにて受けるようにしたので該
反力が機器に損傷を与えるようなことはない。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明をより具体的
に説明する。図3〜5はC型フレームを用いた本発明に
従う自動リベッタを模式的に示したものであり、図にお
いて10はリベッタを構成するC型フレーム、11はC
型フレーム10の上部において連結するメインフレー
ム、12はこのメインフレーム11に一体に設けたサブ
フレームである。また、13はリベットを挿入するため
の開口を形成する切削装置、14は一端をサブフレーム
12において連結したカバー兼補強部材であり、この補
強部材14の内側には、ワークwを保持するワーククラ
ンプ15と、ワークwに近接、離隔する向きでその動き
を規制するスイッチs1 を備えワークwの開口に対して
リベットを挿入するリベット挿入装置16と、各機器の
配置状況およびリベットの挿入状況を監視する監視カメ
ラ17と、リベット挿入装置16にリベットを供給する
リベットインジェクタEが配置される。
【0010】また、18はサーボモータ、19はサーボ
モータ18にボールねじ等を介してつながり該サーボモ
ータ18の作動によってメインフレーム10の側壁に設
けたガイドに沿って移動可能なスライダーであって、こ
のスライダー19には上記切削装置13、リベット挿入
装置16、監視カメラ17、そしてスピンドルを駆動し
て切削装置13を駆動するためのスピンドルモータ20
が配置され、スライダー19とともに移動することがで
きるようになっている。21はC型フレーム10の下部
において配置される押圧装置であって、この押圧装置2
1はリベット挿入装置16にて開口に挿入されたリベッ
トを該挿入装置16との協働にて加圧しリベット胴部先
端を押しつぶすことによってワークの締結を行う。
【0011】本発明においてワーク同士を締結するに
は、まず、クランプ15にてワークを固定したのち、ス
ライダー19を作動させワークの所定位置に切削装置1
3が配置されるように移動させ、該装置13にてまず開
口を設ける。そして次に、スライダー19を作動させワ
ークに設けた開口にリベット挿入装置16を配置してリ
ベットを挿入し、その状態を維持したまま押圧装置21
を作動させリベット挿入装置16と押圧装置21とにて
リベットの胴部先端を押しつぶしてワークの締結を完了
する。
【0012】図6、図7は本発明に適用して好適なリベ
ット挿入装置16のより具体的な構成を押圧開始前(加
圧前)と押圧中(加圧中)について示したものであり、
この装置16は先端部にリベットを保持しワークの開口
にのびるピストン16aとリベットの胴部先端を押しつ
ぶす際の装置にかかる反力によって後方へ移動してこの
後端部がフレームのうちサブフレーム12に突き当たる
シリンダーチューブ16bとこのシリンダーチューブ1
6bをスライダー19に固定保持するサポートからなっ
ていて、リベットを加圧するに際してはその反力がリベ
ット挿入装置16のシリンダーチューブ16bを通して
直接サブフレーム12が受けることになるので他の構成
部材に余計な負荷がかかるようなことはない。
【0013】本発明においてはスライダー19に監視カ
メラ17を設けてあり、各機器の配置状況を把握すると
ができるため正確な配置が可能であるが、長期間の使用
においては可動部分の摩耗等が起こり、とくに過大な力
がかかるリベット挿入装置16においてはシリンダー等
に偏心荷重がかかり破損を招かないとはいえない。
【0014】このため本発明においてはシリンダーチュ
ーブ16bの後端部に凸部または凹部を設け、このチュ
ーブ16bの後端部に接触するサブフレーム12にチュ
ーブ16bの後端部に設けた凸部または凹部に適合する
凹部または凸部を設ける。
【0015】上掲図6、7において16cはシリンダー
チューブ16bの後端部に設けた凸部(突起)であり、
12aは凸部に適合する凹部を有しサブフレーム12に
固定保持した受けプレートである。シリンダーチューブ
16bおよびサブフレーム12にこのような部材を設け
ると、押圧装置21によるリベットの押圧に際してリベ
ット挿入装置16に偏心荷重が加わった場合にあっても
突起16cがサブフレーム12の受けプレート12aの
凹部に嵌まり合うことによってピストン16aの中心軸
と押圧装置21のピストの中心軸が合致するようになる
ので、摩耗等によって配置位置が多少ずれたりがたつき
があったとしてもこのようなずれやがたつきを吸収する
ことができるので機器の損傷につながる偏心荷重は極め
て小さなものとなる。
【0016】
【発明の効果】本発明においては以下のような効果が期
待できる。 a.本発明においてはサブフレームを新たに設け各機器
をメインフレーム内で移動できる構造を採用してあるの
で開放的な構造となりメンテナンスを行いやすい。 b.リベットの胴部先端を押しつぶす加圧力は、リベッ
ト挿入装置と押圧装置の相互間で行われ、その際の反力
はリベット挿入装置のシリンダーチューブを経て直接フ
レーム(サブフレーム)で受けることが可能であり、比
較的強度の低いけれども正確な位置調整を行うことがき
るリニアガイド等を適用し得る。 c.サブフレームに設けた受け部材あるいはリベット挿
入装置のシリンダーチューブの後端部に設けた凸部ある
いは凹部を脱着自在としておくことによってその取り替
えを簡便に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自動リベッタの構成を示した図である。
【図2】図1に示した自動リベッタの正面を示した図で
ある。
【図3】本発明に従う自動リベッタの外観を示した図で
ある。
【図4】図3に示した自動リベッタの正面を示した図で
ある。
【図5】図3に示した自動リベッタの側面を示した図で
ある。
【図6】加圧前におけるリベット挿入装置のピストン、
シリンダーチューブの状態を示した図である。
【図7】加圧中におけるリベット挿入装置のピストン、
シリンダーチューブの状態を示した図である。
【符号の説明】
1 油圧モータ 2 切削装置 3 監視カメラ 4 リベット挿入装置 5 リベットインジェクタ 6 押圧装置 7 駆動用油圧シリンダ 8 カムフォロア 9 基板 10 C型フレーム 11 メインフレーム 12 サブフレーム 13 切削装置 14 補強部材 15 ワーククランプ 16 リベット挿入装置 17 監視カメラ 18 サーボモータ 19 スライダー 20 スピンドルモータ 21 押圧装置 F C型フレーム w ワーク h ヘッド移動装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締結すべきワークの片側面にてリベット
    を保持し切削手段にて形成された開口に該リベットの胴
    部を差し入れるリベット挿入装置と、該ワークの反対側
    の面にて該開口に挿入されたリベットと対面しリベット
    挿入装置との協働にてリベットを加圧してワークの締結
    を行う押圧装置とを備えた自動リベッタであって、 このリベッタに、押圧装置による加圧にて生じる反力を
    リベット挿入装置を通して直接受けるフレームを配置し
    たことを特徴とする自動リベッタ。
  2. 【請求項2】 フレームは反力を受けるプレートを備え
    たものである、請求項1記載の自動リベッタ。
  3. 【請求項3】 プレートはその反力を受ける面に凹部ま
    たは凸部を有するものである、請求項2記載の自動リベ
    ッタ。
  4. 【請求項4】 リベット挿入装置は、先端部にリベット
    を保持しワークに形成された開口に伸びるピストンと、
    装置に対する反力によって後方へ移動してその後端部が
    フレームに突き当たるシリンダーチューブと、このシリ
    ンダチューブを固定保持するサポートからなる、請求項
    1記載の自動リベッタ。
  5. 【請求項5】 シリンダーチューブはフレームに突き当
    たるチューブ後端部に凸部または凹部を有し、フレーム
    の受け面にはこれに対応する凹部または凸部を有する請
    求項4記載の自動リベッタ。
JP10186043A 1998-07-01 1998-07-01 自動リベッタ Withdrawn JP2000015526A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102946692A (zh) * 2012-12-06 2013-02-27 株洲南车时代电气股份有限公司 一种电路板组件及其铆接工装
CN110695915A (zh) * 2019-10-21 2020-01-17 昌辉汽车电器(黄山)股份公司 一种底盖组件的压装装置和光电感应压装装置

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906