JP2000014862A - スロットマシンの始動制御方法、およびその方法が実施されたスロットマシン - Google Patents

スロットマシンの始動制御方法、およびその方法が実施されたスロットマシン

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JP2000014862A
JP2000014862A JP10184066A JP18406698A JP2000014862A JP 2000014862 A JP2000014862 A JP 2000014862A JP 10184066 A JP10184066 A JP 10184066A JP 18406698 A JP18406698 A JP 18406698A JP 2000014862 A JP2000014862 A JP 2000014862A
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Takashi Fujii
隆 藤井
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Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 始動操作具の操作を始動条件とするものの、
遊技者が始動操作具を操作する必要がないように構成し
て、ゲーム開始操作に伴う遊技者の疲労感を軽減し、ス
ロットマシンに対する遊技者の興味を減退させないよう
にする。 【解決手段】 メダルの投入またはベット釦スイッチの
操作に次いで始動レバー14を操作すると、3個のリー
ルが始動する。始動レバー14には強制操作機構60が
設けられる。強制操作機構60は、始動レバー14が遊
技者により操作されたのと同じ物理状態に強制的に設定
する。始動レバー14が操作された物理状態はセンサー
46が検知して始動信号を出力する。始動レバー14の
操作を残して始動条件が整う状態になったとき、強制操
作機構60が駆動し、センサー46が始動信号を出力し
たとき、リールが始動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゲーム開始操作とし
ての始動操作具の操作でシンボル可変表示器の始動条件
が整うように設定されたスロットマシンに関するもの
で、特に、この発明は、シンボル可変表示器を始動させ
るための始動制御方法、およびその方法が実施されたス
ロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の典型的なスロットマシンは、外周
面に複数種のシンボルが表された3個のリールをシンボ
ル表示器として備えている。遊技媒体としてのメダルが
メダル投入口へ投入されるか、ベット釦スイッチが押操
作されてベット枚数の設定が行われると、メダル投入枚
数または設定されたベット枚数に応じた本数の入賞ライ
ンが有効化される。次いで、始動操作具である始動レバ
ーが操作されると、3個のリールが一斉に始動して、ゲ
ームが開始される。
【0003】リール毎の停止釦スイッチが押操作されて
全てのリールが停止したとき、有効な入賞ライン上に所
定のシンボルの組み合わせが成立していると、そのゲー
ムは入賞となり、入賞の種類に応じて、所定枚数のメダ
ルがそのゲームの配当として遊技者に払い出される。入
賞ライン上に、ある特定のシンボルの組み合わせが成立
した場合には、「ボーナスゲーム」と称される特別のゲ
ームへ移行し、遊技者に対し、大量のメダルを獲得でき
る機会が与えられる。
【0004】「ボーナスゲーム」では、たとえば、1枚
のメダルが投入された後、またはベット釦スイッチによ
り1枚のベット枚数の設定が行われた後、始動レバーが
操作されると、3個のリールが一斉に始動する。リール
毎の停止釦スイッチの押操作により、全てのリールが停
止したとき、ある1本の入賞ライン上で所定のシンボル
の組み合わせが成立すれば、その「ボーナスゲーム」は
当たりとなり、比較的多数枚のメダルが遊技者に払い出
される。「ボーナスゲーム」は、決められた回数だけ実
施することが可能であり、当たりが発生し易いようにリ
ールの停止制御が行われるので、遊技者は、「ボーナス
ゲーム」を実施することで、大量のメダルを獲得する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構成のス
ロットマシンにおいて、長時間にわたってゲームを継続
する場合、1ゲーム毎に、メダルの投入またはベット釦
スイッチの押操作と、始動レバーの操作とが必要であ
り、このゲーム開始操作の画一化と単調さから、遊技者
に余計な疲労感を与えてしまう。「ボーナスゲーム」で
は、メダル投入枚数やベット枚数を1枚とするなど、ゲ
ーム開始操作を簡略化しているものの、始動レバーの操
作をリールの始動条件としているため、通常のゲームの
場合と同様の疲労感を遊技者へ与えることになる。
【0006】上記した問題を解消するために、始動レバ
ーをなくし、メダルの投入またはベット釦スイッチの操
作だけで、リールの始動を開始させる、という始動制御
方法も提案されているが、これでは、始動レバーの操作
というスロットマシンに固有の遊技操作がなくなってし
まう結果となり、スロットマシンに対する遊技者の興味
を減退させる、という問題がある。
【0007】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、始動レバーのような始動操作具の操作をシンボ
ル可変表示器の始動条件とするものの、遊技者が始動操
作具を操作する必要がないように構成することにより、
ゲーム開始操作に伴う遊技者の疲労感を軽減し、スロッ
トマシンに対する遊技者の興味を減退させることのない
スロットマシンの始動制御方法、およびその方法が実施
されたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、始動
操作具の操作でシンボル可変表示器の始動条件が整うよ
うに設定されたスロットマシンにおいて、始動操作具の
操作を残して前記始動条件が整う状態になったとき、始
動操作具が遊技者により操作されたのと同じ物理状態に
なるよう強制的に設定して、シンボル可変表示器を始動
させている。
【0009】請求項2の発明は、始動操作具の操作でシ
ンボル可変表示器の始動条件が整うように設定されたス
ロットマシンにおいて、始動操作具が遊技者により操作
されたのと同じ物理状態になるよう強制的に設定する強
制操作機構と、始動操作具が操作された物理状態を検知
して始動信号を出力するセンサーと、始動操作具の操作
を残して前記始動条件が整う状態になったとき、強制操
作機構を駆動させ、センサーより始動信号を入力したと
き、シンボル可変表示器を始動させる制御装置とを備え
たものである。
【0010】請求項3の発明では、始動操作具の操作で
シンボル可変表示器の始動条件が整うように設定された
スロットマシンにおいて、始動操作具が遊技者により操
作されたのと同じ物理状態になるよう強制的に設定する
強制操作機構と、始動操作具を遊技者が操作するのか、
始動操作具を強制操作機構により強制的に操作させるの
かを遊技者が選択するための選択スイッチと、始動操作
具が操作された物理状態を検知して始動信号を出力する
センサーと、始動操作具の操作を残して前記始動条件が
整う状態になったとき、選択スイッチによる選択に基づ
いて強制操作機構を駆動させ、センサーより始動信号を
入力したとき、シンボル可変表示器を始動させる制御装
置とを備えたものである。
【0011】
【作用】始動操作具の操作によりシンボル可変表示器が
始動する段階に至ったとき、遊技者が始動操作具を操作
しなくても、始動操作具が遊技者により操作されたのと
同じ物理状態になるよう強制的に設定され、シンボル可
変表示器が始動する。
【0012】請求項2のスロットマシンでは、始動操作
具の操作によりシンボル可変表示器が始動する段階に至
ったとき、遊技者が始動操作具を操作しなくても、制御
装置は、強制操作機構を駆動させ、始動操作具が遊技者
により操作されたのと同じ物理状態になるよう強制的に
設定する。この始動操作具が操作された物理状態をセン
サーが検知して始動信号を出力し、制御装置が前記始動
信号を入力したとき、シンボル可変表示器が始動する。
【0013】請求項3のスロットマシンでは、始動操作
具の操作によりシンボル可変表示器が始動する段階に至
ったとき、選択スイッチにより、始動操作具を強制操作
機構により強制的に操作させることが選択されている場
合には、遊技者が始動操作具を操作しなくても、制御装
置は、強制操作機構を駆動させ、始動操作具が遊技者に
より操作されたのと同じ物理状態になるよう強制的に設
定する。この始動操作具が操作された物理状態をセンサ
ーが検知して始動信号を出力し、制御装置が、前記始動
信号を入力したとき、シンボル可変表示器が始動する。
【0014】
【実施例】図1は、この発明の一実施例であるスロット
マシンの外観を示す。このスロットマシンは、ボックス
形状の本体部2の前面開口に扉部3を開閉可能に取り付
けて機体1が構成される。前記本体部2の中空内部に
は、図2に示すように、上段位置にリールブロック4
や、制御装置が実装された回路基板5が、下段位置に多
数枚のメダルを収容するホッパー6aを有するメダル払
出機6が、それぞれ組み込まれている。なお、図2の3
0は前記回路基板5などへ電源を供給するための電源装
置であり、31はメダル払出機6のホッパー6aより溢
れ出たメダルを回収するためのメダル回収箱である。
【0015】前記リールブロック4は、金属フレーム7
に3個のリール8a,8b,8cが一体に組み付けられ
て成る。各リール8a,8b,8cは、リール枠の外周
面に帯状テープを貼設して成るもので、前記帯状テープ
には、特別入賞を成立させる特別入賞シンボル、その他
の入賞を成立させる入賞シンボル、入賞に関わらない複
数種のシンボルなどが印刷されている。このリールブロ
ック4には、各リール8a,8b,8cを個別に回転駆
動するステッピングモータ9a,9b,9cが組み付け
てあり、各リール8a,8b,8cと共にシンボル可変
表示器10を構成する。
【0016】前記扉部3の前面は、各リール8a,8
b,8cのシンボルを可変表示するための正面パネル1
1と、機種名やゲーム情報を表示するための上部パネル
12および下部パネル13とで構成される。各パネル1
1,12,13は、透明な合成樹脂板または強化ガラス
の表面に、シルクスクリーン印刷を施して形成される。
【0017】正面パネル11の下方には、始動操作具と
しての始動レバー14,3個の停止釦スイッチ15a,
15b,15c、およびメダル投入口16が、また下部
パネル13の下方には、メダル放出口17やメダル受け
皿18が、それぞれ配備される。メダル投入口16はメ
ダルの投入を受け付ける部分である。始動レバー14は
3個のリール8a,8b,8cを一斉に始動させるため
のものである。3個の停止釦スイッチ15a,15b,
15cは対応するリール8a,8b,8cを個別に停止
させるためのものである。なお、始動操作具として、始
動レバー14のようなレバー状のものに代えて、ハンド
ル状のもの、押釦状のものなどを用いることもできる。
【0018】正面パネル11の板面中央には、図3に示
すように、カラー印刷層で囲まれた無着色で透明のシン
ボル表示窓20a,20b,20cが3個、横一列に並
設してある。各シンボル表示窓20a,20b,20c
の背後位置には、前記リールブロック4の各リール8
a,8b,8cが、外周面をシンボル表示窓20a,2
0b,20cに向けて、配置されている。各シンボル表
示窓20a,20b,20cは、横方向の長さが、各リ
ール8a,8b,8cが見えるように、また、縦方向の
長さが、リール停止時に、3駒分のシンボルが見えるよ
うに、それぞれ縦に長い矩形状に形成されている。
【0019】正面パネル11の表面には、シンボル表示
窓20a,20b,20cより見える各リール8a,8
b,8cの3駒分のシンボルを横方向に結ぶ上下に3段
の3本の水平な入賞ラインL1〜L3と、各リール8
a,8b,8cの3駒分のシンボルを対角方向に結ぶ右
下がりおよび左下がりの2本の斜めの入賞ラインL4,
L5とが表されている。リール停止時、これら5本の入
賞ラインL1〜L5に沿って各リール8a,8b,8c
のシンボルが整列する。
【0020】これら入賞ラインL1〜L5は、前記メダ
ル投入口16へのメダルの投入枚数が1枚であれば、中
央の水平な入賞ラインL1が有効化される。メダルの投
入枚数が2枚であれば、3本の水平な入賞ラインL1〜
L3が有効化される。メダルの投入枚数が3枚であれ
ば、3本の水平な入賞ラインL1〜L3と2本の斜めの
入賞ラインL4,L5とが有効化される。なお、図中、
19は正面パネル11の内側に配設された蛍光灯より成
るリール照明装置である。このリール照明装置19は、
機械作動中は常時点灯し、各リール8a,8b,8cの
外周面に照明を施す。
【0021】このスロットマシンでは、複数枚のメダル
を予めメダル投入口16より投入して機械に貯留してお
き、この貯留メダルを使ってゲームを行うという、いわ
ゆるクレジットのゲーム方式でゲームが実施できるよう
になっている。そのために、前記扉部3の前面には、機
械に貯留されたメダルの枚数をデジタル表示する貯留枚
数表示器32、1ゲームに対する貯留メダルの使用枚数
(ベット枚数)を選択してゲームを開始させるための3
種類のベット釦スイッチ33,34,35、および貯留
メダルの精算を指示するための精算スイッチ36が設け
てある。
【0022】第1のベット釦スイッチ33は、これを押
操作すると、3枚の貯留メダルが使用されて5本の入賞
ラインL1〜L5が有効化される。第2のベット釦スイ
ッチ34が押操作されると、2枚の貯留メダルが使用さ
れて3本の入賞ラインL1〜L3が有効化される。第3
のベット釦スイッチ35が押操作されると、1枚の貯留
メダルが使用されて1本の停止ラインL1が有効化され
る。
【0023】この実施例では、ゲーム毎に1〜3枚のメ
ダルを投入してゲームを行う従来のゲーム方式と、貯留
メダルを使用してゲームを行うクレジットのゲーム方式
とを遊技者が選択できるようになっている。そのため
に、前記扉部3の前面には、いずれかのゲーム方式を選
択するための切換スイッチ37が設けられている。
【0024】また、このスロットマシンでは、切換スイ
ッチ37により従来のゲーム方式が選択されている場合
において、3枚のメダルがメダル投入口16に投入され
たときと、切換スイッチ37でクレジットのゲーム方式
が選択されている場合において、3枚ベットの第1のベ
ット釦スイッチ33が押操作されたときに、遊技者が始
動レバー14を操作しなくても、始動レバー14が遊技
者により操作されたのと同じ物理状態に強制的に設定し
て、3個のリール8a,8b,8cを一斉に始動できる
ように構成してある。
【0025】そのために、始動レバー14には、図4お
よび図5に示すように、始動レバー14が遊技者により
操作されたのと同じ物理状態に強制的に設定するための
強制操作機構60が設けられる。また、この実施例で
は、前記扉部3の前面に、始動レバー14を遊技者が人
為的に操作するのか、前記強制操作機構60により始動
レバー14を強制的に操作させるのかを遊技者が選択す
る選択スイッチ61が設けてある。
【0026】前記強制操作機構60は、駆動源である電
磁ソレノイド62と、電磁ソレノイド62のロッド63
と始動レバー14の軸部14Aとの間に設けられた連結
部材64Aとを備えている。電磁ソレノイド62が付勢
されてロッド63が引っ込み動作したとき、始動レバー
14は支え軸66を支点として下方へ傾動し、遊技者が
始動レバー14を押操作した状態(図5に鎖線で示す状
態)に設定される。電磁ソレノイド62が消勢される
と、始動レバー14の軸部14の先端側に復帰ばね67
が設けてあるので、そのばね圧により始動レバー14は
水平な待機状態に戻る。
【0027】始動レバー14の軸部14Aの先端には、
シャッター65が設けられている。このシャッター65
は、光電センサーより成るレバー操作検知用のセンサー
46の光路を開閉する。始動レバー14が操作されてい
ない状態では、シャッター65は前記光路を遮断する。
始動レバー14が操作された状態では、シャッター65
は前記光路を開放する。光路が開放されたとき、センサ
ー46は、リール8a,8b,8cを一斉始動させるた
めの始動信号を出力する。
【0028】図6および図7は、強制操作機構60の他
の実施例を示す。この実施例では、駆動源としてロータ
リーソレノイド68が用いてあり、このロータリーソレ
ノイド68の回転ロッド69が連結部材70を介して前
記支え軸66に連結されている。ロータリーソレノイド
68が付勢されて回転ロッド69および支え軸66が回
動すると、始動レバー14が下方へ傾動し、遊技者が始
動レバー14を押操作した状態(図7に鎖線で示す状
態)に設定される。ロータリーソレノイド68が消勢さ
れると、始動レバー14の軸部14の先端側に復帰ばね
67が設けてあるので、そのばね圧により始動レバー1
4は水平な待機状態に戻る。図中、46は光電センサー
より成るレバー操作検知用のセンサー、65はセンサー
46の光路を開閉するシャッターである。なお、強制操
作機構60の駆動源は、ソレノイドに限定されないこと
はいうまでもない。
【0029】なお、この実施例では、切換スイッチ37
により従来のゲーム方式が選択されている場合におい
て、2枚以下のメダルがメダル投入口16に投入された
ときと、切換スイッチ37でクレジットのゲーム方式が
選択されている場合において、第2、第3のベット釦ス
イッチ34,35が押操作されたときには、遊技者が始
動レバー14を操作することにより、3個のリール8
a,8b,8cが一斉に始動するように構成してある
が、第2、第3のベット釦スイッチ34,35が押操作
されたときにも、遊技者が始動レバー14を操作しなく
ても、始動レバー14が遊技者により操作されたのと同
じ物理状態に強制的に設定して、3個のリール8a,8
b,8cを一斉に始動させるよう構成してもよい。
【0030】さらにまた、このスロットマシンでは、メ
ダル投入口16へのメダルの投入またはベット釦スイッ
チ33,34,35の操作で入賞ラインを有効化させた
後、始動レバー6の操作で全リール8a,8b,8cを
一斉に始動させると、機械内部で抽選処理が行われる。
その後、停止釦スイッチ15a,15b,15cが押操
作されたとき、抽選当たりであれば、前記抽選処理の結
果に基づく所定のシンボルが、有効化された入賞ライン
上に停止するよう、各リール8a,8b,8cの停止動
作が制御される。特に、前記の抽選処理で「大当たり」
があると、有効化された入賞ライン上に特別入賞シンボ
ルが停止するよう、各リール8a,8b,8cの停止動
作が制御される。
【0031】前記抽選処理は、乱数発生器が発生する乱
数をサンプリングして、そのサンプリングされた乱数値
が所定の範囲内の値であるかどうかを判断することによ
り、特別入賞シンボルや入賞シンボルについての抽選当
たりであるかどうかを決定する。なお、この種の抽選処
理は公知であり、ここでは詳細な説明は省略する。
【0032】全リール8a,8b,8cが停止したと
き、有効化された入賞ライン上に特別入賞シンボルや入
賞シンボルの組み合わせが成立すると、所定枚数のメダ
ルが払い出され、さらに特別入賞シンボルの組み合わせ
が成立したときは、多量のメダルを獲得できる「ボーナ
スゲーム」と称される特別ゲームへと移行する。
【0033】図8は、スロットマシンの動作を制御する
制御装置40を含むスロットマシン全体の電気的な構成
を示す。前記制御装置40は、制御、演算の主体である
CPU41、プログラムや固定データが格納されるRO
M42、およびデータの読み書きに用いられるRAM4
3などのマイクロコンピュータを構成するチップを含む
と共に、抽選処理のための乱数を発生させる乱数発生器
44を含んでいる。
【0034】前記CPU41には、バス49を介して、
各リール8a,8b,8cのリール駆動部47a,47
b,47c、メダル払出機6、貯留枚数表示器32、強
制操作機構60などの出力各部や、メダル検知センサ4
5、レバー操作検知用のセンサー46、3種類のベット
釦スイッチ33,34,35、3個の停止釦スイッチ1
5a,15b,15c、精算スイッチ36、切換スイッ
チ37、選択スイッチ61などの入力各部が接続されて
いる。前記CPU41は、ROM42に格納されたプロ
グラムに従ってRAM43に対するデータの読み書きを
行いつつ、前記入出力各部の動作を一連に制御するほ
か、前記乱数発生器44が発生した乱数値をサンプリン
グして前記した抽選処理を実行する。
【0035】前記リール駆動部47a,47b,47c
は、各リール8a,8b,8cの駆動源であるステッピ
ングモータ9a,9b,9cの駆動を制御する。メダル
払出機6は、精算スイッチ36が操作されたときなどに
駆動して、貯留枚数表示器32に表示された枚数のメダ
ルをメダル放出口17よりメダル受け皿18へ払い戻
す。メダル検知センサ45は、メダル投入口16に投入
されたメダルを検知してメダル検知信号を出力する。
【0036】図9には、前記リール駆動部47aの回路
構成と前記CPU41の機能とが併せて示してある。な
お、同図は、第1のリール8aについてのリール駆動部
47aの回路構成のみが示してあるが、第2、第3の各
リール8b、8cについてもこれと同様であり、ここで
は図示を省略する。
【0037】前記リール駆動部47aはクロック信号を
受けて駆動パルスpを生成し、この駆動パルスpをステ
ッピングモータ9aへ供給して、リール8aを駆動す
る。このリール駆動部47aには、CPU41のリール
制御部50よりスタート指令やストップ指令が与えられ
る。
【0038】始動レバー14が人為的または強制的に操
作された状態になると、前記リール制御部50にはセン
サー46より始動信号stが入力され、リール制御部5
0はスタート指令を発してリール駆動部47aを作動さ
せる。また、停止釦スイッチ15aが押操作されると、
リール制御部50には、停止信号spが入力され、リー
ル制御部50はストップ指令を発してステッピングモー
タ9aの作動を停止させる。
【0039】前記駆動パルスpは、CPU41の計数部
51に与えられて計数される。この計数部51の計数値
は、リール8aが一回転する毎に与えられる基準信号に
よりリセットされる。シンボル検出部52は、この計数
部51の計数値からリール8aのどのシンボルが入賞ラ
イン上に位置しているかを検出し、その検出結果を判定
部53へ出力する。
【0040】判定部53には、他のリール8b、8cに
ついてのシンボル検出部からもシンボルの検出結果が与
えられるもので、判定部53は、3個のリール8a,8
b,8cが停止した時点で、入賞や特別入賞となるシン
ボルの組み合わせが成立しているか否かを判定する。こ
の判定は、有効化された全ての入賞ラインについて行わ
れる。
【0041】図10は、前記制御装置40によるスロッ
トマシンの制御の流れを示す。なお、図中、STは制御
の各ステップを示す。同図において、ST1でメダル投
入口16へのメダルの投入を、ST2でいずれかのベッ
ト釦スイッチ33,34,35の押操作に、ST3で遊
技者による始動レバー14の操作に、それぞれ待機して
いる。
【0042】いま、切換スイッチ37によりクレジット
のゲーム方式が選択されている場合を想定すると、メダ
ル投入口16はメダルが投入されると、ST1の判定が
「YES」となり、つぎのST4の判定も「YES」で
あるから、ST5へ進み、CPU41は、メダル貯留枚
数の計数値Nを1加算する。メダルが投入される毎に、
同様の手順を経て、メダル貯留枚数の計数値Nが1ずつ
加算されてゆく。
【0043】つぎに、ベット釦スイッチ33,34,3
5のいずれかが押されると、ST2の判定が「YES」
となり、つぎのST6の判定も「YES」であるから、
ST7,8において、どのベット釦スイッチ33,3
4,35が押されたのかが判定される。
【0044】3枚ベットの第1のベット釦スイッチ33
が押されたときは、ST7の判定が「YES」となり、
メダル貯留枚数の計数値Nが3以上であるかどうかが判
定される(ST9)。もし3枚以上のメダルが貯留され
ていれば、ST9の判定が「YES」となり、つぎのS
T10において、遊技者による選択スイッチ61の選択
状態、すなわち始動レバー14を遊技者が人為的に操作
するのか、強制操作機構60により強制的に操作させる
のかをチェックする。
【0045】もし遊技者が、始動レバー14を強制的に
操作させる方を選択していれば、ST10の判定は「Y
ES」であり、CPU41は、強制操作機構60の電磁
ソレノイド62に駆動信号を与えて、始動レバー14を
強制的に操作させる(ST11)。もし遊技者が、始動
レバー14を人為的に操作する方を選択していれば、S
T10の判定は「NO」であり、CPU41は、遊技者
による始動レバー14の操作に待機する(ST12)。
【0046】2枚ベットの第2のベット釦スイッチ34
が押されたときは、ST7の判定が「NO」、ST8の
判定が「YES」となり、ST13でメダル貯留枚数の
計数値Nが2以上であるかどうかが判定される。1枚ベ
ットの第3のベット釦スイッチ35が押されたときは、
ST7,8の判定がともに「NO」であり、ST14で
メダル貯留枚数の計数値Nが1以上であるかどうかが判
定される。ST13またはST14の判定が「YES」
であるとき、ST12へ進み、CPU41は、遊技者に
よる始動レバー14の操作に待機する。
【0047】かくして、強制操作機構60による始動レ
バー14の強制的な操作があったときは、センサー46
が始動信号stをCPU41へ出力することで、ST1
5の判定は「YES」となり、ST15からST16へ
進む。一方、遊技者により始動レバー14の人為的な操
作があったときは、同様に、センサー46が始動信号s
tをCPU41へ出力することで、ST12の判定が
「YES」となり、ST12からST16へ進む。ST
16では、CPU41は、メダル貯留枚数の計数値Nか
らベット枚数を差し引き、つぎのST17で乱数発生器
44が発生する乱数をサンプリングすることにより抽選
処理を実行した後、3個のリール8a,8b,8cを一
斉に回転させる(ST18)。
【0048】つぎに、切換スイッチ37により従来のゲ
ーム方式が選択されている場合を想定すると、ゲーム開
始の待機状態でメダル投入口16にメダルが投入される
と、ST1の判定が「YES」、つぎのST4の判定が
「NO」となるから、ST25へ進み、CPU41は、
メダル投入枚数の計数値nを1加算する。メダルが投入
される毎に、同様の手順を経て、メダル投入枚数の計数
値nが1ずつ加算されてゆくが、メダルが3枚投入され
ると、ST26の判定が「YES」となってST10へ
進み、選択スイッチ61の選択に応じて、ST11の始
動レバー14の強制的な操作またはST12の人為的な
操作が行われた後、ST16へ進む。メダルが1枚また
は2枚投入された時点で始動レバー14が遊技者により
操作された場合は、ST3の判定が「YES」となり、
つぎのST27の判定も「YES」であるから、ST1
6へ進む。なお、ST16では、メダル投入枚数の計数
値nがゼロにクリアされる。
【0049】かくして、ST18でリール8a,8b,
8cが一斉に回転した後、遊技者が停止釦スイッチ15
a,15b,15cのいずかを押操作すると、ST19
の判定が「YES」となり、CPU41は対応するリー
ルを停止させる(ST20)。同様の停止操作がすべて
のリール8a,8b,8cに対して実施されると、ST
21の判定が「YES」となり、有効な入賞ライン上に
停止したシンボルの判別が行われ、入賞が成立したかど
うかが判定される(ST22)。もし入賞が成立してい
れば、ST22の判定は「YES」であり、CPU41
は、メダル払出機6を駆動してメダルの配当を行う(S
T23)。もし特別入賞であれば、つぎのST24が
「YES」であり、「ボーナスゲーム」へ移行する。
【0050】なお、「ボーナスゲーム」においても、1
枚のメダルがメダル投入口16へ投入されたとき、また
は1枚ベットのベット釦スイッチ35が押されたとき、
CPU41は、強制操作機構60を駆動させて、始動レ
バー14が遊技者により操作されたのと同じ物理状態に
設定するが、そのような制御は、通常のゲームにおける
図9の手順に準じて容易に実現できるから、ここでは図
示並びに詳細な説明は省略する。
【0051】また、上記実施例では、シンボル可変表示
器10としてリール8a,8b,8cを用いているが、
これに限らず、液晶などの電気的な可変表示手段を用い
ることもできる。
【0052】
【発明の効果】請求項1,2の発明によれば、始動操作
具の操作でシンボル可変表示器の始動条件が整うように
設定されたスロットマシンにおいて、始動操作具の操作
を残して前記始動条件が整う状態になったとき、始動操
作具が遊技者により操作されたのと同じ物理状態になる
よう強制的に設定して、シンボル可変表示器を始動させ
るから、遊技者は、ゲーム開始のために始動操作具を操
作する必要がなく、ゲーム開始操作に伴う遊技者の疲労
感を軽減できる。しかも、始動操作具の操作をシンボル
可変表示器の始動条件としているから、スロットマシン
に固有の遊技操作はなくならず、スロットマシンに対す
る遊技者の興味を減退させることがない。
【0053】請求項3の発明では、始動操作具を遊技者
が操作するのか、始動操作具を強制操作機構により強制
的に操作させるのかをスイッチ操作で遊技者が選択でき
るようにしたから、始動操作具を操作するかどうかにつ
いて、遊技者の好みや気分などに対応させることができ
る、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるスロットマシンの斜
視図である。
【図2】スロットマシンの内部構造を示す正面図であ
る。
【図3】正面パネルの正面図である。
【図4】強制操作機構の構成を示す平面図である。
【図5】強制操作機構の構成を示す一部を破断した正面
図である。
【図6】強制操作機構の他の実施例を示す平面図であ
る。
【図7】図6の実施例の一部を破断した正面図である。
【図8】スロットマシンの電気的な構成を示すブロック
図である。
【図9】リール駆動部の回路構成とCPUの機能とを併
せて示したブロック図である。
【図10】制御装置による制御の手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
8a,8b,8c リール 14 始動レバー 40 制御装置 46 センサー 60 強制操作機構 61 選択スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動操作具の操作でシンボル可変表示器
    の始動条件が整うように設定されたスロットマシンにお
    いて、 始動操作具の操作を残して前記始動条件が整う状態にな
    ったとき、始動操作具が遊技者により操作されたのと同
    じ物理状態になるよう強制的に設定して、シンボル可変
    表示器を始動させることを特徴とするスロットマシンの
    始動制御方法。
  2. 【請求項2】 始動操作具の操作でシンボル可変表示器
    の始動条件が整うように設定されたスロットマシンにお
    いて、 始動操作具が遊技者により操作されたのと同じ物理状態
    になるよう強制的に設定する強制操作機構と、 始動操作具が操作された物理状態を検知して始動信号を
    出力するセンサーと、始動操作具の操作を残して前記始
    動条件が整う状態になったとき、強制操作機構を駆動さ
    せ、センサーより始動信号を入力したとき、シンボル可
    変表示器を始動させる制御装置とを備えて成るスロット
    マシン。
  3. 【請求項3】 始動操作具の操作でシンボル可変表示器
    の始動条件が整うように設定されたスロットマシンにお
    いて、 始動操作具が遊技者により操作されたのと同じ物理状態
    になるよう強制的に設定する強制操作機構と、 始動操作具を遊技者が操作するのか、始動操作具を強制
    操作機構により強制的に操作させるのかを遊技者が選択
    するための選択スイッチと、 始動操作具が操作された物理状態を検知して始動信号を
    出力するセンサーと、 始動操作具の操作を残して前記始動条件が整う状態にな
    ったとき、選択スイッチによる選択に基づいて強制操作
    機構を駆動させ、センサーより始動信号を入力したと
    き、シンボル可変表示器を始動させる制御装置とを備え
    て成るスロットマシン。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003210666A (ja) * 2002-01-17 2003-07-29 West C:Kk 演出動作可能な操作部を有するスロットマシン
JP2003325733A (ja) * 2002-05-10 2003-11-18 Igt Japan Kk スタートレバー装置、及びこれを備えた遊技機
JP2010220653A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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