JP2000015010A - 固液分離装置及びそれを用いた生ゴミ処理システム - Google Patents

固液分離装置及びそれを用いた生ゴミ処理システム

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JP2000015010A
JP2000015010A JP10182212A JP18221298A JP2000015010A JP 2000015010 A JP2000015010 A JP 2000015010A JP 10182212 A JP10182212 A JP 10182212A JP 18221298 A JP18221298 A JP 18221298A JP 2000015010 A JP2000015010 A JP 2000015010A
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liquid
liquid separation
mixture
slit
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JP10182212A
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Norimasa Sakamoto
憲正 坂本
Yoshihiro Tanimoto
好弘 谷本
Keiichi Fujimoto
恵一 藤本
Jun Yoshida
潤 吉田
Toshihiro Tamura
敏裕 田村
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Activated Sludge Processes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固液分離装置で固液分離する際に,水切穴を
通り抜けてしまう固体物を少なくすると共に,短時間で
固液分離を行えるようにする。 【解決手段】 多数列設された長穴状の水切穴411を
備えて混合物が載置される第1スリット部410Aと,
混合物を水切穴411の長手方向に移動させる移送部4
20Aと,該移送部420Aに連結され,水切穴411
の長手方向に沿って延設され,かつ,当該水切穴411
に填り込んで配設された複数の櫛歯状の揺動歯431を
備えて,第1スリット部410Aと共に混合物の載置面
を形成すると共に,水切穴411と揺動歯431との隙
間が液体物の流下路をなす第2スリット部430Aとに
より固液分離装置を形成する。これにより,常に混合物
が第1スリット部410Aと第2スリット部430Aと
により載置されるようにして固液分離を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,固体物と液体物と
からなる混合物を,これら固体物と液体物とに分離する
固液分離装置及びそれを用いた生ゴミ処理システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】生ゴミ処理システムは,台所で発生した
生ゴミを粉砕するディスポーザ,該ディスポーザからの
液体物と粉砕された生ゴミとの混合物から,これら固体
物と液体物とに分離する固液分離装置等を有している。
【0003】かかる固液分離装置の分離能力は,生ゴミ
処理システムの性能を決める重要な要素となり,本願出
願人は特願平8−333158において,図11に示す
ような構成の固液分離装置を提案している。
【0004】上記出願にかかる固液分離装置は,複数の
水切穴を備えた簀子状の水切板10と該水切板10上を
揺動して固液分離された混合物を移送する移送板11と
を有している。
【0005】そして,水切板11に載置された混合物に
含まれる液体物は,水切穴12から自重で滴下して固液
分離が行われる。なお,固液分離された水切板10上の
混合物(即ち,固体物)は,移送板11により固液分離
装置外に移送される。
【0006】このとき水切穴12に固体物が挟まり,こ
れが腐敗して悪臭を発生させたり,水切穴12を目詰り
させたりすることがあるので,水切穴12に突刺さるよ
うに移送板11の先端部に櫛歯13が設けられ,水切板
10上の固体物を移送する際に当該櫛歯13が水切穴1
2に沿って動くことにより挟まった固体物を取除くよう
になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,櫛歯1
3が水切穴12に垂直に突刺さるように形成されている
ため,水切穴12より小さい固体物が落下する問題があ
る。
【0008】無論,水切穴12の大きさ(幅寸法)を小
さくすれば,かかる固体物の落下量を少なくすることが
できるが,そのときでも水切穴12の大きさは櫛歯13
の大きさより小さくすることができない。
【0009】また,固液分離は,液体物が水切穴12か
ら自重滴下することにより行われる構成であるため,混
合物を所定の含水率にするのに長時間かかる場合があっ
た。
【0010】そこで本発明は,水切穴を通り抜けてしま
う固体物を少なくすると共に,短時間で固液分離を行え
るようにした固液分離装置及びそれを用いた生ゴミ処理
システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め,請求項1にかかる発明は,液体物と固体物となから
る混合物を,これら固体物と液体物とに分離する固液分
離装置において,多数列設された長穴状の水切穴を備え
て混合物が載置される第1スリット部と,該第1スリッ
ト部の水切穴に填り込んで配設される第2スリット部
と,第1スリット部及び第2スリット部を相対的に揺動
する駆動機構とを有することを特徴とする。
【0012】請求項2にかかる発明は,第2スリット部
が,水切穴の長手方向に沿って填り込んで延設された複
数の櫛歯状の揺動歯を備えて第1スリット部と共に混合
物の載置面を形成すると共に,水切穴と揺動歯とのなす
隙間が液体物の流下路を形成したことを特徴とする。
【0013】請求項3にかかる発明は,第1スリット部
及び第2スリット部上に残留した固体物を排出するため
の移送部を有することを特徴とする。
【0014】請求項4にかかる発明は,移送部の移動に
伴い第1スリット部或は第2スリット部の少なくとも一
方を固体物の排出方向に移動させる駆動機構を有するこ
とを特徴とする。
【0015】請求項5にかかる発明は,駆動機構により
移動する第1スリット部又は第2スリット部の少なくと
も一方が,移送部と連結されて同時に動くことを特徴と
する。
【0016】請求項6にかかる発明は,第1スリット部
の載置面が,第2スリット部の載置面より高く又は低く
なるように設けられていることを特徴とする。
【0017】請求項7にかかる発明は,第1スリット部
の載置面と第2スリット部の載置面とが,1〜2mmの
段差をなしていることを特徴とする。
【0018】請求項8にかかる発明は,揺動歯の側面と
前水切穴の側面とのなす間隔が,0.1〜1mmに設定
されていることを特徴とする。
【0019】請求項9にかかる発明は,移送部及び第2
スリット部が所定回数揺動して,混合物を掻き乱すこと
を特徴とする。
【0020】請求項10にかかる発明は,移送部の揺動
範囲が,垂線を挟むように設定されていることを特徴と
する。
【0021】請求項11にかかる発明は,揺動歯が,移
送部の裏面まで延設されて,当該移送部の強度を向上さ
せるリブを形成していることを特徴とする。
【0022】請求項12にかかる発明は,移送部の端部
が凹凸状に形成されると共に,その凸部が揺動歯に従い
水切穴に潜り込むように設けられていることを特徴とす
る。
【0023】請求項13にかかる発明は,第1スリット
部,移送部及び第2スリット部からなる固液分離部が上
下2段に形成され,かつ,揺動歯の側面と水切穴の側面
とのなす間隔が,上部の固液分離部の方が下部の固液分
離部より大きくなるように設定されていることを特徴と
する。
【0024】請求項14にかかる発明は,上部及び下部
の固液分離部における移送部及び第2スリット部が,単
一の駆動源により駆動されることを特徴とする。
【0025】請求項15にかかる発明は,上部の固液分
離部で固液分離されて滴下した液体物を下部の固液分離
部に導く落下シュートを備えていることを特徴とする。
【0026】請求項16にかかる発明は,生ゴミを粉砕
するディスポーザと,該ディスポーザからの混合物を貯
留する貯留槽と,固体物がメインである貯留槽における
底槽部分の混合物が移送されて,これを固体物と液体物
とに分離する請求項1乃至15いずれか1項記載の固液
分離装置とを有する生ゴミ処理システム。
【0027】請求項17にかかる発明は,生ゴミを粉砕
するディスポーザと,該ディスポーザからの混合物を貯
留する貯留槽と,固体物がメインである貯留槽における
底槽部分の混合物が移送されて,これを固体物と液体物
とに分離する請求項1乃至15いずれか1項記載の固液
分離装置と,該固液分離装置により分離された固体物を
処理する固体物処理装置とを有することを特徴とする生
ゴミ処理システム。
【0028】請求項18にかかる発明は,生ゴミを粉砕
するディスポーザと,該ディスポーザからの混合物を貯
留する貯留槽と,固体物がメインである貯留槽における
底槽部分の混合物が移送されて,これを固体物と液体物
とに分離する請求項1乃至15いずれか1項記載の固液
分離装置と,該固液分離装置により分離された固体物を
処理する固体物処理装置と,液体物がメインである貯留
槽における上槽部分の混合物が移送されて,これを浄化
する水処理装置とを有することを特徴とする生ゴミ処理
システム。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は流し台に接続された本実施
の形態にかかる生ゴミ処理システムの構成を示す図であ
る。
【0030】生ゴミ処理システムは,流し台100のシ
ンク101から廃棄された生ゴミを細かく粉砕するディ
スポーザ200,粉砕された生ゴミ等の固体物と台所排
水等の液体物との混合物が該ディスポーザ200から投
入される流量調整槽300,混合物を固形物と液体物と
に分離する固液分離装置400,液体物が貯留されて当
該液体物の浄化処理を行う水処理装置500,固形物の
堆肥化処理を行う固体物処理装置600等を有してい
る。
【0031】ディスポーザ200は,電磁弁202及び
起動スイッチ203等を有して,シンク101の下部に
配設され,固液分離装置400,水処理装置500及び
固体物処理装置600は図示しない本体ケースに収納さ
れて屋外に配設されて,ディスポーザ200からの混合
物は投入管201により流量調整槽300に投入される
ようになっている。
【0032】そして,下水道に排水しても環境に対して
問題のない水を排水管204から直接排水するような場
合には,起動スイッチ203を「OFF」として,ディ
スポーザ200を起動しない。これにより,電磁弁20
2はディスポーザ200と排水管204を連通させて,
シンク101からの水が下水道に排水される。
【0033】一方,シンク101から水と共に生ゴミを
廃棄する場合には,このまま下水に流せないので,起動
スイッチ203を「ON」してディスポーザ200を起
動させる。これにより電磁弁202はディスポーザ20
0と投入管201とを連通させて,以下に説明する堆肥
化処理及び浄化処理を行う。
【0034】流量調整槽300は,投入管201を介し
て投入された混合物を貯留する貯留槽301,該貯留槽
301における底槽部分の固体物がメインの混合物を配
管303を介して固液分離装置400に送る固体物移送
用エアーリフトポンプ302,貯留槽301における上
槽部分の液体物がメインの混合物を配管304を介して
水処理装置500に送る液体物移送用エアーリフトポン
プ305,貯留槽301に貯留された混合物の水位を検
出する水位センサ306等を有している。
【0035】固液分離装置400は図2に示すように,
多数の水切穴411が形成された第1スリット部410
A,固液分離された混合物を移送する移送部420A,
水切穴411の間を揺動して投入された混合物の固液分
離を促進する第2スリット部430A,移送部420A
の位置を検出する位置検出部440等を有し,第1スリ
ット部410A,移送部420A及び第2スリット部4
30Aは,それぞれプラスチック等により一体樹脂成形
されている。
【0036】図3は第1スリット部410Aの内部構成
がわかるように筐体450の一部を破断した斜視図で,
当該第1スリット部410Aは,投入管201を介して
投入された混合物が載置されて水切される円弧状の水切
歯412,水切された混合物(この場合は,固体物)を
固体物処理装置600に導く投入板413等を有して,
各水切歯412の間が水切穴411となっている。
【0037】図4は移送部420A及び第2スリット部
430Aの斜視図であり,図4(a)は表面側,図4
(b)は裏面側が見えるようにしたときの斜視図であ
る。
【0038】移送部420Aは,図示しないモータと連
結された回動軸423に固定されて,固体物を移送する
移送板421,該移送板421の裏面に設けらたリブ4
22等を有している。
【0039】リブ422は,移送板421を肉薄のプラ
スチック板等で形成した場合に,当該移送板421が強
度不足のため変形等するのを防止する働きをしている。
【0040】無論,移送板421を肉厚にすることも可
能であるが,この場合は使用される部材の量が増えるの
でコストアップの要因となる。
【0041】第2スリット部430Aは,水切穴411
の間を揺動する円弧状の揺動歯431,該揺動歯431
の先端部分をそれぞれ連結する連結板432等を有して
いる。
【0042】図5は,図2におけるAA矢視断面図であ
る。なお,当該AA矢視部分は揺動歯431と移送板4
21との連結部分である。同図からもわかるように,揺
動歯431の上面と水切歯412の上面とは段差D(1
〜2mmが好ましい)をなしている。
【0043】この段差Dは,揺動歯431や水切歯41
2と混合物との摩擦等を増大させ,これにより第2スリ
ット部430Aが揺動した際に,凹部に填り込んだ大き
な混合物や一部が当該凹部に引っかかった混合物を回転
させたり,時には引裂いたりすることにより,混合物の
集合状態を大きく変化させたり,固体物内部の液体物を
吐出させたりして固液分離効率を向上させている。
【0044】また,混合物の固液分離がある程度進む
と,揺動歯431や水切歯412の載置面には小さな固
体物が集って,揺動歯431と水切歯412との側壁が
なす隙間が塞がれ又は目詰りして固液分離効率が低下す
るが,揺動歯431や水切歯412との摩擦力を大きく
することで,かかる固体物は揺動の度に引裂かれるよう
になり,当該固液分離効率の低下を防止することができ
るようになっている。
【0045】また,揺動歯431が水切穴411の長さ
方向に沿って填り込む構成なので,液体物は,揺動歯4
31と水切歯412との側壁がなす隙間を伝って流下
し,その際に液体物と共に流下する固体物は,当該隙間
より小さいものに限定される。従って,液体物と共に流
下する固体物の量を減らすことが可能になる。
【0046】この隙間は,設計段階で任意に設定できる
が,固液分離効率の観点から0.1〜1mmが好まし
く,特に0.1〜0.25mmの範囲が好ましい。
【0047】このように,隙間を極めて薄くすると,毛
細管現象が働くようになり,単に液体物の自重落下によ
る固液分離より短時間で固液分離できるようになる。
【0048】なお,上述したように第1スリット部41
0A及び第2スリット部430Aをプラスチックにより
形成すると,例えば揺動歯431と水切歯412との側
壁がなす隙間を0.1mmに設定することが難しくなる
ので,かかる場合には,少なくとも水切歯412及び揺
動歯431をステンレス等の金属により形成すればよ
い。
【0049】但し,金属で形成する場合には,水切歯4
12や揺動歯431を形成するのにコストがかかる問題
が生じるので,この場合は,図6に示すように揺動歯4
31を多数の素片433により形成し,これを移送板4
21に溶接等の手段を用いて固着すればよい。
【0050】そして,素片433の先端部分が,バラバ
ラになり隙間の大きさがばらつかないように,先端部を
連結板434で固着すればよい。
【0051】また,移送板421の先端部は,凹凸状に
形成されて,凸部が揺動歯431を追いかけて水切穴4
11に潜り込む構成となっている。
【0052】このような構成にすることにより,上述し
た小さな固体物が第2スリット部430Aの揺動により
移送板420の裏面側に送出されることが無くなる。
【0053】即ち,移送板421の先端部を上記構成に
しない場合,凸部に該当する領域は穴が開いた状態とな
るので,当該穴から小さな固体物が移送板420の裏面
側に送出されてしまうのを防止している。
【0054】位置検出部440は,移送板421の裏面
(リブ422が形成されている面)に設けられた永久磁
石等の磁石441,該磁石441の磁力によりON,O
FFする待機位置スイッチ442,揺動限界位置スイッ
チ443及び固体物排出位置スイッチ444等を有し,
これら各スイッチ442〜444は筐体450に固着さ
れている。
【0055】この待機位置スイッチ442は,流量調整
槽300から固液分離装置400に混合物が投入される
時の移送板421の位置を検出している。
【0056】揺動限界位置スイッチ443は,移送部4
20Aが揺動して固液分離を促進させる際に当該移送部
420Aの揺動範囲を規定している。これにより,移送
部420A等の揺動範囲は,待機位置スイッチ442と
揺動限界位置スイッチ443との間となる。
【0057】固体物排出位置スイッチ444は,最終的
に固液分離されて残った固体物を固体物処理装置600
に投入する時の移送部420Aの位置を検出している。
【0058】図7は,移送板421が待機位置(図7
(a)),揺動限界位置(図7(b)),固体物排出位
置(図7(c))にあるときの様子を示す図である。同
図からわかるように,待機位置と揺動限界位置とは,垂
線Pに対して左右に位置している。
【0059】このように,垂線Pを挟んで待機位置と揺
動限界位置とが位置することにより,揺動による混合物
の掻き混ぜが効果的に行えると共に,待機位置での固液
分離面積が増えて効率的な固液分離が可能になってい
る。
【0060】水処理装置500は,液体物を貯留して曝
気する水処理槽510,該水処理槽510にエアーを送
る曝気用ブロア520,水処理槽510の上部に設けら
れた連通管511により連通して,当該水処理槽510
の液体物が流入する沈澱分離槽530,該沈澱分離槽5
30における底槽の汚泥を配管532を介して貯留槽3
01に戻す汚泥返送用エアーリフトポンプ540,沈澱
分離槽530の上澄みを処理水として下水等に排出する
排出管531等を有している。
【0061】なお,水処理槽510には,微生物(分解
菌)を培養する担体が入れられている。これは,水処理
槽510に貯留された液体物には,有機物が含まれてお
りそのまま下水等に排出することができないので,微生
物によりこの有機物を分解し,フロック化することによ
り液体物の浄化を行い,下水等に排出しても環境に対し
て問題のない液体としている。
【0062】この分解には,エアーが必要とされ,この
エアーを曝気用ブロア520により送り込んでいる。こ
れにより浄化作用が促進され,フロック化した汚泥が水
中に浮遊するようになる。
【0063】この汚泥は,水処理槽510の液体物と共
に連通管511を介して沈澱分離槽530に送られる。
そのとき,当該液体物には未分解の固体物も含まれてい
る。
【0064】この固体物は,時間の経過により汚泥と共
に沈澱するので,汚泥返送用エアーリフトポンプ540
で沈澱分離槽530の底槽に沈澱した汚泥を貯留槽30
1に戻している。
【0065】固体物処理装置600は,固液分離されて
投入された固形物を貯留する処理槽610,該固形物を
攪拌する攪拌体620,図示しないヒータ等を有してい
る。
【0066】処理槽610には,固形物を分解して当該
固形物を二酸化炭素と水とに分解して堆肥化する微生物
を培養する大鋸屑等の木質細片及び活性炭からなる担体
が入れられている。
【0067】そして,固形物と担体とは,攪拌体620
により混ぜられると共に内部に空気が導入され,ヒータ
ーにより所定温度(本実施形態では摂氏30度から40
度)に維持されて,微生物等の活性化が促進されてい
る。
【0068】次に上記構成に基づき生ゴミ処理の動作説
明をする。生ゴミ処理を行う場合には,起動スイッチ2
03を投入して,ディスポーザ200を起動させる。こ
れにより電磁弁202が動作し,シンク101から廃棄
された生ゴミがディスポーザ200で粉砕されて投入管
201により貯留槽301に投入される。
【0069】なお,投入管201は適量傾斜させること
により,別途動力等を用いなくても粉砕された生ゴミを
貯留槽301に移送することできる。
【0070】生ゴミ処理しない場合(例えば,真水を流
す場合等)には,起動スイッチ203は投入されない。
この場合には,電磁弁202は動作せず,排水等はその
まま排水管204に流れ込むようになっている。
【0071】貯留槽301に投入された混合物に含まれ
る固体物の大部分は,当該貯留槽301の底槽に沈澱し
て集まるので,底槽の混合物が固体物移送用エアーリフ
トポンプ302により配管303を介して固液分離装置
400に送られ,貯留槽301の上槽の液体物がメイン
である混合物は,液体物移送用エアーリフトポンプ30
5により水処理槽510に送られる。
【0072】このとき固液分離装置400における移送
部420Aは,図7(a)に示す状態となっている。即
ち,磁石441により待機位置スイッチ442が動作し
て移送板421が混合物の投入を待つ位置で待機してい
る。
【0073】従って,流量調整槽300から送られてき
た混合物は,移送板421に当り,その際に投入の勢い
が失なわれて第1スリット部410A等に堆積するよう
になる。
【0074】その後,移送部420Aや第2スリット部
430Aが図示しないモータにより揺動して,混合物の
集合形状が掻き乱されて,高効率に固液分離される。
【0075】なお,揺動回数は固体物の種類により最適
な回数が存在するので,適宜設定可能とするが,固液分
離効率の観点から5〜40回の範囲が好ましい。
【0076】このようにして所定回数の揺動が行われる
と,移送部420Aは固体物排出位置スイッチ444の
位置まで回動して固液分離された固体物を固体物処理装
置600に投入する。
【0077】固体物処理装置600の処理槽610に
は,微生物を培養する大鋸屑等の木質細片及び活性炭か
らなる担体が入れられているので,固液分離されて投入
された固体物は,この微生物により分解されて堆肥化す
る。堆肥化した固体物は袋等に入れられて処分される。
【0078】固液分離装置400で固液分離された固体
物の含水率が低ければ,その分堆肥化等に要する時間が
少なくてすむ。逆に処理時間を一定とする場合には,含
水率が高い固体物を処理するために大きな処理槽610
が必要となる。
【0079】しかし,上述したように,本実施の形態に
かかる固液分離装置400における固液分離効率は改善
されているので,処理槽610も小型化でき,装置のコ
ストダウンが可能になっている。
【0080】一方,貯留槽301から水処理装置500
に送られた混合物に含まれる有機物は,水処理槽510
内の微生物により分解されてフロック化し,水処理槽5
10の水中に汚泥が浮遊するようになる。
【0081】このような状態で,新たに貯留槽301か
ら混合物が水処理槽510に投入されると,当該水処理
槽510の液体物が溢れて連通管511を介して沈澱分
離槽530に流れ,そのとき汚泥も一緒に送られる。
【0082】沈澱分離槽530に送られた液体物に含ま
れる未分解の固体物は,汚泥と共に当該沈澱分離槽53
0で沈澱し,これを汚泥返送用エアーリフトポンプ54
0で貯留槽301に戻している。
【0083】一方,当該沈澱分離槽530の上澄み液
は,排出管531から下水等に排水される。
【0084】以上説明したように,水切穴411を通り
抜けてしまう固体物を少なくすると共に,短時間で固液
分離を行えるようにした固液分離装置及びそれを用いた
生ゴミ処理システムを提供することが可能になった。
【0085】ところで,固液分離装置400における固
液分離効率を更に向上にさせる方法として,例えば図8
に示すように固液分離部を2段構成とすることも可能で
ある。
【0086】この場合,上部の固液分離部450の揺動
歯431と水切歯412との間隔は,下部分離部の揺動
歯431と水切歯412との間隔より大きく形成し,ま
た上部の固液分離部450と下部の固液分離部460と
の間には,上部の固液分離部450で固液分離されて落
下した混合物を下部の固液分離部460に導く落下シュ
ート480が設けられている。
【0087】さらに上部の固液分離部450と下部の固
液分離部460との移送板421は,ベルト471で連
結されて1つのモータ470により同位相で回動するよ
うになっており,これら上部の固液分離部450と下部
の固液分離部460とは1つの筐体内に収納されてい
る。
【0088】そして,上部の固液分離部450で混合物
を粗く固液分離する。このとき,小さな固体物は液体物
と共に落下してしまうので,これを落下シュート480
で下部の固液分離部460に導き,当該下部の固液分離
部460でさらに固液分離する。
【0089】これにより,固液分離効率が向上し,特に
上部及び下部の固液分離部450,460の移送部42
0Aは1つのモータ470により駆動されるので,コス
トの上昇を抑えることができる。
【0090】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。第1の実施の形態においては,第2スリット部
430Aと第1スリット部410Aとが噛合うことによ
り混合物の載置面を形成し,第2スリット部430A等
が揺動することにより混合物の固液分離を促進させる構
成であった。このとき,第1スリット部410Aは位置
を変えることはなかった。
【0091】しかし本発明はこれに限定されず,図9に
示すような構成としてもよい。同図における固液分離装
置400は,回動軸490に連結されたモータ491に
より回動する第1スリット部410B,この回動軸49
0を揺動中心として揺動する第2スリット部430B,
第1スリット部410B及び第2スリット部430Bが
なす混合物の載置面上を摺動する移送部420B等を有
している。
【0092】第1スリット部410Bは,複数の円弧状
の水切歯492が複数列設されて,その一端が上述した
回動軸490に固着されて,各水切歯492の間が水切
穴493を形成している。従って,モータ491が回動
すると,水切歯492も共に回動するようになってい
る。
【0093】また第2スリット部430Bは,水切穴4
93の間に挿入される円弧状の揺動歯494を複数有
し,一端が回動軸490に遊嵌し,他端が連結板495
により連結されている。当該連結板495はカム496
を介してモータ497に連結されて,このモータ497
が回動することにより,第2スリット部430Bが回動
軸490を中心に揺動するようになっている。
【0094】移送部420Bは,第1スリット部410
B及び第2スリット部430B(固体物を排出するとき
は第1スリット部410B)上の混合物を移送させる移
送板498,該移送板498を回動させるモータ499
を有し,当該移送部420Bは第1スリット部410B
と共に動くようになっている。
【0095】このような構成の固液分離装置の固液分離
操作を図10を参照して説明する。
【0096】混合物が投入されるときは,第1スリット
部410B,第2スリット部430B及び移送部420
Bは実線に示す状態となっている。そして,混合物が投
入されるとモータ497及びモータ491が回動する。
これにより,第2スリット部430Bは,回動軸490
を中心に矢印D1の方向に上下運動を行うと共に,第1
スリット部410Bは回動軸490を中心として左右方
向に回動して混合物の固液分離が促進される。
【0097】このとき,移送板498は,上方向に向い
ており,混合物を掻き混ぜたりすることはないが,必要
に応じて掻き混ぜたりするようにしてもよい。
【0098】そして,固液分離が完了すると移送板49
8は矢印D3方向に回動し,またモータ491が駆動さ
れて回動軸490を中心に第1スリット部410Bが矢
印D2方向に回動する。これにより固液分離されて残っ
た固体物が排出される。
【0099】このような構成でも,第1の実施例と同様
の効果を得ることが可能である。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように請求項1にかかる発
明はによれば,液体物と固体物となからる混合物を,こ
れら固体物と液体物とに分離する固液分離装置におい
て,多数列設された長穴状の水切穴を備えて混合物が載
置される第1スリット部と,該第1スリット部の水切穴
に填り込んで配設される第2スリット部と,第1スリッ
ト部及び第2スリット部を相対的に揺動する駆動機構と
を設けたので,水切穴を通り抜けて落下する固体物を少
なくすると共に,短時間で固液分離を行えるようになり
固液分離効率を向上させることが可能になる。
【0101】請求項2にかかる発明によれば,第2スリ
ット部が,水切穴の長手方向に沿って填り込んで延設さ
れた複数の櫛歯状の揺動歯を備えて第1スリット部と共
に混合物の載置面を形成すると共に,水切穴と揺動歯と
のなす隙間が液体物の流下路を形成したので,液体物と
共に流下する固体物の量を少なくすることができ固液分
離効率を向上させることが可能になる。
【0102】請求項3にかかる発明によれば,第1スリ
ット部及び第2スリット部上に残留した固体物を排出す
るための移送部を設けたので,固液分離された固体物を
容易に排出することが可能になる。
【0103】請求項4にかかる発明によれば,移送部の
移動に伴い第1スリット部或は第2スリット部の少なく
とも一方を固体物の排出方向に移動させる駆動機構を設
けたので,固液分離された固体物を容易に排出すること
が可能になる。
【0104】請求項5にかかる発明によれば,第2スリ
ット部が,水切穴の長手方向に沿って填り込んで延設さ
れた複数の櫛歯状の揺動歯を備えて第1スリット部と共
に混合物の載置面を形成すると共に,水切穴と揺動歯と
のなす隙間が液体物の流下路を形成し,かつ,移送部と
連結されて同時に動くようにしたので,水切穴を通り抜
けてしまう固体物を少なくすると共に,短時間で固液分
離を行えるようになり固液分離効率を向上させることが
可能になる。
【0105】請求項6にかかる発明によれば,第1スリ
ット部の載置面が,第2スリット部の載置面より高く又
は低くなるように設けたので,第2スリット部が揺動し
た際に効率的に混合物を掻き乱すことができるようにな
る。
【0106】請求項7にかかる発明によれば,第1スリ
ット部の載置面と第2スリット部の載置面とを1〜2m
mにしたので,第2スリット部が揺動した際に効率的に
混合物を掻き乱すことができるようになる。
【0107】請求項8にかかる発明によれば,揺動歯の
側面と前水切穴の側面とのなす間隔を0.1〜1mmに
設定したので,水切穴を通り抜けてしまう固体物を少な
くすることができるようになる。
【0108】請求項9にかかる発明によれば,移送部及
び第2スリット部が所定回数揺動して,混合物を掻き乱
すようにしたので,固液分離効率を向上が図られる。
【0109】請求項10にかかる発明によれば,移送部
の揺動範囲が,垂線を挟むように設定したので,固体物
の水切面をなす第1スリット部と第2スリット部との載
置面の変化が大きくなるようになり,固液分離効率を向
上が図られる。
【0110】請求項11にかかる発明によれば,揺動歯
が,移送部の裏面まで延設されて,当該移送部の強度を
向上させるリブを形成したので,移送部の強度を向上さ
せることが可能になる。
【0111】請求項12にかかる発明によれば,移送部
の端部が凹凸状に形成されると共に,その凸部が揺動歯
に従い水切穴に潜り込むように設けたので揺動歯上の小
さな固体物が,第2スリット部430Bが揺動に従い移
送部420Bの背面側に抜出るのを防止できる。
【0112】請求項13にかかる発明によれば,第1ス
リット部,移送部及び第2スリット部からなる固液分離
部が上下2段に形成され,かつ,揺動歯の側面と水切穴
の側面とのなす間隔が,上部の固液分離部の方が下部の
固液分離部より大きくなるように設定したので,効率的
に固液分離が行えるようになる。
【0113】請求項14にかかる発明によれば,上部及
び下部の固液分離部における移送部及び第2スリット部
が,単一の駆動源により駆動するようにしたので,装置
の小型化及び低コスト化が可能になる。
【0114】請求項15にかかる発明によれば,上部の
固液分離部で固液分離されて滴下した液体物を下部の固
液分離部に導く落下シュートを設けたので,確実に上部
の固液分離部で固液分離された液体物が下部の固液分離
部に投入できるようになる。
【0115】請求項16にかかる発明によれば,生ゴミ
を粉砕するディスポーザと,該ディスポーザからの混合
物を貯留する貯留槽と,固体物がメインである貯留槽に
おける底槽部分の混合物が移送されて,これを固体物と
液体物とに分離する請求項1乃至15いずれか1項記載
の固液分離装置とにより構成したので,効率的な生ゴミ
処理が可能になる。
【0116】請求項17にかかる発明によれば,生ゴミ
を粉砕するディスポーザと,該ディスポーザからの混合
物を貯留する貯留槽と,固体物がメインである貯留槽に
おける底槽部分の混合物が移送されて,これを固体物と
液体物とに分離する請求項1乃至15いずれか1項記載
の固液分離装置と,該固液分離装置により分離された固
体物を処理する固体物処理装置とにより構成したので,
効率的な生ゴミ処理が可能になる。
【0117】請求項18にかかる発明によれば,生ゴミ
を粉砕するディスポーザと,該ディスポーザからの混合
物を貯留する貯留槽と,固体物がメインである貯留槽に
おける底槽部分の混合物が移送されて,これを固体物と
液体物とに分離する請求項1乃至15いずれか1項記載
の固液分離装置と,該固液分離装置により分離された固
体物を処理する固体物処理装置と,液体物がメインであ
る貯留槽における上槽部分の混合物が移送されて,これ
を浄化する水処理装置とにより構成したので,効率的な
生ゴミ処理が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる生ゴミ処理システムの概略構成
を示す側面図である。
【図2】固液分離装置の部分破断斜視図である。
【図3】第1スリット部の斜視図である。
【図4】移送部及び第2スリット部の斜視図である。
【図5】移送部と第2スリット部との付け根部分の断面
図である。
【図6】移送部と第2スリット部を金属等で形成する際
の構成を示す図である。
【図7】移送部の待機位置,揺動限界位置及び固体物排
出位置を示す図である。
【図8】図2に示す固液分離装置の他の構成図である。
【図9】固液分離装置の他の構成を示す図である。
【図10】図9に示す固液分離装置の動作説明に適用さ
れる図である。
【図11】従来の技術の説明の適用される固液分離装置
の構成図である。
【符号の説明】
200 ディスポーザ 300 流量調整槽 301 貯留槽 302 固体物移送用エアーリフトポンプ 305 液体物移送用エアーリフトポンプ 306 水位センサ 400 固液分離装置 410A,410B 第1スリット部 411,493 水切穴 412,492 水切歯 413 投入板 420A,420B 移送部 421,498 移送板 422 リブ 430A,430B 第2スリット部 432,495 連結板 440 位置検出部 490 回動軸 491,497,499 モータ 496 カム 500 水処理装置 510 水処理槽 520 曝気用ブロア 530 沈澱分離槽 540 汚泥返送用エアーリフトポンプ 600 固体物処理装置 610 処理槽 620 攪拌体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 恵一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 吉田 潤 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 田村 敏裕 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4D028 AA08 AB00 BC03 4D041 AA01 AB07 AB24 AD16 CB09 4D065 CA00 EB17 ED25

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体物と固体物となからる混合物を,こ
    れら固体物と液体物とに分離する固液分離装置におい
    て,多数列設された長穴状の水切穴を備えて混合物が載
    置される第1スリット部と, 該第1スリット部の水切
    穴に填り込んで配設される第2スリット部と,前記第1
    スリット部及び第2スリット部を相対的に揺動する駆動
    機構とを有することを特徴とする固液分離装置。
  2. 【請求項2】 前記第2スリット部が,前記水切穴の長
    手方向に沿って填り込んで延設された複数の櫛歯状の揺
    動歯を備えて,前記第1スリット部と共に混合物の載置
    面を形成すると共に,前記水切穴と前記揺動歯との隙間
    が液体物の流下路なすようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の固液分離装置。
  3. 【請求項3】 前記第1スリット部及び第2スリット部
    上に残留した固体物を排出するための移送部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の固液分離装置。
  4. 【請求項4】 前記移送部の移動に伴い第1スリット部
    或は第2スリット部の少なくとも一方を固体物の排出方
    向に移動させる駆動機構を有することを特徴とする請求
    項3記載の固液分離装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動機構により移動する前記第1ス
    リット部又は第2スリット部の少なくとも一方が,前記
    移送部と連結されて同時に動くことを特徴とする請求項
    4記載の固液分離装置。
  6. 【請求項6】 前記第1スリット部の載置面が,前記第
    2スリット部の載置面より高く又は低くなるように設け
    られていることを特徴とする請求項2乃至5いずれか1
    項記載の固液分離装置。
  7. 【請求項7】 前記第1スリット部の載置面と前記第2
    スリット部の載置面とが,1〜2mmの段差をなしてい
    ることを特徴とする請求項6記載の固液分離装置。
  8. 【請求項8】 前記揺動歯の側面と前水切穴の側面との
    なす間隔が,0.1〜1mmに設定されていることを特
    徴とする請求項2乃至7いずれか1項記載の固液分離装
    置。
  9. 【請求項9】 前記移送部又は第2スリット部のうち少
    なくとも一方が,所定回数揺動して,混合物を掻き乱す
    ことを特徴とする請求項2乃至8いずれか1項記載の固
    液分離装置。
  10. 【請求項10】 前記移送部の揺動範囲が,垂線を挟む
    ように設定されていることを特徴とする請求項9記載の
    固液分離装置。
  11. 【請求項11】 前記揺動歯が,前記移送部の裏面まで
    延設されて,当該移送部の強度を向上させるリブを形成
    していることを特徴とする請求項2乃至10いずれか1
    項記載の固液分離装置。
  12. 【請求項12】 前記移送部の端部が凹凸状に形成され
    ると共に,その凸部が前記揺動歯に従い前記水切穴に潜
    り込むように設けられていることを特徴とする請求項2
    乃至11いずれか1項記載の固液分離装置。
  13. 【請求項13】 前記第1スリット部,移送部及び第2
    スリット部からなる固液分離部が上下2段に形成され,
    かつ,前記揺動歯の側面と前記水切穴の側面とのなす間
    隔が,上部の固液分離部の方が下部の固液分離部より大
    きくなるように設定されていることを特徴とする請求項
    2乃至11いずれか1項記載の固液分離装置。
  14. 【請求項14】 前記上部及び下部の固液分離部におけ
    る移送部及び第2スリット部が,単一の駆動源により駆
    動されることを特徴とする請求項13記載の固液分離装
    置。
  15. 【請求項15】 前記上部の固液分離部で固液分離され
    て滴下した液体物を前記下部の固液分離部に導く落下シ
    ュートを備えていることを特徴とする請求項13又は1
    4記載の固液分離装置。
  16. 【請求項16】 生ゴミを粉砕するディスポーザと,該
    ディスポーザからの混合物を貯留する貯留槽と,固体物
    がメインである前記貯留槽における底槽部分の混合物が
    移送されて,これを固体物と液体物とに分離する請求項
    1乃至15いずれか1項記載の固液分離装置とを有する
    生ゴミ処理システム。
  17. 【請求項17】 生ゴミを粉砕するディスポーザと,該
    ディスポーザからの混合物を貯留する貯留槽と,固体物
    がメインである前記貯留槽における底槽部分の混合物が
    移送されて,これを固体物と液体物とに分離する請求項
    1乃至15いずれか1項記載の固液分離装置と,該固液
    分離装置により分離された固体物を処理する固体物処理
    装置とを有することを特徴とする生ゴミ処理システム。
  18. 【請求項18】 生ゴミを粉砕するディスポーザと,該
    ディスポーザからの混合物を貯留する貯留槽と,固体物
    がメインである前記貯留槽における底槽部分の混合物が
    移送されて,これを固体物と液体物とに分離する請求項
    1乃至15いずれか1項記載の固液分離装置と,該固液
    分離装置により分離された固体物を処理する固体物処理
    装置と,液体物がメインである前記貯留槽における上槽
    部分の混合物が移送されて,これを浄化する水処理装置
    とを有することを特徴とする生ゴミ処理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2820419A1 (fr) * 2001-02-08 2002-08-09 Univ Limoges Dispositif compact de decontamination d'effluents liquides a risques infectieux par voie physique
CN108031574A (zh) * 2017-12-10 2018-05-15 天长市金陵电子有限责任公司 一种利于喷涂工作的静电喷涂设备

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